JPH0132410Y2 - - Google Patents

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JPH0132410Y2
JPH0132410Y2 JP1981156229U JP15622981U JPH0132410Y2 JP H0132410 Y2 JPH0132410 Y2 JP H0132410Y2 JP 1981156229 U JP1981156229 U JP 1981156229U JP 15622981 U JP15622981 U JP 15622981U JP H0132410 Y2 JPH0132410 Y2 JP H0132410Y2
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antenna
glass
antennas
heater
defogging
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数個のアンテナを所望に切り換え
て用いるダイバーシテイーアンテナシステムに対
し最適に使用できる自動車用ガラスアンテナに関
するものである。
自動車の車載用ラジオ受信機用のアンテナとし
ては、自動車の窓ガラスの表面あるいは内部にア
ンテナ線を設けたガラスアンテナが広く用いられ
ている。かかるガラスアンテナは、アンテナ線の
パターンの改良や、アンテナに付設されるアン
プ、チヨーク・コイル、コンデンサー等の改良に
より無指向性、受信感度やS/N比に優れたもの
が得られている。例えば、第1図の様な左右非対
称形のパターンで、ガラス板21の側部に給電点
22を持つアンテナ23と、一方を上下2つに分
割したブスバー24,24′と複数本のヒーター
線25とを有する曇り除去用通電加熱ヒーター2
6とをガラス板21に設けたアンテナガラス27
は、FM放送波帯域の電波の水平偏波を受信した
場合における水平面の指向性が少ないため、FM
放送波に対する受信性能が優れたアンテナとして
自動車に使用されている。
しかしながら、この様なガラスアンテナにおい
ても、ラジオ放送局の送信アンテナから発信され
た電波をある条件下で受信した場合、しばしば鋭
い指向性が現われるという欠点が生じた。例え
ば、ビルの谷間で受信した場合や、反射波による
影響の大な場所で受信した場合には、無指向性や
感度が低下する。
特に、FM放送波の様に超短波となると、直線
的な伝搬をする様になるため、ある条件下におい
ては放送局から送信された電波が直接受信アンテ
ナに入射されるよりも、高い建物や山などの障害
物によつて反射されてから受信アンテナに到達す
る方が多くなる場合がある。この様に複雑な径路
を伝搬してきた電波の偏波面は、たとえ送信され
た偏波面が水平であつたとしてもねじれてくると
考えられる。即ち、V成分(垂直成分)の方に偏
つてくると考えられる。
かかる偏波面成分が異なる電波を受信した時の
受信性能を改善するために、いくつかの偏波面成
分を有する電波を受信した際、指向性の異なる複
数本のアンテナを設け、受信電波の状況に応じ
て、感度及び指向性の優れた方のアンテナを択一
的に選択して使用する様にしたダイバーシテイー
アンテナシステムが知られている。
本考案は、この様なダイバーシテイーアンテナ
システムに対し最適であり、それによつて指向性
を改善しうるガラスアンテナを提供することを目
的として検討の結果考案されたものであり、その
要旨は、多数本のヒーター線と、該ヒーター線に
給電するブスバーとを有する曇り除去用通電加熱
ヒーターの設けられた自動車用後部窓用のガラス
板の上記曇り除去用通電加熱ヒータの上部余白部
に第1のアンテナを、下部余白部に第2のアンテ
ナを設けた自動車用ガラスアンテナにおいて、第
1のアンテナと第2のアンテナを上記曇り除去用
