JPH0347268B2 - - Google Patents
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- JPH0347268B2 JPH0347268B2 JP19962681A JP19962681A JPH0347268B2 JP H0347268 B2 JPH0347268 B2 JP H0347268B2 JP 19962681 A JP19962681 A JP 19962681A JP 19962681 A JP19962681 A JP 19962681A JP H0347268 B2 JPH0347268 B2 JP H0347268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butyl
- triazine
- general formula
- formula
- bisphenol
- Prior art date
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- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、一般式()
〔式中、Aは
を、Xは−S−Aまたは−NR′2を示す。ここで
RおよびR′は低級アルキル基を示す。〕 で示されるビスフエノール誘導体およびその製造
法に関する。 従来よりポリオレフイン、ABS樹脂、ポリス
チレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合物、ポリアミド、ポリ
アセタールおよびエチレン−プロピレン共重合物
などの合成樹脂、天然ゴムおよびブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、イソプレン−イソブチレン
共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロ
ロプレン−エチレン−プロピレン三元共重合ゴム
などの合成ゴム、潤滑油、燃料油などの石油製
品、油脂およびグリースなどの各種の有機物質は
熱、光および酸素により劣化を受け易く、かかる
劣化を抑制するために各種の劣化防止剤、たとえ
ばスチレン化フエノール,2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフエノール,n−オクタデシル3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート,ペンタエリスリトール
テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕などの
フエノール系化合物を単独で用いたり、トリス
(ノニルフエニル)ホスフアイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスフアイトなどのリン
系化合物あるいはジラウリルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオジプロピオネートなどのイ
オウ系化合物と併用する方法などが知られてい
る。しかし、これらは何れも高温度で長時間有機
物質中に保持された場合に効果の持続性に乏しい
という欠点があつた。 このようなことから、本発明者らはこれらの欠
点の改良されたすぐれた劣化防止能を有する化合
物を開発すべく研究の結果、前記一般式()で
示されるビスフエノール誘導体を見出し、更に該
誘導体が劣化防止剤として有効であることを見出
し、本発明に至つた。 一般式()で示されるビスフエノール誘導体
は本発明者らによつて始めて見出された新規化合
物であつて、該誘導体は一般式() 〔式中、Rは前記と同じ意味を有する。〕 で示されるビスフエノールモノアクリレート類と
一般式() 〔式中、Yは−SHまたは−NR′2であり、R′は
前記と同じ意味を有する。〕 で示されるトリアジン化合物を反応させることに
よつて製造することができる。 ここで一般式()〜()において置換基
R、R′は低級アルキル基を示すが、具体的には
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基などである。 この製造方法において原料として用いられる一
般式()で示されるビスフエノールモノアクリ
レート類は、2,2′−メチレンビス(6−t−ブ
チル−4−低級アルキルフエノール)と塩化アク
リロイルを不活性溶媒中で脱塩化水素剤の存在下
に反応させることによつて容易に得ることができ
る。 また、もう一方の原料である一般式()で示
されるトリアジン化合物において、置換基Yがメ
ルカプト基である場合はトリチオイソシアヌル酸
であり、置換基Yが−NR′2である場合の具体例
としては、たとえば2−ジメチルアミノ−4,6
−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン、2−
ジエチルアミノ−4,6−ジメルカプト−1,
3,5−トリアジン、2−ジプロピルアミノ−
4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジ
ン、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメルカプト
−1,3,5−トリアジン、2−ジペンチルアミ
ノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリア
ジン、2−ジヘキシルアミノ−4,6−ジメルカ
プト−1,3,5−トリアジンなどが例示され
る。 ビスフエノールモノアクリレート類とトリアジ
ン化合物の反応は、通常溶媒中で行われ、溶媒と
してはたとえばメタノール、エタノール、t−ブ
タノールなどのアルコール類が用いられる。 この反応において、塩基性触媒の存在はより有
効であり、かかる触媒としてはトリエチルアミン
等の第三級アミン類、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等
のアルカリ金属アルコキシド類および水酸化トリ
メチルベンジルアンモニウム等が用いられるが、
特に好ましいのはアルカリ金属アルコキシド類で
ある。これらの触媒を使用する場合、その使用量
は通常、一般式()で示されるビスフエノール
モノアクリレート類に対して0.5〜5重量%であ
る。 反応温度は40℃から用いる溶媒の還流温度の範
囲であるが、通常は還流温度で行われる。 両原料の反応モル比は、原料の一般式()で
示されるトリアジン化合物において置換基Yが−
SHである場合には、ビスフエノールモノアクリ
レート類が2.6〜3.4モル倍、また置換基Yが−
NR2である場合には1.75〜2.25モル倍である。 かくして製造される一般式()で示されるビ
スフエノール誘導体としては、具体的には2,
4,6−トリス{2−〓2−t−ブチル−6−
〔3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチル
(またはエチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、sec−ブチル)ベンジル〕−4−メチル(また
はエチル、プロピル、イソプロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル)フエノキシカルボニ
ル〓エチルチオ}−1,3,5−トリアジン、2,
4,6−トリス{2−〔2,4−ジ−t−ブチル
−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シベンジル)フエノキシカルボニル〕エチルチ
オ}−1,3,5−トリアジン、2−ジメチル
(またはジエチル、ジプロピル、ジブチル、ジペ
ンチル、ジヘキシル)アミノ−4,6−ビス{2
−〓2−t−ブチル−6−〔3−t−ブチル−2
−ヒドロキシ−5−メチル(またはエチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル)ベ
ンジル〕−4−メチル(またはエチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec−ブチル)フエノキ
シカルボニル〓エチルチオ}−1,3,5−トリ
アジン、2−ジメチル(またはジエチル、ジプロ
ピル、ジブチル、ジペンチル、ジヘキシル)アミ
ノ−4,6−ビス{2−〔2,4−ジ−t−ブチ
ル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロ
キシベンジル)フエノキシカルボニル〕エチルチ
オ}−1,3,5−トリアジンなどがあげられる。 本発明の一般式()で示されるビスフエノー
ル誘導体は、前記の各種合成樹脂、天然あるいは
合成ゴム、潤滑油等の石油製品、油脂類等各種の
有機物質の劣化防止剤として有用であるが、天然
ならびに合成ポリマーの熱的および酸化的劣化に
対して特に有用である。 一般式()で示されるビスフエノール誘導体
は、その単独の使用でも有機物質の安定化に有効
であるが、その他の添加剤、たとえば酸化防止
剤、含イオウ化合物、リン含有化合物、紫外線吸
収剤、光安定剤、可塑剤、金属石鹸類、顔料、染
料、充填剤および腐蝕防止剤、防錆剤、流動点降
下剤、消泡剤、清浄分散剤、極圧剤などのような
油用添加剤および金属キレート剤などをそれぞれ
の目的に応じて併用してもよい。 以下に実施例によつて本発明を説明する。 原料製造例 1 2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−4−
メチルフエノール)モノアクリレートの合成 温度計、滴下ろう斗、撹拌装置を備えた500ml
四口フラスコに2,2′−メチレンビス(6−t−
ブチル−4−メチルフエノール)82.0g(0.241
モル)、トルエン200gおよびトリエチルアミン
29.3g(0.290モル)を仕込み、容器内の空気を
窒素置換し、1℃まで冷却する。これに塩化アク
リロイル25g(0.276モル)とトルエン50gの混
合液を2時間かけて滴下する。滴下終了後、希塩
酸で過剰のトリエチルアミンを中和し、生成した
トリエチルアミン塩酸塩をろ別したのち、液を
水洗、分液する。有機層からトルエンを180g留
去し、蒸留残液にn−ヘキサン50gを加えて再結
晶すると、90.0g(収率98%)の融点133〜134℃
の白色結晶として2,2′−メチレンビス(6−t
−ブチル−4メチルフエノール)モノアクリレー
