JPH0128230B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0128230B2 JPH0128230B2 JP3271182A JP3271182A JPH0128230B2 JP H0128230 B2 JPH0128230 B2 JP H0128230B2 JP 3271182 A JP3271182 A JP 3271182A JP 3271182 A JP3271182 A JP 3271182A JP H0128230 B2 JPH0128230 B2 JP H0128230B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- blade chamber
- rotor
- working spaces
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/24—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves
- F04C28/26—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by using valves controlling pressure or flow rate, e.g. discharge valves or unloading valves using bypass channels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
本発明は、特にカーエアコン等に使用する複数
のいわゆるローブ(以下本発明では作動空間と記
す)を有するマルチローブベーン形圧縮機に関す
る。 一般のスライデイングベーン式の圧縮機は、第
1図に示す様に、内部に円筒空間を有するシリン
ダ1と、この両側面に固定され、シリンダ1の内
部空間である羽根室2−1,2−2をその側面に
おいて密閉する側板(第1図では図示せず)と、
前記シリンダ1内に配置されるロータ3と、この
ロータ3に設けた溝4に摺動可能に係合されたベ
ーン5より構成される。6−1,6−2は側板に
形成された吸入孔、7−1,7−2はシリンダ1
に形成された吐出孔である。ベーン5は、ロータ
3の回転に伴い、遠心力によつて外側に飛出し、
その先端面がシリンダ1の内壁面を摺動しつつ、
圧縮機のガスの漏洩防止を計つている。 この様なスライデイングベーン式のロータリー
圧縮機は構成が複雑で、部品点数の多いレシプロ
式の圧縮機と比べ、小型シンプルな構成が可能で
あり、近年、カークーラー用の圧縮機に適用され
るようになつた。しかし、このロータリー式はレ
シプロ式と比べて次のような問題があつた。 すなわち、カークーラーの場合、エンジンの駆
動力は、ベルトを介してクラツチのプーリーに伝
達され、圧縮機の回転軸を駆動する。したがつ
て、スライデイングベーン式の圧縮機を用いた場
合、その冷凍能力は車のエンジンの回転数に比例
してほぼ直線的に上昇していく。 一方、従来から用いられているレシプロ式のコ
ンプレツサを用いた場合は、吸入弁の追従性が高
速回転時においては悪くなり、圧縮ガスを十分に
シリンダ内に吸入出来ず、その結果、冷凍能力は
高速時においては飽和してしまう。つまり、レシ
プロ式では、高速走行時においては令凍能力の抑
制作用が自動的に働くのに対してロータリー式で
はその作用がなく、圧縮仕事の増大によつて効率
を低下させ、あるいは過冷却(冷え過ぎ)の状態
になる。ロータリー圧縮機の前述した問題点を解
消させる方法として、ロータリー圧縮機の吸入孔
6−1,6−2に通ずる流通路に流通路の開口面
積が変化するソレノイド制御パルスを構成し、高
速回転時に開口面積を絞ることにより、その吸入
損失を利用して能力制御を行う方法が従来から提
案されている。但し、この場合、上記制御パルス
を別途附加せねばならず、構成が複雑化し、コス
ト高となる問題点があつた。ロータリー圧縮機の
高速時の能力過多を解消する他の方法として、流
体クラツチ、遊星歯車等を用いて回転数を一定以
上は増速させない構造が従来から提案されてい
る。 しかし、例えば、前者は相対移動面の摩擦発熱
によるエネルギーロスが大きく、後者は部品点数
