JPH02138166A - 芳香族ウレタンの製造方法 - Google Patents

芳香族ウレタンの製造方法

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JPH02138166A
JPH02138166A JP28966488A JP28966488A JPH02138166A JP H02138166 A JPH02138166 A JP H02138166A JP 28966488 A JP28966488 A JP 28966488A JP 28966488 A JP28966488 A JP 28966488A JP H02138166 A JPH02138166 A JP H02138166A
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reaction
urethane
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aromatic
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JP28966488A
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Kazuyuki Iwata
岩田 一幸
Kazuhito Kurachi
倉地 和仁
Tetsuo Takano
哲雄 高野
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は芳香族ウレタン化合物の製造方法に関し、特に
ポリウレタンの原料となるポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート(以下、PMPPIと略記する)を非
ホスゲン法により製造する場合の出発物質となる芳香族
ウレタン化合物の製造方法に関する。
詳しくは、芳香族ニトロ化合物、含水酸基有機化合物お
よび一酸化炭素を、白金族金属/ルイス酸/含窒素ヘテ
ロ芳香族化合物触媒系の存在下で反応させることからな
る芳香族ウレタンの製造において、触媒の回収・再利用
が容易で、生成物の品質劣化が防止された改良方法に関
する。
(従来の技術) ポリウレタンの原料として大量に使用されているPMP
PI は、工業的には、芳香族ニトロ化合物を還元して
得た芳香族アミンにホスゲンを作用させるホスゲン法に
より従来より生産されてきた。しかし、この方法は有毒
なホスゲンを使用すること、ホスゲン合成のために高価
な塩素が必要なこと、塩化水素が大量に副生ずることな
どの問題点があった。
そこで、ホスゲンを使用しない非ホスゲン法によるP?
1PPIの合成方法がこれまでも盛んに研究されてきた
。
この非ホスゲン法の1つには芳香族ニトロ化合物を出発
原料として、カルボニル化、縮合、および熱分解の3工
程を経る方法がある。詳しくは、芳香族ニトロ化合物、
一酸化炭素および含水酸基有機化合物を触媒の存在下に
反応させて芳香族ウレタンを合成しくカルボニル化)、
次にこのウレタンをホルムアルデヒドなどのメチレン化
剤との縮合反応により架橋させてポリウレタン化合物を
合成しく縮合)、このポリウレタン化合物から含水酸基
有機化合物(アルコールもしくはフェノール)を脱離さ
せ(熱分解)、目的のP?IPPIを得る方法である。
PMPPIの代表例であるMDI (メチレンジフェニ
ルジイソシアネート)の合成を例にとり、以上の反応経
路を反応式で示すと次のようになる。
カルボニル化: 縮 合: 熱分解: MDU =メチレンジフェニルシカーバメート本発明は
、前記反応経路のカルボニル化工程に相当する反応によ
り、RPCなどのウレタン化合物を製造する方法に関す
る。
上記カルボニル化工程を白金族金属(主触媒)−ルイス
酸(助触媒)−含窒素ヘテロ芳香族化合物(配位子)か
らなる触媒系の存在下に行うことにより芳香族ウレタン
を製造する方法は公知である。このウレタン合成方法は
触媒が回収でき、収率が高く、また反応装置の腐食が抑
えられるという利点がある。
この反応後、得られた反応混合物から触媒と芳香族ウレ
タンを回収し、触媒はカルボニル化反応に再利用し、芳
香族ウレタンは次工程の縮合工程を経て熱分解されてM
旧に変換される。したがって、工業的には、触媒を再利
用可能な状態で回収すること、および芳香族ウレタン生
成物は次工程で使用できるように高純度・高収率で回収
