JPH0220629B2 - - Google Patents
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- JPH0220629B2 JPH0220629B2 JP527382A JP527382A JPH0220629B2 JP H0220629 B2 JPH0220629 B2 JP H0220629B2 JP 527382 A JP527382 A JP 527382A JP 527382 A JP527382 A JP 527382A JP H0220629 B2 JPH0220629 B2 JP H0220629B2
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- Japan
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- butyl
- general formula
- bisphenol
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(I)
(式中、Rはメチル基またはエチル基を示し、A
は−S(CH2)nS−を示す。ここでnは2〜9の
整数を示す) で示されるビスフエノール誘導体およびその製造
法に関する。 従来よりポリオレフイン、ABS樹脂、ポリス
チレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合物、ポリアミド、ポリ
アセタールおよびエチレン−プロピレン共重合物
などの合成樹脂、天然ゴムおよびブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、イソプレン−イソブチレン
共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロ
ロプレン−エチレン−プロピレン三元共重合ゴム
などの合成ゴム、潤滑油、燃料油などの石油製
品、油脂およびグリースなどの各種の有機物質は
熱、光および酸素により劣化を受け易く、かかる
劣化を抑制するために、各種の劣化防止剤を配合
することも周知の事実である。 本発明はこのような有機物質の劣化防止に優れ
た性能を有する化合物の開発を目的とした研究の
結果完成されたものであつて、本発明の一般式
(I)で表されるビスフエノール誘導体は文献未
記載の新規化合物であり、有機物質用劣化防止剤
として極めて優れた効果を有する。 一般式(I)で示されるビスフエノール誘導体
は、一般式() (式中、Rは前記と同じ意味を有する) で示されるビスフエノールモノアクリレート化合
物と一般式() HS(CH2)nSH () (式中、nは前記と同じ意味を有する) で示されるアルカンジチオールとを反応させるこ
とにより製造することができる。 ここで、前記一般式()で示されるビスフエ
ノールモノアクリレートは、たとえば2,2′−チ
オビス(6−t−ブチル−4−メチルフエノー
ル)または2.2′−チオビス(6−t−ブチル−4
−エチルフエノール)と塩化アクリロイルルを不
活性溶媒中で脱塩化水素剤存在下に反応させるこ
とによつて製造することができる。 この製造法において不活性溶媒としては、n−
ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式
炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素およびジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類が例される。ま
た、脱塩化水素剤としては、トリエチルアミン等
の第三級アミン類、ピリジン類またはN,N−ジ
アルキルアニリン類が用いられ、その使用量は、
ビスフエノール1モルに対して0.9〜1.3モルの範
囲である。反応温度は−5〜60℃の範囲であり、
ビスフエノールと塩化アクリロイルの反応モル比
は1対0.9〜1.3の範囲である。 また、一般式()化合物としては1,2−エ
タンジチオール、1,3−プロパンジチオール、
1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジ
チオール、1,9−ノナンジチオールなどが例示
される。 本発明においてビスフエノールモノアクリレー
ト化合物とアルカンジチオールとの反応は通常溶
媒中で行われ、かかる溶媒としては、メタノー
ル、エタノールおよびt−ブタノールなどのアル
コール、ジクロロメタン、クロロホルムなどが用
いられるが最も好ましいのはクロロホルムであ
る。 この反応において塩基性触媒の存在はより有効
であり、かかる触媒としては炭素数1〜4の低級
アルコールのアルカリ金属アルコキシド、たとえ
ばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
およびカリウム第三ブトキシドなど、トリエチル
アミンなどの三級アミン類、水酸化ベンジルトリ
メチルアンモニウムなどが通常用いられ、特に好
ましいのはナトリウムメトキシドである。 これらの塩基性触媒を使用する場合、その使用
量は通常ビスフエノールモノアクリレート化合物
に対して0.5〜5重量%である。 反応温度は通常10℃から使用した溶媒の還流温
度の範囲であるが、多くの場合に還流温度で行わ
れる。 両反応原料の反応モル比は、一般的にはアルカ
ンジチオールに対してビスフエノールモノアクリ
レート化合物が2〜2.2モル倍である。 かくして製造される一般式(I)で示されるビ
スフエノール誘導体としては、具体的には、4,
7−、ジチアデカンニ酸、ビス〔2−t−ブチル
ル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4−
メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,8−ジチアウンデカンニ酸ビス〔2−t−ブ
チル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4
−メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,9−ジチアドデカンニ酸ビス〔2−t−ブチ
ル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4−
メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,11−ジチアテトラデカンニ酸ビス〔2−t−
ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−
4−メチル(またはエチル)フエニル〕エステル
および4,14−ジチアヘプタデカンニ酸ビス〔2
−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチル(またはエチル)フエニルチ
オ)−4−メチル(またはエチル)フエニル〕エ
ステルなどが例示される。 かくして得られる本発明の一般式(I)で表さ
れるビスフエノールは誘導体、有機物質用劣化防
止剤として有用であるが、天然ならびに合成ポリ
マーの熱的および酸化的劣化の防止に対して殊に
有用である。 一般式(I)で表されるビスフエノール誘導体
は、それ単独の使用でも有機物質の安定化に有効
であるが、その他の添加剤たとえば酸化防止剤、
含イオウ化合物、リン含有化合物、紫外線吸収
剤、光安定剤、可塑剤、金属石鹸類、顔料、染
料、充填剤および腐蝕防止剤、防錆剤、流動点降
下剤、消泡剤、清浄分散剤、極圧剤などのような
油用添加剤および金属キレート剤などをそれぞれ
の目的に応じて併用してよい。 以下、本発明を実施例により説明する。 原料製造例1 温度計、撹拌装置、滴下漏斗をそなえた100ml
フラスコに2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)10.75g(0.030モル)、ト
リエチルアミン3.34g(0.033モル)およびトルエ
ン42gを仕込み、容器内の空気を窒素置換した
後、0〜2℃に冷却し、滴下ろう斗から塩化アク
リロイル2.79g(0.0303モル)およびトルエン12g
の混合物を一時間かけて滴下する。滴下終了後濃
塩酸で過剰のトリエチルアミンを村和し、トリエ
チルアミン塩酸塩をろ別し、ろ液を水洗、分液し
トルエン層につき溶媒を減圧蒸留すると12.1g(収
率98%)の2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレートが得ら
れた。この粗生成物をn−ヘキサン25mlより再結
晶することによつて10.9g(収率88%)の白色結晶
(融点157〜159℃)か得られた。 元素分析 C25H32O3( )内計算値 C:72.6%(72.8%) H:8.0%(7.8%) S:7.4%(7.8%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) (単位 cm-1) 3420(νO−H)、1735(νC=O)、1632(νC=
C)、1570(νarom C=C)、1170、1150(νC−O)、98
5
(δ面外C-H)、850(δ面外arpn、C−H)、790、780
、760
(νC−S) 実施例 1 温度計、撹拌装置、冷却管をそなえた100mlフ
ラスコに2.2′−チオビス(6−t−ブチル−4−
メチルフエノール)モノアクリレート8.37g(0.02
モル)、1,6−ヘキサンジチオール1.53g(0.01
モル)およびクロロホルム50gを仕込み、容器内
の空気を窒素置換した後、28重量%ナトリウムメ
トキシドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)を仕
込み、昇温し、60〜62℃で5時間保温する。その
後、25℃まで冷却し、希塩酸で中和し、クロロホ
ルム層を水洗、分液し、有機層からクロロホルム
を減圧留去することによつて粗生成物9.6g(収率
97%)を得た。この粗生成物をn−ヘキサン20ml
より再結晶することにより、融点83〜85℃の白色
結晶として4,11−ジチアテトラデカンニ酸ビス
〔2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニルチチオ)−4−メ
チルフエニル〕エステルが6.5g(収率65%)得ら
れた。 これを化合物(I)−1とする。 元素分析 C56H78O6S4( )内計算値 C:69.0%(69.0%) H:8.4%(8.1%) S:13.0%(13.2%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) 単位 cm-1 3425(νO−H)、1738(νC=O)、1595,1575
(νarom C=C)、1186、1135(νC−O)、860
(δ面外arpnC−H)、786、766(νC−S) 実施例 2 2,2′−チオビス(6−t−ブチル−4−エチ
ルフエノール)モノアクリレートおよび1,6−
ヘキサンジチオールを用いる以外は実施例1と同
様な条件で反応させることにより、4,11−ジチ
アテトラデカンニ酸ビス〔2−t−ブチル−6−
(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−エチル
フエニルチオ)−4−エチルフエニル〕エステル
が得られる。 これを化合物(I)−2とする。 実施例 3 温度計、撹拌装置、冷却管をそなえた100mlフ
ラスコに、2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート8.37g
(0.02モル)、1,2−エタンジチオール0.92g
(0.01モル)およびクロロホルム50gを仕込み、容
器内の空気を窒素置換した後、28重量%ナトリウ
ムメトキシドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)
を仕込み、昇温し、60〜62℃で5時間保温する。
その後、25℃まで冷却し、希塩酸で中和し、クロ
ロホルム層を水洗、分液し、有機層からクロロホ
ルムを減圧留去することによつて粗生成物8.83g
