JPH0121999Y2 - - Google Patents

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JPH0121999Y2
JPH0121999Y2 JP1986188635U JP18863586U JPH0121999Y2 JP H0121999 Y2 JPH0121999 Y2 JP H0121999Y2 JP 1986188635 U JP1986188635 U JP 1986188635U JP 18863586 U JP18863586 U JP 18863586U JP H0121999 Y2 JPH0121999 Y2 JP H0121999Y2
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thermochromic
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fibers
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は感温変色性繊維に関する。詳しくは極
めて強靭で安定性に優れ、且つ繊維特にアクリル
系繊維との親和力が良好な感温変色性粒状物が繊
維表面に固着したもので、繊維本来のもつ触感、
加工性を損うことがなく、各種糸、編織物、不織
布などに容易に加工でき、これら素材は本来の製
品特性に加えた温度による発色消色の優れた可
逆的変色機能を活用し、衣料、玩具、カーテン、
カーペツト、寝具などの繊維製品やかつら、ドル
ヘアなどに色彩効果商品として巾広く利用でき
る。 (従来の技術と問題点) 近時、各種の感温変色性物質が開発され、これ
らのうちたとえば、酸顕色性物質、酸性物質及び
溶媒の3成分からなる組成物が殊に色彩濃度にお
いて優れており、これら組成物の特長とする変色
挙動はUSP4560604号公報等に人形、ぬいぐるみ
等の玩具、カツプ、バケツ等の日用品、雑貨、タ
オル、T−シヤツ、衣料などの製品或は布帛にプ
リントやコーテイング法によつて直接固着して温
度変化による変色機能の活用が記載されている。
しかしながら、これらの方法では本考案が目的と
するカツトフアイバー或はフイラメントなどの繊
維原料に適用した場合、単繊維間の接着や硬化を
生じて不適であり、製品用途分野が限定されてい
た。而してこれら組成物の感温変色機能を利用し
て、更なる広範囲な産業分野への適用は永年の業
界の関心であり、今日まで繊維原料本来の特性を
損わず、これら組成物を強固に固着すべく下記の
如き試みが数多くなされて来た。すなわち、それ
ら組成物をそのまま適当な接着剤中に配合した
り、または該3成分を通常のマイクロカプセル内
包体として配合したインキを繊維成形物表面に吹
付けたり、フローコートしたり、あるいは浸漬し
たりして感温変色性繊維をうる方法が知られてい
る。しかし、これらの方法では、前記3成分混合
物である感温変色性物質の各成分が厳密な一定比
率においてのみ有効で、安定した熱変色性機能が
発揮される事実から、たとえば該3成分混合物を
そのまま接着剤中に配合した場合、これらの成分
が物理的に溶出、蒸発等により容易に系外に流出
する。あるいは該インキ中に含まれる溶剤、可塑
剤、低沸点モノマーなどが系内に侵入して十分な
変色機能が得られない、同様その後の製品加工時
の加熱、摩擦等の処理によつても著しくその機能
が損われるものであつた。又これが改善として前
記3成分混合物を公知のマイクロカプセル化させ
る方法においてはカプセル表面が多孔性の固溶体
となりやすく、加工時の加熱処理等により色彩濃
度が大巾に低下する欠点を有し、しかも繊維表面
に固着するのに多量の接着剤を必要とするため繊
維本来の触感、加工性を著しく阻害し、なおかつ
該被覆膜が摩擦や洗濯によつて剥離しやすく、何
れの場合も商品的価値の乏しいものや、商品化が
困難なものしか得られていない。 (問題点を解決するための手段) 本考案者らは、上記欠点を解決するために鋭意
検討を重ねた結果、酸顕色性物質、酸性物質およ
びこれら酸顕色性物質、酸性物質を溶解しうる溶
媒の3成分からなる混合物を熱硬化性樹脂でマイ
クロカプセル内包化させた粒状物に対し、更に親
