JPH0153849B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0153849B2 JPH0153849B2 JP58093818A JP9381883A JPH0153849B2 JP H0153849 B2 JPH0153849 B2 JP H0153849B2 JP 58093818 A JP58093818 A JP 58093818A JP 9381883 A JP9381883 A JP 9381883A JP H0153849 B2 JPH0153849 B2 JP H0153849B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linolenic acid
- platelet aggregation
- tocopherol
- present
- ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明はα−リノレン酸α−トコフエロールエ
ステルを用いた血小板凝集阻止剤に関するもので
ある。本発明によつて提供されるα−リノレン酸
α−トコフエロールエステルには、強力な血小板
凝集作用が見い出された。従つて血小板凝集に起
因する疾患即ち血栓症の予防に有効である。ま
た、血小板の凝集は、ガン転移にも関与している
といわれており、本発明の化合物はガン転移の予
防効果も有する。
ステルを用いた血小板凝集阻止剤に関するもので
ある。本発明によつて提供されるα−リノレン酸
α−トコフエロールエステルには、強力な血小板
凝集作用が見い出された。従つて血小板凝集に起
因する疾患即ち血栓症の予防に有効である。ま
た、血小板の凝集は、ガン転移にも関与している
といわれており、本発明の化合物はガン転移の予
防効果も有する。
先行技術
α−リノレン酸は大豆油等の植物油に含まれて
いる必須脂肪酸であり、重要な化合物である。α
−トコフエロールは小麦胚芽に含まれていること
が知られているビタミンEである。
いる必須脂肪酸であり、重要な化合物である。α
−トコフエロールは小麦胚芽に含まれていること
が知られているビタミンEである。
本発明者はα−リノレン酸α−トコフエロール
エステルを合成し、これの薬理活性を鋭意研究し
たところ、α−リノレン酸α−トコフエロールエ
ステルが優れた血小板凝集抑制作用を有すること
を見出し本発明を完成するに至つた。
エステルを合成し、これの薬理活性を鋭意研究し
たところ、α−リノレン酸α−トコフエロールエ
ステルが優れた血小板凝集抑制作用を有すること
を見出し本発明を完成するに至つた。
発明の目的
本発明は血小板凝集阻止作用を有するα−リノ
レン酸α−トコフエロールエステルを用いた血小
板凝集阻止剤を提供することを目的とする。心筋
硬塞や脳血栓のような血栓症は、近年成人病の中
で大きな割合を占めるに至つており、これを有効
に予防する薬剤の出現が強く望まれている。
レン酸α−トコフエロールエステルを用いた血小
板凝集阻止剤を提供することを目的とする。心筋
硬塞や脳血栓のような血栓症は、近年成人病の中
で大きな割合を占めるに至つており、これを有効
に予防する薬剤の出現が強く望まれている。
本発明はさらにガン転移予防剤として有用なα
−リノレン酸α−トコフエロールエステルを提供
することを目的とする。
−リノレン酸α−トコフエロールエステルを提供
することを目的とする。
発明の具体的説明
本発明に用いるα−リノレン酸α−トコフエロ
ールエステルは、α−リノレン酸またはその反応
性誘導体とα−トコフエロールを反応させること
により製造される。
ールエステルは、α−リノレン酸またはその反応
性誘導体とα−トコフエロールを反応させること
により製造される。
α−リノレン酸をそのまま用いた場合には、α
−リノレン酸とα−トコフエロールとをN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、2−ク
ロロ−1−メチルピリジニウムP−トルエンスル
ホン酸塩等の縮合剤存在下に反応させる。
−リノレン酸とα−トコフエロールとをN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、2−ク
ロロ−1−メチルピリジニウムP−トルエンスル
ホン酸塩等の縮合剤存在下に反応させる。
また、α−リノレン酸の反応誘導体としてα−
リノレン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステ
ルを用いる場合には、ナトリウムヒドリド存在下
にα−トコフエロールと反応させる。
リノレン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステ
ルを用いる場合には、ナトリウムヒドリド存在下
にα−トコフエロールと反応させる。
