JPH0215270B2 - - Google Patents

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JPH0215270B2
JPH0215270B2 JP3177583A JP3177583A JPH0215270B2 JP H0215270 B2 JPH0215270 B2 JP H0215270B2 JP 3177583 A JP3177583 A JP 3177583A JP 3177583 A JP3177583 A JP 3177583A JP H0215270 B2 JPH0215270 B2 JP H0215270B2
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resin
film
cured
hydrogen peroxide
liquid
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JP3177583A
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JPS59158256A (ja
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Eiichiro Takyama
Katsuhisa Morita
Seiichi Takano
Fumitoshi Tsukyama
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Resonac Holdings Corp
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として親水性或いは吸水性を有する
基材に、深みのある美麗な絵柄の付された化粧材
の製造方法に関するものである。
合板を例にとつてみても、これを基材として外
観を向上させようとする試みは数多くなされてお
り、それらを大別すると、次のように分類され
る。
(イ) 印刷紙を接着剤を介して基材上に接着し、さ
らにその上を硬化触媒と促進剤を添加した不飽
和ポリエステル樹脂で塗装する方法。フローコ
ーター法、フイルム法等がある。
(ロ) 目止めを施した合板を何らかの方法、例えば
不飽和ポリエステル樹脂で着色、中塗りし、ラ
ツカーで仕上げる方法。
(ハ) 合板に直接印刷する方法。
(ニ) 合板に単に化粧紙、化粧フイルムを貼布した
のみのもの。
(ホ) 合板にメラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレ
ート樹脂化粧板を接着したもの。
(ヘ) 合板につき板を接着した後、塗装したもの。
上記のいずれの方法によるにしても、つき板を
接着、塗装する方法は別にして、天然木材のもつ
味を出すことは難かしく、外観的にみて深みに欠
ける難点を有する。木目柄であればそれ程深みを
必要としないこともあるが、それでも外観的に少
しでも深みが加わると、著しく高級感を伴なうも
ので、これは単一の木材を何回となく繰返し塗装
したものが外観的に優れていることからも明らか
である。
まして、大理石柄のように透明感の要求される
場合では、従来の化粧材の主流を占めている、印
刷紙張り合板の上に塗装する方法では深みに乏し
いため、安物の感じが免れない。
その上、従来の塗装方法では、いずれも目止め
効果が十分でないために、下地の凹凸がそのまま
外観に反映して、美感を著しく損なうという大き
な問題である。例えば、我国で使用される合板の
ほとんどはラワン材であるが、この合板の表面は
よく知られているように導管による凹凸が深く刻
み込まれている。
このために、目止め作業は厄介であり、化粧紙
を接着して不飽和ポリエステル樹脂を塗装する、
いわゆる不飽和ポリエステル化粧合板程度では、
