JPH02233689A - 新規抗生物質pf1015物質ならびにその製造法 - Google Patents
新規抗生物質pf1015物質ならびにその製造法Info
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- JPH02233689A JPH02233689A JP1052796A JP5279689A JPH02233689A JP H02233689 A JPH02233689 A JP H02233689A JP 1052796 A JP1052796 A JP 1052796A JP 5279689 A JP5279689 A JP 5279689A JP H02233689 A JPH02233689 A JP H02233689A
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- antibiotic
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は.新規抗生物質PF1015物質ならびにその
製造法に関する。
製造法に関する。
従来の技術
本発明による抗生物質PF1015物質と理化学的性状
が類似する化合物として,パブラカンジンA ,B ,
C ,DおよびE (PapulacandinsXT
raxlerら, J. Antibiotics 3
0: 289=296.1977).力エティアカンジ
ン(Chaetiacandin)(Komoriら.
J.Antibiotics 38 : 455〜45
9.1985)等が知られているが.抗生物質PF t
o t s物質はこれらの物質とは理化学的性状が異
なり明確に区別される。
が類似する化合物として,パブラカンジンA ,B ,
C ,DおよびE (PapulacandinsXT
raxlerら, J. Antibiotics 3
0: 289=296.1977).力エティアカンジ
ン(Chaetiacandin)(Komoriら.
J.Antibiotics 38 : 455〜45
9.1985)等が知られているが.抗生物質PF t
o t s物質はこれらの物質とは理化学的性状が異
なり明確に区別される。
発明が解決しようとする課題
従来.微生物が生産する種々の抗生物質が知られぞいる
が,毒性の低い抗真薗性抗生物質はそれ程多く見出され
ていないI;め.新規な抗真薗性抗生物質の出現が常に
要望されている。本発明の目的は,新規抗真曹性抗生物
質PF1015物質ならびにその製造法を提供すること
にある。
が,毒性の低い抗真薗性抗生物質はそれ程多く見出され
ていないI;め.新規な抗真薗性抗生物質の出現が常に
要望されている。本発明の目的は,新規抗真曹性抗生物
質PF1015物質ならびにその製造法を提供すること
にある。
課題を解決するための手段
第1の本発明の要旨とするところは,新規抗生物質PF
1015物質およびその塩にある。本発明によるPF1
015物質の理化学的および生物学的性状は,次の通り
である。
1015物質およびその塩にある。本発明によるPF1
015物質の理化学的および生物学的性状は,次の通り
である。
1.P.F1015物質の理化学的性状(1)色および
形状:白色粉末 (2)分子式” 46H60016 (3)マススペクトノレ(SI−MS) : m/z
869 (M十H)(4)融点:144〜146℃ 15. (5)比旋光度: (g) +24.3°(c
1.0. MeOH)D (6)紫外部吸収スペクトル λa+ax nm(E 凰) (MeOH) : 206(574). 215(s
h 335), 222(312),(0.1N HC
I−MeOH) : 205(501). 217
(284).223(279).268(569) (0.lN NaOH−MeOH) : 214(1
074). 265(565)(7)赤外部吸収スペ
クトル(KBr)(c+i−1) : 3400, 2
950. 2920. 2870. 1700, 16
35,1615. 1460, 1380. 1345
. 1310. 1260,1210. 1180.
1155. 1075. 1040. 1010,98
0, 870, 850, 775, 740
. 720(8)’H NMRスペクトル(400
MHZ, CD30D)δ(ppa+) : 0.8
4(3H. t). 0.85(3H, d). 0.
93(3H,d), 1、lO〜1.50(7H, a
+). 1.88〜2.00(3H. m).2.30
(2H, m), 3.49(2H, m). 3.5
1(1B, m).3.73(IH, ddd). 3
.79(IH, br dd), 3.80(IH,b
r s). 3.95〜4.07(3H, m), 4
.20(18, dd).4.29(1B, dd).
