JPH0251403B2 - - Google Patents
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- JPH0251403B2 JPH0251403B2 JP58001043A JP104383A JPH0251403B2 JP H0251403 B2 JPH0251403 B2 JP H0251403B2 JP 58001043 A JP58001043 A JP 58001043A JP 104383 A JP104383 A JP 104383A JP H0251403 B2 JPH0251403 B2 JP H0251403B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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Description
本発明は7−チアプロスタグランジンE1類を
有効成分とする経皮投与用薬剤に関する。更に詳
細には、血管拡張、降血圧、抗血小板凝集作用等
の優れた薬理作用を有する7−チアプロスタグラ
ンジンE1類を有効成分とし、局所投与に適した
経皮投与用薬剤に関する。 7−チアプロスタグランジンE1類、例えば7
−チアプロスタグランジンE1,16,17,18,19,
20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チア
プロスタグランジンE1,16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロペンチル−7−チアプロ
スタグランジンE1,16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−シクロヘキシル−Δ2−チアプロス
タグランジンE1、およびそれらのエステル類な
どは優れた血管拡張、降血圧、抗血小板凝集作用
等の薬理作用を有し、また経口投与可能なプロス
タグランジンとして知られている(欧州特許公開
公報No.51284)。また該公報には、7−チアプロス
タグランジンE1類の投与方法として経口的にあ
るいは直腸内、皮下、筋肉内、静脈内等の非経口
的投与が記載されている。 しかしながらかかる投与による場合には、全身
にその薬理作用、例えば血管拡張作用が及び、局
所的にその薬理作用を限定せしめて投与すること
が困難である。また皮内投与の場合には、皮膚の
苦痛などを伴うという欠点がある。 そこで本発明者らは、7−チアプロスタグラン
ジンE1類の経口投与の場合に生ずる副作用を解
消し、簡便な投与形態を開発することを目的とし
て鋭意研究したところ、7−チアプロスタグラン
ジンE1類は経皮吸収が優れ、かつ好ましい薬理
作用を表わすことを見出し本発明に到達したもの
である。 すなわち本発明は下記式〔〕 〔式中、記号〓は一重結合又は二重結合を示
し、R1は水素原子、低級アルキル基または薬理
学的に許容しうる陽イオンを表わし、R2は水素
原子またはメチル基を表わし、R3は置換もしく
は非置換の炭素数5〜8のアルキル基または置換
もしくは非置換の炭素数5〜8のシクロアルキル
基を表わす。〕 で表わされる7−チアプロスタグランジンE1類
を有効成分とする経皮投与用薬剤である。 本発明の薬剤で有効成分として用いられる化合
物は、上記式〔〕の7−チアプロスタグランジ
ンE1類である。 上記式〔〕において、R1は水素原子、低級
アルキル基または薬理学的に許容しうる陽イオン
を表わす。かかる低級アルキル基としては、メチ
ル、エチル、プチル、イソプロピル、ペンチル、
ヘキシル基などが挙げられる。なかでもメチル
基、エチル基が好ましい。薬理学的に許容しうる
陽イオンとしては、例えば、ナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属イオン;NH4 +、テトラメ
チルアンモニウム、モノメチルアンモニウム、ベ
ンジルアンモニウムなどのアンモニウムカチオン
などが挙げられ、なかでもナトリウムイオンが好
ましい。 R2は水素原子またはメチル基を表わす。特に
水素原子が好ましい。 R3は置換もしくは非置換の炭素数5〜8のア
ルキル基または置換もしくは非置換の炭素数5〜
8のシクロアルキル基を表わす。非置換の炭素数
5〜8のアルキル基としては、例えばn−ペンチ
ル、n−ヘキシル、2−メチルヘキシル、n−ヘ
プチル、n−オクチル等が挙げられる。非置換の
炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例え
ばシクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げら
れる。かかる非置換のアルキル基もしくはシクロ
アルキル基の置換基としては、フツ素、塩素など
のハロゲン原子;ヒドロキシ基;アセトキシ基、
プロピオニルオキシ基などのアシロキシ基;メト
キシ、エトキシ、ブトキシなどのアルコキシ基等
が挙げられる。 かかる7−チアプロスタグランジンE1類の好
