JPH0124821B2 - - Google Patents

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JPH0124821B2
JPH0124821B2 JP10891080A JP10891080A JPH0124821B2 JP H0124821 B2 JPH0124821 B2 JP H0124821B2 JP 10891080 A JP10891080 A JP 10891080A JP 10891080 A JP10891080 A JP 10891080A JP H0124821 B2 JPH0124821 B2 JP H0124821B2
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JP
Japan
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mica
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chloride resin
weight
vinyl chloride
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JP10891080A
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English (en)
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JPS5734147A (en
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Makoto Fukuda
Shiro Suzuki
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は塩化ビニル樹脂にマイカと炭酸カルシ
ウムとを混合してなる高剛性で高衝撃強度を有す
る塩化ビニル樹脂(以下PVCと呼ぶ)組成物に
関するものである。 硬質PVCは、多くの特質を生かし種々の用途
に用いられている。 その大きな用途はパイプ、建材等であるが、一
つの問題として下水管、室内配管等に用いた場
合、自重によるたわみのため流れを滞留させた
り、建築施工の妨げになつたりする場合があり、
多くの支えを必要とする。これらを解決するには
剛性を向上することが不可欠である。 剛性を向上させるには大体の指針として次の式
で説明されているように、剛性率の大きな充填材
を添加するのが良い。 Ec=VmEm+VfEf (混合物の法則の方程式) (式中:Ec=混合物のヤング率 Em=プラスチツクマトリツクスのヤング率 Ef=強化用充填材のヤング率 Vm=プラスチツクマトリツクスの容量部分 Vf=強化用充填材の容量部分) 強化用充填材としては一般的には、ガラス繊
維、アスベスト、針状珪酸カルシウム、亜硫酸カ
ルシウム等の繊維状充填材が知られている。だ
が、これらの繊維状充填材で強化した複合材料
は、配向方向と直角方向で著しく物性が異なり、
不規則に分散するときは混合物の法則から典型的
混合物について予期される値のわずか20%の効果
しか示さない。しかし異方性でない充填材として
薄板状のマイカ等があり、予期される値の90%迄
の効果を示すことが知られている。これは小板が
自発的にならぶ傾向があり、かつ小板が高充填さ
れた場合適度の剪断作用にかけると良好な配向を
示すためである。 マイカは、縦又は横のいずれか大なる方の長さ
(l)と厚み(d)の比(以下アスペクト比と呼ぶ)
が大きく物性に異方性がでないことで特に有利で
あるが、伸度、衝撃強度を著しく低下させる欠点
がある。 例えばPVC100重量部にマイカを加えてゆくと
第1表のようになる。
【表】 尚PVCは呉羽化学製(重合度1000)S901、マ
イカは山口雲母製A−21(アスペクト比30、平均
粒径10μ)を使用した。PVCにマイカを加えるこ
とにより曲げ弾性率で代表される剛性が向上した
わみ性を改良することができるが、マイカの多量
を加えると耐衝撃性が劣化し実用に供することが
