JPH0145148Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0145148Y2 JPH0145148Y2 JP1986036371U JP3637186U JPH0145148Y2 JP H0145148 Y2 JPH0145148 Y2 JP H0145148Y2 JP 1986036371 U JP1986036371 U JP 1986036371U JP 3637186 U JP3637186 U JP 3637186U JP H0145148 Y2 JPH0145148 Y2 JP H0145148Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- oscillation
- amplifier circuit
- output
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は主に発振開始電圧を低下させる手段を
備えた発振回路に関するものである。
備えた発振回路に関するものである。
さらに詳しく述べれば、本考案の電池で作動し
相補型電界効果トランジスタ(C−MOS)から
なるインバータを用いた水晶発振回路を有する時
計装置に関するものであるが、これのみに限定さ
れるものではない。
相補型電界効果トランジスタ(C−MOS)から
なるインバータを用いた水晶発振回路を有する時
計装置に関するものであるが、これのみに限定さ
れるものではない。
従来の一般的な電子表示式水晶時計に採用され
ている電子システムは、第1図のようであつて、
高周波発振回路1から発せられた安定度の高い連
続信号の処理方向は表示装置6に向かつてほぼ一
方向的であり、以下に説明する回路ブロツク2〜
5の出力信号が前記発振回路の動作に関与するこ
とはなかつた。第1図の如き電子システムでは発
振回路はアナログ的な要素が多く、製造上のバラ
ツキが多いにもかかわらず、集積回路化した場合
他の2〜5の回路ブロツクに比べて占有面積が少
ないこともあつて、高い歩留りを保証するために
は大きな余裕度をもつた設計を行なわざるを得な
く、発振回路の消費電流を低減するにも限度があ
つた。
ている電子システムは、第1図のようであつて、
高周波発振回路1から発せられた安定度の高い連
続信号の処理方向は表示装置6に向かつてほぼ一
方向的であり、以下に説明する回路ブロツク2〜
5の出力信号が前記発振回路の動作に関与するこ
とはなかつた。第1図の如き電子システムでは発
振回路はアナログ的な要素が多く、製造上のバラ
ツキが多いにもかかわらず、集積回路化した場合
他の2〜5の回路ブロツクに比べて占有面積が少
ないこともあつて、高い歩留りを保証するために
は大きな余裕度をもつた設計を行なわざるを得な
く、発振回路の消費電流を低減するにも限度があ
つた。
第1図において、周知のように水晶発振回路1
は安定度の高い水晶振動子により高振動の時間標
準信号φ0を発生する。該時計標準信号は分周回
路2によつて時計論理回路3を駆動するに適当な
周波数まで分周される。該時計論理回路は分周回
路から出力される規則正しい繰返しパルスφ1を
処理して、時刻あるいはカレンダー等に対応する
デイジタル信号を発生する。さらに該デイジタル
信号は、デコーダ4により表示用の信号に変換さ
れ、ドライバ5を介してデイジタル表示装置6を
駆動する。上記の1から5までの各回路ブロツク
は総べて一つのC−MOS−IC(相補型MOS集積
回路)に納めることが可能である。その関係から
発振回路は第2図に示すよなC−MOSインバー
タを用いた形式が一般的である。
は安定度の高い水晶振動子により高振動の時間標
準信号φ0を発生する。該時計標準信号は分周回
路2によつて時計論理回路3を駆動するに適当な
周波数まで分周される。該時計論理回路は分周回
路から出力される規則正しい繰返しパルスφ1を
処理して、時刻あるいはカレンダー等に対応する
デイジタル信号を発生する。さらに該デイジタル
信号は、デコーダ4により表示用の信号に変換さ
れ、ドライバ5を介してデイジタル表示装置6を
駆動する。上記の1から5までの各回路ブロツク
は総べて一つのC−MOS−IC(相補型MOS集積