トが得られた。 元素分析C26H34O3 ( )内計算値 C;79.34%(79.15%) H;8.86%(8.69%) 実施例 1 温度計、撹拌装置、冷却管を備えた四口フラス
コに、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート7.90g
(0.020モル)、トリチオシアヌル酸1.18g(0.0067
モル)およびエタノール50gを仕込み、容器内の
空気を窒素置換した後、28%ナトリウムメトキシ
ドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)を加え
る。昇温し、還流下で19時間反応させる。その後
30℃まで冷却し、希塩酸で触媒を中和したのちク
ロロホルム50gで抽出し、クロロホルム層を水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホル
ムを減圧留去することによつて8.96g(収率99
%)の白色ガラス状物(融点34〜37℃)である
2,4,6−トリス{2−〔2−t−ブチル−6
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチ
ルベンジル)−4−メチルフエノキシカルボニル〕
エチルチオ}−1,3,5−トリアジンを得た。 これを化合物()−1とする。 元素分析C81H105N3O9S3 ( )内計算値 C;71.71%(71.49%) H;7.90%(7.78%) N;2.93%(3.09%) S;7.26%(7.07%) 赤外線スペクトル(単位cm-1,流動パラフイ
ン) 3475(νO-H),1735(νC=O),1595(νarpnC=C),
1250(νC-O),1130(
RおよびR′は低級アルキル基を示す。〕 で示されるビスフエノール誘導体およびその製造
法に関する。 従来よりポリオレフイン、ABS樹脂、ポリス
チレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合物、ポリアミド、ポリ
アセタールおよびエチレン−プロピレン共重合物
などの合成樹脂、天然ゴムおよびブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、イソプレン−イソブチレン
共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロ
ロプレン−エチレン−プロピレン三元共重合ゴム
などの合成ゴム、潤滑油、燃料油などの石油製
品、油脂およびグリースなどの各種の有機物質は
熱、光および酸素により劣化を受け易く、かかる
劣化を抑制するために各種の劣化防止剤、たとえ
ばスチレン化フエノール,2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフエノール,n−オクタデシル3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート,ペンタエリスリトール
テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕などの
フエノール系化合物を単独で用いたり、トリス
(ノニルフエニル)ホスフアイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスフアイトなどのリン
系化合物あるいはジラウリルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオジプロピオネートなどのイ
オウ系化合物と併用する方法などが知られてい
る。しかし、これらは何れも高温度で長時間有機
物質中に保持された場合に効果の持続性に乏しい
という欠点があつた。 このようなことから、本発明者らはこれらの欠
点の改良されたすぐれた劣化防止能を有する化合
物を開発すべく研究の結果、前記一般式()で
示されるビスフエノール誘導体を見出し、更に該
誘導体が劣化防止剤として有効であることを見出
し、本発明に至つた。 一般式()で示されるビスフエノール誘導体
は本発明者らによつて始めて見出された新規化合
物であつて、該誘導体は一般式() 〔式中、Rは前記と同じ意味を有する。〕 で示されるビスフエノールモノアクリレート類と
一般式() 〔式中、Yは−SHまたは−NR′2であり、R′は
前記と同じ意味を有する。〕 で示されるトリアジン化合物を反応させることに
よつて製造することができる。 ここで一般式()〜()において置換基
R、R′は低級アルキル基を示すが、具体的には
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基などである。 この製造方法において原料として用いられる一
般式()で示されるビスフエノールモノアクリ
レート類は、2,2′−メチレンビス(6−t−ブ
チル−4−低級アルキルフエノール)と塩化アク
リロイルを不活性溶媒中で脱塩化水素剤の存在下
に反応させることによつて容易に得ることができ
る。 また、もう一方の原料である一般式()で示
されるトリアジン化合物において、置換基Yがメ
ルカプト基である場合はトリチオイソシアヌル酸
であり、置換基Yが−NR′2である場合の具体例
としては、たとえば2−ジメチルアミノ−4,6
−ジメルカプト−1,3,5−トリアジン、2−
ジエチルアミノ−4,6−ジメルカプト−1,
