JPH0243209A - シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤 - Google Patents

シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤

Info

Publication number
JPH0243209A
JPH0243209A JP63194756A JP19475688A JPH0243209A JP H0243209 A JPH0243209 A JP H0243209A JP 63194756 A JP63194756 A JP 63194756A JP 19475688 A JP19475688 A JP 19475688A JP H0243209 A JPH0243209 A JP H0243209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
same
tables
formulas
silicone resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63194756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2742268B2 (ja
Inventor
Kozo Horie
堀江 港三
Koichi Katsuki
勝木 紘一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIRAI KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
MIRAI KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16329714&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0243209(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by MIRAI KAGAKU KENKYUSHO KK filed Critical MIRAI KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority to JP63194756A priority Critical patent/JP2742268B2/ja
Publication of JPH0243209A publication Critical patent/JPH0243209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2742268B2 publication Critical patent/JP2742268B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Preparations (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なシリコーン系樹脂、その製造方法及び
その用途である歯科用接着剤に関するものである。
[従来の技術] 有床義歯患者が義歯を使用する場合において、使用者の
老化と共に顎堤の萎縮、顎粘膜の罪薄化が生じ、義歯床
が顎堤に安定して適合することか困難となり、また顎粘
膜が咬合圧に対する緩圧機能を失う結果、咬合時に疼痛
を受けるという問題がある。この様な不都合を防止する
ことを目的として、一般に義歯床の粘膜面に弾性材料を
裏装することが行なわれている。
この様な弾性裏装材としては、従来よりアクリル系樹脂
、ポリオレフィン系樹脂或はフッ素系樹脂を始めとして
各種裏装材が使用されてきたが、シリコーンゴム系裏装
材もその弾性が極めて優れていることから好ましい裏装
材とされ、特に50℃程度迄の室温で硬化する室温硬化
型シリコーンゴム[以下、RT V (Room Te
mperatureVulcanizing )シリコ
ーンゴムと言うことがあるコや50〜150℃程度の低
温で硬化する低温硬化型シリコ−ゴム[以下、LTV(
LowTemperature Vulcanizin
g )シリコーンゴムと言うことがあるコは取扱いが簡
単な為に注目されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらシリコーン系裏装材は義歯床との接着性に
劣るという欠点があった。これらを接着する為の接着剤
は種々提案されてはきたが、接着性及び耐水性に優れ、
しかも口腔内で長時間使用することのできる接着剤は未
だ開発されていないのか現状である。
[発明の目的] 本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであって、
その目的はRTVやLTVシリコーンゴム系裏系材装材
歯床の接着剤として使用すれは、優れた接着性を発揮し
、しかも耐水性に優れ、口腔内で長時間使用することの
できる新規なシリコーン系イδ1脂及びその製造方法を
提供することにある。
尚木明細書においては、本発明のシリコーン系樹脂自体
の用途として、歯科用接着剤を代表的に説明するが、そ
の用途は歯科用接着剤に限定されるものではなく、一般
的な工業用途に適用可能である。又以下本明細書でシリ