回路)に納めることが可能である。その関係から
発振回路は第2図に示すよなC−MOSインバー
タを用いた形式が一般的である。
次に図の発振回路の説明をしておく。
図においてRfは、Pチヤネルトランジスタ
(TrP)とNチヤネルトランジスタ(TrN)から
なるC−MOSインバータを増幅回路として用い
るための帰還用の抵抗であり、C−MOSインバ
ータのドレイン側からゲート側に電圧帰還するこ
とにより、インバータゲインの最大のところに動
作点を設定する。その値は、水晶振動子を介する
帰還回路の減衰量や位相に影響を与えない10〜
50MΩが適当である。抵抗RDは電源電圧の変動
により生ずるC−MOSインバータの出力インピ
ーダンスの変化に起因する周波数シフトを押える
ことを主たる目的とするもので、200〜500KΩ程
度の値が採用される。CG,CDは発振を持続する
に不可欠な構成要素であると共に、水晶振動子の
周波数調整ならびに温度補正などの役割を果たす
コンデンサである。ちなみに電源としての電池
は、アースと−VDD間に接続され、発振回路ばか
りでなく全電子システムを駆動する主電源であ
る。
(TrP)とNチヤネルトランジスタ(TrN)から
なるC−MOSインバータを増幅回路として用い
るための帰還用の抵抗であり、C−MOSインバ
ータのドレイン側からゲート側に電圧帰還するこ
とにより、インバータゲインの最大のところに動
作点を設定する。その値は、水晶振動子を介する
帰還回路の減衰量や位相に影響を与えない10〜
50MΩが適当である。抵抗RDは電源電圧の変動
により生ずるC−MOSインバータの出力インピ
ーダンスの変化に起因する周波数シフトを押える
ことを主たる目的とするもので、200〜500KΩ程
度の値が採用される。CG,CDは発振を持続する
に不可欠な構成要素であると共に、水晶振動子の
周波数調整ならびに温度補正などの役割を果たす
コンデンサである。ちなみに電源としての電池
は、アースと−VDD間に接続され、発振回路ばか
りでなく全電子システムを駆動する主電源であ
る。
第2図の発振回路は等価的に第3図のように表
現できる。図においてC−MOSインバータはゲ
インがKi、インピーダンスをRiとする電圧源と
して表わしてある。またL1,C1,R1は水晶振動
子の等価定数である。各点の動作波形はG点で正
弦波、D0点で方形波、D′点でRC充放電波形であ
る。CG−X′tal−CDの直列共振回路で共振点にお
けるD′−G間の位相差は−90゜である。またC−
MOSインバータのD0点でのG−D0位相差は180゜
である。従つて発振の基本条件であるループの位
相差が−360゜となるためには、DO−D′間の位相差
は−90゜となる必要がある。
現できる。図においてC−MOSインバータはゲ
インがKi、インピーダンスをRiとする電圧源と
して表わしてある。またL1,C1,R1は水晶振動
子の等価定数である。各点の動作波形はG点で正
弦波、D0点で方形波、D′点でRC充放電波形であ
る。CG−X′tal−CDの直列共振回路で共振点にお
けるD′−G間の位相差は−90゜である。またC−
MOSインバータのD0点でのG−D0位相差は180゜
である。従つて発振の基本条件であるループの位
相差が−360゜となるためには、DO−D′間の位相差
は−90゜となる必要がある。
さて、発振の開始電圧と停止電圧とは共に第3
図の等価回路のループゲインが1より大きいか小
さいかの境界値である。従つてCD,CG,RDが
大きいとこれらの電圧は上昇する。発振開始およ
び停止電圧とCDとの関係の一例を第4図に示す。
ここで開始と停止の電圧に差があるのは開始時は
熱雑音等による微小振幅でのRi,Kiが寄与し、
停止時は振幅が比較的大きな状態におけるRi,
Kiが影響することによる。ちなみに発振開始の
G点の電位はP・N両チヤネルトランジスタのし
きい値と等しいとすれば、ほぼ−VDD/2であ
る。また開始電圧をC−MOSインバータのP・
N両チヤネルMOS−FETの特性から見るとしき
い値電圧が大きな影響力をもつており、両チヤネ
ルのしきい値の和に近い値に決まる。すなわち電
源電圧が両チヤネルのしきい値電圧の和付近でイ
ンバータのゲインは1を満たし、KiとRiはここ
