JPH0214545Y2 - - Google Patents

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JPH0214545Y2
JPH0214545Y2 JP1983182493U JP18249383U JPH0214545Y2 JP H0214545 Y2 JPH0214545 Y2 JP H0214545Y2 JP 1983182493 U JP1983182493 U JP 1983182493U JP 18249383 U JP18249383 U JP 18249383U JP H0214545 Y2 JPH0214545 Y2 JP H0214545Y2
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JP1983182493U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動二輪車の車体フレームに関す
るものである。
[従来の技術] 従来、自動二輪車の車体フレームは、ヘツドパ
イプからエンジンの上方に延出する上部フレーム
が左右両側に設けられた構造の知られている。
一方、車体フレームの一構造例として、例え
ば、実開昭57−141188号公報に開示されている。
この技術は、略コ字状に形成された一対のプレ
ス成形鋼板のそれぞれの縁部に、長さ方向に沿い
かつ外方へ突出する鍔部を連設しておき、この鍔
部どうしを重ね合わせて溶接することにより、筒
状の車体フレームとしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前述した従来の車体フレーム構造を
ヘツドパイプから左右方向に延びる前記上部フレ
ームに適用しようとすると、次のような不具合が
生じる。
すなわち、前記上部フレームは、車体の側部に
沿つて配設されるものであるから、溶接に用いら
れる鍔部、および、この鍔部を溶接する溶接ビー
ドが車体の側部から露出してしまい、車両の外観
性を損なうばかりでなく、前記鍔部が車体フレー
ムの上下方向に突出する分、他の機器との間で干
渉を生じることが考えられ、これによつて、これ
らのレイアウトが制限されてしまいやすいといつ
た不具合である。
したがつて、従来においてはこのような不具合
への対処が望まれており、本考案はこのような従
来において残されている課題を解決しようとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前述した課題を有効に解消し得る自
動二輪車の車体フレームを提供するもので、特
に、ヘツドパイプからエンジンの上方に延出する
上部フレームが左右両側に設けられる自動二輪車
の車体フレームであつて、前記上部フレームは、
鋼板を成形してなる横断面コ字状の外側部材と内
側部材とからなり、前記上部フレームの長さ方向
の少なくとも一部において、前記外側部材の上下
寸法が前記内側部材の上下寸法より大となされて
おり、これらの外側部材と内側部材とを上下にお
いて突き合わせるとともに、この突き合わせ部分
に沿つて溶接することにより角形の筒状となされ
ていることを特徴とする。
[作用] 本考案に係わる自動二輪車の車体フレームによ
れば、上部フレームを構成する外側部材と内側部
材との溶接部分が、外側部材の上端部や下端部に
よつて覆われる。
また、上部フレームの上下面が、上部フレーム
の高さ方向の内側へ後退させられ、これによつ
て、上部フレーム近傍に配設される諸機器との干
渉が回避される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、レース用の自動二輪車で、1は前
輪、2は後輪、3はフロントフオーク、4はリア
フオーク、5はフロントカウル、6はリアカウ
ル、7は本考案に係る車体フレーム(ハツチング
で示す)、8は前記車体フレーム7に懸架された
水冷式2サイクルエンジン、9は外表面がアンダ
ーカウルとして機能する燃料タンク、10はチヤ
ンバー10aを有した排気管、11はエンジンン
8の上方に位置したチヤンバー10aの外側を覆
つて従来の燃料タンクの如き外観を呈したカバ
ー、12はラジエータである。
前記車体フレーム7は、第2図の斜視図にも示
す如く、図示せぬステアリングステムを回動自在
に支持するヘツドパイプ14、このヘツドパイプ
14からエンジン8の上方に延出した左右2本の
上部フレーム15,15、これらの各上部フレー
ム15,15の前端側から下部後方に延出すると