コーンゴムと言う場合はRTVシリコーンゴム及びLT
Vシリコーンゴムを指すものとする。
〔発明の構成〕
本発明に係るシリコーン系樹脂とは、下記一般式で示さ
れる(I)〜(II+)を繰返し要素とし、且つこれら
の繰返し要素が次の(() 、 (ロ1)或は(拘のい
ずれかの組合せにおいてそれぞれ任意の繰返し順序で任
意数結合しているものである。
(イ)(■)及び(III ) (ロ)(11)及び(III ) (八)(It’)及び(III ) OR’ [式中、R′及びR7は水素又は低級アルキル基、R2
、R3、R4及びR6は低級アルキル基、R5及びR6
は同−若しくは異なって低級アルキル基或はビニル基、
T1及びT2は低級アルキレン基を意味する] また、上述のシリコーン系樹脂を製造する方法の発明と
は、次に示す3つの反応手順を包含するものである。
第1方法: (I a )        (III a )0− 
T’ −St −OR’      OR’OR’ (■) [式中、Rl 、 R2、R3R4R?R8、−r +
及びT2は前と同じ意味。又原料化合物(I a)及び
(O+ a )の反応分子数は任意であり、m及びnは
任意の繰返し数であフて、このシリコーン系樹脂(■)
はこれらの繰返し要素が任意順序で任意数連鎖して結合
していることを意味するコ 第2方法: (IV) (III a ) (V) (■) [式中、R’ 、R’ 、Ra&びT2は前ト同シ意味
、R9及びRIOは同−又は異なって低級アルキル基或
はビニル基、Yはハロゲンを意味する。又原料化合物(
IV)及び(III a )の反応分子数は任意であり
、m及びnは任意の繰返し数であって、この共重合化合
物(V)はこれらの繰返し要素が任意数、任意順序で連
鎖して結合していることを意味する] 第3方法: (IVa) OR’ (III a ) (Vo ) (■° ) [式中、R1、R7、Ra 、 R9、Rlo、 z及
びT2は前と同じ意味。又原料化合物(IVa)及び(
III a )の反応分子数は任意であり、m及びnは
任意の繰返し数であって、この共重合化合物(■°)は
これらの繰返し要素が任意数。
任意順序で連鎖して結合していることを意味する] 又樹脂製義歯床と縮合型シリコーンゴム裏装材の接着剤
として、前記シリコーン系樹脂(■)を使用すること及
び樹脂製義歯床と付加型シリコーンゴム裏装材の接着剤
として前記シリコーン系樹脂(■)或は(■°)を使用
することも本発明の重要な構成である。
次に上記一般式の定義について説明する。尚本明細書で
使用する”低級”なる用語は炭素数1〜6のものを意味
する。
RI   R2R3R4R8、Re 、  R7R6、
R9及びRIGで示される低級アルキル基とは、直鎖若
しくは分岐鎮状の飽和脂肪族炭化水素残基であり、その
具体例としては例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、第3級ブチル ペンチル、ネオペンチル、
第3級ペンチル、ヘキシル等が挙げられ、更に好ましく
は炭素数1〜3個のアルキル基が挙げられる。
またT1及びT2で示される低級アルキレン基としては
、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、
イソブチレン等が例示される。
更にZで示される活性エステルとしては、パラニトロフ
ェノキシカルボニル、パラニトロフェニルチオカルボニ
ル、2,4.6−ドリクロロフエノキシカルボニル及び
(2,3,4,5−テトラヒドロ−2,5−ジオキソビ
ロール−1−イル)オキシカルボニル(別名(N→サク
シニルイミノオキシカルボニル)等が例示される。
次に本発明のシリコーン系樹脂(■)、(■)及び(■
°)の製造方法について説明する。
fa)シリコーン系樹脂(■)の製造方法化合物(I 
a)十化合物(Illa)−”シリコーン系樹脂(■)
の反応 化合物(Ia)に有機溶媒及び重合開始剤の存在下、化
合物(III a )を反応させる。
ここで使用される有機溶媒としては、トルエン、キシレ
ン、ベンゼン、その他この反応の進行に悪影響を与えな
い溶媒が例示される。また重合開始剤としては、過酸化
ベンゾイル(BPO)過酸化アセチル、アゾビスイソブ
チロニトリル(A I BN)等この反応の進行に悪影
響を与えない重合用触媒が例示される。反応は窒素ガス
等の不活性ガス存在下で行なうのが望ましい。反応温度
は特に限定されないが、通常加温ないし加熱下で行なわ
れる。
(b)シリコーン系樹脂(■)の製造方法(1)化合物
(+V )十化合物(Illa)−=共重合(V)の反
応 有m溶媒、重合開始剤の存在下、化合物(!V)に化合
物(III a )を反応させる。この場合に使用され
る有機溶媒としては、イソプロパツール、トルエン、キ
シレン等この反応の進行に悪影響を与えない溶媒が例示
される。また重合開始剤とじてLfA I BN、BP
O,過酸化アセチル等が例示される。反応は窒素ガス等
の不活性ガス存在下で行なうのが好ましい。
反応温度は特に限定されないが、通常加温ないし加熱下
で行なわれる。
(2)共重合(V)十化合物(Vl) −シリコーン系樹脂(■)の反応 有機溶媒及び例えばトリエチルアミン等の脱ハロゲン化
剤存在下で共重合化合物(V)に化合物(Vl)を反応
させる。この場合の有機溶媒としてはテトラヒドロフラ
ン(THF)、クロロホルム或はジクロロエタン等、こ