4.38(IH, d). 4.39(IH, d)
.5.00(IH, br d), 5.04(IH,
br d). 5.21(IH,br dd), 5
.34(IH, br dt). 5.44(IH,
dd),5.91(IH, d), 6.19(IH,
br dt). 6.19(IH, brd). 6
.22(IH, br d). 6.29(LH, b
r dd), 6.59(LH, d), 7.30(
LH, dd). 7.42(3H, m), 7.6
4(21, +a). 7.76(LH, d)(9)
l3C NMRスペクトル(100 MHz, CD3
0D)δ(ppm): 169.1 s, 168.
3 s. 161−6 S, 154.6 s,146
.7 d, 146.2 d, 145.5 s. 1
42.7 d, 137.5 d,135.7 s,
131.6 d. 131.5 d. 130.1 d
, 130.1 d,129.8 d, 129.3
d. 129.3 d. 121.4 d, 1
1g.8 d,116.5 s, 112.O s,
105.4 d. 103.1 d, 100.1 d
,77.8 d. 76.4 d. 75.2 d
. 74.8 d. 74.7 d,74.O d
, 73.9 t, 72.6 d, 71.9
d, 70.3 d,64.9 t, 61.6
t, 39.8 d, 39.3 t, 39
.2 d,33.9 t, 33.9 t, 30
.9 t, 28.5 t. 21.O q.14
.3 q, 12.2 q (lO)溶解性:メタノールに溶け.アセトン,酢酸エ
チルに溶け難く.水に溶けない。
形状:白色粉末 (2)分子式” 46H60016 (3)マススペクトノレ(SI−MS) : m/z
869 (M十H)(4)融点:144〜146℃ 15. (5)比旋光度: (g) +24.3°(c
1.0. MeOH)D (6)紫外部吸収スペクトル λa+ax nm(E 凰) (MeOH) : 206(574). 215(s
h 335), 222(312),(0.1N HC
I−MeOH) : 205(501). 217
(284).223(279).268(569) (0.lN NaOH−MeOH) : 214(1
074). 265(565)(7)赤外部吸収スペ
クトル(KBr)(c+i−1) : 3400, 2
950. 2920. 2870. 1700, 16
35,1615. 1460, 1380. 1345
. 1310. 1260,1210. 1180.
1155. 1075. 1040. 1010,98
0, 870, 850, 775, 740
. 720(8)’H NMRスペクトル(400
MHZ, CD30D)δ(ppa+) : 0.8
4(3H. t). 0.85(3H, d). 0.
93(3H,d), 1、lO〜1.50(7H, a
+). 1.88〜2.00(3H. m).2.30
(2H, m), 3.49(2H, m). 3.5
1(1B, m).3.73(IH, ddd). 3
.79(IH, br dd), 3.80(IH,b
r s). 3.95〜4.07(3H, m), 4
.20(18, dd).4.29(1B, dd).
4.38(IH, d). 4.39(IH, d)
.5.00(IH, br d), 5.04(IH,
br d). 5.21(IH,br dd), 5
.34(IH, br dt). 5.44(IH,
dd),5.91(IH, d), 6.19(IH,
br dt). 6.19(IH, brd). 6
.22(IH, br d). 6.29(LH, b
r dd), 6.59(LH, d), 7.30(
LH, dd). 7.42(3H, m), 7.6
4(21, +a). 7.76(LH, d)(9)
l3C NMRスペクトル(100 MHz, CD3
0D)δ(ppm): 169.1 s, 168.