表面の凹凸はまつたく解消されず、その外観はよ
くない。
下地の凹凸が激しい場合の目止めは、結局のと
ころ、樹脂にどれだけの充てん剤が混合できるか
に帰着する。
一般に不飽和ポリエステル樹脂は1〜2ポイズ
位の低粘度にすることができるが、これとても充
てん剤の混入量は樹脂100重量部に対して、吸樹
脂量の一番少い炭酸カルシウムを使用したとして
も150重量部位の混合が塗装作業上の限界となる。
まして、可使時間に制限のある常温硬化型樹脂
を使用した場合では、ロール塗装のような高粘度
塗料に適した塗装方法が採れないため結局のとこ
ろ、人力によるか、或いは紙張り〜熱プレス法と
ならざるを得ず、方法並びに能率の点で問題が残
される。
その上、この程度の充てん剤混入量では、満足
できる目止め効果は難かしく、2回以上重ね塗り
を施しても樹脂の収縮のため下地の凹凸を消すこ
とができない。
本発明者らは、以上の欠点を除き、無機質また
は有機質の基材を用いて美麗な化粧材を得る方法
について種々検討を重ねた結果、次の手順により
目的を達成できることを見出し、本発明を完成す
るに至つた。
即ち、本発明は、基材表面に、 (1) 過酸化水素を含むポリマーエマルジヨンを塗
装し、 (2) 次いでその上に、上記過酸化水素をラジカル
化し得る促進剤を含み、かつ上記ポリマーを溶
解可能な液状ラジカル硬化型樹脂を塗装し、 (3) 液状ラジカル硬化型樹脂が液状または粘着性
を帯びている未硬化の段階で、印刷フイルムを
絵柄面が樹脂と接触するように密着させ、 (4) 樹脂を硬化させると同時に印刷フイルム面上
の絵柄を硬化樹脂面に転写させ、 (5) しかる後、フイルムを除去する、 ことを特徴とする化粧材の製造方法に関する。
さらに本発明は、基材表面に、 (1) 過酸化水素を含むポリマーエマルジヨンを塗
装し、 (2) 次いでその上に、上記過酸化水素をラジカル
化し得る促進剤を含み、かつ上記ポリマーを溶
解可能な液状ラジカル硬化型樹脂を塗装し、 (3) 液状ラジカル硬化型樹脂が液状または粘着性
を帯びている未硬化の段階で、印刷フイルムを
絵柄面が樹脂と接触するように密着させ、 (4) 樹脂を硬化させると同時に印刷フイルム面上
の絵柄を硬化樹脂面に転写させ、 (5) フイルムを除去した後、 (6) さらに、転写面に透明または半透明の塗料を
塗装する、 ことを特徴とする化粧材の製造方法に関する。
従来、ニトロセルローズラツカーなどに有機過
酸化物を併用して基材を塗装し、ラツカーの溶剤
が揮発してから、促進剤を含む不飽和ポリエステ
ル樹脂を塗装、硬化させることは周知である。
しかし、この方法は、上塗り用の不飽和ポリエ
ステル樹脂の硬化が遅いこと、更に充てん剤を多
量に混入すると溶剤の揮発が抑えられる結果、塗
膜の密着性を損なう傾向が著しいことから、ニト
ロセルローズラツカーに充てん剤の混合ができ
ず、目止め効果が期待できないこと、ラツカー自
身多量の溶剤を含むことに加えて、粘度のコント
ロールが溶剤の添加によらなければならず、塗装
環境が不良になること、等はエマルジヨンを用い
る場合と決定的な相違をもたらすことになつてい
る。
本発明方法の利点は、これを要約すると次の通
りである。
(イ) ポリマーエマルジヨンが水で希釈できるため
に、有機溶剤を使用する従来法と異なり環境汚
染がない。
(ロ) 絵付けに用いる液状ラジカル硬化型樹脂は、
促進剤のみを含んでいることから、硬化時間の
限界がなく、従来用いられていた触媒と促進剤
を含む樹脂では使用できなかつた塗装形態、例
えばロール塗装が行えることから、塗装の作業
能率を大巾に向上させることが可能である。
(ハ) 液状ラジカル硬化型樹脂は、実用的な上塗り
の硬化速度を有し、絵柄の転写が容易である。
(ニ) ポリマーエマルジヨンには、多量の充てん剤
混入が可能なため、基材が凹凸でも目止め効果
が大きい。
(ホ) ポリマーエマルジヨンのポリマーが液状ラジ
カル硬化型樹脂に溶解し、ポリマーと樹脂が混
