JPH0141296B2 - - Google Patents
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- JPH0141296B2 JPH0141296B2 JP62312043A JP31204387A JPH0141296B2 JP H0141296 B2 JPH0141296 B2 JP H0141296B2 JP 62312043 A JP62312043 A JP 62312043A JP 31204387 A JP31204387 A JP 31204387A JP H0141296 B2 JPH0141296 B2 JP H0141296B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- emulsion
- water
- fat
- aqueous phase
- Prior art date
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- Edible Oils And Fats (AREA)
- Dairy Products (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Description
本発明は、コーヒークリームの製造法に関する
ものである。 従来、コーヒー添加用クリームはO/W型エマ
ルジヨンからなるもので、脂肪含量はほぼ決つて
おり、通常脂肪率20〜40%程度とされているもの
である。 しかしながら、最近になつて、低カロリー食品
を指向する消費者の好みから、コーヒー添加用ク
リーム(以下、コーヒークリームという)から脂
肪含量を低下させる試みがなされるようになつた
のである。 しかし、コーヒークリームの脂肪含量をただ単
に20%以下にしたりすると、粘度が低くなつて、
濃厚感がなくなり、更には、コーヒーに入れても
まろやかな感じが薄れるなどの多くの欠点がみら
れる。 そこで、脂肪含量を低くした際、ガム類、ナト
リウムカゼイン等を添加して粘度をあげることが
試みられたのであるが、乳化状態の安定性が悪く
なつたり、味覚が悪くなつたりするなどの欠点が
みられたのである。 そこで、本発明者らは、従来のコーヒークリー
ムの品質を維持しつつ、脂肪含量を低減させるた
めに鋭意研究した結果、乳化剤としてポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルを用いてコーヒ
ークリームのエマルジヨンをW/O/W型にする
ことによつて解決することができたのである。 コーヒークリームをW/O/W型複合エマルジ
ヨンにすることによつて、真の脂肪率は15%であ
つても、見掛けの脂肪率は30%までとなり、実際
には脂肪含量は15%であるが、脂肪含量30%の状
態でコーヒークリームを製造することができるよ
うになるのである。換言すれば、従来の脂肪率30
%のコーヒークリームの品質の本発明では脂肪率
15%で達成できるのである。しかも、本発明にお
いては、W/O/W型のうち最初の水相が油脂中
に水滴となつて安定化されていて、外の水相と一
緒になることがないので、油脂の量は最初の水相
を含めた量と同じとなり、濃厚感は維持され、ま
ろやかな味も低くなることはない。 本発明のコーヒークリームの製造法は第1は、
水又は水相とポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルを添加した油脂を混合し、得られたW/
O型エマルジヨンを、水又は乳化作用及び/又は
乳化安定作用を有する物質を含む水相と混合する
ことを特徴とするコーヒークリームの製造法であ
る。 本発明のコーヒークリームの製造法の第2は、
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを添
加した油脂と、水又は乳化作用及び/又は、乳化
安定作用を有する物質を含む水相を混合し、直接
W/O/W型複合エマルジヨンとすることを特徴
とするコーヒークリームの製造法である。 両方法によつて得られるエマルジヨンはきわめ
て微細で、かつ、安定性に優れたW/O/W型複
合エマルジヨンである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調整に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レート等のスパン系乳化剤を対油10%以上用いて
乳化し、次いで二次乳化することが行なわれてい
た。(特公昭55−23087) しかしながら、対油10%以上もの乳化剤を使用
した場合、乳化剤の味が強く感じられるようにな
つて、好ましくなく、特に食品用としては一般に
使用できるものではなかつたのである。 従来、コーヒークリームとしてW/O/W型複
合エマルジヨンが製造されたことはない。 本発明においては、乳化剤として、ポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルを使用すること
によつて多くの問題を解決することができたので
ある。 本発明で使用するポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステルは次式()で示される。 ここでn=2〜12,R1,R2,R3は水素又は次
式()の縮合リシノレイン酸を示すが、R1,
