JPH0242598B2 - - Google Patents

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JPH0242598B2
JPH0242598B2 JP13895887A JP13895887A JPH0242598B2 JP H0242598 B2 JPH0242598 B2 JP H0242598B2 JP 13895887 A JP13895887 A JP 13895887A JP 13895887 A JP13895887 A JP 13895887A JP H0242598 B2 JPH0242598 B2 JP H0242598B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、粉末成形プレスにおけるフロート
パンチの浮上り防止装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に粉末成形プレスにおける成形では、加圧
後に成形品にクラツクが入るのを防止しながら、
これをダイス内から押出すことが重要である。す
なわち一般的な成形プレスにおいては、上パンチ
が上昇したのち、ダイプレートが下方に押下げら
れる工程になるが、この間にフロートパンチが浮
上ると、ダイスと成形品とには締固められた時の
力が残留しているため、双方の接合部に摩擦力が
生じているため、フランジ付の成形品を成形後押
出す場合にはフランジ100とボス部101との
接合部にクラツク102を生じる(第8図a参
照)。又、コツプ形の成形品を成形後押出す場合
には、底部103とボス部104との接合部に、
クラツク105を生じる(第8図b参照)。
このため粉末成形プレスには、上記のクラツク
が生じるのを防ぐ目的でフロートパンチの浮上り
防止装置が設置されるようになつたが、従来にお
ける浮上り防止装置は、例えば充填シリンダの充
填(上昇)方向の反対側に流体を入れてバランス
を取るように構成されていた。これは1分間の成
形数が高速の場合、充填シリンダにバランス圧を
入れてからバランスが取れるまでのタイムラグが
生じる。これは、バルブを切換えて規定の圧力に
なるまでに時間がかかるためである。又製品の形
状によつては成形数を変える場合がある。この場
合バルブの切換えタイミングを変えなくてはなら
ない。これは上記のシリンダから圧力を抜くとき
も同様である。このように従来の粉末成形プレス
における浮上り防止装置は、高速回転時の追従性
及び回転数を変えた時のタイミングを変化させな
ければならないとの問題点があつた。このため成
形品の形状によつては、スピードを上げた際に微
調整を加えないと、前述の様なクラツクが入るこ
とが多かつた。
また上記の問題点を改良したものとしては、特
公昭57−第37440号がある。この浮上り防止装置
は、押出プレートの側方外部にシリンダの操作に
より加圧時に押出プレートの浮上りを側方から直
接押え込む「くさび」を配置したので、粉末を加
圧する区間(特に上パンチの下降工程)において
も「くさび」の作用により、フロートパンチのバ
ランスがとれるように構成されていた。従つて上
パンチが加圧工程に入る以前(粉末の充填工程開
始時)に、浮上り防止が作動開始するとともに、
上パンチが加圧完了位置に到達する行程(フロー
トパンチ側にも加圧のための上昇力が欲しい時
点)において、上パンチが加圧のために下降工程
に入つてもフロートパンチ側に上昇力がなくな
り、これによつて上パンチの加圧力でフロートパ
ンチが簡単に下降してしまう結果、粉末の成形時
にボス部101,104の粉末がフランジ部10
0、底部103に流れて、所望する良品が得られ
なかつた。
(発明の目的) この発明は、上記した従来技術の問題点を解決
するものである。すなわちこの発明の目的とする
ところは、上パンチが加圧完了位置に到達した時
点から押出完了位置に移行する時点まで、フロー
トパンチの浮上りを防止させることにより、上パ
ンチの加圧力を受けてもフロートパンチは一定の
上昇力を有するので成形時にボス部の粉末がフラ
ンジ側に流れ、密度のバランスがとれないために
生じるクラツクを有する成形品の不良品を排除
し、常に良品の粉末成形ができる粉末成形プレス
の浮上り防止装置を提供することにある。
(発明の構成) 上記の目的を達成するために、本発明の粉末成
形プレスは、主軸にカムを軸嵌し、該カムと連動
して昇降する突下げプレートに突下げ棒を垂設す
るとともに、突下げプレートに接続され、突下げ
プレートを下方に付勢する第1の流体シリンダを
配設し、該突下げ棒の下方位置に第2の流体シリ
ンダを配設し、前記カムの作動による第1の流体
