JPH0210781Y2 - - Google Patents

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JPH0210781Y2
JPH0210781Y2 JP11599081U JP11599081U JPH0210781Y2 JP H0210781 Y2 JPH0210781 Y2 JP H0210781Y2 JP 11599081 U JP11599081 U JP 11599081U JP 11599081 U JP11599081 U JP 11599081U JP H0210781 Y2 JPH0210781 Y2 JP H0210781Y2
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torque
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、S極領域及びN極領域を順次連続し
た状態で形成する界磁マグネツトと、上記界磁マ
グネツトが対向する3相のステータコイルとをそ
れぞれ具備し、これらのステータコイルに電気角
で120゜ずつ順次ずらしてかつ両方向に電流を供給
するようにした3相両方向120゜通電方式のブラシ
レスモータに関するものである。
近年、ポータブルVTRやテープレコーダ等の
超小型精密機器が広く市販されており、此種の機
器が一般家庭において高級商品として著しい注目
を浴びてきている。このような精密機器を開発す
る場合、テープ駆動源であるモータについては回
転速度むらの低減化、高精度回転、高信頼性、小
型化等に関する改善が不可欠の問題となる。
ところで小型VTR等にはテープ駆動源として
直流ブラシレスモータが広く用いられているが、
このブラシレスモータの回転方式には、周知の如
く3相片方向120゜通電方式と3相両方向120゜通電
方式とがある。第1図は此種のブラシレスモータ
1における固定子コイル1a〜1cとリング状界
磁マグネツト(ローターマグネツト)2との位置
関係を示すものである。各相の固定子コイル1a
〜1cは、3相片方向120゜通電の場合には第2図
Aに示すように通電され、また3相両方向120゜通
電の場合には第3図Aに示すように通電される。
なおこれらの場合、界磁マグネツト2は、通常、
第4図に示すようにN極及びS極がほぼ三角関数
的に着磁されているため、ブラシレスモータのト
ルク特性は第2図B及び第3図Bに示す如くにな
る。そして3相片方向120゜通電方式のブラシレス
モータでは、第2図Bのトルク曲線T1から明ら
かなようにトルクリツプルが極めて大きく、トル
クリツプルの程度がα1−β1/α1+β1×100≒33%で
ある。
また3相両方向120゜通電方式のブラシレスモータ
では、第3図Bのトルク曲線T2から明らかなよ
うに前記トルク曲線T1の場合よりもトルクリツ
プルが低減されるものの、そのトルクリツプルの
程度はα2−β2/α2+β2×100≒7.2%と可成り大きい
小型VTR等においてブラシレスモータのモー
タ軸をキヤプスタンや供給及び巻取リール等に直
結してこれらを低速回転で直接駆動(ダイレク
ト・ドライブ)するように構成する場合、非常に
高精度な回転が得られると共に回転速度むらが極
めて少ない事が要求される。このため、トルクリ
ツプルの非常に小さいブラシレスモータが必要で
あり、従来の3相片方向120゜通電方式及び3相両
方向120゜通電方式のブラシレスモータを既述の如
き直接駆動方式のVTRやテープレコーダ等に適
用するには性能の点で問題がある。
そこで、トルクリツプルの小さいブラシレスモ
ータを得るために、次のような方法が考えられ
る。即ち、ブラシレスモータを3相両方向120゜通
電方式に構成すると共に、界磁マグネツト2の着
磁状態を第5図Aの示す如く三角形状と成し、或
いは第6図Aに示す如く台形状と成るように構成
し、これによつて第5図B又は第6図Bに示すよ
うにトルクリツプルを理想的に0%にする方法で
ある。しかしながら、現実的には、三角形状の着
磁を行なうことは非常に困難である。また台形状
の着磁を行なうことは可能であるが、この場合に
は発生トルクの平均値が大巾に低下して効率が劣
化することになるので好ましくない。
本考案は上述の如き実状に鑑みて考案されたも
のであつて、発生トルクの低下を来たすことな
く、トルクリツプルを大巾に低減させるようにし