することが重要である。これらの点に留意して従来より
下記の方法が提案されている。
特公昭56−3861号公報には、反応終了後、熱時濾
過等により反応液に不溶の触媒を分離・回収し、次いで
濾液を冷却して析出した芳香族ウレタン生成物を回収し
、残った母液を回収した触媒と共に次回のウレタン合成
に使用する方法が開示されている。
特開昭53−137929号には、前記の方法で得られ
た芳香族ウレタンを酸性水溶液で処理することにより精
製する方法が記載されている。それにより、ウレタン生
成物の熱安定性が良くなり、次の熱分解工程で目的とす
るイソシアネート以外のタール性物質の副生が抑えられ
る。
さらに、反応終了後、不溶性の触媒を熱時濾過等により
回収し、濾液を濃縮または蒸留して芳香族ウレタンを回
収する方法も公知である。
(発明が解決しようとする課題) 上記のウレタン合成方法においては、反応物質である含
水酸基有機化合物を、溶媒の作用を兼ねて大過剰に使用
することが普通であった。この含水酸基有機化合物は触
媒、特にルイス酸の溶解力が高い。そのため、反応終了
後、反応液から不溶の触媒を濾過により分離しても、濾
液中になお相当量の触媒が熔存し、濾液に混入してくる
ことになる。場合によっては、濾過により回収されるル
イス酸は半分以下で、大半のルイス酸が濾液中に残留す
る。したがって、この濾液から芳香族ウレタンを蒸留に
より回収すると、濾液に残留する触媒中のルイス酸によ
り芳香族ウレタン生成物が熱劣化を受け、ウレタン生成
物の収率が低下し、品質が劣化する。
特に?IDI合成の原料となる芳香族ウレタン(RPC
)を回収する場合、前記特公昭56−3861号公報に
開示されたような晶析法の適用は困難なため、蒸留法を
適用しなければならない。
第1図に、ウレタン生成物であるRPCに種々の量でル
イス酸のpecI*を添加し、110℃で1時間加熱し
た時のEPC残存率を示す。これから、ウレタンに共存
するルイス酸量が多いほど残存率が低下すること、すな
わち、ルイス酸の共存下ではウレタンの熱安定性が低下
し、熱劣化を受けるが、ルイス酸の共存量が多いほど熱
劣化がひどくなることがわかる。
したがって、上記のように蒸留によりウレタン生成物を
回収する場合、蒸留が進行するにつれて薄留釜中のウレ
タン量が低下し、留出しない触媒のウレタンに対する相
対量が増加するため、蒸留終期はどウレタンの熱劣化が
著しくなり、その収率が低下することになる。
また、このように濾液に残留する触媒量が多いことから
、濾過により固形分として回収される触媒の回収量も低
くなり、再利用に際して新たに触媒を添加する必要が出
てくる。
濾液からウレタン生成物を冷却・晶析により回収する場
合も、濾液に上記のように多量の触媒が残留しているた
め、これがウレタン生成物と一緒に析出し、回収された
ウレタン生成物の品質を悪化させる。また、晶析分離後
の母液にも触媒とウレタン生成物が共存状態で残留し、
この母液を次回の反応に利用するとウレタン生成物の熱
劣化は避けられない。
本発明の目的は、前述したカルボニル化反応による芳香
族ウレタンの製造方法においで、芳香族ウレタン生成物
と触媒との分離効率を向上させることにより、触媒の再
利用率および次工程の原料としての芳香族ウレタンの品
質・収量を改善することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、芳香族ウレタン生成物から触媒、特に生
成物を劣化させるルイス酸を効率良く分離する手段につ
いて検討を重ねた結果、脂肪族炭化水素系溶媒を添加し
て分離を行うと、ルイス酸が不溶化し、溶解状態にとど
まるウレタン生成物から触媒を効率よく分離することが
できることを見出した。
それにより、触媒のほとんど全量を不溶分として回収し
、再利用することができる。触媒の回収率が向上すると
同時に、分離された芳香族ウレタン中には微量のルイス
酸しか存在しないため、蒸留によりウレタンを回収して
も熱変成等による収率低下がなく、高純度・高回収率で
生成物を回収することも可能となる。
また、脂肪族炭化水素系溶媒は触媒とウレタン生成物と
の分離時に添加することができるが、この溶媒を反応前
に添加しておき、カルボニル化反応をこの溶媒の存在下
で実施しても、同様に優れた結果が得られることも判明
した。
本発明の要旨は、芳香族ニトロ化合物、含水酸基有機化
合物、および一酸化炭素を、主触媒として白金族金属、
助触媒としてルイス酸、および配位子として含窒素ヘテ
