JPH0229713B2 - - Google Patents
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- JPH0229713B2 JPH0229713B2 JP56174489A JP17448981A JPH0229713B2 JP H0229713 B2 JPH0229713 B2 JP H0229713B2 JP 56174489 A JP56174489 A JP 56174489A JP 17448981 A JP17448981 A JP 17448981A JP H0229713 B2 JPH0229713 B2 JP H0229713B2
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Description
本発明は安定性にすぐれた冷凍機油の製造法に
関し、詳しくは中間基原油からの基油を用いた冷
凍機油の製造法に関する。 冷凍機油は使用時に冷媒と接触するので、ワツ
クスが析出したりすると、冷凍サイクルが円滑に
作動しないこととなる。また、冷凍サイクル中に
塩酸が発生して機器を腐食させることがあつては
ならない。さらに、使用時の低い温度において流
動性を保持するものであることが要求される。 このような冷凍機油についての要求を満足させ
るため、従来は冷凍機油としては流動点が低く安
定性にすぐれたナフテン系原油からの基油が用い
られてきた。しかしながら、このような目的に適
合するナフテン系原油は特殊な井戸に限られてお
り、しかも涸渇傾向にあつて次第に入手が困難と
なつてきている。 他方、中間基原油は生産量が多く、入手が容易
であるが、従来は精製してエンジンオイルなどの
基油として使用することは知られているけれど
も、冷媒との安定性や流動性に劣るため、冷凍機
油としては使用できなかつた。 本発明は、中間基原油からの潤滑油留分を水素
化処理して芳香族分の一部を除去すると共にいお
う分10ppm以下、窒素分5ppm以下とし、次いで
減圧蒸流を行なつたのち、溶剤脱ろうを行なつて
流動点が−15〜−10℃の留分を得、該留分を再び
水素化処理を行ない存在する芳香族分を水素化さ
せ、引続いて深脱ろう処理を行なうことを特徴と
するナフテン系炭化水素とパラフイン系炭化水素
の合計量が95重量%以上であり、ヨウ素価が7以
下、いおう分が10ppm以下、窒素分5ppm以下で
流動点−40℃以下である安定性にすぐれた冷凍機
油の製造法を提供するものである。 本発明に係る冷凍機油は中間基原油からの潤滑
油留分を水素化処理、脱ろう等の操作を行なうこ
とによつて製造することができ、たとえば以下の
操作によつて製造することができる。 クウエート原油などの中間基原油から常法によ
り、潤滑油粗原料を調製し、苛酷な水素化処理を
行なう。この処理によつて芳香族分などの潤滑油
留分に好ましくない成分を除去したり、有行な成
分に変えたりする反応が行なわれる。この際、い
おう分や窒素分も殆んど除去され、いおう分が
10ppm以下、窒素分が5ppm以下になる。 次いで減圧蒸留により必要な粘度を得るような
分流を行なう。しかる後に、既知の溶剤脱ろうを
行い、通常のパラフインベースオイルが有する流
動点、すなわち−15〜−10℃程度に脱ろうする。 この脱ろう処理後、さらに水素化処理を行ない
芳香族分の大部分を水素化させて飽和分とし、ベ
ースオイルの熱的、化学的な安定性を向上させ
る。しかし、流動点が未だ高いため、冷凍機油と
しては適当でない。 そのために引続き深脱ろう処理が行なわれる。
この処理は苛酷な条件での溶剤脱ろう法やゼオラ
イト触媒を用い、該触媒の細孔に吸着されるパラ
フイン(主としてノルマンパラフイン)を選択的
に水素雰囲気下で分解してろう分となるものを除
去する接触水添脱ろう法が適用される。 このようにして得られる冷凍機油は前述したよ
うに、ナフテン系炭化水素とパラフイン系炭化水
素の合計量、すなわち飽和分が95重量%以上であ
り、ヨウ素価が7以下で、窒素分が5ppm以下で、
いおう分が10ppm以下であり、流動点が−40℃以
下である。そのため、シールドチユーブテストに
おける塩酸発生量の値が低くなり、耐食性が非常
に良好である。冷凍機油の冷媒として用いられる
フロンには塩素が含まれており、冷凍機油の種類
によつては冷凍サイクル中に塩酸が発生して腐食
を生起するおそれがあるけれども、本発明に係る
冷凍機油ではこのような現象が殆ど起こらない。
しかも、冷媒と低温下に接触してもワツクスが析
出しないため、冷凍サイクルが円滑に行なわれ
る。さらに、低温条件下に使用した場合の流動性
が良好であることやいおう分が少ないためスラツ
ジが生成しないことも本発明に係る冷凍機油の特
色の1つである。 次に、本発明に係る冷凍機油の製造例を示す。 実施例 1 クウエート原油を常圧蒸留後、常圧蒸留して得
た留出分および残渣を脱れきした留分を供給原料
としてプロダクトの脱ろう油(最初の脱ろう処理
したもの)の粘着度数が100となるような苛酷な
条件で水素化処理した。 上記の方法で得られたプロダクトを分留し、
100℃の粘度でほぼ2.3cst、5.0cst、10.0cstとなる
ような3種の含ろう油を得た。 これら3種の含ろう油のそれぞれをさらに溶剤
脱ろう処理した。この段階の処理条件は、脱ろう
油の流動点が−15℃となるようにした。 次いで、上記脱ろう油で芳香族分(ゲルクロマ
トグラフ法による)が1.5重量%以下になるよう
さらに水素化処理を行なつた。 さらに、上記の二段水素化処理油を脱ろう油の
流動点が−40℃となるように溶剤脱ろう処理し
た。 これら最終プロダクトの性状を表−1に示す。
関し、詳しくは中間基原油からの基油を用いた冷
凍機油の製造法に関する。 冷凍機油は使用時に冷媒と接触するので、ワツ
クスが析出したりすると、冷凍サイクルが円滑に
作動しないこととなる。また、冷凍サイクル中に
