JPH0140840B2 - - Google Patents
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- JPH0140840B2 JPH0140840B2 JP56040651A JP4065181A JPH0140840B2 JP H0140840 B2 JPH0140840 B2 JP H0140840B2 JP 56040651 A JP56040651 A JP 56040651A JP 4065181 A JP4065181 A JP 4065181A JP H0140840 B2 JPH0140840 B2 JP H0140840B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
- C07F9/02—Phosphorus compounds
- C07F9/28—Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
- C07F9/38—Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
- C07F9/3804—Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)] not used, see subgroups
- C07F9/3808—Acyclic saturated acids which can have further substituents on alkyl
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/12—Antihypertensives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07F9/40—Esters thereof
- C07F9/4003—Esters thereof the acid moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
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- C07F9/4003—Esters thereof the acid moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06191—Dipeptides containing heteroatoms different from O, S, or N
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
本発明は新規な生理活性物質およびその製造法
に関する。 本発明者らは、有用な医薬品またはその中間体
となり得る新規生理活性物質を提供するという目
的のもとに、天然界より入手した数多くの微生物
の生産物について研究を行つた。その結果、放線
菌に属する微生物の培養物中に降圧作用を有する
生理活性物質が生産される事実を見出した。つい
で、該培養物から該物質を単離、精製し、その理
化学的性質を調べたところ新規生理活性物質であ
ることが判明した。以下該物質をK−26と称し、
その物性ならびにその製造法について詳述する。 本発明の生理活性物質の生産には、放線菌に属
する微生物が用いられる。具体的に好適な一例と
して本発明者らが静岡県沼津市門池の土手の土壌
試料より単離したK−26株があげられる。以下
に、シアーリング等により、Intern.J.Syst.
Bacteriol.16 313−340(1966)に詳述された方
法にしたがつて得られた上記菌株の培養、生理
的、形態的特徴を記述する。 各種培地上での生育状態 各種培地上で28℃で、2週間培養したときの生
育および色の特徴を下記に示す。なお、色の表示
はColor Harmony Manual(Container
Corporation of America)による色の分類に従
つた。 1 シユクロース・硝酸塩寒天培地 生育:不良 2 グルコース・アスパラギン寒天培地 生育:不良 3 グルセロール・アスパラギン寒天培地 (ISP 5号) 生育:不良 4 グリセロール・カルシウムマレイト寒天培地 生育:不良 5 卵・アルブミン寒天培地 生育:不良 6 スターチ・無機塩寒天培地(ISP4号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6na) 基生菌糸の裏面の色:ブライト・コーラ
ル・ローズ(6ia) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 7 栄養寒天培地 生育:貧弱ないし普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ブライト・シ
エル・ピンク(6ea)からブライト・ピー
チ(5ia) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 8 酵母エキス・麦芽エキス寒天培地 (ISP2号) 生育:貧弱ないし普通、粒状 基生菌糸の表面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6na)からトマト・レツド
(61/2pe) 基生菌糸の裏面の色:コーラル・レツド
(6nc)からダーク・ラクウエル・レツド
(6pe) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 9 オートミール寒天培地(ISP3号) 生育:良好、平滑 基生菌糸の表面・裏面の色:チヤイニー
ズ・レツド(6pc) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 10 グルコース・酵母エキス寒天培地 生育:普通ないし良好、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ブライト・コ
ーラル・レツド(6pa)からトマト・レツ
ド(61/2pa) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 11 ベネツト氏寒天培地 生育:普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:アプリコツト
(4ga)からチヤイニーズ・レツド(6pd) 気中菌糸:貧弱、白色(a) 可溶性色素:なし 12 エマーソン氏寒天培地 生育:貧弱ないし普通 基生菌糸の表面の色:チヤイニーズ・レツ
ド(6pc) 基生菌糸の裏面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6pa) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 13 ヒツキー・トレスナー氏寒天培地 生育:普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ライト・チエ
リー・レツド(6la)からチヤイニーズ・
レツド(6pc) 気中菌糸:貧弱、白色(a) 可溶性色素:なし 14 ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地(ISP6
号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面の色:ブライト・ピーチ
(5ia)からブライト・オレンジ(5na) 基生菌糸の裏面の色:ピーチ(5ga) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 15 チロジン寒天培地(ISP7号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面・裏面の色:フレツシユピ
ンク(5ca)からブライト・オレンジ
(5na) 生理的性質 K−26菌株の生理的諸性質を以下に示す。温
度、ゼラチン、ミルクおよび繊維素に対する作用
以外のものについては28℃で2週間後の観察結果
を、そして温度は5日後、ミルク、ゼラチンおよ
び繊維素については、4週間後の結果を記述す
る。なお、本菌株はプリドハム―ゴツトリーブの
無機培地(ISP9号)では生育しないので、ルー
デマンの培地(N.Y.Acad.Sci,33 207,1971)
で炭素源の資化性の試験を行つた。 1 炭素源の資化性:D―キシロース、D―グル
コース、D―フラクトース、D―ガラクトー
ス、スターチをよく資化するが、D―アラビノ
ース、イノシトール、L―ラムノース、グリセ
ロール、D―ラクトース、α―メリビオースを
資化しない。ラフイノース、マンニトール、マ
ンノースの資化性は弱い。 2 ゲラチンの液化作用:なし 3 ミルクに対する作用:凝固も液化もしない。 4 繊維素の分解作用:なし 5 澱粉の加水分解作用:あり 6 至適生育PH:6.5〜7.8 7 至適生育温度:28℃〜37℃ 8 チロシナーゼの生成:なし 9 メラノイド色素の生成:なし 細胞壁組成 細胞壁中のアミノ酸としてメソジアミノピメリ
ン酸、アラニンおよびグルタミン酸を含有する
が、LL―ジアミノピメリン酸およびグリシンを
含まない。一方、Lechevalierらの方法(The
Actinomycetales,Gustav Fister Verlag.
