JPH0220582Y2 - - Google Patents

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JPH0220582Y2
JPH0220582Y2 JP16273684U JP16273684U JPH0220582Y2 JP H0220582 Y2 JPH0220582 Y2 JP H0220582Y2 JP 16273684 U JP16273684 U JP 16273684U JP 16273684 U JP16273684 U JP 16273684U JP H0220582 Y2 JPH0220582 Y2 JP H0220582Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] この考案は複数の燃焼用芯が独立して燃焼でき
る液体燃料燃焼装置に関する。
[従来技術] 芯ガイド筒に沿つて昇降する複数の燃焼用芯
と、この各芯の上方位置に対応する複数個の燃焼
室を内炎筒、外炎筒間に仕切板を配設して区画し
た燃焼筒を設け、この燃焼筒の内炎筒内部と前記
芯ガイド筒が連通する液体燃料燃焼装置は実公昭
47−36419号公報などによつて公知である。
このような液体燃料燃焼装置は第4図に示すよ
うに複数個に分割し環状に配設した燃焼用芯41
の内側に芯ガイド筒42を設けて、前記芯41を
芯ガイド筒42に沿つて昇降するように取付け
る。この芯ガイド筒42の上方には火皿43を設
けると共に、この火皿43には前記芯41に対応
する燃焼室44を有する燃焼筒45が載置され
る。又、この燃焼室44は同心円状に配設される
内炎筒46とその外側の外炎筒47と、この内、
外炎筒46,47によつて囲まれた空間を前記芯
41に対応して区画する仕切板48によつて囲ま
れ形成される。そして、内、外炎筒46,47に
は給気用小孔46a,47aが形成される。外炎
筒47の外側には外筒49が配置され、これら内
炎筒46、外炎筒47及び外筒49はクロスピン
(図示せず)で一体的に結合されている。
さらに内炎筒46の上方には上部整流板50、
下方には下部整流板51を設け、各整流板50,
51には通気孔52,53を形成し、又芯ガイド
筒43の上方を塞ぐように整流板54を設けると
共にこの整流板54にも通気孔55を設けて、芯
ガイド筒42の内部と前記内炎筒46内部が連通
状態となつている。
そして、燃焼時においては、芯41から液体燃
料の気化ガスが発生し、一方燃焼用空気は芯ガイ
ド筒42より通気孔55,53を通つて内炎筒4
6内の空気が小孔46aより燃焼室44へ給気さ
れ、又外側から小孔47aを通つて燃焼室44へ
給気される。そして、混合気化ガスが燃焼室44
内で燃焼する。
[従来技術の問題点] 従来の液体燃料燃焼装置においては片側芯の燃
焼時、すなわち弱燃焼時に立炎しやすかつたり、
又臭気、CO等の発生が生じやすい問題があつた。
この第一の理由は、温度の高い燃焼側燃焼室4
4では空気膨張が活発である為、非燃焼側燃焼室
に比較し静圧が高くなり、その結果、燃焼側燃焼
室44側の空気流入抵抗が大きくなる。この為芯
ガイド筒42から流入する空気は非燃焼側燃焼室
へ流れる傾向が生じ、燃焼側燃焼室では空気不足
燃焼となる。
第二の理由は一般的に燃焼側燃焼室44が燃焼
筒45と芯ガイド筒42の下方との温度差が大き
い為、浮力によるドラフトの発生量が大きく動圧
も高くなる。前記ドラフトZはZ=H(γa−γg)
である。但し、Hは高さ、γaは外気の比重量、
γgは燃焼ガスの比重量である。しかしながら前
記浮力、ドラフト、動圧は室温の変動、すなわち
給気温度の変動による影響を受けやすく、この為
給気温度の変化によつて燃焼状態が変化しやす
い。室温すなわち、給気温度が高くなると前記
(γa−γg)が小さくなり、その結果ドラフト力が
低くなる為に、供給される空気量が減少する。従
つて、給気温度上昇により燃焼側燃焼室では空気
不足燃焼となる。
さらに第三の理由として、燃焼用の芯41自身
も室温、すなわち給気温度の上昇によつて昇温
し、この結果気化ガス量が増加する。この為に燃
焼側燃焼室44内では気化ガス過剰状態となる。
すなわち燃焼側燃焼室44では空気不足燃焼とな