ましい具体例は次のものがある。 (1) 7−チアプロスタグランジンE1、 (2) 17,20−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1、 (3) 16,16−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1、 (4) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘキシル−7−チアプロスタグランジンE1、 (5) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロペンチル−7−チアプロスタグランジンE1、 (6) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘキシル−Δ2−7−チアプロスタグランジ
ンE1、 (7) (1)のナトリウム塩、 (8) (1)のメチルエステル、 (9) (4)のナトリウム塩、 (10) (4)のメチルエステル、 (11) (5)のナトリウム塩、 (12) (5)のメチルエステル、 (13) (2)のメチルエステル、 (14) (3)のメチルエステル、 (15) (6)のメチルエステル、 7−チアプロスタグランジンE1類は、欧州特
許公開公報No.51284に記載されているように、対
応する2−オルガノチオ−2−シクロペンテノン
と有機銅リチウム化合物とを共役付加反応に付す
ことにより製造される。 7−チアプロスタグランジンE1類を経皮投与
する場合、好ましい薬理作用を示す。すなわち7
−チアプロスタグランジンE1類を経皮投与する
とき、経口投与と同等あるいはそれ以上の降圧作
用等の薬理作用を発現し、その持続時間が長いと
いう利点を有する。また局所的にその薬理作用を
限定せしめて投与することが可能であるため、7
−チアプロスタグランジンE1類の経皮投与は特
に、末梢血管疾患、例えばバージヤー病、レイノ
ー病などに有効である。 7−チアプロスタグランジンE1類を有効成分
とする経皮投与用薬剤の剤形としては、軟膏、ク
リーム、ローシヨン、液剤等が挙げられる。 軟膏の基剤としては、例えばヒマシ油、オリー
ブ油、ゴマ油、サフラワー油などの脂肪油;ラノ
リン;白色、黄色もしくは親水ワセリン;ロウオ
レイルアルコール、イソステアリルアルコール、
オクチルドデカノール、ヘキシルデカノールなど
の高級アルコール類;グリセリン、ジグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ソルビトール、1,3−ブタンジオールなど
のグリコール類などが挙げられる。また7−チア
プロスタグランジンE1類の可溶化剤としてエタ
ノール、ジメチルスルホキシド、ポリエチレング
リコールなどを用いてもよい。また必要に応じ
て、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナト
リウム、サリチル酸、ソルビン酸、ホウ酸などの
保存剤;プチルヒドロキシアニソール、ジプチル
ヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤などを用い
てもよい。 7−チアプロスタグランジンE1類の経皮吸収
促進を図るため、ジイソプロピルアジペート、ジ
エチルセバケート、エチルカプロエート、エチル
ラウレートなどの吸収促進剤を加えてもよい。ま
た7−チアプロスタグランジンE1類の安定化を
図るため、7−チアプロスタグランジンE1類を
α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリンなどのシクロデキス
トリン;α−メチル化シクロデキストリン、β−
メチル化シクロデキストリンなどのメチル化シク
ロデキストリンなどの包接化合物として用いるこ
ともできる。 軟膏は通常の方法によつて製造することができ
る。 クリーム剤としては水中油型クリーム剤のクリ
ーム剤が7−チアプロスタグランジンE1類の安
定化を図るうえで好ましい。またその基剤として
は、前述した如き、脂肪油、高級アルコール類、
グリコール類などが用いられ、またジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ソルビタンモ
ノ脂肪酸エステル、ポリソルベート80、ラウリル
硫酸ナトリウムなどの乳化剤が用いられる。更に
必要に応じて前述した如き保存剤、酸化防止剤な
どを添加してもよい。また軟膏剤の場合と同様
に、7−チアプロスタグランジンE1類をシクロ
デキストリン、メチル化シクロデキストリンの包
接化合物として用いることもできる。クリーム剤
は通常の方法によつて製造することができる。 ローシヨン剤としては、懸濁型、乳剤型、溶液
型ローシヨン剤が挙げられる。懸濁型ローシヨン
剤は、アルギン酸ナトリウム、トラガント、カル
ボキシメチルセルロースナトリウムなどの懸濁化
剤を用い、必要に応じて酸化防止剤、保存剤など
を加えて得られる。 乳剤型ローシヨン剤は、ソルビタンモノ脂肪酸
エステル、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナト
リウムなどの乳化剤を用い、通常の方法で得られ
る。 溶液型ローシヨン剤は、アルコール型ローシヨ
ン剤が好ましくエタノールなどのアルコールを用
いて通常の方法で得られる。 液剤としては、7−チアプロスタグランジン
E1類をエタノールなどのアルコール溶液に溶解
し、必要に応じて酸化防止剤、保存剤などを添加
したものが挙げられる。 これらの剤形以外でも、パスタ剤、パツプ剤、
エアゾール剤等の剤形が挙げられる。かかる製剤
は通常の方法によつて製造することができる。7
−チアプロスタグランジンE1類の投与量は、化
合物の種類、病態等によつて異なるが通常約1mg
〜約10mg/Kg−体重の量で投与される。従つて経