本発明ではα−リノレン酸α−トコフエロール
は血栓症予防剤またはガン転移予防剤として使用
し、投与量は成人1日150mg〜1500mgであり、必
要により1〜3回に分けて投与する。投与方法は
経口投与が望ましいが、静注も可能である。
は血栓症予防剤またはガン転移予防剤として使用
し、投与量は成人1日150mg〜1500mgであり、必
要により1〜3回に分けて投与する。投与方法は
経口投与が望ましいが、静注も可能である。
本発明に用いる上記の化合物は通常の方法で製
剤担体あるいは賦形剤と混合され、錠剤、散剤、
カプセル剤、顆粒剤に製剤化される。担体あるい
は賦形剤の例としては炭酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、でんぶん、蔗糖、乳糖、タルク、ステ
アリン酸マグネシウム等があげられる。本発明の
化合物は、上記の固形剤の他に、油性懸濁剤、シ
ロツプのような液剤とすることもできる。
剤担体あるいは賦形剤と混合され、錠剤、散剤、
カプセル剤、顆粒剤に製剤化される。担体あるい
は賦形剤の例としては炭酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、でんぶん、蔗糖、乳糖、タルク、ステ
アリン酸マグネシウム等があげられる。本発明の
化合物は、上記の固形剤の他に、油性懸濁剤、シ
ロツプのような液剤とすることもできる。
本発明では上記化合物をサイクロデキストリン
で包接して安定化することもできる。
で包接して安定化することもできる。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説
明する。
明する。
実施例
アンゴン雰囲気、無水1,2−ジクロルエタン
15mlにα−リノレン酸500mgを溶解し、室温にて
4−ジメチルアミノピリジン22mg、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド409mg、α−トコフエロール
852mg(1,2−ジクロルエタン3mlに溶解)を
順に加えた。室温にて一夜反応させた後、生じた
沈殿を濾過してからジクロルエタンで3回抽出、
水洗した。芒硝乾燥後溶媒を留去し、残渣1121mg
を得た。これをシリカゲルによるカラムクロマト
グラフイーに付しヘキサン・ベンゼン2:1溶出
分よりα−リノレン酸α−トコフエロールエステ
ル463mgを得た。このものの物理化学的データは
以下の通りである。
15mlにα−リノレン酸500mgを溶解し、室温にて
4−ジメチルアミノピリジン22mg、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド409mg、α−トコフエロール
852mg(1,2−ジクロルエタン3mlに溶解)を
順に加えた。室温にて一夜反応させた後、生じた
沈殿を濾過してからジクロルエタンで3回抽出、
水洗した。芒硝乾燥後溶媒を留去し、残渣1121mg
を得た。これをシリカゲルによるカラムクロマト
グラフイーに付しヘキサン・ベンゼン2:1溶出
分よりα−リノレン酸α−トコフエロールエステ
ル463mgを得た。このものの物理化学的データは
以下の通りである。
IRνCHCl3 nax、(cm-1):1755、1460、1380、1155、
1100cm-1 NMR(CDCl3)δ(ppm):5.30(6H、btJ5Hz)、
2.77(4H,btJ=5.5Hz)、2.53(4H,btJ=6Hz)、
2.05(3H、bs)、1.97(3H,bs)、1.94(3H,bs)、
1.20(3H,s)、0.93(3H,btJ=7.5Hz)、0.83
(12H、bdJ=7Hz) mass m/z690(分子イオンピーク) 430、203、165 このようにして得た化合物について、以下のよ
うに血小板凝集抑制作用を確認した。
1100cm-1 NMR(CDCl3)δ(ppm):5.30(6H、btJ5Hz)、
2.77(4H,btJ=5.5Hz)、2.53(4H,btJ=6Hz)、
2.05(3H、bs)、1.97(3H,bs)、1.94(3H,bs)、
1.20(3H,s)、0.93(3H,btJ=7.5Hz)、0.83
(12H、bdJ=7Hz) mass m/z690(分子イオンピーク) 430、203、165 このようにして得た化合物について、以下のよ
うに血小板凝集抑制作用を確認した。
3.8%クエン酸ナトリウム溶液(1容)を入れ
た注射器を用いてウサギ頸動脈より9容の血液を
採取する。該血液より猿心分離し、血小板に富む
血漿(PRP:50万個/μ)を得る。
た注射器を用いてウサギ頸動脈より9容の血液を
採取する。該血液より猿心分離し、血小板に富む
血漿(PRP:50万個/μ)を得る。
該PRP250μをキユベツトに入れ、37℃恒温
槽で2分間加温し、検体の溶液〔1.4×10-2Mエ
タノール溶液をトリス緩衝等張食塩水溶液−生理