(収率92%)を得た。この粗生成物をn−ヘキサ
ン20mlより再結晶することにより、融点63〜66℃
の白色結晶として4,7−ジチアデカンニ酸ビス
〔2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニルチオ)−4−メチ
ルフエニル〕エステルが6.2g(収率67%)得られ
た。これを化合物(I)−3とする。 元素分析 C52H70O6S4( )内計算値 C:67.7%(67.9%) H:7.9%(7.7%) S:14.1%(14.0%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) (単位 cm-1) 3430(νO−H)、1740(νC=O)、1590,1575
(νarom C=C)、1190、1140(νC−O)、863
(δ面外arpnC−H)、790、770(νC−S) 参考例 1 下記配合物をミキサーで5分間混練した後シリ
ンダー温度230〜240℃、ヘツドダイス温度250℃、
回転数20rpmの押出機によつて溶融混練して造粒
した。こうして得られたペレツトを210℃の熱プ
レスで厚さ1mmのシートに成形し、40×40×1mm
の試験片を作成した。 160℃のギヤーオーブン中で試験片面積の30%
が脆化するまでの時間を測定し、熱および酸化安
定性を評価した。 その結果を表−1に示す。 <配合> 未安定化ポリプロピレン樹脂 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.1 供試化合物 変量 なお、表−1において供試化合物の記号は以下
の化合物を示すものである。 AO−1 ペンタエリスリトール テトラキス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート〕 AO−2 1,3,5−トリス(4−t−ブチ
ル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チルベンジル)イソシアヌレート AO−3 ジラウリル 3,3′−チオジプロピ
オネート 【表】
は−S(CH2)nS−を示す。ここでnは2〜9の
整数を示す) で示されるビスフエノール誘導体およびその製造
法に関する。 従来よりポリオレフイン、ABS樹脂、ポリス
チレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合物、ポリアミド、ポリ
アセタールおよびエチレン−プロピレン共重合物
などの合成樹脂、天然ゴムおよびブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、イソプレン−イソブチレン
共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロ
ロプレン−エチレン−プロピレン三元共重合ゴム
などの合成ゴム、潤滑油、燃料油などの石油製
品、油脂およびグリースなどの各種の有機物質は
熱、光および酸素により劣化を受け易く、かかる
劣化を抑制するために、各種の劣化防止剤を配合
することも周知の事実である。 本発明はこのような有機物質の劣化防止に優れ
た性能を有する化合物の開発を目的とした研究の
結果完成されたものであつて、本発明の一般式
(I)で表されるビスフエノール誘導体は文献未
記載の新規化合物であり、有機物質用劣化防止剤
として極めて優れた効果を有する。 一般式(I)で示されるビスフエノール誘導体
は、一般式() (式中、Rは前記と同じ意味を有する) で示されるビスフエノールモノアクリレート化合
物と一般式() HS(CH2)nSH () (式中、nは前記と同じ意味を有する) で示されるアルカンジチオールとを反応させるこ
とにより製造することができる。 ここで、前記一般式()で示されるビスフエ
ノールモノアクリレートは、たとえば2,2′−チ
オビス(6−t−ブチル−4−メチルフエノー
ル)または2.2′−チオビス(6−t−ブチル−4
−エチルフエノール)と塩化アクリロイルルを不
活性溶媒中で脱塩化水素剤存在下に反応させるこ
とによつて製造することができる。 この製造法において不活性溶媒としては、n−
ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式
炭化水素、ジクロロメタン、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素およびジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類が例される。ま
た、脱塩化水素剤としては、トリエチルアミン等
の第三級アミン類、ピリジン類またはN,N−ジ
アルキルアニリン類が用いられ、その使用量は、
ビスフエノール1モルに対して0.9〜1.3モルの範
囲である。反応温度は−5〜60℃の範囲であり、
ビスフエノールと塩化アクリロイルの反応モル比
は1対0.9〜1.3の範囲である。 また、一般式()化合物としては1,2−エ
タンジチオール、1,3−プロパンジチオール、
1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジ
チオール、1,9−ノナンジチオールなどが例示
される。 本発明においてビスフエノールモノアクリレー
ト化合物とアルカンジチオールとの反応は通常溶
媒中で行われ、かかる溶媒としては、メタノー
ル、エタノールおよびt−ブタノールなどのアル
コール、ジクロロメタン、クロロホルムなどが用
いられるが最も好ましいのはクロロホルムであ
る。 この反応において塩基性触媒の存在はより有効
であり、かかる触媒としては炭素数1〜4の低級
アルコールのアルカリ金属アルコキシド、たとえ
ばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
およびカリウム第三ブトキシドなど、トリエチル
アミンなどの三級アミン類、水酸化ベンジルトリ
メチルアンモニウムなどが通常用いられ、特に好
ましいのはナトリウムメトキシドである。 これらの塩基性触媒を使用する場合、その使用
量は通常ビスフエノールモノアクリレート化合物
