JPH0144192B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0144192B2 JPH0144192B2 JP10549782A JP10549782A JPH0144192B2 JP H0144192 B2 JPH0144192 B2 JP H0144192B2 JP 10549782 A JP10549782 A JP 10549782A JP 10549782 A JP10549782 A JP 10549782A JP H0144192 B2 JPH0144192 B2 JP H0144192B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- general formula
- represented
- substituted
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
本発明は一般式
(但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示されるハロアルキルウレイド基置
換トリアルコキシシラン及びその製法を提供する
ものである。 従来、官能性アルキルシラン化合物、例えば3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(グ
リシジルオキシ)プロピルトリエトキシシランな
どの官能性プロピルシラン化合物は繊維表面など
への撥水処理剤、防錆剤等に使用されることが知
られている。さらに3−アミノプロピルトリエト
キシシランと有機イソシアネートとを反応させる
ことによつて得られる、一般式、 (但しArは有機基を表わす)で示される3−(有
機ウレイド)プロピルトリエトキシシランもまた
米国特許第2907782号に示される様に公知な化合
物である。しかしこれらの公知文献に於いては有
機珪素化合物の生理活性まで述べたものはない。 本発明者は長年有用な種々の官能性有機珪素化
合物の合成研究を続けて来た。その結果、一般
式、(CH3O)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2
(但しnは1又は2で表わされる整数)で示され
るポリアミノアルキルトリメトキシシランをβ−
クロロエチルイソシアネートと反応させることに
より、新規な化合物である一般式 (但しnは1又は2で表わされる整数)で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンを合成しうることを確認した。更に上記合成研
究を続け、種々の化合物の合成、その構造及び用
途を確認し、本発明を完成し、ここに提供するに
至つた。即ち、本発明は一般式、 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示されるハロアルキルウレイド基置
換トリアルコキシシランである。 また本発明は、一般式、XR′NCO(但し、R′は
アルキレン基、Xはハロゲン原子である)で示さ
れるハロアルキルイソシアネートと、一般式、
(RO)3SiCH2CH2CH2−(NHCH2CH2−)oNH2 (但し、Rはアルキル基、nは1又は2で表わさ
れる整数である)で示されるアミノアルキルトリ
アルコキシシラン化合物とを反応させて前記一般
式で示されるハロアルキルウレイド基置換トリア
ルコキシシランの製法をも提供する。 本発明の新規化合物であるハロアルキルウレイ
ド基置換トリアルコキシシランは一般式 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示される。 上記一般式()中のアルキル基は、後述する
ように一般には上記一般式()で示される化合
物が加水分解してその用途に供されるので、加水
分解が可能なアルキル基であれば特に限定されず
使用出来る。一般に工業的には低級アルキル基例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が好適に使用される。また該一般式()中の
アルキレン基も上記アルキル基と同様に特に限定
されるものではないが工業的な製法面から炭素原
子数1〜3個のアルキレン基が最も好適に使用さ
れる。更にハロゲン原子は塩素、臭素、沃素、フ
ツ素が特に限定されず用いうる。そしてこれらの
ハロゲン原子の種類によつて一般式()で示さ
れる化合物の性状が大きく変化することはない。
更にまた前記一般式()中のnは一般式()
で示される化合物を製造するときの原料による制
約で1又は2の整数である。 前記一般式()で示されるハロアルキルウレ
イド基置換トリアルコキシシランは上記一般式
()中に於いてnが1の場合には常温常圧でご
くわずかに粘稠な固体であり、nが2の場合には
通常固体である。いずれの化合物も極めて吸湿性
であり、空気中に放置すると、空気中の水分によ
り粘稠な水飴状固体に変化する。また、本発明の
ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラ
ンは、一般に次の(イ)〜(ニ)のような手段で前記一般
式()で示される各化合物であることを確認す
ることが出来る。 (イ) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することに
より、3300cm-1付近にウレイド基のNH結合に
基づく吸収、2940cm-1と2830cm-1付近にアルキ
ル基のCH結合に基づく吸収、1730〜1620cm-1
にウレイド基のカルボニル結合に基づく吸収が
現われる。 (ロ) 質量スペクトル(me)を測定し、観察され
る各ピーク(一般にはイオンの分子量mを荷電
数eで除したm/eで表わされる質量数)に相
当する組成式を算出することにより、測定に供
した化合物の結合様式、さらに終局的にはその
分子量を推定することが出来る。即ち一般式
(RO)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2(但
し、Rはアルキル基、nは1又は2で表わされ
る)で示されるアミノアルキルトリアルコキシ
シラン化合物(以下単にポリアミノアルキルシ
ランと云う)と一般式XR′NCO(但し、R′はア
ルキレン基、Xはハロゲン原子である)で示さ
れるハロアルキルイソシアネートを反応させる
ことにより得られる生成物のmsに於いては、
対応する原料であるポリアミノアルキルシラン
よりも大きいm/e値を示すピークが多数観察
される。例えば原料として、
(CH3O)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2を
用いたときは、m/e121に(CH3O)3、Si に
相当するピーク、m/e31にCH3O に相当す
る最強のピーク、m/e15にCH3 に相当する
強いピークを確認することが出来る。 (ハ) 13炭素核磁気共鳴スペクトル( 13C−nmr)
を測定することにより、測定に供した化合物中
に存在するアルキレン基例えばメチレン基、ア
ルキレン基例えばメチル基、カルボニル基等の
個数と種類を知ることが出来る。具体例は後述
する実施例でさらに詳しく述べるが、例えば前
記原料として(CH3O)3SiCH2CH2CH2
(NHCH2CH2)oNH2を用いたとき得られる該
生成物の 13C−nmrを測定し、各ピークを綿密
に解析することにより、下記一般式に於いて、
それぞれの化学シフトの概値を例示した如く、
各炭素原子に特徴的な各ピークの存在を確認す
ることが出来る。 (ニ) 元素分析によつて炭素、水素、窒素、ハロゲ
ン、珪素各重量%を求め、さらに認知された各
元素の重量%の和を100から感じることにより、
酸素の重量%を算出することが出来、従つて測
定に供した化合物の組成式を決定することが出
来る。 一方前記した如く、本発明一般式 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数)で示されるハロアルキルウレイド基置換トリ