皮投与用薬剤に含有せしめる7−チアプロスタグ
ランジンE1類の量は、かかる投与量によつて決
定される。 本発明の7−チアプロスタグランジンE1類を
有効成分とする経皮投与用薬剤は前述した如く皮
膚に局所的に薬物を投与するため、その作用部位
が限定され、特定の部位にのみ血管拡張作用等の
薬理作用を発現せしめることが可能である。ま
た、経皮投与した場合、薬理作用の持続時間が長
く、強力な薬理作用を発現するという利点もあ
る。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 アジピン酸ジイソプロピル13mgに16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−
チアプロスタグランジンE1メチルエステル1mg
を溶解し、そこへ白色ワセリン40mgを加えてよく
練合して均一な軟膏とした。 かかる軟膏剤中における薬物の安定性を調べた
ところ40日経過後においても薬物は分解されなか
つた。 実施例 2 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロ
ペンチル−7−チアプロスタグランジンE1メチ
ルエステル2mgを取り、これを親水軟膏(白色ワ
セリン、ステアリルアルコール、プロピレングリ
コール、ラウリル硫酸ナトリウム、パラオキシ安
息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル)
100mgとよく練合して均一な軟膏とした。 実施例 3 17,20−ジメチル−7−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル1mgを取り、これをコール
ドクリーム(ミツロウ、流動パラフイン、精製
水、ホウ砂)50mgに加えて、練合し均一なクリー
ム剤を得た。 実施例 4〜11 薬物のエタノール溶液Ca0.2重量%を調製し、
この溶液を健常成人男子の下腕内側の皮膚上に面
積約4〜6cm2の円型内に溶媒を蒸発させながら指
定用量を塗布した。塗布後塗布局所周辺部に現わ
れる紅斑を末梢血管拡張及び/または血管透過性
増大の指標として観察し、その出現時間及び消失
時間を測定した。結果を下記表1にまとめた。
有効成分とする経皮投与用薬剤に関する。更に詳
細には、血管拡張、降血圧、抗血小板凝集作用等
の優れた薬理作用を有する7−チアプロスタグラ
ンジンE1類を有効成分とし、局所投与に適した
経皮投与用薬剤に関する。 7−チアプロスタグランジンE1類、例えば7
−チアプロスタグランジンE1,16,17,18,19,
20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チア
プロスタグランジンE1,16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロペンチル−7−チアプロ
スタグランジンE1,16,17,18,19,20−ペン
タノル−15−シクロヘキシル−Δ2−チアプロス
タグランジンE1、およびそれらのエステル類な
どは優れた血管拡張、降血圧、抗血小板凝集作用
等の薬理作用を有し、また経口投与可能なプロス
タグランジンとして知られている(欧州特許公開
公報No.51284)。また該公報には、7−チアプロス
タグランジンE1類の投与方法として経口的にあ
るいは直腸内、皮下、筋肉内、静脈内等の非経口
的投与が記載されている。 しかしながらかかる投与による場合には、全身
にその薬理作用、例えば血管拡張作用が及び、局
所的にその薬理作用を限定せしめて投与すること
が困難である。また皮内投与の場合には、皮膚の
苦痛などを伴うという欠点がある。 そこで本発明者らは、7−チアプロスタグラン
ジンE1類の経口投与の場合に生ずる副作用を解
消し、簡便な投与形態を開発することを目的とし
て鋭意研究したところ、7−チアプロスタグラン
ジンE1類は経皮吸収が優れ、かつ好ましい薬理
作用を表わすことを見出し本発明に到達したもの
である。 すなわち本発明は下記式〔〕 〔式中、記号〓は一重結合又は二重結合を示
し、R1は水素原子、低級アルキル基または薬理
学的に許容しうる陽イオンを表わし、R2は水素
原子またはメチル基を表わし、R3は置換もしく
は非置換の炭素数5〜8のアルキル基または置換
もしくは非置換の炭素数5〜8のシクロアルキル
基を表わす。〕 で表わされる7−チアプロスタグランジンE1類
を有効成分とする経皮投与用薬剤である。 本発明の薬剤で有効成分として用いられる化合
物は、上記式〔〕の7−チアプロスタグランジ
ンE1類である。 上記式〔〕において、R1は水素原子、低級
アルキル基または薬理学的に許容しうる陽イオン
を表わす。かかる低級アルキル基としては、メチ
ル、エチル、プチル、イソプロピル、ペンチル、
ヘキシル基などが挙げられる。なかでもメチル
基、エチル基が好ましい。薬理学的に許容しうる
陽イオンとしては、例えば、ナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属イオン;NH4 +、テトラメ
チルアンモニウム、モノメチルアンモニウム、ベ
ンジルアンモニウムなどのアンモニウムカチオン
などが挙げられ、なかでもナトリウムイオンが好
ましい。 R2は水素原子またはメチル基を表わす。特に
水素原子が好ましい。 R3は置換もしくは非置換の炭素数5〜8のア
ルキル基または置換もしくは非置換の炭素数5〜
8のシクロアルキル基を表わす。非置換の炭素数