に対して0.5〜5重量%である。 反応温度は通常10℃から使用した溶媒の還流温
度の範囲であるが、多くの場合に還流温度で行わ
れる。 両反応原料の反応モル比は、一般的にはアルカ
ンジチオールに対してビスフエノールモノアクリ
レート化合物が2〜2.2モル倍である。 かくして製造される一般式(I)で示されるビ
スフエノール誘導体としては、具体的には、4,
7−、ジチアデカンニ酸、ビス〔2−t−ブチル
ル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4−
メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,8−ジチアウンデカンニ酸ビス〔2−t−ブ
チル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4
−メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,9−ジチアドデカンニ酸ビス〔2−t−ブチ
ル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5
−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−4−
メチル(またはエチル)フエニル〕エステル、
4,11−ジチアテトラデカンニ酸ビス〔2−t−
ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチル(またはエチル)フエニルチオ)−
4−メチル(またはエチル)フエニル〕エステル
および4,14−ジチアヘプタデカンニ酸ビス〔2
−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒド
ロキシ−5−メチル(またはエチル)フエニルチ
オ)−4−メチル(またはエチル)フエニル〕エ
ステルなどが例示される。 かくして得られる本発明の一般式(I)で表さ
れるビスフエノールは誘導体、有機物質用劣化防
止剤として有用であるが、天然ならびに合成ポリ
マーの熱的および酸化的劣化の防止に対して殊に
有用である。 一般式(I)で表されるビスフエノール誘導体
は、それ単独の使用でも有機物質の安定化に有効
であるが、その他の添加剤たとえば酸化防止剤、
含イオウ化合物、リン含有化合物、紫外線吸収
剤、光安定剤、可塑剤、金属石鹸類、顔料、染
料、充填剤および腐蝕防止剤、防錆剤、流動点降
下剤、消泡剤、清浄分散剤、極圧剤などのような
油用添加剤および金属キレート剤などをそれぞれ
の目的に応じて併用してよい。 以下、本発明を実施例により説明する。 原料製造例1 温度計、撹拌装置、滴下漏斗をそなえた100ml
フラスコに2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)10.75g(0.030モル)、ト
リエチルアミン3.34g(0.033モル)およびトルエ
ン42gを仕込み、容器内の空気を窒素置換した
後、0〜2℃に冷却し、滴下ろう斗から塩化アク
リロイル2.79g(0.0303モル)およびトルエン12g
の混合物を一時間かけて滴下する。滴下終了後濃
塩酸で過剰のトリエチルアミンを村和し、トリエ
チルアミン塩酸塩をろ別し、ろ液を水洗、分液し
トルエン層につき溶媒を減圧蒸留すると12.1g(収
率98%)の2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレートが得ら
れた。この粗生成物をn−ヘキサン25mlより再結
晶することによつて10.9g(収率88%)の白色結晶
(融点157〜159℃)か得られた。 元素分析 C25H32O3( )内計算値 C:72.6%(72.8%) H:8.0%(7.8%) S:7.4%(7.8%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) (単位 cm-1) 3420(νO−H)、1735(νC=O)、1632(νC=
C)、1570(νarom C=C)、1170、1150(νC−O)、98
5
(δ面外C-H)、850(δ面外arpn、C−H)、790、780
、760
(νC−S) 実施例 1 温度計、撹拌装置、冷却管をそなえた100mlフ
ラスコに2.2′−チオビス(6−t−ブチル−4−
メチルフエノール)モノアクリレート8.37g(0.02
モル)、1,6−ヘキサンジチオール1.53g(0.01
モル)およびクロロホルム50gを仕込み、容器内
の空気を窒素置換した後、28重量%ナトリウムメ
トキシドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)を仕
込み、昇温し、60〜62℃で5時間保温する。その
後、25℃まで冷却し、希塩酸で中和し、クロロホ
ルム層を水洗、分液し、有機層からクロロホルム
を減圧留去することによつて粗生成物9.6g(収率
97%)を得た。この粗生成物をn−ヘキサン20ml
より再結晶することにより、融点83〜85℃の白色
結晶として4,11−ジチアテトラデカンニ酸ビス
〔2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニルチチオ)−4−メ
チルフエニル〕エステルが6.5g(収率65%)得ら
れた。 これを化合物(I)−1とする。 元素分析 C56H78O6S4( )内計算値 C:69.0%(69.0%) H:8.4%(8.1%) S:13.0%(13.2%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) 単位 cm-1 3425(νO−H)、1738(νC=O)、1595,1575
(νarom C=C)、1186、1135(νC−O)、860
(δ面外arpnC−H)、786、766(νC−S) 実施例 2 2,2′−チオビス(6−t−ブチル−4−エチ
ルフエノール)モノアクリレートおよび1,6−
ヘキサンジチオールを用いる以外は実施例1と同
様な条件で反応させることにより、4,11−ジチ