3 s. 161−6 S, 154.6 s,146
.7 d, 146.2 d, 145.5 s. 1
42.7 d, 137.5 d,135.7 s,
131.6 d. 131.5 d. 130.1 d
, 130.1 d,129.8 d, 129.3
d. 129.3 d. 121.4 d, 1
1g.8 d,116.5 s, 112.O s,
105.4 d. 103.1 d, 100.1 d
,77.8 d. 76.4 d. 75.2 d
. 74.8 d. 74.7 d,74.O d
, 73.9 t, 72.6 d, 71.9
d, 70.3 d,64.9 t, 61.6
t, 39.8 d, 39.3 t, 39
.2 d,33.9 t, 33.9 t, 30
.9 t, 28.5 t. 21.O q.14
.3 q, 12.2 q (lO)溶解性:メタノールに溶け.アセトン,酢酸エ
チルに溶け難く.水に溶けない。
(11)塩基性.酸性,中性の区別二弱酸性物質PF1
015物質の塩としては,金属塩,特にナトリウム塩の
如きアルカリ金属塩,カルシウム塩の如きアルカリ土頭
金属塩およびアンモニウム塩等がある。
015物質の塩としては,金属塩,特にナトリウム塩の
如きアルカリ金属塩,カルシウム塩の如きアルカリ土頭
金属塩およびアンモニウム塩等がある。
2.PF1015物質の生物活性゜
本発明によるPF I O l 5物質の各種真菌およ
び各種細菌に対する最小発育阻止濃度をそれぞれ第1表
および第2表に示した。
び各種細菌に対する最小発育阻止濃度をそれぞれ第1表
および第2表に示した。
第1表
第2表
3.PF1015物質の急性毒性
PF1015物質のJcl : ICR?ウス(雄.1
9〜20g. n=3)を用いた腹腔内投与による急性
毒性試験で, 150mg/kgの投与量で死亡例はな
< , 300+++g/kgの投与量で全例死亡した
。
9〜20g. n=3)を用いた腹腔内投与による急性
毒性試験で, 150mg/kgの投与量で死亡例はな
< , 300+++g/kgの投与量で全例死亡した
。
第2の本発明の要旨とするところは,無胞子不完全菌に
属する抗生物質PF1015物質生産菌を培養し,その
培養物から抗生物質PF1015物質を採取する抗生物
質PF l 0 1 5物質の製造法にある。
属する抗生物質PF1015物質生産菌を培養し,その
培養物から抗生物質PF1015物質を採取する抗生物
質PF l 0 1 5物質の製造法にある。
本発明に使用する微生物の一例としてのPFI015株
は1988年,長野県の土壌より新たに分離したカビの
一種で.その菌学的性状は次の通りである。
は1988年,長野県の土壌より新たに分離したカビの
一種で.その菌学的性状は次の通りである。
1.PF1015株の菌学的性状
ポテト・デキストロース寒天(PDA)及び麦芽エキス
寒天CMEA)の培地上で25’ Cで培養したところ
,コロニーの大きさはlO日で7〜lOm鵬,20日で
16〜18a+一となり,ビロード状で.放射状にシワ
のある中央が盛り上がった形状を示した。コロニーの色
調は暗灰緑色で.裏面は暗茶褐色となり,茶褐色の水溶
性色素を生産した。15〜30℃で生育したが,37℃
では生育しなかった。pH5〜7での生育は良好であっ
た。ポテト・キヤロフト寒天(PCA),ツアベック・
ドックス寒天(CzA),三浦寒天(LcA).YpS
s寒天,およびMY20寒天など通常用いられるカビ用
培地での培養もほぼ同様の性状を示した。
寒天CMEA)の培地上で25’ Cで培養したところ
,コロニーの大きさはlO日で7〜lOm鵬,20日で
16〜18a+一となり,ビロード状で.放射状にシワ
のある中央が盛り上がった形状を示した。コロニーの色
調は暗灰緑色で.裏面は暗茶褐色となり,茶褐色の水溶
性色素を生産した。15〜30℃で生育したが,37℃
では生育しなかった。pH5〜7での生育は良好であっ
た。ポテト・キヤロフト寒天(PCA),ツアベック・
ドックス寒天(CzA),三浦寒天(LcA).YpS
s寒天,およびMY20寒天など通常用いられるカビ用
培地での培養もほぼ同様の性状を示した。
顕微鏡で観察したところ,どの培地でも菌糸中に多数の
液胞が観察されたが.分生子などの特徴的形態は認めら
れなかった。
液胞が観察されたが.分生子などの特徴的形態は認めら
れなかった。
素寒天上に滅菌した稲ワラやバナナの葉を置いて植菌し
.25゜Cでlケ月間観察したが.この場合も分生子な
どの形成は認められなかった。
.25゜Cでlケ月間観察したが.この場合も分生子な
どの形成は認められなかった。
従って,本菌株を無胞子不完全菌PFIO15株と呼称
することにした。
することにした。