の多い遊星歯車機構を附加することにより寸法形
状も大型となり、省エネルギー化の動向によつて
増々シンプル化、コンパクト化が要求されている
昨今において、実用化は難しい。 本発明は、複数の作動空間を有し、作動空間内
で前記ベーンによつて仕切られる各羽根室の吸
入、圧縮のサイクルが互いに位相差を有する圧縮
機において、従来のように回転数を検出してこれ
により電気的に開閉するソレノイド制御バルブ
や、流体クラツチ、歯車機構を使用することなく
高速回転時の能力制御を行うものであり、このた
め、異なる作動空間の間を連通すると共に、その
作動空間への開口部において、互いに圧力変化の
位相が相違するバイパス路を形成し、このバイパ
ス路の途中に形成された弁室内に、前記作動空間
の間の圧力差が所定値以下の時バイパス路を開状
態に保ち、かつ前記圧力差が前記所定値をこえた
時この圧力差によつてバイパス路を閉じるように
移動可能にされた弁体を配置し、かつこの弁体の
質量を作動空間の間の差圧の逆転周期が所定値以
上の間、開状態を保つよう設定したもので、これ
により圧縮機の高速回転時の吐出総重量を減少し
冷凍能力を抑制するようにしたものである。 以下本発明の実施例について説明する。 第2図は本発明の一実施例を示すもので、10
はシリンダ、11はロータ、12はベーン、14
は羽根室A、15は羽根室B、16は吸入孔A、
17は吸入孔B、18は吐出孔A、19は吐出孔
B、20,21は側板に形成された羽根室側開口
部A及び羽根室側開口部B、22は羽根室A14
に連結されたバイパス路、23は羽根室B15に
連結されたバイパス路、24はバイパス路22,
23の途中に設けた弁室へのバイパス路A22の
開口部、25は同バイパス路B23の開口部、弁
室内に位置する26はフラツパ弁である。圧縮機
は、概略楕円の内面形状を有するシリンダ10
と、その中央部に配置され、3枚のベーン12が
摺動自在に収納されたロータ11により構成され
る。また、ロータ11とシリンダ10で形成され
る左右対称の2つのシリンダ室を作動空間と呼
び、この種のタイプを本明細文では2つの作動空
間を有する圧縮機を2ローブタイプとする。 以下、本発明の作動原理について説明する。 第3図イ,ロは低速回転における各羽根室内冷
媒の流動状態を示すもので、イ図は右側の羽根室
A14が吸入行程、左側の羽根室B15が圧縮行
程にある状態を示し、ロ図は羽根室A14が吸入
行程、羽根室B15が圧縮行程にある状態を示
す。左右各作動空間の羽根室A14,B15の体
積の変化は位相差があるために、各羽根室の圧力
の変化も位相差を有する。図イの状態のとき羽根
室B15の圧力:Pbは羽根室の体積の減少によ
り供給圧:Ps以上に上昇している。一方、羽根室
A14は、また吸入孔A16と連絡した状態にあ
るために羽根室圧力:Pa=Psである。各バイパ
ス路22,23の弁室への開口部24,25の圧
力をPa1,Pb2とすれば、Pa1<Pb2であり、フラツ
パ弁26は図イに示す様に開口部A24の側へ吸
引される。ロ図のとき、イ図とは逆の状態とな
り、Pa1>Pb2となるために、フラツパ弁26は開
口部B25の側へ吸引される。 第3図イ,ロ共、バイパス路22,23はフラ
ツパ弁26によつて遮断された状態にあり、各作
動空間の羽根室の圧力変化は上記バイパス路2
2,23の影響を受けない。但し、フラツパ弁2
6は低速回転において、回転数で決まる周波数を
有する変動圧力に対して、十分追従出来る様にそ
の固有振動数(質量とバネ剛さで決まる)を決め
る。 第4図イ,ロは高速回転における各羽根室1
4,15の冷媒の流動状態を示すものである。高
速回転においては、フラツパ弁26の変位は、高
い周波数の圧力変化に追従出来ず、ほぼ中立状態
を保つ。その結果、バイパス路A22,23は開
放された状態となる。例えば、第4図イの状態で
は圧縮行程にある羽根室B15から、吸入行程の
途中である羽根室B15から吸入行程の途中であ
る羽根室A14に冷媒が流入する。羽根室A14
の体積は増加中であるため通常供給源27から吸
入孔16を通じて冷媒が供給される。しかしバイ
パス経路がこの様に開放された場合、羽根室A1
4の圧力が上昇するため、供給源27からの冷媒
の供給はストツプする。第4図ロの場合、上図ロ
