JPH0239295Y2 - - Google Patents

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JPH0239295Y2
JPH0239295Y2 JP12227385U JP12227385U JPH0239295Y2 JP H0239295 Y2 JPH0239295 Y2 JP H0239295Y2 JP 12227385 U JP12227385 U JP 12227385U JP 12227385 U JP12227385 U JP 12227385U JP H0239295 Y2 JPH0239295 Y2 JP H0239295Y2
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conductor
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gravity
yoke
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は碍子連を上下縦方向に複数配列した
縦配列複連耐張碍子装置に関する。
(従来の技術) 従来、塔体1に取着される複連耐張碍子装置と
して、第7図に示すような水平配列のものが使用
されている。この水平配列の碍子装置UIは寒冷
降雪地において冠雪が生じ、この冠雪が碍子装置
UIの機械的強度を減少させたり、耐電圧特性を
低下させることがあつた。
そこで、前記碍子装置UIの冠雪を軽減するた
めに、例えば、第8図に示すように碍子連を縦に
配列する縦配列複連耐張碍子装置が提供されてい
る。
この碍子装置U2は概略的には、長幹碍子2
3,24を1本以上直列に接続した碍子連21,
22を上下二段に配列するとともに、両碍子連2
1,22の両端をそれぞれ塔体側ヨーク41と導
体側ヨーク42に軸6,14着して形成されてい
た。そして、塔体1及び高圧線等の導体16と両
ヨーク41,42との連結部である軸6,14
を、上側碍子連21と両ヨーク41,42との連
結部である軸8,10と、下側碍子連22と両ヨ
ーク41,42との連結部である軸9,11との
上下中央位置に設けていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記碍子装置U2の両ヨーク41,
42は、本来、水平配列複連耐張碍子装置に用い
るバランスヨークに類するものである。従つて、
これを前記碍子装置U2のような、縦配列の二連
耐張碍子装置に用いて送電線路で使用すると、導
体16の捻回や風圧の作用により、両ヨーク4
1,42は装置軸線H1を中心に捻回力が作用し
て、特に導体側のヨーク42が捻回し、塔体側及
び導体側の軸6,14や、上下両碍子連21,2
2の軸8,10及び9,11で変形が生じたり、
あるいは上下両碍子連21,22の縦方向(垂直
方向)の配列が崩れて、斜めの配列状態になつた
りする。その結果、降雪時には、両碍子連21,
22に冠雪が生じ易くなるばかりでなく、冠雪に
より上下両碍子連21,22の配列バランスが崩
れたり、更に導体側及び塔体側の軸6,14で機
械的破壊が生じる虞があつた。
この考案は導体の捻回や風圧等の作用に対し
て、安定した碍子連の配列を保つことのできる縦
配列複連耐張碍子装置の提供を目的としている。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するため、塔体1
に対し連結部6により一点で連結される塔体側ヨ
ーク7と、導体16に対し連結部14により一点
で連結される導体側ヨーク12との間に複数の碍
子連21,22を上下に、かつ、所定間隔をもつ
て並列に連結し、前記塔体側及び導体側の連結部
6,14を結ぶ直線H1よりも下方の碍子連22
側を重くすることによつて、この直線H1に関す
る下方の碍子連22側の重力による力のモーメン
トN2を、上方の碍子連21側の重力による力の
モーメントN1より大きくするという構成を採用
している。
(作用) この考案は前記構成を採用したことにより、次
のように作用する。
縦に配列された碍子連は、碍子装置全体とし
て、横方向への面積の拡がりが減じて、同方向へ
の連続的な冠雪の拡がりが減少する。
また、少なくとも両ヨークの塔体側及び導体側
