JPH01272587A - マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤 - Google Patents
マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤Info
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- JPH01272587A JPH01272587A JP25196888A JP25196888A JPH01272587A JP H01272587 A JPH01272587 A JP H01272587A JP 25196888 A JP25196888 A JP 25196888A JP 25196888 A JP25196888 A JP 25196888A JP H01272587 A JPH01272587 A JP H01272587A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は新規な抗生物質であってMI198物質と総称
される一群の新規化合物に関する。またこれらはMI1
98物質の製造法に関する。さらに本発明はMI198
物質を有効成分として含有する線虫又は回虫の如き線形
動物の殺滅剤、並び昆虫、ダニの如き節足動物の殺滅剤
に関する。また1本発明はMI198物質を生産できる
特性をもつ新規な微生物にも関する。 (従来の技術、及び発明が解決すべき課題)各種のマク
ロライド系抗生物質が殺菌活性を有することが知られて
いる。また、マクロライド系抗生物質に属する複合物質
の形の抗生物質B−41が殺虫殺ダニ作用をもっことが
知られている(特開質B−410が殺ダニ活性及び駆虫
活性をもっことが知られている(特開昭61−2166
99号公報;米国特許第4,346.171号)が、抗
生物質B−41及びB−410を含めて、それ、らの類
縁化合物はミルベマイシン類(履i1bemycins
)と総称されてマクロライド系抗生物質に属する公知の
抗生物質である(「ザ・ジャーナル・オブ・アンティビ
オティクス」33巻1120〜1127頁、同36巻5
02〜SOa頁および同36巻509〜515頁)、ミ
ルベマイシン類のうちの若干の化合物は動物、植物、ヒ
トに寄生する線虫の如き有害な線虫動物の駆除剤として
知られる。 殺菌剤を初め、有害生物の殺滅剤として従来知られ又は
使用されている既知の化合物よりも優れた性質を示す新
しい化合物を発見又は創製することは常に要望されてお
り、研究が行われている。 (課題を解決するための手段) グロスコピカスに属する新菌株を分離することに成功し
た。そして、この新菌株が新しいマクロライド系抗生物
質を産生ずることを見出し、これをMI198物質と命
名した。このMI198物質は殺線虫活性、殺虫活性及
び殺ダニ活性を示すことを見出した。更に研究を続けた
結果、MI198物質は多数の成分物質よりなる複合物
質であって、これからはMI19&−Z、物質、MI1
911−2.物質、MI198−2.物質及びMI19
8−24物質及びMI198−Z、物質、MI198−
Z、物質、MI198−2.物質、MI198−Z、物
質、MI198−Z、物質、MI198− Z、。物質
、MI198−Z、、物質、MI198−Zxz物質及
びMI198−Z、、物質が分離されること、またこれ
ら13種の物質が夫々に殺線虫活性、殺虫活性及び殺ダ
ニ活性を示すことも見出した。そしてこれら13種の物
質の化学構造を決定して新規化合物であることを確認し
、また後記の一般式(I)により総括的に表わせること
を知見した。 本明細書においては、特に但し書きのない限り、単にM
I198物質と記載されるときは、それは、MI198
−Z、物質、MI198−22物質、MI198−Z、
物質及びMI198−Z、物質、並びニMI198−Z
、物質からMI198−2□。 物質までの物質のすべて、あるいはそれらのうちの何れ
か二つ又はそれ以上の混合物を指すか、若しくはそれら
のうちの単離された一つの物軍を意味するものである。 従って、第1の本発明によれば、次の一般式〔式中、R
1は次式 (但しR3,R4、Rs及びR1は夫々に水素原子、メ
チル基又はエチル基である)で表わされるアシル基であ
り、R1はメチル基、エチル基又はイソプロピル基であ
る〕で示される化合物である抗生物質MI198物質が
提供される。 本発明のMI198物質は、特にミルベマイシンに類似
した骨格構造を持つが、ミルベマイシンを含めて抗寄生
虫活性の抗生物質のすべてよりも強い抗線虫活性を自活
線虫のケノラブディテイス・エレガンス(Caenor
habditis elegans)に対して発揮する
。更に、MI198物質は、ナミハダニの如きダニ類の
成虫および卵、またアカイエカの如き昆虫の成虫、幼虫
および卵に対し強い殺虫、殺卵作用を示す。 MI198物質は、哨乳動物に対して非常に毒性が低く
、ソ(7) MI198−Z、 及びMI198−Z、
物質はマウス(ICRdlll性)経口投与におけるL
D、。値がいづれも2000mg/kgより大きいもの
である。 MI198物質は、安定な中性物質であり、0.1%の
ケロシン溶液又はアセトン溶液は室温2か月の保存後で
も抗線虫力価の低下がない、 MI198物質の1 w
cg/mQの水溶液は4℃、1か月の保存後でも抗線虫
力価の低下がない。 従って、MI198物質は、他の抗線虫性のマクロライ
ド抗生物質と同様に、ヒトおよび動物の内部寄生虫、例
えばイヌ、ニワトリの回虫、および外部寄生虫として知
られる線形動物の殺滅、駆除に実用でき、さらに植物に
寄生する線形動物および節虫動物の殺滅、駆除、あるい
は動物に寄生する又は食品や繊維などを食害する節足動
物の殺滅、駆除などに実用できる。 本発明(7) MHQ&−Z、物質〜MI198−Z、
、物質の化学構造を次の第1表に詳しく示す。 男−よ−表 (jlW1表つづき) 傾I表つづき) なお1Ml198− Z、物質、MI198− Z、物
質及び81198−Z、物質は、R1で示されるアシル
基がトランス型の場合とシス型の場合を包含しており、
MI198−Z、物質1MI198−Z、物質及び物質
MI198−Z、物質は基R1の部分についてトランス
型とシス型との混合物であることがNMR分析で判明し
ている。現在のところこれらを相互に分離することには
未だ成功していない。 次に、本発明のMI198−Z、物質〜MI198−2
..物質の理化学的性状について記載する。 (イ) MI198−Z工物質 1)外観:白色無定形固体 2)マススペクトル: FDMS tribe 627(M+1)EIMS y
m/e 526.508.181.1533)分子量:
626 4)紫外線吸収スペクトル:添付図面の第1図に示す。 λEtOH(ε)235止(27,500)ax 243nm(27,700)、 252nm(sh)
5)赤外線吸収スペクトル(KBr) :添付図面の第
2図に示す。 6)核磁気共鳴スペクトル: 400メガヘルツ、重ク
ロロホルム中で室温で測定したスペクトルを添付図面の
第3図に示す。 7)溶解性:酢酸エチル、アセトン、エタノール、メタ
ノール、クロロホルム、ベンゼンに易溶、水に難溶。 8) 薄層クロマトグラフィー二Rf値 0.24吸着
剤:メルク社製 キーゼルゲル60F!s。 展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル(3:1)9) 高速
液体クロマトグラフィー: 保持時間 9.12分 カラム:センシュー科学−の逆相カラム5SC−ODS
−161 溶 媒ニア5%アセトニトリルー水 流 速: 1.5mQ/分 検 出: 240nmの紫外線 (a ) MI198−2.物質乃至MI198−Z
i3物質1) MI198−2.、MI198−Z3
. MI198−2.、 MI198−28MI198
−Zい MI198−2.、MI198−2.、MI1
98−Z、、81198−Zl、、MI19&−Z、、
、 MI193−Z、、及びMI193Z13の各物質
は、外観は白色無定形の固体であり、MI198−2.
物質と同様の溶媒溶解性を示す。 2) MI198−ZJ至MI198−Zl3 の各
物質のEI?Xスペクトルのデータ及びこれら各物質の
分子式はMI198−Z、物質のそれと併せて、後記の
第2表に示す。 3) MI198−Z、乃至MI198−ZX3(7
1各物質の紫外線吸収スペクトル(UV)(エタノール
溶液で測定)及び赤外線吸収スペクトル(IR) (ク
ロロホルム溶液で測定)は、MI198−2.物質のそ
れと併せて、後記の第3表に示す。 4) MI198−Z2乃至MI198−Z、 (7
)各物質ノシリカゲル薄層クロマトグラフィー(メルク
社製のシリカゲル“キーゼルゲル60F2.4”(20
cm X 20cm)の薄層プレートを使用し、後記の
4種の混合溶媒系を展開溶媒として使用)のRf値は、
81198−Z、物質のそれと併せて、後記の第4表に
示す。 1」2羞 溶媒系l:四塩化炭素−ジオキサン (as : 15
)溶媒系■:ベンゼンー酢酸エチル (go : 2
0)溶媒系■:ヘキサンー酢酸エチル (75: 2
5)溶媒系■:ヘキサンーアセトン (70: 3
0)溶媒系V:クロロホルムー酢酸エチル(75: 2
5)次に本発明のMI198物質の製造について説明す
る。 MI198物質は、MI198物質生産菌、例えばスト
レプトミセス時バイグロスコピカス(streptom
yceshygroscoρ1cus)に属して且つ本
発明者らによって土壌より単離された新菌株MI198
−fF29を培養することによって培養物中に産生され
る。 MI198−fF29株を培養する場合には、こ
の培養物、主として培養菌体から、先ず有機溶媒抽出法
により、MI198−Z8物質を主成分として且つ81
198−Z4物質からMI19B−21,物質を副成分
としてこれら各物質から混成される複合体の形のMII
Q8物質が採取される。この混成のMI198物質r(
物質体)をシリカゲル薄層クロマトグラフィー及び(又
は)高速液体クロマトグラフィーにかけると、各々の成
分の2い22,2..21.26.2..2..21、
zs−zzs、zxi、ZXZ及びZX3物質を夫々に
単離できる。 従って、第2の本発明によると、ストレプトミセス属に
属するMI198物質生産菌を培養し、その培養物から
前記の一般式<1)で表わされる化合物である抗生物質
MI198物質を採取することを特徴とする、抗生物質
MI198物質の製造法が提供される。 第2の本発明の方法に用いるMI198物質生産菌の一
例としては、前記の新菌株MI198−fF29があげ
られる。この新菌株は、昭和61年8月、東京都大田区
萩中公園の土壌より分離された放線菌で、81198−
fF29の菌株番号が付されたものである。このMI1
98−fF29株の菌学的性状を以下に記載する。 1、形態 81198−fF29株は、顕微鏡下で分枝した基中菌
糸より気菌糸を伸長する。気菌糸はらせんを形成し。 輪生技および胞子のうけみとめられない、この菌株は、
常法に従って電子顕微鏡で1!察すると、個々の胞子の
判別が難かしく、クライオ・システムを利用した。その
結果、気菌糸の先端MI0個以上の胞子の連鎖をみとめ
、胞子の大きさは約0.7〜0.8xO,9x1.0ミ
クロンであった。なお、胞子の表面はいぼ状である。 2、各種培地における生育状態 色の記載について〔〕内に示す表準は、コンテイナー・
コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニ
ー・マニュアル(ContainerCorporat
ion of AmericaのCo1or harm
onya+anual)を用いた。 (I)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無
色〜うす黄(2gc、Bamboo)の発育上に、白の
気菌糸をうつすらと着生する。溶解性色素はみとめられ
ない。 (2)グルコース、アスパラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄(2gc、 Bamboo) 〜I−gc、Du
styYellow) 〜黄茶の発育上に、黄味状(I
4ca、 Cream)〜明るい藁灰(2ge、 Co
vert TanN2 igtSlate Tan)の
気菌糸を着生し、溶解性色素は黄色味をおびる。気菌糸
は、培養後2週目頃より湿潤化がみとめられる。なお、
発育および溶解性色素は、 HCI又はNaOHによる
色の変化を示さなかった。 (3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地S、27℃培養) うす黄〜黄茶の発育上に、黄味灰〜明るい藁灰の気菌糸
を着生し、溶解性色素は黄色味をおびる。 気菌糸は、培養後2週間目頃より湿潤化がみとめられる
。 (4)スターチ・無機塩寒天培地Cl5P−培地4,2
7℃培養) うす黄(I−qc、 Dusty Yellow)〜に
ぶ黄(lLne。 Antique Gold)の発育上に、黄味状(le
a、CanaryYellow) 〜明るい藁灰(2g