R2,R3のうち少くとも一つは次式()の縮合
リシノレイン酸を示す。 ここでm=2〜10を示す。 本発明ではここに一般式で示されるポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルから適宜選択し
た1種又は2種以上の混合物が使用される。 本発明においては、まず、油脂にポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルが対油0.1〜5%、
好ましくは0.7〜2.5%、更に好ましくは1.0〜2.3
%添加、混合される。また、油分が少い場合は、
対油5〜30%添加、混合してもよい。 乳化剤としては、その他にグリセリンモノ脂肪
酸エステル、グリセリンジ脂肪酸エステル等の一
般的な乳化剤を混合使用することもできる。 油脂としてはいかなるものでもよいが、硬化油
を用いる場合は、加温して溶融して使用される。 本発明の第1の方法においては、水を用意する
が、水には各種添加物、添加料等を混合して水相
としておいてもよく、また加温しておいてもよ
い。水又は水相とポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを添加した油脂は逐次添加混合され
る。また、油脂と水(又は水相)の量は目的に応
じて適宜の量でよいが、油脂:水(又は水相)=
3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られた混合物は、W/O型になつて
いなければ、ホモミキサーによつて十分撹拌する
ことによつてW/O型に転相する。この撹拌によ
つてきわめて微細でなめらかな乳化物を得ること
ができ、油中の水相に各種添加物を封び込むこと
ができるものである。この際の撹拌は、ホモミキ
サーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なものが
好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、ボ
テター等の撹拌装置でもよい。また、このW/O
型油脂組成物は後の乳化を良くするために50〜80
℃に加温しておくとよい。 別に、水又は乳化作用及び/又は乳化安定作用
を有する物質を含む水相を用意する。 本発明において使用される乳化作用及び/又は
乳化安定作用を有する物質としては、従来知られ
ているものであつて、シユガーエステル、レシチ
ン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、親水性のポリグリセリン脂肪酸エステルなど
の親水性乳化剤、脱脂乳、ナトリウムカゼイネー
ト、カゼイン分解物、大豆たんぱく質、大豆たん
ぱく質の分解物、ゼラチン、糖たんぱく質などの
たんぱく質または複合たんぱく質、澱粉、デキス
トリン、ガム質などの高分子多糖類などがある。 また、その他、目的に応じて、着色料、呈味料
等が添加される。この水相は乳化が良好に行なわ
れるように、50〜80℃程度に加温されているのが
よい。 この水相と上記W/O型油脂組成物を混合し、
撹拌機で例えば250〜500rpm5〜10分撹拌混合し、
次いでホモゲナイザー処理する。 ここに得られるエマルジヨンはきわめて微細な
水滴を有し、かつ安定したW/O/W型複合エマ
ルジヨンで、コーヒークリームとして最適のもの
である。 本発明の第2の方法では、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂と水又は
水相から直接W/O/W型複合エマルジヨンが形
成される。 ここにおいては、上述したポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂と同様に
上述した水又は乳化作用及び/又は乳化安定作用
を有する物質を含む水相が混合される。油脂と水
(又は水相)の量は目的に応じて適宜の量でよい
が、油脂:水(水又は水相)=1:6〜1:10程
度がよい。 添加順序としては油脂に水又は水相を逐次添加
してもよく、また、水又は水相に油脂を逐次添加
してもよく、更には同時に大量混合してもよい。
撹拌は、ホモミキサーで例えば3000〜8000rpm程
度の強力なものが好ましい。また、ホモジナイザ
ー等の乳化機、ボテター等の撹拌装置でもよい。
また、この場合乳化を良くするために50〜80℃に
加温しておいてもよい。 ここに得られるエマルジヨンを顕微鏡下600倍
程度で観察すると、水相中の油滴の中に1〜6個
の水滴がみられ、また水相中の油滴の中に大きな
水滴があり、更にその中に1〜7個の油滴がみら
れるなどかなり複雑なエマルジヨンを形成してい
るのがわかる。 ここに得られるエマルジヨンは安定したW/
O/W型複合エマルジヨンで、コーヒークリーム
として最適のものである。 次に本発明の試験例及び実施例を示す。 試験例 1 50℃の大豆硬化油300gに乳化剤としてテトラ
グリセリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステル又
はソルビタンモノオレート(スパン80)を対油
0.5〜10%(変量)添加し、混合した。 これを、50℃の水200gと混合し、ホモミキサ
ーで6000rpmで撹拌し、W/O系エマルジヨンを
得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート3%添加した
水500gを70℃にし、これに70℃にした前記W/