アルコキシシランは、無色無臭の極めて粘稠な固
体(一般式中に於いてnが1の場合)あるいは無
定形の固体(一般式中に於いてnが2の場合)で
ある。但し精製度が不完全である場合や、精製し
たものを長期酸素存在下に放置した場合には、そ
の度合に応じて淡黄、黄、黄橙、橙、黄褐、褐色
等に着色するのが普通である。そして該ハロアル
キルウレイド基置換トリアルコキシシランはメタ
ノール、メタノール、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
にはかなり良く溶けるが、ベンゼン、ヘキサン、
シクロヘキサン、石油エーテル、エーテル等には
余り溶けない。また、水又は含水溶媒中に於いて
は該ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシ
シランのアルコキシ基が加水分解されることによ
りSi−OH結合、さらにSi−O−Si結合が生成す
る傾向にあり、完全に加水分解された場合には、
いわゆるボリシルセスキオキサンと呼称される有
機珪素ポリマーを与える。該加水分解反応は反応
系内に少量の塩基が存在すれば著しくその速度が
促進される。通常の温和な条件下に於ける加水分
解では一般にハロアルキルウレイド基は変化を受
けず、加水分解生成物であるポリシルセスキオキ
サン分子中に残存する。本発明のハロアルキルウ
レイド基置換トリアルコキシシランは通常無溶媒
又は溶媒中で120℃以上に加熱した場合には泡を
出して分解する。該分解反応は加熱温度が高くな
る程、激しくなる傾向にある。 本発明のハロアルキルウレイド基置換トリアル
コキシシランの製造方法は特に限定されず如何な
る方法によつても良い。一般に好適に採用されず
代表的な製造方法を以下に説明する。例えば下記
式で示されるポリアミノアルキルシランとハロア
ルキルイソシアネートとを好ましくは無水条件下
において反応させるこによつて好収率で目的とす
るハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシ
ランを得ることが出来る。上記反応を化学式で示
せば下記の通りである。 上記式で示されるポリアミノアルキルシランは
その製法に限定されず、例えば公知の製法で得ら
れるものが特に制限されず使用出来る。またハロ
アルキルイソシアネートもその製法に限定されず
使用することが出来る。しかしながら工業的な実
施に於いては上記ポリアミノアルキルシラン、ハ
ロアルキルイソシアネート、の工業的な製造の制
約も加わり、上記反応式()で示される原料
中、アルキル基(R)は一般に低級アルキル基例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が好適に使用され、アルキレン基(R′)は一
般に炭素原子数1〜3個のアルキレン基が好適に
使用される。またハロゲン原子(X)は特に限定
されず塩素、臭素、沃素、フツ素から必要に応じ
て選択して用いればよい。更にまたnは専ら原料
面からのみの制限で1又は2の整数となる。勿
論、アルキル基、アルキレン基は上記低級炭化水
素以外のものも使用出来るので必要に応じて選択
すればよいが一般に炭素原子数が大きくなれば目
的物の精製が難しくなる傾向がある。 前記反応式()で示される代表例は後記する
実施例で詳述する。該反応は一般に無溶媒に於い
ても実施することが出来るが、通常溶媒の存在下
に実施するのが一般的である。該溶媒としては、
原料と反応しない溶媒ならば特に限定されず用い
ることが出来、一般にはペンゼン、トルエン、ヘ
キサン等の炭化水素系溶媒;クロロホルム、四塩
化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒;ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒
等が好適に使用される。 また前記反応式()の条件は特に限定される
ものではない。例えば、溶媒の有無又は種類等に
よつて異なる場合はあるが、一般には−70℃〜
120℃の温度下に、数10分〜40時間の範囲で選べ
ば十分である。また反応圧力は大気圧下に十分に
進行するので通常は常圧で実施すればよく、必要
に応じて加圧下或いは減圧下で実施することも出
来る。 上記反応式()に於いて明らな様に、原料と
なるポリアミノアルキルシランの種類によつて反
応に要するハロアルキルイソシアネートの量が異
なる。即ち上記反応式に示されたポリアミノアル
キルシランの一般式中nが1である場合には反応
に要するハロアルキルイソシアネートは使用する
ポリアミノアルキルシラン1当量に対し2当量必
要となり、また一般式中nが2である場合には反
応に要するハロアルキルイソシアネートは使用す
るポリアミノアルキルシラン1当量に対し3当量
必要となる。通常該反応は定量的に進行するた
め、使用するポリアミノアルキルシランの種類に
応じて化学量論的に必要な量だけのハロアルキル
イソシアネートを用いれば良いが、使用するポリ
アミノアルキルシランに対し、小過剰あるいは大
過剰のハロアルキルイソシアネートを用いても何
ら差し支えない。この様な場合には過剰となつた
ハロアルキルイソシアネートは反応後蒸留等の手
段によつて回収することが出来る。また使用する
ポリアミノアルキルシランに対し、用いるハロア
ルキルイソシアネートの量が必要量よりも少ない
場合にも該反応は同様に進行するが、当然ながら
生成するハロアルキルウレイド基置換トリアルコ
キシシランは混合物となる。この様な場合の反応
式を示せば一般に下記のようになる。 (但しRはアルキル基、R′はアルキレン基、X
はハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数、aは用いたハロアルキルイソシアネートのモ
ル数である。またx及びyは、x>0、y>0で
且つx+y=aである。) 前記した種々の反応条件下で製造したハロアル
キルウレイド基置換トリアルコキシシランは反応
終了後、溶媒を使用した場合には溶媒を蒸留によ
り除くことにより、また過剰のハロアルキルイソ
シアネートを使用した場合には反応後残存するハ
ロアルキルイソシアネートをも溶媒と共に蒸留し
去ることにより、極めて容易に単離することが出
来る。該蒸留手段としては常圧蒸留の他、減圧蒸
留、真空蒸留等の手段が好適に使用される。該反
応に過剰のハロアルキルイソシアネートを使用し
た場合あるいはN,N−ジメチルホルムアミド、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等の比較
的高沸点を有する溶媒を用いた場合には、蒸留中
目的物であるハロアルキルウレイド基置換トリア
ルコキシシランの熱分解を防ぎ、該目的物により
純粋に得る上で減圧蒸留又は真空蒸留を行なうこ
とが望ましい。さらに、溶媒の種類によつては、
例えばヘキサン等の場合には目的とする生成物の
みが不溶固体となつて沈降するため、溶媒等を傾
斜して除くことにより容易に単離することが出来
る。上記した操作により単離した本発明のハロア
ルキルウレイド基置換トリアルコキシシランは極
めて純粋ではあるが、さらに高純度のハロアルキ
ルウレイド基置換トリアルコキシシランを必要と
する場合には再結晶、カラムクロマトグラフイ
ー、再沈等の手段を用いれば良い。 本発明のハロアルキルウレイド置換トリアルコ
キシシランは加水分解によつて脱水縮合しやすい
トリアルコキシシラン基を分子中に含有している
ため、単独もしくはヒドロキシル基を有するセル
ロース等の有機ポリマー、ガラス等の無機化合物
と共に加水分解することにより、種々の脱水縮合
生成物を与える。従つて該性質を応用し、紙、木
材、繊維布、ガラス等の表面状態を変化させるコ
ーテイング材として利用することが出来る。さら
に本発明のハロアルキルウレイド基置換トリアル
コキシシランを温和な条件下に於いて単独または
他の加水分解重合し得る化合物と共に加水分解す
るとハロアルキルウレイド基置換ポリシルセスキ
オキシサンあるいはその誘導体となる。該加水分