の反応の進行に悪影響を与えない溶媒が例示される。
(C)シリコーン系樹脂(■゛)の製造方法(1)化合
物(IVa)十化合物(III a )→共重合(Vo
)の反応 有機溶媒、重合開始剤の存在下、化合物(IVa)に化
合物(III a )を反応させる。この場合に使用さ
れる有機溶媒としては、イソプロパツール、トルエン、
キシレン等この反応の進行に悪影響を与えない溶媒が例
示される。また重合開始剤としてはAIBN、BPO,
過酸化アセチル等が例示される。反応は窒素ガス等の不
活性ガス存在下で行なうのが好ましい。
反応温度は特に限定されないが、通常加温ないし加熱下
で行なわれる。
(2)共重合(Vo)十化合物(Via)→シリコーン
系樹脂(■°)の反応 有機溶媒及び例えばトリエチルアミン等の脱ハロゲン化
剤存在下で共重合化合物(Vo)に化合物(Vla)を
反応させる。この場合の有機溶媒としてはTHF、クロ
ロホルム或はジクロロエタン等、この反応の進行に悪影
響を与えない溶媒が例示される。
以上の様にして得られたシリコーン系樹脂(■)、(■
)及び(■°)は、例えばトルエン等の有機溶媒に溶解
して濃度を調整して、歯科用接着剤として用いることが
できる。
次に本発明の前記シリコーン系樹脂(■)。
(■)及び(■゛)を歯科用接着剤として用いる用途に
ついて説明する。この場合の本発明シリコーン系樹脂は
、樹脂製義歯床とシリコーンゴム裏装材を接着するもの
であるが、裏装材に対しては化学的接着を行ない、一方
義歯床に対しては物理的接着を行なうものである。
(A)シリコーン系樹脂(■)を用いる場合裏装材とし
て縮合型シリコーンゴムを用いるものであって、下記の
様に裏装材は接着剤と縮合反応を行なって硬化する。尚
下記式において(■a)は前記(■)のトリ低級アルキ
ルオキシシラン構造部を示し又(IX)は縮合型シリコ
ーンゴムの部分構造を示す。
(■a) (IX) R13R11R11R13 R12R+4 [刈] [式中、T I 、  R2、R3、R4は前と同じ意
味、R口、 R+2. R13,R”は低級アルキル基
を意味する] (B)シリコーン系樹脂(■)を用いる場合裏装材とし
て付加型シリコーンゴムを用いるものであって、下記の
様に例えば白金系触媒(HzPtCla等)の存在下で
裏装材は接着剤と付加反応を行なって硬化する。尚下記
式において(■a)は前記(■)のビニルジアルキルシ
ラン構造部を示し、又(X)は付加型シリコーンゴムの
部分構造を示す。
RIG (■a) B19−51−RIIS (X) Rl 6−5i−B l 5 R90 −O−5i−CI(2−C)I、−5i−R”Rlo 
      Q B19−51−RIQ (刈) [式中、R9及びR”は前と同じ意味、RISR”  
R”、 RT8及びRIQは同−若しくは異なって低級
アルキル基を意味する] (C)シリコーン系樹脂(■′)を用いる場合裏装材と
して付加型シリコーンゴムを用1.)るものであって、
下記の様に例えば白金系触媒(H2PtC1a等)の存
在下で裏装材は接着剤と付加反応を行なって硬化する。
尚下記式におし1て(■a’)は前記(■°)のビニル
ジアルキルシラン構造部を示し、又(X)は付加型シリ
コーンゴムの部分構造を示す。
B16−5l−RIS RIG            Q (■a’  )     R19−5i−818(X) HlB−51−Hls R90 T2−5t−CH2−C)12−5i−R”R100 R19−51−81e1 (Xlll) [式中、R9及びR”は前と同じ意味、R”R16,R
17,RT8及びRIGは同−若しくは異なって低級ア
ルキル基を意味する] 以下本発明を実施例によフて更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、前
・後記の趣旨に徴して適宜設計変更することは、本発明
の技術的範囲に含まれる。
[実施例] 実施例1 シリコーン系樹脂(■)  (R1、R2、R3R4、
R?及びR8はメチル基、T1はプロピレン基)の合成 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越
化学社製、以下γ−MPTSということがある)とアク
リル酸エチル(以下EAということがある)、トルエン
及びBPOを第1表に示すN’o、1−No、3の配合
割合で重合用ガラス封管中に入れて窒素置換後封管し、
70℃で40時間加熱反応させた。反応物から溶媒を減
圧留去した後、60℃で減圧乾燥して共重合生成物(樹
脂)を得た。収量及び収率を第1表右欄に示す。
(以下余白):、 甲“− この様にして得られた共重合生成物のlt(−NMRス
ペクトルを第4図に示し、同じ<IRスペクトルを第5
図に示す。
第4図において、γ−MPTS構造におけるα−炭素上
の−CH5基のプロトンピークは1.2ppm付近に認
められる。またケイ素原子に隣接するー(、R2−プロ
トンのピークは0.6ppm付近に、=S i OCH
s基のプロトンピークは3.Sppm付近に、またEA
のα炭素上のプロトンピークは2.2ppm付近にそれ
ぞれ認められる。一方、EAのエトキシ基の−CH3基
のプロトンピークとγ−MPTSユニットのα炭素上の
−CHs 基(+)プロトンピークは1.2ppm付近
に認められる。
第5図では、5t−0吸収が1100cm−’に認めら
れ、エステルのC=oおよびC−0−C吸収はそれぞれ