ロ芳香族化合物からなる触媒系の存在下に反応させて芳
香族ウレタンを製造する方法において、芳香族ウレタン
生成物と触媒との分離を脂肪族炭化水素系溶媒の共存下
で行うことを特1fiとする、芳香族ウレタンの製造方
法である。
この脂肪族炭化水素系溶媒は、反応前および反応後のい
ずれに添加することもできる。
(作用) 前述したように、本発明の特徴は、前記カルボニル化反
応による芳香族ウレタンの製造において、脂肪族炭化水
素系溶媒を利用して触媒とウレタン生成物とを分離する
点にあり、その他の反応物質および反応条件等について
は、従来法と同様でよいが、以下に節単に説明する。
主原料として用いる芳香族ニトロ化合物は、モノニトロ
化合物あるいはポリ二ロト化合物のいずれでもよく、反
応条件下で不活性なニトロ基以外のIII基(例、アル
キル、アルケニル、アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ
ル、シアノ、イソシアネートなど)を1個またはそれ以
上有していてもよい。これには、ニトロベンゼン類、ジ
ニトロベンゼン類、ジニトロトルエン類、ニトロナフタ
レン類、ニトロアントラセン類、ニトロビフェニル類、
ビス にトロフェニル)アルカン類、ビスにトロフェニ
ル)エーテル類、ニトロジフェノキシアルカン類、ある
いは、5−ニトロピリジンのようなヘテロ芳香族化合物
などが含まれる。
含水酸基有機化合物はアルコールまたはフェノール類で
あり、1価または多価化合物のいずれでもよい。アルコ
ールの場合、これからOff基を除いた炭化水素残基は
、直鎖または分岐のアルキル、シクロアルキル、アルキ
レン、シクロアルキレンまたはアラルキルである。含水
酸基有機化合物は、酸素、窒素またはハロゲン原子を含
む置換基、例えば、カルボニル、カルボン酸エステル基
、アミン、アミドまたはハロゲンなどを含むことができ
る。
主触媒である白金族金属としては、パラジウム、ロジウ
ム、白金、ルテニウム、オスミウムの単体あるいはその
化合物を1種または2種以上使用できる。化合物として
は、ハロゲン化物、酸化物、硫酸塩、硝酸塩、アセチル
アセテート、カルボニル化合物、トリフェニルホスフィ
ンなどの有機リン化合物との錯体などが含まれる。また
、主触媒はそのままでも、あるいは適当な)旦体に1旦
持させて反応に用いてもよい。
助触媒であるルイス酸としては、反応条件下で、レドッ
クス反応を行う周期律表IIIA〜vm族およびIB〜
VB亜族の元素から得られる化合物が適当である。たと
えば、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ
、ゲルマニウム、アルミニウム、鉄、ニッケル、モリブ
デン、タングステン、マンガン、コバルトなどのハロゲ
ン化物、オキンハロゲン化物、硫酸塩、リン酸塩、硝酸
塩、酸化物、アセチルアセテートおよび/またはオキシ
アセチルアセテートである。
配位子である含窒素ヘテロ芳香族化合物は、無置換形で
も、あるいは反応条件下で不活性な置換基、例えば、ハ
ロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、シアノ、ア
ルデヒド、アルコキシ、フェノキシ、カルボアルコキシ
、カルバミル、カルボアリルオキシなどの11′ffA
基を含むものでもよい。
また、含窒素ヘテロ芳香族化合物の酸付加塩、第四級塩
または酸化物も使用できる。
これらの含窒素ヘテロ芳香族化合物はルイス酸と錯体を
形成するので、触媒系成分のうち、ルイス酸と含窒素ヘ
テロ芳香族化合物は、これらを予め反応させて錯体の形
態で使用することもできる。
カルボニル化反応は、主原料の芳香族ニトロ化合物のニ
トロ基に対して、モル比で少なくとも3倍の一酸化炭素
を用いて行うことが望ましい。
含水酸基有機化合物はニトロ基に対して等モル以上用い
ることが必要である。しかし、大過剰に使用すると触媒
の溶解量が多くなり、本発明で触媒を不溶分として分離
するのに必要な脂肪族炭化水素系溶媒の使用量が多くな
る。そのため、含水酸基有機化合物はニトロ基に対して
モル比で1:Iないし10:1の範囲で使用することが
好ましい。
反応物質および触媒の仕込み方法や添加の順序には特に
制限はなく、用いる装置の制約内で変えることができる
。反応は、回分、半連続、連続のいずれの方法で実施し
てもよい。
反応は溶媒の不存在下で実施することができるが、特に
含水酸基有機化合物の量が少ない場合には、有機溶媒を
