JPH0233302B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0233302B2 JPH0233302B2 JP59264040A JP26404084A JPH0233302B2 JP H0233302 B2 JPH0233302 B2 JP H0233302B2 JP 59264040 A JP59264040 A JP 59264040A JP 26404084 A JP26404084 A JP 26404084A JP H0233302 B2 JPH0233302 B2 JP H0233302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- cellulose
- weight
- paper
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、コンポジツト積層板の改良に関す
る。 従来の技術 電子機器に使用されるコンポジツト積層板に
は、紙基材としてリンターパルプを原料とした紙
や木材パルプを原料とした紙が用いられている。
前者は殆んど100%のα−セルロースから成つて
いるのに対し、後者はα−セルロースを約70〜85
重量%程度含有し、その他ヘミセルロース等を含
んでいる。 発明が解決しようとする問題点 α−セルロースは、重合度が大きく、かつ結晶
化度が高いので、α−セルロース100%から成る
リンターパルプを原料とした紙は、樹脂を含浸し
易く、これを用いれば電気絶縁性、打抜き加工性
の良好なコンポジツト積層板が得られる。しか
し、綿実をパルプ原料としているため、原料供給
が不安定でしかも価格は、高価で変動しやすい。 一方、ヘミセルロースは重合度が小さく、親水
性が大きいので、α−セルロースにヘミセルロー
スが混在した木材パルプを原料にした紙では、得
られるコンポジツト積層板の電気絶縁性、耐湿性
が低下し、また、ヘミセルロースは、α−セルロ
ースのミセル間隙に入つているため、樹脂の含浸
が悪く、表面にガラス布を配置したコンポジツト
積層板では打抜時の衝撃で層間剥離、外形断面に
カケが発生し、打抜加工性が悪い。 本発明は、中間層が紙基材、表面層がガラス布
基材のコンポジツト積層板において、紙基材とし
て木材パルプを原料としつつ、電気特性、打抜加
工性の良いコンポジツト積層板を提供するもので
ある。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記欠点を解決するもので、中間層
を紙基材で構成し表面層をガラス布基材で構成し
たコンポジツト積層板において、紙基材として木
材パルプを原料とし、α−セルロースを90重量%
以上含有する繊維素繊維からなるものを使用する
ことを特徴とする。 作 用 本発明は、上記の特徴を有することにより、従
来の木材パルプを原料とする紙基材に比べ、α−
セルロース含有率が高く、ヘミセルロース含有率
が低いため、樹脂の含浸性が良好となり、得られ
たコンポジツト積層板は、電気絶縁性、打抜加工
性が向上する。 α−セルロースの含有量が90重量%に達しない
ときは、樹脂の含浸性は、従来の木材パルプを原
料とする紙基材と差がなく、得られたコンポジツ
ト積層板についても電気絶縁性、打抜加工性で良
好な特性が得られない。 実施例 次に本発明の実施例について述べる。 実施例 1 0.25mm厚さのα−セルロース92重量%含有のク
ラフト紙にメチロールフエノール樹脂を含浸・乾
燥し樹脂量10%とした後、商品名エボン1045(油
化シエル製エポキシ樹脂)100重量部、ジシアン
ジアミド4重量部、ベンジルジメチルアミン0.5
重量部からなるエポキシ樹脂ワニスを更に含浸乾
燥して樹脂量60%のプリプレグを得た。このプリ
プレグを所定枚数積層し、その上下にガラス布基
材プリプレグを各1枚配置し、更に片面に銅箔を
重ねて、温度160℃、圧力30Kg/cm2で60分間加
熱・加圧し、厚さ1.6mmの片面銅張積層板を得た。 尚、ガラス布基材プリプレグは、商品名エピコ
ート1001(油化シエル製エポキシ樹脂)100重量
部、ジシアンジアミド4重量部、ベンジルジメチ
ルアミン0.5重量部を配合後、これをガラス布に
樹脂量40%になる様、含浸・乾燥したものであ
る。 また、メチロールフエノール樹脂は、フエノー
ル1モルに対し、ホルムアルデヒド(37%ホルマ
リン)2モル、水酸化バリウム1モルを加え、80
℃で3時間反応させ、反応生成物を20%硫酸溶液
で中和し、中和塩を除去して、水で希釈した樹脂
固形分15%のものを使用した。 比較例 1 0.25mm厚さのα−セルロース87重量%含有のク
ラフト紙を用いて、実施例1と同様の条件で厚さ