Jena.311−316頁 1970年)で全菌体中の糖を分
析すると、リボース、グルコース、ガラクトー
ス、マジユロースと若干のマンノースが検出され
るが、アラビノースおよびキシロースは検出され
ない。Leche―valierらの分類(Intern,J.
System.Bacteriol.20 435−443,1970)によれ
ば、K−26菌株の細胞壁は型であり、全菌体中
の糖はBパターンとなる。 形態的性質 シユクロース・硝酸塩寒天培地、グルコース・
アスパラギン寒天培地など合成培地では本菌株は
極めて貧弱な生育しか示さないが、グルコース・
酵母エキス寒天培地、オートミール寒天培地など
の天然培地では旺盛な生育を示す。その基生菌糸
は比較的長く、また分枝も見られ、0.4〜0.6μmの
直径を有する。明瞭な菌糸の分裂は見られない。
一方ベネツト氏寒天培地およびヒツキー・トレス
ナー氏寒天培地で形成される気中菌糸は、白色を
呈し、よく伸長し、0.6〜0.8μmの直径を有し、隔
壁は認められない。本菌株は使用された培地の範
囲では、基生菌糸および気中菌糸上に胞子あるい
は胞子嚢を形成しなかつた。また菌核の形成も認
められなかつた。 以上狭い直径を有した比較的長い基生菌糸、気
中菌糸を形成することから、K−26菌株は放線菌
(アクチノミセーテ)に属する菌株である。細胞
壁組成が.B型であるからして、アクチノマデ
ユラ(Actinomadura)、ミクロバイスポラ
(Microbispora)、ストレプトスポランギウム
(Streptosporangium)、スピリロスポーラ
(Spirillospora)、プラノモノスポラ
(Planomonospora)などの属のどれかに分類す
ることもできるが、胞子あるいは胞子嚢が存在し
ないが故に新しい属に分類される可能性も否定で
きず、本菌株は放線菌(アクチノミセーテ)の一
種として、工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄5889号で寄託されている。また、米国の
ARSカルチヤー・コレクシヨンにNRRL12379と
して寄託されている。 本菌株は、他の放線菌の場合にも見られるごと
く、例えば紫外線、Co60照射、エツクス線、種々
の変異誘起薬品などを用いる人工的変異手段で変
異し得るものであり、このような変異性があつて
もK−26物質の生産能をもつ株は、すべて本発明
において使用できるものである。 K−26生産菌株の培養 本発明のK−26生産菌株の培養においては通常
の放線菌の培養法が一般に用いられる。 炭素源としてはグルコース、デン粉、マンノー
ス、フラクトース、シユクロース、糖蜜などが単
独または組合わせて用いられる。さらに菌の資化
性によつては炭化水素、アルコール類、有機酸な
ども用い得る。無機および有機窒素源としては塩
化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、硝酸
アンモニウム、硝酸ナトリウムなどが、また天然
窒素源としてはペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆粉、
カザミノ酸、ソリユブル、ベジタブル・プロテイ
ンなどが単独または組合わせて用いられる。その
ほか、必要に応じて食塩、塩化カリ、炭酸カルシ
ウム、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌
株の生育やK−26の生産を促進する有機物や無機
物を適宜添加することができる。 培養法としては、液体培養、とくに深部撹拌培
養法が最も適している。培養温度は25〜40℃、PH
は中性付近で培養することが望ましい。液体培養
で通常3日ないし5日培養を行なうと、K−26が
培養液中に生成蓄積される。培養液中の蓄積量が
最大に達したときに培養を停止し菌体を別して
得られる培養液中より目的物質を単離、精製す
る。 K−26の単離、精製 培養液からのK−26の単離、精製には、微生
物代謝産物をその培養液から単離するために通
常用いられる方法が利用される。K−26は後述す
るように水溶性酸性物質であるので、これらの性
質を利用した精製法が用いられる。 すなわち、活性炭、ダイヤイオンHP−10など
による吸脱着、各種陰イオン交換樹脂によるカラ
ムクロマトグラフイー、セルロースカラムクロマ
トグラフイー、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イー、QAE―セフアデツクスカラムクロマトグ
ラフイー、DEAE―セフアデツクスA−25カラム
クロマトグラフイー、セフアデツクスLH−20カ
ラムクロマトグラフイーなどの方法を適当に組み
合わせて用いることができる。次にその一例を示
す。 培養液を塩酸でPH3に調整したあと、ダイヤ
イオンHP−10を充填したカラムに通塔する。K
−26を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、50%
のメタノール水溶液で溶出する。K−26を含む画