る。
以上のような原因によつて、片側芯の燃焼時、
すなわち弱燃焼時に立炎しやすかつたり、又臭
気、CO等の発生が生じていた。
又、片側芯41の燃焼時、すなわち弱燃焼時、
又、外炎筒46,47には高熱赤熱部と低温赤熱
部が生じて、外観を損い、又燃焼筒45自身の構
造に起因して臭気、COの発生を生ずる問題があ
つた。
この臭気、COの発生の理由は仕切板48によ
つて燃焼側燃焼室44が仕切られている為に、燃
焼炎の密度が不均一となる。すなわち燃焼経過は
火炎が伝播していく途中で可燃物(炭化水素)と
酸素が連続して供給され、そしてこれらが互いに
干渉し合つていくものであり、仕切板がない場
合、すなわち燃焼室が環状のときは、外側より内
側の温度が高い為、ドラフトが外側より大きく、
外側炎を引き込む状態で排気するため炎が内炎筒
よりに集束する。
しかしながら、仕切板48が存在する場合、
H,C,O等の分子は遮られている為、環状では
なく直線状となる。従つて、最高温炎は中央に位
置し、この結果炎が中央に集束する。そして燃焼
室44の端部では熱伝導により中央部より一層炎
密度の不均一が生じて臭気、COが発生する。
[考案の目的] この考案は芯ガイド筒に沿つて昇降する複数の
燃焼用芯と、この各芯の上方位置に対応する複数
個の燃焼室を内炎筒、外炎筒間に仕切板を配設し
て区画した燃焼筒を設け、この燃焼筒の内炎筒内
部と前記芯ガイド筒が連通する液体燃料燃焼装置
において、片側の芯の燃焼時、すなわち弱燃焼時
における立炎、臭気及びCO等の発生を抑止する
ことを目的とする。
[考案の概要] この考案は内炎筒内部に前記仕切板の周方向角
度とほぼ対向する位置に第1中仕切板を設け、こ
の第1中仕切板の周方向角度とほぼ同角度な第2
中仕切板を前記芯ガイド筒内部に設けた液体燃料
燃焼装置であり、第1,2中仕切板によつて各燃
焼室への空気の供給路が形成され、弱燃焼時にお
いて空気不足現象を緩和し、立炎、臭気、COの
発生を抑止する。
[実施例] 第1図、第2図、第3図に基づいて説明する。
環状に配置する円弧状の第1,2燃焼用芯1,
2はその円弧長さを大概6:4の割合で設け、割
合の大きい第1芯1を液体燃料燃焼装置の手前側
に配置する。
一方、前記芯1,2の昇降路5を芯ガイド筒3
とバーナーバスケツト4間に形成し、又昇降路5
を前記芯1,2に対応して区画するために仕切ブ
ロツク6,7が前記芯1,2の割合に従つて設け
られる。そして、各芯1,2を芯ガイド筒3に沿
つて昇降させ、バーナーバスケツト4の上端に形
成する火皿8より突出して燃焼できるように設け
る。
前記芯1,2の上方には各々第1,2燃焼室
9,10を有する燃焼筒11を設ける。この第
1,2燃焼室9,10は内炎筒12と、この外側
に同心状に間隔を置いて設ける外炎筒13と、こ
の内炎筒12と外炎筒13に囲まれた空間を前記
第1,2芯1,2に応じて区画する第1,2仕切
板14,15によつて囲んで形成する。すなわ
ち、前記仕切板14,15は前記仕切ブロツク
6,7の上方に位置される。さらに外炎筒13下
部の外側には外筒17が配置され、この外筒17
の上部にガラス外筒18を設ける。このガラス外
筒18の上端は外炎筒13の上端に固着するガラ
ス押え19の外縁に形成する包込み部20によつ
て固定し、一方内炎筒12、外炎筒13及び外筒
17をクロスピン21によつて一体的に結合す
る。
さらに内炎筒12の内側には前記第1,2仕切
板14,15の周方向角度とほぼ対向する位置に
第1中仕切板22を設ける。この第1中仕切板2
2は金属板、ステンレス板、表面にメツキ処理を
施したアルミ合金などの熱反射性に優れ、かつ変
色のないものが望ましく、又適所に空気流通可能
な1箇所又は複数個の穴を設けてもよい。この第
1仕切板22は燃焼筒11の中央を中心として第
1中仕切板22の一側23を前記第1仕切板14
方向へ中仕切板22の他側24を第2仕切板15
の方向へ向けて設ける。そして、この第1中仕切
板22の上端28を内炎筒12の上端を塞ぐよう
に設ける上部整流板25と隙間aを設けて固定す
る。この固定は上部整流板25に形成する通気孔
26に、第1中仕切板22の上縁に形成する突起
27を遊合させて固定する。この第1中仕切板2