で急激な変化を示す。ところでC−MOSインバ
ータの出力インピーダンスRiはP・N両トラン
ジスタのしきい値、βのバラツキ、あるいは電源
電圧の変動などにより大きく影響される。Riは
P・N両チヤネルをつき抜けて流れる短絡電流Is
と相関関係があり、Isと発振開始および停止電圧
との関係を第5図に示す。
図の等価回路のループゲインが1より大きいか小
さいかの境界値である。従つてCD,CG,RDが
大きいとこれらの電圧は上昇する。発振開始およ
び停止電圧とCDとの関係の一例を第4図に示す。
ここで開始と停止の電圧に差があるのは開始時は
熱雑音等による微小振幅でのRi,Kiが寄与し、
停止時は振幅が比較的大きな状態におけるRi,
Kiが影響することによる。ちなみに発振開始の
G点の電位はP・N両チヤネルトランジスタのし
きい値と等しいとすれば、ほぼ−VDD/2であ
る。また開始電圧をC−MOSインバータのP・
N両チヤネルMOS−FETの特性から見るとしき
い値電圧が大きな影響力をもつており、両チヤネ
ルのしきい値の和に近い値に決まる。すなわち電
源電圧が両チヤネルのしきい値電圧の和付近でイ
ンバータのゲインは1を満たし、KiとRiはここ
で急激な変化を示す。ところでC−MOSインバ
ータの出力インピーダンスRiはP・N両トラン
ジスタのしきい値、βのバラツキ、あるいは電源
電圧の変動などにより大きく影響される。Riは
P・N両チヤネルをつき抜けて流れる短絡電流Is
と相関関係があり、Isと発振開始および停止電圧
との関係を第5図に示す。
以上の説明から発振開始および停止電圧を低下
させるためには、CDを減少させるか、Isを増加さ
せることが有効であるように思われるが、CDが
電源電圧の変動に対する発振周波数の安定性に関
係するためCDの減少には限界がある。一方、Isの
増加は発振回路の消費電流を増加させるために、
これにも限界がある。先にも触れたように発振回
路は時計体を構成する他の回路ブロツクに比べて
アナログ的要素の多い回路であるために、IC製
造上の素子のバラツキに対して敏感である。従つ
てデイジタル時計用のLSIの如く発振回路を含む
ICの規模が大きくなるほど発振回路には大きな
設計上の余裕度をもたせる必要性が生じる。水晶
腕時計では電源として使用する電池の内部抵抗の
温度特性等を考慮して、ICは1.1Vあるいは1.2V
程度で正常に動作するよう設計する必要がある。
そのため、従来の時計用LSIでは発振開始および
停止電圧を上記の程度に押えるために、Isを大き
くせざるを得ず、他の回路に比べて発振回路の消
費電流を小さくすることが困難であつた。
させるためには、CDを減少させるか、Isを増加さ
せることが有効であるように思われるが、CDが
電源電圧の変動に対する発振周波数の安定性に関
係するためCDの減少には限界がある。一方、Isの
増加は発振回路の消費電流を増加させるために、
これにも限界がある。先にも触れたように発振回
路は時計体を構成する他の回路ブロツクに比べて
アナログ的要素の多い回路であるために、IC製
造上の素子のバラツキに対して敏感である。従つ
てデイジタル時計用のLSIの如く発振回路を含む
ICの規模が大きくなるほど発振回路には大きな
設計上の余裕度をもたせる必要性が生じる。水晶
腕時計では電源として使用する電池の内部抵抗の
温度特性等を考慮して、ICは1.1Vあるいは1.2V
程度で正常に動作するよう設計する必要がある。
そのため、従来の時計用LSIでは発振開始および
停止電圧を上記の程度に押えるために、Isを大き
くせざるを得ず、他の回路に比べて発振回路の消
費電流を小さくすることが困難であつた。
本考案は、上記の欠点を改善するために発振回
路外からの信号によつて、発振の開始および停止
時期の発振回路のループゲインを等価的に増加せ
しめ、発振開始および停止電圧を低下させ、同時
に通常時の消費電流を低減し、合わせて電圧−発
振周波数特性を改善しようとするものである。更
に、そのループゲインを一定時間だけ増加させる
ために、従来の如くアナログ処理でなくデジタル
的に処理する回路を提供することを目的とする。
路外からの信号によつて、発振の開始および停止
時期の発振回路のループゲインを等価的に増加せ