通電加熱ヒーターがそれぞれ分離され、第1のア
ンテナ及び第2のアンテナの両方を自動車の縦方
向の中心線に関し左右非対称形のアンテナパター
ンとするとともに、第1のアンテナ及び第2のア
ンテナのそれぞれに給電点を設け、更に第1のア
ンテナ及び第2のアンテナにスイツチング回路を
接続し、該スイツチング回路により選択された第
1のアンテナ又は第2のアンテナのいずれか大き
い方の受信信号がラジオ受信器へ入力される様に
したことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
に関するものである。
本考案によれば、自動車後部窓ガラス板に曇り
除去用通電加熱ヒーターが形成されたガラス板の
中で、曇り除去用通電加熱ヒーターの上部及び下
部に比較的広い余白部を持つガラス板を利用し
て、無指向性が優れ、かつ利得の高いダイバーシ
テイーアンテナシステムに用いられるガラスアン
テナを提供することができる。
以下、本考案を図面に従つて更に詳細に説明す
る。
図において、1は自動車窓用のガラス板であ
り、2はこのガラス板に設けられた曇り除去用通
電加熱ヒーターであり、この曇り除去用通電加熱
ヒーター2は多数本のヒーター線3と該ヒーター
線3に電気を給電するブスバー4とから構成され
ている。5は、曇り除去用通電加熱ヒーター2の
設けられたガラス板1の上部余白部に設けられた
第1のアンテナであり、6は曇り除去用通電加熱
ヒーター2の設けられたガラス板1の下部余白部
に設けられた第2のアンテナである。
ガラス板1の曇り除去用通電加熱ヒーター2の
上部及び下部の比較的広い余白部に設けられる第
1のアンテナ5及び第2のアンテナ6を構成する
アンテナ導線は、多数本配線することにより限ら
れた上部又は下部の余白部を利得向上、無指向性
向上等のアンテナ特性の向上に効果的に利用でき
る様に、この余白部内の横方向、即ちガラス板の
横方向に伸びる横アンテナ導線を主体とする様に
するのが好ましい。
第1のアンテナ5と第2のアンテナ6は、ダイ
バーシテイーアンテナシステムの択一的に選択し
て使用する各アンテナとして機能する様に、それ
ぞれ指向特性が異なる様に設計し、それぞれの感
度の弱い部分を補完する様にされる。即ち、第1
のアンテナ及び第2のアンテナのいずれか一方の
アンテナの指向性が低下して利得が低下する部分
において他方が高い利得を有する様にし、互いの
アンテナが他方のアンテナ性能の低下を補完する
指向特性を有するパターン、例えばデイツプ点を
示す方向が異なる様な特性を有するパターンに、
第1及び第2のアンテナのパターンが設計され
る。
特に本考案における第1のアンテナ5と第2の
アンテナ6としては、自動車の縦方向の中心線に
関し、左右非対称形となる様に所定本数の横アン
テナ導線と、必要に応じて縦アンテナ導線とを組
み合わせたアンテナパターンが最適である。この
様に自動車の縦方向の中心線に関し、左右非対称
形となる様なパターンの第1及び第2のアンテナ
を設けた自動車後部窓に用いられるガラスアンテ
ナは、左右対称形のパターンのアンテナを設けた
ガラスアンテナに比べそれぞれのアンテナの指向
特性を異にする様にすることが容易である。
自動車の縦方向の中心線に関し、左右非対称形
のパターンを持つ第1のアンテナと第2のアンテ
ナの具体的パターンとしては、自動車の形状、ガ
ラス板の寸法、形状、ガラス板の曇り除去用通電
加熱ヒーターの上部および下部の余白部の大き
さ、形状などにより、アンテナとして最適な利
得、無指向性が得られる様に適宜のパターンが選
択される。第1及び第2のアンテナを構成するア
ンテナ導線は、FM及びAM放送波の両方に対し
て高い利得を有し、FM及びAM放送波の両方に
共動する様なパターンに設計してもよいし、又ア
ンテナ導線をAM放送波を主として受信する部分