1740 cm−’および1190cm−’に認められ
た。これらの結果から重合生成物はγ−MPTS構造と
EA槽構造有しているシリコーン系樹脂(■)であるこ
とが確認された。
次に以上の様にして得られたNo、1〜N013のシリ
コーン系樹脂(■)を、それぞれ濃度が20重量%とな
る様にトルエンに溶解して接着剤を調製し、接着試験に
供した。
接着試験に際しては、樹脂床に相当するものとしてアク
リル棒(ポリメタクリル酸メチル)を用い、また縮合型
シリコンゴム裏装材としては市販のトシコンレギュラー
(王金工業株式会社製)を用いた。
接着試験体の作製は下記の手順で行なった。
直径8■のアクリル樹脂棒を、長さ3cmに切断し、切
断面を旋盤で平らに仕上げた。各接着剤を用いてそれぞ
れの裏装材を前記樹脂棒断面に接着した。裏装材の厚さ
は1mmとした。
これらの試験体を用いて引張り接着試験を行なった。即
ち試験体を6.12,24.48時間、80℃の熱水中
に浸漬し、熱水浸漬後の各試験体の引張強さを測定して
接着強さを求めた。引張強さの測定は、インストロン型
万能試験機(シンコー社製、TOM100OOX)を用
い、引張速度100mm/分で、各試料毎に5本の試験
体について測定した。
結果を第1図に示す。
第1図から明らかな様に引張り接着強さは全体的に浸漬
後約6時間で急激に下がり、その後は徐々に低下する傾
向にあった。また接着性はγ−MPTSの仕込みモル数
が少ないNo、1及びNo。
2の方がNo、3より良かった。印象材に用いられる通
常のシリコーンゴムの重合度は約1000であり、N0
03のようにγ−MPTSの仕込みモル数が多いと、ポ
リマー中にγ−MPTSユニットが多く存在するので、
シリコーンゴムとの接着の際に、過剰なトリメトキシシ
リル基が未反応のまま残る。そのために親水性が高く、
熱水浸漬によって界面で剥離しやすくなると考えられる
またトリメトキシシリル基が多くなると、その縮合重合
によって保存性も悪くなる。この為γ−MPTSの仕込
みモル数は20%以下が好ましい。
実施例2 シリコーン系樹脂(■)(R1、R7、FtllR9及
びR′。はメチル基、Tlはエチレン基)の合成を次の
(a)及び(b)の二段階で行なフた。
(a)化合物(IV)(R’はメチル基 TIはエチレ
ン基)十化合物(Illa)(R’及びR8はメチル基
)−共重合化合物(V)(R1、R7及びR6はメチル
基 TIはエチレン基)の反応 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA) 。
メチルメタクリレート(MMA)、イソプロパツール及
びAIBNを第2表に示す配合割合で重合用ガラス封管
中に入れて、窒素置換後封管し、60℃で3時間加熱反
応させた後イソプロパツールを留去して反応物をTHF
に溶解し、次いで大量のメタノール中に共重合物を沈殿
させて、濾別・乾燥を行なった。収量及び収率を第2表
右欄に示す。
この様にして得られた共重合生成物のlH−NMRスペ
クトルを第6図に示し、同じ<IRスペクトルを第7図
に示す。第6図において、HEMAにおいて酸素原子に
隣接する一〇H2−プロトンのピークは3.9ppm付
近に認められる。また−OH基のプロトンピークは、重
クロロホルム中で測定したNO64では3.4ppm付
近に認められ、DMSO−da中で測定したN005で
は、DMSO中の水のピーク3.3ppmとは別の位置
の4.8ppm付近に認められた。3.5ppm付近に
はMMAの一0CR,基のプロトンビークが認められた
第7図においては、エステルのC=0およびC−0−C
吸収が1740co+−’および1150Cm−’それ
ぞれに認められ、OH吸収が3550cm−’に認めら
れた。これらの結果から重合生成物はHEMAユニット
とMMAユニットを有していることが確認された。
(b)共重合化合物(V)十化合物(Vl)  (Yは
塩素原子)−シリコーン系樹脂(■)の反共重合化合物
(V)とトリエチルアミンをTHFに溶解し、更にDM
VCを滴下して反応させた後、トリエチルアミンの塩酸
塩を濾別し、溶媒を留去し共重合生成物[シリコーン系
樹脂(■)]を得た。第3表に原料組成、共重合生成物
収量及び収率を示す。
慰〕・1′ この様にして得られた共重合生成物の IH−NMRス
ペクトルを第8図に示し、IRスペクトルを第9図に示
す。第8図では、第6図には存在しなかったO、lpp
m付近の:ESiCH1基のプロトンピークと、6.O
ppm付近の=si−CH=CH。
基のプロトンピークが新たに認められ、HEMAにおけ
る−OH基のプロトンピークは消失している。また第9
図のIRスペクトルでは、第7図には見られなかったケ
イ素原子上の=CH=CH2基による吸収が1610c
l’に新たに認められる。これらの結果よりDMVC3
がHEMA/MMA共重合物と反応してビニル基を有す
るポリマー、即ちシリコーン系樹脂(■)の生成が確認
された。
次に、以上の様にして得られたシリコーン系樹脂を溶剤
に溶解して接着剤を調製し、義歯床材用樹脂と裏装材の
接着試験に供した。
接着剤の調製方法、義歯床材用樹脂の種類、接着試験体
の作製方法及び試験体の引張り接着試験方法は実施例1
の場合と同様としたが、80℃熱水浸漬時間に関しては
、O〜10口間の期間について試験を行なった。
尚シリコーンゴム裏装材としては、市販のトリコン付加
型レギュラー(三会工業株式会社製)を用いた。また比