シリンダと第2の流体シリンダのバランスによ
り、第2の流体シリンダに接続されたフロートパ
ンチの浮上りを防止するように構成されている。
(作 用) 上記の構成による浮上り防止装置は、上パンチ
が加圧工程に入つても、この時点では主軸に軸嵌
されているカムの作動区間が突下げプレートを降
下させる位置に到達しないため、突下げプレート
から垂設されている突下げ棒は上パンチとともに
降下することはない。従つて上パンチがなおも降
下してダイス内の粉末を圧縮するとき、フロート
パンチは浮上り防止装置側に拘束されていないの
で上パンチによる加圧を行うことが出来る。この
ようにダイを伴つた状態で上パンチが降下して加
圧工程に入つた時点で、主軸に取り付けられたカ
ムの作動区間の作用によつて第1の流体シリンダ
によつて下方に付勢されている突下げプレートを
降下させるため、このカムに連動する突下げプレ
ートから垂設されている突下げ棒が降下を開始す
る。その際突下げ棒がこの突下げ棒の下方に配設
されている第2の流体シリンダの上部を押圧して
第1の流体シリンダと第2の流体シリンダとの力
のバランスをとることになる。従つて上パンチの
加圧工程が完了した時点で、第2の流体シリンダ
に連結されているフロートパンチが突下げ棒によ
つて下方に押圧されるため上パンチの加圧工程中
はフロートパンチが上昇力を有して粉末の成形時
にボス側からフランジ側に粉末が流れたり、成形
後の押出し時にクラツクが入る等の不祥事を円滑
完全に阻止することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図から第3図までに示すように、機枠1の
上部にクランク軸による主軸2が回転自在に支承
されていて、この主軸2は図示しない減速歯車機
構等を介して駆動源(図示せず)により回転駆動
されるようになつている。この主軸2の中央クラ
ンク軸部位置にはピツトマンスクリユー3を介し
て上ラム4が昇降自在に連結されている。この上
ラム4にパンチプレート5を介して上パンチ6が
固定されている。また引下プレート7の周面に立
設されたロツド8上には、心部にダイス10を同
一面に収装したダイプレート9が固定的に連結さ
れている。このダイプレート9の下面には複数の
押出スクリユー11が上下の調節可能に挿着され
ている。引下プレート7の中心位置にはコアロツ
ド13が、機枠1上の固定プレート12の中心孔
部を貫挿する状態により立設されている。固定プ
レート12上に突出したコアロツド13には第2
パンチ14が遊嵌されている。また固定プレート
12上の第2パンチ14の周囲にストツパ35が
取り付けられている。
次に固定プレート12の対角位置にあたる周面
には、後記する浮上り防止装置20の要部となる
流体シリンダ26,26が、各ピストンロツド2
6aを下向けにする態様をもつて、この各ロツド
26aにおける固定プレート12上の部材に対す
るねじ込みにより、上下動操作が可能なようにし
て縦型状に配設されている。そしてこのシリンダ
26,26は、フロートプレート32が外周部3
4から起立状に突設した腕部15aの介在により
一体上下動可能に連結されている。フロートプレ
ート32には周辺部にローラ15c付のロツド1
5bがバネ等の支持により弾性的な上下動自在に
収納されており又ホルダー15が、第2パンチ1
4を中心にして取り付けられており、この場合ホ
ルダー15の中心筒部周面に設けられたねじ部
は、フロートプレート32の周辺部内径面に設け
られためねじ部内に上下の移動可能にねじ込まれ
て、ナツト16により、中心筒部の上下調節が可
能な状態に組着されている。このホルダー15の
中心部上面には、ダイス10と第2パンチ14間
に介在して粉末成形品Xのフランジ部分を成形す
る第1パンチ18が、第2パンチ14に同心状に
嵌合する状態をもつて一体昇降可能に載置固着さ
れている。ここにおいて、フロートパンチ33
は、第1パンチ18、ホルダー15、フロートプ
レート32、腕部15a及びシリンダ外周部34
から構成される。またこの構成はフランジ付の成
形品を成形するためのものであるがいわゆるかん
ざしの構成をとることによつてコツプ型の成形品
を成形することもできる。
さらに上記した引下げプレート7には、機枠1
に上下方向への摺動自在に支持される下ラム19
がねじ連結部材等の介在により連結され、この下
ラム19に固着されたベースフランジ部材を介し
て充填シリンダ17,17が連結されている。従
つてこの充填シリンダ17,17の作動により下
ラム19が昇降するように構成されている。上記
主軸2の軸端部には互いに位相を異にする圧縮カ
ム27と押圧カム28が軸嵌されていて、この圧