3,5−トリアジン、2−ジプロピルアミノ−
4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリアジ
ン、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメルカプト
−1,3,5−トリアジン、2−ジペンチルアミ
ノ−4,6−ジメルカプト−1,3,5−トリア
ジン、2−ジヘキシルアミノ−4,6−ジメルカ
プト−1,3,5−トリアジンなどが例示され
る。 ビスフエノールモノアクリレート類とトリアジ
ン化合物の反応は、通常溶媒中で行われ、溶媒と
してはたとえばメタノール、エタノール、t−ブ
タノールなどのアルコール類が用いられる。 この反応において、塩基性触媒の存在はより有
効であり、かかる触媒としてはトリエチルアミン
等の第三級アミン類、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等
のアルカリ金属アルコキシド類および水酸化トリ
メチルベンジルアンモニウム等が用いられるが、
特に好ましいのはアルカリ金属アルコキシド類で
ある。これらの触媒を使用する場合、その使用量
は通常、一般式()で示されるビスフエノール
モノアクリレート類に対して0.5〜5重量%であ
る。 反応温度は40℃から用いる溶媒の還流温度の範
囲であるが、通常は還流温度で行われる。 両原料の反応モル比は、原料の一般式()で
示されるトリアジン化合物において置換基Yが−
SHである場合には、ビスフエノールモノアクリ
レート類が2.6〜3.4モル倍、また置換基Yが−
NR2である場合には1.75〜2.25モル倍である。 かくして製造される一般式()で示されるビ
スフエノール誘導体としては、具体的には2,
4,6−トリス{2−〓2−t−ブチル−6−
〔3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチル
(またはエチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、sec−ブチル)ベンジル〕−4−メチル(また
はエチル、プロピル、イソプロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル)フエノキシカルボニ
ル〓エチルチオ}−1,3,5−トリアジン、2,
4,6−トリス{2−〔2,4−ジ−t−ブチル
−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シベンジル)フエノキシカルボニル〕エチルチ
オ}−1,3,5−トリアジン、2−ジメチル
(またはジエチル、ジプロピル、ジブチル、ジペ
ンチル、ジヘキシル)アミノ−4,6−ビス{2
−〓2−t−ブチル−6−〔3−t−ブチル−2
−ヒドロキシ−5−メチル(またはエチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル)ベ
ンジル〕−4−メチル(またはエチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec−ブチル)フエノキ
シカルボニル〓エチルチオ}−1,3,5−トリ
アジン、2−ジメチル(またはジエチル、ジプロ
ピル、ジブチル、ジペンチル、ジヘキシル)アミ
ノ−4,6−ビス{2−〔2,4−ジ−t−ブチ
ル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロ
キシベンジル)フエノキシカルボニル〕エチルチ
オ}−1,3,5−トリアジンなどがあげられる。 本発明の一般式()で示されるビスフエノー
ル誘導体は、前記の各種合成樹脂、天然あるいは
合成ゴム、潤滑油等の石油製品、油脂類等各種の
有機物質の劣化防止剤として有用であるが、天然
ならびに合成ポリマーの熱的および酸化的劣化に
対して特に有用である。 一般式()で示されるビスフエノール誘導体
は、その単独の使用でも有機物質の安定化に有効
であるが、その他の添加剤、たとえば酸化防止
剤、含イオウ化合物、リン含有化合物、紫外線吸
収剤、光安定剤、可塑剤、金属石鹸類、顔料、染
料、充填剤および腐蝕防止剤、防錆剤、流動点降
下剤、消泡剤、清浄分散剤、極圧剤などのような
油用添加剤および金属キレート剤などをそれぞれ
の目的に応じて併用してもよい。 以下に実施例によつて本発明を説明する。 原料製造例 1 2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−4−
メチルフエノール)モノアクリレートの合成 温度計、滴下ろう斗、撹拌装置を備えた500ml
四口フラスコに2,2′−メチレンビス(6−t−
ブチル−4−メチルフエノール)82.0g(0.241
モル)、トルエン200gおよびトリエチルアミン
29.3g(0.290モル)を仕込み、容器内の空気を
窒素置換し、1℃まで冷却する。これに塩化アク
リロイル25g(0.276モル)とトルエン50gの混
合液を2時間かけて滴下する。滴下終了後、希塩
酸で過剰のトリエチルアミンを中和し、生成した
トリエチルアミン塩酸塩をろ別したのち、液を
水洗、分液する。有機層からトルエンを180g留
去し、蒸留残液にn−ヘキサン50gを加えて再結
晶すると、90.0g(収率98%)の融点133〜134℃