なお,本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に微工
研菌寄第10510号(FERM P−10510)と
して受託されている。
研菌寄第10510号(FERM P−10510)と
して受託されている。
PFIO:15株は.他のカビに見られるように性状が
変化し易い。例えば,この株に由来する突然変異株(自
然発生または誘発性),形質接合体また遺伝子組換え体
であっても,PF1015物質を生産するものは全て本
発明に使用できる。
変化し易い。例えば,この株に由来する突然変異株(自
然発生または誘発性),形質接合体また遺伝子組換え体
であっても,PF1015物質を生産するものは全て本
発明に使用できる。
2.PF1015物質生産菌の培養法
無胞子不完全菌に属するPF1015物質生産菌を通常
の微生物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養する
。栄養源としては,従来カビの培養に利用されている公
知のものが使用できる。例えば.炭素源としては.グル
コース.シュクロース,水飴,デキストリン,澱粉.グ
リセロール.糖蜜,動・植物油等を使用しうる。また,
窒素源としては.大豆粉.小麦胚芽.コーン・スティー
プ・リカー.綿実粕.肉エキス,ベプトン.酵母エキス
.硫酸アンモニウム,硝酸ナトリ9ム.尿.素等を使用
しうる。その他必要に応じ,ナトリウム,カリウム,カ
ルシウム,マグネシウム,コバルト,塩素,燐酸,硫酸
およびその他のイオンを生成することができる無機塩類
を添加することは有効である。゜また,菌の発育を助け
,PFIOI5物質の生産を促進するような有機および
無機物を適当に添加す6ことが!きる。
の微生物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養する
。栄養源としては,従来カビの培養に利用されている公
知のものが使用できる。例えば.炭素源としては.グル
コース.シュクロース,水飴,デキストリン,澱粉.グ
リセロール.糖蜜,動・植物油等を使用しうる。また,
窒素源としては.大豆粉.小麦胚芽.コーン・スティー
プ・リカー.綿実粕.肉エキス,ベプトン.酵母エキス
.硫酸アンモニウム,硝酸ナトリ9ム.尿.素等を使用
しうる。その他必要に応じ,ナトリウム,カリウム,カ
ルシウム,マグネシウム,コバルト,塩素,燐酸,硫酸
およびその他のイオンを生成することができる無機塩類
を添加することは有効である。゜また,菌の発育を助け
,PFIOI5物質の生産を促進するような有機および
無機物を適当に添加す6ことが!きる。
培養法としては.好気的条件での培養法.特に深部培養
法が最も適している。培養に適当な温度は15〜30℃
であるが,多くの場合26℃付近で培養す(−。PF1
015物質の生産は培地や培養条件により異なるが.振
盪培養.タンク培養のいずれにおいても通常2〜10日
間でその蓄積が最高に達する。培養中のPF1015物
質の蓄積量が最高になった時に培養を停止し,培養液か
ら目的物質を単離精製する。
法が最も適している。培養に適当な温度は15〜30℃
であるが,多くの場合26℃付近で培養す(−。PF1
015物質の生産は培地や培養条件により異なるが.振
盪培養.タンク培養のいずれにおいても通常2〜10日
間でその蓄積が最高に達する。培養中のPF1015物
質の蓄積量が最高になった時に培養を停止し,培養液か
ら目的物質を単離精製する。
3.PF1015物質の精製法
本発明によって得られるPF1015物質の培養物から
の採取に当たっては.その性状を利用した通常の分離手
段,例えば,溶剤抽出法,イオン交換樹脂法,吸着また
は分配カラムクロマト法,ゲルろ過法,透析法,沈澱法
等を単独でまt;は適宜組み合わせて抽出精製すること
ができる。例えば,PFl01.5物質は,培養菌体中
からはアセトンー水,メタノールー水または酢酸エチル
等で抽出される。まI;,培養液中に蓄積されたPFI
015物質は,水と混ざらない有機溶剤,例えば,ブタ
ノール,酢酸エチル等で抽出すればPF1015物質は
有機溶剤層に抽出される。
の採取に当たっては.その性状を利用した通常の分離手
段,例えば,溶剤抽出法,イオン交換樹脂法,吸着また
は分配カラムクロマト法,ゲルろ過法,透析法,沈澱法
等を単独でまt;は適宜組み合わせて抽出精製すること
ができる。例えば,PFl01.5物質は,培養菌体中
からはアセトンー水,メタノールー水または酢酸エチル
等で抽出される。まI;,培養液中に蓄積されたPFI
015物質は,水と混ざらない有機溶剤,例えば,ブタ
ノール,酢酸エチル等で抽出すればPF1015物質は
有機溶剤層に抽出される。
PF I O l 5物質を更に精製するには,シリカ