e、 Covert Tan−2i5late Ta
n)の気菌糸を着生し、培養後期になって気菌糸は湿潤
化する.溶解性色素は黄色味を呈する。 なお、発育および溶解性色素は、HCI又はNaOHに
よる色の変化はみとめない。 (S)チロシン寒天培地( l5P−培地7,27℃培
養)うす黄(2 gc, Bamboo 〜t4 ic
, Lt. AntiqueGoldl ”−にぶ黄の
発育上に黄味状(lea, CanaryYellow
) 〜明るい藁灰(2 ge, Covert Tan
)〜明るい灰(2fe, Covert Gray)の
気菌糸を着生する。 溶解性色素は、培養初期はうすピンクであるが、後期に
は特徴あるつよいにぶ黄となる.なお、発育および溶解
性色素は、HCI又はNa0)lによる色の変化を示さ
ない。 (6)栄養寒天培地(27℃培養) うす黄( 2 gc, Bamboo)の発育上に、白
の気菌糸を着生する.溶解性色素はみとめられない。 (7)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) 発育上に、黄味状(I!− ca, Cream)明る
い灰(2fe。 Covert Gray) 〜明るい藁灰(2 ig,
5late Tan)の気菌糸を着生し、溶解性色素
は黄色(I’ ga+Butter Yellow)で
ある、気菌糸は、培1後Jli潤化がみとめられた.な
お、発育および溶解性色素のHCI又はNaOHによる
色の変化はみとめられない。 (8)オートミール寒天培地(ISP=培地3,27℃
培養) 無色〜うす黄の発育上に、黄味灰〜明るい灰(3 fe
, 5ilver Gray)〜明るい藁灰(3xg。 Be1g6 Brovn)の気菌糸を着生する.気菌糸
は湿潤化がみとめられる.溶解性色素は、かすかに黄色
味をおびる程度である。 (9)グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無色
〜うす黄の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素
はみとめられない。 (I0)スターチ寒天培地(27℃培養)無色〜うす黄
の発育上に、白の気菌糸をうつすらと着生する.溶解性
色素はみとめられない。 (I1)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)無色〜う
す黄の発育上に、白の気菌糸をきわめてわずかうつすら
と着生する。溶解性色素はみとめられない。 (I2)セルロース(濾紙片添加合成液、27℃培養)
発育は無色、気菌糸は灰白〜明るい藁灰を呈する.溶解
性色素は認められない。 (I3)ゼラチン穿刺培養 15%単純ゼラチン培地(20℃および24℃培養)で
は、無色〜うす黄の発育上に、白の気菌糸をわずかに着
生する。グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(27℃
培養)においては、発育はうす黄、気菌糸は着生しない
、溶解性色素は、いずれの場合も認められない。 (I4)脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうす黄(2gc、 Bamboo)、気菌糸は着
生せず、溶解性色素もみとめられない。 3、生理的性質 (I)生育温度範囲 スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.各温度で
培養)を用い、20℃、24℃、27℃、30℃、37
℃、50℃の各温度で試験した結果、37℃、50℃を
除いて、そのいずれの温度でも発育したが、生育至適温
度は27℃〜30℃付近と思われる。なお、脱脂牛乳に
おいては、37℃での生育がみとめられた。 (2)ゼラチンの液化(I5%単純ゼラチン培地、20
℃および24℃培養;グルコース・ペプトン・ゼラチン
培地、27℃培養) 24℃培養の15%単純ゼラチン培地では、培養後10
0日目頃り、グルコース・ペプトン・ゼラチン培地にお
いては、培養後7日目頃より、それぞれ液化が始まり、
その作用は中程度である。なお、20℃培養の15%単
純ゼラチン培地の場合は、培養後188日目頃、液化状
を呈するが、その作用は弱い方である。 (3)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
およびスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) スターチ・無機塩寒天培地においては、培養後5日目頃
より、スターチ寒天培地の場合は培養後7日目頃より、
水解性がみとめられ、その作用は中等度である。 (4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 培養後7日目頃より凝固状を呈し、2〜3日間で完了後
、ペプトン化が始まる。その作用は中等度である。 (5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、 l5P−培地1;ペプトン、イースト・鉄寒
天培地、 l5P−培地6;チロシン寒天培地、 l5
P−培地7;いずれも27℃培養)いずれの培地でも陰
性である。 (6)炭素源の利用性(プリドハム・ゴドリーブ寒天培
地、l5P−培地9;27℃培養)D−グルコース、L
−アラビノース、D−キシロース、D−フラクトース、
シュクロース、イノシトール、ラムノース、ラフィノー
ス、D−マンニトールを利用して生育する。 (7)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天培地、2
7℃培養) 培養後155日目頃り、リンゴ酸石灰の溶解をみとめる
。その作用は中等度〜強い方である。 (8)硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリ含有ペプト
ン水、 l5P=培地8,27℃培養)陽性である。 (9)セルロースの分解(濾紙片添加合成液、27℃培
養) 陰性である。 以上の性状を要約すると、MI198−fF29株は、
その形態上、気菌糸はらせんを形成し、輪生枝及び胞子
のうはみとめられない。また、成熟した胞子鎖は10個
以上の胞子を着生し、その表面はいぼ状である0種々の
培地で、うす黄〜黄茶、あるいはにぶ黄の発育上に黄味
灰〜明るい灰〜明るい藁灰の豊富な気菌糸を着生する。 溶解性色素はつよいにぶ黄色、あるいは黄色味をおびる
程度の場合と、全くみとめられない時もあり、メラニン
様色素の生成は陰性である。スターチの氷解性及び蛋白
分解力は、共に中程度である。 なお、細胞壁に含まれる2、6−ジアミノピメリン酸は
LL−型であった。 これらの性状より、MI198−fF29株は、ストレ
プトミセス(針■匹匹匹見)に属するものと考えられ、
近縁の既知菌種を検索すると、ストレプトミセス・ハイ
グロスコピクス(針匹吐匹■弘 h rosco 1cus、文献1 、 Inter
national Journalof System
atic Bacteriology、 22巻、30
7頁。 1972年;文献2. S、 A、 Vaksn+an
著TheActinomycetes、 2巻、23
0頁、 1961年)があげられる、また、本菌株の産
生するMI198物質と類似の抗生物質ミルベマイシン
ズ(Milbemycins)の生産株であるストレプ
トミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレ
オラクリモスス(Stre ton ces hv r
osco 1Cus 5ubsp。 aureolacrimosus、文献3: rMil
bemycins、 a newfamily of
macrolide antibiotics: pr
oducingorganism and its m
utants、 The Journal ofAnt
ibioticsJ、 36巻、438頁、 1933
年)も、近縁と考えられる。そこで、MII98−fF
29株の性状とストレプトミセス・ハイグロスコピクス
およびストレプトミセス・ハイグロスコピクス・サブス
ペシス・アウレオラクリモススの文献記載の性状とを比
較して検討し、その検討結果を次の第5表に示した。 第5表から明らかなように、MI198−fF29株と
ストレプトミセス・ハイグロスコピクス及びストレプト
ミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレオ
ラクリモススとは、いずれもよく類似している。しかし
、発育及び溶解性色素の特徴ある強い黄色、脱脂牛乳の
凝固、硝酸塩の還元反応、シュクロース及びラフィノー
スの利用等の点で、MI198−fF29株は、ストレ
プトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウ
レオラクリモススにより近縁であると考えられる。一方
、ストレプトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシ
ス・アウレオラクリモススがストレプトミセス・ハイグ
ロスコピクスと異なる点を、前記の文献でみると(I)
気菌糸の上に黄金色の水滴をつける、(2)発育の色は
黄茶である、(3)シュクロースとラフィノースを利用
する、(4)ミルベマイシン族を生産するの4点があげ
られている。 MI198−fF29株の性状は、これ
ら4点について、すべてを肯定出来るものである。そこ
で、MI19111−fF29株を、ストブトミセス・
ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレオラクリモ
スス(銹匹匹憇匹並 h rosco 1cus 5ubsp、 aure
olacrimosus)MI198−fF29と同定
した。 なお、MI198−fF29は工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託申請し、昭和62年9月5日、微工研菌
寄第9566号として受託され、現在はブタペスト条約
の規定で寄託移行されて微工研条寄第2059号として
寄託しである。 第2の本発明の方法を実施するに当っては、MI198
物質生産菌を、放線菌の培養について知られる一般の培
養法によって培養する。 MI198物質は、主とし
て、培養された菌体中に生産蓄積する0本法では、好ま
しくは、MI198−fF29株を適切な条件で培養さ
せてM098物質を生産する。培養に用いる培地は放線
菌の培養に常用される炭素源、窒素源、無機塩などを含
有する。炭素源としては、マンノース、グルコース、マ
ルトース、デキストJJン、澱粉、水あめ、糖蜜、大豆
油など公知のものが使用できる。窒素源としては大豆粉
、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、乾燥3母、NZア
ミン、硝酸塩、アンモニウム塩など公知のものが使用で
きる。 培養は好気的条件下で行われ、培養温度は25〜35℃
、好ましくは27〜32℃、培養時間は5〜14日で行
われる。 MI198物質を培養物から採取するには、MI198
物質が水に難溶性の安定な中性物質であることを利用し
て、原則的には、下記の方法によるのが好ましい、培養
物から菌体を濾取又は遠心法により集め、その菌体を低
級アルコール、またはアセトンのような水と混和性の有
機溶媒例えばメタノール、エタノールで抽出し、溶媒を
留去した後、水と非混和性の有機溶媒(たとえば酢酸エ
チル)と水を加えて撹拌し、水層を除去した後、有機溶
媒層を蒸発乾固する。培養が適切に行われたときは、こ
の乾固物MI0%前後のMI19B物質(混成複合物と
して)が通常含有される。この乾固物は、使用の目的に
よっては粗製のMI198物質として、そのまま実用に
供し得る。更に純度を高めるには、無極性炭化水素(た
とえばケロシン)で抽出する及び(又は)シリカゲル系
のカラムクロマトグラフィーによる精製にかける。必要
に応じて、セファデックスLH−20のような分子篩に
低級アルコール溶液として通せば、純度95%以上のM
I198物質(混成複合物として)が得られる。 MI
198物質(混成複合物)から、夫々にMI198−Z
工物質とその他の成分物質を相互に分離するためには、
高速液体クロマトグラフィーにかけるのがよい。 81198物質の検定は下記の方法(I)又は(2)に
よるのが適当である。 (I)生物による検定 線虫のケノラブディティス・エレガンスのN。 (IBR)株のし、期幼虫乃至は成虫の200〜300
匹を、NaC10,3%とバクト・ペプトン(デイフコ
社)0.25%を含みPH7,0に調整した水溶液1m
Rに懸濁し、25〜27℃で自由活動させる。そこへM
I198物質を含む適当量の被検液を加え、40分間放
置の後、線虫の自由活動している区数を実体鎖で計数す
る。 (2) HPLCによる検定 逆相カラム5SC−00S−161(6mmφX 10
cm131’ pセンシ二−科学社製のシラナイズ化シ
リカゲルのカラム)を用い、MI198物質を含む被検
液を、75%アセトニトリル−水よりなる溶媒、流速1