O系エマルジヨンを添加し、撹拌機で250rpmで
5分撹拌し、更にホモゲナイザーで100Kg/cm2で
処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型複合エマルジヨンにつ
いて、W/O/W型生成率をみた。その結果は第
1図に示される。ここでAはテトラグリセリン縮
合ヘキサリシノレイン酸エステルを用いた場合、
Bはスパン80を用いた場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型複合
エマルジヨンを得るのに、テトラグリセリン縮合
ヘキサリシノレイン酸エステルが著じるしくすぐ
れているのが分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法に従
つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様の処理において、テトラ
グリセリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステルを
他の各種乳化剤にかえ、すべて対油2%の添加
で、それぞれW/O/W型複合エマルジヨンを製
造し、それぞれの平均水滴径、W/O/W型の生
成率、5℃で1ケ月保存後のW/O/W型の生成
率をみた。その結果は、次の表1に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
ものである。 従来、コーヒー添加用クリームはO/W型エマ
ルジヨンからなるもので、脂肪含量はほぼ決つて
おり、通常脂肪率20〜40%程度とされているもの
である。 しかしながら、最近になつて、低カロリー食品
を指向する消費者の好みから、コーヒー添加用ク
リーム(以下、コーヒークリームという)から脂
肪含量を低下させる試みがなされるようになつた
のである。 しかし、コーヒークリームの脂肪含量をただ単
に20%以下にしたりすると、粘度が低くなつて、
濃厚感がなくなり、更には、コーヒーに入れても
まろやかな感じが薄れるなどの多くの欠点がみら
れる。 そこで、脂肪含量を低くした際、ガム類、ナト
リウムカゼイン等を添加して粘度をあげることが
試みられたのであるが、乳化状態の安定性が悪く
なつたり、味覚が悪くなつたりするなどの欠点が
みられたのである。 そこで、本発明者らは、従来のコーヒークリー
ムの品質を維持しつつ、脂肪含量を低減させるた
めに鋭意研究した結果、乳化剤としてポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルを用いてコーヒ
ークリームのエマルジヨンをW/O/W型にする
ことによつて解決することができたのである。 コーヒークリームをW/O/W型複合エマルジ
ヨンにすることによつて、真の脂肪率は15%であ
つても、見掛けの脂肪率は30%までとなり、実際
には脂肪含量は15%であるが、脂肪含量30%の状
態でコーヒークリームを製造することができるよ
うになるのである。換言すれば、従来の脂肪率30
%のコーヒークリームの品質の本発明では脂肪率
15%で達成できるのである。しかも、本発明にお
いては、W/O/W型のうち最初の水相が油脂中
に水滴となつて安定化されていて、外の水相と一
緒になることがないので、油脂の量は最初の水相
を含めた量と同じとなり、濃厚感は維持され、ま
ろやかな味も低くなることはない。 本発明のコーヒークリームの製造法は第1は、
水又は水相とポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルを添加した油脂を混合し、得られたW/
O型エマルジヨンを、水又は乳化作用及び/又は
乳化安定作用を有する物質を含む水相と混合する
ことを特徴とするコーヒークリームの製造法であ
る。 本発明のコーヒークリームの製造法の第2は、
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを添
加した油脂と、水又は乳化作用及び/又は、乳化
安定作用を有する物質を含む水相を混合し、直接
W/O/W型複合エマルジヨンとすることを特徴
とするコーヒークリームの製造法である。 両方法によつて得られるエマルジヨンはきわめ
て微細で、かつ、安定性に優れたW/O/W型複
合エマルジヨンである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調整に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レート等のスパン系乳化剤を対油10%以上用いて
乳化し、次いで二次乳化することが行なわれてい
た。(特公昭55−23087) しかしながら、対油10%以上もの乳化剤を使用
した場合、乳化剤の味が強く感じられるようにな
つて、好ましくなく、特に食品用としては一般に
使用できるものではなかつたのである。 従来、コーヒークリームとしてW/O/W型複
合エマルジヨンが製造されたことはない。 本発明においては、乳化剤として、ポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルを使用すること
によつて多くの問題を解決することができたので
ある。 本発明で使用するポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステルは次式()で示される。 ここでn=2〜12,R1,R2,R3は水素又は次