解によつて得られるハロアルキルウレイド基置換
ポリシルセスキオキサンは後述する応用例からも
明らかな様に優れた生理活性を有し、特にマウス
に於けるエールリツヒ腹水癌、ウオーカーカルシ
ノサルコーマ腹水癌、P388白血病癌等の癌細胞
に対し優れた制癌効果を発揮する。このようにハ
ロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラン
は種々の用途に利用できる極めて有用な新規化合
物である。 本発明を更に具体的に以下の実施例及び応用例
を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例及
び応用例に限定されるものではない。 実施例 1 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン(10.09g、
0.045mole)の無水ヘキサン溶液(20ml)にβ−
クロロエチルイソシアネート(10.50g、
0.99mole)を氷冷しながら滴下すると直ちに激
しい反応が始まつた。滴下終了後一夜室温で撹拌
し、溶媒及び過剰のβ−クロロエチルイソシアネ
ートを減圧蒸留することによつて除き、残渣を真
空乾燥することによつて除き、残渣を真空乾燥す
ることにより、半透明水飴状固体(19.50g)が
得られた。その赤外線吸収スペクトルを臭化カリ
ウム板に塗り付けて挟み測定したところ、3320cm
-1にウレイド基のNH結合に基づく幅広い吸収、
2940cm-1と2830cm-1にアルキル基のCH結合に基
づく吸収、1680cm-11650cm-1にウレイド基のカル
ボニル結合に基づく吸収が観察された。質量スペ
クトルを測定したところ、m/e135に
(CH3O)3SiCH2 に対応するピーク、m/e121に
(CH3O)3Si に対応するピーク、m/e31に
CH3O に対応する強いピーク、m/e15にCH3
に対応する各ピークを示した。また、その元素
分析値はC37.47%、H7.53%、N12.58%、Cl16.88
%、Si7.02%であつた組成式C14H30N4O5Cl2Si
(433.41)に対する計算値であるC38.79%、H6.98
%、N12.93%、Cl16.36%、Si6.48%に一した。
さらに 13C−核磁気共鳴スペクトル(δ、ppm:
テトラメチルシラン基準)をメタノール中で測定
したところ、その解析結果は次の通りであつた。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンであることが明らかとなつた。 収率は用いたγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルメトキシシランに対し100%であつた。 実施例 2 蒸留精製したγ−〔2−(エチレンジアミノ)エ
チル〕アミノプロピルトリメトキシシラン(9.54
g、0.036mole)を無水エーテル(20ml)に溶か
してドライアイス浴中で冷却し、磁気撹拌しなが
らβ−クロロエチルイソシアネート(11.40g、
0.108mole)の無水エーテル溶液(20ml)を滴下
した。反応が進行するに従い、先ず粘稠な固体が
生成した。滴下終了後反応混合物を室温で3日間
撹拌を続けると溶液は黄色に変化し、白色固体が
大量に生成した。溶媒を傾斜することによつて除
き、残渣を無水エーテル(10ml)で数回洗浄した
後残渣を真空乾燥することにより白色固体
(20.95g)が得られた。その赤外吸収スペクトル
を臭化カリウム錠剤を作成して測定したところ、
3325cm-1にウレイド基のNH結合に基づく幅広い
吸収、2940cm-1と2825cm-1にアルキル基のCH結
合に基づく吸収、1660cm-1と1620cm-1にウレイド
基のカルボニル結合に基づく吸収が観察された。
質量スペクトルを測定したところ、m/e149に
(CH3O)3SiCH2CH2 に対応するピーク、m/
e135に(CH3O)3SiCH2 に対応するピーク、
m/e121に(CH3O)3Si に対応するピーク、
m/e31にCH3O に対応する強いピーク、m/
e15にCH3 に対応する各ピークを示した。また、
その元素分析値はC39.87%、H7.10%、N14.69
%、Cl19.03%、Si5.24%であつて組成式
C19H39N6O6Cl3Si(582.01)に対する計算値であ
るC39.21%、H6.75%、N14.44%、Cl18.28%、
Si4.83%に一致した。さらに 13C−核磁気共鳴ス
ペクトルをメタノール中で測定したところ、
49.5ppmにメトキシシリル基のメチル炭素に基づ
くピーク、6.3ppmに珪素原子に直結するメチレ
ン基の炭素に基づくピーク、22.2ppmに珪素原子
に直結するメチレン基に隣接するメチレン基の炭
素に基づくピーク、159.2ppm、160.0ppmおよび
162ppmに3種のウレイド基のカルボニル炭素に
基づくピーク等の特徴的な諸ピークを示した。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンであることが明らかなつた。収率はγ−〔2−
(エチレンジアミノ)エチル〕アミノプロピルト
リメトキシシランに対し100%であつた。 実施例 3 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン(8.89g、
0.04mole)をジメトキシエタン(30ml)に溶か
し、氷水で冷却しながらβ−クロロエチルイソシ
アネート(5.28g、0.05mole)を滴下した。滴下
終了後溶媒を減圧留去することにより粘稠な水飴
状固体(14.15g)を得た。該生成物の元素分析
を行なつたところ、C40.03%、H7.81%、N13.06
%、Cl12.44%、Si7.85%なる値を示し、組成式を
算出するとC11.75H27.0N3.25O4.25Cl1.25Siとなつた。
また赤外吸収スペクトルおよび質量スペクトルを
測定したところ、実施例1で得られた生成物の赤
外吸収スペクトルおよび質量スペクトルとほぼ同
様であつた。さらに 13C−核磁気共鳴スペクトル
を測定したところ、実施例1で得られた生成物と
ほぼ同様なスペクトルを示したが、クロロエチル
ウレイド基の3種の炭素結合に基づく各ピークの
強度が実施例1で得られた生成物のクロロエチル
ウレイド基の3種の炭素結合に基づく各ピークの
強度の80%程度であることを確認した。以上の結
果から該生成物は用いたγ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリメトキシシランが反応に加え
たβ−クロロエチルイソシアネートの全量と反応
した下記一般式で示される混合物であることが明
らかとなつた。 (但し、x+y=1.25である) 実施例 4 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリエトキシシラン(8.35g、
0.03mole)無水ベンゼン溶液(30ml)にβ−ク
ロロエチルイソシアネート(10.55g、0.1mole)
の無水ベンゼン溶液(20ml)を氷水冷下に滴下し
た。滴下終了後一夜室温で放置し油浴上にて1時
間50℃に加温した。揮発成分を真空蒸留によつて
除き、残渣を真空乾燥することにより淡黄褐色固
体(14.22g)を得た。赤外吸収スペクトルを測
定したところ3320cm-1にウレイド基のNH結合に
基づく幅広い吸収、2940cm-1と2825cm-1にアルキ
ル基のCH結合に基づく吸収、1680cm-1と1650cm
-1にウレイド基のカルボニル結合に基づく吸収が
見られた。質量スペクトルを測定したところm/
e163に(EtO)3Si に対応するピーが認められ
た。また、その元素分析値はC43.01%、H7.88
%、N12.13%、Cl15.30%、Si6.64%であつて組
成式C17H36N4O5Cl2Si(476.49)に対する計算値
であるC42.85%、H7.62%、N11.76%、Cl14.88