塩酸が発生して機器を腐食させることがあつては
ならない。さらに、使用時の低い温度において流
動性を保持するものであることが要求される。 このような冷凍機油についての要求を満足させ
るため、従来は冷凍機油としては流動点が低く安
定性にすぐれたナフテン系原油からの基油が用い
られてきた。しかしながら、このような目的に適
合するナフテン系原油は特殊な井戸に限られてお
り、しかも涸渇傾向にあつて次第に入手が困難と
なつてきている。 他方、中間基原油は生産量が多く、入手が容易
であるが、従来は精製してエンジンオイルなどの
基油として使用することは知られているけれど
も、冷媒との安定性や流動性に劣るため、冷凍機
油としては使用できなかつた。 本発明は、中間基原油からの潤滑油留分を水素
化処理して芳香族分の一部を除去すると共にいお
う分10ppm以下、窒素分5ppm以下とし、次いで
減圧蒸流を行なつたのち、溶剤脱ろうを行なつて
流動点が−15〜−10℃の留分を得、該留分を再び
水素化処理を行ない存在する芳香族分を水素化さ
せ、引続いて深脱ろう処理を行なうことを特徴と
するナフテン系炭化水素とパラフイン系炭化水素
の合計量が95重量%以上であり、ヨウ素価が7以
下、いおう分が10ppm以下、窒素分5ppm以下で
流動点−40℃以下である安定性にすぐれた冷凍機
油の製造法を提供するものである。 本発明に係る冷凍機油は中間基原油からの潤滑
油留分を水素化処理、脱ろう等の操作を行なうこ
とによつて製造することができ、たとえば以下の
操作によつて製造することができる。 クウエート原油などの中間基原油から常法によ
り、潤滑油粗原料を調製し、苛酷な水素化処理を
行なう。この処理によつて芳香族分などの潤滑油
留分に好ましくない成分を除去したり、有行な成
分に変えたりする反応が行なわれる。この際、い
おう分や窒素分も殆んど除去され、いおう分が
10ppm以下、窒素分が5ppm以下になる。 次いで減圧蒸留により必要な粘度を得るような
分流を行なう。しかる後に、既知の溶剤脱ろうを
行い、通常のパラフインベースオイルが有する流
動点、すなわち−15〜−10℃程度に脱ろうする。 この脱ろう処理後、さらに水素化処理を行ない
芳香族分の大部分を水素化させて飽和分とし、ベ
ースオイルの熱的、化学的な安定性を向上させ
る。しかし、流動点が未だ高いため、冷凍機油と
しては適当でない。 そのために引続き深脱ろう処理が行なわれる。
この処理は苛酷な条件での溶剤脱ろう法やゼオラ
イト触媒を用い、該触媒の細孔に吸着されるパラ
フイン(主としてノルマンパラフイン)を選択的
に水素雰囲気下で分解してろう分となるものを除
去する接触水添脱ろう法が適用される。 このようにして得られる冷凍機油は前述したよ
うに、ナフテン系炭化水素とパラフイン系炭化水
素の合計量、すなわち飽和分が95重量%以上であ
り、ヨウ素価が7以下で、窒素分が5ppm以下で、
いおう分が10ppm以下であり、流動点が−40℃以
下である。そのため、シールドチユーブテストに
おける塩酸発生量の値が低くなり、耐食性が非常
に良好である。冷凍機油の冷媒として用いられる
フロンには塩素が含まれており、冷凍機油の種類
によつては冷凍サイクル中に塩酸が発生して腐食
を生起するおそれがあるけれども、本発明に係る
冷凍機油ではこのような現象が殆ど起こらない。
しかも、冷媒と低温下に接触してもワツクスが析
出しないため、冷凍サイクルが円滑に行なわれ
る。さらに、低温条件下に使用した場合の流動性
が良好であることやいおう分が少ないためスラツ
ジが生成しないことも本発明に係る冷凍機油の特
色の1つである。 次に、本発明に係る冷凍機油の製造例を示す。 実施例 1 クウエート原油を常圧蒸留後、常圧蒸留して得
た留出分および残渣を脱れきした留分を供給原料
としてプロダクトの脱ろう油(最初の脱ろう処理
したもの)の粘着度数が100となるような苛酷な
条件で水素化処理した。 上記の方法で得られたプロダクトを分留し、
100℃の粘度でほぼ2.3cst、5.0cst、10.0cstとなる
ような3種の含ろう油を得た。 これら3種の含ろう油のそれぞれをさらに溶剤
脱ろう処理した。この段階の処理条件は、脱ろう
油の流動点が−15℃となるようにした。 次いで、上記脱ろう油で芳香族分(ゲルクロマ
トグラフ法による)が1.5重量%以下になるよう
さらに水素化処理を行なつた。 さらに、上記の二段水素化処理油を脱ろう油の
流動点が−40℃となるように溶剤脱ろう処理し
た。 これら最終プロダクトの性状を表−1に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中間基原油からの潤滑油留分を水素化処理し
て芳香族分の一部を除去すると共にいおう分
10ppm以下、窒素分5ppm以下とし、次いで減圧
蒸留を行なつたのち、溶剤脱ろうを行なつて流動
点が−15〜−10℃の留分を得、該留分を再び水素
化処理を行ない存在する芳香族分を水素化させ、
引続いて深脱ろう処理を行なうことを特徴とする
ナフテン系炭化水素とパラフイン系炭化水素の合
計量が95重量%以上であり、ヨウ素価が7以下、
いおう分が10ppm以下、窒素分5ppm以下で流動
点−40℃以下である安定性にすぐれた冷凍機油の
製造法。 2 深脱ろう処理が溶剤脱ろうまたは接触水添脱
ろうである特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17448981A JPS5876497A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 安定性にすぐれた冷凍機油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17448981A JPS5876497A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 安定性にすぐれた冷凍機油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5876497A JPS5876497A (ja) | 1983-05-09 |