式()の縮合リシノレイン酸を示すが、R1,
R2,R3のうち少くとも一つは次式()の縮合
リシノレイン酸を示す。 ここでm=2〜10を示す。 本発明ではここに一般式で示されるポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルから適宜選択し
た1種又は2種以上の混合物が使用される。 本発明においては、まず、油脂にポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルが対油0.1〜5%、
好ましくは0.7〜2.5%、更に好ましくは1.0〜2.3
%添加、混合される。また、油分が少い場合は、
対油5〜30%添加、混合してもよい。 乳化剤としては、その他にグリセリンモノ脂肪
酸エステル、グリセリンジ脂肪酸エステル等の一
般的な乳化剤を混合使用することもできる。 油脂としてはいかなるものでもよいが、硬化油
を用いる場合は、加温して溶融して使用される。 本発明の第1の方法においては、水を用意する
が、水には各種添加物、添加料等を混合して水相
としておいてもよく、また加温しておいてもよ
い。水又は水相とポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを添加した油脂は逐次添加混合され
る。また、油脂と水(又は水相)の量は目的に応
じて適宜の量でよいが、油脂:水(又は水相)=
3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られた混合物は、W/O型になつて
いなければ、ホモミキサーによつて十分撹拌する
ことによつてW/O型に転相する。この撹拌によ
つてきわめて微細でなめらかな乳化物を得ること
ができ、油中の水相に各種添加物を封び込むこと
ができるものである。この際の撹拌は、ホモミキ
サーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なものが
好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、ボ
テター等の撹拌装置でもよい。また、このW/O
型油脂組成物は後の乳化を良くするために50〜80
℃に加温しておくとよい。 別に、水又は乳化作用及び/又は乳化安定作用
を有する物質を含む水相を用意する。 本発明において使用される乳化作用及び/又は
乳化安定作用を有する物質としては、従来知られ
ているものであつて、シユガーエステル、レシチ
ン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、親水性のポリグリセリン脂肪酸エステルなど
の親水性乳化剤、脱脂乳、ナトリウムカゼイネー
ト、カゼイン分解物、大豆たんぱく質、大豆たん
ぱく質の分解物、ゼラチン、糖たんぱく質などの
たんぱく質または複合たんぱく質、澱粉、デキス
トリン、ガム質などの高分子多糖類などがある。 また、その他、目的に応じて、着色料、呈味料
等が添加される。この水相は乳化が良好に行なわ
れるように、50〜80℃程度に加温されているのが
よい。 この水相と上記W/O型油脂組成物を混合し、
撹拌機で例えば250〜500rpm5〜10分撹拌混合し、
次いでホモゲナイザー処理する。 ここに得られるエマルジヨンはきわめて微細な
水滴を有し、かつ安定したW/O/W型複合エマ
ルジヨンで、コーヒークリームとして最適のもの
である。 本発明の第2の方法では、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂と水又は
水相から直接W/O/W型複合エマルジヨンが形
成される。 ここにおいては、上述したポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂と同様に
上述した水又は乳化作用及び/又は乳化安定作用
を有する物質を含む水相が混合される。油脂と水
(又は水相)の量は目的に応じて適宜の量でよい
が、油脂:水(水又は水相)=1:6〜1:10程
度がよい。 添加順序としては油脂に水又は水相を逐次添加
してもよく、また、水又は水相に油脂を逐次添加
してもよく、更には同時に大量混合してもよい。
撹拌は、ホモミキサーで例えば3000〜8000rpm程
度の強力なものが好ましい。また、ホモジナイザ
ー等の乳化機、ボテター等の撹拌装置でもよい。
また、この場合乳化を良くするために50〜80℃に
加温しておいてもよい。 ここに得られるエマルジヨンを顕微鏡下600倍
程度で観察すると、水相中の油滴の中に1〜6個
の水滴がみられ、また水相中の油滴の中に大きな
水滴があり、更にその中に1〜7個の油滴がみら
れるなどかなり複雑なエマルジヨンを形成してい
るのがわかる。 ここに得られるエマルジヨンは安定したW/
O/W型複合エマルジヨンで、コーヒークリーム
として最適のものである。 次に本発明の試験例及び実施例を示す。 試験例 1 50℃の大豆硬化油300gに乳化剤としてテトラ
グリセリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステル又
はソルビタンモノオレート(スパン80)を対油
0.5〜10%(変量)添加し、混合した。 これを、50℃の水200gと混合し、ホモミキサ
ーで6000rpmで撹拌し、W/O系エマルジヨンを
得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート3%添加した