%、Si5.90%に一致した。さらに 13C−核磁気共
鳴スペクトル( 13C−nmr)の測定結果を実施例
1で得られたクロロエチルウレイド基置換トリメ
トキシシランの 13C−nmrに比較すると、メトキ
シ基の炭素に起因する49.5ppmのピークが消失
し、代わりにエトキシ基の2種の炭素に起因する
19.1ppmおよび59.0ppmのピークが現われる以外
はほぼ同一のピークを示した。。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリエトキシシラ
ンであることが明らかとなつた。 実施例 5 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリ
(n−プロポキシ)シラン(6.41g、0.02mole)
を無水N,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に
溶かし、ドライアイス浴で−20℃に保ちながらフ
ルオロメチルイソシアネート(7.51g、
0.10mole)を撹拌下に加えて反応させた。反応
終了後揮発成分を減圧蒸留することによつて除
き、半透明固体(13.04g)を得た。該生成物に
つき、実施例1と同様に機器分析ならびに元素分
析を行ない、該生成物が下記式で示されるフルオ
ロメチルウレイド基置換トリ(n−プロポキシ)
シランであることを確認した。 収率は用いたγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリ(n−プロポキシ)シランに対し
97.5%であつた。 参考例 1 実施例1で得られた下記式で示されるクロロエ
チルウレイド基置換トリメトキシシラン(18.43
g)をメタノール (20ml)に溶かし、次いで水(50ml)を加えて3
日間室温で撹拌することにより下記一般式で示さ
れるクロロエチルウレイド基置換ポリシルセスキ
オキサン(以下DCEUPSOと略す)を極く淡いク
リーム色固体として得た。 (以下この化合物をDCEUPSOと略記する) 参考例 2 実施例2で得られた下記式で示されるクロロエ
チルウレイド基置換トリメトキシシラン(17.48
g)をメタノール(80ml) に溶かし、さらに水(200ml)を加えて室温で一
日撹拌することにより下記一般式で示されるクロ
ロエチルウレイド基置換ポリシルセスキオグサン
(以下TCEUPSOと略す)を淡黄褐色固体として
得た。 (以下この化合物をTCEUPSOと略記する) 応用例 1 参考例1で得られたDCEUPSO及び参考例2で
得られたTCEUPSOを生理食塩水に加えて規定
量の試料を含む試料溶液を作成した。該試料を、
エールリツヒ癌細胞数1×106個を有するCDF1系
マウス(雌)6匹の腹腔内に0.5mlづつ9日間連
続注射投与した。60日間にわたる延命効果試験の
結果から、平均生存日数(MST)を求め、対照
群(30匹)の平均生存日数と比較することにより
T/C%を電算機を用いて正確に算出した。即
ち、該試験によつて験体の平均生存日数(T)と
対照体の平均生存日数(C)を求め、T/C×100
(%)でT/Cを算出した。その結果を表1に示
す。なお対照群としてマウス30匹を使用したが表
には6匹としての平均値を記載した。。
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示されるハロアルキルウレイド基置
換トリアルコキシシラン及びその製法を提供する
ものである。 従来、官能性アルキルシラン化合物、例えば3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(グ
リシジルオキシ)プロピルトリエトキシシランな
どの官能性プロピルシラン化合物は繊維表面など
への撥水処理剤、防錆剤等に使用されることが知
られている。さらに3−アミノプロピルトリエト
キシシランと有機イソシアネートとを反応させる
ことによつて得られる、一般式、 (但しArは有機基を表わす)で示される3−(有
機ウレイド)プロピルトリエトキシシランもまた
米国特許第2907782号に示される様に公知な化合
物である。しかしこれらの公知文献に於いては有
機珪素化合物の生理活性まで述べたものはない。 本発明者は長年有用な種々の官能性有機珪素化
合物の合成研究を続けて来た。その結果、一般
式、(CH3O)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2
(但しnは1又は2で表わされる整数)で示され
るポリアミノアルキルトリメトキシシランをβ−
クロロエチルイソシアネートと反応させることに
より、新規な化合物である一般式 (但しnは1又は2で表わされる整数)で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンを合成しうることを確認した。更に上記合成研
究を続け、種々の化合物の合成、その構造及び用
途を確認し、本発明を完成し、ここに提供するに
至つた。即ち、本発明は一般式、 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示されるハロアルキルウレイド基置
換トリアルコキシシランである。 また本発明は、一般式、XR′NCO(但し、R′は
アルキレン基、Xはハロゲン原子である)で示さ
れるハロアルキルイソシアネートと、一般式、
(RO)3SiCH2CH2CH2−(NHCH2CH2−)oNH2 (但し、Rはアルキル基、nは1又は2で表わさ
れる整数である)で示されるアミノアルキルトリ
アルコキシシラン化合物とを反応させて前記一般
式で示されるハロアルキルウレイド基置換トリア
ルコキシシランの製法をも提供する。 本発明の新規化合物であるハロアルキルウレイ
ド基置換トリアルコキシシランは一般式 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示される。 上記一般式()中のアルキル基は、後述する
ように一般には上記一般式()で示される化合
物が加水分解してその用途に供されるので、加水
分解が可能なアルキル基であれば特に限定されず
使用出来る。一般に工業的には低級アルキル基例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が好適に使用される。また該一般式()中の
アルキレン基も上記アルキル基と同様に特に限定
されるものではないが工業的な製法面から炭素原
子数1〜3個のアルキレン基が最も好適に使用さ
れる。更にハロゲン原子は塩素、臭素、沃素、フ
ツ素が特に限定されず用いうる。そしてこれらの
ハロゲン原子の種類によつて一般式()で示さ
れる化合物の性状が大きく変化することはない。
更にまた前記一般式()中のnは一般式()
で示される化合物を製造するときの原料による制
約で1又は2の整数である。 前記一般式()で示されるハロアルキルウレ
イド基置換トリアルコキシシランは上記一般式
()中に於いてnが1の場合には常温常圧でご
くわずかに粘稠な固体であり、nが2の場合には
通常固体である。いずれの化合物も極めて吸湿性
であり、空気中に放置すると、空気中の水分によ
り粘稠な水飴状固体に変化する。また、本発明の
ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラ
ンは、一般に次の(イ)〜(ニ)のような手段で前記一般
式()で示される各化合物であることを確認す
ることが出来る。 (イ) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することに
より、3300cm-1付近にウレイド基のNH結合に
基づく吸収、2940cm-1と2830cm-1付近にアルキ
ル基のCH結合に基づく吸収、1730〜1620cm-1
にウレイド基のカルボニル結合に基づく吸収が
現われる。 (ロ) 質量スペクトル(me)を測定し、観察され
る各ピーク(一般にはイオンの分子量mを荷電
数eで除したm/eで表わされる質量数)に相