添加して反応を行うことが好ましい。この場合、反応溶
媒としては芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ニト
リル、エーテル、エステル、ケトン系などの溶媒を使用
することもできるが、後で詳述するように、本発明によ
り触媒の分離に使用する脂肪族炭化水素系溶媒を反応溶
媒として使用することが好ましい。これ以外の反応溶媒
を使用した場合には、本発明による触媒の分離を妨害し
ないように、脂肪族炭化水素系溶媒を添加する前に、反
応溶媒を蒸留などにより除去しておくことが望ましい。
反応温度は100〜250℃の範囲内、特に140〜1
90℃の範囲内が好ましい。反応圧力は一酸化炭素の分
圧として10〜1000kg/ cd−Gさらに好まし
くは30〜300 kg/cal−Gの範囲である。反
応時間は、用いた反応物質の種類、反応温度、反応圧力
、触媒の種類と量、反応装置などの諸因子によって変わ
るが、−IIには0.5ないし10時間で充分である。
反応が終了した後、反応混合物を室温まで冷却した後あ
るいは冷却せずに脱圧する。こうして得られた反応混合
物において、触媒の一部は不溶分として存在するが、上
述したように触媒のかなりの部分が溶解状態で存在して
いる。そのため、反応混合物を単に濾過しただけでは触
媒を完全に分離することができず、ウレタン生成物中に
残留する触媒は生成物の劣化の原因となる。
したがって、ウレタン生成物の収率および品質を改善し
、触媒の回収率を上げるには、触媒を可及的に完全にウ
レタン生成物から分離することが必要であるが、本発明
によれば、脂肪族炭化水素系溶媒の共存下に触媒を分離
することにより触媒のほぼ全量を固形分として回収する
ことができる。
脂肪族炭化水素系溶媒は、触媒を熔解せずにウレタン生
成物を溶解することができ、また反応に不活性であるた
め、この目的に特に好適である。
本発明で使用できる脂肪族炭化水素系溶媒は、直鎖もし
くは分岐鎖アルカンならびにシクロアルカンを包含する
。具体例としては、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−
へブタン、n−オクタン、nノナン、n−デカン、n−
ウンデカン、n−ドデカン、n−トリデカン、n−テト
ラデカン、nペンタデカン、イソペンタン、イソヘキサ
ン、3−メチルペンタン、2.2−ジメチルブタン、2
.3−ジメチルブタン、2.3−ジメチルペンクン、2
−エチルヘキサン、シクロペンクン、シクロヘキサン、
シクロへブタン、シクロオクタン、シクロノナン、メチ
ルシクロペンクン、メチルンクロヘキサン、1.1−ジ
メチルシクロヘキサン、12ジメチルシクロヘキサン、
1.3−ジメチルシクロヘキサン、1.4−ジメチルシ
クロヘキサンなどが挙げられる。これらの化合物の異性
体、または2種以上の溶媒の混合物も使用できる。
本発明の方法において、脂肪族炭化水素系溶媒の添加時
期は特に制限されない。
例えば、上述したように、反応前の反応系にこの溶媒を
反応溶媒として添加し、反応をこの溶媒の存在下に行う
こともできる。この場合には、脂肪族炭化水素系溶媒の
添加量は、反応後に未反応の含水酸基有機化合物に溶解
しうる触媒、特にルイス酸を実質的に完全に不溶化させ
るのに必要な量とする。そのために、反応器に仕込んだ
含水酸基有機化合物の量に対して容量比で1;1以上の
量で上記溶媒を用いる。
このように脂肪族炭化水素系触媒の存在下で反応を行っ
た場合、反応終了後、反応混合物を室温まで冷却し、脱
圧する。この溶媒の存在により触媒は不溶化されるので
、反応混合物を濾過すると、触媒、特にルイス酸をほぼ
完全に固形分として回収できる。回収された触媒は、そ
のまま、あるいは溶媒洗浄などの適当な方法で精製し、
組成を調整した後、循環使用することができる。
脂肪族炭化水素系溶媒の添加は、反応直後の反応混合物
に対して行うこともできる。すなわち、冷却後または冷
却せずに脱圧した反応混合物にこの溶媒を添加した場合
も、上記と同様に触媒を実質的に不溶化するとかできる
。この場合の溶媒の添加量は、反応混合物中に未反応の
含水酸基有機化合物が残留しているため、上記と同様で
よく、触媒の回収および循環使用も上記と同様に実施で
きる。
あるいは、反応後に反応混合物を濾過して、反応混合物
から不溶の触媒を濾過により除去し、得られたウレタン
生成物および残留触媒を含有する反応液に前記溶媒を添
加してもよい。この溶媒の添加により、反応液に熔解し