しめ、発振開始および停止電圧を低下させ、同時
に通常時の消費電流を低減し、合わせて電圧−発
振周波数特性を改善しようとするものである。更
に、そのループゲインを一定時間だけ増加させる
ために、従来の如くアナログ処理でなくデジタル
的に処理する回路を提供することを目的とする。
かかる本考案は、第1のC−MOSインバータ
よりなるメイン増幅回路、前記メイン増幅回路の
入出力間に接続された水晶振動子、前記メイン増
幅回路の出力を分周する分周回路よりなる発振回
路において、動作状態となつた時に前記メイン増
幅回路と共通の入力を受けて出力を前記メイン増
幅回路の出力端に行うように前記メイン増幅回路
と並列接続される第2のC−MOSインバータよ
りなるサブ増幅回路、前記発振回路の電源の印加
時に信号を出力するパワー・オン・リセツト回
路、前記電源の電圧低下もしくは前記電源に対し
て重負荷となる装置の駆動を検出して検出信号を
出力する検出手段を具備し、前記サブ増幅回路
は、前記第2のC−MOSインバータを構成する
第1及び第2のトランジスタと各々直列接続さ
れ、前記パワー・オン・リセツト回路の信号出力
から所定期間出力される信号及び前記検出手段か
らの前記検出信号に基づいて、前記所定期間及び
前記検出信号の出力期間に導通して前記第2のC
−MOSインバータを動作状態とし、他の通常時
には非導通となつて前記第2のC−MOSインバ
ータを非動作状態とする第1及び第2の制御トラ
ンジスタを含むことを特徴とする。
よりなるメイン増幅回路、前記メイン増幅回路の
入出力間に接続された水晶振動子、前記メイン増
幅回路の出力を分周する分周回路よりなる発振回
路において、動作状態となつた時に前記メイン増
幅回路と共通の入力を受けて出力を前記メイン増
幅回路の出力端に行うように前記メイン増幅回路
と並列接続される第2のC−MOSインバータよ
りなるサブ増幅回路、前記発振回路の電源の印加
時に信号を出力するパワー・オン・リセツト回
路、前記電源の電圧低下もしくは前記電源に対し
て重負荷となる装置の駆動を検出して検出信号を
出力する検出手段を具備し、前記サブ増幅回路
は、前記第2のC−MOSインバータを構成する
第1及び第2のトランジスタと各々直列接続さ
れ、前記パワー・オン・リセツト回路の信号出力
から所定期間出力される信号及び前記検出手段か
らの前記検出信号に基づいて、前記所定期間及び
前記検出信号の出力期間に導通して前記第2のC
−MOSインバータを動作状態とし、他の通常時
には非導通となつて前記第2のC−MOSインバ
ータを非動作状態とする第1及び第2の制御トラ
ンジスタを含むことを特徴とする。
第6図の本考案の実施例から説明する。
第7図は第6図の主要なタイムチヤートをモデ
ル化して示したものである。第6図において、ト
ランジスタT3〜T7は等価的にループゲインを高
めるため第2図の発振回路に付加した制御用のト
ランジスタである。T3は発振回路に固有周波数
を印加することを主たる目的としており、図では
信号PRが固有周波数を含むデルタ関数的な波形
とする。一方、T4〜T7は、HT1,T2,Rfからな
るメイン増幅回路に対し、サブ増幅回路を構成す
るものである。
ル化して示したものである。第6図において、ト
ランジスタT3〜T7は等価的にループゲインを高
めるため第2図の発振回路に付加した制御用のト
ランジスタである。T3は発振回路に固有周波数
を印加することを主たる目的としており、図では
信号PRが固有周波数を含むデルタ関数的な波形
とする。一方、T4〜T7は、HT1,T2,Rfからな
るメイン増幅回路に対し、サブ増幅回路を構成す
るものである。
発振回路を含む電子システムに電源が印加され
ると、パワー・オン・リセツト回路7が作動し、
電源印加時のみPRが出力される。PRはNORゲ
ート11,12からなるセツト・リセツト型フリ
ツプフロツプ(R−SF/F)をセツトすると同
時に分周回路2の後段部をリセツトする。また
PRはインバータ14を介してトランジスタT3を
ONさせ、トランジスタT1,T2で構成されるイ
ンバータのゲート電位をパルス的にアース
(High)側に強制的につり上げる。T3によつて
発振回路には1/Q程度の振動エネルギーが与え