当する組成式を算出することにより、測定に供
した化合物の結合様式、さらに終局的にはその
分子量を推定することが出来る。即ち一般式
(RO)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2(但
し、Rはアルキル基、nは1又は2で表わされ
る)で示されるアミノアルキルトリアルコキシ
シラン化合物(以下単にポリアミノアルキルシ
ランと云う)と一般式XR′NCO(但し、R′はア
ルキレン基、Xはハロゲン原子である)で示さ
れるハロアルキルイソシアネートを反応させる
ことにより得られる生成物のmsに於いては、
対応する原料であるポリアミノアルキルシラン
よりも大きいm/e値を示すピークが多数観察
される。例えば原料として、
(CH3O)3SiCH2CH2CH2(NHCH2CH2)oNH2を
用いたときは、m/e121に(CH3O)3、Si に
相当するピーク、m/e31にCH3O に相当す
る最強のピーク、m/e15にCH3 に相当する
強いピークを確認することが出来る。 (ハ) 13炭素核磁気共鳴スペクトル( 13C−nmr)
を測定することにより、測定に供した化合物中
に存在するアルキレン基例えばメチレン基、ア
ルキレン基例えばメチル基、カルボニル基等の
個数と種類を知ることが出来る。具体例は後述
する実施例でさらに詳しく述べるが、例えば前
記原料として(CH3O)3SiCH2CH2CH2
(NHCH2CH2)oNH2を用いたとき得られる該
生成物の 13C−nmrを測定し、各ピークを綿密
に解析することにより、下記一般式に於いて、
それぞれの化学シフトの概値を例示した如く、
各炭素原子に特徴的な各ピークの存在を確認す
ることが出来る。 (ニ) 元素分析によつて炭素、水素、窒素、ハロゲ
ン、珪素各重量%を求め、さらに認知された各
元素の重量%の和を100から感じることにより、
酸素の重量%を算出することが出来、従つて測
定に供した化合物の組成式を決定することが出
来る。 一方前記した如く、本発明一般式 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数)で示されるハロアルキルウレイド基置換トリ
アルコキシシランは、無色無臭の極めて粘稠な固
体(一般式中に於いてnが1の場合)あるいは無
定形の固体(一般式中に於いてnが2の場合)で
ある。但し精製度が不完全である場合や、精製し
たものを長期酸素存在下に放置した場合には、そ
の度合に応じて淡黄、黄、黄橙、橙、黄褐、褐色
等に着色するのが普通である。そして該ハロアル
キルウレイド基置換トリアルコキシシランはメタ
ノール、メタノール、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
にはかなり良く溶けるが、ベンゼン、ヘキサン、
シクロヘキサン、石油エーテル、エーテル等には
余り溶けない。また、水又は含水溶媒中に於いて
は該ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシ
シランのアルコキシ基が加水分解されることによ
りSi−OH結合、さらにSi−O−Si結合が生成す
る傾向にあり、完全に加水分解された場合には、
いわゆるボリシルセスキオキサンと呼称される有
機珪素ポリマーを与える。該加水分解反応は反応
系内に少量の塩基が存在すれば著しくその速度が
促進される。通常の温和な条件下に於ける加水分
解では一般にハロアルキルウレイド基は変化を受
けず、加水分解生成物であるポリシルセスキオキ
サン分子中に残存する。本発明のハロアルキルウ
レイド基置換トリアルコキシシランは通常無溶媒
又は溶媒中で120℃以上に加熱した場合には泡を
出して分解する。該分解反応は加熱温度が高くな
る程、激しくなる傾向にある。 本発明のハロアルキルウレイド基置換トリアル
コキシシランの製造方法は特に限定されず如何な
る方法によつても良い。一般に好適に採用されず
代表的な製造方法を以下に説明する。例えば下記
式で示されるポリアミノアルキルシランとハロア
ルキルイソシアネートとを好ましくは無水条件下
において反応させるこによつて好収率で目的とす
るハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシ
ランを得ることが出来る。上記反応を化学式で示
せば下記の通りである。 上記式で示されるポリアミノアルキルシランは
その製法に限定されず、例えば公知の製法で得ら
れるものが特に制限されず使用出来る。またハロ
アルキルイソシアネートもその製法に限定されず
使用することが出来る。しかしながら工業的な実
施に於いては上記ポリアミノアルキルシラン、ハ
ロアルキルイソシアネート、の工業的な製造の制
約も加わり、上記反応式()で示される原料
中、アルキル基(R)は一般に低級アルキル基例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
等が好適に使用され、アルキレン基(R′)は一
般に炭素原子数1〜3個のアルキレン基が好適に
使用される。またハロゲン原子(X)は特に限定
されず塩素、臭素、沃素、フツ素から必要に応じ
て選択して用いればよい。更にまたnは専ら原料
面からのみの制限で1又は2の整数となる。勿
論、アルキル基、アルキレン基は上記低級炭化水
素以外のものも使用出来るので必要に応じて選択
すればよいが一般に炭素原子数が大きくなれば目
的物の精製が難しくなる傾向がある。 前記反応式()で示される代表例は後記する
実施例で詳述する。該反応は一般に無溶媒に於い
ても実施することが出来るが、通常溶媒の存在下
に実施するのが一般的である。該溶媒としては、
原料と反応しない溶媒ならば特に限定されず用い
ることが出来、一般にはペンゼン、トルエン、ヘ
キサン等の炭化水素系溶媒;クロロホルム、四塩
化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒;ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒
等が好適に使用される。 また前記反応式()の条件は特に限定される
ものではない。例えば、溶媒の有無又は種類等に
よつて異なる場合はあるが、一般には−70℃〜
120℃の温度下に、数10分〜40時間の範囲で選べ
ば十分である。また反応圧力は大気圧下に十分に
進行するので通常は常圧で実施すればよく、必要
に応じて加圧下或いは減圧下で実施することも出
来る。 上記反応式()に於いて明らな様に、原料と
なるポリアミノアルキルシランの種類によつて反
応に要するハロアルキルイソシアネートの量が異
なる。即ち上記反応式に示されたポリアミノアル
キルシランの一般式中nが1である場合には反応
に要するハロアルキルイソシアネートは使用する
ポリアミノアルキルシラン1当量に対し2当量必
要となり、また一般式中nが2である場合には反
応に要するハロアルキルイソシアネートは使用す
るポリアミノアルキルシラン1当量に対し3当量
必要となる。通常該反応は定量的に進行するた
め、使用するポリアミノアルキルシランの種類に
応じて化学量論的に必要な量だけのハロアルキル
イソシアネートを用いれば良いが、使用するポリ
アミノアルキルシランに対し、小過剰あるいは大
過剰のハロアルキルイソシアネートを用いても何
ら差し支えない。この様な場合には過剰となつた
ハロアルキルイソシアネートは反応後蒸留等の手
段によつて回収することが出来る。また使用する
ポリアミノアルキルシランに対し、用いるハロア
ルキルイソシアネートの量が必要量よりも少ない
場合にも該反応は同様に進行するが、当然ながら
生成するハロアルキルウレイド基置換トリアルコ
キシシランは混合物となる。この様な場合の反応
式を示せば一般に下記のようになる。 (但しRはアルキル基、R′はアルキレン基、X
はハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数、aは用いたハロアルキルイソシアネートのモ
ル数である。またx及びyは、x>0、y>0で