とFM放送波を主として受信する部分に分けて、
FM及びAM放送波の両方を受信する様なパター
ンに設計してもよいし、又AM及びFM放送波を
受信する部分とAM放送波を主として受信する部
分とに分けてFM及びAM放送波の両方を受信す
る様なパターンに設計してもよいし、又FM放送
波を主に受信する部分とAM放送波を受信する部
分との間にリアクタンス素子又はリアクタンス素
子として働くパターンの導電線条を設け、FM放
送受信時にに、AM放送波を受信する部分がカツ
トされて、FM放送波を主に受信する部分だけが
アンテナとして働き、AM放送受信時には、AM
放送波を受信する部分とFM放送波を主に受信す
る部分の両方がアンテナとして働く様なパターン
に設計してもよい。
かかる第1及び第2のアンテナ5,6のアンテ
ナフイーダー線を接続するための給電点7,8
は、その位置によつて第1及び第2のアンテナの
FM放送波に対する指向特性が変わるので、求め
ようとする指向特性に応じて、あるいは取付配線
上の位置を考慮して、最適な位置となる様に、ガ
ラス板1の上辺又は下辺の中央部、あるいは上辺
又は下辺の側方に設けたり、あるいは又ガラス板
1の側辺の左右いずれかに設けたりする。
例えば、第5,11,17図の様に第1のアン
テナ5と第2のアンテナ6の両方の給電点7,8
ともガラス板の上辺及び下辺の中央部に設けた
り、第4,6,10,13,16,18図の様に
第1のアンテナ5と第2のアンテナ6の給電点
7,8のいずれか一方をガラス板の上辺又は下辺
の中央部に、他方をガラス板の上辺又は下辺の側
方に設けたり、あるいは、第2,8,14図の様
に第1のアンテナ5と第2のアンテナ6の給電点
7,8をガラス板の同側辺の上部、下部に設けた
り、あるいは又、第3,7,9,12,15,1
9図の様に第1のアンテナ5と第2のアンテナ6
の給電点7,8のいずれか一方をガラス板の右側
辺の上部又は下部に、他方をガラス板の左側辺の
上部又は下部に設けたりする。
なお、第1のアンテナ5と第2のアンテナ6の
給電点7,8をガラス板1の同側部に配すると、
アンテナフイーダー線の取出し構造を簡略化する
ことができ、配線作業、取付作業を容易にするこ
とができ、それによつてコスト低減化をはかるこ
とができ、更に故障の発生率も低減させることも
できる。又、第1、第2のアンテナのそれぞれの
給電点をガラス板の相対する側部に配するように
すれば、第1及び第2のアンテナの指向特性を異
なる様にして互に指向性を補完して無指向性を高
める上で、各アンテナのパターンの設計がより容
易となる。
本考案のガラスアンテナの第1のアンテナ5と
第2のアンテナ6のアンテナパターンは、双方同
一の左右非対称形のアンテナパターンであつても
構わないが、それぞれ相異なる左右非対称形のア
ンテナパターンとするのがより好ましい。それぞ
れ相異なるパターンとすると、FM放送波に対す
る指向特性を異にして、互に性能を補完する様に
するのが容易となる。なお、アンテナパターン自
体が同一であつても、左右に反転したもの、ある
いは上下に反転したものはアンテナとしては異な
るタイプのものとなる。なお、第1及び第2のア
ンテナ5,6が同一のパターンであつても、自動
車内における第1及び第2のアンテナ5,6の位
置の相違、給電点の位置の相違等によつて、双方
同一の指向特性となる可能性は少ない。
第1及び第2のアンテナに用いられる左右非対
称形のアンテナパターンとしては、第2,3,7
〜9,12,14,15,19図に示された第1
のアンテナ5、又は第2,3,6〜9,12〜1
5,18,19図に示された第2のアンテナ6の
アンテナパターンが、FM放送波に対する無指向
性に優れ、又FM及びAM放送波に対する利得も
高いパターンとして推奨される。このアンテナパ
ターンは、FM放送波に対する無指向性が優れて
いるので、これを補完するもう一つのアンテナの