5〜8のアルキル基としては、例えばn−ペンチ
ル、n−ヘキシル、2−メチルヘキシル、n−ヘ
プチル、n−オクチル等が挙げられる。非置換の
炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例え
ばシクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げら
れる。かかる非置換のアルキル基もしくはシクロ
アルキル基の置換基としては、フツ素、塩素など
のハロゲン原子;ヒドロキシ基;アセトキシ基、
プロピオニルオキシ基などのアシロキシ基;メト
キシ、エトキシ、ブトキシなどのアルコキシ基等
が挙げられる。 かかる7−チアプロスタグランジンE1類の好
ましい具体例は次のものがある。 (1) 7−チアプロスタグランジンE1、 (2) 17,20−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1、 (3) 16,16−ジメチル−7−チアプロスタグラン
ジンE1、 (4) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘキシル−7−チアプロスタグランジンE1、 (5) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロペンチル−7−チアプロスタグランジンE1、 (6) 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロヘキシル−Δ2−7−チアプロスタグランジ
ンE1、 (7) (1)のナトリウム塩、 (8) (1)のメチルエステル、 (9) (4)のナトリウム塩、 (10) (4)のメチルエステル、 (11) (5)のナトリウム塩、 (12) (5)のメチルエステル、 (13) (2)のメチルエステル、 (14) (3)のメチルエステル、 (15) (6)のメチルエステル、 7−チアプロスタグランジンE1類は、欧州特
許公開公報No.51284に記載されているように、対
応する2−オルガノチオ−2−シクロペンテノン
と有機銅リチウム化合物とを共役付加反応に付す
ことにより製造される。 7−チアプロスタグランジンE1類を経皮投与
する場合、好ましい薬理作用を示す。すなわち7
−チアプロスタグランジンE1類を経皮投与する
とき、経口投与と同等あるいはそれ以上の降圧作
用等の薬理作用を発現し、その持続時間が長いと
いう利点を有する。また局所的にその薬理作用を
限定せしめて投与することが可能であるため、7
−チアプロスタグランジンE1類の経皮投与は特
に、末梢血管疾患、例えばバージヤー病、レイノ
ー病などに有効である。 7−チアプロスタグランジンE1類を有効成分
とする経皮投与用薬剤の剤形としては、軟膏、ク
リーム、ローシヨン、液剤等が挙げられる。 軟膏の基剤としては、例えばヒマシ油、オリー
ブ油、ゴマ油、サフラワー油などの脂肪油;ラノ
リン;白色、黄色もしくは親水ワセリン;ロウオ
レイルアルコール、イソステアリルアルコール、
オクチルドデカノール、ヘキシルデカノールなど
の高級アルコール類;グリセリン、ジグリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ソルビトール、1,3−ブタンジオールなど
のグリコール類などが挙げられる。また7−チア
プロスタグランジンE1類の可溶化剤としてエタ
ノール、ジメチルスルホキシド、ポリエチレング
リコールなどを用いてもよい。また必要に応じ
て、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナト
リウム、サリチル酸、ソルビン酸、ホウ酸などの
保存剤;プチルヒドロキシアニソール、ジプチル
ヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤などを用い
てもよい。 7−チアプロスタグランジンE1類の経皮吸収
促進を図るため、ジイソプロピルアジペート、ジ
エチルセバケート、エチルカプロエート、エチル
ラウレートなどの吸収促進剤を加えてもよい。ま
た7−チアプロスタグランジンE1類の安定化を
図るため、7−チアプロスタグランジンE1類を
α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリンなどのシクロデキス
トリン;α−メチル化シクロデキストリン、β−
メチル化シクロデキストリンなどのメチル化シク
ロデキストリンなどの包接化合物として用いるこ
ともできる。 軟膏は通常の方法によつて製造することができ
る。 クリーム剤としては水中油型クリーム剤のクリ
ーム剤が7−チアプロスタグランジンE1類の安
定化を図るうえで好ましい。またその基剤として
は、前述した如き、脂肪油、高級アルコール類、
グリコール類などが用いられ、またジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ソルビタンモ
ノ脂肪酸エステル、ポリソルベート80、ラウリル
硫酸ナトリウムなどの乳化剤が用いられる。更に
必要に応じて前述した如き保存剤、酸化防止剤な
どを添加してもよい。また軟膏剤の場合と同様
に、7−チアプロスタグランジンE1類をシクロ
デキストリン、メチル化シクロデキストリンの包
接化合物として用いることもできる。クリーム剤
は通常の方法によつて製造することができる。 ローシヨン剤としては、懸濁型、乳剤型、溶液