縮カム27と押圧カム28は機枠1により上下方
向への摺動自在に支持された状態で、図示しない
バネ部材により上方に付勢された圧縮ロツド2
9、押出ロツド30の各上端のローラ101,1
02との当接により、主軸2が回転したとき各ロ
ツド29,30を下方へ押圧降下させるように構
成されている。なお31は、圧縮ロツド29の下
方限を調節するための調節部材である。
上記態様による粉末成形プレスには次に示す浮
上り防止装置20が備えられている。この浮上り
防止装置20は次のように構成されている。すな
わち第1図から第4図までに示すように、中央帯
のクランク軸部にピツトマンスクリユー3を装嵌
した主軸2の中央帯に近い両側軸部には、円板面
の周縁の一部を徐々に深まる円弧状に削除して作
動区間23aを設けたカム23,23が、主軸2
との一体回転自在に軸嵌されている。そしてこの
カム23,23の直上位置には、下面にその位置
毎の上記カム23に摺接して回転するローラ22
a,22aを配置した突下げプレート22が、機
枠1の中央頂部面に載置した第1の流体シリンダ
としての流体シリンダ21のピストンロツド21
aに支持された状態で昇降可能に配設されてい
る。この場合、突下げプレート22の対角隅部の
下面から、ダイプレート9の付近まで到達する長
さの突下げ棒25が垂設されている。この突下げ
棒25は棒状に形成されていて、その心部に機枠
1の頂面から貫通状に垂設されたガイド棒24が
遊挿されている。従つて突下げ棒25はこのガイ
ド棒24の支承により正常な昇降が可能となるよ
うに構成されている。
またこの突下げ棒25の下方には、フロートパ
ンチの一部を構成する第2の流体シリンダとして
の流体シリンダ26,26が、各ピストンロツド
26aを下向けにする態様をもつて、この各ロツ
ド26aにおける固定プレート12上の部材に対
して上下動の操作が可能なようにして縦型状に配
設されている。流体シリンダ21及び流体シリン
ダ26は、タンク及び減圧弁を備えていてシリン
ダ内の圧力を調整できるように構成されている。
そしてこのシリンダ26,26には、前記したよ
うに、フロートプレート32が、外周部から起立
状に突設した腕部15aを介して一体上下動可能
に連結されている。このように構成された浮上り
防止装置20は、ローラ22aに次のように作動
する。カム23の作動区間23aが当接しない限
り突下げ棒25は、下降しないので第2のシリン
ダ26は、粉末Wの充填位置(第1図の位置)に
待機することになる。次にローラ22aの位置に
カム23の作動区間23aが回動到達したとき
は、第4図に示すように、流体シリンダ21が突
下げプレート22を押圧する力の作用で突下げ棒
25が下降する。上パンチ6、第1パンチ18及
び第2パンチ14による加圧工程が完了した時点
(第7図のストローク線図の加圧完了位置F)で
は、浮上り防止装置20の流体シリンダ26が突
下げ棒25の押圧を受けて、流体シリンダ21と
の力のバランスにより、フロートパンチ33が押
さえるため、この時点から粉末成形品Xの押出完
了位置Gに至るまで、フロートパンチの浮上りを
防止することができるように構成されている。
上記の構成による浮上り防止装置20の作用を
第7図のストローク線図を用いて説明する。
まず第1図に示す充填位置では、上ラム4によ
り上パンチ6がA曲線に沿つて降下を開始する。
そしてこの上パンチ6がダイス10内に嵌入する
と、あらかじめ充填位置E(30度の位置)でダイ
ス10中に充填されている粉末Wは予備圧縮され
る。この予備圧縮後にダイス10、フロードパン
チ33も線B及び線Dに示すように上パンチ6の
降下とともに連動的に降下して圧縮が行われる。
次に第1パンチ18を伴つた状態で上パンチ6
が第1パンチ18よりも大きく降下することによ
り、粉末Wに対する加圧工程が進行した時点で、
第4図に示すように、ローラ22aの位置にカム
23の作動区間23aが到達するため、このカム
23に連動し流体シリンダ21により下方に押圧
されている突下げプレート22から垂設されてい
る突下げ棒25がC線に沿つて降下を開始するこ
とになる。その際この突下げ棒25は、好ましく
はその降下する直下方向に配設されている流体シ
リンダ26に上部から押圧操作を与えることにな
る(第2図参照)。即ち、上パンチ6と第1パン
チ18及び第2パンチによる加圧工程が完了した
第2図の状態(第6図の加圧完了位置F)で、加
圧完了と同時に、流体シリンダ26の外周部34
と、該外周部34に腕部15aを介して連結され
ているフロートプレート32と、ホルダー15と
このホルダー15上に載設されている第1パンチ
18とによつて構成されるフロートパンチ33
が、流体シリンダ21及び流体シリンダ26との
力のバランスにより押え込まれるのでその直後に
上パンチ6が第7図のように上昇工程に入つて
も、フロートパンチ33が連携的に浮上るのを容
易確実に防止することができる。
また上パンチ6が加圧完了後に上昇しても、浮
上り防止装置20によるフロートパンチ33に対
する浮上り防止操作は、粉末成形品Xの押出完了
位置Gまで継続されて、この間が浮上り防止区間
Hとなる。従つて粉末Wに対する加圧成形時に、
この粉末Wがボス側からフランジ側に流れること
がない。またフロートプレート32のスライドブ
ロツク36がストツパ35と当接してフロードプ
レート32が停止し、加圧位置が一定となる。粉
末成形品Xにより、フランジ部の厚さが替わる場
合、従来は、ストツパ35を変えることによつて
調整していた。この場合流体シリンダ26の上面
の位置も変化するためその調整が困難であつた
が、ナツト16を回転させて、ホルダー15を上
下させ、それによつて第1パンチ18を上下させ
ることとしたため、成形品Xが変わつても、流体
シリンダ26の位置の調整を必要としない。なお
これまで突下げ棒25は真下にある流体シリンダ
26に当接するとして説明してきたが、突下げ棒
25はフロートパンチ33のいずれの部分に当接
するように構成されていてもよい。なお、突下げ
プレート22の対角線上に配置されている突下げ
棒25の他に、位置24,24に対向する位置に
他の突下げ棒を配置すれば、複数のフロートパン
チを配置することができる。
(発明の効果) この発明は、以上のように粉末成形プレスの主
軸にカムを軸嵌し、このカムと連動して昇降し、
第1の流体シリンダで下方に付勢されている突下
げプレートに突下げ棒を垂設するとともに、この
突下げ棒の下方にフロートパンチと連結された第
2の流体シリンダを配設し、カムの作動によつて
第1の流体シリンダと第2の流体シリンダの力の
バランスにより、パンチが加圧完了位置に到達し
た時点から押出完了位置に移行する時点まで、上
部からフロートパンチの浮上りを防止したことを
特徴とするものである。従つて上パンチの下降行
程において、上パンチの加圧力を受けてもフロー
トパンチが上昇力を有しているため粉末がボス側
からフランジ側に流れることがなく密度のバラン
スがとれるためクラツク等を有する不良品を排除
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は充填位置における粉末成形プレスと浮上り防
止装置の一部縦断正面図、第2図は加圧完了位置
における同各一部縦断正面図、第3図は押出完了
位置における同各一部縦断正面図、第4図は第2
図の−線における浮上り防止装置の正面図、
第5図は同−線における突下げプレートと突
下げ棒の配置関係を示す正面図、第6図は、粉末
成形プレスの一部分の拡大縦断面図、第7図は粉
末成形時における各パンチと浮上り防止装置の作
動関係を示すストローク線図、第8図a,bは従
来の粉末成形プレスによつて成形された成形品の
縦断面図である。 符号の説明 2…主軸、14…第2パンチ、1
8…第1パンチ、21…第1の流体シリンダ、2
2…突下げプレート、23…カム、25…突下げ
棒、26…第2の流体シリンダ、33…フロート
パンチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉末成形プレスにおいて、主軸にカムを軸嵌
    し、該カムと連動して昇降する突下げプレートに
    突下げ棒を垂設するとともに、突下げプレートに
    接続され、突下げプレートを下方に付勢する第1
    の流体シリンダを配設し、該突下げ棒の下方位置
    に第2の流体シリンダを配設し、前記カムの作動
    による第1の流体シリンダと第2の流体シリンダ
    の力のバランスにより、第2の流体シリンダに接
    続されたフロートパンチの浮上りを防止するよう
    にしたことを特徴とする粉末成形プレスの浮上り
    防止装置。 2 前記第2の流体シリンダは、第1の流体シリ
    ンダにより加圧される加圧位置が一定になるよう
    にフロートパンチに接続されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の粉末成形プレス
    の浮上り防止装置。
JP13895887A 1987-06-04 1987-06-04 粉末成形プレスの浮上り防止装置 Granted JPS63303700A (ja)

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