パターン設計が容易となるという利点が生じる。
このアンテナパターンは、第20,21図に示し
た様にガラス板1の側辺の近傍の給電点7を持つ
主アンテナ線30を設けるとともに、該主アンテ
ナ線30の上方の窓枠近傍にガラス板1の横方向
に伸び、かつ前記主アンテナ線30と所定間隔を
おいて補助アンテナ線31を設け、更に前記主ア
ンテナ線30と補助アンテナ線31とを接続する
位相調整用アンテナ線32とを設けたパターンを
基本パターンとして有するものであり、更に必要
に応じ特性改善のために付加アンテナ線33を設
けたものである。
又、自動車のアンテナにおいては、地上高が高
いほどより高い利得が得られ、又ノイズがより低
下する傾向があるので、より地上高の高いガラス
板1の曇り除去用通電加熱ヒーター2の上部余白
部に設けられる第1のアンテナをメインのアンテ
ナとし、第2のアンテナをサブのアンテナとして
機能する様にすることもできる。例えば、第1の
アンテナを構成するアンテナ導線の合計長さを第
2のアンテナを構成するアンテナ導線の合計長さ
よりも長くしたり、あるいは、第1のアンテナの
アンテナ占有面積を第2のアンテナのアンテナ占
有面積よりも大としたりして、第1のアンテナ及
び第2のアンテナがダイバーシテイーアンテナシ
ステムの選択アンテナとして効果的に機能する様
にすることもできる。
本考案において、ガラス板1の曇り除去用通電
加熱ヒーター2の上部及び下部の余白部に設けら
れる第1のアンテナ5と第2のアンテナ6とは、
第1及び第2のアンテナが曇り除去用通電加熱ヒ
ーター2によるノイズの発生、利得低下等の悪影
響を受けない様に、曇り除去用通電加熱ヒーター
2から2cm以上の間隔を離して設けてもよいし、
あるいは又曇り除去用通電加熱ヒーター2をFM
放送波受信時の指向性改良及び利得向上のため
に、あるいはAM放送波受信時の利得向上のため
に積極的に利用できる様に、第1のアンテナか、
あるいは第2のアンテナのいずれか一方を曇り除
去用通電加熱ヒーターと近接して、例えば0.1cm
〜1.0cmの間隔をおいて離し、直流的には接続さ
れないが、高周波的には両者間で接続させる様に
設けてもよいし、あるいは又、第1のアンテナ
か、あるいは第2のアンテナのいずれか一方を曇
り除去用通電加熱ヒーター2の一部と直接結合す
る様に設けてもよい。なお、特に後の2つの場合
には、曇り除去用通電加熱ヒーター2の電源用リ
ード線の少なくとも一方に、第1又は第2のアン
テナに誘起された高周波電流がアースに流れない
様にするため、あるいはノイズの発生原因となる
バツテリーの直流電流がラジオ受信機側に流れ込
まない様にするために、高周波チヨークコイルあ
るいはコンデンサーを挿入して、曇り除去用通電
ヒーター2を高周波的に浮かす必要がある。
例えば、第2〜7図に示した例は、第1及び第
2のアンテナと曇り除去用通電加熱ヒーターとを
2cm〜5cm離して設けたタイプのガラスアンテナ
であり、第14〜19図に示した例は、第1及び
第2のアンテナのいずれか一方と曇り除去用通電
加熱ヒーターとを、直流的には接続しないが高周
波的に接続する様に0.1cm〜0.5cmの間隔をおいて
近接して設けたタイプのガラスアンテナであり、
第8〜13図に示した例は、第1及び第2のアン
テナのいずれか一方と曇り除去用通電加熱ヒータ
ーとを直接接続したタイプのガラスアンテナであ
る。
本考案におけるガラスアンテナの第1及び第2
のアンテナは、1枚のガラス板内に設けられるも
のであるが、第1及び第2のアンテナの指向特性
は、第1及び第2のアンテナが占められるガラス
板内における位置の相違、第1及び第2のアンテ
ナのアンテナパターンの相違、給電点の位置の相
違や、自動車ボデイ、窓まわりの金属体や曇り除
去用通電加熱ヒーターからの反射波の影響等によ
つて、種々の偏波面を有する電波に対し、同一と