型ローシヨン剤が挙げられる。懸濁型ローシヨン
剤は、アルギン酸ナトリウム、トラガント、カル
ボキシメチルセルロースナトリウムなどの懸濁化
剤を用い、必要に応じて酸化防止剤、保存剤など
を加えて得られる。 乳剤型ローシヨン剤は、ソルビタンモノ脂肪酸
エステル、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナト
リウムなどの乳化剤を用い、通常の方法で得られ
る。 溶液型ローシヨン剤は、アルコール型ローシヨ
ン剤が好ましくエタノールなどのアルコールを用
いて通常の方法で得られる。 液剤としては、7−チアプロスタグランジン
E1類をエタノールなどのアルコール溶液に溶解
し、必要に応じて酸化防止剤、保存剤などを添加
したものが挙げられる。 これらの剤形以外でも、パスタ剤、パツプ剤、
エアゾール剤等の剤形が挙げられる。かかる製剤
は通常の方法によつて製造することができる。7
−チアプロスタグランジンE1類の投与量は、化
合物の種類、病態等によつて異なるが通常約1mg
〜約10mg/Kg−体重の量で投与される。従つて経
皮投与用薬剤に含有せしめる7−チアプロスタグ
ランジンE1類の量は、かかる投与量によつて決
定される。 本発明の7−チアプロスタグランジンE1類を
有効成分とする経皮投与用薬剤は前述した如く皮
膚に局所的に薬物を投与するため、その作用部位
が限定され、特定の部位にのみ血管拡張作用等の
薬理作用を発現せしめることが可能である。ま
た、経皮投与した場合、薬理作用の持続時間が長
く、強力な薬理作用を発現するという利点もあ
る。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 アジピン酸ジイソプロピル13mgに16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−
チアプロスタグランジンE1メチルエステル1mg
を溶解し、そこへ白色ワセリン40mgを加えてよく
練合して均一な軟膏とした。 かかる軟膏剤中における薬物の安定性を調べた
ところ40日経過後においても薬物は分解されなか
つた。 実施例 2 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロ
ペンチル−7−チアプロスタグランジンE1メチ
ルエステル2mgを取り、これを親水軟膏(白色ワ
セリン、ステアリルアルコール、プロピレングリ
コール、ラウリル硫酸ナトリウム、パラオキシ安
息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル)
100mgとよく練合して均一な軟膏とした。 実施例 3 17,20−ジメチル−7−チアプロスタグランジ
ンE1メチルエステル1mgを取り、これをコール
ドクリーム(ミツロウ、流動パラフイン、精製
水、ホウ砂)50mgに加えて、練合し均一なクリー
ム剤を得た。 実施例 4〜11 薬物のエタノール溶液Ca0.2重量%を調製し、
この溶液を健常成人男子の下腕内側の皮膚上に面
積約4〜6cm2の円型内に溶媒を蒸発させながら指
定用量を塗布した。塗布後塗布局所周辺部に現わ
れる紅斑を末梢血管拡張及び/または血管透過性
増大の指標として観察し、その出現時間及び消失
時間を測定した。結果を下記表1にまとめた。
【表】
実施例 12
〔経皮投与によるラツトの血圧に対する効果の
測定〕体重約250gのウイスター系雄性ラツトで
前日腹部を除毛したものを実験に用いた。ウレタ
ンとα−クロラロースを腹腔内投与し、麻酔した
ラツトを仰けに固定し、総頚動脈にカニユーレを
挿入、圧トランスジユーサーを介して血圧を測定
した。 被検化合物(化合物A:16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チアプロ
スタグランジンE1メチルエステル)の2%軟膏
(基剤、白色ワセリン:アジピン酸ジイソプロピ
ル=約4:1(重量比))は除毛した腹部に0.15
g/Kg(被検化合物3mg/Kg)を塗布した。結果
は表2の示したとおりである。
測定〕体重約250gのウイスター系雄性ラツトで
前日腹部を除毛したものを実験に用いた。ウレタ
ンとα−クロラロースを腹腔内投与し、麻酔した
ラツトを仰けに固定し、総頚動脈にカニユーレを
挿入、圧トランスジユーサーを介して血圧を測定
した。 被検化合物(化合物A:16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チアプロ
スタグランジンE1メチルエステル)の2%軟膏
(基剤、白色ワセリン:アジピン酸ジイソプロピ
ル=約4:1(重量比))は除毛した腹部に0.15
g/Kg(被検化合物3mg/Kg)を塗布した。結果
は表2の示したとおりである。
【表】
表2に示すように被検化合物Aは塗布10分後す
でに血圧下降を示し、30分後にプラトーに達し、
4時間以上持続した。また塗布部は、5〜10分で
潮紅し、4〜5時間持続した。 実施例 13 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロ
ヘキシル−7−チアプロスタグランジンE1メチ
ルエステル1mgと白色ワセリン40mgとをよく練合
して均一に分散せしめ、軟膏を得た。
でに血圧下降を示し、30分後にプラトーに達し、
4時間以上持続した。また塗布部は、5〜10分で
潮紅し、4〜5時間持続した。 実施例 13 16,17,18,19,20−ペンタノル−15−シクロ