に対して全く逆の状態となり、羽根室A14から
羽根室B15へ冷媒が流入する。したがつて、高
速回転において圧縮行程における左右の羽根室の
圧力及び吐出流量は均等に減少し、冷凍能力が抑
制される。第5図イ,ロに低速及び高速回転にお
けるフラツパ弁の状態を拡大したモデル図で示
す。 第6図イ,ロはロータ11が一回転する間の羽
根室A14,B15の圧力特性を示すモデル図で
ある。実線は、バイパス路22,23の羽根室側
開口部20,21(第2図)からみた羽根室圧
力、鎖線は吐出孔18,19に近い位置からみた
羽根室圧力を示す。実線の圧力が途中で寸断され
るのは圧力が十分に上昇する前にベーンが羽根室
側開口部20,21を通過し、上記開口部20,
21が吸入行程中であるので低圧の羽根室と連絡
するからである。羽根室側開口部20,21の設
ける位置の選定によつて上記開口部20,21の
圧力曲線を選ぶことが出来、その結果冷媒の帰還
量が変わる。 第6図ハは各バイパス路22,23に圧力損失
がないとした場合の、フラツパ弁26の左右に加
わる圧力:Pa1−Pb2を示す。羽根室A14と羽根
室B15の圧力特性は2ローブ、3ベーンを用い
た本実施例ではΔθ=60゜の位相差を有するため、
ロータ11が一回転中、フラツパ弁26の左右の
圧力は、3サイクルの圧力変化を繰り返すことに
なる。例えば、ω=3600rpm(60rps)において、
フラツパ弁には上記弁26を左右に振動させる。 =3×60=180Herzの変動圧力が加わること
になる。 一般に圧縮機の作動空間の数をm、ベーンの枚
数をn、回転数をωrpmとすればフラツパ弁に加
わる振動数は∫=n・m・ω/120Herzとなる。
但し、本発明の実施例では作動空間の数とベーン
枚数の組み合せによつて各羽根室圧力の変化が位
相差を有することに着目し、かつ、各作動空間の
羽根室間を例えばフラツパ弁の様な時間遅れ要素
を介して連絡した事を特徴としている。したがつ
て、作動空間mと、ベーン枚数:nを次の様な制
約条件のもとで選択する。
のいわゆるローブ(以下本発明では作動空間と記
す)を有するマルチローブベーン形圧縮機に関す
る。 一般のスライデイングベーン式の圧縮機は、第
1図に示す様に、内部に円筒空間を有するシリン
ダ1と、この両側面に固定され、シリンダ1の内
部空間である羽根室2−1,2−2をその側面に
おいて密閉する側板(第1図では図示せず)と、
前記シリンダ1内に配置されるロータ3と、この
ロータ3に設けた溝4に摺動可能に係合されたベ
ーン5より構成される。6−1,6−2は側板に
形成された吸入孔、7−1,7−2はシリンダ1
に形成された吐出孔である。ベーン5は、ロータ
3の回転に伴い、遠心力によつて外側に飛出し、
その先端面がシリンダ1の内壁面を摺動しつつ、
圧縮機のガスの漏洩防止を計つている。 この様なスライデイングベーン式のロータリー
圧縮機は構成が複雑で、部品点数の多いレシプロ
式の圧縮機と比べ、小型シンプルな構成が可能で
あり、近年、カークーラー用の圧縮機に適用され
るようになつた。しかし、このロータリー式はレ
シプロ式と比べて次のような問題があつた。 すなわち、カークーラーの場合、エンジンの駆
動力は、ベルトを介してクラツチのプーリーに伝
達され、圧縮機の回転軸を駆動する。したがつ
て、スライデイングベーン式の圧縮機を用いた場
合、その冷凍能力は車のエンジンの回転数に比例
してほぼ直線的に上昇していく。 一方、従来から用いられているレシプロ式のコ
ンプレツサを用いた場合は、吸入弁の追従性が高
速回転時においては悪くなり、圧縮ガスを十分に
シリンダ内に吸入出来ず、その結果、冷凍能力は
高速時においては飽和してしまう。つまり、レシ
プロ式では、高速走行時においては令凍能力の抑
制作用が自動的に働くのに対してロータリー式で
はその作用がなく、圧縮仕事の増大によつて効率
を低下させ、あるいは過冷却(冷え過ぎ)の状態
になる。ロータリー圧縮機の前述した問題点を解
消させる方法として、ロータリー圧縮機の吸入孔
6−1,6−2に通ずる流通路に流通路の開口面
積が変化するソレノイド制御パルスを構成し、高
速回転時に開口面積を絞ることにより、その吸入
損失を利用して能力制御を行う方法が従来から提
案されている。但し、この場合、上記制御パルス
を別途附加せねばならず、構成が複雑化し、コス