合した形態で硬化するため、硬化皮膜と基材と
の密着性がすぐれている。
本発明において使用される基材としては、有機
質および無機質のいずれも使用可能であり、その
形状は任意である。有機質の基材としては、例え
ば合板、ハードボード、パーテイクルボードなど
の木質系のものがあげられ、無機質の基材として
は、例えば珪酸カルシウム板、スレート、木毛セ
メント板、石こう板などがあげられる。
本発明に用いられるポリマーエマルジヨンを構
成するポリマーは、次に塗装する液状ラジカル硬
化型樹脂に含まれている成分、例えばスチレンに
溶解する種類のものでなければならない。そうで
ないと、促進剤を含む液状ラジカル硬化型樹脂の
硬化が行なわれないか、或いは硬化が行なわれた
としても甚しく弱い硬化塗膜となり、実用的でな
くなる。
このようなエマルジヨンの種類としては、例え
ばポリ酢酸ビニルエマルジヨン、エチレン−酢酸
ビニル共重合エマルジヨン、酢酸ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合エマルジヨン、アクリル酸エ
ステル類とメタクリル酸エステル類の共重合エマ
ルジヨン、アクリル酸エステル類とスチレンの共
重合エマルジヨン、ポリアクリル酸エステルエマ
ルジヨン、並びに以上のエマルジヨン中に少量の
第3、第4のモノマー成分を含む種類のものがあ
げられる。
これらのポリマーエマルジヨンは、必要に応じ
て塗料などでよくみられるような水溶性樹脂と併
用して使用してもよい。ポリマーエマルジヨン
は、一般にモノマーの乳化重合によつて製造され
るが、ポリマー溶液を後エマルジヨン化したもの
でもよい。ポリマーエマルジヨンに過酸化水素を
用いる利点は次のように要約される。
(a) 促進剤を含む液状ラジカル硬化型樹脂への硬
化作用が頗る強力で、短時間で硬化させること
が可能である。
(b) 添加量は自由に調整でき、そのコストは有機
過酸化物使用よりも低い。
(c) 有機過酸化物を添加したエマルジヨンは、ど
うしても不安定になる傾向があり、長期間の保
存性は不十分であるが、過酸化水素は、その安
定性について配慮するならば、エマルジヨンに
混入しても、長期間エマルジヨン並びに過酸化
水素共安定に保存できる。
ポリマーエマルジヨンに対する過酸化水素の添
加量は、エマルジヨンの固型分に対して0.01〜10
重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
過酸化水素は工業的には、35重量%、50重量%
の水溶液として市販されているが、これを計算量
用いることで十分である。ポリマーエマルジヨン
には、目止め効果を発揮させるために、例えば炭
酸カルシウム、クレー、水和アルミナ、シリカ微
粉末、タルク等のごとき充てん剤を配合してもよ
い。充てん剤の配合量は、エマルジヨン100重量
部に対して約600重量部位、時にはそれ以上混入
することができ、その目止め効果は頗る大きいも
のがある。
しかも、ポリマーエマルジヨンは水が分散相で
あることから、木質系や無機質系基材内部への滲
透性がよく上塗りを施しても気泡が残留して商品
価値を損なうことがない。
本発明において使用される液状ラジカル硬化型
樹脂としては、次の2種類のものがあげられる。
(1) 不飽和ポリエステル樹脂 α、β−不飽和多塩基酸を1成分として含
み、任意の多塩基酸を併用するか、或はせず
に、多価アルコールとエステル化して得られる
不飽和アルキドを、共重合可能なモノマー中に
溶解して得られる100%反応型樹脂。
(2) 不飽和アクリレート樹脂 1分子中に1個以上のアクリロイル基または
メタクリロイル基を含むオリゴアクリレート
で、硬化はアクリレート基の重合による。
この不飽和アクリレート樹脂は、次記のタイ
プに分けられる。
(イ) エポキシ−アクリレート(ビニルエステル
樹脂) エポキシ樹脂のエポキシ基とアクリル酸ま