且つx+y=aである。) 前記した種々の反応条件下で製造したハロアル
キルウレイド基置換トリアルコキシシランは反応
終了後、溶媒を使用した場合には溶媒を蒸留によ
り除くことにより、また過剰のハロアルキルイソ
シアネートを使用した場合には反応後残存するハ
ロアルキルイソシアネートをも溶媒と共に蒸留し
去ることにより、極めて容易に単離することが出
来る。該蒸留手段としては常圧蒸留の他、減圧蒸
留、真空蒸留等の手段が好適に使用される。該反
応に過剰のハロアルキルイソシアネートを使用し
た場合あるいはN,N−ジメチルホルムアミド、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等の比較
的高沸点を有する溶媒を用いた場合には、蒸留中
目的物であるハロアルキルウレイド基置換トリア
ルコキシシランの熱分解を防ぎ、該目的物により
純粋に得る上で減圧蒸留又は真空蒸留を行なうこ
とが望ましい。さらに、溶媒の種類によつては、
例えばヘキサン等の場合には目的とする生成物の
みが不溶固体となつて沈降するため、溶媒等を傾
斜して除くことにより容易に単離することが出来
る。上記した操作により単離した本発明のハロア
ルキルウレイド基置換トリアルコキシシランは極
めて純粋ではあるが、さらに高純度のハロアルキ
ルウレイド基置換トリアルコキシシランを必要と
する場合には再結晶、カラムクロマトグラフイ
ー、再沈等の手段を用いれば良い。 本発明のハロアルキルウレイド置換トリアルコ
キシシランは加水分解によつて脱水縮合しやすい
トリアルコキシシラン基を分子中に含有している
ため、単独もしくはヒドロキシル基を有するセル
ロース等の有機ポリマー、ガラス等の無機化合物
と共に加水分解することにより、種々の脱水縮合
生成物を与える。従つて該性質を応用し、紙、木
材、繊維布、ガラス等の表面状態を変化させるコ
ーテイング材として利用することが出来る。さら
に本発明のハロアルキルウレイド基置換トリアル
コキシシランを温和な条件下に於いて単独または
他の加水分解重合し得る化合物と共に加水分解す
るとハロアルキルウレイド基置換ポリシルセスキ
オキシサンあるいはその誘導体となる。該加水分
解によつて得られるハロアルキルウレイド基置換
ポリシルセスキオキサンは後述する応用例からも
明らかな様に優れた生理活性を有し、特にマウス
に於けるエールリツヒ腹水癌、ウオーカーカルシ
ノサルコーマ腹水癌、P388白血病癌等の癌細胞
に対し優れた制癌効果を発揮する。このようにハ
ロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラン
は種々の用途に利用できる極めて有用な新規化合
物である。 本発明を更に具体的に以下の実施例及び応用例
を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例及
び応用例に限定されるものではない。 実施例 1 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン(10.09g、
0.045mole)の無水ヘキサン溶液(20ml)にβ−
クロロエチルイソシアネート(10.50g、
0.99mole)を氷冷しながら滴下すると直ちに激
しい反応が始まつた。滴下終了後一夜室温で撹拌
し、溶媒及び過剰のβ−クロロエチルイソシアネ
ートを減圧蒸留することによつて除き、残渣を真
空乾燥することによつて除き、残渣を真空乾燥す
ることにより、半透明水飴状固体(19.50g)が
得られた。その赤外線吸収スペクトルを臭化カリ
ウム板に塗り付けて挟み測定したところ、3320cm
-1にウレイド基のNH結合に基づく幅広い吸収、
2940cm-1と2830cm-1にアルキル基のCH結合に基
づく吸収、1680cm-11650cm-1にウレイド基のカル
ボニル結合に基づく吸収が観察された。質量スペ
クトルを測定したところ、m/e135に
(CH3O)3SiCH2 に対応するピーク、m/e121に
(CH3O)3Si に対応するピーク、m/e31に
CH3O に対応する強いピーク、m/e15にCH3
に対応する各ピークを示した。また、その元素
分析値はC37.47%、H7.53%、N12.58%、Cl16.88
%、Si7.02%であつた組成式C14H30N4O5Cl2Si
(433.41)に対する計算値であるC38.79%、H6.98
%、N12.93%、Cl16.36%、Si6.48%に一した。
さらに 13C−核磁気共鳴スペクトル(δ、ppm:
テトラメチルシラン基準)をメタノール中で測定
したところ、その解析結果は次の通りであつた。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンであることが明らかとなつた。 収率は用いたγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルメトキシシランに対し100%であつた。 実施例 2 蒸留精製したγ−〔2−(エチレンジアミノ)エ
チル〕アミノプロピルトリメトキシシラン(9.54
g、0.036mole)を無水エーテル(20ml)に溶か
してドライアイス浴中で冷却し、磁気撹拌しなが
らβ−クロロエチルイソシアネート(11.40g、
0.108mole)の無水エーテル溶液(20ml)を滴下
した。反応が進行するに従い、先ず粘稠な固体が
生成した。滴下終了後反応混合物を室温で3日間
撹拌を続けると溶液は黄色に変化し、白色固体が
大量に生成した。溶媒を傾斜することによつて除
き、残渣を無水エーテル(10ml)で数回洗浄した
後残渣を真空乾燥することにより白色固体
(20.95g)が得られた。その赤外吸収スペクトル
を臭化カリウム錠剤を作成して測定したところ、
3325cm-1にウレイド基のNH結合に基づく幅広い
吸収、2940cm-1と2825cm-1にアルキル基のCH結
合に基づく吸収、1660cm-1と1620cm-1にウレイド
基のカルボニル結合に基づく吸収が観察された。
質量スペクトルを測定したところ、m/e149に
(CH3O)3SiCH2CH2 に対応するピーク、m/
e135に(CH3O)3SiCH2 に対応するピーク、
m/e121に(CH3O)3Si に対応するピーク、
m/e31にCH3O に対応する強いピーク、m/
e15にCH3 に対応する各ピークを示した。また、
その元素分析値はC39.87%、H7.10%、N14.69
%、Cl19.03%、Si5.24%であつて組成式
C19H39N6O6Cl3Si(582.01)に対する計算値であ
るC39.21%、H6.75%、N14.44%、Cl18.28%、
Si4.83%に一致した。さらに 13C−核磁気共鳴ス
ペクトルをメタノール中で測定したところ、
49.5ppmにメトキシシリル基のメチル炭素に基づ
くピーク、6.3ppmに珪素原子に直結するメチレ
ン基の炭素に基づくピーク、22.2ppmに珪素原子
に直結するメチレン基に隣接するメチレン基の炭
素に基づくピーク、159.2ppm、160.0ppmおよび
162ppmに3種のウレイド基のカルボニル炭素に
基づくピーク等の特徴的な諸ピークを示した。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリメトキシシラ
ンであることが明らかなつた。収率はγ−〔2−
(エチレンジアミノ)エチル〕アミノプロピルト
リメトキシシランに対し100%であつた。 実施例 3 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン(8.89g、
0.04mole)をジメトキシエタン(30ml)に溶か
し、氷水で冷却しながらβ−クロロエチルイソシ
アネート(5.28g、0.05mole)を滴下した。滴下
終了後溶媒を減圧留去することにより粘稠な水飴
状固体(14.15g)を得た。該生成物の元素分析
を行なつたところ、C40.03%、H7.81%、N13.06
%、Cl12.44%、Si7.85%なる値を示し、組成式を