の連結部を結ぶ直線よりも下方の碍子連を重くす
ることによつて、装置軸線に関する下方の碍子連
の重力によるモーメントを、上方の碍子連の重力
によるモーメントよりも大きくしてあるので、導
体の捻回のトルクに対して従来の碍子装置に比較
して捻回が生じ難くなる。
さらに、上下両碍子連側の重力による力のモー
メントの差によつて、風圧等による回転力が作用
しても、碍子装置は常に縦配列の安定状態とな
る。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜
5図に従つて説明する。
塔体1の一側には軸2により直角クレビスリン
ク3が水平方向の回動可能に連結され、同リンク
3には連結部である軸4により平行クレビス5が
上下方向の回動可能に連結され、同平行クレビス
5の端部には連結部である軸6により塔体側ヨー
ク7が上下方向の回動可能に連結されている。同
塔体側ヨーク7の上下両端部には連結部である軸
8,9を介して後に詳述する耐張碍子としての上
下二連の長幹碍子連21,22の左端部がそれぞ
れ連結され、両長幹碍子連21,22の右端部
は、連結部である軸10,11により導体側ヨー
ク12の上下両端部に連結されている。さらに、
同ヨーク12には平行クレビス13が連結部であ
る軸14により上下方向の回動可能に連結され、
同平行クレビス13の右端部には連結部である軸
15により高圧線等の導体16を把持する圧縮ク
ランプ17が上下方向の回動可能に連結され、同
クランプ17の基端には、ジヤンパー線18を把
持する圧縮クランプ19が取着されている。
前記塔体側及び導体側ヨーク7,12はバラン
スヨークであつて、前記軸6,14を結ぶ装置軸
線H1は両ヨーク7,12に対し長幹碍子連2
1,22を連結する軸8,10を結ぶ軸線H2、
及び軸9,11を結ぶ軸線H3との中央に位置し
ている。
第2図に示すように、導体側ヨーク12には前
記軸14の直下に、同ヨーク12を挟むように重
錘20が固着されている。この重錘20は側面山
形状に形成され、降雪地において使用される場
合、冠雪を防止し得るようになつている。
この重錘20は、例えば長幹碍子連21,22
がそれぞれ一連で、導体16の張力が3800Kg重で
あるとき碍子装置の捻じれ角度の範囲を10度以内
にとどめようとする場合、20Kgが適正である。
上下二段の前記長幹碍子連21,22は、ほぼ
同様に構成されているので、上部の長幹碍子連2
1の構成について説明し、下部の長幹碍子連22
は同一の符号を付して説明を省略する。
前記上側長幹碍子連21は、ほぼ同様に形成し
た塔体側及び導体側の長幹碍子23,24の直列
に連結して構成され、長幹碍子23,24の両端
には一対のキヤツプ金具25,26が嵌着固定さ
れている。塔体側キヤツプ金具25には軸27に
よりアークホーン28を取着したホーン取付金具
29が上下方向の回動可能に連結されている。ま
た、前記塔体側のヨーク7の上端部に前記軸8に
より上下方向の回動可能に連結した直角クレビス
リンク30と前記ホーン取付金具29は、同じく
軸31により水平方向の回動可能に連結され、連
結部を構成している。
一方、前記両長幹碍子23,24の対向するキ
ヤツプ金具26,25には軸32,32によりア
ークホーン33を取着したホーン取付金具34の
両端が上下方向の回動可能に連結されている。な
お、長幹碍子24と導体側ヨーク12との連結部
は前述した塔体側ヨーク7と長幹碍子23との連
結部(ホーン取付金具29及び直角クレビスリン
ク30により構成されている。)の構造と同様で
あるため、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、前記のように構成した縦配列複連耐張碍
子装置の作用について説明する。
一般に、物体の回転運動に対する慣性の大き
さ、つまり慣性モーメントIは、物体を構成する
各部分の質量をmとし、回転の中心から各部分ま
での距離をlとすると次式で表される。
すなわち、 I=m2〔単位Kgm2〕 となる。
ここで前述した碍子装置についてモデル的に説
明する。
まず、この碍子装置全体の質量をMとし、碍子
装置の質量Mの大部分が、上下両長幹碍子連2
1,22に集中していることから、両碍子連2
1,22の質量をそれぞれ0.5Mとし、装置軸線