ていた触媒、特にルイス酸は不溶化し、ウレタン生成物
は溶解状態にとどまる。その後、il!過により残留す
る触媒のほぼ全量を固形分として回収できる。こうして
回収された触媒は、最初の濾過により回収された触媒と
合わせて、必要により上記のように精製処理した後、循
環使用される。この場合の溶媒の使用量も前記と同様で
よい。
上記のように反応混合物をまず濾過して不溶の触媒を除
去した後、得られた反応液に脂肪族炭化水素系溶媒を添
加する前に、反応液を常圧下もしくは減圧下で濃縮して
もよい。それにより、未反応の含水酸基有機化合物や含
窒素ヘテロ芳香族化合物などの低沸点成分が反応液から
除去される。
この場合には、触媒を可溶化させる含水酸基有機化合物
の量が少なくなっているため、触媒の不溶化に必要な脂
肪族炭化水素系溶媒の添加量は上記より少なくてよい。
この場合の溶媒の添加量は、一般に濃縮した反応液中の
芳香族ウレタン生成物に対して重量比で5:1以上、好
ましくは10:1以上とする。溶媒の添加後、不溶化し
た触媒を濾過により分離し、上記と同様に循環使用する
。
以上の触媒の分離操作を適当に組合わせることもできる
。例えば、脂肪族炭化水素系溶媒の共存下で反応を行っ
た場合、触媒の不溶化が十分でなければ、反応後にこの
種の溶媒を追加して、触媒を分離することができる。あ
るいは、反応後に溶媒を少量添加して触媒を濾過した後
、得られた反応液を濃縮し、さらに溶媒を追加して触媒
の完全な分離を行うことも可能である。このように、脂
肪族炭化水素系溶媒を2回以上添加する場合、使用する
溶媒は同一でも異なるものでもよい。
なお、触媒の分離は、濾過以外にも、遠心分離、デカン
テーソヨンなどの任意の固液分離手段により実施できる
。
以上のようにして脂肪族添加水素系溶媒の共存下に触媒
を分離すると、触媒をほとんど含有しない反応液が得ら
れる。この反応液から芳香族ウレタン生成物を蒸留、晶
析などの適当な方法で回収する。触媒が存在しないので
、ウレタンを蒸留により回収しても、熱変成等による生
成物の収率低下および品質劣化が起こらない。それによ
り、特に精製を行わなくても、実質的に純粋な芳香族ウ
レタン生成物を高収率で得ることができる。同時に、触
媒のほぼ全量を回収できるため、触媒を全くあるいは殆
ど追加せずに触媒を循環使用することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。実
施例で、オートクレーブは電磁攪拌方式のものを使用し
た。転化率および収率は液体クロマトグラフィーによる
測定結果から算出したものである。
ス夫」に上 本実施例は、脂肪族系炭化水素溶媒のn−へキサンの共
存下での反応を例示する。
内容160mのオートクレーブにニトロベンゼン(NB
) 1.2311g、ピリジン0.3955g、無水塩
化第二鉄0.4055g、5%パラジウム−炭素0.1
064g、脱水エタノール5賊およびn−ヘキサン10
II112を仕込み、内部の空気を一酸化炭素で充分量
置換した後、初圧が80kg/c+d−(Hになるまで
一酸化炭素を充填した。内容物を500rpI11で攪
拌しながら160℃に昇温し、この温度で3時間反応さ
せた。反応終了後、室温まで冷却して後排気し、窒素ガ
スで置換した。
得られた反応混合物にn−ヘキサン100mqを添加し
てから濾過し、触媒を不溶分として回収した。
回収触媒量は0.1214gであった。
得られた濾液はほとんど無色透明であった。濾液を分析
し、目的生成物であるエチルフェニルカーバメート(E
PC)の生成量を求め、NB転化率およびRPC収率を
算出した。また、濾液中の全Fe量を吸光光度法により
測定し、仕込みFeCl5中のFe1lに対する割合(
濾液中のFe残存率)を求めた。
実施±に工 n−ヘキサンに代えて各種の脂肪族系炭化水素を溶媒と
して用いて、実施例1と同様に反応および後処理を行っ
た。
北本L[LjL=ニエ n−へキサンに代えて脂肪族炭化水素以外の各種の有機
溶媒を用いて、実施例1と同様に反応および後処理を行
った。
以上の結果をまとめて第1表に示す。
(以下余白) 第1表 スffi 本発明例は、反応後に脂肪族炭化水素系溶媒を添加して
触媒を分離する例である。
内容積1000mのオートクレーブにニトロベンゼン(
NB)36.93g、ピリジン11.87g、無水塩化
第二鉄12.17g、 5%パラジウム−炭素3.19
g、脱水エタノール300鵬を仕込み、実施例1と同様
に反応させ、反応終了後の排気と窒素置換も同様に行っ