分を集め減圧下でメタノールを留去した後、2規
定水酸化ナトリウムでPH7.0に調整し、ダイヤイ
オンHPA−10(Cl-)のカラムに通塔する。K−
26を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、1モル
の食塩水溶液で溶出する。K−26を含む画分を集
め、2規定塩酸で再度PH3に調整し、ダイヤイオ
ンHP−10を充填したカラムに通塔する。K−26
を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、50%のメ
タノール水溶液で溶出する。K−26を含む画分を
集め減圧下で濃縮した後、凍結乾燥を行なうこと
により粗粉末を得る。この粗粉末にセルロース粉
末を加えてよく混ぜ合わせたものを、あらかじめ
70%イソプロパノール水溶液で懸濁し、カラムに
つめたセルロースの上端に乗せ、同じく70%イソ
プロパノール水溶液で溶出する。K−26を含む画
分を集め減圧下で濃縮した後凍結乾燥を行う。こ
の凍結乾燥標品を0.15モル、PH7.5のリン酸バツ
フアーに溶かし、同バツフアーを用いて充填した
DEAE−セフアデツクスA−25のカラムの上端に
乗せる。 K−26を樹脂に吸着させた後、同バツフアーで
溶出する。K−26を含む画分を集め、2規定塩酸
でPH3に調整し、ダイヤイオンHP−10のカラム
に通塔する。K−26を樹脂に吸着させた後、十分
に水洗し、50%のメタノール水溶液で溶出する。
この溶出液を減圧下に濃縮して凍結乾燥を行な
い、部分精製粉末を得る。 この標品を50%メタノール水溶液中、セフアデ
ツクスLH−20カラムクロマトグラフイーにより
さらに精製する。K−26を含む画分を集め、減圧
下で濃縮した後凍結乾燥を行なう。 さらに、この乾燥標品にシリカゲルを加えてよ
く混ぜ合わせたものを、n−ブタノール:n―プ
ロパノール:水=2:1:3の上層を用いて充填
したシリカゲルカラムの上端に乗せ、同一溶媒で
溶出する。K−26を含む画分を集め、減圧下で溶
媒を留去した後乾固させる。内容物を少量の水で
溶かし、不溶物を除去した後凍結乾燥を行なうと
K−26の白色粉末が得られる。 上記精製工程中のK−26の検出はライドンスミ
スおよびヨウ素反応に陽性で、ニンヒドリン陰性
を指標にして行なつた。かくして得られたK−26
の理化学的性質は以下に示す通りである。 K−26の理化学的性質 性状:白色無定形粉末。水溶液は酸性を示す。 融点:300℃まで明確な融点を示さず褐変する。 比旋光度:〔α〕20 D=−4.8゜(C=0.1,H2O) 溶解性:アルカリ性水に易溶、水に可溶、メタ
ノール、エタノールに難溶、酢酸エチル、ク
ロロホルム、ヘキサンなどに不溶 呈色反応:ライドンスミスおよびヨウ素の各反
応に陽性、ニンヒドリン、アンスロン、アニ
リン・ジフエニルアミン、エールリツヒ、ニ
トロプルシドの各反応に陰性 構成アミノ酸:6N塩酸、105℃、16時間の加水
分解後アミノ酸自動分析計によつてイソロイ
シン、チロシンおよび未同定アミノ酸を検出
した。 イソロイシン/チロシン/未同定アミノ酸の
モル比は1:1:1である。 未同定アミノ酸はプロリンとは異なる。 末端アミノ酸分析:ヒドラジン分解法によるC
−末端分析で上述の未同定アミノ酸を検出し
た。DNP化法によるN−末端分析ではN−
末端アミノ酸は検出されなかつた。 紫外部吸収スペクトル:第1図 λH2O nax=278nm(E1% 1cm=46) 281nm(E1% 1cm=42,sh) 中性および酸性 λH2O nax=294nm(E1% 1cm=56.5) アルカリ性 赤外部吸収スペクトル(KBr):第2図 PMRスペクトル(D2O):第3図 CMRスペクトル:第4図(pD4.0で測定)マ
ススペクトル:K−26をビストリメチルシリル
トリフルオロアセトアミドとピリジンで処理し
て得られるヘキサトリメチルシリル誘導体のマ
ススペクトルはM+=m/Z967を示した。 分子量:535 分子式:C25H34N3O8P 以上の結果より、K−26は下記の式 で表される新規生理活性物質であることが判明し
た。 次に各種展開溶剤によるK−26の簿層クロマト
グラフイーのRf値を第1表および第2表に示す。
検出はライドンスミス反応により行なつた。
に関する。 本発明者らは、有用な医薬品またはその中間体
となり得る新規生理活性物質を提供するという目
的のもとに、天然界より入手した数多くの微生物
の生産物について研究を行つた。その結果、放線
菌に属する微生物の培養物中に降圧作用を有する
生理活性物質が生産される事実を見出した。つい
で、該培養物から該物質を単離、精製し、その理
化学的性質を調べたところ新規生理活性物質であ
ることが判明した。以下該物質をK−26と称し、
その物性ならびにその製造法について詳述する。 本発明の生理活性物質の生産には、放線菌に属
する微生物が用いられる。具体的に好適な一例と
して本発明者らが静岡県沼津市門池の土手の土壌
試料より単離したK−26株があげられる。以下
に、シアーリング等により、Intern.J.Syst.