ト高となる問題点があつた。ロータリー圧縮機の
高速時の能力過多を解消する他の方法として、流
体クラツチ、遊星歯車等を用いて回転数を一定以
上は増速させない構造が従来から提案されてい
る。 しかし、例えば、前者は相対移動面の摩擦発熱
によるエネルギーロスが大きく、後者は部品点数
の多い遊星歯車機構を附加することにより寸法形
状も大型となり、省エネルギー化の動向によつて
増々シンプル化、コンパクト化が要求されている
昨今において、実用化は難しい。 本発明は、複数の作動空間を有し、作動空間内
で前記ベーンによつて仕切られる各羽根室の吸
入、圧縮のサイクルが互いに位相差を有する圧縮
機において、従来のように回転数を検出してこれ
により電気的に開閉するソレノイド制御バルブ
や、流体クラツチ、歯車機構を使用することなく
高速回転時の能力制御を行うものであり、このた
め、異なる作動空間の間を連通すると共に、その
作動空間への開口部において、互いに圧力変化の
位相が相違するバイパス路を形成し、このバイパ
ス路の途中に形成された弁室内に、前記作動空間
の間の圧力差が所定値以下の時バイパス路を開状
態に保ち、かつ前記圧力差が前記所定値をこえた
時この圧力差によつてバイパス路を閉じるように
移動可能にされた弁体を配置し、かつこの弁体の
質量を作動空間の間の差圧の逆転周期が所定値以
上の間、開状態を保つよう設定したもので、これ
により圧縮機の高速回転時の吐出総重量を減少し
冷凍能力を抑制するようにしたものである。 以下本発明の実施例について説明する。 第2図は本発明の一実施例を示すもので、10
はシリンダ、11はロータ、12はベーン、14
は羽根室A、15は羽根室B、16は吸入孔A、
17は吸入孔B、18は吐出孔A、19は吐出孔
B、20,21は側板に形成された羽根室側開口
部A及び羽根室側開口部B、22は羽根室A14
に連結されたバイパス路、23は羽根室B15に
連結されたバイパス路、24はバイパス路22,
23の途中に設けた弁室へのバイパス路A22の
開口部、25は同バイパス路B23の開口部、弁
室内に位置する26はフラツパ弁である。圧縮機
は、概略楕円の内面形状を有するシリンダ10
と、その中央部に配置され、3枚のベーン12が
摺動自在に収納されたロータ11により構成され
る。また、ロータ11とシリンダ10で形成され
る左右対称の2つのシリンダ室を作動空間と呼
び、この種のタイプを本明細文では2つの作動空
間を有する圧縮機を2ローブタイプとする。 以下、本発明の作動原理について説明する。 第3図イ,ロは低速回転における各羽根室内冷
媒の流動状態を示すもので、イ図は右側の羽根室
A14が吸入行程、左側の羽根室B15が圧縮行
程にある状態を示し、ロ図は羽根室A14が吸入
行程、羽根室B15が圧縮行程にある状態を示
す。左右各作動空間の羽根室A14,B15の体
積の変化は位相差があるために、各羽根室の圧力
の変化も位相差を有する。図イの状態のとき羽根
室B15の圧力:Pbは羽根室の体積の減少によ
り供給圧:Ps以上に上昇している。一方、羽根室
A14は、また吸入孔A16と連絡した状態にあ
るために羽根室圧力:Pa=Psである。各バイパ
ス路22,23の弁室への開口部24,25の圧
力をPa1,Pb2とすれば、Pa1<Pb2であり、フラツ
パ弁26は図イに示す様に開口部A24の側へ吸
引される。ロ図のとき、イ図とは逆の状態とな
り、Pa1>Pb2となるために、フラツパ弁26は開
口部B25の側へ吸引される。 第3図イ,ロ共、バイパス路22,23はフラ
ツパ弁26によつて遮断された状態にあり、各作
動空間の羽根室の圧力変化は上記バイパス路2
2,23の影響を受けない。但し、フラツパ弁2
6は低速回転において、回転数で決まる周波数を
有する変動圧力に対して、十分追従出来る様にそ
の固有振動数(質量とバネ剛さで決まる)を決め
る。 第4図イ,ロは高速回転における各羽根室1
4,15の冷媒の流動状態を示すものである。高
速回転においては、フラツパ弁26の変位は、高
い周波数の圧力変化に追従出来ず、ほぼ中立状態
を保つ。その結果、バイパス路A22,23は開
放された状態となる。例えば、第4図イの状態で
は圧縮行程にある羽根室B15から、吸入行程の
途中である羽根室B15から吸入行程の途中であ