ゲル(ワコーゲルC−200.和光純薬工業社製等),
アルミナ等の吸薯剤やセ7アデツクスLH−20 (
7アルマシア社製).トヨパールHW−40 (東ソー
社製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよい。
ゲル(ワコーゲルC−200.和光純薬工業社製等),
アルミナ等の吸薯剤やセ7アデツクスLH−20 (
7アルマシア社製).トヨパールHW−40 (東ソー
社製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよい。
このようにして培養物中に生産されたPF1015物質
は遊離の形,すなわちPF1015物質それ自体として
分離することができる。またPF1015物質を含有す
る溶液またはその濃縮液を塩基,すなわち例えば水酸化
ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金属化合物,
水酸化マグネシウム,水酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属化合物.アンモニウム塩等のような無機塩基,エ
タノールアミン,トリエチルアミン,ジシクロヘキシル
アミン等の有機塩基により,抽出,分離.または精製の
各工程の操作中に処理した場合.PF1015物質は対
応するその塩類の形に変化し単離される。また別にこの
ようにして製造されたPF1015物質の塩類は.常法
により遊離の形に変化させることができる。更に遊離の
形で得られたPF1015物質を前記塩基により常法で
対応する塩類に変化させることもできる。従ってPF1
015物質と同様に前記のようなその塩類も,この発明
の範囲内に包含するものとする。
は遊離の形,すなわちPF1015物質それ自体として
分離することができる。またPF1015物質を含有す
る溶液またはその濃縮液を塩基,すなわち例えば水酸化
ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金属化合物,
水酸化マグネシウム,水酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属化合物.アンモニウム塩等のような無機塩基,エ
タノールアミン,トリエチルアミン,ジシクロヘキシル
アミン等の有機塩基により,抽出,分離.または精製の
各工程の操作中に処理した場合.PF1015物質は対
応するその塩類の形に変化し単離される。また別にこの
ようにして製造されたPF1015物質の塩類は.常法
により遊離の形に変化させることができる。更に遊離の
形で得られたPF1015物質を前記塩基により常法で
対応する塩類に変化させることもできる。従ってPF1
015物質と同様に前記のようなその塩類も,この発明
の範囲内に包含するものとする。
以下に本発明の実施例を示すが,PF1015物質の性
状が本発明によって明らかにされたので,それらの性状
にもとづきPF1015物質の製造法を種々考案するこ
とができる。従って本発明は以下に示す実施例に限定さ
れるものではなく,実施例の修飾手段は勿論.本発明に
よって明らかにされたPF1015物質の性状にもとづ
いて公知の手段を施してPF1015物質を生産.濃縮
.抽出,精製する方法をすべて包含する。
状が本発明によって明らかにされたので,それらの性状
にもとづきPF1015物質の製造法を種々考案するこ
とができる。従って本発明は以下に示す実施例に限定さ
れるものではなく,実施例の修飾手段は勿論.本発明に
よって明らかにされたPF1015物質の性状にもとづ
いて公知の手段を施してPF1015物質を生産.濃縮
.抽出,精製する方法をすべて包含する。
実施例
種培地として,スターチ2.0%,グルコース1.0%
.小麦胚芽0.6%.ポリベプトン0.5%,大豆粉0
.2%,酵母エキス0.3%及び炭酸カルシウム0.1
%の組成からなる培地を用いた。また.生産培地として
,グルコース5.θ%,小麦胚芽1.0%,乾燥酵母1
.0%,コーン・スティーブ・リカー1.5%,ポリペ
プトン0.5%,肉エキス0.5%,炭酸カルシウム0
.3%.硫酸マグネシウム(7水塩)0.2%およ塩化
.ナトリウム0.2%の組成からなる培地を用いた。な
お,殺菌前pHはすべてpH7.0に調節して使用した
。
.小麦胚芽0.6%.ポリベプトン0.5%,大豆粉0
.2%,酵母エキス0.3%及び炭酸カルシウム0.1
%の組成からなる培地を用いた。また.生産培地として
,グルコース5.θ%,小麦胚芽1.0%,乾燥酵母1
.0%,コーン・スティーブ・リカー1.5%,ポリペ
プトン0.5%,肉エキス0.5%,炭酸カルシウム0
.3%.硫酸マグネシウム(7水塩)0.2%およ塩化
.ナトリウム0.2%の組成からなる培地を用いた。な