Bacteriol.16 313−340(1966)に詳述された方
法にしたがつて得られた上記菌株の培養、生理
的、形態的特徴を記述する。 各種培地上での生育状態 各種培地上で28℃で、2週間培養したときの生
育および色の特徴を下記に示す。なお、色の表示
はColor Harmony Manual(Container
Corporation of America)による色の分類に従
つた。 1 シユクロース・硝酸塩寒天培地 生育:不良 2 グルコース・アスパラギン寒天培地 生育:不良 3 グルセロール・アスパラギン寒天培地 (ISP 5号) 生育:不良 4 グリセロール・カルシウムマレイト寒天培地 生育:不良 5 卵・アルブミン寒天培地 生育:不良 6 スターチ・無機塩寒天培地(ISP4号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6na) 基生菌糸の裏面の色:ブライト・コーラ
ル・ローズ(6ia) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 7 栄養寒天培地 生育:貧弱ないし普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ブライト・シ
エル・ピンク(6ea)からブライト・ピー
チ(5ia) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 8 酵母エキス・麦芽エキス寒天培地 (ISP2号) 生育:貧弱ないし普通、粒状 基生菌糸の表面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6na)からトマト・レツド
(61/2pe) 基生菌糸の裏面の色:コーラル・レツド
(6nc)からダーク・ラクウエル・レツド
(6pe) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 9 オートミール寒天培地(ISP3号) 生育:良好、平滑 基生菌糸の表面・裏面の色:チヤイニー
ズ・レツド(6pc) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 10 グルコース・酵母エキス寒天培地 生育:普通ないし良好、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ブライト・コ
ーラル・レツド(6pa)からトマト・レツ
ド(61/2pa) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 11 ベネツト氏寒天培地 生育:普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:アプリコツト
(4ga)からチヤイニーズ・レツド(6pd) 気中菌糸:貧弱、白色(a) 可溶性色素:なし 12 エマーソン氏寒天培地 生育:貧弱ないし普通 基生菌糸の表面の色:チヤイニーズ・レツ
ド(6pc) 基生菌糸の裏面の色:ブライト・コーラ
ル・レツド(6pa) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 13 ヒツキー・トレスナー氏寒天培地 生育:普通、粒状 基生菌糸の表面・裏面の色:ライト・チエ
リー・レツド(6la)からチヤイニーズ・
レツド(6pc) 気中菌糸:貧弱、白色(a) 可溶性色素:なし 14 ペプトン・酵母エキス・鉄寒天培地(ISP6
号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面の色:ブライト・ピーチ
(5ia)からブライト・オレンジ(5na) 基生菌糸の裏面の色:ピーチ(5ga) 気中菌糸:なし 可溶性色素:なし 15 チロジン寒天培地(ISP7号) 生育:貧弱、平滑 基生菌糸の表面・裏面の色:フレツシユピ
ンク(5ca)からブライト・オレンジ
(5na) 生理的性質 K−26菌株の生理的諸性質を以下に示す。温
度、ゼラチン、ミルクおよび繊維素に対する作用
以外のものについては28℃で2週間後の観察結果
を、そして温度は5日後、ミルク、ゼラチンおよ
び繊維素については、4週間後の結果を記述す
る。なお、本菌株はプリドハム―ゴツトリーブの
無機培地(ISP9号)では生育しないので、ルー
デマンの培地(N.Y.Acad.Sci,33 207,1971)
で炭素源の資化性の試験を行つた。 1 炭素源の資化性:D―キシロース、D―グル
コース、D―フラクトース、D―ガラクトー
ス、スターチをよく資化するが、D―アラビノ
ース、イノシトール、L―ラムノース、グリセ
ロール、D―ラクトース、α―メリビオースを
資化しない。ラフイノース、マンニトール、マ
ンノースの資化性は弱い。 2 ゲラチンの液化作用:なし 3 ミルクに対する作用:凝固も液化もしない。 4 繊維素の分解作用:なし 5 澱粉の加水分解作用:あり 6 至適生育PH:6.5〜7.8 7 至適生育温度:28℃〜37℃ 8 チロシナーゼの生成:なし 9 メラノイド色素の生成:なし 細胞壁組成 細胞壁中のアミノ酸としてメソジアミノピメリ
ン酸、アラニンおよびグルタミン酸を含有する
が、LL―ジアミノピメリン酸およびグリシンを
含まない。一方、Lechevalierらの方法(The
Actinomycetales,Gustav Fister Verlag.
Jena.311−316頁 1970年)で全菌体中の糖を分
析すると、リボース、グルコース、ガラクトー
ス、マジユロースと若干のマンノースが検出され
るが、アラビノースおよびキシロースは検出され
ない。Leche―valierらの分類(Intern,J.
System.Bacteriol.20 435−443,1970)によれ
ば、K−26菌株の細胞壁は型であり、全菌体中