ともに、その後端が上部フレーム15の後部に溶
接されて上部フレーム15との間に穴16を形成
した下部フレーム17、これら両フレーム15,
17相互の後部接続部から下方に延びたセンター
フレーム18、左右の各フレームを接続するクロ
スメンバ19,20,21、上部フレーム15の
後端寄りに位置したクロスメンバ19と上部フレ
ーム15との接合部近傍から後方に延びたシート
レール22、該シートレール22とセンターフレ
ーム18とを接続したステー23、該ステー23
とシートレール22とを接続した補強材24、左
右のシートレール22,22相互を接続したクロ
スメンバ25,26等からなり、クロスメンバ1
9に設けた取付部27、下部フレーム17に設け
た取付部28、センターフレーム18に設けた取
付部29,30によつてエンジン8を懸架してい
る。
前記上部フレーム15は、第3図〜第6図に詳
細を示したように、鋼板をプレス成形してなるコ
字状断面の外側部材31と内側部材32とを、そ
の縁部において対向させて突き合わせ溶接するこ
とにより、ほぼ矩形状断面に形成したものであ
る。
そして、上部フレーム15を構成する左右の上
部フレーム15,15は互いに対称形状となつて
おり、前端側がガゼツトプレート(イ)によつて相互
に接続されている。また、各上部フレーム15
は、側面側から見ると、若干後端寄りとなるクロ
スメンバ19との接合部15aにおいて下方に屈
曲し、上面側から見ると、ヘツドパイプ14から
少し離れた位置で屈曲し、この屈曲部15bから
後方では左右のフレームが互いに略平行になつて
いる。前述の接合部15aは、第1図に示すよう
に搭乗員AのひざBに接近しており、該部位にお
ける屈曲は搭乗員Aの脚との干渉を避けるためで
あり、また屈曲部15bはエンジン8の前方のシ
リンダヘツドの上方に位置しており、該部位にお
ける屈曲は、車体フレームの幅をエンジンの幅に
合わせるためである。
各上部フレーム15の外側面(すなわち、コ字
状断面をなす外側部材31のウエブ部)15cは
一様な平面をなし、内側面(すなわち、コ字状断
面をなす内側部材32のウエブ部)15dは、第
4図に示すように屈曲部15bから後方になるに
つれて内方に膨出している。すなわち、外側部材
31のフランジ部31aはフレームの全長に渡つ
て幅寸法W1が一定であるが、内側部材32のフ
ランジ部32aの幅寸法W2はフレームの後端側
が前端側より大になつている。
また、上部フレーム15は、第3図でも明らか
なように前端側の高さ寸法が大で、後方にいくに
つれて高さ寸法が小になつており、このような寸
法関係によつて、上部フレーム15の前端側は第
5図に示すように横断面形状が縦長の矩形とな
り、後端側は第6図に示すように横断面形状が前
記前端側と比較して横長の矩形となつており、フ
レーム全長に渡つて所望の剛性が得られるように
配慮されている。
さらに、前記上部フレーム15は、第5図に示
すように、前記外側部材31の上下寸法l1が、前
記内側部材32の上下寸法l2より大となされてお
り、両者の溶接部分X・Yが、前記外側部材31
の上下端部よりも上下方向の内側に位置させられ
ている。
この形状は、上部フレーム15のほぼ前端部か
ら前記接合部15aの近傍にかけて形成されてい
る。
前記下部フレーム17は、第7図〜第10図に詳
細を示すように、上部フレーム15と同じく、鋼
板をプレス成形してなるコ字状断面の外側部材3
3と内側部材34とを対向させて突き合わせ溶接
してほぼ矩形状断面に形成されたもので、上部フ
レーム15との間に形成する穴16が適度な大き
さとなり、該穴16よりエンジン8のプラグやキ
ヤブレータが整備できるように所望の形状とされ
て上部フレーム15に溶接される。
前記センターフレーム18は、第11図および
第12図に示す如く、鋼材の切削加工により形成
したもので、このセンターフレーム18に上部フ
レーム15および下部フレーム17の後部が溶接
接続されるとともに前記ステー23の下部が溶接
接続され、かつ中央の高さに形成されたピボツト
部35によつてリアフオーク4が枢支される。
しかして、このように構成された本実施例の車
体フレームによれば、上部フレーム15の外側部
材31と内側部材32との溶接部分X・Yの上下
端部が、前記外側部材31の最上端部や最下端部
と略同一かそれよりも下方あるいは上方に位置さ
せられることから、車体の外部への露出度合が少
なく、外観性が確保される。
また、上部フレーム15の上面や下面が、外側