の白色結晶として2,2′−メチレンビス(6−t
−ブチル−4メチルフエノール)モノアクリレー
トが得られた。 元素分析C26H34O3 ( )内計算値 C;79.34%(79.15%) H;8.86%(8.69%) 実施例 1 温度計、撹拌装置、冷却管を備えた四口フラス
コに、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート7.90g
(0.020モル)、トリチオシアヌル酸1.18g(0.0067
モル)およびエタノール50gを仕込み、容器内の
空気を窒素置換した後、28%ナトリウムメトキシ
ドメタノール溶液0.15g(0.0008モル)を加え
る。昇温し、還流下で19時間反応させる。その後
30℃まで冷却し、希塩酸で触媒を中和したのちク
ロロホルム50gで抽出し、クロロホルム層を水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホル
ムを減圧留去することによつて8.96g(収率99
%)の白色ガラス状物(融点34〜37℃)である
2,4,6−トリス{2−〔2−t−ブチル−6
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチ
ルベンジル)−4−メチルフエノキシカルボニル〕
エチルチオ}−1,3,5−トリアジンを得た。 これを化合物()−1とする。 元素分析C81H105N3O9S3 ( )内計算値 C;71.71%(71.49%) H;7.90%(7.78%) N;2.93%(3.09%) S;7.26%(7.07%) 赤外線スペクトル(単位cm-1,流動パラフイ
ン) 3475(νO-H),1735(νC=O),1595(νarpnC=C),
1250(νC-O),1130(
【式】),930,
860(δ面外
aromC-H)
実施例 2
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた四口フラス
コに、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート7.90g
(0.020モル)、2−ジブチルアミノ−4,6−ジ
メルカプト−1,3,5−トリアジン2.72g
(0.010モル)およびエタノール50gを仕込み、容
器内の空気を窒素置換した後、28%ナトリウムメ
トキシドメタノール溶液0.18g(0.0009モル)を
加える。昇温し、還流下10時間反応させる。その
後30℃まで冷却し、希塩酸で触媒を中和したのち
クロロホルム50gで抽出し、クロロホルム層を水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホ
ルムを減圧留去することによつて8.4g(収率79
%)の白色ガラス状物(融点74〜79℃)の2−ジ
ブチルアミノ−4,6−ビス{2−〔2−t−ブ
チル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルベンジル)−4−メチルフエノキシカ
ルボニル〕エチルチオ}−1,3,5−トリアジ
ンを得た。 これを化合物()−2とする。 元素分析C63H88N4O6S2 ( )内計算値 C;70.9%(71.28%) H;8.6%(8.36%) N;5.1%(5.28%) S;5.8%(6.04%) 赤外線吸収スペクトル(単位cm-1、流動パラフ
イン) 3520(νO-H)、1745(νC=O)、1600(νarpnC=C)、
1555、1535、1175(νC-O)、1135
(
コに、2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール)モノアクリレート7.90g
(0.020モル)、2−ジブチルアミノ−4,6−ジ
メルカプト−1,3,5−トリアジン2.72g
(0.010モル)およびエタノール50gを仕込み、容
器内の空気を窒素置換した後、28%ナトリウムメ
トキシドメタノール溶液0.18g(0.0009モル)を
加える。昇温し、還流下10時間反応させる。その
後30℃まで冷却し、希塩酸で触媒を中和したのち
クロロホルム50gで抽出し、クロロホルム層を水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホ
ルムを減圧留去することによつて8.4g(収率79
%)の白色ガラス状物(融点74〜79℃)の2−ジ
ブチルアミノ−4,6−ビス{2−〔2−t−ブ
チル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルベンジル)−4−メチルフエノキシカ
ルボニル〕エチルチオ}−1,3,5−トリアジ
ンを得た。 これを化合物()−2とする。 元素分析C63H88N4O6S2 ( )内計算値 C;70.9%(71.28%) H;8.6%(8.36%) N;5.1%(5.28%) S;5.8%(6.04%) 赤外線吸収スペクトル(単位cm-1、流動パラフ
イン) 3520(νO-H)、1745(νC=O)、1600(νarpnC=C)、
1555、1535、1175(νC-O)、1135
(
【式】),930,860(δ面外
aromC-H)
参考例 1
酸化防止剤を含まない溶液重合法ポリブタジエ
ンゴム(JSR BR−01から酸化防止剤をアセトン