水性高分子化合物及び架橋反応基を有するアクリ
ル酸エステル共重合樹脂にて表面被覆させて得た
感温変色性粒状物を含有するインキを、繊維特に
アクリル系繊維表面に固着せしめてなる感温変色
性繊維が従来の問題点を全て解決するものである
ことを見出した。すなわち、該粒状物の親水性高
分子化合物及び架橋反応基を有するアクリル酸エ
ステル共重合樹脂の表面被覆によつて、粒状物の
カプセル被覆が強靭となり、内包3成分混合物が
カプセル外へ離散したり、インキ中の低沸点モノ
マー、可塑剤、乳化剤などが内部に侵入する怖れ
もなく、初期の感温機能が有効に保全される。し
かも該粒状物は繊維特にアクリル系繊維との親和
力が極めて良好であるので、繊維への固着に際し
て特に接着剤を用いることなく強固に結合し、発
色濃度が高く、発色消色の変色機能に優れ、且
つ風合柔軟な感温変色性繊維を得ることが出来、
本考案の完成をみたのである。 本考案は、上記の通り、酸顕色性物質、酸性物
質およびこれら酸顕色性物質、酸性物質を溶解し
うる溶媒の3成分からなる組成物を熱硬化性樹脂
でマイクロカプセル内包化させた粒状物に、更に
親水性高分子化合物及び架橋反応基を有するアク
リル酸エステル共重合樹脂をもつて表面被覆した
感温変色性粒状物が繊維表面に固着してなる感温
変色性繊維に関するものである。以下に詳細を図
面を参考にして説明する。 本考案に用いる感温変色性粒状物(第1図およ
び第3図の3)を構成する酸顕色性物質として
は、たとえば3,3′−ジメトキシフルオラン
(黄),3−クロロ−6−フエニルアミノフルオラ
ン(黄橙),3−ジエチル−7,8−ベンゾフル
オラン(桃),3,3′,3″−(p−ジエチルアミノ
フエニル)フタリド(青紫),3,3−ビス(p
−ジメチルアミノフエニル)フタリド(縁),3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フエニルア
ミノフルオラン(黒)などの如き置換フエニルメ
タンあるいはフルオラン誘導体、各種インドリル
フタリド系色素あるいはスピロピラン類などがあ
げられる。これらから感温、感圧染料用色素とし
て任意の色相のものを容易に入手することがで
き、本考案ではこれらを単独で用いてもよく、2
種以上併用してもよい。 前記、酸顕色性物質と結合して顕色せしめる酸
性物質としては、たとえばp−フエニルフエノー
ル、ビスフエノールA、クレゾール、レゾルシ
ン、クロログリシン、フエノール樹脂オリゴマ
ー、β−ナフトールなどの如きフエノール類、ま
たはこれらの金属塩あるいはアンモニウム塩、5
−クロロベンゾトリアゾール、4−ラウリルアミ
ノスルホンベンゾトリアゾール、5−ブチルベン
ゾトリアゾール、ジベンゾトリアゾール、2−オ
キシベンゾトリアゾール、5−カルボエトキシベ
ンゾトリアゾールなどのごときベンゾトリアゾー
ル類またはこれらの金属塩あるいはアンモニウム
塩、さらにはレゾルシン酸、没食子酸、安息香
酸、ピロメリト酸、ステアリン酸、p−トルエン
スルホン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸な
どのごとき有機酸またはこれらの置換誘導体ある
いは金属塩などがあげられ、これを単独で用いて
もよく、二種以上併用してもよい。本考案ではこ
れらのうち1,2,3−トリアゾール類が最も有
効である。 前記酸顕色性物質および酸性物質を溶解し、こ
れらと共存せる溶媒としては、たとえばオクチル
アルコール、ドデシルアルコール、ミリスチルア
ルコール、オレイルアルコールなどのアルコール
類、ステアリン酸ラウリル、ラノリン、パルミチ
ン酸グリセライドなどのエステル類、ベンジリデ
ンアニリン、ベンジリデンステアリルアミン、ベ
ンジリデンフエニルヒドラジン、1,4−ビスフ
エニルアゾメチンなどのアゾメチン類、さらにア
セトアミド、ラウリン酸アミド、p−トルエンス
ルフオアミド、サリチル酸アミドなどのアミド
類、その他やし油、牛脂、ナフタレン、パークレ
ンなどがあげられる。 本考案に使用する上記3成分からなる組成物4
の組合せ実施例を第1表に示す。 なお第1表中のCVLは保土谷化学工業(株)製の
トリフエニルメタン系の青色感圧、感熱複写紙用
色素、PSD・HRは新日曹化学(株)製のフルオラン
系の赤色感圧、感熱複写紙用色素、消色温度とは
表示温度以上にて消色し、それ以下の温度では
青、緑または赤などに顕色している温度を意味す
る。
【表】 上記3成分混合物4は、たとえばポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹
脂5の1種または2種以上にて公知の内包化方法
たる界面重合法、IN SITE重合法などにより共
存封入内包化させた後、該粒状物を取出し、更に
親水性高分子化合物たるポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸塩、ゼラチン、メチルセルロー
ス、アルギン酸などの1種又は2種以上と、アク
リル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル
に、例えばスチレン、酢酸ビニル、ビニルトルエ
ン、アクリロニトリル、ブタジエンなどの共重合
モノマー及びN−メチロールアクリルアミド、ア
ルコキシメチルアクリルアミド、グリシジルアク
リレート、メタクリル酸ヒドロキシエチルなどの
架橋反応性のモノマーとで共重合したアクリル酸
エステル共重合樹脂6の水分散液あるいは乳化物
中に投入し、撹拌下60〜100℃,30〜120分加熱す
ることにより、該粒状物が更に表面被覆された構
成の感温変色性粒状物(第3図の3)の分散液を
得た。 次いで上記分散液中に、繊維2を常温にて浸漬
し、よく混合した後、取り出し遠心脱水機により
一定率に絞り、予備乾燥を行つた後、更に80〜
160℃×1〜10分熱処理して、第2図に示すよう
な感温変色性繊維1が得られた。尚浸漬法にかえ
て、該分散液を繊維に直接スプレーする、あるい
はマングルを使用したDIP−NIP法にて繊維表面
に付着させた後、上記同条件で乾燥、熱処理する
方法によつても全く同様効果の感温変色性繊維を
得ることができた。 本考案における該分散液中に紫外線吸収剤、酸
化防止剤、染料、蛍光染料、顔料、蛍光顔料、金
属粉、撥水剤、難燃剤、艶消剤、架橋剤、乾燥調
整剤、消泡剤などを配合してもよい。 (考案の作用効果) 本考案の感温変色性繊維は従来技術による不安
定な変色機能、繊維本来の触感、加工性を損傷す
るなどの問題点を改良したものである。即ち本考
案に用いた感温変色粒状物は、従来の熱硬化性樹
脂のみの内包物が3成分混合組成物の機能を有効
に発揮することが困難である事実を改良して、従
来内包物に対し、更に親水性高分子化合物及び架
橋反応基を有するアクリル酸エステル共重合樹脂
にて被覆したもので、その作用効果としては、親
水性高分子化合物が耐溶剤性、耐可塑剤性、造膜
性に優れた内包化皮膜を形成、加えてアクリル酸
エステル共重合樹脂が各種繊維特にアクリル系繊
維との優れた親和性をもち、かつ該共重合樹脂中
の架橋反応基が熱硬化性樹脂及び親水性高分子化
合物と架橋して一層強固な皮膜を形成するととも
に繊維とも架橋するはたらきを有することで、繊
維への固着において特に接着剤を用いることな
く、発色濃度及び発色消色機能に優れ、安定強
固で風合柔軟な感温変色性繊維を得るものであ
る。 本考案による感温変色性繊維は既述の通り繊維
本来の触感、加工性が損われないので、実施例に
あげたハイパイル、ウイグ、ドルヘアに限定され
ず、通常の紡績、編織、不織布などの生産におい
ても工程上何等問題なく実施出来るので、あらゆ
る繊維製品分野に適用してその熱変色機能が活用
出来る。 (実施例) 実施例 1 マラカイトグリーンラクトン2部、ビスフエノ
ールA4部、ベンジリデンステアリルアミン20部
からなる熱変色性組成物をエピコート802/エピ
キユアZ(油化シエルエポキシ(株)製)で内包化し
た微細カプセルを更に親水性高分子化合物として
アルギン酸及びアクリル酸エステル共重合樹脂と
してアクリル酸プロピル、アクリロニトリル、グ
リシジルアクリレートの共重合物で表面被覆した
熱変色性粒状物に、通常着色剤としてネオブルー
MR3部((株)松井化学工業製)を混合し、水中分
散させた処理浴にアクリル系繊維〔カネカロン
RCL 7d×51mm(鐘淵化学工業(株)製、ハイパイル
用原料)〕を常温で浸漬処理し、脱水、予備乾燥
の後、120℃、10分熱処理してハイパイル用感温
変色性アクリル系繊維を得た。該繊維は通常のス
ライバーニツト工程によつてパイル長20mm、目付
1Kg/mのハイパイルフアブリツクとし、更に裁
断縫製してぬいぐるみ人形或は動物を作成、幼児
用玩具として手にふれたり、温水に出し入れして
変色効果をたのしむことができた。この場合の変
色は約28℃以下で緑色、約28℃以上で青色と可逆
的に繰返し変色が可能であつた。 実施例 2 3−クロロ−6フエニルアミノフルオラン1
部、3−ジエチル−7,8−ベンゾフルオラン1
部、1,2,3−ベンゾトリアゾール2部、フエ
ノールホルマリン樹脂3量体3部、ミリスチルア
ルコール20部からなる熱変色性組成物をヘキサメ
チロールメラミンで内包化した微細カプセルを更
に親水性高分子化合物としてメチルセルロース及
びアクリル酸エステル共重合樹脂としてメタクリ
ル酸ブチル、アクリロニトリル、メタクリル酸ヒ
ドロキシエチルの共重合物で表面被覆した熱変色
性粒状物に通常着色剤としてネオエローMGR2
部((株)松井色素化学工業所製)を混合し、水中分
散させた処理浴を仕立て、アクリル系繊維〔カネ
カロンSBM 50d×TOW、総繊度90万デニール
(鐘淵化学工業(株)製、ウイグ用原料)〕をDIP−
NIP方式で浸漬、絞り、予備乾燥後120×10分熱
処理してウイグ用感温変色性アクリル系繊維を得
た。該繊維を通常のマシンメードウイグ生産方式
によつて、カーリング、みの毛工程、ポストミシ
ン組立てを経て約60g重量のロングコンビネーシ
ヨンスタイルを作成した。製品ウイグはカーニバ
ル、或はシヨー用ウイグとして使用して、その感
温変色効果は抜群であつた。この場合の変色は約
32℃以下で朱色、約32℃以上で黄色と可逆的に繰
返し変色が可能であつた。 実施例 3 マラカイトグリーンラクトン1.2部、3−クロ
ロ−6−フエニルアミノフルオラン0.8部、テト
ラゾール2部、フエノールホルマリン樹脂3量体
3部、ステアリル酸ラウリル20部からなる熱変色
性組成物をタケラツクU−25/タケネート
D110N(武田薬品工業(株)製)で内包化した微細カ
プセルを更に親水性高分子化合物としてポリビニ
ルアルコール及びアクリル酸エステル共重合樹脂
としてアクリル酸ブチル、酢酸ビニルN−メチル
アクリルアミドの共重合物で表面被覆した熱変色
性粒状物に通常着色剤としてネオグリーンMB
((株)松井色素化学工業所)を混合し、水中分散さ
せて処理浴を仕立て、アクリル系繊維カネカロン
フイラメント 720d/36F(鐘淵化学工業(株)製ド
ルヘアー用原料)をDIP−NIP方式で浸漬、絞
り、予備乾燥後、140℃×2分の熱処理してドル
ヘアー用感温変色性アクリル系繊維を得た。該繊
維は既知の方法にてカールをかけ、塩化ビニル系
プラスチゾルのスラツシユ成形でえられたスラツ
シユ人形の頭部にミシンで順次縫合せ、植毛して
人形のヘアーを形成した。該人形のヘアーは約25
℃以下で茶色に、約25℃以上では緑色と可逆的に
変化を繰返すことが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る感温変色性繊維の拡大断
面図、第2図A及びBは本考案繊維が発色A、消
色Bと可逆的に変色する状態を示す説明斜視図、
第3図は本考案に用いる感温変色性粒状物の拡大
断面図である。 1……本考案の感温変色性繊維、2……原料繊
維、3……変色性粒状物、4……酸顕色性物質、
酸性物質及び溶媒の3成分からなる組成物、5…
…硬化性樹脂、6……親水性高分子化合物及びア
クリル酸エステル共重合樹脂であり、5と6とは
組成物4の皮膜化成分である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 酸顕色性物質、酸性物質およびこれら酸顕色性
    物質、酸性物質を溶解しうる溶媒の3成分からな
    る組成物を熱硬化性樹脂で内包化した粒状物に、
    更に親水性高分子化合物及び架橋反応基を有する
    アクリル酸エステル共重合樹脂をもつて表面被覆
    した変色性粒状物が繊維表面に固着してなる感温
    変色性繊維。
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