たはメタクリル酸のカルボキシル基との反応
によつて得られる。実質的にはエポキシ基は
残存しない。一般にはモノマー溶解の形で使
用される。
(ロ) ウレタン−アクリレート ポリヒドロキシル化合物またはオリゴマー
(一般にはポリオール、ポリエーテル、ポリ
エステル)にジイソシアナートとアクリロイ
ルまたはメタクリロイル基を含む不飽和アル
コールとを反応させて得られる。
不飽和結合はウレタン結合を介してオリゴ
マーと結合する。最も簡単な形のものは、不
飽和アルコールをジイソシアナートと反応さ
せたものである。反応生成物は、一般に高粘
度であるため、モノマー併用で用いられる場
合がほとんどである。
(ハ) ポリエステル−アクリレート アクリル酸またはメタクリル酸と多価アル
コール、多塩基酸を直接エステル化すること
によつて得られ、ポリエステル分子の末端に
架橋点がある。低粘度〜高粘度の各種のポリ
エステル−アクリレートが得られる。
(ニ) スピロアセタール−アクリレート 構成分子にスピロアセタール構造を含み、
丁度ウレタン−アクリレートのイソシアナー
トのような挙動を示すスピロアセタール化合
物である。一般にはジアリリデンペンタエリ
スリツトをヒドロキシ化合物と不飽和アルコ
ールの連結剤に用いる。生成物は低粘度であ
り、モノマーの併用なしでも用いられる。
上記の(1)と(2)とは、任意に混合して使用できる
ことは勿論である。また、前記のごとき充てん剤
の混入も任意に行なえる。
液状ラジカル硬化型樹脂に併用して、ポリマー
エマルジヨン中に含まれる過酸化水素をレドツク
ス反応によりラジカル化して樹脂の硬化促進作用
を示す促進剤としては、例えばコバルト、鉄、
銅、バナジウム、マンガン等の金属の有機酸塩、
キレート化合物および酸化物等があげられるが、
これらの中で最も代表的なものとしては、コバル
トの有機酸塩があげられる。
促進剤は、液状ラジカル硬化型樹脂に添加され
その添加量は、液状ラジカル硬化型樹脂に対して
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%であ
る。
促進剤を含む液状ラジカル硬化型樹脂は、基材
に過酸化水素を含むポリマーエマルジヨンを塗装
し、ポリマーエマルジヨンの塗膜が乾燥、皮膜化
してから塗装することが好ましい。本発明によれ
ば、ポリマーエマルジヨンから形成された皮膜が
液状ラジカル硬化型樹脂に溶解し、皮膜中に含ま
れている過酸化水素が液状ラジカル硬化型樹脂中
に含まれている促進剤と反応してラジカルを発生
し、液状ラジカル硬化型樹脂の硬化を促進させる
ものと考えられる。そして、ポリマーエマルジヨ
ンから形成された皮膜は液状ラジカル硬化型樹脂
に溶解し、ポリマーと樹脂が混合した形態で硬化
するため、硬化皮膜と基材との密着性にすぐれて
いる。
本発明において用いられる印刷フイルムは、使
用するインキが樹脂と接着性を有すること、並び
にフイルムよりも硬化型樹脂により親和性があ
り、フイルム面から硬化樹脂面に絵柄が転写され
るものであればいずれでもよい。
印刷インキを構成するビヒクル用樹脂の種類
は、特に制限はされないが、液状ラジカル硬化型
樹脂と共重合可能な成分を添加すれば、液状ラジ
カル硬化型樹脂と印刷インキ層との密着性が著し
く向上し、耐剥離性がさらに一層向上するので好
都合である。
フイルムとしては、プラスチツクフイルムであ
ればいずれでも使用可能であり、好ましくはポリ
エチレンテレフタレートフイルムである。
フイルムに印刷する方法としては、従来から知
られている種々な方法が採用できるが、本発明に
おいてはグラビア印刷またはオフセツト印刷で直
接絵柄を印刷したもので十分である。印刷フイル
ムは、液状ラジカル硬化型樹脂が液状または粘着
性を帯びている未硬化の段階で絵柄面が樹脂と接
触するように密着され樹脂が硬化後剥離される。
このようにして得られる化粧材は、色ムラがな