の糖はBパターンとなる。 形態的性質 シユクロース・硝酸塩寒天培地、グルコース・
アスパラギン寒天培地など合成培地では本菌株は
極めて貧弱な生育しか示さないが、グルコース・
酵母エキス寒天培地、オートミール寒天培地など
の天然培地では旺盛な生育を示す。その基生菌糸
は比較的長く、また分枝も見られ、0.4〜0.6μmの
直径を有する。明瞭な菌糸の分裂は見られない。
一方ベネツト氏寒天培地およびヒツキー・トレス
ナー氏寒天培地で形成される気中菌糸は、白色を
呈し、よく伸長し、0.6〜0.8μmの直径を有し、隔
壁は認められない。本菌株は使用された培地の範
囲では、基生菌糸および気中菌糸上に胞子あるい
は胞子嚢を形成しなかつた。また菌核の形成も認
められなかつた。 以上狭い直径を有した比較的長い基生菌糸、気
中菌糸を形成することから、K−26菌株は放線菌
(アクチノミセーテ)に属する菌株である。細胞
壁組成が.B型であるからして、アクチノマデ
ユラ(Actinomadura)、ミクロバイスポラ
(Microbispora)、ストレプトスポランギウム
(Streptosporangium)、スピリロスポーラ
(Spirillospora)、プラノモノスポラ
(Planomonospora)などの属のどれかに分類す
ることもできるが、胞子あるいは胞子嚢が存在し
ないが故に新しい属に分類される可能性も否定で
きず、本菌株は放線菌(アクチノミセーテ)の一
種として、工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄5889号で寄託されている。また、米国の
ARSカルチヤー・コレクシヨンにNRRL12379と
して寄託されている。 本菌株は、他の放線菌の場合にも見られるごと
く、例えば紫外線、Co60照射、エツクス線、種々
の変異誘起薬品などを用いる人工的変異手段で変
異し得るものであり、このような変異性があつて
もK−26物質の生産能をもつ株は、すべて本発明
において使用できるものである。 K−26生産菌株の培養 本発明のK−26生産菌株の培養においては通常
の放線菌の培養法が一般に用いられる。 炭素源としてはグルコース、デン粉、マンノー
ス、フラクトース、シユクロース、糖蜜などが単
独または組合わせて用いられる。さらに菌の資化
性によつては炭化水素、アルコール類、有機酸な
ども用い得る。無機および有機窒素源としては塩
化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、硝酸
アンモニウム、硝酸ナトリウムなどが、また天然
窒素源としてはペプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆粉、
カザミノ酸、ソリユブル、ベジタブル・プロテイ
ンなどが単独または組合わせて用いられる。その
ほか、必要に応じて食塩、塩化カリ、炭酸カルシ
ウム、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌
株の生育やK−26の生産を促進する有機物や無機
物を適宜添加することができる。 培養法としては、液体培養、とくに深部撹拌培
養法が最も適している。培養温度は25〜40℃、PH
は中性付近で培養することが望ましい。液体培養
で通常3日ないし5日培養を行なうと、K−26が
培養液中に生成蓄積される。培養液中の蓄積量が
最大に達したときに培養を停止し菌体を別して
得られる培養液中より目的物質を単離、精製す
る。 K−26の単離、精製 培養液からのK−26の単離、精製には、微生
物代謝産物をその培養液から単離するために通
常用いられる方法が利用される。K−26は後述す
るように水溶性酸性物質であるので、これらの性
質を利用した精製法が用いられる。 すなわち、活性炭、ダイヤイオンHP−10など
による吸脱着、各種陰イオン交換樹脂によるカラ
ムクロマトグラフイー、セルロースカラムクロマ
トグラフイー、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イー、QAE―セフアデツクスカラムクロマトグ
ラフイー、DEAE―セフアデツクスA−25カラム
クロマトグラフイー、セフアデツクスLH−20カ
ラムクロマトグラフイーなどの方法を適当に組み
合わせて用いることができる。次にその一例を示
す。 培養液を塩酸でPH3に調整したあと、ダイヤ
イオンHP−10を充填したカラムに通塔する。K
−26を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、50%
のメタノール水溶液で溶出する。K−26を含む画
分を集め減圧下でメタノールを留去した後、2規
定水酸化ナトリウムでPH7.0に調整し、ダイヤイ
オンHPA−10(Cl-)のカラムに通塔する。K−
26を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、1モル
の食塩水溶液で溶出する。K−26を含む画分を集
め、2規定塩酸で再度PH3に調整し、ダイヤイオ
ンHP−10を充填したカラムに通塔する。K−26
を樹脂に吸着させた後、十分に水洗し、50%のメ
タノール水溶液で溶出する。K−26を含む画分を
集め減圧下で濃縮した後、凍結乾燥を行なうこと
により粗粉末を得る。この粗粉末にセルロース粉
末を加えてよく混ぜ合わせたものを、あらかじめ
70%イソプロパノール水溶液で懸濁し、カラムに
つめたセルロースの上端に乗せ、同じく70%イソ
プロパノール水溶液で溶出する。K−26を含む画
分を集め減圧下で濃縮した後凍結乾燥を行う。こ
の凍結乾燥標品を0.15モル、PH7.5のリン酸バツ
フアーに溶かし、同バツフアーを用いて充填した
DEAE−セフアデツクスA−25のカラムの上端に
乗せる。 K−26を樹脂に吸着させた後、同バツフアーで