.5d/分で高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
にかけ、紫外部吸光検出器240nmの吸光率で検定す
る。このHPLC条件下では各MI198−Z物質の保
持時間(Rt)は次表の通りである。 第1の本発明によるMI198物質は、先に説明したよ
うに、動物又は植物又はヒトに寄生する線虫。 一般的には、線形動物の成虫、幼虫を殺滅する活性、並
びに有害な昆虫及びタニ類、一般的には。 節足動物の成虫、幼虫、卵を殺滅する活性が高く、また
哺乳動物に対して経口急性毒性が非常に弱い。 従って、にIll物質は、有害な線形動物及び節足動物
を殺滅して駆除するのに適する。 従って、第3の本発明によると、次の一般式〔式中、R
1及びR1は前記の意味をもつ〕で示される抗生物質8
1198物質を有効成分として含有することを特徴とす
る。ヒト又は動物又は植物に寄生する線形動物の成虫及
び幼虫の殺滅剤が提供される。 また、第4の本発明に
よると、次の一般式(式中、R1及びR2は前記の意味
をもっ〕で示される抗生物質N1198物質を有効成分
として含有することを特徴とする、有害な節足動物の成
虫、幼虫及び卵の殺滅剤が提供される。 第3及び第4の本発明に係る殺滅剤においては、有効成
分として、MI1911物質、詳しく言えば。 MI198−Z、物質ないしMI198−7工、の各物
質の少なくとも1つ又は2種又はそれ以上をそれ又はそ
れらの粗製物又は精製物の形で含有でき、これ又はこれ
らを、使用目的に応じて適当な固体又は液体の担体と混
和することにより慣用の製剤法に従って調製できる。更
に、必要に応じて他の補助剤を加えることにより、錠剤
、粉剤、粗粉剤、粒剤、微粒剤水和剤、乳剤、懸濁液等
に調製することができる。 N1198物質の精製の任
意の段階で精製を中止し、得られた部分精製物を有効成
分とすることもできる。粗製物をそのまま有効成分とし
て用いるときは、適当な有効成分濃度で所期の用途目的
について有意の有害生物殺滅効果が得られる程度に精製
すれば十分である。 適当な固体担体としては、従来慣用のものを使用でき、
クレー、タルク、シリカ、珪藻土、カオリン、ベントナ
イト、炭酸カルシウムおよび合成珪酸カルシウム等の無
機物質、あるいはクロマン樹脂、アルキド樹脂およびポ
リ塩化ビニル等の天然および合成樹脂、カルナノ旬つ、
パラフィンロウ等のワックス類、あるいは、くるみ、ナ
ツツ等の堅果の殻、大豆粉、等の有機物質があげられる
。 適当な液体担体の例としては、たとえば、水、エタノー
ル、イソプロパツール、エチレングリコール等のアルコ
ール類、エチレングリールモノフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエ
ーテル類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、アセトフェノン等のケトン類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、メチルナフタリンのような芳香族
炭化水素、トリクロルエチレン、四塩化炭素のような塩
素化炭化水素、ケロシン、軽油等の石油留分等があげら
れる。 第3及び第4の本発明に係る有害生物の殺滅剤の乳化、
分散、湿潤、拡展等の各性質を向上するために、適当な
界面活性剤を配合することができ、この目的には、イオ
ン性又は非イオン性の界面活性剤を使用できる。適当な
陰イオン性界面活性剤としては、たとえば、リグニンス
ルホン酸のナトリウムあるいはカルシウム塩、オレイン
酸のナトリウムあるいはカリウム塩、ラウリルスルホン
酸ナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウムあるいはカルシウム塩、等があげられる。 適当な陽イオン性界面活性剤としては、たとえば高級脂
肪族アミン、高級脂肪族アミンと酸化エチレンとの縮合
物1等があげられる。 適当な非イオン性界面活性剤としては、たとえば、脂肪
酸のグリセロールエステル、脂肪酸のショ糖エステル、
高級脂肪族アルコールの酸化エチレン縮合物、高級脂肪
酸の酸化エチレン縮金物、および酸化エチレンと酸化プ
ロピレンの共重合体等をあげることができる。 なお、第3の本発明の線形動物殺滅剤は、動物又はヒト
に寄生した線虫類、特に回虫の廃除に用いる時には経口
投与できる。また、第3及び第4の本発明の殺滅剤を農
園芸用に用いる時には、それに慣用な手段で施用できる
。 本発明のMI198物質は、果樹、野菜及び花弁に寄生
するナミハダニ(Tetran chus)、ミカンハ
ダニ(h肚敗勤憇牝旦)及びリンゴハダニ(ハ匣■畦■
匹)等のハダニ科のダニや、ミカンハダニ(紅匣四阻L
ml
される一群の新規化合物に関する。またこれらはMI1
98物質の製造法に関する。さらに本発明はMI198
物質を有効成分として含有する線虫又は回虫の如き線形
動物の殺滅剤、並び昆虫、ダニの如き節足動物の殺滅剤
に関する。また1本発明はMI198物質を生産できる
特性をもつ新規な微生物にも関する。 (従来の技術、及び発明が解決すべき課題)各種のマク
ロライド系抗生物質が殺菌活性を有することが知られて
いる。また、マクロライド系抗生物質に属する複合物質
の形の抗生物質B−41が殺虫殺ダニ作用をもっことが
知られている(特開質B−410が殺ダニ活性及び駆虫
活性をもっことが知られている(特開昭61−2166
99号公報;米国特許第4,346.171号)が、抗
生物質B−41及びB−410を含めて、それ、らの類
縁化合物はミルベマイシン類(履i1bemycins
)と総称されてマクロライド系抗生物質に属する公知の
抗生物質である(「ザ・ジャーナル・オブ・アンティビ
オティクス」33巻1120〜1127頁、同36巻5
02〜SOa頁および同36巻509〜515頁)、ミ
ルベマイシン類のうちの若干の化合物は動物、植物、ヒ
トに寄生する線虫の如き有害な線虫動物の駆除剤として
知られる。 殺菌剤を初め、有害生物の殺滅剤として従来知られ又は
使用されている既知の化合物よりも優れた性質を示す新
しい化合物を発見又は創製することは常に要望されてお
り、研究が行われている。 (課題を解決するための手段) グロスコピカスに属する新菌株を分離することに成功し
た。そして、この新菌株が新しいマクロライド系抗生物
質を産生ずることを見出し、これをMI198物質と命
名した。このMI198物質は殺線虫活性、殺虫活性及
び殺ダニ活性を示すことを見出した。更に研究を続けた
結果、MI198物質は多数の成分物質よりなる複合物
質であって、これからはMI19&−Z、物質、MI1
911−2.物質、MI198−2.物質及びMI19
8−24物質及びMI198−Z、物質、MI198−
Z、物質、MI198−2.物質、MI198−Z、物
質、MI198−Z、物質、MI198− Z、。物質
、MI198−Z、、物質、MI198−Zxz物質及
びMI198−Z、、物質が分離されること、またこれ
ら13種の物質が夫々に殺線虫活性、殺虫活性及び殺ダ
ニ活性を示すことも見出した。そしてこれら13種の物
質の化学構造を決定して新規化合物であることを確認し
、また後記の一般式(I)により総括的に表わせること
を知見した。 本明細書においては、特に但し書きのない限り、単にM
I198物質と記載されるときは、それは、MI198
−Z、物質、MI198−22物質、MI198−Z、
物質及びMI198−Z、物質、並びニMI198−Z
、物質からMI198−2□。 物質までの物質のすべて、あるいはそれらのうちの何れ
か二つ又はそれ以上の混合物を指すか、若しくはそれら
のうちの単離された一つの物軍を意味するものである。 従って、第1の本発明によれば、次の一般式〔式中、R
1は次式 (但しR3,R4、Rs及びR1は夫々に水素原子、メ
チル基又はエチル基である)で表わされるアシル基であ
り、R1はメチル基、エチル基又はイソプロピル基であ
る〕で示される化合物である抗生物質MI198物質が
提供される。 本発明のMI198物質は、特にミルベマイシンに類似
した骨格構造を持つが、ミルベマイシンを含めて抗寄生
虫活性の抗生物質のすべてよりも強い抗線虫活性を自活
線虫のケノラブディテイス・エレガンス(Caenor
habditis elegans)に対して発揮する
。更に、MI198物質は、ナミハダニの如きダニ類の
成虫および卵、またアカイエカの如き昆虫の成虫、幼虫
および卵に対し強い殺虫、殺卵作用を示す。 MI198物質は、哨乳動物に対して非常に毒性が低く
、ソ(7) MI198−Z、 及びMI198−Z、
物質はマウス(ICRdlll性)経口投与におけるL
D、。値がいづれも2000mg/kgより大きいもの
である。 MI198物質は、安定な中性物質であり、0.1%の
ケロシン溶液又はアセトン溶液は室温2か月の保存後で
も抗線虫力価の低下がない、 MI198物質の1 w
cg/mQの水溶液は4℃、1か月の保存後でも抗線虫
力価の低下がない。 従って、MI198物質は、他の抗線虫性のマクロライ
ド抗生物質と同様に、ヒトおよび動物の内部寄生虫、例
えばイヌ、ニワトリの回虫、および外部寄生虫として知
られる線形動物の殺滅、駆除に実用でき、さらに植物に
寄生する線形動物および節虫動物の殺滅、駆除、あるい
は動物に寄生する又は食品や繊維などを食害する節足動
物の殺滅、駆除などに実用できる。 本発明(7) MHQ&−Z、物質〜MI198−Z、
、物質の化学構造を次の第1表に詳しく示す。 男−よ−表 (jlW1表つづき) 傾I表つづき) なお1Ml198− Z、物質、MI198− Z、物
質及び81198−Z、物質は、R1で示されるアシル
基がトランス型の場合とシス型の場合を包含しており、
MI198−Z、物質1MI198−Z、物質及び物質
MI198−Z、物質は基R1の部分についてトランス
型とシス型との混合物であることがNMR分析で判明し
ている。現在のところこれらを相互に分離することには
未だ成功していない。 次に、本発明のMI198−Z、物質〜MI198−2
..物質の理化学的性状について記載する。 (イ) MI198−Z工物質 1)外観:白色無定形固体 2)マススペクトル: FDMS tribe 627(M+1)EIMS y
m/e 526.508.181.1533)分子量:
626 4)紫外線吸収スペクトル:添付図面の第1図に示す。 λEtOH(ε)235止(27,500)ax 243nm(27,700)、 252nm(sh)
5)赤外線吸収スペクトル(KBr) :添付図面の第
2図に示す。 6)核磁気共鳴スペクトル: 400メガヘルツ、重ク
ロロホルム中で室温で測定したスペクトルを添付図面の
第3図に示す。 7)溶解性:酢酸エチル、アセトン、エタノール、メタ
ノール、クロロホルム、ベンゼンに易溶、水に難溶。 8) 薄層クロマトグラフィー二Rf値 0.24吸着
剤:メルク社製 キーゼルゲル60F!s。 展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル(3:1)9) 高速
液体クロマトグラフィー: 保持時間 9.12分 カラム:センシュー科学−の逆相カラム5SC−ODS
−161 溶 媒ニア5%アセトニトリルー水 流 速: 1.5mQ/分 検 出: 240nmの紫外線 (a ) MI198−2.物質乃至MI198−Z
i3物質1) MI198−2.、MI198−Z3
. MI198−2.、 MI198−28MI198
−Zい MI198−2.、MI198−2.、MI1
98−Z、、81198−Zl、、MI19&−Z、、
、 MI193−Z、、及びMI193Z13の各物質
は、外観は白色無定形の固体であり、MI198−2.
物質と同様の溶媒溶解性を示す。 2) MI198−ZJ至MI198−Zl3 の各
物質のEI?Xスペクトルのデータ及びこれら各物質の
分子式はMI198−Z、物質のそれと併せて、後記の
第2表に示す。 3) MI198−Z、乃至MI198−ZX3(7
1各物質の紫外線吸収スペクトル(UV)(エタノール
溶液で測定)及び赤外線吸収スペクトル(IR) (ク
ロロホルム溶液で測定)は、MI198−2.物質のそ
れと併せて、後記の第3表に示す。 4) MI198−Z2乃至MI198−Z、 (7
)各物質ノシリカゲル薄層クロマトグラフィー(メルク
社製のシリカゲル“キーゼルゲル60F2.4”(20
cm X 20cm)の薄層プレートを使用し、後記の
4種の混合溶媒系を展開溶媒として使用)のRf値は、
81198−Z、物質のそれと併せて、後記の第4表に
示す。 1」2羞 溶媒系l:四塩化炭素−ジオキサン (as : 15
)溶媒系■:ベンゼンー酢酸エチル (go : 2
0)溶媒系■:ヘキサンー酢酸エチル (75: 2
5)溶媒系■:ヘキサンーアセトン (70: 3
0)溶媒系V:クロロホルムー酢酸エチル(75: 2
5)次に本発明のMI198物質の製造について説明す
る。 MI198物質は、MI198物質生産菌、例えばスト
レプトミセス時バイグロスコピカス(streptom
yceshygroscoρ1cus)に属して且つ本
発明者らによって土壌より単離された新菌株MI198