なる確率は極めて低いものである。
本考案において、ガラス板1に設けられる曇り
除去用通電加熱ヒーター2は、各図に示した様
に、ガラス板の横方向に2cm〜4cmの間隔をおい
て平行に形成された線巾0.5mm〜2mm程度の多数
本のヒーター線3と、このヒーター線3へ電流を
給電するためにヒーター線に接続されたブスバー
4を有するものが最も一般的なものとして挙げら
れるが、勿論これらに限定されるものではない。
なお、上記したタイプの曇り除去用通電加熱ヒ
ーター2においては、アンテナの無指向性が向上
される様に、例えば第5〜7,11〜13,17
〜20図の様に曇り除去用通電加熱ヒーター2の
給電回路のパターンをコの字状、即ち対向するブ
スバー4の一方を上下に2分割し、このブスバー
4a,4bのそれぞれにリード線9,10を接続
し、給電される電流がブスバー4a又は4bから
ブスバー4を通つてブスバー4b又は4aにコの
字状に流れる様にすることもできる。
本考案における第1のアンテナと第2のアンテ
ナを構成するアンテナ導線は、導電性金属粉末
(例えば銀粉末)と低融点ガラスフリツトとビヒ
クルとその他所望の成分とを混合して懸濁させた
導電ペーストをガラス板面に所定のパターンにプ
リントし、焼成し、更に必要に応じてメツキ加工
した線条タイプのものが最も代表的であるが、銅
線、タングステン線、ニクロム線などの導電性金
属細線であつても勿論よい。この金属細線を用い
る場合には、合せガラス用プラスチツク中間膜に
配線し、これを2枚のガラス板の間に挟んで合せ
ガラスタイプとする。
上記した本考案の説明は、自動車後部窓用ガラ
ス板の曇り除去用通電加熱ヒーターの上部及び下
部余白部に第1のアンテナと第2のアンテナの2
つのアンテナを設け、この2つのアンテナのうち
受信信号の感度の高い方の信号を択一的に選択し
て使用する様にしたガラスアンテナについて行な
つたが、上部又は下部余白部に、あるいは両余白
部に更にもう一つないし2つのアンテナを設け、
これらアンテナのうち受信信号の利得の高い方の
信号を択一的に選択して使用する様にすることも
できる。
本考案のガラスアンテナをダイバーシテイーア
ンテナシステムに対し利用するに当つては、複数
個のアンテナからの複数のアンテナ出力、例えば
第1及び第2のアンテナからの2つのアンテナ出
力のうち、いずれか一つを択一的に選択するスイ
ツチング回路を、ガラスアンテナの各構成アンテ
ナの給電点とラジオ受信機との間、あるいはラジ
オ受信機内に設け、択一的に選択されたアンテナ
の受信信号のいずれかがラジオ受信機へ入力され
る様にされる。
又、本考案のガラスアンテナを使用するに当つ
ては、AM及びFM放送波の受信感度を高めるた
めに、あるいはAM放送波又はFM放送波の受信
感度を高めるために、高周波増巾回路をガラスア
ンテナの各構成アンテナ、例えば第1のアンテナ
及び第2のアンテナのいずれか一つに、あるいは
全部に接続することができる。この高周波増巾回
路は、アンテナの給電点とスイツチング回路との
間に設けてもよいし、あるいは又スイツチング回
路とラジオ受信機のアンテナ信号入力端との間に
設けてもよい。高周波増巾回路としては、同調型
でもよいし、あるいは又非同調型でもよい。
又、必要に応じて、ガラスアンテナの各構成ア
ンテナの給電点、例えば、第1のアンテナと第2
のアンテナの給電点のいずれか一方又は両方とス
イツチング回路との間にゲイン調整用のアツテネ
ーターを設けることもできる。
尚、スイツチング回路は、ラジオ受信機の入力
の前に設ける必要はなく、ラジオ受信機の高周波
増巾段(RF段)、あるいは低周波増巾段(AF
段)、あるいはその他のラジオ受信機の回路の都
合のよい位置に設けることもできる。
又、曇り除去用通電加熱ヒーターの電源側に
は、高周波チヨークコイルやコンデンサーを挿入
