JPH0241887B2 - - Google Patents

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JPH0241887B2
JPH0241887B2 JP10190784A JP10190784A JPH0241887B2 JP H0241887 B2 JPH0241887 B2 JP H0241887B2 JP 10190784 A JP10190784 A JP 10190784A JP 10190784 A JP10190784 A JP 10190784A JP H0241887 B2 JPH0241887 B2 JP H0241887B2
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JP
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tcnq
salt
solid
electrolyte
metallocenes
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JP10190784A
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JPS60245114A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、7,7,8,8テトラシアノキノ
ジメタン(TCNQ)の錯塩を電解質として用い
た固体コンデンサに関する。 〔従来の技術〕 従来、固体電解コンデンサでは、アルミニウム
などの皮膜形成性金属に酸化アルミニウムなどの
酸化皮膜を形成して陽極側電極とし、さらにその
表面に固体電解質を付着したものを用いている。
固体電解コンデンサにおいて、固体電解質はその
電気的特性を決定する上で重要な要素である。 従来の固体電解質には二酸化マンガンが用いら
れてきたが、この二酸化マンガンを用いた場合、
電解質層を形成するときに加わる熱により、皮膜
形成性金属の酸化皮膜が損傷を受け易いなどの不
都合に加え、酸化皮膜の修復性が乏しいなどの欠
点がある。 そこで、二酸化マンガンの代わりに有機電導体
であるTCNQ塩を固体電解質として用いること
が提案された。これは、TCNQ塩が加熱融解し
て、熱分解するまでの時間が電解質としての付着
作業完了時間に対し、十分な余裕を有しているた
め、その作業時間内に冷却固化すれば高電導度の
固体電解質を得るという性質に基づいている。 しかしながら、従来用いられているTCNQ塩
は、比較的高い熱安定性を有するとされるイソプ
ロピルキノリンやN−メチル−キノリンの
TCNQ塩であつても、150℃程度までの安定性を
示すにすぎない。したがつて、TCNQ塩付着時
の塩浴が、たとえば、200℃を超えるような状態
になると、TCNQ塩は熱分解して、そのほとん
どが電気的絶縁物となつてしまう。 このため、所定の溶媒にTCNQ塩を溶かし、
この溶液を皮膜形成性金属に塗布して乾燥させ、
溶媒を飛散させることにより、TCNQ塩のみを
皮膜形成性金属に含浸させるようにする手法が提
案されているが、このような手法によると、皮膜
形成性金属に固体電解質を十分に含浸させるに
は、何度も塗布、乾燥を繰り返す工程が必要であ
り、作業能率が低いなどの不都合がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、従来の欠点を解消し、比較的高温
領域においても十分な熱的安定性を示し、かつ高
電導性を有する電解質を用いた固体コンデンサを
提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、メタロセン類と7,7,8,8テ
トラシアノキノジメタンとを結合して成る電導性
物質を電解質としたものである。 〔作用〕 このような電導性錯体を用いることにより、高
温領域においても十分な熱的安定性を示し、かつ
高電導性を有する電解質が得られる。 〔実施例〕 以下、この発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。 この発明の固体コンデンサの製法について説明
すると、第1図に示すように、メタロセン類と
TCNQとを組み合わせてなる導電性物質、すな
わち、TCNQ錯塩を電解質として用いる。たと
えば、メタロセンまたはメタロセン誘電体(イオ
ン型を含む)とTCNQとを組合せ、あるいは、
フエロセンまたはフエロセン誘導体(イオン型を
含む)とTCNQとを組み合わせて導電性物質を
形成する。この場合、フエロセンはメタロセンの
一つであり、メタロセンはメタロセンの誘導体を
含むメタロセン類を構成し、錯塩においてカチオ
ンとして機能する。すなわち、前記導電性物質は
TCNQ錯塩を構成する。 そして、第1図に示すように、容器2におい
て、たとえば、フエロセンのTCNQ塩(以下
TCNQ塩という)4を約265℃の温度で加熱溶解
させ、この溶解しているTCNQ塩4にコンデン
サ素子6を浸し、その電極表面にTCNQ塩4を
付着させる。 コンデンサ素子6は、アルミニウムなどの皮膜
形成性金属で形成した箔に化成処理を施し、その
表面に誘電体酸化皮膜を形成した後、巻回処理し
た円筒状のものである。 そして、コンデンサ素子6は、TCNQ塩4の
塩浴の後、引き上げ、その電極表面に付着した
TCNQ塩4を冷却固化させる。この冷却固化に
よつて、TCNQ塩4は固体電解質となる。 こうして得られたコンデンサ素子6は、その表
面にグラフアイト層10および銀塗料層12がそ
れぞれ形成されるとともに、外装ケース14内に
収納され、半田16および合成樹脂18により固
定される。コンデンサ素子6の陽極側電極には陽
極側リード20、陰極側の半田16には陰極側リ
ード22がそれぞれ電気的に接続されて外部に引
き出される。 このようにして得られた固体コンデンサ、すな
わち、フエロセンのTCNQ塩であるフエリシニ
ウム−TCNQを固体電解質としたものと、従来
のN−n−プロピルキノリンのTCNQ塩である
イソプロピルキノリン−TCNQを固体電解質と
したものとについて高温下で行つた寿命試験の結
果を比較する。 第1表はその高温負荷試験(定格6.3V、95℃)
結果を示す。 この表から明らかなように、この発明に係る固
体コンデンサの場合では、容量、tanδ、漏れ電流
などの電気的諸特性が、初期特性と1000時間経過
した特性とほとんど変わらないのに対し、従来の
固体電解コンデンサの場合には、特にtanδの変化
が大きく、誘電体損の大幅な変動があることを示
している。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、メタ
ロセン類のたとえば、フエロセンとTCNQとの
結合から成る電導性錯体を固体電解質として用い
るようにしたので、たとえば、200℃を超えるよ
うな温度領域においても、電気的特性、たとえば
tanδの変化を極めて小さく抑えた耐熱タイプの固
体コンデンサを提供できるとともに、この固体コ
ンデンサでは、溶媒を用いて固体電解質を付着さ
せる従来の製造手法に比較して、工程が単純であ
り、作業能率を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はTCNQ塩の塩浴を示す説明図、第2
図はこの発明の固体コンデンサの実施例を示す縦
断面図、第3図は各TCNQ塩の熱安定性を示す
グラフである。 4……TCNQ塩、6……コンデンサ素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メタロセン類と7,7,8,8テトラシアノ
    キノジメタンとを結合して成る電導性物質を電解
    質としたことを特徴とする固体コンデンサ。 2 前記メタロセン類は、メタロセンまたはメタ
    ロセン誘導体である特許請求の範囲第1項に記載
    の固体コンデンサ。 3 前記メタロセン類は、フエロセンまたはフエ
    ロセン誘導体である特許請求の範囲第2項に記載
    の固体コンデンサ。
JP10190784A 1984-05-20 1984-05-20 固体コンデンサ Granted JPS60245114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10190784A JPS60245114A (ja) 1984-05-20 1984-05-20 固体コンデンサ

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JP10190784A JPS60245114A (ja) 1984-05-20 1984-05-20 固体コンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPS60245114A JPS60245114A (ja) 1985-12-04
JPH0241887B2 true JPH0241887B2 (ja) 1990-09-19

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