水500gを70℃にし、これに70℃にした前記W/
O系エマルジヨンを添加し、撹拌機で250rpmで
5分撹拌し、更にホモゲナイザーで100Kg/cm2で
処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型複合エマルジヨンにつ
いて、W/O/W型生成率をみた。その結果は第
1図に示される。ここでAはテトラグリセリン縮
合ヘキサリシノレイン酸エステルを用いた場合、
Bはスパン80を用いた場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型複合
エマルジヨンを得るのに、テトラグリセリン縮合
ヘキサリシノレイン酸エステルが著じるしくすぐ
れているのが分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法に従
つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様の処理において、テトラ
グリセリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステルを
他の各種乳化剤にかえ、すべて対油2%の添加
で、それぞれW/O/W型複合エマルジヨンを製
造し、それぞれの平均水滴径、W/O/W型の生
成率、5℃で1ケ月保存後のW/O/W型の生成
率をみた。その結果は、次の表1に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
【表】
試験例 3
50℃の大豆硬化油300gに乳化剤としてグリセ
リン重合度およびリシノレイン酸の縮合度の異な
るポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を、各々、対油1%添加し、混合した。 これを、50℃の水200gに逐次添加し、O/W
型エマルジヨンを得、これをホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、転相させ、W/O型エマルジ
ヨンを得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート1%、ソルビ
タンモノステアレート2%添加した水500gを70
℃にし、これに70℃にした前記W/O型エマルジ
ヨンを添加した後、底部に撹拌翼のついた撹拌機
で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲナイザーで
100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は表2
に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
リン重合度およびリシノレイン酸の縮合度の異な
るポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を、各々、対油1%添加し、混合した。 これを、50℃の水200gに逐次添加し、O/W
型エマルジヨンを得、これをホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、転相させ、W/O型エマルジ
ヨンを得た。 次いで、ナトリウムカゼイネート1%、ソルビ
タンモノステアレート2%添加した水500gを70
℃にし、これに70℃にした前記W/O型エマルジ
ヨンを添加した後、底部に撹拌翼のついた撹拌機
で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲナイザーで
100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は表2
に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
【表】
数字はW/O/W型の生成率を示す。
ただし、表2のn及びmは式()及び式
()と同じ意味である。 試験例 4 試験例3のポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルの代りに、モノ又はポリグリセリンリシ
ノレイン酸エステルを対油1%使用し、試験例3
と同様に操作して試験した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は表3
に示される。 なおW/O/W型の生成率の測定は試験例1の
方法によつた。
()と同じ意味である。 試験例 4 試験例3のポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルの代りに、モノ又はポリグリセリンリシ
ノレイン酸エステルを対油1%使用し、試験例3
と同様に操作して試験した。 得られた各W/O/W型エマルジヨンについ
て、W/O/W型生成率をみた。その結果は表3
に示される。 なおW/O/W型の生成率の測定は試験例1の
方法によつた。
【表】
表3から縮合タイプでないリシノレイン酸のエ
ステルでは、いずれも、生成率はきわめて低いこ
とが分る。 実施例 1 大豆硬化油1000gを70℃に加温し、テトラグリ
セリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステル20gを
添加、混合した。 得られた大豆硬化油混合物に、ホモミキサーで