1.6mmの片面銅張積層板を得た。 比較例 2 0.25mm厚さのコツトンリンター紙を用いて、実
施例1と同様の条件で厚さ1.6mmの片面銅張積層
板を得た。 従来例 1 0.25mm厚さのα−セルロース82重量%含有のク
ラフト紙を用いて、実施例1と同様の条件で厚さ
1.6mmの片面銅張積層板を得た。 本発明の実施例、比較例、従来例における積層
板についてJIS−C−6481により、特性試験を行
なつた結果を第1表に示す。 尚、打抜加工性は、厚さ1.6mmの銅張積層板を、
ピツチ間隔2.5mm、ポンチ径1.0mmφ、クリアラン
ス10/100(両側)の試験金型で打抜いたときの穴
間の層間剥離発生率を表わした。打抜温度は25℃
である。
る。 従来の技術 電子機器に使用されるコンポジツト積層板に
は、紙基材としてリンターパルプを原料とした紙
や木材パルプを原料とした紙が用いられている。
前者は殆んど100%のα−セルロースから成つて
いるのに対し、後者はα−セルロースを約70〜85
重量%程度含有し、その他ヘミセルロース等を含
んでいる。 発明が解決しようとする問題点 α−セルロースは、重合度が大きく、かつ結晶
化度が高いので、α−セルロース100%から成る
リンターパルプを原料とした紙は、樹脂を含浸し
易く、これを用いれば電気絶縁性、打抜き加工性
の良好なコンポジツト積層板が得られる。しか
し、綿実をパルプ原料としているため、原料供給
が不安定でしかも価格は、高価で変動しやすい。 一方、ヘミセルロースは重合度が小さく、親水
性が大きいので、α−セルロースにヘミセルロー
スが混在した木材パルプを原料にした紙では、得
られるコンポジツト積層板の電気絶縁性、耐湿性
が低下し、また、ヘミセルロースは、α−セルロ
ースのミセル間隙に入つているため、樹脂の含浸
が悪く、表面にガラス布を配置したコンポジツト
積層板では打抜時の衝撃で層間剥離、外形断面に
カケが発生し、打抜加工性が悪い。 本発明は、中間層が紙基材、表面層がガラス布
基材のコンポジツト積層板において、紙基材とし
て木材パルプを原料としつつ、電気特性、打抜加
工性の良いコンポジツト積層板を提供するもので
ある。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記欠点を解決するもので、中間層
を紙基材で構成し表面層をガラス布基材で構成し
たコンポジツト積層板において、紙基材として木
材パルプを原料とし、α−セルロースを90重量%
以上含有する繊維素繊維からなるものを使用する
ことを特徴とする。 作 用 本発明は、上記の特徴を有することにより、従
来の木材パルプを原料とする紙基材に比べ、α−
セルロース含有率が高く、ヘミセルロース含有率
が低いため、樹脂の含浸性が良好となり、得られ
たコンポジツト積層板は、電気絶縁性、打抜加工
性が向上する。 α−セルロースの含有量が90重量%に達しない
ときは、樹脂の含浸性は、従来の木材パルプを原
料とする紙基材と差がなく、得られたコンポジツ
ト積層板についても電気絶縁性、打抜加工性で良
好な特性が得られない。 実施例 次に本発明の実施例について述べる。 実施例 1 0.25mm厚さのα−セルロース92重量%含有のク
ラフト紙にメチロールフエノール樹脂を含浸・乾
燥し樹脂量10%とした後、商品名エボン1045(油
化シエル製エポキシ樹脂)100重量部、ジシアン
ジアミド4重量部、ベンジルジメチルアミン0.5
重量部からなるエポキシ樹脂ワニスを更に含浸乾
燥して樹脂量60%のプリプレグを得た。このプリ
プレグを所定枚数積層し、その上下にガラス布基
材プリプレグを各1枚配置し、更に片面に銅箔を
重ねて、温度160℃、圧力30Kg/cm2で60分間加
熱・加圧し、厚さ1.6mmの片面銅張積層板を得た。 尚、ガラス布基材プリプレグは、商品名エピコ
ート1001(油化シエル製エポキシ樹脂)100重量
部、ジシアンジアミド4重量部、ベンジルジメチ
ルアミン0.5重量部を配合後、これをガラス布に
樹脂量40%になる様、含浸・乾燥したものであ
る。 また、メチロールフエノール樹脂は、フエノー
ル1モルに対し、ホルムアルデヒド(37%ホルマ
リン)2モル、水酸化バリウム1モルを加え、80
℃で3時間反応させ、反応生成物を20%硫酸溶液
で中和し、中和塩を除去して、水で希釈した樹脂
固形分15%のものを使用した。 比較例 1 0.25mm厚さのα−セルロース87重量%含有のク
ラフト紙を用いて、実施例1と同様の条件で厚さ
1.6mmの片面銅張積層板を得た。 比較例 2 0.25mm厚さのコツトンリンター紙を用いて、実
施例1と同様の条件で厚さ1.6mmの片面銅張積層
板を得た。 従来例 1 0.25mm厚さのα−セルロース82重量%含有のク
ラフト紙を用いて、実施例1と同様の条件で厚さ