2を前記遊合突起27と、クロスピン21が中仕
切板22の下部に形成する角穴30を貫通するこ
とによつて内炎筒12内に第1中仕切板22の位
置決めをする。さらに内炎筒12の第1仕切板2
2の下方に通気孔31を有する下部案内板32を
内炎筒12の下部を塞ぐように設け、又芯ガイド
3の上端を塞ぐように設ける整流板33にも通気
孔33aを形成し、芯ガイド筒3の内部と内炎筒
12内部が連通するように設ける。従つて、通気
孔33aからの空気が通気孔31を通つて燃焼に
より発生する上昇気流に乗つて第1中仕切板22
により2つに分れて上昇し、そして内炎筒12に
形成する小孔35より燃焼室9,10へ空気を供
給する。さらに通気孔26から上部整流板25の
上部に設ける上方へ拡がる形状のテーパ整流板3
4に沿つて排出燃焼ガスと混合し、大気中に放出
する。又、外炎筒13にも小孔36を設け、外気
が小孔36を通つて燃焼室9,10へ空気を供給
できるようになつている。
さらに、芯ガイド筒3内には前記第1中仕切板
22の周方向とほぼ同じ角度、同位置に第2中仕
切板37を設ける。すなわち第2中仕切板37は
ガイド筒3の中央を中心として第2中仕切板37
の一側38を仕切ブロツク6方向に向け、他側3
9を仕切ブロツク7方向に向けて、ガイド筒3内
部を2つに仕切る。従つて、ガイド筒3の下方か
ら流入する空気は第2中仕切板37によつて2つ
に分れて上昇して、内炎筒12内部へ流入する。
さらに、前記仕切板14,15と内炎筒12間
には3.5mm以下の隙間bを形成する。又、仕切板
14,15の高さを外炎筒13の混合域よりも長
くし、かつこの長さを外炎筒13の赤熱部の60%
以下とする。
次に作用について説明する。
弱燃焼時においては、第1芯1のみを火皿8よ
り突出して着火し、第1燃焼室9側のみを燃焼状
態とする。この際、芯ガイド筒3下方からの空気
の流れは、第2中仕切板37により2つに分けら
れ、通気孔33aにより内炎筒12の内部へ流入
し、内炎筒12内でも第1中仕切板22によつて
そのまま2つに分けられて空気が上昇する。この
際空気が第1燃焼室9側の燃焼によつて静圧が高
くなつて空気流入抵抗が増加しても芯ガイド筒3
内において非燃焼側燃焼室10側へ空気が逃げる
ことを第2中仕切板37によつて防止でき、適量
の空気を供給できる。
弱燃焼時において、室温、すなわち給気温度が
上昇し、ドラフトにおける(γa−γg)が小さく
なつてもドラフトにおける高さHが燃焼筒11の
上端から第2中仕切板37の下端までとなる為、
ドラフトの著しい低下が抑止され、燃焼側燃焼室
9への給気を活発にする。
さらに、第2中仕切板37による空気の逃げ防
止及びドラフト高さの増加によつて適正な空気量
が第1芯1に供給される。この為に第1芯1が適
温に保たれ適量な気化ガス量を発生でき、気化ガ
ス過剰状態がなくなり空気不足燃焼を抑止する。
しかも第2中仕切板37を第中1仕切板22の
周方向角度とほぼ同角度、同位置に芯ガイド筒3
を配置することによつて分割された芯1,2の割
合で空気を合理的に供給できる。この為、強燃焼
時、すなわち第1,2芯1,2の燃焼時安定した
燃焼が得られる。
さらに、燃焼筒11においては、弱燃焼時燃焼
側である第1燃焼室9より非燃焼側である第2燃
焼室10へ燃焼熱が伝導、放射及び対流によつて
移動しようとするが、第1中仕切板22によつて
遮られ、前記伝導等を抑止する。すなわち、燃焼
側の第1燃焼燃焼室9を形成する内炎筒12から
放射する熱は第1中仕切板22により遮られ、そ
して反射によつて再び元へ戻り、お互いに熱干渉
し合つて第1燃焼室9の温度低下を防止する。
又、第1中仕切板22を燃焼室9,10を形成す
る仕切板14,15の周角度とほぼ対向するよう
に設けたことにより、内炎筒12内に流入する冷
気が2分割され、大量の冷気、すなわち第2燃焼
室10側の冷気によつて燃焼が影響されない。従
つて、冷気すなわち燃焼用空気から受ける対流な
どによる熱低下の影響を半減できる。
さらに弱燃焼中、仕切板14,15と内炎筒1
2間の隙間bより非燃焼側燃焼室10と燃焼側燃
焼室aは一部連通状態となる為、H,C,O等の
分子活動が仕切板14,15によつて遮られるこ
となく自由に移動することができ、その結果仕切
板14,15が存在するにもかかわらず炎の横断
形状が環状となり、内炎筒12に集束する。この
為燃焼炎密度が均一化し、臭気、COの発生を抑
止できる。尚、隙間bの距離を3.5mmより大きく
すると空気過多によつて、赤火や煤が発生する
為、隙間bは3.5mm以下とする。又、隙間bによ
つて弱燃焼時、内,外炎筒46,47に生ずる高
熱赤熱部と低温赤熱部の程度差を小さくすること
ができる。
尚、実施例では燃焼用芯、燃焼室及び内炎筒の
内部を2分割したものを示したが、3以上に分割
してもよく、さらに芯の割合は6:4に限らず
7:3あるいは1:1等でもよい。
[考案の効果] この考案は芯ガイド筒に沿つて昇降する複数の
燃焼用芯と、この各芯の上方位置に対応する複数
個の燃焼室を内炎筒、外炎筒間に仕切板を配設し
て区画した燃焼筒を設け、この燃焼筒の内炎筒内
部と前記芯ガイド筒内部が連通する液体燃料燃焼
装置において、前記内炎筒内部に前記仕切板の周
方向角度とほぼ対向する位置に第1仕切板を設
け、この第1仕切板の周方向角度とほぼ同角度な
第2中仕切板を前記芯ガイド筒内部に設けたこと
により、芯ガイド筒の下方より燃焼筒の上方まで
各芯燃焼室に対応した空気の経路が形成される
為、片側芯の燃焼時、すなわち弱燃焼時、従来の
ものに比較して立炎、臭気、COの発生を抑止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の部分断面図、第2図は第1
図の−線断面図、第3図は第1図の−線
断面図、第4図は従来例を示す部分断面図であ
る。 1,2……燃焼用芯、3……芯ガイド筒、9,
10……燃焼室、11……燃焼筒、22……第1
中仕切板、37……第2中仕切板、b……隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 芯ガイド筒に沿つて昇降する複数の燃焼用芯
    と、この各芯の上方位置に対応する複数個の燃
    焼室を内炎筒、外炎筒間に仕切板を配設して区
    画した燃焼筒を設け、この燃焼筒の内炎筒内部
    と前記芯ガイド筒内部が連通する液体燃料燃焼
    装置において、 前記内炎筒内部に前記仕切板の周方向角度と
    ほぼ対向する位置に第1中仕切板を設け、この
    第1中仕切板の周方向角度とほぼ同角度な第2
    中仕切板を前記芯ガイド筒内部に設けたことを
    特徴とする液体燃料燃焼装置。 (2) 前記仕切板と内炎筒との間に隙間を設けたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の液体燃料燃焼装置。
JP16273684U 1984-10-27 1984-10-27 Expired JPH0220582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16273684U JPH0220582Y2 (ja) 1984-10-27 1984-10-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16273684U JPH0220582Y2 (ja) 1984-10-27 1984-10-27

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Publication Number Publication Date
JPS6179712U JPS6179712U (ja) 1986-05-28
JPH0220582Y2 true JPH0220582Y2 (ja) 1990-06-05

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ID=30720608

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JP16273684U Expired JPH0220582Y2 (ja) 1984-10-27 1984-10-27

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