られる。一方、前記R−SF/Fの出力はNORゲ
ート13およびインバータ15を介してトランジ
スタT5,T6をONさせトランジスタT4,T7から
なるインバータを動作可能な状態にする。このこ
とは等価的にT1,T2からなるメインインバータ
の出力インピーダンスを低下させ、増幅回路のゲ
インを高めることを意味する。
ると、パワー・オン・リセツト回路7が作動し、
電源印加時のみPRが出力される。PRはNORゲ
ート11,12からなるセツト・リセツト型フリ
ツプフロツプ(R−SF/F)をセツトすると同
時に分周回路2の後段部をリセツトする。また
PRはインバータ14を介してトランジスタT3を
ONさせ、トランジスタT1,T2で構成されるイ
ンバータのゲート電位をパルス的にアース
(High)側に強制的につり上げる。T3によつて
発振回路には1/Q程度の振動エネルギーが与え
られる。一方、前記R−SF/Fの出力はNORゲ
ート13およびインバータ15を介してトランジ
スタT5,T6をONさせトランジスタT4,T7から
なるインバータを動作可能な状態にする。このこ
とは等価的にT1,T2からなるメインインバータ
の出力インピーダンスを低下させ、増幅回路のゲ
インを高めることを意味する。
この出力インピーダンスが低下した状態は発振
が開始され、分周回路の出力φ1が立上がり、前
記R−SF/Fがリセツトされるまで続く。ここ
で使われている分周回路は発振回路の出力信号を
分周する役割を果たす他に遅延手段としても用い
られている。上記の一連の動作は第7図のa,b
の期間に対応する。従つて、通常に発振動作が行
われている状態においては、T5,T6がOFFし、
T1,T2からなるC−MOSインバータが動作する
だけであるため、通常時においては消費電流は少
なくなる。
が開始され、分周回路の出力φ1が立上がり、前
記R−SF/Fがリセツトされるまで続く。ここ
で使われている分周回路は発振回路の出力信号を
分周する役割を果たす他に遅延手段としても用い
られている。上記の一連の動作は第7図のa,b
の期間に対応する。従つて、通常に発振動作が行
われている状態においては、T5,T6がOFFし、
T1,T2からなるC−MOSインバータが動作する
だけであるため、通常時においては消費電流は少
なくなる。
一方、電池電圧が低下し発振停止の時期になる
と電池電圧検出回路8からBLが出力され、発振
開始時と同様に前記C−MOSインバータの出力
インピーダンスを低下させ、発振停止電圧を引き
下げることができる(第7図cの期間)。また同
時に第7図のφ0に示すように出力インピーダン
スの低下は発振周波数をわずかに高め、電源電圧
の降下による発振周波数の低下を補償する効果も
ある。なお、信号BLは、電池電圧の変動に関係
する他の信号群、即ち電源に対して重負荷となる
装置の駆動を検出した信号であつてもよい。例え
ば第1図に示した電子システムの電子式表示装置
が発光ダイオード(LED)を用いたものであれ
ばLED点灯信号をBLの代わりに用いれば、本考
案の目的を有効に達成することになる。即ち、
LEDを点灯した場合は非点灯時の数千倍以上の
電流が流れるため電池電圧は急激に低下し、また
電圧の回復も緩慢である。このとき条件が悪けれ
ばLEDを点灯させたことにより発振が停止する。
従つてLED点灯信号を用いて発振回路のゲイン
を増加させてやれば、上記の如き不規則な電池電
圧の低下に起因する発振停止を防ぎ、正確な時刻
を維持する時計体を提供できるのである。
と電池電圧検出回路8からBLが出力され、発振
開始時と同様に前記C−MOSインバータの出力
インピーダンスを低下させ、発振停止電圧を引き
下げることができる(第7図cの期間)。また同
時に第7図のφ0に示すように出力インピーダン
スの低下は発振周波数をわずかに高め、電源電圧
の降下による発振周波数の低下を補償する効果も
ある。なお、信号BLは、電池電圧の変動に関係
する他の信号群、即ち電源に対して重負荷となる
装置の駆動を検出した信号であつてもよい。例え
ば第1図に示した電子システムの電子式表示装置
が発光ダイオード(LED)を用いたものであれ
ばLED点灯信号をBLの代わりに用いれば、本考
案の目的を有効に達成することになる。即ち、