10000rpmの撹拌下に、70℃に加温した水2000gを
2000g/分の速度で注入し、混合し、W/O型組
成物3000gを得た。 別に、水6500g、脱脂粉乳400g、ソルビタンモ
ノステアレート100gを混合し、70℃に加温し、
これに、上記W/O型組成物3000gを500rpmの撹
拌下1000g/分の速度で注入し、10分間撹拌し、
更にホモゲナイザーで200Kg/cm2で処理し、W/
O/W型複合エマルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、常温で
保存しても、きわめて長期間安定して、コーヒー
クリームとして好適であつた。
ステルでは、いずれも、生成率はきわめて低いこ
とが分る。 実施例 1 大豆硬化油1000gを70℃に加温し、テトラグリ
セリン縮合ヘキサリシノレイン酸エステル20gを
添加、混合した。 得られた大豆硬化油混合物に、ホモミキサーで
10000rpmの撹拌下に、70℃に加温した水2000gを
2000g/分の速度で注入し、混合し、W/O型組
成物3000gを得た。 別に、水6500g、脱脂粉乳400g、ソルビタンモ
ノステアレート100gを混合し、70℃に加温し、
これに、上記W/O型組成物3000gを500rpmの撹
拌下1000g/分の速度で注入し、10分間撹拌し、
更にホモゲナイザーで200Kg/cm2で処理し、W/
O/W型複合エマルジヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、常温で
保存しても、きわめて長期間安定して、コーヒー
クリームとして好適であつた。
第1図は、試験例1で各乳化剤を濃度にかえ
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。 A……テトラグリセリン縮合ヘキサリシノレイ
ン酸エステル、B……スパン80。
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。 A……テトラグリセリン縮合ヘキサリシノレイ
ン酸エステル、B……スパン80。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水又は水相とポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを添加した油脂を混合し、得られた
W/O型エマルジヨンを、水又は乳化作用及び/
又は乳化安定作用を有する物質を含む水相と混合
しW/O/W複合エマルジヨンとすることを特徴
とする濃厚感を有するコーヒークリームの製造
法。 2 ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を添加した油脂と、水又は乳化作用及び/又は乳
化安定作用を有する物質を含む水相を混合し、
W/O/W型複合エマルジヨンとすることを特徴
とする濃厚感を有するコーヒークリームの製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62312043A JPS63157932A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | コーヒークリームの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62312043A JPS63157932A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | コーヒークリームの製造法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58122396A Division JPS6016542A (ja) | 1983-07-07 | 1983-07-07 | コーヒークリーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63157932A JPS63157932A (ja) | 1988-06-30 |
| JPH0141296B2 true JPH0141296B2 (ja) | 1989-09-05 |
Family
ID=18024528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62312043A Granted JPS63157932A (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | コーヒークリームの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63157932A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6557947B2 (ja) * | 2014-07-11 | 2019-08-14 | 味の素株式会社 | W/o/w型乳化物 |
-
1987
- 1987-12-11 JP JP62312043A patent/JPS63157932A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63157932A (ja) | 1988-06-30 |
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