1.6mmの片面銅張積層板を得た。 本発明の実施例、比較例、従来例における積層
板についてJIS−C−6481により、特性試験を行
なつた結果を第1表に示す。 尚、打抜加工性は、厚さ1.6mmの銅張積層板を、
ピツチ間隔2.5mm、ポンチ径1.0mmφ、クリアラン
ス10/100(両側)の試験金型で打抜いたときの穴
間の層間剥離発生率を表わした。打抜温度は25℃
である。
【表】
【表】
発明の効果
第1表から明らかなように、本発明のコンポジ
ツト積層板は、従来のものに比べ、電気抵抗の吸
湿劣化が小さく、打抜時の層間剥離が少ないこと
から、電気絶縁性、打抜加工性において極めて、
優れたものである。 さらに、木材パルプを原料とした紙を使用して
いるため、従来のリンターパルプを原料とした紙
を使用したものに比べ、供給が安定しており、価
格の面からも安価に得られることから、本発明の
工業的価値は甚大である。
ツト積層板は、従来のものに比べ、電気抵抗の吸
湿劣化が小さく、打抜時の層間剥離が少ないこと
から、電気絶縁性、打抜加工性において極めて、
優れたものである。 さらに、木材パルプを原料とした紙を使用して
いるため、従来のリンターパルプを原料とした紙
を使用したものに比べ、供給が安定しており、価
格の面からも安価に得られることから、本発明の
工業的価値は甚大である。
Claims (1)
- 1 中間層を紙基材で構成し表面層をガラス布基
材で構成したコンポジツト積層板において、中間
層を構成する紙基材として木材パルプを原料とし
α−セルロースを90重量%以上含有する繊維素繊
維からなる紙基材を使用したことを特徴とするコ
ンポジツト積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26404084A JPS61141545A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンポジツト積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26404084A JPS61141545A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンポジツト積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61141545A JPS61141545A (ja) | 1986-06-28 |
| JPH0233302B2 true JPH0233302B2 (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=17397712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26404084A Granted JPS61141545A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | コンポジツト積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61141545A (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5129911A (ja) * | 1974-09-06 | 1976-03-13 | Alps Electric Co Ltd | Jikihetsudoniokeruhoorudokeesu no seizohoho |
| JPS6210844Y2 (ja) * | 1979-07-12 | 1987-03-14 | ||
| JPS5940106B2 (ja) * | 1979-09-28 | 1984-09-28 | 新神戸電機株式会社 | 銅張積層板の製造法 |
| JPS5849238A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-23 | 新神戸電機株式会社 | 積層板の製造法 |
| JPS58163653A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | 新神戸電機株式会社 | 積層品の製造法 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP26404084A patent/JPS61141545A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61141545A (ja) | 1986-06-28 |
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