溶出する。K−26を含む画分を集め、2規定塩酸
でPH3に調整し、ダイヤイオンHP−10のカラム
に通塔する。K−26を樹脂に吸着させた後、十分
に水洗し、50%のメタノール水溶液で溶出する。
この溶出液を減圧下に濃縮して凍結乾燥を行な
い、部分精製粉末を得る。 この標品を50%メタノール水溶液中、セフアデ
ツクスLH−20カラムクロマトグラフイーにより
さらに精製する。K−26を含む画分を集め、減圧
下で濃縮した後凍結乾燥を行なう。 さらに、この乾燥標品にシリカゲルを加えてよ
く混ぜ合わせたものを、n−ブタノール:n―プ
ロパノール:水=2:1:3の上層を用いて充填
したシリカゲルカラムの上端に乗せ、同一溶媒で
溶出する。K−26を含む画分を集め、減圧下で溶
媒を留去した後乾固させる。内容物を少量の水で
溶かし、不溶物を除去した後凍結乾燥を行なうと
K−26の白色粉末が得られる。 上記精製工程中のK−26の検出はライドンスミ
スおよびヨウ素反応に陽性で、ニンヒドリン陰性
を指標にして行なつた。かくして得られたK−26
の理化学的性質は以下に示す通りである。 K−26の理化学的性質 性状:白色無定形粉末。水溶液は酸性を示す。 融点:300℃まで明確な融点を示さず褐変する。 比旋光度:〔α〕20 D=−4.8゜(C=0.1,H2O) 溶解性:アルカリ性水に易溶、水に可溶、メタ
ノール、エタノールに難溶、酢酸エチル、ク
ロロホルム、ヘキサンなどに不溶 呈色反応:ライドンスミスおよびヨウ素の各反
応に陽性、ニンヒドリン、アンスロン、アニ
リン・ジフエニルアミン、エールリツヒ、ニ
トロプルシドの各反応に陰性 構成アミノ酸:6N塩酸、105℃、16時間の加水
分解後アミノ酸自動分析計によつてイソロイ
シン、チロシンおよび未同定アミノ酸を検出
した。 イソロイシン/チロシン/未同定アミノ酸の
モル比は1:1:1である。 未同定アミノ酸はプロリンとは異なる。 末端アミノ酸分析:ヒドラジン分解法によるC
−末端分析で上述の未同定アミノ酸を検出し
た。DNP化法によるN−末端分析ではN−
末端アミノ酸は検出されなかつた。 紫外部吸収スペクトル:第1図 λH2O nax=278nm(E1% 1cm=46) 281nm(E1% 1cm=42,sh) 中性および酸性 λH2O nax=294nm(E1% 1cm=56.5) アルカリ性 赤外部吸収スペクトル(KBr):第2図 PMRスペクトル(D2O):第3図 CMRスペクトル:第4図(pD4.0で測定)マ
ススペクトル:K−26をビストリメチルシリル
トリフルオロアセトアミドとピリジンで処理し
て得られるヘキサトリメチルシリル誘導体のマ
ススペクトルはM+=m/Z967を示した。 分子量:535 分子式:C25H34N3O8P 以上の結果より、K−26は下記の式 で表される新規生理活性物質であることが判明し
た。 次に各種展開溶剤によるK−26の簿層クロマト
グラフイーのRf値を第1表および第2表に示す。
検出はライドンスミス反応により行なつた。
【表】
【表】
展開〓室温、上昇法
1〜3は5時間、4〜7は1.5時間 次にK−26の酸加水分解物中に含まれる未同定
アミノ酸の簿層クロマトグラフイーのRf値を、
イソロイシン、チロシンおよびプロリンのRf値
とともに第3表に示す。
1〜3は5時間、4〜7は1.5時間 次にK−26の酸加水分解物中に含まれる未同定
アミノ酸の簿層クロマトグラフイーのRf値を、
イソロイシン、チロシンおよびプロリンのRf値
とともに第3表に示す。
【表】
この未同定アミノ酸は簿層上でチロシンとは明
らかに分離しているが、プロリンとは近接してい
る。しかし、プロリンはニンヒドリン反応によつ
て黄色を呈するのに対し、未同定アミノ酸は紫色
を呈する。したがつて、両者は異なるアミノ酸と
考えることができる。 K−26の降圧作用を示す実験結果を次に示す。 実験:観血的方法による降圧作用の測定 本実験は津田恭介ら編:薬効の評価(1)薬理試験
法(中)(医薬品開発基礎講座V)地文書館(昭
和46年10月10日発行)464〜468頁記載の方法に準
じて行つた。 実験動物としてSpontaneously Hypertensive
Rats(SHR)(雄性、体重300〜400g)1群3匹を
用いた。該ラツトにウレタン600mg/Kgおよびα
−クロラロース60mg/Kgを腹腔内投与して麻酔し
た。気管カニユーレで気道を確保し、血圧を左頚
動脈に挿入したポリエチレンカニユーレから圧ト
ランスデユーサ(日本光電MP−0.5)を介してイ
ンクーオシログラフイーに記録した。 薬物は、投与容量が0.1ml/100gとなるように
生理食塩水に溶解し、右股静脈に挿入したカニユ
ーレから静脈内投与し、麻酔下での血圧変化を測
定した。 平均血圧の変化を第4表に示す。尚投与直前の
4例の平均血圧は143.5±21.3mmHg(平均値±標準
誤差)を示す。
らかに分離しているが、プロリンとは近接してい
る。しかし、プロリンはニンヒドリン反応によつ
て黄色を呈するのに対し、未同定アミノ酸は紫色
を呈する。したがつて、両者は異なるアミノ酸と
考えることができる。 K−26の降圧作用を示す実験結果を次に示す。 実験:観血的方法による降圧作用の測定 本実験は津田恭介ら編:薬効の評価(1)薬理試験
法(中)(医薬品開発基礎講座V)地文書館(昭
和46年10月10日発行)464〜468頁記載の方法に準
じて行つた。 実験動物としてSpontaneously Hypertensive
Rats(SHR)(雄性、体重300〜400g)1群3匹を
用いた。該ラツトにウレタン600mg/Kgおよびα
−クロラロース60mg/Kgを腹腔内投与して麻酔し
た。気管カニユーレで気道を確保し、血圧を左頚
動脈に挿入したポリエチレンカニユーレから圧ト
ランスデユーサ(日本光電MP−0.5)を介してイ
ンクーオシログラフイーに記録した。 薬物は、投与容量が0.1ml/100gとなるように