較の為の接着剤としてトシコン付加型アドヒシーブ(三
会工業株式会社製)を用いる接着試験も行なった。
結果を第2図に示す。第2図から明らかな様に従来例の
市販品接着剤による接着試験体の引張強さは、熱水中に
漫潰後、日を追って低下した。しかし試料のNo、6及
びNo、7の接着強さは良好で、特にNo、6の接着強
さは浸漬後10日目でもほとんど低下しなかった。この
理由は、シリコーンゴム側で接着剤ポリマー中のビニル
基が付加型シリコーンゴムと反応して結合し、アクリル
樹脂側では接着剤中のMMA構造部分がアクリル樹脂中
に浸透して接着したと考えられる。このように想定した
接着状態の模式図を第3図に示す。第3図において1は
接着剤層、2は裏装材、3は樹脂(義歯床)を表わす。
No、7において、熱水浸漬によって引張り強さが若干
低下したのは、第2表におけるH E M A /MM
A共重合物(No、5)中のHEMAユニットの割合が
N014に比べて高いので、DMVC3との反応の際に
未反応のまま残留するHEMAの水酸基も多く、親木性
が大きいためと考えられる。
付加型シリコーンゴム自体の引張強さは、第10図に示
したように、熱水中浸漬10日間はぼ一定の値を保ち、
付加型シリコーンゴム自体も水に対して耐久性の高いこ
とが確かめられた。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されているので、RTV及びL
TVシリコーンゴム系裏系材装材脂製義歯床の接着剤と
して用いれば優れた接着性を発揮し、しかも耐水性に優
れ、口腔内で長時間使用することのできる新規なシリコ
ーン系樹脂及びその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の縮合型義歯裏装材用接着剤の熱
水浸漬時間と引張り接着強さとの関係を示す図、第2図
は付加型義歯裏装材用接着剤の本発明実施例及び従来例
の熱水浸漬日数と引張り接着強さとの関係を示す図、第
3図は本発明の付加型接着剤を用いて義歯床と裏装材を
接着した場合における接着機構の模式図、第4図は本発
明実施例におけるNMRスペクトル図、第5図は同IR
スペクトル図、第6図は本発明のシリコーン系樹脂を製
造する工程における中間生成物のNMRスペクトル図、
第7図は同IRスペクトル図、第8図は本発明の他の実
施例におけるNMRスペクトル図、第9図は同IRスペ
クトル図、第10図は本発明の実施に使用した付加型シ
リコーンゴム裏装材の引張試験結果を示す図である。 l・・・接着剤層 2・・・付加型シリコーンゴム裏装材 3・・・ポリメタクリル酸メチル L(5み−3 第2 図 熱)N浸漬日数(日) 第1 熱7x浸漬時間 (hr) 第3図 第4図 ppm (60NiHz 、 CDC1,a )第6図 99m 第5図 波数 (CM−1 第7図 波数 [’) 第8図 pI)m 第9図 波数 (6万−1)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で示される( I )〜(III)を繰返し
    要素とし、且つこれらの繰返し要素が次の(イ)、(ロ
    )或は(ハ)のいずれかの組合せにおいてそれぞれ任意
    の繰返し順序で任意数結合していることを特徴とするシ
    リコーン系樹脂。 (イ)( I )及び(III) (ロ)(II)及び(III) (ハ)(II′)及び(III) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II′) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、R^1及びR^7は同一若しくは異なって水素
    又は低級アルキル基、R^2、R^3、R^4及びR^
    8は同一若しくは異なって低級アルキル基、R^5及び
    R^6は同一若しくは異なって低級アルキル基或はビニ
    ル基、T^1及びT^2は同一若しくは異なって低級ア
    ルキレン基を意味する]
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) [式中R^1、R^2、R^3、R^4及びT^1は前
    と同じ意味] で示されるトリ低級アルキルオキシシラン化合物に重合
    開始剤と共に 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa) [式中、R^7及びR^8は前と同じ意味]で示される
    アクリル系化合物を反応させることにより、請求項(1
    )において(イ)の組合せで示される共重合物を製造す
    ることを特徴とするシリコーン系樹脂の製造方法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) [式中、R^1及びT^2は前と同じ意味]で示される
    ヒドロキシ化合物に重合開始剤と共に、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa) [式中、R^7及びR^6は前と同じ意味コで示される
    アクリル化合物を反応させることによって得られる 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) [式中、R^1、R^7、R^8及びT^2は前と同じ