お,殺菌前pHはすべてpH7.0に調節して使用した
。
前記の種培地20a+Qを分注した100mQ容三角フ
ラスコを120℃で15分間殺菌し,これに無胞子不完
全菌PF l 0 1 5株(FERM p−1051
0)の斜面寒天培養の2〜3白金耳を接種し.26℃で
7日間振盪培養して第1種培養とした。次いで.種培地
(80mg)を分注した500aQ容三角フラスコを1
20℃で15分間殺菌し,前記第1種培養(4mUを接
種し.26℃で3日間振盪培養してこれを第2種培養と
した。
ラスコを120℃で15分間殺菌し,これに無胞子不完
全菌PF l 0 1 5株(FERM p−1051
0)の斜面寒天培養の2〜3白金耳を接種し.26℃で
7日間振盪培養して第1種培養とした。次いで.種培地
(80mg)を分注した500aQ容三角フラスコを1
20℃で15分間殺菌し,前記第1種培養(4mUを接
種し.26℃で3日間振盪培養してこれを第2種培養と
した。
予め120℃で30分間殺菌した35Lの生産培地を含
む50L容ジャー・フアーメンター2基に前記の第2種
培養を各400−ずつ接種し.26℃で4日間通気(2
OL/分).撹拌(初期250rpm, 41時間以降
400rpa+)培養した。培養終了後,ろ過助剤とし
て珪藻土を加えてろ過し,ろ液と菌体を得た。
む50L容ジャー・フアーメンター2基に前記の第2種
培養を各400−ずつ接種し.26℃で4日間通気(2
OL/分).撹拌(初期250rpm, 41時間以降
400rpa+)培養した。培養終了後,ろ過助剤とし
て珪藻土を加えてろ過し,ろ液と菌体を得た。
この菌体に85%アセトン水(64L)を加え.1時間
撹拌後菌体をろ別して菌体抽出液を得た。菌体抽出液は
.減圧下でアセトンを留去して13Lの濃縮液とした。
撹拌後菌体をろ別して菌体抽出液を得た。菌体抽出液は
.減圧下でアセトンを留去して13Lの濃縮液とした。
この濃縮液から酢酸エチル(18Lx2)でPF101
5物質を抽出し.酢酸エチル層を濃縮とすると油状物質
(16g)が得られた。この油状物質をシリカゲル力ラ
ム(400g)の上部ニ載セ,クロロホルムーメタノー
ル−50: l (I L). 25: 1(l L)
.lO:l(2L).5:l(2L)を展開溶媒とする
クロマトグラフィーを行い,PF1015物質を含む両
分を濃縮乾固すると褐色の油状物質(1.5g)が得ら
れた。次いで,この油状物質をシリカゲル力ラム(10
0g)の上部に載せ,クロロホルムーメタノール−10
:1を展開溶媒とするクロマトグラフィーを行った。得
られた粗PF1015物質(680mg)を更に,メタ
ノールを展開溶媒とするセファデックスLH−20(2
L )カラムクロマトグラフィーを行って精製すると,
淡黄色粉末(555mg)が得られた。この淡黄色粉末
をアセトンーメタノール”5:l(6d)に溶解し,こ
れにヘキサン(25m(+)を加え,析出した沈澱をろ
過後乾燥すると純粋なPF1015物質が白色粉末(3
73mg)として得られ I: . 発明の効果 本発明のPF1015物質は第l表に示したごとく抗真
菌活性を有し.また従来の抗真菌性抗生物質に比べて毒
性の低いのが特徴である。これらの性質に基づき本発明
のPF1015物質を抗真菌剤あるいはそれへの変換用
素材として用いることができる。
5物質を抽出し.酢酸エチル層を濃縮とすると油状物質
(16g)が得られた。この油状物質をシリカゲル力ラ
ム(400g)の上部ニ載セ,クロロホルムーメタノー
ル−50: l (I L). 25: 1(l L)
.lO:l(2L).5:l(2L)を展開溶媒とする
クロマトグラフィーを行い,PF1015物質を含む両
分を濃縮乾固すると褐色の油状物質(1.5g)が得ら
れた。次いで,この油状物質をシリカゲル力ラム(10
0g)の上部に載せ,クロロホルムーメタノール−10
:1を展開溶媒とするクロマトグラフィーを行った。得
られた粗PF1015物質(680mg)を更に,メタ
ノールを展開溶媒とするセファデックスLH−20(2
L )カラムクロマトグラフィーを行って精製すると,
淡黄色粉末(555mg)が得られた。この淡黄色粉末
をアセトンーメタノール”5:l(6d)に溶解し,こ
れにヘキサン(25m(+)を加え,析出した沈澱をろ
過後乾燥すると純粋なPF1015物質が白色粉末(3
73mg)として得られ I: . 発明の効果 本発明のPF1015物質は第l表に示したごとく抗真
菌活性を有し.また従来の抗真菌性抗生物質に比べて毒
性の低いのが特徴である。これらの性質に基づき本発明
のPF1015物質を抗真菌剤あるいはそれへの変換用
素材として用いることができる。
第l図:PF1015物質のメタノール中(20μg7