H1からの距離(第1図に示すl1,l2)をそ
れぞれ次のように仮定する。
l1+l2=L,l1/l2=1 また、重錘20の質量をM1とし、その重心の
位置を装置軸線H1からほぼl2にあるとする。
このとき、この碍子装置の慣性モーメントI、
すなわち、碍子装置の捻回に対する抵抗の大きさ
は、上側長幹碍子連21の慣性モーメント(I1
とする)と下側長幹碍子連22の慣性モーメント
(I2とする)及び重錘20の慣性モーメント
(I3とする)との和で表すことができる。
すなわち、 I=I1+I2+I3 となる。よつて、 I=0.125ML2+0.125ML2+0.25M1L2 =0.25ML2+0.25M12 となる。
一方、従来の碍子装置U1について、他の全て
の条件を前記と同様にし、各長幹碍子連21,2
2の質量をそれぞれ0.5M、装置軸線H1からの
距離、 l1=l2=0.5L とすると、慣性モーメントは次のように表すこと
ができる。すなわち、 I=I1+I2 =0.125ML2+0.125ML2 0.25ML2 となる。よつて、 0.25ML2+0.25M1L2>0.25ML2 となる。
すなわち、この考案のような重錘20を付加し
て下方の質量を大きくした導体側ヨーク12を用
いた場合、従来のバランスヨーク41,42の使
用と比較して、碍子装置全体としての慣性モーメ
ントIは大きくなる。したがつて、装置軸線H1
を中心として、碍子装置に捻回の作用(例えば、
高圧線の捻回力)が働いても、この碍子装置は従
来の碍子装置U1よりも捻回され難い。
そして、この実施例の場合、捻回に対する抵抗
性、すなわち、慣性モーメントIは、質量が大き
くなるほど大きくなり、碍子装置はさらに捻回さ
れ難くなる。
次に、この碍子装置に対する重力の作用を第3
〜5図について説明する。
ところで、一般に、物体の回転に対する作用、
すなわち、力のモーメント(Nとする)は、うで
の長さ、すなわち回転の中心からの力の作用点ま
での距離(lとする)と、うでの長さに対して垂
直に作用する力(Fとする)との積で示される。
すなわち、 N=Fl(単位Nm) となる。
従つて、第3図に示すように、常には縦方向に
配列された碍子装置にかかる重力、主に上側長幹
碍子連21にかかる重力W1と、下側長幹碍子連
22にかかる重力W2及び重錘20にかかる重力
W3とは、上側長幹碍子連21までのうでの長さ
l1及び下側長幹碍子連22までのうでの長さl
2(l2=l1)に対して直角に作用しないので、碍
子装置は回動されない。従つて、碍子装置は縦配
列の安定状態で支持される。
ところが、同碍子装置の側方から、例えば、風
圧等により、装置軸線H1を中心として下側碍子
連22を回動する力Fが作用すると、重力W1,
W2及び重力W3は同装置の回動に抗する力のモ
ーメントとして反作用を生じる。
すなわち、この碍子装置には、第4図に示すよ
うに、上側長幹碍子連21のうでの長さl1と、
同碍子連21にかかる重力W1が、うでの長さl
1に直角に作用する力の成分F1との積で示され
る力のモーメント(N1とする) N1=F1×l1 及び、下側長幹碍子連22のうでの長さl2
と、同碍子連22及び重錘20にかかる重力W2
+重力W3が、うでの長さl2に直角に作用する
力の成分F2との積で示される力のモーメント
(N2とする) N2=F2×l2 との力のモーメントの差が生じる。
つまり、 N=N2−N1>0 (N2>N1) の大きさの力のモーメントによつて、碍子装置は
X方向への反作用により、常にもとの安定状態に
戻ろうとしている。
これに対して、従来の重錘20を付加していな
いヨーク42を用いた碍子装置U2では、第5図
に示すように、風圧等の力Fが作用しても、重力
W1,W2の作用による力のモーメントの差、 すなわち、 N=N2−N1=0 となるので、重力の作用による力のモーメントの
反作用を受けず、風圧の力Fに対してもとの安定
状態に戻ろうとしない。
以上力学的モデルによつて説明したように、こ
の碍子装置は、導体の捻回の力、あるいは、風圧
の力等が作用しても、碍子装置全体として捻回さ
れ難い。従つて、この碍子装置の捻回によつて、
長幹碍子連21,22の長幹碍子23,24を連
結するホーン取付金具34が、両碍子連21,2
2と両ヨーク7,12とを連結するホーン取付金
具29、直角クレビスリンク30あるいは、この