く、色彩に透明感または深みのある彩度の高い色
調を有するため、そのままの状態においても充分
使用可能であるが、転写面に透明乃至半透明の塗
料を施せば、上記に加え、さらに耐久性、光沢性
および意匠性にすぐれた化粧材が得られる。この
ための塗料は、使用目的、コスト、物性等を考慮
して選択される。一般には不飽和ポリエステル樹
脂が用いられるが、ポリウレタンラツカーも使用
できる。特に硬度が要求される場合には、スピロ
アセタール−アクリレート樹脂の光硬化型樹脂が
用いられる。また、高物性が要求されない場合に
は、アクリルラツカーが用いられる。
ポリマーエマルジヨン、液状ラジカル硬化型樹
脂および塗料のいずれの部分でも樹脂の着色は自
由である。
本発明の化粧材は、基材表面に過酸化水素を含
むポリマーエマルジヨンを塗装して皮膜を形成さ
せた後、その上に促進剤を含む液状ラジカル硬化
型樹脂を塗装し、液状ラジカル硬化型樹脂が液状
または粘着性を帯びている未硬化の段階で印刷フ
イルムを密着させ、樹脂を硬化させると同時に印
刷フイルムの絵柄を硬化樹脂面に転写させ、フイ
ルムを除去し、必要に応じて転写面に透明または
半透明の塗料を施すことによつて製造される。
過酸化水素を含むポリマーエマルジヨン、促進
剤を含む液状ラジカル硬化型樹脂および塗料の塗
装方法は、従来公知のいかなる方法を採用しても
よく、特に制限されるものではない。
以下、実施例によつて本発明をさらに具体的に
示す。なお、実施例中の「部」と「%」は、特に
ことわりのない限り「重量部」と「重量%」を意
味する。
実施例 1 450mm×450mm×15mmに切断したパーテイクルボ
ードに、ポリ酢酸ビニルエマルジヨン(昭和高分
子(株)社製、ポリゾールFS−11、冬用、固型分45
%)100部に、35%過酸化水素水3部(過酸化水
素として1.05部)、チタン白10部を混合したもの
をロール塗装した。ポリマー皮膜が形成され、塗
膜が光沢化するのを待つて(約20分を要する)、
その上に不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分子(株)
社製、リゴラツク1557−U)100部にスチレン15
部、ナフテン酸コバルト(6%コバルト)1部を
加えた樹脂をフローコーターにより、90m/分の
速度で通過させて塗装した。樹脂の表面が粘着性
を帯びた未硬化の段階で、ポリエチレンテレフタ
レートフイルムにグリーンカシミール、オニツク
ス模様をグラビア印刷した印刷フイルムを、絵柄
が樹脂面に密着するように敷設し、脱泡を兼ねて
ロール圧着した。
室温が12℃といつた低温にも拘らず、10分後に
は塗膜がゲル化し、約1時間後にフイルムを剥離
したところ、フイルムの絵柄が硬化樹脂面に完全
に転写された美麗な化粧板が得られた。
さらに転写面にトツプコートとして、光硬化型
スピラン樹脂(昭和高分子(株)社製、スピラツクU
−3155)を約0.2mm厚になるようにバーコーター
塗装し、出力60Kwの紫外線照射装置中、ランプ
下15cmを5m/分の速度で通過させて硬化させ
た。
得られた化粧板は表面硬度が5Hあり、硬く、
光沢に富み、深みがある高級大理石調であつた。
実施例 2 450mm×450mm×9mmのラワン合板に、エチレン
−酢酸ビニル共重合エマルジヨン(昭和高分子(株)
社製、ポリゾールP−5、固型分約50%)100部、
水10部、炭酸カルシウム300部、アクリル酸5部、
35%過酸化水素水5部(過酸化水素として1.75
部)を均一に混合して含フイラーエマルジヨンと
したものをロールコーターで塗装した。乾燥する
と目止め処理された合板が得られた。次いでその
上に、絵付け用不飽和ポリエステル樹脂(昭和高
分子(株)社製、リゴラツク1608)100部、スチレン
15部、ナフテン酸コバルト(6%コバルト)1
部、炭酸カルシウム100部からなる混合樹脂をロ
ール塗装した。
樹脂の表面が粘着性を帯びた未硬化の段階で、
ポリエチレンテレフタレートフイルムに茶色下地
にウオルナツト模様を印刷したものを、絵柄が樹
脂に密着するようにロール圧着した。
12℃の低温にも拘らず、塗膜のゲル化は10分経
過後に始まり、2時間後にはフイルム剥離が可能
であつた。
フイルムを除去すると、ウオルナツトの木目調
の絵柄が転写された硬化塗膜を有する化粧板が得
られた。
さらに転写面にトツプコートとして、上記と同
一の不飽和ポリエステル樹脂100部、スチレン10
部、ナフテン酸コバルト(6%コバルト)1部、
メチルエチルケトンパーオキシド1部を混合した
ものを用い、これを200μ厚になるように刷毛塗
りで塗装後ビニロンフイルムで塗装面を覆い硬化
させた。
フイルムを除去すると、半光沢のあるウオルナ
ツト木目調の化粧板が得られ、合板の凹凸はほと
んど完全に消失しており、平面は頗る平滑で美麗
なものであつた。
実施例 3 300mm×300mm×6mmに切断した見掛比重1.0の
珪酸カルシウム板に、スチレン−アクリル酸エチ
ル共重合エマルジヨン(昭和高分子(株)社製、ポリ
ゾールAP−655改、固型分50%)100部、アクリ
ル酸3部、35%過酸化水素水8部(過酸化水素と
して2.8部)、チタン白10部からなる混合物をロー
ル塗装により塗装した。塗膜が透明化するのを待
つて(約30分を要する)、その上にビニルエステ
ル樹脂(昭和高分子(株)社製、モノマーフリーのリ
ポキシVR−77)70部、メチルメタクリレート30
部、バナジウムアセチルアセトネート0.2部から
なる樹脂を塗装した。ポリエチレンテレフタレー
トフイルムに、ローマンオニツクス調の絵柄を印
刷したものを絵柄が樹脂と密着するように敷設
し、ロール圧着した。
8〜12℃の環境下で1夜放置して塗膜を硬化さ
せた。フイルムを除去すると、ローマンオニツク
ス柄が硬化樹脂面に転写されてた化粧板が得られ
た。
次いで、転写面にトツプコートとして、ポリウ
レタン塗料(関西ペイント(株)社製、アクリツク
2062GLクリヤー)を約70μ厚になるように3回に
分けてスプレー塗装した後、バフ研磨して仕上げ
ると、美麗なローマンオニツクス調の化粧板が得
られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材表面に、 (1) 過酸化水素を含むポリマーエマルジヨンを塗
    装し、 (2) 次いでその上に、上記過酸化水素をラジカル
    化し得る促進剤を含み、かつ上記ポリマーを溶
    解可能な液状ラジカル硬化型樹脂を塗装し、 (3) 液状ラジカル硬化型樹脂が液状または粘着性
    を帯びている未硬化の段階で、印刷フイルムを
    絵柄面が樹脂と接触するように密着させ、 (4) 樹脂を硬化させると同時に印刷フイルム面上
    の絵柄を硬化樹脂面に転写させ、 (5) しかる後、フイルムを除去する、 ことを特徴とする化粧材の製造方法。 2 基材表面に、 (1) 過酸化水素を含むポリマーエマルジヨンを塗
    装し、 (2) 次いでその上に、上記過酸化水素をラジカル
    化し得る促進剤を含み、かつ上記ポリマーを溶
    解可能な液状ラジカル硬化型樹脂を塗装し、 (3) 液状ラジカル硬化型樹脂が液状または粘着性
    を帯びている未硬化の段階で、印刷フイルムを
    絵柄面が樹脂と接触するように密着させ、 (4) 樹脂を硬化させると同時に印刷フイルム面上
    の絵柄を硬化樹脂面に転写させ、 (5) フイルム除去した後、 (6) さらに、転写面に透明または半透明の塗料を
    塗装する、 ことを特徴とする化粧材の製造方法。
JP3177583A 1983-03-01 1983-03-01 化粧材の製造方法 Granted JPS59158256A (ja)

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