してノイズの原因となる直流電流がラジオ受信機
へ流入するのを阻止したり、あるいは曇り除去用
通電加熱ヒーターのリード線の両側に高周波チヨ
ークコイルを接続して曇り除去用通電加熱ヒータ
ーを高周波的に浮かし、アンテナの利得の低下を
阻止することもできる。
第20図は、本考案のガラスアンテナを用いた
ダイバーシテイーアンテナシステムの概略図であ
り、曇り除去用通電加熱ヒーター2の電源用リー
ド線9,10とアースとの間には、高周波チヨー
クコイル11が挿入され、曇り除去用通電加熱ヒ
ーター2を高周波的に浮かせ、該ヒーター2に誘
起された電流が漏れなくラジオ受信機に流れ、又
曇り除去用通電加熱ヒーター2の加熱用直流電源
に含まれるノイズ成分がラジオ受信機12に流れ
ない様にされている。この高周波チヨークコイル
11としては、小型で高インピーダンスが得られ
る同相巻チヨークコイルが利用されており、この
コイルの一方の片側巻線はブスバー4aへ、他方
の片側巻線はブスバー4bへそれぞれ直列に接続
されている。
又、第1のアンテナ5と第2のアンテナ6の給
電点とラジオ受信機の入力端子との時には、高周
波増巾回路13が挿入され、AM放送波及びFM
放送波の受信信号の利得が高められる様にされて
いる。又、第1のアンテナ5と第2のアンテナ6
の2つの信号を入力し、利得の高い方の信号を選
択するスイツチング回路14が第1のアンテナ5
と第2のアンテナ6に接続され、このスイツチン
グ回路14により選択された第1のアンテナ又は
第2のアンテナの受信信号がラジオ受信機12へ
入力される様になつている。
なお、本考案においては、FM放送波の受信時
の無指向性を高めるために、複数個のアンテナを
設け、時々刻々変わる電波状況に応じ、その複数
個のアンテナにより受信されたFM放送の受信信
号のうち、利得の高い方を択一的に選択して利用
するというダイバーシテイーアンテナシステムを
利用するものであるので、上記したスイツチング
回路は、複数個のアンテナにより受信されたFM
放送波帯における受信信号の利得の大小を比較し
て、より大の方の信号を択一的に選択してラジオ
受信機へ送るものであればよいものであるが、勿
論FM放送波と共にAM放送波に対しても同様に、
より大な方のAM信号を択一的に選択してラジオ
受信機へ送る様にしてもよい。
次に、本考案の実施例について説明する。
実施例 1 第21図の様な自動車後部窓用ガラス板面に銀
粉末とガラスフリツトを含む銀ペーストを同図の
様な第1のアンテナ5と第2のアンテナ6と曇り
除去用通電加熱ヒーター2のパターンとなる様に
シルクスクリーン印刷法によりプリントし、乾燥
し、次いで加熱炉の中へ入れて650℃に加熱して
焼付けてガラスアンテナを製造した。このガラス
アンテナにおいて各部の寸法は以下の通りとし
た。
A=300mm、B=330mm、C=100mm D=540mm、E=540mm、F=550mm G=550mm、H=560mm、I=560mm J=420mm、K=560mm、L=350mm N=560mm、M=570mm、O= 20mm P= 15mm、Q= 25mm、R= 40mm S= 40mm、T= 15mm、U= 15mm X= 50mm 水平面を基準としてα(ここでαは0゜、45゜、
90゜)の角度に送信アンテナを傾け、それぞれの
角度における上記ガラスアンテナの第1のアンテ
ナ及び第2のアンテナの指向特性を測定した結果
を第22,23図に示す。なお、この測定は、
60dB均一電界強度で、周波数80MHz及び85MHz
の電波に対し行なつた。なお、第22図は周波数
80MHzでの指向特性であり、第23図は周波数
85MHzでの指向特性であり、第22図及び第23
図のaはα=0゜、bはα=45゜、cはα=90゜での
指向特性であり、図中Aは第1のアンテナ、Bは
第2のアンテナの指向特性曲線を示すものであ
る。