部材31の上下端よりも、高さ方向の内側に位置
させられることから、上部フレーム15の上下面
近傍におけるスペースペースが拡大され、燃料タ
ンク等、上部フレーム15の近傍に配置される諸
機器との干渉が防止される。
また、占有スペースが大である排気チヤンバー
10aを配置すること等も可能となり、装置配置
に対する自由度が高められる。
さらに、前述した実施例のように上部フレーム
15の断面形状を変化させた場合には、例えば、
後端部での長辺の寸法(横方向の寸法)を適度に
大とすることによつて前端側と同程度の断面積を
与え、これによつて前端側と後端側との剛性の差
を縮めることができ、均一な断面形状のパイプを
使用した従来のものと比較して、剛性の低下も防
止することができる。
なお、前記上部フレーム15の前後における幅
寸法の関係は、例えば、後端側における幅を基準
にして同一寸法としておくことも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係わる自動二輪
車の車体フレームによれば、次のような優れた効
果を奏する。
上部フレームの外側部材と内側部材との溶接
部分の上下端部を、外側部材の最上端部や最下
端部と略同一かそれよりも下方あるいは上方に
位置させ、これらの車体の外部への露出度合を
少なくして良好な外観性を確保することができ
る。
上部フレームの上面や下面を、外側部材の上
下端よりも、高さ方向の内側に位置させること
により、上部フレームの上下面近傍におけるス
ペースを拡大して、燃料タンク等の上部フレー
ムの近傍に配置される諸機器との干渉を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すのもで、第1図
は本考案の車体フレームを備えた自動二輪車の側
面図、第2図は第1図における車体フレームの斜
視図、第3図は第2図における要部の拡大側面
図、第4図は同上平面図、第5図は第3図におけ
る−線に沿う断面図、第6図は第3図におけ
る−線に沿う断面図、第7図は第2図におけ
る下部フレームの拡大側面図、第8図は第7図に
おける矢視図、第9図は第7図における矢視
図、第10図は第7図における矢視図、第11
図は第2図におけるセンターフレームの拡大側面
図、第12図は第11図におけるXII−XII線に沿う
断面図である。 7……車体フレーム、8……水冷式2サイクル
エンジン、14……ヘツドパイプ、15……上部
フレーム、15a……接合部、15b……屈曲
部、15c……外側面、15d……内側面、16
……穴、17……下部フレーム、18……センタ
ーフレーム、19……クロスメンバ、22……シ
ートレール、23……ステー、24……補強材、
27,28,29,30……取付部、31……外
側部材、31a……フランジ部、32……内側部
材、32a……フランジ部、X・Y……溶接部
分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドパイプからエンジンの上方に延出する上
    部フレームが左右両側に設けられる自動二輪車の
    車体フレームであつて、前記上部フレームは、鋼
    板を成形してなる横断面コ字状の外側部材と内側
    部材とからなり、前記上部フレームの長さ方向の
    少なくとも一部において、前記外側部材の上下寸
    法が前記内側部材の上下寸法より大となされてお
    り、これらの外側部材と内側部材とを上下におい
    て突き合わせるとともに、この突き合わせ部分に
    沿つて溶接することにより角形の筒状となされて
    いることを特徴とする自動二輪車の車体フレー
    ム。
JP18249383U 1983-11-26 1983-11-26 自動二輪車の車体フレ−ム Granted JPS6089088U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5192843U (ja) * 1975-01-22 1976-07-26
JPS58177787A (ja) * 1982-04-09 1983-10-18 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のフレ−ム
JPS59156878A (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のフレ−ム

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