−fF29を培養することによって培養物中に産生され
る。 MI198−fF29株を培養する場合には、こ
の培養物、主として培養菌体から、先ず有機溶媒抽出法
により、MI198−Z8物質を主成分として且つ81
198−Z4物質からMI19B−21,物質を副成分
としてこれら各物質から混成される複合体の形のMII
Q8物質が採取される。この混成のMI198物質r(
物質体)をシリカゲル薄層クロマトグラフィー及び(又
は)高速液体クロマトグラフィーにかけると、各々の成
分の2い22,2..21.26.2..2..21、
zs−zzs、zxi、ZXZ及びZX3物質を夫々に
単離できる。 従って、第2の本発明によると、ストレプトミセス属に
属するMI198物質生産菌を培養し、その培養物から
前記の一般式<1)で表わされる化合物である抗生物質
MI198物質を採取することを特徴とする、抗生物質
MI198物質の製造法が提供される。 第2の本発明の方法に用いるMI198物質生産菌の一
例としては、前記の新菌株MI198−fF29があげ
られる。この新菌株は、昭和61年8月、東京都大田区
萩中公園の土壌より分離された放線菌で、81198−
fF29の菌株番号が付されたものである。このMI1
98−fF29株の菌学的性状を以下に記載する。 1、形態 81198−fF29株は、顕微鏡下で分枝した基中菌
糸より気菌糸を伸長する。気菌糸はらせんを形成し。 輪生技および胞子のうけみとめられない、この菌株は、
常法に従って電子顕微鏡で1!察すると、個々の胞子の
判別が難かしく、クライオ・システムを利用した。その
結果、気菌糸の先端MI0個以上の胞子の連鎖をみとめ
、胞子の大きさは約0.7〜0.8xO,9x1.0ミ
クロンであった。なお、胞子の表面はいぼ状である。 2、各種培地における生育状態 色の記載について〔〕内に示す表準は、コンテイナー・
コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモニ
ー・マニュアル(ContainerCorporat
ion of AmericaのCo1or harm
onya+anual)を用いた。 (I)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無
色〜うす黄(2gc、Bamboo)の発育上に、白の
気菌糸をうつすらと着生する。溶解性色素はみとめられ
ない。 (2)グルコース、アスパラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄(2gc、 Bamboo) 〜I−gc、Du
styYellow) 〜黄茶の発育上に、黄味状(I
4ca、 Cream)〜明るい藁灰(2ge、 Co
vert TanN2 igtSlate Tan)の
気菌糸を着生し、溶解性色素は黄色味をおびる。気菌糸
は、培養後2週目頃より湿潤化がみとめられる。なお、
発育および溶解性色素は、 HCI又はNaOHによる
色の変化を示さなかった。 (3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地S、27℃培養) うす黄〜黄茶の発育上に、黄味灰〜明るい藁灰の気菌糸
を着生し、溶解性色素は黄色味をおびる。 気菌糸は、培養後2週間目頃より湿潤化がみとめられる
。 (4)スターチ・無機塩寒天培地Cl5P−培地4,2
7℃培養) うす黄(I−qc、 Dusty Yellow)〜に
ぶ黄(lLne。 Antique Gold)の発育上に、黄味状(le
a、CanaryYellow) 〜明るい藁灰(2g
e、 Covert Tan−2i5late Ta
n)の気菌糸を着生し、培養後期になって気菌糸は湿潤
化する.溶解性色素は黄色味を呈する。 なお、発育および溶解性色素は、HCI又はNaOHに
よる色の変化はみとめない。 (S)チロシン寒天培地( l5P−培地7,27℃培
養)うす黄(2 gc, Bamboo 〜t4 ic
, Lt. AntiqueGoldl ”−にぶ黄の
発育上に黄味状(lea, CanaryYellow
) 〜明るい藁灰(2 ge, Covert Tan
)〜明るい灰(2fe, Covert Gray)の
気菌糸を着生する。 溶解性色素は、培養初期はうすピンクであるが、後期に
は特徴あるつよいにぶ黄となる.なお、発育および溶解
性色素は、HCI又はNa0)lによる色の変化を示さ
ない。 (6)栄養寒天培地(27℃培養) うす黄( 2 gc, Bamboo)の発育上に、白
の気菌糸を着生する.溶解性色素はみとめられない。 (7)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2,27
℃培養) 発育上に、黄味状(I!− ca, Cream)明る
い灰(2fe。 Covert Gray) 〜明るい藁灰(2 ig,
5late Tan)の気菌糸を着生し、溶解性色素
は黄色(I’ ga+Butter Yellow)で
ある、気菌糸は、培1後Jli潤化がみとめられた.な
お、発育および溶解性色素のHCI又はNaOHによる
色の変化はみとめられない。 (8)オートミール寒天培地(ISP=培地3,27℃
培養) 無色〜うす黄の発育上に、黄味灰〜明るい灰(3 fe
, 5ilver Gray)〜明るい藁灰(3xg。 Be1g6 Brovn)の気菌糸を着生する.気菌糸
は湿潤化がみとめられる.溶解性色素は、かすかに黄色
味をおびる程度である。 (9)グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無色
〜うす黄の発育上に、白の気菌糸を着生し、溶解性色素
はみとめられない。 (I0)スターチ寒天培地(27℃培養)無色〜うす黄
の発育上に、白の気菌糸をうつすらと着生する.溶解性
色素はみとめられない。 (I1)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)無色〜う
す黄の発育上に、白の気菌糸をきわめてわずかうつすら
と着生する。溶解性色素はみとめられない。 (I2)セルロース(濾紙片添加合成液、27℃培養)
発育は無色、気菌糸は灰白〜明るい藁灰を呈する.溶解
性色素は認められない。 (I3)ゼラチン穿刺培養 15%単純ゼラチン培地(20℃および24℃培養)で
は、無色〜うす黄の発育上に、白の気菌糸をわずかに着
生する。グルコース・ペプトン・ゼラチン培地(27℃
培養)においては、発育はうす黄、気菌糸は着生しない
、溶解性色素は、いずれの場合も認められない。 (I4)脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうす黄(2gc、 Bamboo)、気菌糸は着
生せず、溶解性色素もみとめられない。 3、生理的性質 (I)生育温度範囲 スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.各温度で
培養)を用い、20℃、24℃、27℃、30℃、37
℃、50℃の各温度で試験した結果、37℃、50℃を
除いて、そのいずれの温度でも発育したが、生育至適温
度は27℃〜30℃付近と思われる。なお、脱脂牛乳に
おいては、37℃での生育がみとめられた。 (2)ゼラチンの液化(I5%単純ゼラチン培地、20
℃および24℃培養;グルコース・ペプトン・ゼラチン
培地、27℃培養) 24℃培養の15%単純ゼラチン培地では、培養後10
0日目頃り、グルコース・ペプトン・ゼラチン培地にお
いては、培養後7日目頃より、それぞれ液化が始まり、
その作用は中程度である。なお、20℃培養の15%単
純ゼラチン培地の場合は、培養後188日目頃、液化状
を呈するが、その作用は弱い方である。 (3)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
およびスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) スターチ・無機塩寒天培地においては、培養後5日目頃
より、スターチ寒天培地の場合は培養後7日目頃より、
水解性がみとめられ、その作用は中等度である。 (4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 培養後7日目頃より凝固状を呈し、2〜3日間で完了後
、ペプトン化が始まる。その作用は中等度である。 (5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、 l5P−培地1;ペプトン、イースト・鉄寒
天培地、 l5P−培地6;チロシン寒天培地、 l5
P−培地7;いずれも27℃培養)いずれの培地でも陰
性である。 (6)炭素源の利用性(プリドハム・ゴドリーブ寒天培
地、l5P−培地9;27℃培養)D−グルコース、L
−アラビノース、D−キシロース、D−フラクトース、
シュクロース、イノシトール、ラムノース、ラフィノー
ス、D−マンニトールを利用して生育する。 (7)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天培地、2
7℃培養) 培養後155日目頃り、リンゴ酸石灰の溶解をみとめる
。その作用は中等度〜強い方である。 (8)硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリ含有ペプト
ン水、 l5P=培地8,27℃培養)陽性である。 (9)セルロースの分解(濾紙片添加合成液、27℃培
養) 陰性である。 以上の性状を要約すると、MI198−fF29株は、
その形態上、気菌糸はらせんを形成し、輪生枝及び胞子
のうはみとめられない。また、成熟した胞子鎖は10個
以上の胞子を着生し、その表面はいぼ状である0種々の
培地で、うす黄〜黄茶、あるいはにぶ黄の発育上に黄味
灰〜明るい灰〜明るい藁灰の豊富な気菌糸を着生する。 溶解性色素はつよいにぶ黄色、あるいは黄色味をおびる
程度の場合と、全くみとめられない時もあり、メラニン
様色素の生成は陰性である。スターチの氷解性及び蛋白
分解力は、共に中程度である。 なお、細胞壁に含まれる2、6−ジアミノピメリン酸は
LL−型であった。 これらの性状より、MI198−fF29株は、ストレ
プトミセス(針■匹匹匹見)に属するものと考えられ、
近縁の既知菌種を検索すると、ストレプトミセス・ハイ
グロスコピクス(針匹吐匹■弘 h rosco 1cus、文献1 、 Inter
national Journalof System
atic Bacteriology、 22巻、30
7頁。 1972年;文献2. S、 A、 Vaksn+an
著TheActinomycetes、 2巻、23
0頁、 1961年)があげられる、また、本菌株の産
生するMI198物質と類似の抗生物質ミルベマイシン
ズ(Milbemycins)の生産株であるストレプ
トミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレ
オラクリモスス(Stre ton ces hv r
osco 1Cus 5ubsp。 aureolacrimosus、文献3: rMil
bemycins、 a newfamily of
macrolide antibiotics: pr
oducingorganism and its m
utants、 The Journal ofAnt
ibioticsJ、 36巻、438頁、 1933
年)も、近縁と考えられる。そこで、MII98−fF
29株の性状とストレプトミセス・ハイグロスコピクス
およびストレプトミセス・ハイグロスコピクス・サブス
ペシス・アウレオラクリモススの文献記載の性状とを比
較して検討し、その検討結果を次の第5表に示した。 第5表から明らかなように、MI198−fF29株と
ストレプトミセス・ハイグロスコピクス及びストレプト
ミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレオ
ラクリモススとは、いずれもよく類似している。しかし
、発育及び溶解性色素の特徴ある強い黄色、脱脂牛乳の
凝固、硝酸塩の還元反応、シュクロース及びラフィノー
スの利用等の点で、MI198−fF29株は、ストレ
プトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウ
レオラクリモススにより近縁であると考えられる。一方
、ストレプトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシ
ス・アウレオラクリモススがストレプトミセス・ハイグ
ロスコピクスと異なる点を、前記の文献でみると(I)
気菌糸の上に黄金色の水滴をつける、(2)発育の色は
黄茶である、(3)シュクロースとラフィノースを利用
する、(4)ミルベマイシン族を生産するの4点があげ
られている。 MI198−fF29株の性状は、これ
ら4点について、すべてを肯定出来るものである。そこ
で、MI19111−fF29株を、ストブトミセス・
ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウレオラクリモ
スス(銹匹匹憇匹並 h rosco 1cus 5ubsp、 aure
olacrimosus)MI198−fF29と同定
した。 なお、MI198−fF29は工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託申請し、昭和62年9月5日、微工研菌
寄第9566号として受託され、現在はブタペスト条約
の規定で寄託移行されて微工研条寄第2059号として
寄託しである。 第2の本発明の方法を実施するに当っては、MI198
物質生産菌を、放線菌の培養について知られる一般の培
養法によって培養する。 MI198物質は、主とし
て、培養された菌体中に生産蓄積する0本法では、好ま
しくは、MI198−fF29株を適切な条件で培養さ
せてM098物質を生産する。培養に用いる培地は放線
菌の培養に常用される炭素源、窒素源、無機塩などを含
有する。炭素源としては、マンノース、グルコース、マ
ルトース、デキストJJン、澱粉、水あめ、糖蜜、大豆
油など公知のものが使用できる。窒素源としては大豆粉
、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、乾燥3母、NZア
ミン、硝酸塩、アンモニウム塩など公知のものが使用で
きる。 培養は好気的条件下で行われ、培養温度は25〜35℃
、好ましくは27〜32℃、培養時間は5〜14日で行
われる。 MI198物質を培養物から採取するには、MI198
物質が水に難溶性の安定な中性物質であることを利用し
て、原則的には、下記の方法によるのが好ましい、培養
物から菌体を濾取又は遠心法により集め、その菌体を低
級アルコール、またはアセトンのような水と混和性の有
機溶媒例えばメタノール、エタノールで抽出し、溶媒を
留去した後、水と非混和性の有機溶媒(たとえば酢酸エ
チル)と水を加えて撹拌し、水層を除去した後、有機溶
媒層を蒸発乾固する。培養が適切に行われたときは、こ
の乾固物MI0%前後のMI19B物質(混成複合物と
して)が通常含有される。この乾固物は、使用の目的に
よっては粗製のMI198物質として、そのまま実用に
供し得る。更に純度を高めるには、無極性炭化水素(た
とえばケロシン)で抽出する及び(又は)シリカゲル系
のカラムクロマトグラフィーによる精製にかける。必要
に応じて、セファデックスLH−20のような分子篩に
低級アルコール溶液として通せば、純度95%以上のM
I198物質(混成複合物として)が得られる。 MI
198物質(混成複合物)から、夫々にMI198−Z
工物質とその他の成分物質を相互に分離するためには、
高速液体クロマトグラフィーにかけるのがよい。 81198物質の検定は下記の方法(I)又は(2)に
よるのが適当である。 (I)生物による検定 線虫のケノラブディティス・エレガンスのN。 (IBR)株のし、期幼虫乃至は成虫の200〜300
匹を、NaC10,3%とバクト・ペプトン(デイフコ
社)0.25%を含みPH7,0に調整した水溶液1m
Rに懸濁し、25〜27℃で自由活動させる。そこへM
I198物質を含む適当量の被検液を加え、40分間放
置の後、線虫の自由活動している区数を実体鎖で計数す
る。 (2) HPLCによる検定 逆相カラム5SC−00S−161(6mmφX 10
cm131’ pセンシ二−科学社製のシラナイズ化シ
リカゲルのカラム)を用い、MI198物質を含む被検
液を、75%アセトニトリル−水よりなる溶媒、流速1
.5d/分で高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
にかけ、紫外部吸光検出器240nmの吸光率で検定す
る。このHPLC条件下では各MI198−Z物質の保
持時間(Rt)は次表の通りである。 第1の本発明によるMI198物質は、先に説明したよ
うに、動物又は植物又はヒトに寄生する線虫。 一般的には、線形動物の成虫、幼虫を殺滅する活性、並
びに有害な昆虫及びタニ類、一般的には。 節足動物の成虫、幼虫、卵を殺滅する活性が高く、また
哺乳動物に対して経口急性毒性が非常に弱い。 従って、にIll物質は、有害な線形動物及び節足動物
を殺滅して駆除するのに適する。 従って、第3の本発明によると、次の一般式〔式中、R
1及びR1は前記の意味をもつ〕で示される抗生物質8
1198物質を有効成分として含有することを特徴とす
る。ヒト又は動物又は植物に寄生する線形動物の成虫及
び幼虫の殺滅剤が提供される。 また、第4の本発明に
よると、次の一般式(式中、R1及びR2は前記の意味
をもっ〕で示される抗生物質N1198物質を有効成分
として含有することを特徴とする、有害な節足動物の成
虫、幼虫及び卵の殺滅剤が提供される。 第3及び第4の本発明に係る殺滅剤においては、有効成
分として、MI1911物質、詳しく言えば。 MI198−Z、物質ないしMI198−7工、の各物
質の少なくとも1つ又は2種又はそれ以上をそれ又はそ
れらの粗製物又は精製物の形で含有でき、これ又はこれ
らを、使用目的に応じて適当な固体又は液体の担体と混
和することにより慣用の製剤法に従って調製できる。更
に、必要に応じて他の補助剤を加えることにより、錠剤
、粉剤、粗粉剤、粒剤、微粒剤水和剤、乳剤、懸濁液等
に調製することができる。 N1198物質の精製の任
意の段階で精製を中止し、得られた部分精製物を有効成
分とすることもできる。粗製物をそのまま有効成分とし
て用いるときは、適当な有効成分濃度で所期の用途目的
について有意の有害生物殺滅効果が得られる程度に精製
すれば十分である。 適当な固体担体としては、従来慣用のものを使用でき、
クレー、タルク、シリカ、珪藻土、カオリン、ベントナ
イト、炭酸カルシウムおよび合成珪酸カルシウム等の無
機物質、あるいはクロマン樹脂、アルキド樹脂およびポ
リ塩化ビニル等の天然および合成樹脂、カルナノ旬つ、
パラフィンロウ等のワックス類、あるいは、くるみ、ナ
ツツ等の堅果の殻、大豆粉、等の有機物質があげられる
。 適当な液体担体の例としては、たとえば、水、エタノー
ル、イソプロパツール、エチレングリコール等のアルコ
ール類、エチレングリールモノフェニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエ
ーテル類、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、アセトフェノン等のケトン類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、メチルナフタリンのような芳香族
炭化水素、トリクロルエチレン、四塩化炭素のような塩
素化炭化水素、ケロシン、軽油等の石油留分等があげら
れる。 第3及び第4の本発明に係る有害生物の殺滅剤の乳化、
分散、湿潤、拡展等の各性質を向上するために、適当な
界面活性剤を配合することができ、この目的には、イオ
ン性又は非イオン性の界面活性剤を使用できる。適当な
陰イオン性界面活性剤としては、たとえば、リグニンス
ルホン酸のナトリウムあるいはカルシウム塩、オレイン
酸のナトリウムあるいはカリウム塩、ラウリルスルホン
酸ナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリ
ウムあるいはカルシウム塩、等があげられる。 適当な陽イオン性界面活性剤としては、たとえば高級脂
肪族アミン、高級脂肪族アミンと酸化エチレンとの縮合
物1等があげられる。 適当な非イオン性界面活性剤としては、たとえば、脂肪
酸のグリセロールエステル、脂肪酸のショ糖エステル、
高級脂肪族アルコールの酸化エチレン縮合物、高級脂肪
酸の酸化エチレン縮金物、および酸化エチレンと酸化プ
ロピレンの共重合体等をあげることができる。 なお、第3の本発明の線形動物殺滅剤は、動物又はヒト
に寄生した線虫類、特に回虫の廃除に用いる時には経口
投与できる。また、第3及び第4の本発明の殺滅剤を農
園芸用に用いる時には、それに慣用な手段で施用できる
。 本発明のMI198物質は、果樹、野菜及び花弁に寄生
するナミハダニ(Tetran chus)、ミカンハ
ダニ(h肚敗勤憇牝旦)及びリンゴハダニ(ハ匣■畦■
匹)等のハダニ科のダニや、ミカンハダニ(紅匣四阻L
ml
【1旦111)等のフシダニ科のダニ並びに家畜動
物や愛玩動物等に寄生するマダニ科(Ixodidaa
)、ワクモ科(販■組■畦鎖)及びヒゼンダニ科(Sc
arco tidae)のダニ等のダニ類の成虫や卵に
対して優れた殺ダニ、殺卵活性を有する。また1本発明
のMI198物質は、アブラムシ類、鱗翅目(捷桓虫遼
竪■)の昆虫の幼虫、メロイドギネ科(胚垣旦」■胆憇
)の線虫類例えばネコブセンチュウ(熟赴違肋江匣sp
、)、及びコナダニ科(Acaridae)のダニ類例
えばネダニ(仙旦昼立悲匹赳坦!上■)等に対して優れ
た殺虫活性及び殺線虫活性を有する。更にまた、本発明
のMI198物質はヒツジバエ(Oestrus)、キ
ンバエ(Lucilia caesar)、ウシバエ(
敗長士阻駐鰭ヱ組)及びウマバエ(Gautro hi
lus)、動物や鳥類に外部寄生するノミやシラミ等の
外部寄生虫に対して、並びにゴキブリやイエバエ等の衛
生害虫に対して高い殺虫活性を有する。 更に、本発明のMI198物質は豚、羊、山羊、牛、馬
、犬、猫及び鶏等の家畜動物、鳥類及び愛玩動物に寄生
する寄生虫に対し高い寄生虫殺滅活性又は駆虫活性を有
する。該寄生虫としては以下の属種の寄生虫が挙げられ
る。すなわち、ヘモンクス属(Haemonchus)
、 hリコストロンギルス属(江に展U匹■■U)、オ
スチルターギヤ属(7)、ネマトディルス属(Nema
todirus)、クーペリア属(蝕吐虹紐)、アスカ
リス属(Ascaris)、ブノストムーム属(Bun
ostomum)、エンファゴストムーム属(Oeso
har ostomum)、チャベルチア稟(Cha
beritia)、トリキュリス属(Trichuri
s)、ストロンギルス属(践臼…ム匹)、トリコネマ属
(Trichones+a)、デイクチオカウルス属(
Dict ocaulus)、キャビラリア属(蝕■旦
肛旦)、ストロンギロイデス属(Stron 1oi
d競)、ヘテラキス属()Ieterakis)、トキ
ンカラ属(Toxocara)、アスカリゾイア属(A
scaridia)、オキシラリス属(肋!旦)、アン
キロストーマ属(劫ヨ違1晩鯨)、ランシナリア属(υ
ncinaria)、トキサスカリス属(Toxasc
aris)及びパラスカリス属(Parascaris
)の寄生虫である6 また、本発明のMI198物質は、人間に感染して人間
の消化管を侵す種々の寄生虫に対しても高い寄生虫撲滅
活性を有する。該寄生虫としては、以下の属種のものが
挙げられる。すなわち、アンキロストーマ属(几ヨお1
1駐)、ネカトール属(Necator)、アスカリス
属(Ascaris)、ストロンギロイデス属(兆n」
Y旦担且)、トリヒネラ属(Trichinella)
、キャピラリア属(堕吐旦肛旦)、トリキュリス属(T
richuris)及びエンテロビウス属(Enter
obius)の寄生虫である。 本発明のMI198物質を農園芸用の殺虫剤、殺ダニ剤
又は線虫殺滅剤として使用する場合には、通常、慣用の
方法で例えば水和剤、乳剤、粒剤1錠剤又は粉剤に製剤
化する9例えば、水和剤及び乳剤は、水で希釈して活性
成分MI198l198物質、例えばl ppm−11
00ppを含有する噴霧液を調製し、次いでそれを感染
植物に及び/又は該植物が生育している土壌に噴霧する
0粒剤及び錠剤を線虫殺滅剤として使用する場合には、
それらは感染植物が植えている土壌に直接に施用し得る
。 本発明のMI198物質は、人間を含めた動物や鳥類に
対し寄生虫殺滅剤として使用する場合には、該MI19
8物質の有効量、例えば0.01〜5重量%を含有する
ドリンク剤、錠剤、丸薬又はカプセル剤として経口的に
投与するのが好ましい1MI198物質の適当な投与量
は、投与する動物の種類、寄生感染の型及び感染の程度
並びに他の種々の因子に応じて変化し得るが、経口投与
では0.O1〜100■/−の投与量で投与するのが好
ましい、またMI198物質の局部投与も、例えばエタ
ノール又はジメチルスルホキシド中にMI198物質を
有効濃度で含有する溶液を、例えば動物の外皮膚に直接
に、例えば噴震によって適用することによって可能であ
る。 本発明の他の要旨によれば、新規な菌株として、ストレ
プトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウ
レオラクリモスス(Stre ton cesh r
osco 1cus 5ubsp、 aureola
crimosus)MI198−fF29が提供される
。 次に、本発明を実施例及び試験例について説明する。 大五五よ 可溶性でんぷん1%と酵母エキス0.2%を含みPH7
,0に調整し滅菌した培地200mMを容れた1n容ル
ー・フラスコにストレプトマイセス・ハイグロスコピク
ス・サブスペシス・アウレオラクリモスス(Stre
ton ces h rosco 1cus 5ub
sp。 aureolacrimosus) MI198−fF
29株(微工研条寄2059号)の白金耳量をその寒天