かかる指向特性曲線からも判る様に、本考案の
ガラスアンテナは、種々の偏波面成分を有する電
波を受信した場合にも、第1及び第2のアンテナ
で互に利得の低い部分を補完し合う様になつてい
るので、第1のアンテナと第2のアンテナの2つ
の受信信号のうち、強い方の信号を選択すれば、
種々の偏波面成分を有する電波を受信した場合に
も、良好な無指向性が得られる。
実施例 2 第24図の様な自動車後部窓用ガラス板面に銀
粉末とガラスフリツトを含む銀ペーストを同図の
様な第1のアンテナ5と第2のアンテナ6と曇り
除去用通電加熱ヒーター2のパターンとなる様に
シルクスクリーン印刷法によりプリントし、乾燥
し、次いで加熱炉の中へ入れて650℃に加熱して
焼付けてガラスアンテナを製造した。このガラス
アンテナにおいて各部の寸法は以下の通りとし
た。
A′=300mm、B′=100mm、C′=200mm D′=500mm、E′=550mm、F′=400mm G′=115mm、H′= 70mm、I′=130mm J′= 10mm、K′= 20mm、L′= 15mm M′= 5mm、O′= 20mm、P′= 30mm Q′= 5mm このガラスアンテナも実施例1と同様に、種々
の偏波面成分を有する電波を受信した場合にも、
第1及び第2のアンテナで互に利得の低い部分を
補完し合う様になつているので、第1及び第2の
アンテナの2つの受信信号のうち、強い方の信号
を選択すれば良好な無指向性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の自動車用ガラスアンテナの正
面図、第2〜19図は、本考案の具体例に係る自
動車用ガラスアンテナの正面図、第20図は、本
考案の自動車用ガラスアンテナを組み込んだダイ
バーシテイーアンテナシステムの概略図、第2
1,24図は、実施例1に係る自動車用ガラスア
ンテナの正面図、第22,23図は、実施例1の
自動車用ガラスアンテナについての指向特性図で
ある。 1;ガラス板、2;曇り除去用通電加熱ヒータ
ー、3;ヒーター線、4,4a,4b;ブスバ
ー、5;第1のアンテナ、6;第2のアンテナ、
7;第1のアンテナの給電点、8;第2のアンテ
ナの給電点、11;高周波チヨークコイル、1
2;ラジオ受信機、13;高周波増巾回路、1
4;スイツチング回路、15;電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数本のヒーター線と、該ヒーター線に給電す
    るブスバーとを有する曇り除去用通電加熱ヒータ
    ーの設けられた自動車用後部窓用のガラス板の上
    記曇り除去用通電加熱ヒーターの上部余白部に第
    1のアンテナを、下部余白部に第2のアンテナを
    設けた自動車用ガラスアンテナにおいて、第1の
    アンテナと第2のアンテナを上記曇り除去用通電
    加熱ヒーターがそれぞれ分離され、第1のアンテ
    ナ及び第2のアンテナの両方を自動車の縦方向の
    中心線に関し左右非対称形のアンテナパターンと
    するとともに、第1のアンテナ及び第2のアンテ
    ナのそれぞれに給電点を設け、更に第1のアンテ
    ナ及び第2のアンテナにスイツチング回路を接続
    し、該スイツチング回路により選択された第1の
    アンテナ又は第2のアンテナのいずれか大きい方
    の受信信号がラジオ受信器へ入力される様にした
    ことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ。
JP15622981U 1981-10-22 1981-10-22 自動車用ガラスアンテナ Granted JPS5864110U (ja)

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