た3相両方向120゜通電方式のブラシレスモータを
提供しようとするものである。
以下本考案の実施例に付き第7図〜第14図を
参照して説明する。
第7図〜第9図は本考案の第1の実施例を示す
ものである。本実施例の3相両方向120゜通電方式
ブラシレスモータ3においては、例えば6個のス
テータコイル4がプリント基板5aを介して鉄板
等より成る基板5に円環状に配置されて固定され
ている。一方、ロータヨーク6にはリング状の界
磁マグネツト7がモータ軸8と同心的に嵌合固定
されている。そしてこの界磁マグネツト7が既述
のステータコイル4に近接した状態で対向配置さ
れ、モータ軸8が図外の軸受によつて回転自在に
軸支されている。従つて、このブラシレスモータ
3はいわゆる平面対向型に構成されている。
また本実施例においては、リング状界磁マグネ
ツト7には周方向に交互に異なる極性となるよう
に例えば8つの着磁領域9a〜9hが等角度間隔
で順次連続した状態で形成されている。そして第
8図に明示するように、各々の着磁領域9a〜9
hの角度巾は45゜(電気角で180゜)を成していて、
互いに隣り合う一対の着磁領域、例えばS極領域
9aとN極領域9bとで電気角で360゜を構成して
いる。
また本実施例においては、各々の着磁領域9a
〜9hには所定箇所に凹部10a〜10hがそれ
ぞれ設けられている。即ち、第7図及び第8図か
ら明らかなように、界磁マグネツト7のうちステ
ータコイル4に対向している面の一部分であつ
て、かつS極領域9a,9c,9e,9gにおい
て電気角でほぼ60゜及び120゜に対応する箇所に、
界磁マグネツト7の半径方向に長手状に延びる凹
部10a,10c,10e,10gが形成されて
いる。これと同様に、界磁マグネツト7のうちス
テータコイル4に対向している面の一部分であつ
て、かつN極領域9b,9d,9f,9hにおい
て電気角でほぼ240゜及び300゜に対応する箇所に、
界磁マグネツト7の半径方向に長手状に延びる凹
部10b,10d,10f,10hが形成されて
いる。なお凹部10a〜10hは、界磁マグネツ
ト7の中心から等距離の箇所に設けられ、これら
の凹部10a〜10hがステータコイル4の往路
4a及び復路4bの一部に対応するように構成さ
れている。
以上の如く構成したブラシレスモータ3によれ
ば、界磁マグネツト7の所定箇所に凹部10a〜
10hを設けたことにより、第8図の曲線l部分
における界磁マグネツト7の着磁状態は第9図A
に示す如くになる。即ち、凹部10a〜17hの
存在により、電気角でほぼ60゜,120゜,240゜及び
300゜付近における鎖交磁束が減少し、これらの凹
部10a〜10hが設けられている部分において
磁界強度が局部的に弱められることになる。また
凹部10a〜10hを設けない場合の鎖交磁束は
第9図Aにおいて一点鎖線で示す如くになるが、
本実施例の場合には、前記凹部10a〜10hの
影響によりそのピーク値が僅かに低下する。なお
この低下の程度は、凹部10a〜10hの寸法及
び形状に依存して変わるが、これらの凹部10a
〜10hは局部的に設けられているためその低下
量は比較的小さい。従つて、ブラシレスモータ3
の発生トルクが大きく低下してしまうような不都
合を来たすことはない。
しかして、第8図及び第9図Aに示す如き着磁
パターンを有する界磁マグネツト7を用いると共
に3相両方向通電を行なつた場合、ブラシレスモ
ータ3の発生トルクT3は第9図Bに示すように
なる。この場合、電気角でほぼ60゜,120゜,240゜及
び300゜付近の鎖交磁束が落ち込んでいるため、発
生トルクT3は従来の3相両方向120゜通電方式ブラ
シレスモータの発生トルクT2(第9図Bの一点鎖
線参照)と比較すれば明らかなように、電気角で
ほぼ60゜,120゜,240゜及び300゜付近における発生ト
ルクが低減される。この結果、ブラシレスモータ
3の発生トルクT3はリツプルが非常に小さくな
る。そしてこの実施例の場合には、発生トルクの
平均値が大きく低下されるような不都合を生じる
ことなく、トルクリツプルを大巾に低減させるこ
とが可能である。
従つて、高性能を要求される直接駆動方式の小
型VTRや小型テープレコーダ等に上述のブラシ
レスモータ3を適用することができる。そしてこ
のブラシレスモータ3を直接駆動方式のVTRや
テープレコーダに適用した場合、ワウ・フラツタ
ーを大巾に低減することができる。