ヘキシル−7−チアプロスタグランジンE1メチ
ルエステル1mgと白色ワセリン40mgとをよく練合
して均一に分散せしめ、軟膏を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、記号〓は一重結合又は二重結合を示
し、R1は水素原子、低級アルキル基または薬理
学的に許容しうる陽イオンを表わし、R2は水素
原子またはメチル基を表わし、R3は置換もしく
は非置換の炭素数5〜8のアルキル基または置換
もしくは非置換の炭素数5〜8のシクロアルキル
基を表わす。〕 で表わされる7−チアプロスタグランジンE1類
を有効成分とする経皮投与用薬剤。 2 7−チアプロスタグランジンE1類が、7−
チアプロスタグランジンE1,16,17,18,19,
20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−7−チア
プロスタグランジンE1,16,17,18,19,20−
ペンタノル−15−シクロペンチル−7−チアプロ
スタグランジンE1、または17,20−ジメチル−
7−チアプロスタグランジンE1,16,17,18,
19,20−ペンタノル−15−シクロヘキシル−Δ2
−7−チアプロスタグランジンE1およびそれら
のエステル類である特許請求の範囲第1項記載の
経皮投与用薬剤。 3 剤形が軟膏、クリーム、ローシヨンまたは液
剤である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
経皮投与用薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP104383A JPS59128327A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 7−チアプロスタグランジンe↓1類を有効成分とする経皮投与用薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP104383A JPS59128327A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 7−チアプロスタグランジンe↓1類を有効成分とする経皮投与用薬剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59128327A JPS59128327A (ja) | 1984-07-24 |
| JPH0251403B2 true JPH0251403B2 (ja) | 1990-11-07 |
Family
ID=11490527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP104383A Granted JPS59128327A (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | 7−チアプロスタグランジンe↓1類を有効成分とする経皮投与用薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59128327A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995000150A1 (en) * | 1993-06-18 | 1995-01-05 | Teijin Limited | Blood vessel thickening inhibitor and smooth muscle fiber migration inhibitor each containing 7-thiaprostaglandin e1 compound as active ingredient |
| WO1995020391A1 (en) * | 1994-01-28 | 1995-08-03 | Teijin Limited | Prostacyclin-containing oleaginous ointment |
| CA2597537A1 (en) * | 2005-02-14 | 2006-08-17 | Akihiko Kamiya | Ointment |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4254145A (en) * | 1978-08-16 | 1981-03-03 | American Cyanamid Company | Topical application of prostaglandin hypotensive agents |
| US4311707A (en) * | 1979-02-12 | 1982-01-19 | American Cyanamid Company | Process for topically producing cutaneous vasodilation for the treatment of vasospastic or ischemic conditions |
-
1983
- 1983-01-10 JP JP104383A patent/JPS59128327A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59128327A (ja) | 1984-07-24 |
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