斜面培養から接種し、30℃で13日間静置培養した。 前記と同一の培地を入れた25本のルー・フラスコで前
記と同様の方法でMI198−fF29の培養を行なっ
た。得られた培養物を合わせて濾過し、培養菌株の菌体
く菌糸)を採取した。 湿菌体の2倍容(300m11)のエタノールを菌体に
加えて30分間攪拌抽出し、次いで濾過し濾液としてM
I198物質を含有するエタノール抽出液を採取した。 この抽出操作を2度行った。エタノール溶液(抽出液)
を合わせ、ロータリー・エバポレーターで濃縮し、その
途中で水を300mIl追加し、更に同様にして200
iにまで再び濃縮して、エタノール残留量が5%凧下の
濃縮物を得た。そこへ酢酸エチルISOmflを加えて
振盪し、油状物をすべて酢酸エチル層に溶解、移行させ
た。酢酸エチル層を分解し、残った水層は50+Ilの
酢酸エチルで更に抽出し、得られた酢酸エチル層を前の
酢酸エチル層と合わせた0合わせた酢酸エチル層(抽出
液)を無水硫酸ソーダで乾燥し、蒸発乾個すると、45
0■の粗製物が得られた。この粗製物はにl198物質
(複合混成物)の主成分MI198−Z、物質の力価を
種物質して換算すると、7%のMI198物質を含有し
ていた。 この粗製物をシリカゲル(メルク社製、商品
名キーゼルゲル60)47 gをクロロフォルム中で充
填したカラム・クロマトグラフィー(5+mu−分画)
にかけると、抗線虫活性の低い副分画が溶出し、溶出シ
終った後、溶出全液量410mMト445m12トの間
に主分画(35mUが現われた。カラムをクロロフォル
ム−メタノール(I0:1)の溶媒系で更に展開すると
、抗線虫活性の低い親水性の副分画が得られた。 前記
の主分画を濃縮乾固すると、76■の固形物が得られた
。この固形物は、MI198−Z工物質の力価を標準と
して換算すると、45%のMI198物質を含有してい
た。 失斑且又 グルコース1%、でんぷん1%、肉エキス0.75%、
酵母エキス0.5%及び食塩0.3%を含む培地(p)
17.0)50mMを容れた500ma振盪フラスコ1
00本に。 MI198−fF29株の白金耳量をその寒天斜面培養
から接種し、28℃で10日間振盪培養した。 得られた培養物を合わせて濾過して菌体を採り、湿菌体
の3倍容のイソプロパツール(IQ)を菌体に加えて1
時間攪拌した後、吸引濾過して濾液を採取した。この濾
液すなわちイソプロパツール抽出溶液をロータリー・エ
バポレーターで濃縮し、その途中で水を追加し、再び濃
縮して300vQの混合物(水とタール状物質との混合
物)を得た。この混合物に酢酸ブチル200mQを加え
振盪して抽出した後、遠心分離した。酢酸ブチル層を採
取し、更MI度150mQの酢酸ブチルで同様な抽出操
作を行った後、両方の酢酸ブチル層(抽出液)を合わせ
、蒸発乾個した。 860mgの粗製物(固形物)が得られ、これはMI1
9111−Z8物質の力価から換算すると9%のMI1
98物質を含有していた。 3111止 マンノース1%、デキストリン1%、酵母エキス0.2
%、粉ミルク0.5%1食塩0.2%及び硫酸マグネシ
ウム(7)1□O) 0.1%を含む培地(PH7,0
)400@Qを容れた2Q振盪フラスコ2本に、MI1
98−fF29株の白金耳量をその寒天斜面培養から接
種し、28℃で5日間振盪培養した。 同じ組成の培地20Qを容れた30Q容ジヤー・ファメ
ンターに上記の前記の種培養物を移植し、28℃で7日
間通気培養した。 得られた培養物を濾過して菌体を採り、湿菌体の3倍容
のイソプロパツール(2,5Q )を加えて1時間攪拌
し抽出した後、吸引濾過して濾液を採取した。この濾液
すなわちイソプロパツール抽出溶液をロータリー・エバ
ポレーターで濃縮し、途中で水を追加し、再び濃縮し最
終的に600@Qの混合物を得た。得られた濃縮混合物
に酢酸ブチル500mQを回分的に加えては抽出し、酢
酸ブチル層を分取した。境界の乳濁層は無水硫酸ソーダ
で脱水して清澄な酢酸ブチル層とした。すべての酢酸ブ
チルN(抽出液)を合わせて蒸発乾個した。 このようにして1.95gの褐色の粗製物が得られ。 これはMI198−Z工物質の力価から換算すると7%
のMI1913物質を含有していた。それに200dの
石油エーテルを加えて2時間攪拌して抽出した。残渣を
更MI00@Qの石油エーテルと1時間攪拌して、石油
エーテル層を合わせて蒸発乾個した。 残渣として1.05 gの褐色タール物質が得られ、こ
れは、その力価から換算すると、10%のMI198物
質を含有していた。 失五五土 実施例1で得た主分画の濃縮乾固物の761gを、シリ
カゲル(メルク社製、商品名キーゼルゲル60)23g
をトルエン中で充填したカラムクロマトグラフィーに付
し、トルエン−アセトン(4:1)の展開液で展開して
SmQずつの分画を採取した。各分画をシリカゲル薄層
クロマトグラフィーに供した。 薄層クロマトグラフィーシリカゲル板に紫外線を照射し
強い発色を示す物質を追跡した。溶出順に各分画は、夫
々に、28−デオキシ−25−メチルミルベマイシンB
、28−デオキシ−6−ヒドロキシ−25−メチルミル
ベマイシンB、ミルベマイシンαり。 MI198−Z物質混合物(I1,8mg)、及びミル
ベマイシンβ、を含有していた。 MI198−Z物質
混合物を含む分画を濃縮すると、MI198− Z、〜
Zi)物質の混合物を含有する黄色油状物が得られ、こ
れをさらに分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
、キーゼルゲル60F、、、、 20amX20cmX
0.5mX 2枚、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)で
3回展開)にかけると、MI198−Z、物質6.8m
gを得た。 この分取用薄層クロマトグラフィーで分離できなカッた
MI198−Z、、 MI198−Z、、MI198−
Z、物質は、MI198物質の混合物を含有する黄色油
状物をさらに分取用高速液体クロマトグラフィー(カラ
ム:センシュー科学層、シラン化シリカゲルの5SC−
005−762カラム、展開溶媒=75%アセトニトリ
ルー水、検呂: UV240nm)で分取精製し、溶出
順にMI198−Z、物質(7)1.1mg、 MI1
98−Z、物質(7)2.3mg、MI198−24物
質(7)0.5mgを得た。 大五板旦 実施例1と同様にしてシリカゲルカラムでクロマトグラ
フィー分離した主分画を大量に、実施例4のカラムクロ
マトグラフィー操作を行なってMI198−2物質の混
合物の粗製物を含有する黄色油状物835mgを得た。 この粗MI198物質の混合物から微量成分すなわちM
I198−Z、物質〜MI198−21.物質を単離す
るために、前記の黄色油状物835mgを逆相クロマト
グラフィーカラムを使用する高速液体クロマトグラフィ
ー(カラム:センシュー科学製。 5SC−ODS −762カラム、展開溶媒=75%ア
セトニトリル−水、検出: UV 2 nm)にかけ、
次しで分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製キー
ゼルゲル60F、、、、20cmX20cmX0.5m
m、ヘキサン−酢酸エチル(3:l)で3回展開)にか
けた。 ソノ結果とシテ、MI198−2.物質8.1mg、
MI198−2、物質2.8mg、 MI198−Z7
物質3.9+ag、 MI198−2.物質1.4mg
、 Mr198−Z、物質 4−3mg−Mrt9a−
zi、物質4.1mg、 MI198Zt□物質1.8
mg、 MI198−21.物質3.3mg、 811
98−2,、物質5.OBを得た。 去】11」 水MI夜浸すことによって十分に水を浸み込ませた米又
は小麦の約20gを100d三角フラスコに入れ、綿栓
をし、オートクレーブ中で120℃で30分間ずつ3回
滅菌した。 室温に冷却した後、蒸留水1mQにMI198−fF2
9株の傾斜培養の白金耳量を懸濁させることによって調
整したMI198−fF29株(FERM BP−20
59)の胞子懸濁液1−を、上記の滅菌した米又は小麦
に接種した。 接種の間、米又は小麦を前記の胞子懸濁液と良く混合し
、MI198−fF29株の菌体を均一に接種した。 接種後、27℃で約12〜15日間静置培養すると、米
又は小麦中で菌糸が十分に生育し、胞子を形成させた。 このように得られた培養物、すなわちMI198−fF
29株を胞子形成まで培養させた米又は小麦、又はその
他の穀粒は、直接に寄生虫撲滅剤として動物に経口投与
し得る。必要なら、この培養物に投与前に高周波の照射
で滅菌することもできる。 更に、この培養物を適当な有機溶媒、例えばアセトン、
メタノール又はエタノールで抽出してMI198物質を
含む抽出液を調整し1次いでそれを濃縮乾固することも
できる。得られた固形生成物は農業用製剤又は動物用製
剤に配合する有効成分又は原体として使用し得る。 次に、本発明のMI198物質の生物活性を以下の試験
例によって説明する。 X凱舊工 MI198−Z物質の0.1%メタノール溶液を水で1
00倍稀釈してMI198−Z物質の10mcg/dの
溶液を調製した。その適当量を線虫のケノラプディティ
ス・エレガンス(Caenorhaditis j」巨
u)の懸濁液1sQに加え、少し振りまぜた後、26℃
で40分間放置した。実体鏡で処理後、未だ自由活動す
る線虫の数と全供試線虫数とを計数し、全供試線虫数に
対する自由活動の線虫数の百分率、すなわち線虫の自由
活動率(%)を求めた。その2反覆試験の平均値を計算
して次表に示す、比較のため、ミルベマイシン類も同様
に試験した。 試lu1劃 MI198− Z物質58%、MI198− Z、物質
10%、MI198−Z、物質24%、及びMI198
−Z、物質3%を含むMI198物質試料の0.1%ア
セトン溶液を水で稀釈して、以下の第8表に示した所定
の濃度のMI198−Zi物質を含有する供試薬液を調
整した。一方で、9cIlガラス・プレート中の寒天ゲ
ル上に直径3c+aに切ったいんげん葉を円板を裏返し
に置き、ナミハダニ(釦な!■±us urticae
)雌成虫の10匹を放飼した。それに供試薬液を211
fl/Cmzの施用量で噴霧した。25℃で48時間放
置後のダニのノックダウン率を測定し、その3反覆試験
の平均値を計測して次表に示す。 なお、比較のため、同時に市販のポリナクチンを同様の
方法で試験したが、ポリナクチンの施用濃度が10+a
cg/lQの時のダニのノックダウン率は93%であっ
た。 ヌW 試験例2と同一のMI198物質試料の0.1%アセト
ン溶液を水で稀釈して第9表に示した所定の濃度のMI
198−Z、物質を含有する供試薬液を調製した。 一方で、9C!Iガラス/プレート中の寒天ゲル上に直
径3c+oに切ったいんげん葉の円板を裏返しに置き、
ナミハダニ雌成虫の10匹を放飼して産卵させた。24
時間後に成虫を取除き、そこへ供試薬液を2 mQ/c
m”の施用量で噴霧し、25℃で9日放置後の死卵数お
よび死幼虫数を算え、その殺卵率と殺幼虫率とを求めた
。得られた結果を次表に示す。 なお、比較のために、同時に同様に試験した市販のポリ
ナクチンの施用濃度10mcg/aΩにおける殺幼虫率
及び殺卵率は夫々100%及び0%であった。 莢腹且土 試験例2と同一のMI198物質試料の0.1%アセト
ン溶液を、少量の展着剤を含む水で稀釈して以下の第1
0表に示した所定濃度のMI198−Z、物質を含有す
る薬液を調製した。一方で、ポットに植えたいんげんに
ナミハダニ雌成虫の10匹を放飼し、感染の1日後に供
試薬液を15mu/2ポットの割合で噴霧処理し、ガラ
ス温室内に置いた。薬液噴霧処理3日後の殺成虫率を求
めた。処理12日後の次世代抑制率(すなわち、薬液処
理後に生長したダニ成虫の抑制率%)は次式に従って調
べた。 得られた試験結果を次表に示す。 笈−よq二表 なお、比較のため、同時に市販の殺ダニ剤ケルセン40
%乳剤を同・様に試験したが、ケルセンの11011c
/IIQの施用濃度における殺成虫率及び次世代抑制率
は夫々に39%及び32%であった。 K腹五旦 アカイエカ(む士込剋刺且徂凹遍且匣)幼虫の20匹を
、水400mMを入れであるビーカーに入れ、そこへM
I198−Z物質の0.1%アセトン溶液の所定量を、
あるいはこのMI198−Z物質のア七トン溶液を水で
稀釈して以下の第11表に示した所定濃度のMI198
−2物質になるように調製した供試化合物の水溶液の所
定量を加えた。 20〜25℃MI日放置後に7カイエ
カの死出率を調べた。結果を第11表に示す。 第−工よ一人 なお、比較のため、市販の殺虫剤イヴオメックを同様に
試験したところ、これの有効成分の施用濃度が0.01
11Iag/mL O,I IIIag/mQ及び1
n+cg/dである時の駆虫率は夫々に50%、90%
及び100%であった。 ヌJLILL 本試験は犬の回虫(Toxocara caris)に
対する訂198物質の駆虫活性を例証する。 犬の回虫を自然感染させた子犬をそのEPG値(すなわ
ち糞便g当りの回虫の排卵数)から1群4匹ずつの群に
分けた。各群の犬にMI198−Z、物質の50%エタ
ノール溶液を有効成分化合物がO,1mg/kgと0.