算出するとC11.75H27.0N3.25O4.25Cl1.25Siとなつた。
また赤外吸収スペクトルおよび質量スペクトルを
測定したところ、実施例1で得られた生成物の赤
外吸収スペクトルおよび質量スペクトルとほぼ同
様であつた。さらに 13C−核磁気共鳴スペクトル
を測定したところ、実施例1で得られた生成物と
ほぼ同様なスペクトルを示したが、クロロエチル
ウレイド基の3種の炭素結合に基づく各ピークの
強度が実施例1で得られた生成物のクロロエチル
ウレイド基の3種の炭素結合に基づく各ピークの
強度の80%程度であることを確認した。以上の結
果から該生成物は用いたγ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリメトキシシランが反応に加え
たβ−クロロエチルイソシアネートの全量と反応
した下記一般式で示される混合物であることが明
らかとなつた。 (但し、x+y=1.25である) 実施例 4 蒸留精製したγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリエトキシシラン(8.35g、
0.03mole)無水ベンゼン溶液(30ml)にβ−ク
ロロエチルイソシアネート(10.55g、0.1mole)
の無水ベンゼン溶液(20ml)を氷水冷下に滴下し
た。滴下終了後一夜室温で放置し油浴上にて1時
間50℃に加温した。揮発成分を真空蒸留によつて
除き、残渣を真空乾燥することにより淡黄褐色固
体(14.22g)を得た。赤外吸収スペクトルを測
定したところ3320cm-1にウレイド基のNH結合に
基づく幅広い吸収、2940cm-1と2825cm-1にアルキ
ル基のCH結合に基づく吸収、1680cm-1と1650cm
-1にウレイド基のカルボニル結合に基づく吸収が
見られた。質量スペクトルを測定したところm/
e163に(EtO)3Si に対応するピーが認められ
た。また、その元素分析値はC43.01%、H7.88
%、N12.13%、Cl15.30%、Si6.64%であつて組
成式C17H36N4O5Cl2Si(476.49)に対する計算値
であるC42.85%、H7.62%、N11.76%、Cl14.88
%、Si5.90%に一致した。さらに 13C−核磁気共
鳴スペクトル( 13C−nmr)の測定結果を実施例
1で得られたクロロエチルウレイド基置換トリメ
トキシシランの 13C−nmrに比較すると、メトキ
シ基の炭素に起因する49.5ppmのピークが消失
し、代わりにエトキシ基の2種の炭素に起因する
19.1ppmおよび59.0ppmのピークが現われる以外
はほぼ同一のピークを示した。。 上記の結果から、単離生成物が下記式で示され
るクロロエチルウレイド基置換トリエトキシシラ
ンであることが明らかとなつた。 実施例 5 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリ
(n−プロポキシ)シラン(6.41g、0.02mole)
を無水N,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に
溶かし、ドライアイス浴で−20℃に保ちながらフ
ルオロメチルイソシアネート(7.51g、
0.10mole)を撹拌下に加えて反応させた。反応
終了後揮発成分を減圧蒸留することによつて除
き、半透明固体(13.04g)を得た。該生成物に
つき、実施例1と同様に機器分析ならびに元素分
析を行ない、該生成物が下記式で示されるフルオ
ロメチルウレイド基置換トリ(n−プロポキシ)
シランであることを確認した。 収率は用いたγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリ(n−プロポキシ)シランに対し
97.5%であつた。 参考例 1 実施例1で得られた下記式で示されるクロロエ
チルウレイド基置換トリメトキシシラン(18.43
g)をメタノール (20ml)に溶かし、次いで水(50ml)を加えて3
日間室温で撹拌することにより下記一般式で示さ
れるクロロエチルウレイド基置換ポリシルセスキ
オキサン(以下DCEUPSOと略す)を極く淡いク
リーム色固体として得た。 (以下この化合物をDCEUPSOと略記する) 参考例 2 実施例2で得られた下記式で示されるクロロエ
チルウレイド基置換トリメトキシシラン(17.48
g)をメタノール(80ml) に溶かし、さらに水(200ml)を加えて室温で一
日撹拌することにより下記一般式で示されるクロ
ロエチルウレイド基置換ポリシルセスキオグサン
(以下TCEUPSOと略す)を淡黄褐色固体として
得た。 (以下この化合物をTCEUPSOと略記する) 応用例 1 参考例1で得られたDCEUPSO及び参考例2で
得られたTCEUPSOを生理食塩水に加えて規定
量の試料を含む試料溶液を作成した。該試料を、
エールリツヒ癌細胞数1×106個を有するCDF1系
マウス(雌)6匹の腹腔内に0.5mlづつ9日間連
続注射投与した。60日間にわたる延命効果試験の
結果から、平均生存日数(MST)を求め、対照
群(30匹)の平均生存日数と比較することにより
T/C%を電算機を用いて正確に算出した。即
ち、該試験によつて験体の平均生存日数(T)と
対照体の平均生存日数(C)を求め、T/C×100
(%)でT/Cを算出した。その結果を表1に示
す。なお対照群としてマウス30匹を使用したが表
には6匹としての平均値を記載した。。
【表】
応用例 2
参考例1及び2で得たクロロエチルウレイド基
置換ポリシルセスキオキサンであるDCEUPSO及
びTCEUPSOを用いてラツトウオーカーカルシ
ノサルコーマ256膜水癌に対する対癌活性試験を
行なつた。 即ち、それそれのポリシルセスキオキサンにつ
き実施例1に記載した方法で規定量の試料を含む
試料溶液を作成した。これらの試料溶液を、腹腔
内にウオーカーカルシノサルコーマ256癌細胞数
1×105個を有するスプラクドーレイ系ラツト
(雄)6匹に対して、腹腔内注射を5日間連続し
て施し60日間にわたつて延命効果を調べ、平均生
存日数(MST)を求めた。該平均生存日数を対
照群(30匹)の平均生存日数と比較することによ
りT/C%を算出した。その結果DCEUPSOの場
合、投与量12.5mg/Kgに於いてT/C(%)は385
以上となり、しかも驚くべきことは延命試験に供
したラツト(6匹)が全て生存した。また、
DCEUPSOの場合、投与量25mg/Kgに於いてT/
C(%)は137なる値を示した。 応用例 3 参考例1及び2で得たクロロエチルウレイド基
置換ポリシルセスキオキサンであるDCEUPSO及
びTCEUPSOにつき実施例1に記載した方法で
規定量の試料を含む試料溶液を作成した。該試料
溶液を、P388レンパ白血病癌細胞数1×106個を
有するCDF1系マウス(雄)6匹の腹腔内に0.5ml
づつ9日間連続注射投与した。30日間にわたる延
命効果試験を調べたところ、DCEUPSOの場合、
投与量50mg/Kgに於いてT/C(%)は150、
TCEUPSOの場合、投与量50mg/Kgに於いて
T/C(%)は133なる値を示した。
置換ポリシルセスキオキサンであるDCEUPSO及
びTCEUPSOを用いてラツトウオーカーカルシ
ノサルコーマ256膜水癌に対する対癌活性試験を
行なつた。 即ち、それそれのポリシルセスキオキサンにつ
き実施例1に記載した方法で規定量の試料を含む
試料溶液を作成した。これらの試料溶液を、腹腔
内にウオーカーカルシノサルコーマ256癌細胞数
1×105個を有するスプラクドーレイ系ラツト
(雄)6匹に対して、腹腔内注射を5日間連続し
て施し60日間にわたつて延命効果を調べ、平均生
存日数(MST)を求めた。該平均生存日数を対
照群(30匹)の平均生存日数と比較することによ
りT/C%を算出した。その結果DCEUPSOの場
合、投与量12.5mg/Kgに於いてT/C(%)は385
以上となり、しかも驚くべきことは延命試験に供
したラツト(6匹)が全て生存した。また、
DCEUPSOの場合、投与量25mg/Kgに於いてT/