mQ,実線),酸性メタノール中<20p g/mQ,
破線)および塩基性メタノール中(20μg/mQ,一
点鎖線)での紫外部吸収スペクトルを示す。 第2図:PF1015物質の臭化カリウム錠での赤外部
吸収スペクトルを示す。 第3図:PF1015物質の重メタノール溶液中での4
00MHz ’H NMRスペクトルを示す。 第4図:PF1015物質の重メタノール溶液中での1
00MHz l3C NMRスペクトルを示す。
mQ,実線),酸性メタノール中<20p g/mQ,
破線)および塩基性メタノール中(20μg/mQ,一
点鎖線)での紫外部吸収スペクトルを示す。 第2図:PF1015物質の臭化カリウム錠での赤外部
吸収スペクトルを示す。 第3図:PF1015物質の重メタノール溶液中での4
00MHz ’H NMRスペクトルを示す。 第4図:PF1015物質の重メタノール溶液中での1
00MHz l3C NMRスペクトルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記の特性を有する抗生物質PF1015物質およ
びその塩 (1)色および形状:白色粉末 (2)分子式:C_4_6H_6_0O_1_6(3)
マススペクトル(SI−MS):m/z869(M+H
)(4)融点:144〜146℃ (5)比旋光度:〔α〕^1^5_D=+24.3°(
c1.0、MeOH)(6)紫外部吸収スペクトル:第
1図に示す。 (7)赤外部吸収スペクトル:第2図に示す。 (8)^1HNMRスペクトル:第3図に示す。 (9)^1^3CNMRスペクトル:第4図に示す。 (10)溶解性:メタノールに溶け、アセトン、酢酸エ
チルに溶け難く、水に溶けない。 (11)塩基性、酸性、中性の区別:弱酸性物質2、無
胞子不完全菌に属する抗生物質PF1015物質生産菌
を培養し、その培養物から抗生物質PF1015物質を
採取することを特徴とする抗生物質PF1015物質の
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052796A JP2748273B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 新規抗生物質pf1015物質ならびにその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052796A JP2748273B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 新規抗生物質pf1015物質ならびにその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02233689A true JPH02233689A (ja) | 1990-09-17 |
| JP2748273B2 JP2748273B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12924800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1052796A Expired - Lifetime JP2748273B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 新規抗生物質pf1015物質ならびにその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2748273B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1044983A4 (en) * | 1997-12-22 | 2004-10-27 | Takara Shuzo Co | ANTIBIOTIC TKR2999, PREPARATION METHOD THEREOF, AND MICROBE |
-
1989
- 1989-03-07 JP JP1052796A patent/JP2748273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1044983A4 (en) * | 1997-12-22 | 2004-10-27 | Takara Shuzo Co | ANTIBIOTIC TKR2999, PREPARATION METHOD THEREOF, AND MICROBE |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2748273B2 (ja) | 1998-05-06 |
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