生理食塩水に溶解し、右股静脈に挿入したカニユ
ーレから静脈内投与し、麻酔下での血圧変化を測
定した。 平均血圧の変化を第4表に示す。尚投与直前の
4例の平均血圧は143.5±21.3mmHg(平均値±標準
誤差)を示す。
【表】
この結果K−26は降圧作用を有することがわか
る。 実施例 1 種菌として放線菌K−26(微工研菌寄第5889号)
を用い、第1種培地としてグルコース1%、溶性
デンプン1%、牛肉エキス0.3%、酵母エキス0.5
%、バクトトリプトン0.5%、炭酸カルシウム0.2
%、(殺菌前PH7.2)の培地を用いた。種菌一白金
耳を50ml太型試験管に入れた上記種培地14mlに植
菌し、30℃で11日間振盪培養する。 この種培養液14mlを2容バツフル付きエルレ
ンマイヤーフラスコに入つた300mlの第2種培地
に植菌する。第2種培地の組成は第1種培地の組
成と同じである。第2種培養は30℃で4日間行な
う。この第2種培養液300mlを5容ジヤーフア
ーメンター中の第3種培地2.7に植菌する。第
3種培地の組成は第1種培地の組成と同じであ
る。5ジヤーフアーメンターによる種培養は通
気撹拌方式(回転数300rpm、通気量3/min)
により30℃で2日間行なう。この第3種培養液2
を30容のステンレス製ジヤーフアーメンター
中の主発酵培地16に植菌する。主発酵培地組成
は溶性デンプン4%、ソイビンミール3%、コー
ンスチープリカー0.5%、燐酸二カリウム0.05%、
硫酸マグネシウム(7水塩)0.05%、塩化カリウ
ム0.03%、炭酸カルシウム0.3%(殺菌前PH7.8)
である。この主発酵培養は30℃で5日間通気撹拌
方式(回転数350rpm、通気量18/min)によ
り行なう。 かくして得られた発酵終了液35(上記30ジ
ヤーフアーメンター2基分)のPHを濃硫酸で3.0
に調整し、過助剤としてラジオライト#600(昭
和化学工業社製)を約1.5Kg加え、菌体を別す
る。得られた液35をダイヤイオンHP−10
(三菱化成社製)2を詰めたカラムに通塔する。
K−26を樹脂に吸着させた後水15でカラムを洗
滌し、50%のメタノール水溶液12で溶出する。
最初の2を捨てて残り10を全て集める。これ
を減圧下で5に濃縮し、2規定水酸化ナトリウ
ムでPH7.0に調整した後、ダイヤイオンHPA−10
(Cl-)(三菱化成社製)500mlを詰めたカラムに通
塔する。K−26を樹脂に吸着させた後3の水で
洗滌し、つづいて1モルの食塩水溶液3で溶出
する。溶出液を全て集め、2規定塩酸でPH3.0に
調整した後、500mlのダイヤイオンHP−10のカ
ラムに通塔する。K−26を樹脂に吸着させた後3
の水で洗滌し、50%のメタノール水溶液3で
溶出する。最初の500mlを捨てて、残りの2.5を
全て集める。これを減圧下で約1に濃縮し、凍
結乾燥を行なうと、K−26の粗粉末約20gが得ら
れる。この粗粉末に、ほぼ等量のセルロース粉末
(アビセル:フナコシ薬品社製)を加えてよく混
ぜ合わせたものを、1のセルロースカラム(ア
ビセル:70%イソプロパノール水溶液)の上端に
のせる。ついでこのカラムと同じく70%イソプロ
パノール水溶液で溶出する。溶出画分を18mlずつ
分取するとフラクシヨン番号34から66にK−26が
溶出される。この画分を集め減圧下で約100mlに
濃縮し、凍結乾燥を行なう。この凍結乾燥標品を
0.15モル、PH7.5の燐酸バツフアーに溶かし、同
バツフアーで緩衝化した1のDEAE−セフアデ
ツクスA−25のカラムの上端にのせる。K−26を
セフアデツクスに吸着させた後、同バツフアーで
溶出する。溶出画分を18mlずつ分取するとフラク
シヨン番号83から126にK−26が溶出される。こ
の画分を集め6規定塩酸でPH3.0に調整した後、
200mlのダイヤイオンHP−10のカラムに通塔す
る。K−26を樹脂に吸着させた後1の水で洗滌
し、50%メタノール水溶液1で溶出する。溶出
液を全て集め減圧下で約100mlに濃縮して凍結乾
燥を行ない、K−26の部分精製粉末450mgを得る。
これを50%メタノール水溶液5mlに溶かし、セフ
アデツクスLH−20カラムクロマトグラフイー
(50%メタノール水溶液、カラムサイズ:2.3cm×
90cm)によりさらに精製する。溶出画分を4mlず
つ分取するとフラクシヨン番号45から68にK−26
が溶出される。この画分を集め、減圧下で約20ml
に濃縮した後凍結乾燥を行なう。さらにこの乾燥
標品にシリカゲル(ワコーゲル:C−200)1.5g
を加えてよく混ぜ合わせたものを、n−ブタノー
ル:n−プロパノール:水=2:1:3の上層を
用いて充填したシリカゲルカラム(ワコーゲル:
C−200、カラムサイズ:21cm×90cm)の上端に
のせ、同一溶媒で溶出する。溶出画分を3mlずつ
分取するとフラクシヨン番号30から55にK−26が
溶出される。この画分を集め、減圧下で溶媒を留
去した後乾固させる。内容物を10mlの水に溶か
し、不溶物を除去したのち、凍結乾燥を行なうと
K−26の白色粉末15mgが得られる。尚上記精製工
程中K−26の検出は、ライドンスミスおよびヨウ
素反応に陽性で、ニンヒドリン陰性を指標として
行なつた。
る。 実施例 1 種菌として放線菌K−26(微工研菌寄第5889号)
を用い、第1種培地としてグルコース1%、溶性
デンプン1%、牛肉エキス0.3%、酵母エキス0.5
%、バクトトリプトン0.5%、炭酸カルシウム0.2
%、(殺菌前PH7.2)の培地を用いた。種菌一白金
耳を50ml太型試験管に入れた上記種培地14mlに植
菌し、30℃で11日間振盪培養する。 この種培養液14mlを2容バツフル付きエルレ
ンマイヤーフラスコに入つた300mlの第2種培地
に植菌する。第2種培地の組成は第1種培地の組
成と同じである。第2種培養は30℃で4日間行な