LEDを点灯した場合は非点灯時の数千倍以上の
電流が流れるため電池電圧は急激に低下し、また
電圧の回復も緩慢である。このとき条件が悪けれ
ばLEDを点灯させたことにより発振が停止する。
従つてLED点灯信号を用いて発振回路のゲイン
を増加させてやれば、上記の如き不規則な電池電
圧の低下に起因する発振停止を防ぎ、正確な時刻
を維持する時計体を提供できるのである。
第6図の実施例は、第8図に示すようにパワー
オン・リセツト回路に連動する手動スイツチを設
ければ、これを節電スイツチとして利用すること
ができる。すなわち水晶時計の場合、工場出荷か
ら消費者の手に製品が渡るまでの期間、発振回路
は動作しているのが普通である。従つて、この期
間、上記のスイツチにより、トランジスタT3を
ON状態にしてC−MOSインバータのゲート電
位を固定して発振を停止させれば電池容量からみ
た総合的な消費電力低減に役立つ。この場合、前
記スイツチの代わりに時計の時刻修正スイツチ等
からの信号の論理加算信号を用いれば、新たにス
イツチを設ける必要はないであろう。なお一例と
して7,8の各回路ブロツクの回路例をそれぞれ
第8図,第9図に示しておく。両回路ブロツクと
もC−MOSICに内蔵可能であつて、第9図の回
路例は既に公知となつたものでMOSトランジス
タのON抵抗がしきい値付近でのゲート電位に対
して急激に変化することを利用して電圧を検出
し、デイジタル信号に変換して出力するものであ
る。破線枠内の回路は左側に位置する電圧検出部
の出力信号を周期信号φ5でサンプリングし、保
持しておくためのラツチ回路である。
オン・リセツト回路に連動する手動スイツチを設
ければ、これを節電スイツチとして利用すること
ができる。すなわち水晶時計の場合、工場出荷か
ら消費者の手に製品が渡るまでの期間、発振回路
は動作しているのが普通である。従つて、この期
間、上記のスイツチにより、トランジスタT3を
ON状態にしてC−MOSインバータのゲート電
位を固定して発振を停止させれば電池容量からみ
た総合的な消費電力低減に役立つ。この場合、前
記スイツチの代わりに時計の時刻修正スイツチ等
からの信号の論理加算信号を用いれば、新たにス
イツチを設ける必要はないであろう。なお一例と
して7,8の各回路ブロツクの回路例をそれぞれ
第8図,第9図に示しておく。両回路ブロツクと
もC−MOSICに内蔵可能であつて、第9図の回
路例は既に公知となつたものでMOSトランジス
タのON抵抗がしきい値付近でのゲート電位に対
して急激に変化することを利用して電圧を検出
し、デイジタル信号に変換して出力するものであ
る。破線枠内の回路は左側に位置する電圧検出部
の出力信号を周期信号φ5でサンプリングし、保
持しておくためのラツチ回路である。
以上の如く本考案によれば従来の発振回路にわ
ずかの論理回路を追加するだけで製造上のバラツ
キの影響を減少させて発振開始および停止電圧を
引き下げ、同時に短絡電流分による消費電流の少
ない発振回路を得ることができる。これは論理回
路を用いることにより、確実な起動時間が確保さ
れるために、サブインバータの働く時間が一定と
なり、上述の効果を奏するものである。更に論理
回路が働いた後にサブインバータが切れるので動
作が確実になる。本考案は水晶時計全般に適用で
きるものであり、さらに本考案の思想は、C−
MOSインバータを用いた水晶発振回路に有効な
だけでなく、振動子にLiTaO3結晶を用いた発振
回路、IIL(Lntegrated,Lnjction Logic)を用
いた発振回路など他の回路形式による発振回路に
適用できることは言うまでもない。
ずかの論理回路を追加するだけで製造上のバラツ
キの影響を減少させて発振開始および停止電圧を
引き下げ、同時に短絡電流分による消費電流の少
ない発振回路を得ることができる。これは論理回
路を用いることにより、確実な起動時間が確保さ
れるために、サブインバータの働く時間が一定と
なり、上述の効果を奏するものである。更に論理
回路が働いた後にサブインバータが切れるので動
作が確実になる。本考案は水晶時計全般に適用で
きるものであり、さらに本考案の思想は、C−
MOSインバータを用いた水晶発振回路に有効な