アテトラデカンニ酸ビス〔2−t−ブチル−6−
(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−エチル
フエニルチオ)−4−エチルフエニル〕エステル
が得られる。 これを化合物(I)−2とする。 実施例 3 温度計、撹拌装置、冷却管をそなえた100mlフ
ラスコに、2,2′−チオビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート8.37g
(0.02モル)、1,2−エタンジチオール0.92g
(0.01モル)およびクロロホルム50gを仕込み、容
器内の空気を窒素置換した後、28重量%ナトリウ
ムメトキシドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)
を仕込み、昇温し、60〜62℃で5時間保温する。
その後、25℃まで冷却し、希塩酸で中和し、クロ
ロホルム層を水洗、分液し、有機層からクロロホ
ルムを減圧留去することによつて粗生成物8.83g
(収率92%)を得た。この粗生成物をn−ヘキサ
ン20mlより再結晶することにより、融点63〜66℃
の白色結晶として4,7−ジチアデカンニ酸ビス
〔2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチルフエニルチオ)−4−メチ
ルフエニル〕エステルが6.2g(収率67%)得られ
た。これを化合物(I)−3とする。 元素分析 C52H70O6S4( )内計算値 C:67.7%(67.9%) H:7.9%(7.7%) S:14.1%(14.0%) 赤外線吸収スペクトル(流動パラフイン法) (単位 cm-1) 3430(νO−H)、1740(νC=O)、1590,1575
(νarom C=C)、1190、1140(νC−O)、863
(δ面外arpnC−H)、790、770(νC−S) 参考例 1 下記配合物をミキサーで5分間混練した後シリ
ンダー温度230〜240℃、ヘツドダイス温度250℃、
回転数20rpmの押出機によつて溶融混練して造粒
した。こうして得られたペレツトを210℃の熱プ
レスで厚さ1mmのシートに成形し、40×40×1mm
の試験片を作成した。 160℃のギヤーオーブン中で試験片面積の30%
が脆化するまでの時間を測定し、熱および酸化安
定性を評価した。 その結果を表−1に示す。 <配合> 未安定化ポリプロピレン樹脂 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.1 供試化合物 変量 なお、表−1において供試化合物の記号は以下
の化合物を示すものである。 AO−1 ペンタエリスリトール テトラキス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート〕 AO−2 1,3,5−トリス(4−t−ブチ
ル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメ
チルベンジル)イソシアヌレート AO−3 ジラウリル 3,3′−チオジプロピ
オネート 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Rはメチル基またはエチル基を示し、A
は−S(CH2)nS−を示す。ここでnは2〜9の
整数を示す) で示されるビスフエノール誘導体。 2 一般式 (式中、Rはメチル基またはエチル基を示す。) で示されるビスフエノールモノアクリレート化合
物と一般式 HS(CH2)nSH (式中、nは2〜9の整数を示す) で示されるアルカンジチオールを反応させること
を特徴とする一般式 (式中、Rは前記と同じ意味を有し、Aは−S
(CH2)nS−を示し、nは前記と同じ意味を有す
る) で示されるビスフエノール誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP527382A JPS58124762A (ja) | 1982-01-16 | 1982-01-16 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP527382A JPS58124762A (ja) | 1982-01-16 | 1982-01-16 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58124762A JPS58124762A (ja) | 1983-07-25 |
| JPH0220629B2 true JPH0220629B2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=11606619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP527382A Granted JPS58124762A (ja) | 1982-01-16 | 1982-01-16 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58124762A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6017398A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-29 | 財団法人発電設備技術検査協会 | 制御棒駆動機構分解洗浄装置の移動台車 |
| CN110183364B (zh) * | 2019-06-27 | 2022-03-29 | 烟台新特路新材料科技有限公司 | 一种硫醚类双酚丙烯酸酯多效抗氧剂及其制备方法 |
-
1982
- 1982-01-16 JP JP527382A patent/JPS58124762A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58124762A (ja) | 1983-07-25 |
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