た。
得られた反応混合物にエタノールtooonmを添加し
てから濾過し、触媒の一部をエタノール不溶分として1
1.30g回収した。ili液を分析したところNB転
化率100%、RPC収率95.4%であった。
得られた濾液をロータリーエバポレーターにより減圧濃
縮し、エタノールおよびピリジンを除いた後、濃m液に
n−ヘキサン10100Oを添加し、濾過により不溶分
と濾液とにわけた。この濾液によりさらに11.90g
の触媒が回収された。濾液はほぼ無色透明であり、分析
の結果、生成したEPCの95%が熔解していた。また
濾液中の全Fe量を吸光光度法により測定し、仕込みF
e(:13中のFe量に対する割合(残存率)を求めた
ところ1%であった。
大詣U二用 実施例9と同様に反応を行い、同様にエタノールを添加
してから濾過することにより触媒の一部を分離した。濾
液を分析した結果、NB転化率100%、RPC収率9
5.0%であった。これを実施例9と同様に減圧濃F?
+し、エタノールおよびピリジンを除いた後、濃縮液1
.20gずつをサンプリングし、n−ヘキサン以外の各
種の脂肪族炭化水素系溶媒を100賊ずつ添加して濾過
し、不溶分と濾液とにわけた。濾液中のRPCの量と全
Felとを分析し、[RPCの回収率、Feの残存率を
算出した。
ル較撚↓二U 実施例9と同様に反応およびエタノール処理を行って濾
液を得た。この濾液を分析した結果、NB転化率100
%、EPC収率93.0%であった。これを実施例9と
同様に減圧濃縮して、エタノールおよびピリジンを除い
た後、実施例10〜16と同様にサンプリングし、脂肪
族炭化水素系以外の溶媒を用いて処理した。濾液中のR
PCの量と全Fe量とを分析し、RPCの回収率、Pe
の残存率を算出した。
以上の結果をまとめて第2表に示す。
第2表 第1表および第2表より、本発明によれば触媒、特にル
イス酸のほぼ全量を不溶分として回収することができる
のに対し、従来の方法あるいは脂肪族炭化水素系以外の
溶媒を使用した比較例では仕込んだルイス酸の12〜6
5%が濾液中に残存することがわかる。
(発明の効果) 本発明の方法により、触媒の分離を脂肪族炭化水素系溶
媒の存在下に行うことにより、触媒成分、特に従来法で
は不溶化させにくかったルイス酸を実質的に完全に不溶
化させることができ、ルイス酸のほぼ全量を不溶分とし
て回収することができる。その結果、芳香族ウレタン生
成物のルイス酸による汚染および劣化を防ぐことができ
、次工程の主原料としての芳香族ウレタンの品質および
収率が改善されるとともに、触媒の回収率も向上し、新
たな触媒の補給を最小限に抑えて触媒を循環使用するこ
とができる。また、本発明で触媒の分離に使用した炭化
水素溶媒は、ウレタン生成物を含有する濾液から蒸留に
より回収して反復使用できるので、本発明の方法は単純
でありながら、経済効果の高い方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ルイス酸(FeCIz)の共存による芳香族
ウレタン(RPC)の熱安定性の低下を示すグラフであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 芳香族ニトロ化合物、含水酸基有機化合物、および一酸
    化炭素を、主触媒として白金族金属、助触媒としてルイ
    ス酸、および配位子として含窒素ヘテロ芳香族化合物か
    らなる触媒系の存在下に反応させて芳香族ウレタンを製
    造する方法において、触媒と芳香族ウレタン生成物との
    分離を脂肪族炭化水素系溶媒の共存下に行うことを特徴
    とする、芳香族ウレタンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297060A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Ajinomoto Co Inc シリンジ用のブリスター包装体

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JP2007297060A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Ajinomoto Co Inc シリンジ用のブリスター包装体

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