だけでなく、振動子にLiTaO3結晶を用いた発振
回路、IIL(Lntegrated,Lnjction Logic)を用
いた発振回路など他の回路形式による発振回路に
適用できることは言うまでもない。
第1図は、従来の電子表示式水晶時計の回路構
成の一例を示した図。第2図は、従来のC−
MOSインバータを用いた水晶発振回路を示す図。
第3図は第2図の等価回路を示す図。第4図は第
2図に示す発振回路のCDに対する発振開始およ
び停止電圧特性の1例を示す図。第5図は第2図
に示す発振回路のIsに対する発振開始および停止
電圧特性の1例を示す図。第6図は本考案による
実施例を示す図。第7図は第6図の主要なタイミ
ングチヤートを示す図。第8図はパワー・オン・
リセツト回路の1例を示す図。第9図は電源電圧
検出回路の1例を示す図。 1……発振回路、2……分周回路、3……時計
論理回路、4……デコーダ、5……ドライバ、6
……電子式表示装置、7……パワー・オン・リセ
ツト回路、8……電源電圧検出回路、11,1
2,13……NORゲート、14,15……イン
バータ、φ0……発振回路の出力信号。
成の一例を示した図。第2図は、従来のC−
MOSインバータを用いた水晶発振回路を示す図。
第3図は第2図の等価回路を示す図。第4図は第
2図に示す発振回路のCDに対する発振開始およ
び停止電圧特性の1例を示す図。第5図は第2図
に示す発振回路のIsに対する発振開始および停止
電圧特性の1例を示す図。第6図は本考案による
実施例を示す図。第7図は第6図の主要なタイミ
ングチヤートを示す図。第8図はパワー・オン・
リセツト回路の1例を示す図。第9図は電源電圧
検出回路の1例を示す図。 1……発振回路、2……分周回路、3……時計
論理回路、4……デコーダ、5……ドライバ、6
……電子式表示装置、7……パワー・オン・リセ
ツト回路、8……電源電圧検出回路、11,1
2,13……NORゲート、14,15……イン
バータ、φ0……発振回路の出力信号。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 第1のC−MOSインバータよりなるメイン増
幅回路、前記メイン増幅回路の入出力間に接続さ
れた水晶振動子、前記メイン増幅回路の出力を分
周する分周回路よりなる発振回路において、 動作状態となつた時に前記メイン増幅回路と共
通の入力を受けて出力を前記メイン増幅回路の出
力端に行うように前記メイン増幅回路と並列接続
される第2のC−MOSインバータよりなるサブ
増幅回路、前記発振回路の電源の印加時に信号を
出力するパワー・オン・リセツト回路、前記電源
の電圧低下もしくは前記電源に対して重負荷とな
る装置の駆動を検出して検出信号を出力する検出
手段を具備し、 前記サブ増幅回路は、前記第2のC−MOSイ
ンバータを構成する第1及び第2のトランジスタ
と各々直列接続され、前記パワー・オン・リセツ
ト回路の信号出力から所定期間出力される信号及
び前記検出手段からの前記検出信号に基づいて、
前記所定期間及び前記検出信号の出力期間に導通
して前記第2のC−MOSインバータを動作状態
とし、他の通常時には非導通となつて前記第2の
C−MOSインバータを非動作状態とする第1及
び第2の制御トランジスタを含むことを特徴とす
る発振回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986036371U JPH0145148Y2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986036371U JPH0145148Y2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61168709U JPS61168709U (ja) | 1986-10-20 |
| JPH0145148Y2 true JPH0145148Y2 (ja) | 1989-12-27 |
Family