う。この第2種培養液300mlを5容ジヤーフア
ーメンター中の第3種培地2.7に植菌する。第
3種培地の組成は第1種培地の組成と同じであ
る。5ジヤーフアーメンターによる種培養は通
気撹拌方式(回転数300rpm、通気量3/min)
により30℃で2日間行なう。この第3種培養液2
を30容のステンレス製ジヤーフアーメンター
中の主発酵培地16に植菌する。主発酵培地組成
は溶性デンプン4%、ソイビンミール3%、コー
ンスチープリカー0.5%、燐酸二カリウム0.05%、
硫酸マグネシウム(7水塩)0.05%、塩化カリウ
ム0.03%、炭酸カルシウム0.3%(殺菌前PH7.8)
である。この主発酵培養は30℃で5日間通気撹拌
方式(回転数350rpm、通気量18/min)によ
り行なう。 かくして得られた発酵終了液35(上記30ジ
ヤーフアーメンター2基分)のPHを濃硫酸で3.0
に調整し、過助剤としてラジオライト#600(昭
和化学工業社製)を約1.5Kg加え、菌体を別す
る。得られた液35をダイヤイオンHP−10
(三菱化成社製)2を詰めたカラムに通塔する。
K−26を樹脂に吸着させた後水15でカラムを洗
滌し、50%のメタノール水溶液12で溶出する。
最初の2を捨てて残り10を全て集める。これ
を減圧下で5に濃縮し、2規定水酸化ナトリウ
ムでPH7.0に調整した後、ダイヤイオンHPA−10
(Cl-)(三菱化成社製)500mlを詰めたカラムに通
塔する。K−26を樹脂に吸着させた後3の水で
洗滌し、つづいて1モルの食塩水溶液3で溶出
する。溶出液を全て集め、2規定塩酸でPH3.0に
調整した後、500mlのダイヤイオンHP−10のカ
ラムに通塔する。K−26を樹脂に吸着させた後3
の水で洗滌し、50%のメタノール水溶液3で
溶出する。最初の500mlを捨てて、残りの2.5を
全て集める。これを減圧下で約1に濃縮し、凍
結乾燥を行なうと、K−26の粗粉末約20gが得ら
れる。この粗粉末に、ほぼ等量のセルロース粉末
(アビセル:フナコシ薬品社製)を加えてよく混
ぜ合わせたものを、1のセルロースカラム(ア
ビセル:70%イソプロパノール水溶液)の上端に
のせる。ついでこのカラムと同じく70%イソプロ
パノール水溶液で溶出する。溶出画分を18mlずつ
分取するとフラクシヨン番号34から66にK−26が
溶出される。この画分を集め減圧下で約100mlに
濃縮し、凍結乾燥を行なう。この凍結乾燥標品を
0.15モル、PH7.5の燐酸バツフアーに溶かし、同
バツフアーで緩衝化した1のDEAE−セフアデ
ツクスA−25のカラムの上端にのせる。K−26を
セフアデツクスに吸着させた後、同バツフアーで
溶出する。溶出画分を18mlずつ分取するとフラク
シヨン番号83から126にK−26が溶出される。こ
の画分を集め6規定塩酸でPH3.0に調整した後、
200mlのダイヤイオンHP−10のカラムに通塔す
る。K−26を樹脂に吸着させた後1の水で洗滌
し、50%メタノール水溶液1で溶出する。溶出
液を全て集め減圧下で約100mlに濃縮して凍結乾
燥を行ない、K−26の部分精製粉末450mgを得る。
これを50%メタノール水溶液5mlに溶かし、セフ
アデツクスLH−20カラムクロマトグラフイー
(50%メタノール水溶液、カラムサイズ:2.3cm×
90cm)によりさらに精製する。溶出画分を4mlず
つ分取するとフラクシヨン番号45から68にK−26
が溶出される。この画分を集め、減圧下で約20ml
に濃縮した後凍結乾燥を行なう。さらにこの乾燥
標品にシリカゲル(ワコーゲル:C−200)1.5g
を加えてよく混ぜ合わせたものを、n−ブタノー
ル:n−プロパノール:水=2:1:3の上層を
用いて充填したシリカゲルカラム(ワコーゲル:
C−200、カラムサイズ:21cm×90cm)の上端に
のせ、同一溶媒で溶出する。溶出画分を3mlずつ
分取するとフラクシヨン番号30から55にK−26が
溶出される。この画分を集め、減圧下で溶媒を留
去した後乾固させる。内容物を10mlの水に溶か
し、不溶物を除去したのち、凍結乾燥を行なうと
K−26の白色粉末15mgが得られる。尚上記精製工
程中K−26の検出は、ライドンスミスおよびヨウ
素反応に陽性で、ニンヒドリン陰性を指標として
行なつた。
第1図は、K−26の紫外部吸収スペクトルであ
る。は中性、は酸性、はアルカリ性での測
定結果を示す。第2図は、K−26の赤外部吸収ス
ペクトルである。第3図は、K−26のPMRスペ
クトルである。(重水中で測定。)第4図は、K−
26のCMRスペクトルである。
る。は中性、は酸性、はアルカリ性での測
定結果を示す。第2図は、K−26の赤外部吸収ス
ペクトルである。第3図は、K−26のPMRスペ
クトルである。(重水中で測定。)第4図は、K−
26のCMRスペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表される新規生理活性物質K−26。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56040651A JPS57156498A (en) | 1981-03-20 | 1981-03-20 | Novel physiologically active substance k-26 |
| EP19820102277 EP0061172B1 (en) | 1981-03-20 | 1982-03-19 | Phosphorus-containing oligopeptides, processes for preparation thereof and a pharmaceutical composition containing the same |
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