食塩水(1:3)で希釈〕20μを加えて3分間
インキユベートした後、凝集惹起剤であるアラキ
ドン酸溶液あるいは溶液10μを加え、血小板凝
集を測定した。アラキドン酸(100μM)によつ
て誘起される血小板凝集に対するα−リノレン酸
−トコフエロールエステルの50%抑制濃度
(IC50)は7.0×10-4Mであつた。コラゲン(15μ
g/ml)によつて誘起される血小板凝集に対する
α−リノレン酸α−トコフエロールエステルの
IC50は3.1×10-4Mであつた。
槽で2分間加温し、検体の溶液〔1.4×10-2Mエ
タノール溶液をトリス緩衝等張食塩水溶液−生理
食塩水(1:3)で希釈〕20μを加えて3分間
インキユベートした後、凝集惹起剤であるアラキ
ドン酸溶液あるいは溶液10μを加え、血小板凝
集を測定した。アラキドン酸(100μM)によつ
て誘起される血小板凝集に対するα−リノレン酸
−トコフエロールエステルの50%抑制濃度
(IC50)は7.0×10-4Mであつた。コラゲン(15μ
g/ml)によつて誘起される血小板凝集に対する
α−リノレン酸α−トコフエロールエステルの
IC50は3.1×10-4Mであつた。
急性毒性
ICR素雄性マウス(5週令)を用いて経口投与
による急性毒性試験を行つた。本発明の化合物の
LD50値は1000mg/Kg以上であり高い安全性が確
認された。
による急性毒性試験を行つた。本発明の化合物の
LD50値は1000mg/Kg以上であり高い安全性が確
認された。
発明の作用効果
本発明によれば血栓症予防効果およびガン転移
予防効果を有するα−リノレン酸α−トコフエロ
ールのエステルが提供される。
予防効果を有するα−リノレン酸α−トコフエロ
ールのエステルが提供される。
本発明に用いる上記化合物は、アラキドン酸あ
るいはコラゲンによつて誘起される血小板凝集作
用を顕著に抑制するので、心筋硬埜等の血小板凝
集の関与する血栓に起因する種々の血栓症の予防
剤として使用することができる。また、ガンの転
移には血小板凝集が関与しているので、本発明の
上記化合物はガン転移予防剤としても使用するこ
とができる。
るいはコラゲンによつて誘起される血小板凝集作
用を顕著に抑制するので、心筋硬埜等の血小板凝
集の関与する血栓に起因する種々の血栓症の予防
剤として使用することができる。また、ガンの転
移には血小板凝集が関与しているので、本発明の
上記化合物はガン転移予防剤としても使用するこ
とができる。
Claims (1)
- 1 α−リノレン酸α−トコフエロールエステル
を用いた血小板凝集阻止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9381883A JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9381883A JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59219279A JPS59219279A (ja) | 1984-12-10 |
| JPH0153849B2 true JPH0153849B2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=14092973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9381883A Granted JPS59219279A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 血小板凝集阻止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59219279A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2825088A1 (fr) * | 2001-05-25 | 2002-11-29 | Derma Dev | Nouveaux esters de tocopherol, leurs procedes d'obtention et leurs utilisations |
| CN103833721A (zh) * | 2013-04-24 | 2014-06-04 | 余竹焕 | 一种α-亚麻酸天然VE酯的制备方法 |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP9381883A patent/JPS59219279A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59219279A (ja) | 1984-12-10 |
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