    意味] で示されるヒドロキシ基を有する共重合物に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) [式中、R^9及びR^1^0は同一若しくは異なって
    低級アルキル基或はビニル基、Yはハロゲンを意味する
    ] で示されるハロゲンを有する化合物を反応させることに
    より、請求項(1)において(ロ)の組合せで示される
    共重合物を製造することを特徴とするシリコーン系樹脂
    の製造方法。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IVa) [式中、R^1は前と同じ意味、Zは活性エステルを意
    味する] で示される活性エステル化合物に重合開始剤と共に、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa) [式中、R^7及びR^8は前と同じ意味]で示される
    アクリル化合物を反応させることによって得られる 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V′) [式中、R^1、R^7、R^8及びZは前と同じ意味
    ] で示されるヒドロキシ基を有する共重合物に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(VIa) [式中、R^9、R^1^0及びT^2は前と同じ意味
    ]で示される化合物を反応させることにより、請求項(
    1)において(ハ)の組合せで示される共重合物を製造
    することを特徴とするシリコーン系樹脂の製造方法。
  5. (5)室温硬化型或は低温硬化型のシリコーンゴム系裏
    装材と義歯床を接着する為の接着剤であって、 (a)前記シリコーンゴムが縮合型シリコーンゴムの場
    合は、接着剤は請求項(1)において(イ)で示される
    シリコーン系樹脂であり、 (b)前記シリコーンゴムが付加型シリコーンゴムの場
    合は、接着剤は請求項(1)において(ロ)若しくは(
    ハ)で示されるシリコーン系樹脂であることを特徴とす
    る歯科用接着剤。
JP63194756A 1988-08-03 1988-08-03 シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤 Expired - Fee Related JP2742268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63194756A JP2742268B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63194756A JP2742268B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0243209A true JPH0243209A (ja) 1990-02-13
JP2742268B2 JP2742268B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=16329714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63194756A Expired - Fee Related JP2742268B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2742268B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002053418A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Gc Corp 歯科シリコーンゴム用接着材組成物
JP2003081730A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Tokuyama Corp 義歯床裏装材用前処理剤およびキット
US6566479B1 (en) * 1998-01-22 2003-05-20 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Relining for prostheses and process the manufacturing thereof
US6866742B2 (en) 2001-08-07 2005-03-15 Tokuyama Corporation Adhesive for silicone rubber lining materials

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135117A (en) * 1979-04-10 1980-10-21 G C Dental Ind Corp Resin composition for dental plate and use thereof
JPS61127711A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Nisshin Kagaku Kogyo Kk ビニル基含有有機けい素基を有するアクリル系共重合体の製造方法