ID=30541487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986036371U Expired JPH0145148Y2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0145148Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5173302A (en) * | 1974-12-20 | 1976-06-25 | Seiko Instr & Electronics | Denshisochini okeru godosaboshisochi |
| JPS51123044A (en) * | 1975-04-21 | 1976-10-27 | Hitachi Ltd | Starting circuit in the oscillation circuit |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP1986036371U patent/JPH0145148Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61168709U (ja) | 1986-10-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7863992B2 (en) | Oscillator having comparator circuits having adjustable driving capabilities and method for operating the same | |
| US4196404A (en) | Crystal oscillator having low power consumption | |
| JPS6367822A (ja) | 発振器 | |
| US4218661A (en) | C-MOS crystal oscillator including circuit for temporarily increasing closed loop gain | |
| EP0872784B1 (en) | Oscillation circuit, electronic circuit using the same, and semiconductor device, electronic equipment, and timepiece using the same | |
| US10819279B1 (en) | Low power crystal oscillator | |
| JPH0145148Y2 (ja) | ||
| US8885444B2 (en) | Analog electronic watch | |
| JPS59175218A (ja) | Cmosインバ−タ | |
| JPH05259738A (ja) | 発振回路 | |
| JP3176296B2 (ja) | クロック信号発生回路 | |
| JP3105510B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
| JP2906558B2 (ja) | 圧電型振動子を用いる半導体集積回路 | |
| JP3539110B2 (ja) | 発振回路、半導体装置、及びこれらを具備した携帯用電子機器および時計 | |
| JPH0157317B2 (ja) | ||
| JP2001345644A (ja) | 発振回路 | |
| JPH06152390A (ja) | 半導体集積回路 | |
| JPH09214307A (ja) | クロック回路 | |
| JPS6036644B2 (ja) | 発振回路 | |
| JP3379422B2 (ja) | 発振回路、これを用いた電子回路、これらを用いた半導体装置、電子機器および時計 | |
| JPS58219478A (ja) | 電子時計用回路 | |
| JP4277645B2 (ja) | 発振開始検出回路及びそれを内蔵した半導体集積回路 | |
| JP2018159676A (ja) | 電子回路および電子時計 | |
| JPS6029751Y2 (ja) | 電子時計 | |
| JPS6024969B2 (ja) | 電子機器 |