03+ag/Kfの投与量で1回胃ゾンデを用いて強制
的に経口投与した。 投与1週間前から剖検時までの糞便中の排出体数を求め
た。投与後7日目の剖検により小腸内の残存土庄体数を
求めた。駆虫活性は次式に従って寄生虫の駆虫率を求め
ることによって評価した。 得られた試験結果を以下の第12表に示した。 第12表 本試験例はニワトリの回虫(Ascaridia p圭
は)に対するMI19111物質の駆虫活性を例証する
。 ニワトリの回虫を人工感染させたニワトリを1群5羽ず
つの群に分けた。各群のニワトリにMI198−Z、物
質の50%エタノール溶液を有効成分化合物が0.1m
g/kgと0.03mg/kgの投与量で1回胃ゾンデ
を用いて強制的に経口投与した。 投与後から剖検時7日目までのニワトリの糞便中の排出
体数を求めた。また剖検による小腸内残存虫体数を求め
た。駆虫活性は、前記の試験例7に示した同じ算式によ
って駆虫率を求めることによって評価した。試験結果を
以下の第13表に示す。 第13表
物や愛玩動物等に寄生するマダニ科(Ixodidaa
)、ワクモ科(販■組■畦鎖)及びヒゼンダニ科(Sc
arco tidae)のダニ等のダニ類の成虫や卵に
対して優れた殺ダニ、殺卵活性を有する。また1本発明
のMI198物質は、アブラムシ類、鱗翅目(捷桓虫遼
竪■)の昆虫の幼虫、メロイドギネ科(胚垣旦」■胆憇
)の線虫類例えばネコブセンチュウ(熟赴違肋江匣sp
、)、及びコナダニ科(Acaridae)のダニ類例
えばネダニ(仙旦昼立悲匹赳坦!上■)等に対して優れ
た殺虫活性及び殺線虫活性を有する。更にまた、本発明
のMI198物質はヒツジバエ(Oestrus)、キ
ンバエ(Lucilia caesar)、ウシバエ(
敗長士阻駐鰭ヱ組)及びウマバエ(Gautro hi
lus)、動物や鳥類に外部寄生するノミやシラミ等の
外部寄生虫に対して、並びにゴキブリやイエバエ等の衛
生害虫に対して高い殺虫活性を有する。 更に、本発明のMI198物質は豚、羊、山羊、牛、馬
、犬、猫及び鶏等の家畜動物、鳥類及び愛玩動物に寄生
する寄生虫に対し高い寄生虫殺滅活性又は駆虫活性を有
する。該寄生虫としては以下の属種の寄生虫が挙げられ
る。すなわち、ヘモンクス属(Haemonchus)
、 hリコストロンギルス属(江に展U匹■■U)、オ
スチルターギヤ属(7)、ネマトディルス属(Nema
todirus)、クーペリア属(蝕吐虹紐)、アスカ
リス属(Ascaris)、ブノストムーム属(Bun
ostomum)、エンファゴストムーム属(Oeso
har ostomum)、チャベルチア稟(Cha
beritia)、トリキュリス属(Trichuri
s)、ストロンギルス属(践臼…ム匹)、トリコネマ属
(Trichones+a)、デイクチオカウルス属(
Dict ocaulus)、キャビラリア属(蝕■旦
肛旦)、ストロンギロイデス属(Stron 1oi
d競)、ヘテラキス属()Ieterakis)、トキ
ンカラ属(Toxocara)、アスカリゾイア属(A
scaridia)、オキシラリス属(肋!旦)、アン
キロストーマ属(劫ヨ違1晩鯨)、ランシナリア属(υ
ncinaria)、トキサスカリス属(Toxasc
aris)及びパラスカリス属(Parascaris
)の寄生虫である6 また、本発明のMI198物質は、人間に感染して人間
の消化管を侵す種々の寄生虫に対しても高い寄生虫撲滅
活性を有する。該寄生虫としては、以下の属種のものが
挙げられる。すなわち、アンキロストーマ属(几ヨお1
1駐)、ネカトール属(Necator)、アスカリス
属(Ascaris)、ストロンギロイデス属(兆n」
Y旦担且)、トリヒネラ属(Trichinella)
、キャピラリア属(堕吐旦肛旦)、トリキュリス属(T
richuris)及びエンテロビウス属(Enter
obius)の寄生虫である。 本発明のMI198物質を農園芸用の殺虫剤、殺ダニ剤
又は線虫殺滅剤として使用する場合には、通常、慣用の
方法で例えば水和剤、乳剤、粒剤1錠剤又は粉剤に製剤
化する9例えば、水和剤及び乳剤は、水で希釈して活性
成分MI198l198物質、例えばl ppm−11
00ppを含有する噴霧液を調製し、次いでそれを感染
植物に及び/又は該植物が生育している土壌に噴霧する
0粒剤及び錠剤を線虫殺滅剤として使用する場合には、
それらは感染植物が植えている土壌に直接に施用し得る
。 本発明のMI198物質は、人間を含めた動物や鳥類に
対し寄生虫殺滅剤として使用する場合には、該MI19
8物質の有効量、例えば0.01〜5重量%を含有する
ドリンク剤、錠剤、丸薬又はカプセル剤として経口的に
投与するのが好ましい1MI198物質の適当な投与量
は、投与する動物の種類、寄生感染の型及び感染の程度
並びに他の種々の因子に応じて変化し得るが、経口投与
では0.O1〜100■/−の投与量で投与するのが好
ましい、またMI198物質の局部投与も、例えばエタ
ノール又はジメチルスルホキシド中にMI198物質を
有効濃度で含有する溶液を、例えば動物の外皮膚に直接
に、例えば噴震によって適用することによって可能であ
る。 本発明の他の要旨によれば、新規な菌株として、ストレ
プトミセス・ハイグロスコピクス・サブスペシス・アウ
レオラクリモスス(Stre ton cesh r
osco 1cus 5ubsp、 aureola
crimosus)MI198−fF29が提供される
。 次に、本発明を実施例及び試験例について説明する。 大五五よ 可溶性でんぷん1%と酵母エキス0.2%を含みPH7
,0に調整し滅菌した培地200mMを容れた1n容ル
ー・フラスコにストレプトマイセス・ハイグロスコピク
ス・サブスペシス・アウレオラクリモスス(Stre
ton ces h rosco 1cus 5ub
sp。 aureolacrimosus) MI198−fF
29株(微工研条寄2059号)の白金耳量をその寒天
斜面培養から接種し、30℃で13日間静置培養した。 前記と同一の培地を入れた25本のルー・フラスコで前
記と同様の方法でMI198−fF29の培養を行なっ
た。得られた培養物を合わせて濾過し、培養菌株の菌体
く菌糸)を採取した。 湿菌体の2倍容(300m11)のエタノールを菌体に
加えて30分間攪拌抽出し、次いで濾過し濾液としてM
I198物質を含有するエタノール抽出液を採取した。 この抽出操作を2度行った。エタノール溶液(抽出液)
を合わせ、ロータリー・エバポレーターで濃縮し、その
途中で水を300mIl追加し、更に同様にして200
iにまで再び濃縮して、エタノール残留量が5%凧下の
濃縮物を得た。そこへ酢酸エチルISOmflを加えて
振盪し、油状物をすべて酢酸エチル層に溶解、移行させ
た。酢酸エチル層を分解し、残った水層は50+Ilの
酢酸エチルで更に抽出し、得られた酢酸エチル層を前の
酢酸エチル層と合わせた0合わせた酢酸エチル層(抽出
液)を無水硫酸ソーダで乾燥し、蒸発乾個すると、45
0■の粗製物が得られた。この粗製物はにl198物質
(複合混成物)の主成分MI198−Z、物質の力価を
種物質して換算すると、7%のMI198物質を含有し
ていた。 この粗製物をシリカゲル(メルク社製、商品
名キーゼルゲル60)47 gをクロロフォルム中で充
填したカラム・クロマトグラフィー(5+mu−分画)
にかけると、抗線虫活性の低い副分画が溶出し、溶出シ
終った後、溶出全液量410mMト445m12トの間
に主分画(35mUが現われた。カラムをクロロフォル
ム−メタノール(I0:1)の溶媒系で更に展開すると
、抗線虫活性の低い親水性の副分画が得られた。 前記
の主分画を濃縮乾固すると、76■の固形物が得られた
。この固形物は、MI198−Z工物質の力価を標準と
して換算すると、45%のMI198物質を含有してい
た。 失斑且又 グルコース1%、でんぷん1%、肉エキス0.75%、
酵母エキス0.5%及び食塩0.3%を含む培地(p)
17.0)50mMを容れた500ma振盪フラスコ1
00本に。 MI198−fF29株の白金耳量をその寒天斜面培養
から接種し、28℃で10日間振盪培養した。 得られた培養物を合わせて濾過して菌体を採り、湿菌体
の3倍容のイソプロパツール(IQ)を菌体に加えて1
時間攪拌した後、吸引濾過して濾液を採取した。この濾
液すなわちイソプロパツール抽出溶液をロータリー・エ
バポレーターで濃縮し、その途中で水を追加し、再び濃
縮して300vQの混合物(水とタール状物質との混合
物)を得た。この混合物に酢酸ブチル200mQを加え
振盪して抽出した後、遠心分離した。酢酸ブチル層を採
取し、更MI度150mQの酢酸ブチルで同様な抽出操
作を行った後、両方の酢酸ブチル層(抽出液)を合わせ
、蒸発乾個した。 860mgの粗製物(固形物)が得られ、これはMI1
9111−Z8物質の力価から換算すると9%のMI1
98物質を含有していた。 3111止 マンノース1%、デキストリン1%、酵母エキス0.2
%、粉ミルク0.5%1食塩0.2%及び硫酸マグネシ
ウム(7)1□O) 0.1%を含む培地(PH7,0
)400@Qを容れた2Q振盪フラスコ2本に、MI1
98−fF29株の白金耳量をその寒天斜面培養から接
種し、28℃で5日間振盪培養した。 同じ組成の培地20Qを容れた30Q容ジヤー・ファメ
ンターに上記の前記の種培養物を移植し、28℃で7日
間通気培養した。 得られた培養物を濾過して菌体を採り、湿菌体の3倍容
のイソプロパツール(2,5Q )を加えて1時間攪拌
し抽出した後、吸引濾過して濾液を採取した。この濾液
すなわちイソプロパツール抽出溶液をロータリー・エバ
ポレーターで濃縮し、途中で水を追加し、再び濃縮し最
終的に600@Qの混合物を得た。得られた濃縮混合物
に酢酸ブチル500mQを回分的に加えては抽出し、酢
酸ブチル層を分取した。境界の乳濁層は無水硫酸ソーダ
で脱水して清澄な酢酸ブチル層とした。すべての酢酸ブ
チルN(抽出液)を合わせて蒸発乾個した。 このようにして1.95gの褐色の粗製物が得られ。 これはMI198−Z工物質の力価から換算すると7%
のMI1913物質を含有していた。それに200dの
石油エーテルを加えて2時間攪拌して抽出した。残渣を
更MI00@Qの石油エーテルと1時間攪拌して、石油
エーテル層を合わせて蒸発乾個した。 残渣として1.05 gの褐色タール物質が得られ、こ
れは、その力価から換算すると、10%のMI198物
質を含有していた。 失五五土 実施例1で得た主分画の濃縮乾固物の761gを、シリ
カゲル(メルク社製、商品名キーゼルゲル60)23g
をトルエン中で充填したカラムクロマトグラフィーに付
し、トルエン−アセトン(4:1)の展開液で展開して
SmQずつの分画を採取した。各分画をシリカゲル薄層
クロマトグラフィーに供した。 薄層クロマトグラフィーシリカゲル板に紫外線を照射し
強い発色を示す物質を追跡した。溶出順に各分画は、夫
々に、28−デオキシ−25−メチルミルベマイシンB
、28−デオキシ−6−ヒドロキシ−25−メチルミル
ベマイシンB、ミルベマイシンαり。 MI198−Z物質混合物(I1,8mg)、及びミル
ベマイシンβ、を含有していた。 MI198−Z物質
混合物を含む分画を濃縮すると、MI198− Z、〜
Zi)物質の混合物を含有する黄色油状物が得られ、こ
れをさらに分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製
、キーゼルゲル60F、、、、 20amX20cmX
0.5mX 2枚、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)で
3回展開)にかけると、MI198−Z、物質6.8m
gを得た。 この分取用薄層クロマトグラフィーで分離できなカッた
MI198−Z、、 MI198−Z、、MI198−
Z、物質は、MI198物質の混合物を含有する黄色油
状物をさらに分取用高速液体クロマトグラフィー(カラ
ム:センシュー科学層、シラン化シリカゲルの5SC−
005−762カラム、展開溶媒=75%アセトニトリ
ルー水、検呂: UV240nm)で分取精製し、溶出
順にMI198−Z、物質(7)1.1mg、 MI1
98−Z、物質(7)2.3mg、MI198−24物
質(7)0.5mgを得た。 大五板旦 実施例1と同様にしてシリカゲルカラムでクロマトグラ
フィー分離した主分画を大量に、実施例4のカラムクロ
マトグラフィー操作を行なってMI198−2物質の混
合物の粗製物を含有する黄色油状物835mgを得た。 この粗MI198物質の混合物から微量成分すなわちM
I198−Z、物質〜MI198−21.物質を単離す
るために、前記の黄色油状物835mgを逆相クロマト
グラフィーカラムを使用する高速液体クロマトグラフィ
ー(カラム:センシュー科学製。 5SC−ODS −762カラム、展開溶媒=75%ア
セトニトリル−水、検出: UV 2 nm)にかけ、
次しで分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社製キー
ゼルゲル60F、、、、20cmX20cmX0.5m
m、ヘキサン−酢酸エチル(3:l)で3回展開)にか
けた。 ソノ結果とシテ、MI198−2.物質8.1mg、
MI198−2、物質2.8mg、 MI198−Z7
物質3.9+ag、 MI198−2.物質1.4mg
、 Mr198−Z、物質 4−3mg−Mrt9a−
zi、物質4.1mg、 MI198Zt□物質1.8
mg、 MI198−21.物質3.3mg、 811
98−2,、物質5.OBを得た。 去】11」 水MI夜浸すことによって十分に水を浸み込ませた米又
は小麦の約20gを100d三角フラスコに入れ、綿栓
をし、オートクレーブ中で120℃で30分間ずつ3回
滅菌した。 室温に冷却した後、蒸留水1mQにMI198−fF2
9株の傾斜培養の白金耳量を懸濁させることによって調
整したMI198−fF29株(FERM BP−20
59)の胞子懸濁液1−を、上記の滅菌した米又は小麦
に接種した。 接種の間、米又は小麦を前記の胞子懸濁液と良く混合し
、MI198−fF29株の菌体を均一に接種した。 接種後、27℃で約12〜15日間静置培養すると、米
又は小麦中で菌糸が十分に生育し、胞子を形成させた。 このように得られた培養物、すなわちMI198−fF
29株を胞子形成まで培養させた米又は小麦、又はその
他の穀粒は、直接に寄生虫撲滅剤として動物に経口投与
し得る。必要なら、この培養物に投与前に高周波の照射
で滅菌することもできる。 更に、この培養物を適当な有機溶媒、例えばアセトン、
メタノール又はエタノールで抽出してMI198物質を
含む抽出液を調整し1次いでそれを濃縮乾固することも
できる。得られた固形生成物は農業用製剤又は動物用製
剤に配合する有効成分又は原体として使用し得る。 次に、本発明のMI198物質の生物活性を以下の試験
例によって説明する。 X凱舊工 MI198−Z物質の0.1%メタノール溶液を水で1
00倍稀釈してMI198−Z物質の10mcg/dの
溶液を調製した。その適当量を線虫のケノラプディティ
ス・エレガンス(Caenorhaditis j」巨
u)の懸濁液1sQに加え、少し振りまぜた後、26℃
で40分間放置した。実体鏡で処理後、未だ自由活動す
る線虫の数と全供試線虫数とを計数し、全供試線虫数に
対する自由活動の線虫数の百分率、すなわち線虫の自由