できない。 この耐衝撃性を補うために、各種市販の衝撃性
補強剤を添加することが考えられたが、強化剤は
ゴム的性質のものであるため剛性を低下させる欠
点がある。またマイカの添加系では耐衝撃性の低
下はマイカの部分に応力が集中し衝撃性向上効果
を充分に発揮できず、実用に供する成形物が得ら
れなかつた。 すなわち、剛性と衝撃強度の両者を満足させる
ことは通常の方法では困難であつた。 本発明者等はPVCの剛性を保持し、且衝撃強
度を低下させることのない補強剤について検討を
続けた結果、特定の粒度の炭酸カルシウムを
PVCに添加してゆくとある範囲の添加量で衝撃
強度を大巾に向上せしめ、しかも剛性も添加量に
伴い向上することを見出した。即ちPVC100重量
部に本発明規定の特定又は一般の炭酸カルシウム
を夫々所定量添加した場合の曲げ弾性率、衝撃強
度の結果を第2表に示す。
【表】 しかもこの特定粒度の炭酸カルシウムを一定範
囲でPVC−マイカ系の混合物に添加すると、ゴ
ム的性質の耐衝撃剤を添加した場合と異なり衝撃
強度を低下せしめることなく剛性を大巾に向上せ
しめることができ本発明に到達した。 本発明はPVC100重量部にアスペクト比5〜
1000のマイカ3〜20重量部及び平均粒径1μ以下
の炭酸カルシウム15〜50重量部を混合した組成物
であり、剛性率を向上せしめるためにマイカを加
え、そのために低下する衝撃強度を炭酸カルシウ
ムで補強したものである。これにより耐衝撃性の
低下を防ぐことができたのである。 本発明PVC組成物は、それを成形したものに
ついての曲げ弾性率が当該PVCのそれの1.5倍以
上であると共に耐衝撃性が当該PVCのそれと少
なくとも同等である。 これは一般に知られている如く、欠陥部が一部
でもあればそこに応力が集中するため衝撃強度が
著しく低下するという一般概念からすると驚くべ
きことである。 本発明に用いるマイカは、KAl2
(OH)2Si3AlO10、KMg3(OH)2Si3AlO10、CaAl2
(OH)2Si2Al2O10等で代表されるマイカ類で、ア
スペクト比が5〜1000を有する鱗片状のものが使
用される。剛性率を向上させるためにはアスペク
ト比の大きい方が良いが、アスペクト比が大きす
ぎるとマイカの板状結晶が破壊されやすく、また
その端部に応力が集中しやすく衝撃強度が極端に
低下する。アスペクト比は5〜1000、好ましくは
5〜300のものが良い。これらのマイカはシラン、
カツプリング剤、有機チタネート、脂肪酸等の低
分子物或いは樹脂等により表面処理をほどこして
使用してもよい。またマイカの使用量は3〜20重
量部好ましくは5〜20重量部であり、これより少
ないと剛性率向上の効果がなく、20重量部より多
いと衝撃強度が低下する。 本発明に用いる特定粒度の炭酸カルシウムは平
均粒径1μ以下のものが用いられ、特に好ましく
は07μ以下のものがよい。またその表面は脂肪酸
等の低分子有機物で表面処理されたものが有利で
ある。粒子径が1μ以上であると第2表に示すよ
うにPVC混合物の衝撃強度を向上せしめる効果
がない。 又、炭酸カルシウム量は10重量部以下であると
衝撃強度向上効果がなく、50重量部以上になると
逆に衝撃強度が低下するので15〜50重量部の範囲
が好適である。 本発明のポリ塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルと酢酸
ビニル、無水マレイン酸、エチレン、プロピレン
等との共重合体、塩素化ポリ塩化ビニル樹脂のよ
うな変性樹脂を含み、これを単独又は混合して使
用することも可能である。配合剤としては鉛系、
錫系、Ca−Zn系等の安定剤、滑剤、加工性改良
剤を添加することが出来る。 本発明のマイカ、炭酸カルシウムと塩化ビニル
系樹脂との混合物は通常の方法で成形される。即
ち、成形加工は二本ロール、単独押出機、二軸押
出機、若しくは特殊な混練機によつて直接成形す
る方法、又は二本ロール、バンバリーミキサー、
単軸押出機、二軸押出機、若しくは特殊な混練機
によつてペレツトを製造し、射出成形、吹き込み
成形、押出成形、カレンダー成形、溶融紡糸加工
等によつて成形する方法である。いずれの場合も
成形機に限定があるわけではなく、成形物の特徴
をそこなわないものであれば良い。 本発明は、マイカの剛性付与効果と特殊な炭酸
カルシウムの衝撃強度付与効果とを組合せること
により、従来にない高弾性率(PVC樹脂の1.5倍
以上)で耐衝撃性(少くともPVC樹脂と同等)
も同時にもつ画期的な塩化ビニル樹脂組成物を提
供するものである。 以下実施例により詳細に説明するが、何らそれ
らに限定されるものではない。 実施例 1〜3 呉羽化学〓製塩化ビニル樹脂(PVCと以下記
述する。)S901(:1000)100部に安定剤として
オクチル錫メルカプチド化合物2.0部、グリセリ
ンモノステアレート0.8部、ポリエチレンワツク
ス1.0部、ステアリン酸0.5部を添加し、更に山口
雲母工業〓製マイカA−21(平均粒径約10μ、、ア
スペクト比30)、フアイザー社(米)製炭酸カル
シウムスーパーフレツクス−200(平均粒径約
0.7μ)を加え、熱ロール190℃で3分間混練し、
その後200℃熱プレス機で成形を行つた。その成
形物を用い曲げ弾性率、強度、衝撃強度を測定し
た。その結果を第3表に示す。 曲げ弾性率、強度、衝撃強度の測定は夫々
JISK−7203硬質プラスチツク曲げ試験法及び
JISK−7111硬質プラスチツクのシヤルピー衝撃
試験法に基づく。(以下の実施例の物性値も同様
である。)
【表】 第3表に示したように、PVC単独に比べ弾性
率、衝撃強度共に向上する。特に弾性率が2倍以
上になるにもかかわらず衝撃強度が低下しないこ
とがわかつた。 実施例 4〜5 実施例1で用いた安定剤処方でPVC、マイカ、
CaCO3を用い、小型単軸押出機(50mmφ口径)
で板状押出成形物を作つた。この成形物の曲げ弾
性率、最大強度、衝撃強度を測定した。その結果
を第4表に示す。
【表】 第4表に示したように、比較例2〜4ではマイ
カ、CaCO3を別々に加えた場合を示したが、マ
イカ単独では曲げ弾性率、強度は向上するが衝撃
強度は大巾に低下する。CaCO3単独では衝撃強
度は向上するが曲げ弾性率の向上は少なく、強度
は低下する。それに比べ本発明成形物は、PVC
単独に比べ曲げ弾性率、強度、衝撃強度共に明ら
かに向上する。 又、実施例4においてCaCO330重量部の代り
に市販の耐衝撃剤であるMBS樹脂(メチルメタ
クリレート/ブタジエン/スチレン共重合体)
〔クレハ化学工業〓製BTAF〕20重量部を使用
すると曲げ弾性率が330Kg/mm2で衝撃強度8.6Kg・
cm/cm2であり、弾性率が遥かに劣つていた。 実施例 6〜9 PVCS−901 100重量部に山口雲母工業〓製マ
イカA−11(平均粒径約3μ、アスペクト比10)、
A−21(平均粒径約10μ、アスペクト比30)、A−
51(平均粒径約100μ、アスペクト比300)、A−71
(平均粒径約200μ、アスペクト比750)各10部と
炭酸カルシウムスーパーフレツクス200(平均粒径
約0.7μ)を添加し、熱ロール190℃で3分間混練
し、その後200℃熱プレス機で成形を行つた。そ
の成形物を用い曲げ弾性率、強度、衝撃強度を測
定した。その結果を第5表に示す。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル樹脂に充填剤を配合してなる塩化
    ビニル樹脂組成物において、充填剤が塩化ビニル
    樹脂100重量部につきアスペクト比5〜1000のマ
    イカ3〜20重量部および平均粒径1μ以下の炭酸
    カルシウム15〜50重量部からなり、その成形物の
    曲げ弾性率が該塩化ビニル樹脂のそれの1.5倍以
    上であると共に耐衝撃性が該塩化ビニル樹脂のそ
    れと少なくとも同等であるものであることを特徴
    とする、高剛性塩化ビニル樹脂組成物。
JP10891080A 1980-08-08 1980-08-08 High-rigidity vinyl chloride resin composition Granted JPS5734147A (en)

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