第10図は本考案の第2の実施例を示すもので
あつて、この実施例では、リング状界磁マグネツ
ト7の各々の着磁領域9a〜9hには電気角でほ
ぼ60゜,120゜240゜及び300゜に対応する箇所に、界磁
マグネツト7の厚み方向に貫通している貫通孔1
2a〜12hがそれぞれ設けられている。なおそ
の他の構成は、既述の第1の実施例の場合と同様
であつてよい。
このように構成した場合、貫通孔12a〜12
hの存在により、第1の実施例の場合と同様に電
気角でほぼ60゜,120゜,240゜及び300゜に対応する箇
所における鎖交磁束が減少し、この部分の磁界強
度が局部的に弱められることになる。この結果、
鎖交磁束特性が第9図Aに示す如きパターンとな
り、発生トルクの低減化を来たすことなくトルク
リツプルの大巾な低減化を図ることができる。
また第11図は本考案の第3の実施例を示すも
のであつて、この実施例は、円筒状の界磁マグネ
ツト15が用いられて成る円筒面対向型ブラシレ
スモータに本考案を適用したものである。即ち、
円筒状界磁マグネツト15には周方向に交互に異
なる極性となるように例えば8つの着磁領域が等
角度間隔で形成され、例えば互いに隣り合うS極
領域16及びN極領域17の全体としての角度巾
は90゜(電気角360゜)に構成されている。そしてS
極領域16には電気角でほぼ60゜及び120゜に対応
する箇所に、軸心方向に沿つて延びる長手状の凹
部18がそれぞれ形成され、またN極領域17に
は電気角でほぼ240゜及び300゜に対応する箇所に、
軸心方向に沿つて延びる長手状の凹部19がそれ
ぞれ設けられている。なおこれらの凹部19が設
けられている部分に、第12図に示すように界磁
マグネツト15の厚み方向に貫通する貫通孔20
を設けるようにしてもよい。
このように構成した場合にも、凹部18,19
又は貫通孔20の存在により、界磁マグネツト1
5による磁界強度が局部的に弱められるため、ト
ルクリツプルを大巾に低減することができる。
なお既述の各実施例において、フエライト製の
界磁マグネツトを用いてこのマグネツトに凹部又
は貫通孔を設けることは容易に可能であるが、例
えばナイロン系樹脂(6−ナイロン等)とフエラ
イト粉末とを混合状態で焼結して成るいわゆるプ
ラスチツク・マグネツトを界磁マグネツトとして
使用する場合には、凹部又は貫通孔を有する界磁
マグネツトの製作を極めて容易に行なうことがで
き有利である。
以上本考案を実施例に付き説明したが、本考案
はこれらの実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が
可能である。
例えば、界磁マグネツト7に設けられる凹部1
0a〜10h(又は貫通孔12a〜12h)を第
13図に示すように界磁マグネツト7の半径方向
の全体に亘つて溝状に構成するようにしてもよ
い。また界磁マグネツト15に設けられる凹部1
8,19を第14図に示すように界磁マグネツト
15の軸心方向の全体に亘つて溝状に構成するよ
うにしてもよい。
本考案は、上述のように、3相両方向120゜通電
方式のブラシレスモータにおいて、界磁マグネツ
トのうちのステータコイルに対向する面に部分的
に凹部又は貫通孔を設け、この際、上記対向面の
凹部又は貫通孔が設けられる箇所を、電気角で
360゜を構成する一対のS極領域及びN極領域にお
ける電気角でほぼ60゜,120゜,240゜及び300゜に対応
する箇所に選定した。故に上記対応する箇所にお
ける磁界強度が局部的に弱められることになるの
で、3相のステータコイルからのトルクを重畳し
て得られるトルクが、第3図Bに示す従来の場合
のように、上記対応する箇所に対応する部分にお
いて極端な頂部となることなく、全体としてフラ
ツトなトルク特性となり、従つて発生トルクを実
質的に低下させずにトルクリツプルを大巾に低減
させることができる。よつて、本考案によるブラ
シレスモータをVTRやテープレコーダの駆動源
として用いた場合、回転むらの極めて少ない高精
度な回転を保障し得るので、極めて好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブラシレスモータにおけるステ
ータコイルと界磁マグネツトとの位置関係を示す
平面図、第2図Aは3相片方向120゜通電の場合に
おける各ステータコイルの通電期間を示す図、第
2図Bは3相片方向120゜通電の場合における発生