碍子装置と塔体1とを連結する平行クレビス5、
特に導体16の捻回トルクが直接作用する平行ク
レビス13、圧縮クランプ17等の、変形又は破
壊につながる無理な力は生じ難い。
なお、この考案は次のように実施してもよい。
(イ) 第6図に示すように、導体側との軸14を導
体側ヨーク12の上下中央位置よりも上側に偏
心した導体側ヨーク12とするとともに、この
導体側ヨーク12の連結部下部に重錘20を設
けた構成とする。また、塔体側ヨーク7もこの
導体側ヨーク12と同様に偏心させたものとす
ること。
この実施例では塔体側及び導体側ヨーク7,
12を偏心させたことにより、さらに下側長幹
碍子連22と上側長幹碍子連21との力のモー
メントの差が大きくなり、導体16の捻回の
力、あるいは、風圧の力等が作用しても、碍子
装置全体は捻回され難い。
(ロ) 重錘20を塔体側ヨーク7の軸6下部、ある
いは下側長幹碍子連22の適宜の箇所に設ける
こと。
(ハ) 下側長幹碍子連22を上側長幹碍子連21よ
りも重く形成すること。例えばキヤツプ金具2
5,26、アークホーン28,33を大形に形
成する。あるいは、比重の大きな材料により形
成すること。
(ニ) 導体側ヨーク12の軸14をその上下中央位
置よりも上側に設けた偏心ヨークとし、塔体側
ヨーク7の軸6をその上下中央位置よりも下側
に設けた偏心ヨークとすること。
この場合、塔体側ヨーク7、あるいは導体側ヨ
ーク12の偏心度合を、塔体側及び導体側ヨーク
7,12の軸6,16を結ぶ装置軸線H1の周り
の下側長幹碍子連22の力のモーメントが上側長
幹碍子連21の力のモーメントよりも大きくなる
ように設定しておけばよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案の碍子装置は、
従来の碍子装置に比較して、導体の捻回トルクや
風圧等の外力が働いても、碍子装置自体が捻回さ
れ難いので、安定した碍子連の縦配列を維持でき
る。従つて、高圧線を鉄塔に配設する縦配列複連
耐張碍子装置として、バランス性に優れ、かつ、
耐用寿命の長い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す正面図、第2
図は第1図のA−A線端面図、第3,4図はこの
考案の実施例の重力に対する作用の模式図、第5
図は従来の碍子装置の重力に対する作用の模式
図、第6図は別例を示す一部正面図、第7図は従
来の碍子装置の装着状態を示す斜視図、、第8図
は同じく従来の碍子装置を示す正面図である。 1……塔体、6,14……連結部としての軸、
7……塔体側ヨーク、12……導体側ヨーク、1
6……導体、21……上側長幹碍子連、22……
下側長幹碍子連、23,24……長幹碍子、2
5,26……塔体側(導体側)キヤツプ金具、2
9,34……ホーン取付金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 塔体1に対し連結部6により一点で連結され
    る塔体側ヨーク7と、導体16に対し連結部1
    4により一点で連結される導体側ヨーク12と
    の間に複数の碍子連21,22を上下に、か
    つ、所定間隔をもつて並列に連結し、前記塔体
    側及び導体側の連結部6,14を結ぶ直線H1
    よりも下方の碍子連22側を重くすることによ
    つて、この直線H1に関する下方の碍子連22
    側の重力による力のモーメントN2を、上方の
    碍子連21側の重力による力のモーメントN1
    よりも大きくしたことを特徴とする縦配列複連
    耐張碍子装置。 2 両ヨーク7,12はそれぞれその上下中央位
    置で塔体側、導体側へ連結され、導体側ヨーク
    12はその連結部14下側に重錘20を設けた
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の縦配列複連耐張碍子装置。 3 重錘20は山形状である実用新案登録請求の
    範囲第2項に記載の縦配列複連耐張碍子装置。
JP12227385U 1985-08-08 1985-08-08 Expired JPH0239295Y2 (ja)

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