で抽出したゴムを使用した)に表−1に示す供試
化合物をロール混練したものを供試ゴムとし、熱
および酸化安定性と耐熱変色性の試験を行つた。 その結果を表−1に示す。 なお、熱および酸化安定性は供試ゴムを100℃
ギヤーオーブン中で熱老化させ、15時間毎にゲル
分(トルエン不溶分)を測定し、ゲル分が10wt
%になるまでの時間(Gel I.P.とする)で評価し
た。 また、耐熱変色性は100℃ギヤーオーブン中で
15時間、60時間および120時間熱老化後のゴム色
相で評価した。 なお、表−1においてAO−1〜AO−4は以
下の化合物を示すものである。 AO−1 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フエノール AO−2 n−オクタデシル(=)3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート AO−3 ペンタエリスリトールテトラキス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオネート〕 AO−4 ペンタエリスリトール(≡)テトラキ
ス(3−ラウリルチオプロピオネート)
ンゴム(JSR BR−01から酸化防止剤をアセトン
で抽出したゴムを使用した)に表−1に示す供試
化合物をロール混練したものを供試ゴムとし、熱
および酸化安定性と耐熱変色性の試験を行つた。 その結果を表−1に示す。 なお、熱および酸化安定性は供試ゴムを100℃
ギヤーオーブン中で熱老化させ、15時間毎にゲル
分(トルエン不溶分)を測定し、ゲル分が10wt
%になるまでの時間(Gel I.P.とする)で評価し
た。 また、耐熱変色性は100℃ギヤーオーブン中で
15時間、60時間および120時間熱老化後のゴム色
相で評価した。 なお、表−1においてAO−1〜AO−4は以
下の化合物を示すものである。 AO−1 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フエノール AO−2 n−オクタデシル(=)3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート AO−3 ペンタエリスリトールテトラキス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオネート〕 AO−4 ペンタエリスリトール(≡)テトラキ
ス(3−ラウリルチオプロピオネート)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Aは を、Xは−S−Aまたは−NR′2を示す。ここで
RおよびR′は低級アルキル基を示す。〕 で示されるビスフエノール誘導体。 2 一般式 〔式中、Rは低級アルキル基を示す。〕 で示されるビスフエノールモノアクリレート類と
一般式 〔式中、Yは−SHまたは−NR′2であり、R′は
低級アルキル基を示す。〕 で示されるトリアジン化合物を反応させることを
特徴とする一般式 〔式中、Aは を、Xは−S−Aまたは−NR′2を示す。ここで
RおよびR′は低級アルキル基を示す。〕 で示されるビスフエノール誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19962681A JPS58103375A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19962681A JPS58103375A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58103375A JPS58103375A (ja) | 1983-06-20 |
| JPH0347268B2 true JPH0347268B2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=16410975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19962681A Granted JPS58103375A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ビスフエノ−ル誘導体およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58103375A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4531508B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2010-08-25 | 富士フイルム株式会社 | 潤滑剤組成物およびトリアジン環含有化合物 |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP19962681A patent/JPS58103375A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58103375A (ja) | 1983-06-20 |
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