トルク特性を示す特性図、第3図Aは3相両方向
120゜通電の場合における各ステータコイルの通電
期間を示す図、第3図Bは3相両方向120゜通電の
場合における発生トルク特性を示す特性図、第4
図は界磁マグネツトの鎖交磁束特性を示す特性
図、第5図A及び第6図Aは第4図とは別の鎖交
磁束特性の例をそれぞれ示す図、第5図B及び第
6図Bは発生トルク特性をそれぞれ示す特性図で
ある。第7図〜第9図は本考案の第1の実施例を
示すものであつて、第7図は平面対向型ブラシレ
スモータの分解斜視図、第8図は界磁マグネツト
の着磁パターンを示す平面図、第9図Aは第8図
における曲線l上での界磁マグネツトの鎖交磁束
特性を示す特性図、第9図Bはブラシレスモータ
の発生トルク特性を示す特性図、第10図は本考
案の第2の実施例を示すものであつて、界磁マグ
ネツトの斜視図、第11図は本考案の第4の実施
例を示すものであつて、円筒面対向型ブラシレス
モータの円筒状界磁マグネツトの一部を破断した
斜視図、第12図は本考案の第4の実施例を示す
第11図と同様の斜視図、第13図及び第14図
は本考案の変形例をそれぞれ示す界磁マグネツト
の斜視図である。 なお図面に用いられている符号において、3…
…3相両方向120゜通電方式ブラシレスモータ、4
……ステータコイル、7……リング状界磁マグネ
ツト、9a〜9h……着磁領域、10a〜10h
……凹部、12a〜12h……貫通孔、15……
円筒状界磁マグネツト、16……S極領域、17
……N極領域、18,19……凹部、20……貫
通孔、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 S極領域及びN極領域を順次連続した状態で形
    成する界磁マグネツトと、上記界磁マグネツトが
    対向する3相のステータコイルとをそれぞれ具備
    し、 これらのステータコイルに電気角で120゜ずつ順
    次ずらしてかつ両方向に電流を供給するようにし
    た3相両方向120゜通電方式のブラシレスモータに
    おいて、 界磁マグネツトのうちのステータコイルに対向
    する面に部分的に凹部又は貫通孔を設け、 この際、上記対向面の凹部又は貫通孔が設けら
    れる箇所を、電気角で360゜を構成する一対のS極
    領域及びN極領域における電気角でほぼ60゜,
    120゜,240゜及び300゜に対応する箇所に選定したこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
JP11599081U 1981-08-04 1981-08-04 3相両方向通電方式のブラシレスモ−タ Granted JPS5822884U (ja)

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JP11599081U JPS5822884U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 3相両方向通電方式のブラシレスモ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5822884U JPS5822884U (ja) 1983-02-12
JPH0210781Y2 true JPH0210781Y2 (ja) 1990-03-16

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JP11599081U Granted JPS5822884U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 3相両方向通電方式のブラシレスモ−タ

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2606214B2 (ja) * 1987-05-25 1997-04-30 株式会社明電舎 永久磁石式回転機
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JP5981364B2 (ja) * 2013-02-22 2016-08-31 アスモ株式会社 ロータ及びモータ

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