| JPH0229713B2 true JPH0229713B2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=15979373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17448981A Granted JPS5876497A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 安定性にすぐれた冷凍機油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5876497A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248312U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59207948A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-26 | Idemitsu Kosan Co Ltd | ゴム配合用鉱油およびゴム組成物 |
| JPS6044593A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-09 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 汎用グリ−ス組成物 |
| JPS6047100A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-14 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 白色グリ−ス組成物 |
| JPH0737623B2 (ja) * | 1986-03-31 | 1995-04-26 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
| JPH0737622B2 (ja) * | 1986-05-26 | 1995-04-26 | 出光興産株式会社 | 冷凍機油組成物 |
| JPH0730346B2 (ja) * | 1986-09-08 | 1995-04-05 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
| JP2668683B2 (ja) * | 1987-08-13 | 1997-10-27 | 出光興産 株式会社 | 繊維油剤用鉱油 |
| JP2525445B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1996-08-21 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
| EP2284247A3 (en) | 1996-11-27 | 2011-03-23 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Lubricating oil composition for refrigerators and method for lubrication with the composition |
| WO2000060031A1 (en) * | 1999-04-02 | 2000-10-12 | Japan Energy Corporation | Lubricant for vapor compression refrigerator using hydrocarbon coolant |
| JP2008013677A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Nippon Oil Corp | 冷凍機油 |
| EP2423298A1 (en) | 2006-07-06 | 2012-02-29 | Nippon Oil Corporation | Compressor oil composition |
| JP5550665B2 (ja) * | 2012-02-08 | 2014-07-16 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 冷凍機油 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5491502A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-20 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Rotary refrigerator oil |
| JPS5544119A (en) * | 1978-09-20 | 1980-03-28 | Kawasaki Steel Co | Burying method of piping |
-
1981
- 1981-11-02 JP JP17448981A patent/JPS5876497A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248312U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5876497A (ja) | 1983-05-09 |
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