活動率(%)を求めた。その2反覆試験の平均値を計算
して次表に示す、比較のため、ミルベマイシン類も同様
に試験した。 試lu1劃 MI198− Z物質58%、MI198− Z、物質
10%、MI198−Z、物質24%、及びMI198
−Z、物質3%を含むMI198物質試料の0.1%ア
セトン溶液を水で稀釈して、以下の第8表に示した所定
の濃度のMI198−Zi物質を含有する供試薬液を調
整した。一方で、9cIlガラス・プレート中の寒天ゲ
ル上に直径3c+aに切ったいんげん葉を円板を裏返し
に置き、ナミハダニ(釦な!■±us urticae
)雌成虫の10匹を放飼した。それに供試薬液を211
fl/Cmzの施用量で噴霧した。25℃で48時間放
置後のダニのノックダウン率を測定し、その3反覆試験
の平均値を計測して次表に示す。 なお、比較のため、同時に市販のポリナクチンを同様の
方法で試験したが、ポリナクチンの施用濃度が10+a
cg/lQの時のダニのノックダウン率は93%であっ
た。 ヌW 試験例2と同一のMI198物質試料の0.1%アセト
ン溶液を水で稀釈して第9表に示した所定の濃度のMI
198−Z、物質を含有する供試薬液を調製した。 一方で、9C!Iガラス/プレート中の寒天ゲル上に直
径3c+oに切ったいんげん葉の円板を裏返しに置き、
ナミハダニ雌成虫の10匹を放飼して産卵させた。24
時間後に成虫を取除き、そこへ供試薬液を2 mQ/c
m”の施用量で噴霧し、25℃で9日放置後の死卵数お
よび死幼虫数を算え、その殺卵率と殺幼虫率とを求めた
。得られた結果を次表に示す。 なお、比較のために、同時に同様に試験した市販のポリ
ナクチンの施用濃度10mcg/aΩにおける殺幼虫率
及び殺卵率は夫々100%及び0%であった。 莢腹且土 試験例2と同一のMI198物質試料の0.1%アセト
ン溶液を、少量の展着剤を含む水で稀釈して以下の第1
0表に示した所定濃度のMI198−Z、物質を含有す
る薬液を調製した。一方で、ポットに植えたいんげんに
ナミハダニ雌成虫の10匹を放飼し、感染の1日後に供
試薬液を15mu/2ポットの割合で噴霧処理し、ガラ
ス温室内に置いた。薬液噴霧処理3日後の殺成虫率を求
めた。処理12日後の次世代抑制率(すなわち、薬液処
理後に生長したダニ成虫の抑制率%)は次式に従って調
べた。 得られた試験結果を次表に示す。 笈−よq二表 なお、比較のため、同時に市販の殺ダニ剤ケルセン40
%乳剤を同・様に試験したが、ケルセンの11011c
/IIQの施用濃度における殺成虫率及び次世代抑制率
は夫々に39%及び32%であった。 K腹五旦 アカイエカ(む士込剋刺且徂凹遍且匣)幼虫の20匹を
、水400mMを入れであるビーカーに入れ、そこへM
I198−Z物質の0.1%アセトン溶液の所定量を、
あるいはこのMI198−Z物質のア七トン溶液を水で
稀釈して以下の第11表に示した所定濃度のMI198
−2物質になるように調製した供試化合物の水溶液の所
定量を加えた。 20〜25℃MI日放置後に7カイエ
カの死出率を調べた。結果を第11表に示す。 第−工よ一人 なお、比較のため、市販の殺虫剤イヴオメックを同様に
試験したところ、これの有効成分の施用濃度が0.01
11Iag/mL O,I IIIag/mQ及び1
n+cg/dである時の駆虫率は夫々に50%、90%
及び100%であった。 ヌJLILL 本試験は犬の回虫(Toxocara caris)に
対する訂198物質の駆虫活性を例証する。 犬の回虫を自然感染させた子犬をそのEPG値(すなわ
ち糞便g当りの回虫の排卵数)から1群4匹ずつの群に
分けた。各群の犬にMI198−Z、物質の50%エタ
ノール溶液を有効成分化合物がO,1mg/kgと0.
03+ag/Kfの投与量で1回胃ゾンデを用いて強制
的に経口投与した。 投与1週間前から剖検時までの糞便中の排出体数を求め
た。投与後7日目の剖検により小腸内の残存土庄体数を
求めた。駆虫活性は次式に従って寄生虫の駆虫率を求め
ることによって評価した。 得られた試験結果を以下の第12表に示した。 第12表 本試験例はニワトリの回虫(Ascaridia p圭
は)に対するMI19111物質の駆虫活性を例証する
。 ニワトリの回虫を人工感染させたニワトリを1群5羽ず
つの群に分けた。各群のニワトリにMI198−Z、物
質の50%エタノール溶液を有効成分化合物が0.1m
g/kgと0.03mg/kgの投与量で1回胃ゾンデ
を用いて強制的に経口投与した。 投与後から剖検時7日目までのニワトリの糞便中の排出
体数を求めた。また剖検による小腸内残存虫体数を求め
た。駆虫活性は、前記の試験例7に示した同じ算式によ
って駆虫率を求めることによって評価した。試験結果を
以下の第13表に示す。 第13表
第1図はMJl”18−Z、物質の、エタノール中で測
定した紫外線吸収スペクトルである。 第2図はMI198−Zユ物質のKBr法で測定した赤
外線吸収スペクトルである。 第3図はMI198−Z工物質の、重クロロホルム中、
室温で測定した400M)Izプロトン核磁気共鳴スペ
クトルである。
定した紫外線吸収スペクトルである。 第2図はMI198−Zユ物質のKBr法で測定した赤
外線吸収スペクトルである。 第3図はMI198−Z工物質の、重クロロホルム中、
室温で測定した400M)Izプロトン核磁気共鳴スペ
クトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は次式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
、表等があります▼ (但しR^3、R^4、R^5及びR^6は夫々に水素
原子、メチル基又はエチル基である)で表わされるアシ
ル基であり、R^2はメチル基、エチル基又はイソプロ
ピル基である〕で示される化合物である抗生物質MI1
98物質。 2、一般式( I )においてR^3及びR^4が同時に
メチル基であり且つR^2がメチル基である場合の化合
物に相当する抗生物質MI198−Z_1物質である請
求項1記載の化合物。 3、一般式( I )においてR^3がメチル基でR^4
が水素原子であり、アシル基R^1はトランス型であり
、R^2はメチル基である場合の化合物に相当する抗生
物質MI198物質−Z_2−t物質である請求項1記
載の化合物。 4、一般式( I )においてR^3が水素原子でR^4
がメチル基であり、アシル基R^1がシス型であり、R
^2はメチル基である場合の化合物に相当する抗生物質
MI198物質−Z_2−c物質である請求項1記載の
化合物。 5、一般式( I )においてR^3及びR^4が同時に
メチル基であり、R^2がエチル基である場合の化合物
に相当する抗生物質MI198物質−Z_3物質である
請求項1記載の化合物。 6、一般式( I )においてR^3及びR^4が同時に
メチル基であり、R^2がイソプロピル基である場合の
化合物に相当する抗生物質MI198物質−Z_4物質
である請求項1記載の化合物。 7、一般式( I )においてR^5及びR^6が同時に
メチル基であり、R^2がメチル基である場合の化合物
に相当する抗生物質MI198−Z_5物質である請求
項1記載の化合物。 8、一般式( I )においてR^5及びR^6が同時に
メチル基であり、R^2がエチル基である場合の化合物
に相当する抗生物質MI198−Z_6物質である請求
項1記載の化合物。 9、一般式( I )においてR^3がエチル基でR^4
がメチル基であり、アシル基R^1はトランス型であり
、R^2はメチル基である場合の化合物に相当する抗生
物質MI198−Z_7−t物質である請求項1記載の
化合物。 10、一般式( I )においてR^3がエチル基でR^
4がメチル基であり、アシル基R^1はシス型であり、
R^2はメチル基である場合の化合物に相当する抗生物
質MI198−Z_7−c物質である請求項1記載の化
合物。 11、一般式( I )においてR^3がエチル基でR^
4がメチル基であり、アシル基R^1はトランス型であ
り、R^2はエチル基である場合の化合物に相当する抗
生物質MI198−Z_8−t物質である請求項1記載
の化合物。 12、一般式( I )においてR^3がエチル基でR^
4がメチル基であり、アシル基R^1はシス型であり、
R^2はエチル基である場合の化合物に相当する抗生物
質MI198−Z_8−c物質である請求項1記載の化
合物。 13、一般式( I )においてR^5がエチル基でR^
6がメチル基であり、R^2はメチル基である場合の化
合物に相当する抗生物質MI198−Z_9物質である
請求項1記載の化合物。 14、一般式( I )においてR^5がエチル基でR^
5がメチル基であり、R^2はエチル基である場合の化
合物に相当する抗生物質MI198−Z_1_0物質で
ある請求項1記載の化合物。 15、一般式( I )においてR^3およびR^4がエ
チル基であり、R^2はメチル基である場合の化合物に
相当する抗生物質MI198−Z_1_1物質である請
求項1記載の化合物。 16、一般式( I )においてR^3およびR^4がエ
チル基であり、R^2はエチル基である場合の化合物に
相当する抗生物質MI198−Z_1_2物質である請
求項1記載の化合物。 17、一般式( I )においてR^5およびR^6がエ
チル基であり、R^2はメチル基である場合の化合物に
相当する抗生物質MI198−Z_1_3物質である請
求項1記載の化合物。 18、ストレプトミセス属に属するMI198物質生産
菌を培養し、その培養物から、次の一般式▲数式、化学
式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は次式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
、表等があります▼ (但しR^3、R^4、R^5及びR^6は夫々に水素
原子、メチル基又はエチル基である)で表わされるアシ
ル基であり、R^2はメチル基、エチル基又はイソプロ
ピル基である〕で示される化合物である抗生物質MI1
98物質を採取することを特徴とする、抗生物質MI1
98物質の製造法。 19、MI198物質生産菌はストレプトミセス・ハイ
グロスコピカス・サブスペシス・アウレオラクリモスス
MI198−fF29株(微工研条寄第2059号)で
あり、この菌株を好気的条件下で培養する請求項第18
記載の方法。 20、次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は次式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
、表等があります▼ (但しR^3、R^4、R^5及びR^6は夫々に水素
原子、メチル基又はエチル基である)で表わされるアシ
ル基であり、R^2はメチル基である)で表わされるア
シル基であり、R^2はメチル基、エチル基又はイソプ
ロピル基である〕で示される抗生物質MI198物質を
有効成分として含有することを特徴とする、ヒト又は動
物又は植物に寄生する線形動物の成虫及び幼虫の殺滅剤
。 21、次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は次式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
、表等があります▼ (但しR^3、R^4、R^5及びR^6は夫々に水素
原子、メチル基又はエチル基である)で表わされるアシ
ル基であり、R^2はメチル基、エチル基又はイソプロ
ピル基である〕で示される抗生物質MI198物質を有
効成分として含有することを特徴とする、有害な節足動
物の成虫、幼虫及び卵の殺滅剤。 22、ストレプトミセス・ハイグロスコピカス・サブス
ペシス・アウレオラクリモススMI198−fF29株
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25196888A JPH01272587A (ja) | 1987-10-09 | 1988-10-07 | マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25383887 | 1987-10-09 | ||
| JP62-253838 | 1987-10-09 | ||
| JP25196888A JPH01272587A (ja) | 1987-10-09 | 1988-10-07 | マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01272587A true JPH01272587A (ja) | 1989-10-31 |
Family
ID=26540460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25196888A Pending JPH01272587A (ja) | 1987-10-09 | 1988-10-07 | マクロライド抗生物質mi198物質及びその製造法、並びに線形動物又は節足動物の殺滅剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01272587A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5008191A (en) * | 1986-12-11 | 1991-04-16 | Sankyo Company Limited | Macrolide compounds, their preparation and their use |
| US5212322A (en) * | 1986-12-11 | 1993-05-18 | Sankyo Company, Limited | Macrolide compounds, their preparation and their use |
| JPH05255342A (ja) * | 1991-06-20 | 1993-10-05 | Merck & Co Inc | 4a−置換アベルメクチン誘導体 |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP25196888A patent/JPH01272587A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5008191A (en) * | 1986-12-11 | 1991-04-16 | Sankyo Company Limited | Macrolide compounds, their preparation and their use |
| US5212322A (en) * | 1986-12-11 | 1993-05-18 | Sankyo Company, Limited | Macrolide compounds, their preparation and their use |
| JPH05255342A (ja) * | 1991-06-20 | 1993-10-05 | Merck & Co Inc | 4a−置換アベルメクチン誘導体 |
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