る羽根室A14に冷媒が流入する。羽根室A14
の体積は増加中であるため通常供給源27から吸
入孔16を通じて冷媒が供給される。しかしバイ
パス経路がこの様に開放された場合、羽根室A1
4の圧力が上昇するため、供給源27からの冷媒
の供給はストツプする。第4図ロの場合、上図ロ
に対して全く逆の状態となり、羽根室A14から
羽根室B15へ冷媒が流入する。したがつて、高
速回転において圧縮行程における左右の羽根室の
圧力及び吐出流量は均等に減少し、冷凍能力が抑
制される。第5図イ,ロに低速及び高速回転にお
けるフラツパ弁の状態を拡大したモデル図で示
す。 第6図イ,ロはロータ11が一回転する間の羽
根室A14,B15の圧力特性を示すモデル図で
ある。実線は、バイパス路22,23の羽根室側
開口部20,21(第2図)からみた羽根室圧
力、鎖線は吐出孔18,19に近い位置からみた
羽根室圧力を示す。実線の圧力が途中で寸断され
るのは圧力が十分に上昇する前にベーンが羽根室
側開口部20,21を通過し、上記開口部20,
21が吸入行程中であるので低圧の羽根室と連絡
するからである。羽根室側開口部20,21の設
ける位置の選定によつて上記開口部20,21の
圧力曲線を選ぶことが出来、その結果冷媒の帰還
量が変わる。 第6図ハは各バイパス路22,23に圧力損失
がないとした場合の、フラツパ弁26の左右に加
わる圧力:Pa1−Pb2を示す。羽根室A14と羽根
室B15の圧力特性は2ローブ、3ベーンを用い
た本実施例ではΔθ=60゜の位相差を有するため、
ロータ11が一回転中、フラツパ弁26の左右の
圧力は、3サイクルの圧力変化を繰り返すことに
なる。例えば、ω=3600rpm(60rps)において、
フラツパ弁には上記弁26を左右に振動させる。 =3×60=180Herzの変動圧力が加わること
になる。 一般に圧縮機の作動空間の数をm、ベーンの枚
数をn、回転数をωrpmとすればフラツパ弁に加
わる振動数は∫=n・m・ω/120Herzとなる。
但し、本発明の実施例では作動空間の数とベーン
枚数の組み合せによつて各羽根室圧力の変化が位
相差を有することに着目し、かつ、各作動空間の
羽根室間を例えばフラツパ弁の様な時間遅れ要素
を介して連絡した事を特徴としている。したがつ
て、作動空間mと、ベーン枚数:nを次の様な制
約条件のもとで選択する。
【表】
表1において、〇印は各ローブの羽根室圧力に
位相差を持たせるのが可能である場合を示し、×
印は不可である場合を示す。但し、表1において
×印の組合せでも、ロータ内に各ベーンを不等角
に配置した場合は位相差を持たせることが出来
る。 以上、本発明の実施例では時間遅れ要素として
弁体とこの弁体の弾性支持手段を一体としたフラ
ツパ弁を用いたが、高い周波数の変動圧力に対し
て追従性の遅れをともなう様な要素ならば、どの
様なものでもよい。例えば弁体としてボールを、
又この弾性支持をバネで構成してもよく、あるい
は、慣性による時間遅れをともなうことからボー
ルのみでもよい。時間遅れ要素を設ける個所は、
シリンダ、側板のいずれでもよく、あるいはロー
タを貫通するバイパス路に設けてもよい。 以上、本発明によれば、各作動空間の羽根室圧
力の変化が位相差を有する様に構成した圧縮機に
おいて、別途に流体圧や電気を必要とせずに高速
時でのみ冷凍能力が効果的に抑制される能力制御
付圧縮機を実現することが出来るもので、その工
業的価値は極めて大きい。
位相差を持たせるのが可能である場合を示し、×
印は不可である場合を示す。但し、表1において
×印の組合せでも、ロータ内に各ベーンを不等角
に配置した場合は位相差を持たせることが出来
る。 以上、本発明の実施例では時間遅れ要素として
弁体とこの弁体の弾性支持手段を一体としたフラ
ツパ弁を用いたが、高い周波数の変動圧力に対し
て追従性の遅れをともなう様な要素ならば、どの
様なものでもよい。例えば弁体としてボールを、
又この弾性支持をバネで構成してもよく、あるい
は、慣性による時間遅れをともなうことからボー
ルのみでもよい。時間遅れ要素を設ける個所は、
シリンダ、側板のいずれでもよく、あるいはロー
タを貫通するバイパス路に設けてもよい。 以上、本発明によれば、各作動空間の羽根室圧
力の変化が位相差を有する様に構成した圧縮機に
おいて、別途に流体圧や電気を必要とせずに高速
時でのみ冷凍能力が効果的に抑制される能力制御
付圧縮機を実現することが出来るもので、その工
業的価値は極めて大きい。
第1図は従来のロータリー圧縮機の正面断面
図、第2図は本発明の一実施例を示す圧縮機の正
面断面図、第3図イ,ロは低速回転時における羽
根室内内冷媒の流動状態を示す図、第4図イ,ロ
は高速回転時における冷媒の流動状態を示す図、
第5図イ,ロは、フラツパ弁の拡大モデル図、第
6図イ,ロ,ハはそれぞれ、羽根室A,B及びフ
ラツパ弁に加わる圧力を示すグラフである。 12……ベーン、11……ロータ、10……シ
リンダ、26……フラツパ弁(弁体)。
図、第2図は本発明の一実施例を示す圧縮機の正
面断面図、第3図イ,ロは低速回転時における羽
根室内内冷媒の流動状態を示す図、第4図イ,ロ
は高速回転時における冷媒の流動状態を示す図、
第5図イ,ロは、フラツパ弁の拡大モデル図、第
6図イ,ロ,ハはそれぞれ、羽根室A,B及びフ
ラツパ弁に加わる圧力を示すグラフである。 12……ベーン、11……ロータ、10……シ
リンダ、26……フラツパ弁(弁体)。
Claims (1)
- 1 3枚以上のベーンが摺動可能に設けられたロ
ータと、このロータおよびベーンを収納するシリ
ンダと、前記シリンダの両側面に固定され、前記
ベーン、前記ロータ、前記シリンダで形成される
羽根室の空間をその側面において密閉する側板
と、前記羽根室と外部を連絡する流通路である吸
入孔及び吐出孔とから構成され、前記シリンダ、
ロータ及び側板で形成される複数の作動空間を有
し、かつ、前記複数の作動空間内で前記ベーンに
よつて仕切られる各羽根室の吸入、圧縮のサイク
ルが互いに位相差を有する圧縮機において、異な
る作動空間の間を連通すると共に、その作動空間
への開口部において、互いに圧力変化の位相が相
違するバイパス路を形成し、このバイパス路の途
中に形成された弁室内に、前記作動空間の間の圧
力差が所定値以下の時バイパス路を開状態に保
ち、かつ前記圧力差が前記所定値をこえた時この
圧力差によつてバイパス路を閉じるように移動可
能に支持された弁体を配置し、かつこの弁体の質
量を、作動空間の間の差圧の逆転周期が所定値以
上の間、開状態を保つよう設定したマルチローブ
ベーン形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57032711A JPS58150090A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | マルチローブベーン形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57032711A JPS58150090A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | マルチローブベーン形圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58150090A JPS58150090A (ja) | 1983-09-06 |
| JPH0128230B2 true JPH0128230B2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=12366419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57032711A Granted JPS58150090A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | マルチローブベーン形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58150090A (ja) |
-
1982
- 1982-03-01 JP JP57032711A patent/JPS58150090A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58150090A (ja) | 1983-09-06 |
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