C(%)は137なる値を示した。 応用例 3 参考例1及び2で得たクロロエチルウレイド基
置換ポリシルセスキオキサンであるDCEUPSO及
びTCEUPSOにつき実施例1に記載した方法で
規定量の試料を含む試料溶液を作成した。該試料
溶液を、P388レンパ白血病癌細胞数1×106個を
有するCDF1系マウス(雄)6匹の腹腔内に0.5ml
づつ9日間連続注射投与した。30日間にわたる延
命効果試験を調べたところ、DCEUPSOの場合、
投与量50mg/Kgに於いてT/C(%)は150、
TCEUPSOの場合、投与量50mg/Kgに於いて
T/C(%)は133なる値を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式、 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表われる整数
である)で示されるハロアルキルウレイド基置換
トリアルコキシシラン。 2 一般式、XR′NCO(但し、R′はアルキレン基
で、Xはハロゲン原子である)で示されるハロア
ルキルイソシアネートと、一般式、
(RO)3SiCH2CH2CH2−(NHCH2CH2)oNH2(但
し、Rはアルキル基、nは1又は2で表わされる
整数である)で示されるアミノアルキルトリアル
コキシシラン化合物とを反応させることを特徴と
する、一般式、 (但し、Rはアルキル基、R′はアルキレン基、
Xはハロゲン原子、nは1又は2で表わされる整
数である)で示されるハロアルキルウレイド基置
換トリアルコキシシランの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549782A JPS58222093A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラン及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549782A JPS58222093A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラン及びその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58222093A JPS58222093A (ja) | 1983-12-23 |
| JPH0144192B2 true JPH0144192B2 (ja) | 1989-09-26 |
Family
ID=14409231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10549782A Granted JPS58222093A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | ハロアルキルウレイド基置換トリアルコキシシラン及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58222093A (ja) |
-
1982
- 1982-06-21 JP JP10549782A patent/JPS58222093A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58222093A (ja) | 1983-12-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| GB1582412A (en) | Process for the production of sulphur-containing organosilicon compounds | |
| EP0328397B1 (en) | Fluorine-containing organosilicon compound and process for preparing the same | |
| Singh et al. | Derivatization of 3-aminopropylsilatrane to introduce azomethine linkage in the axial chain: Synthesis, characterization and structural studies | |
| JP4332708B2 (ja) | ビスシリルアミノ基を有するクロロシラン化合物及びその製造方法、並びにビスシリルアミノ基を有するオルガノオキシシラン化合物の製造方法 | |
| JPH0144192B2 (ja) | ||
| EP1149837A2 (en) | Organosilicon compounds | |
| US5081260A (en) | 3-(2-oxo-1-pyrrolidinyl)-propylsilanes and method for preparing the silane compounds | |
| EP0176085A2 (en) | 4-Substituted-1,2,3,6-tetrahydrophthalic acid anhydride and production process thereof | |
| JPH01132591A (ja) | 二量体化されたビニルビシクロヘプチル基含有ケイ素化合物およびその製造方法 | |
| Crivello et al. | Cyclic silyl pinacole ethers: A new class of multifunctional free radical initiators | |
| US5965762A (en) | Chlorohydrosilane derivatives and their preparation method | |
| JPH0144193B2 (ja) | ||
| Sünkel et al. | Coordination Chemistry of Perhalogenated Cyclopentadienes and Alkynes, XXXII [1]. Hydrolysis of Cymantrenyl-chlorosilanes [C5X5-n (SiMe2Cl) n] Mn (CO) 3 (n≥ 3) and Formation of Cyclopentadienyl-annelated 1, 2, 5-Oxadisiloles | |
| RU2164516C1 (ru) | Функциональные карбоксиланы, содержащие трис(гамма-трифторпропил)силильную группу | |
| JPH0372486A (ja) | 新規な有機ケイ素化合物 | |
| JP3385355B2 (ja) | テトラキス(ジアルコキシシリル)ベンゼンとその製造方法 | |
| JPS6245236B2 (ja) | ||
| JPS635036B2 (ja) | ||
| JPS6310157B2 (ja) | ||
| Harloff et al. | Reactions of trimethylsiloxychlorosilanes with lithium metal–On the mechanism of the formation of trimethylsiloxysilyllithium compounds LiSiRR’(OSiMe3) | |
| JPS62209084A (ja) | 珪素を有する化合物 | |
| JPH0374392A (ja) | シラン化合物およびその製造方法 | |
| Soldatenko et al. | tert-Butoxychloromethylphenylsilane: synthesis and reactivity | |
| JPH0474190A (ja) | メルカプト基を有するシラン | |
| JPH07309879A (ja) | 耐熱性ケイ素系高分子及びその製造方法、及び該高分子の製造に用いる有機ケイ素化合物 |