JPH0218407A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Sunstar Inc アクリル系共重合体およびコーティングベース組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135117A (en) * 1979-04-10 1980-10-21 G C Dental Ind Corp Resin composition for dental plate and use thereof
JPS61127711A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Nisshin Kagaku Kogyo Kk ビニル基含有有機けい素基を有するアクリル系共重合体の製造方法
JPH0218407A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Sunstar Inc アクリル系共重合体およびコーティングベース組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6566479B1 (en) * 1998-01-22 2003-05-20 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Relining for prostheses and process the manufacturing thereof
US6911514B2 (en) * 1998-01-22 2005-06-28 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Relining for prostheses and process for the manufacturing thereof
JP2002053418A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Gc Corp 歯科シリコーンゴム用接着材組成物
US6866742B2 (en) 2001-08-07 2005-03-15 Tokuyama Corporation Adhesive for silicone rubber lining materials
JP2003081730A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Tokuyama Corp 義歯床裏装材用前処理剤およびキット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2742268B2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3236621B2 (ja) 生体医学用器具に有用な有機ケイ素含有材料
US5476912A (en) Silicone-modified acrylic copolymer and adhesive thereof
JPH0280415A (ja) メタクリル官能性ジメチルポリシロキサン
JPS61293960A (ja) (メタ)アクリル酸エステル類
CA2141158A1 (en) Use of thermally curable composition as dental material
JPH08104664A (ja) 新規(メタ)アクリレートモノマーおよびそれから作製される義歯床組成物
JPS62161742A (ja) 末端カルボキシル基を有する反応性アクリル単量体ならびにその製法
JPH0468007A (ja) 歯科用接着剤
JPH0243209A (ja) シリコーン系樹脂からなる歯科用接着剤
JP3105733B2 (ja) シリコーン修飾アクリル系ランダム共重合体及び接着剤
JP3549427B2 (ja) ビニルシクロプロパン−(メタ)アクリレートおよびそれらの使用
JPS61267731A (ja) 高含水性ソフトコンタクトレンズ
JP3937576B2 (ja) 眼用レンズ用ポリマーおよびその改質方法
JP3107702B2 (ja) シリコーン修飾アクリル系ランダム共重合体及びこれを用いた接着剤
EP0211408A2 (en) Dental materials
JPH1025270A (ja) 重合可能なエナミン
JPS63112551A (ja) トリイソシアネートのアクリル酸又はメタアクリル酸誘導体
JPS61289006A (ja) 歯科用接着性コ−テイングベ−ス組成物
JP2783581B2 (ja) ホスファゼン誘導体及びそれを含むx線不透過性材料
JPS63233907A (ja) 歯科用材料
JPH0753935A (ja) 接着剤
JP2564369B2 (ja) アクリル系共重合体およびコーティングベース組成物
JP4423539B2 (ja) ヒドロシリル化ノルボルネン系重合性単量体およびその製造法
JPH02304093A (ja) アクリル変性フルオロシリコーン化合物
JP2026021825A (ja) 化合物、重合体、エネルギー線硬化型樹脂組成物、ハイドロゲル、樹脂組成物及び被覆物品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees