JPH0288460A - 炭素繊維強化炭素材料の製造方法 - Google Patents
炭素繊維強化炭素材料の製造方法Info
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- JPH0288460A JPH0288460A JP63236225A JP23622588A JPH0288460A JP H0288460 A JPH0288460 A JP H0288460A JP 63236225 A JP63236225 A JP 63236225A JP 23622588 A JP23622588 A JP 23622588A JP H0288460 A JPH0288460 A JP H0288460A
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- Japan
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- treatment
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、炭素繊維で強化された炭素材料の製造方法
に関する。
に関する。
[従来の技術]
炭素繊維で強化された炭素材料、すなわち炭素繊維強化
炭素材料(C/C複合材)は、軽量(比重1.5〜2.
09/i>で機械的強度が高く、耐熱性に著しく優れて
いる(耐熱温度2,500〜3.000℃)ほか、高温
での機械的性質、耐熱ショック性、寸法安定性等の熱的
安定性に優れており、耐酸化性を除いて化学的にも安定
であり、しかも、機械的強度や電気及び熱伝導性につい
である程度コントロールが可能であるという優れた種々
の性能を有する。このため、このC/C複合材は、特に
高温に晒される部品や製品の材料として有用であり、例
えば、耐熱材料としてスペースシャトルのノーズコーン
やリーディングエツジ、ロケットノズル、リエントリ一
部品、タービン、ホットプレス鋳型等の^温型材等の用
途に、摩擦材料として航空機や高速車両のディスクブレ
ーキ、クラッチ等の用途に、耐蝕、導電材料として反応
装置、電極等の用途に、また、生体材料として人工骨、
関節、歯根等の用途にそれぞれ応用されており、今後ま
すますその用途の拡大が期待されている。
炭素材料(C/C複合材)は、軽量(比重1.5〜2.
09/i>で機械的強度が高く、耐熱性に著しく優れて
いる(耐熱温度2,500〜3.000℃)ほか、高温
での機械的性質、耐熱ショック性、寸法安定性等の熱的
安定性に優れており、耐酸化性を除いて化学的にも安定
であり、しかも、機械的強度や電気及び熱伝導性につい
である程度コントロールが可能であるという優れた種々
の性能を有する。このため、このC/C複合材は、特に
高温に晒される部品や製品の材料として有用であり、例
えば、耐熱材料としてスペースシャトルのノーズコーン
やリーディングエツジ、ロケットノズル、リエントリ一
部品、タービン、ホットプレス鋳型等の^温型材等の用
途に、摩擦材料として航空機や高速車両のディスクブレ
ーキ、クラッチ等の用途に、耐蝕、導電材料として反応
装置、電極等の用途に、また、生体材料として人工骨、
関節、歯根等の用途にそれぞれ応用されており、今後ま
すますその用途の拡大が期待されている。
そして、このC/C複合材は、予め炭素繊維に樹脂やピ
ッチ等の有機質マトリックスプレカーリ゛−を含浸又は
塗布し、射出成形等の手段で成形し、勧化させた後、こ
れを炭素化し黒鉛化したり、あるいは、予め炭素繊維で
最終製品に近い形状に織った織物(スケルトン)に含浸
材を含浸させ、次いで炭素化し黒鉛化させる樹脂含浸法
や、炭素繊維織物の繊維間に直接熱分解炭素を沈積させ
る化学気相蒸着法(CVD法)等の方法によって製造さ
れている(炭素1983(NO,115)、 p196
−208)。
ッチ等の有機質マトリックスプレカーリ゛−を含浸又は
塗布し、射出成形等の手段で成形し、勧化させた後、こ
れを炭素化し黒鉛化したり、あるいは、予め炭素繊維で
最終製品に近い形状に織った織物(スケルトン)に含浸
材を含浸させ、次いで炭素化し黒鉛化させる樹脂含浸法
や、炭素繊維織物の繊維間に直接熱分解炭素を沈積させ
る化学気相蒸着法(CVD法)等の方法によって製造さ
れている(炭素1983(NO,115)、 p196
−208)。
しかしながら、CVD法は、均一で緻密な組織を製造す
ることができ、例えば医療用材料の製造には必要な製造
方法であるが、炭素繊維織物の繊維間に必要なだけのC
VDrA素を沈積させるのに長時間を要し、形状の大き
なC/C複合材を製造するには不向きである。
ることができ、例えば医療用材料の製造には必要な製造
方法であるが、炭素繊維織物の繊維間に必要なだけのC
VDrA素を沈積させるのに長時間を要し、形状の大き
なC/C複合材を製造するには不向きである。
また、上記樹脂含浸法は、被含浸材に含浸材のマトリッ
クスプレカーサーを含浸させ、これを炭素化し黒鉛化す
ることによりC/C複合材を製造するため、比較的大き
な形状のものを比較的容易に製造することができるが、
通常使用される含浸材の炭化率が低く、炭素化しあるい
はこの炭素化1変に黒鉛化する炭化処理工程で揮発する
成分が多くて製品中に多くの気孔が形成され、1回の炭
素化処理及び黒鉛化処理のみでは高密度で高強度の製品
を得ることが難しく、このために炭素化処理からなる炭
化処理後にあるいはこれに引続く黒鉛化処理を含む炭化
処理後に、再び含浸材を含浸させ、再度炭化処理する含
浸炭化処理工程を所定の密度や強度が達成されるまで数
回繰返して行っている。そして、このような目的で使用
される含浸材としては、ピッチ類やその他の熱可塑性樹
脂、フェノール樹脂やフラン樹脂その他の熱硬化性樹脂
等があり、これらは通常その粘度を調節するために、加
熱したり適当な溶剤で希釈したりして使用されている。
クスプレカーサーを含浸させ、これを炭素化し黒鉛化す
ることによりC/C複合材を製造するため、比較的大き
な形状のものを比較的容易に製造することができるが、
通常使用される含浸材の炭化率が低く、炭素化しあるい
はこの炭素化1変に黒鉛化する炭化処理工程で揮発する
成分が多くて製品中に多くの気孔が形成され、1回の炭
素化処理及び黒鉛化処理のみでは高密度で高強度の製品
を得ることが難しく、このために炭素化処理からなる炭
化処理後にあるいはこれに引続く黒鉛化処理を含む炭化
処理後に、再び含浸材を含浸させ、再度炭化処理する含
浸炭化処理工程を所定の密度や強度が達成されるまで数
回繰返して行っている。そして、このような目的で使用
される含浸材としては、ピッチ類やその他の熱可塑性樹
脂、フェノール樹脂やフラン樹脂その他の熱硬化性樹脂
等があり、これらは通常その粘度を調節するために、加
熱したり適当な溶剤で希釈したりして使用されている。
これらの含浸材のうち、経済性や配向性の観点からピッ
チ類が多用されているが、ピッチ類はそれが熱可塑性で
あるためにこれを含浸材として使用すると、炭化処理工
程での加熱によってピッチ類の粘度が低下し、被含浸材
からピッチが流出し、炭化後に10x以上の大きな細孔
が残る。そして、このピッチの流出量はその軟化点が低
いほど多く、また、軟化点の低いピッチ類は一般にその
炭化率も低いので、1回の含浸炭化処理では充分な含浸
炭化の効果が得られない。これに対して、軟化点の高い
ピッチ類は、その炭化率が比較的高く、含浸後の炭化工
程で流出し離いという利点はあるが、10虜より小さい
細孔内へは充分に浸透せず、含浸炭化後も10−より小
さい細孔が残存する。しかも、このような含浸炭化処理
は、その繰返し回数を増してもその密度の増加が含浸炭
化処理回数の172乗則に従い、含浸炭化処理の回数を
ある程度以上繰返すと被含浸材の閉気孔が増加して密度
の向上が低下する。このため、従来においては、1回の
含浸炭化処理では10Im以上の細孔に対する含浸炭化
の効果は期待せず、軟化点70〜90℃の低軟化点ピッ
チを使用して含浸炭化処理を数回繰返しているのが実状
である。
チ類が多用されているが、ピッチ類はそれが熱可塑性で
あるためにこれを含浸材として使用すると、炭化処理工
程での加熱によってピッチ類の粘度が低下し、被含浸材
からピッチが流出し、炭化後に10x以上の大きな細孔
が残る。そして、このピッチの流出量はその軟化点が低
いほど多く、また、軟化点の低いピッチ類は一般にその
炭化率も低いので、1回の含浸炭化処理では充分な含浸
炭化の効果が得られない。これに対して、軟化点の高い
ピッチ類は、その炭化率が比較的高く、含浸後の炭化工
程で流出し離いという利点はあるが、10虜より小さい
細孔内へは充分に浸透せず、含浸炭化後も10−より小
さい細孔が残存する。しかも、このような含浸炭化処理
は、その繰返し回数を増してもその密度の増加が含浸炭
化処理回数の172乗則に従い、含浸炭化処理の回数を
ある程度以上繰返すと被含浸材の閉気孔が増加して密度
の向上が低下する。このため、従来においては、1回の
含浸炭化処理では10Im以上の細孔に対する含浸炭化
の効果は期待せず、軟化点70〜90℃の低軟化点ピッ
チを使用して含浸炭化処理を数回繰返しているのが実状
である。
そこで、再含浸炭化処理の効果を上げるために、オート
クレーブで高圧含浸させる方法や、オートクレーブ中で
加圧下に炭化処理する方法等が提案されている。しかし
ながら、これらいずれの方法も、オートクレーブ中での
高圧処理を必要とするために含浸炭化処理を人聞に行う
ことができないという問題がある。
クレーブで高圧含浸させる方法や、オートクレーブ中で
加圧下に炭化処理する方法等が提案されている。しかし
ながら、これらいずれの方法も、オートクレーブ中での
高圧処理を必要とするために含浸炭化処理を人聞に行う
ことができないという問題がある。
しかも、炭素化処理と黒鉛化処理を含む炭化処理工程は
、通常10〜30日間という長時間を必要とし、このた
めに如何にして含浸炭化処理の回数を減らすかはエネル
ギーコストの軽減と製造期間の短縮という観点から極め
て重要なことである。
、通常10〜30日間という長時間を必要とし、このた
めに如何にして含浸炭化処理の回数を減らすかはエネル
ギーコストの軽減と製造期間の短縮という観点から極め
て重要なことである。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、その
目的とするところは、細孔含有量の少ない高密度C/C
複合材を%A>a−5Jることができる方法を提供する
ことにある。
目的とするところは、細孔含有量の少ない高密度C/C
複合材を%A>a−5Jることができる方法を提供する
ことにある。
また、本発明の他の目的は、含浸炭化処理の効率を高め
、少ない処理回数で細孔含有量の少ない高密度C/C複
合材を製造することができる方法を提供することにある
。
、少ない処理回数で細孔含有量の少ない高密度C/C複
合材を製造することができる方法を提供することにある
。
ざらに、本発明の他の目的は、より少ない含浸炭化処理
の回数で従来法と同等あるいはそれ以上の高密度C/C
複合材を製造することができる方法を提供することにあ
る。
の回数で従来法と同等あるいはそれ以上の高密度C/C
複合材を製造することができる方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段]
すなわち、本発明は、ピッチ含浸処理とそれに引続く炭
化処理からなる含浸炭化工程を含む炭素繊維強化炭素材
料の製造方法において、上記ピッチ含浸処理として、少
なくとも1回以上の軟化点150℃以下のピッチを42
0℃以下の温度で含浸させる低軟化点ピッチによるピッ
チ含浸処理と、少なくとも1回以上の軟化点160℃以
上のピッチを420℃以下の温度で含浸させる高軟化点
ピッチによるピッチ含浸処理とを行う炭素繊維強化炭素
材料の製造方法であり、あるいは、ピッチ含浸処理とそ
れに引続く炭化処理からなる含浸炭化工程を含む炭素繊
維強化炭素材料の製造方法において、上記ピッチ含浸処
理として、少なくとも1回以上の水銀ポロシメーターで
測定した測定した10p以上の細孔にピッチを含浸させ
るピッチ含浸処理と、少なくとも1回以上の水銀ポロシ
メーターで測定した測定した10x未満の細孔までピッ
チを含浸させるピッチ含浸処理とを行う炭素繊維強化炭
素材料の製造方法でおる。
化処理からなる含浸炭化工程を含む炭素繊維強化炭素材
料の製造方法において、上記ピッチ含浸処理として、少
なくとも1回以上の軟化点150℃以下のピッチを42
0℃以下の温度で含浸させる低軟化点ピッチによるピッ
チ含浸処理と、少なくとも1回以上の軟化点160℃以
上のピッチを420℃以下の温度で含浸させる高軟化点
ピッチによるピッチ含浸処理とを行う炭素繊維強化炭素
材料の製造方法であり、あるいは、ピッチ含浸処理とそ
れに引続く炭化処理からなる含浸炭化工程を含む炭素繊
維強化炭素材料の製造方法において、上記ピッチ含浸処
理として、少なくとも1回以上の水銀ポロシメーターで
測定した測定した10p以上の細孔にピッチを含浸させ
るピッチ含浸処理と、少なくとも1回以上の水銀ポロシ
メーターで測定した測定した10x未満の細孔までピッ
チを含浸させるピッチ含浸処理とを行う炭素繊維強化炭
素材料の製造方法でおる。
本発明において、含浸炭化処理に供せられる被含浸材は
、通常の製造方法、すなわら予め炭素繊維に樹脂やピッ
チ等のマトリックスプレカーサーを混合又は含浸又は塗
布し、圧縮成形、割出成形等の手段で成形し、硬化させ
た後、−旦これを炭素化して得られたもの、あるいは、
これをざらに黒鉛化して(ワられたものや、予め炭素繊
維で最終製品に近い形状に織った織物(スケルトン)に
含浸材を含浸させたらの、ざらにこれを炭素化して得ら
れたもの、あるいは、これをざらに黒鉛化して得られた
もの等を挙げることができるほか、必要により炭素化ま
での工程を複数回繰返して得られたしのや黒鉛化までの
工程を複数回繰返して得られたものも含まれる。
、通常の製造方法、すなわら予め炭素繊維に樹脂やピッ
チ等のマトリックスプレカーサーを混合又は含浸又は塗
布し、圧縮成形、割出成形等の手段で成形し、硬化させ
た後、−旦これを炭素化して得られたもの、あるいは、
これをざらに黒鉛化して(ワられたものや、予め炭素繊
維で最終製品に近い形状に織った織物(スケルトン)に
含浸材を含浸させたらの、ざらにこれを炭素化して得ら
れたもの、あるいは、これをざらに黒鉛化して得られた
もの等を挙げることができるほか、必要により炭素化ま
での工程を複数回繰返して得られたしのや黒鉛化までの
工程を複数回繰返して得られたものも含まれる。
ピッチ含浸処理としては、少なくとし1回以上の軟化点
150℃以下、好ましくは120℃以下の低軟化点ピッ
チによるピッチ含浸処理と、少なくとも1回以上の軟化
点160℃以上の高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理
とを行うものであるが、前者の低軟化点ピッチによるピ
ッチ含浸処理により水銀ポロシメーターで測定した測定
した10犀未満の細孔に、好ましくは1151以下の細
孔にまでピッチを含浸させ、また、侵者の高軟化点ピッ
チによるピッチ含浸処理により水銀ポロシメーターで測
定した測定した10虜以上の細孔にピッチを含浸させる
。そして、12低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理と
高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理とは、1回の含浸
炭化処理工程で行ってもよく、また、異なる含浸炭化処
理工程で行ってもよい。1回の含浸炭化処理工程で上記
低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理と高軟化点ピッチ
によるピッチ含浸処理とを行う場合には、前者の低軟化
点ピッチによるピッチ含浸処理を先に行い、ぞの後含浸
材として使用した低軟化点ピッチの軟化点より100℃
以上高い温度に加熱し、比較的大きな細孔(10p以上
)に含浸されている低軟化点ピッチを予め流出させ、次
いで高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理を行うのがよ
い。
150℃以下、好ましくは120℃以下の低軟化点ピッ
チによるピッチ含浸処理と、少なくとも1回以上の軟化
点160℃以上の高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理
とを行うものであるが、前者の低軟化点ピッチによるピ
ッチ含浸処理により水銀ポロシメーターで測定した測定
した10犀未満の細孔に、好ましくは1151以下の細
孔にまでピッチを含浸させ、また、侵者の高軟化点ピッ
チによるピッチ含浸処理により水銀ポロシメーターで測
定した測定した10虜以上の細孔にピッチを含浸させる
。そして、12低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理と
高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理とは、1回の含浸
炭化処理工程で行ってもよく、また、異なる含浸炭化処
理工程で行ってもよい。1回の含浸炭化処理工程で上記
低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理と高軟化点ピッチ
によるピッチ含浸処理とを行う場合には、前者の低軟化
点ピッチによるピッチ含浸処理を先に行い、ぞの後含浸
材として使用した低軟化点ピッチの軟化点より100℃
以上高い温度に加熱し、比較的大きな細孔(10p以上
)に含浸されている低軟化点ピッチを予め流出させ、次
いで高軟化点ピッチによるピッチ含浸処理を行うのがよ
い。
このピッチ含浸処理は、420℃以下、好ましくは36
0℃以下の温度で行うのがよく、この含浸処理温度が4
20℃を越えると、ピッチの垂縮合反応が起り、このピ
ッチ含浸処理中にピッチの粘度が上昇し、時には固化し
て充分な含浸炭化処理の効果を得ることができない。そ
して、このピッチ含浸処理は加圧下に行ってもよく、特
に低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理で水銀ポロシメ
ーターで測定した10u未満の細孔に効果的にピツチを
含浸させる上でこの加圧下のピッチ含浸処理は有効であ
る。
0℃以下の温度で行うのがよく、この含浸処理温度が4
20℃を越えると、ピッチの垂縮合反応が起り、このピ
ッチ含浸処理中にピッチの粘度が上昇し、時には固化し
て充分な含浸炭化処理の効果を得ることができない。そ
して、このピッチ含浸処理は加圧下に行ってもよく、特
に低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理で水銀ポロシメ
ーターで測定した10u未満の細孔に効果的にピツチを
含浸させる上でこの加圧下のピッチ含浸処理は有効であ
る。
このようにしてピッチ含浸処理の済んだ被含浸材は、通
常の製造方法と同様に、炭素化あるいはこの炭素化と引
続き行われる黒鉛化とからなる炭化処理に付される。こ
の際に、炭素化は非酸化性雰囲気下に450〜1,10
0℃の温度範囲で徐々に加熱して行われ、また、必要に
応じて行われる黒鉛化は不活性雰囲気下に1.800〜
2,800℃の温度範囲で徐々に加熱して行われる。
常の製造方法と同様に、炭素化あるいはこの炭素化と引
続き行われる黒鉛化とからなる炭化処理に付される。こ
の際に、炭素化は非酸化性雰囲気下に450〜1,10
0℃の温度範囲で徐々に加熱して行われ、また、必要に
応じて行われる黒鉛化は不活性雰囲気下に1.800〜
2,800℃の温度範囲で徐々に加熱して行われる。
この含浸炭化処理の回数は1回以上行えばよく、この含
浸炭化の効果はその回数をΦねるごとに小さくなるので
、通常4回以下で充分である。本発明方法を適用するこ
とにより、1回の含浸炭化処理で大きな細孔まで充填さ
れるので、複数回の含浸炭化処理を行う場合、そのうち
の少なくとも1回を本発明方法で行い、それ以外につい
ては従来法で行ってもよい。
浸炭化の効果はその回数をΦねるごとに小さくなるので
、通常4回以下で充分である。本発明方法を適用するこ
とにより、1回の含浸炭化処理で大きな細孔まで充填さ
れるので、複数回の含浸炭化処理を行う場合、そのうち
の少なくとも1回を本発明方法で行い、それ以外につい
ては従来法で行ってもよい。
本発明方法は、含浸炭化処理工程を含む全てのC/C複
合材の製造方法に適用することができる。
合材の製造方法に適用することができる。
航空機用ブレーキ、自動車用ブレーキ、発熱体、ホット
プレス鋳型等を製造する際に採用される、炭素INとマ
トリックスプレカーサーとを混合してから成形する製造
方法においては、その最初の炭素化が終了した後の含浸
炭化処理の工程のうち少なくとも1回以上の工程に本発
明方法を適用すればよく、また、ノーズコーン、リーデ
ィングエツジ、ロケットノズル等を製造する際に採用さ
れる、炭素繊維で織った最終製品に近い形状の織物(ス
ケルトン)を使用する方法においては、その後の含浸炭
化処理工程のうち少なくとも1回以上の■稈に本発明方
法を適用すればよい。
プレス鋳型等を製造する際に採用される、炭素INとマ
トリックスプレカーサーとを混合してから成形する製造
方法においては、その最初の炭素化が終了した後の含浸
炭化処理の工程のうち少なくとも1回以上の工程に本発
明方法を適用すればよく、また、ノーズコーン、リーデ
ィングエツジ、ロケットノズル等を製造する際に採用さ
れる、炭素繊維で織った最終製品に近い形状の織物(ス
ケルトン)を使用する方法においては、その後の含浸炭
化処理工程のうち少なくとも1回以上の■稈に本発明方
法を適用すればよい。
本発明方法にかかる含浸炭化処理の操作を行うと、被含
浸材の気孔を充填する効果が大きく、嵩密度の上昇が大
きい。そして、従来法ではこの含浸炭化処理を10回以
上繰返して1.7〜1.89 / ctA程度の嵩密度
に到達していたが、本発明方法によれば嵩密度を2.0
g/−程度にまで上げることもできるほか、含浸炭化処
理の回数も減少させることができる。
浸材の気孔を充填する効果が大きく、嵩密度の上昇が大
きい。そして、従来法ではこの含浸炭化処理を10回以
上繰返して1.7〜1.89 / ctA程度の嵩密度
に到達していたが、本発明方法によれば嵩密度を2.0
g/−程度にまで上げることもできるほか、含浸炭化処
理の回数も減少させることができる。
[作 用]
軟化点の高いピッチはその炭化率が大きく、また、炭化
時の粘度低下か小さく、大きい細孔からの流出量が少な
いが、含浸Ii4にその粘度を低くすることができず、
小さい細孔にまで浸透さけることが難しい。これに対し
て、軟化点の低いピッチは、含浸時の粘度を低くするこ
とができて小さな細孔まで浸透させることができるが、
炭化時の粘度低下が大きく、大きな細孔から流出する量
も多くなり、また、炭化率も小さいので炭化後の密度上
昇の効果が小さい。
時の粘度低下か小さく、大きい細孔からの流出量が少な
いが、含浸Ii4にその粘度を低くすることができず、
小さい細孔にまで浸透さけることが難しい。これに対し
て、軟化点の低いピッチは、含浸時の粘度を低くするこ
とができて小さな細孔まで浸透させることができるが、
炭化時の粘度低下が大きく、大きな細孔から流出する量
も多くなり、また、炭化率も小さいので炭化後の密度上
昇の効果が小さい。
本発明方法は、これら軟化点の低いピッチと軟化点の高
いピッチの双方を含浸材として使用し、小さな細孔に対
しては軟化点の低いピッチを含浸させ、大きな細孔に対
しては軟化点の高いピッチを含浸させ、これによって被
含浸材の各細孔内に効率良くピッチを含浸せしめ、1回
の含浸炭化の効率を格段に向上させることができたもの
と考えられる。
いピッチの双方を含浸材として使用し、小さな細孔に対
しては軟化点の低いピッチを含浸させ、大きな細孔に対
しては軟化点の高いピッチを含浸させ、これによって被
含浸材の各細孔内に効率良くピッチを含浸せしめ、1回
の含浸炭化の効率を格段に向上させることができたもの
と考えられる。
[実施例]
以下、実施例及び比較例に基いて、本発明方法を具体的
に説明覆る。
に説明覆る。
実施例1
)) A N系炭素繊維とレゾール型フェノール樹脂と
を原料とし、ディスク状の形状を有する嵩密度1.29
99/cd及び開気孔率51.6%のC/C複合材を調
製してこれを被含浸材とした。
を原料とし、ディスク状の形状を有する嵩密度1.29
99/cd及び開気孔率51.6%のC/C複合材を調
製してこれを被含浸材とした。
この被含浸材に200℃、15Kg/Cl1I−Gの条
件で軟化点86°Cのタールピッチを含浸せしめ、38
0℃に加熱して流出するタールピッチを除去し、次いで
380℃、’I5に!J/ci−Gの条件で軟化点24
0℃のピッチを含浸せしめ、電気炉に入れて窒素ガス雰
囲気下に110時間で1,100℃まで昇温させ、被含
浸材中に含浸されたピッチを炭素化した。
件で軟化点86°Cのタールピッチを含浸せしめ、38
0℃に加熱して流出するタールピッチを除去し、次いで
380℃、’I5に!J/ci−Gの条件で軟化点24
0℃のピッチを含浸せしめ、電気炉に入れて窒素ガス雰
囲気下に110時間で1,100℃まで昇温させ、被含
浸材中に含浸されたピッチを炭素化した。
得られたC/C複合材について、その嵩密度と水銀ポロ
シメーターによる開気孔率(≧10II!Itの気孔率
とく10pの気孔率)を測定し、含浸炭化処理の前後で
減少した気孔率(≧10虜の気孔率と<10pの気孔率
の合計)の差を含浸前の気孔率(≧10虜の気孔率と<
104の気孔率の合計)で割って得られた気孔充填率を
求めた。結果を第1表に示す。
シメーターによる開気孔率(≧10II!Itの気孔率
とく10pの気孔率)を測定し、含浸炭化処理の前後で
減少した気孔率(≧10虜の気孔率と<10pの気孔率
の合計)の差を含浸前の気孔率(≧10虜の気孔率と<
104の気孔率の合計)で割って得られた気孔充填率を
求めた。結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1と同じ被含浸材を使用し、また、実施例1で使
用したと同じ軟化点86℃のピッチを使用し、実施例1
と同様に200℃、15Kg/Cl1t・Gの条件で軟
化点86℃のピッチを含浸させ、加熱流出処理と高軟化
点ピッチによる含浸処理を行うことなく、実施例1と同
様に炭素化し、得られたC/C複合材について、その嵩
密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた。結果
を第1表に示す。
用したと同じ軟化点86℃のピッチを使用し、実施例1
と同様に200℃、15Kg/Cl1t・Gの条件で軟
化点86℃のピッチを含浸させ、加熱流出処理と高軟化
点ピッチによる含浸処理を行うことなく、実施例1と同
様に炭素化し、得られたC/C複合材について、その嵩
密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた。結果
を第1表に示す。
第1表
この第1表から明らかなように、実施例1の方法で含浸
炭化処理した場合のほうが、得られたC/C複合材の嵩
密度及び気孔充填率が高かった。
炭化処理した場合のほうが、得られたC/C複合材の嵩
密度及び気孔充填率が高かった。
実施例2
実施例1と同じ被含浸材を使用し、1回目の含浸炭化処
理には軟化点240℃のピッチを使用し、2回目の含浸
炭化処理には軟化点86℃のピッチを使用し、実施例1
と同様にして含浸炭化処理を行った。
理には軟化点240℃のピッチを使用し、2回目の含浸
炭化処理には軟化点86℃のピッチを使用し、実施例1
と同様にして含浸炭化処理を行った。
)9られたC/C複合材について、実施例1と同様に、
その嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた
。結果を第2表に示す。
その嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた
。結果を第2表に示す。
実施例3
1回目の含浸炭化処理に軟化点86℃のピッチを使用し
、2回目の含浸炭化処理に軟化点240°Cのピッチを
使用し、実施例2と同様にして含浸炭化処理を行った。
、2回目の含浸炭化処理に軟化点240°Cのピッチを
使用し、実施例2と同様にして含浸炭化処理を行った。
得られたC/C複合材について、実施例1と同様に、そ
の嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた。
の嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた。
結果を第2表に示す。
比較例2
軟化点86℃のピッチを使用し、含浸炭化処理を2回繰
返して行った以外は、上記比較例1と同様にして含浸炭
化処理を行った。
返して行った以外は、上記比較例1と同様にして含浸炭
化処理を行った。
1ワられたC/C複合材について、実施例1と同様に、
その嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた
。結果を第2表に示す。
その嵩密度と開気孔率とを測定し、気孔充填率を求めた
。結果を第2表に示す。
第 2 表
炭化処理でよく、これによってC/C複合材製造時のエ
ネルギーコストを大幅に軽減することができ、また、%
A造明期間短縮することができる。
ネルギーコストを大幅に軽減することができ、また、%
A造明期間短縮することができる。
Claims (2)
- (1)ピッチ含浸処理とそれに引続く炭化処理からなる
含浸炭化工程を含む炭素繊維強化炭素材料の製造方法に
おいて、上記ピッチ含浸処理として、少なくとも1回以
上の軟化点150℃以下のピッチを420℃以下の温度
で含浸させる低軟化点ピッチによるピッチ含浸処理と、
少なくとも1回以上の軟化点160℃以上のピッチを4
20℃以下の温度で含浸させる高軟化点ピッチによるピ
ッチ含浸処理とを行うことを特徴とする炭素繊維強化炭
素材料の製造方法。 - (2)ピッチ含浸処理とそれに引続く炭化処理からなる
含浸炭化工程を含む炭素繊維強化炭素材料の製造方法に
おいて、上記ピッチ含浸処理として、水銀ポロシメータ
ーで測定した10μm以上の細孔にピッチを含浸させる
ピッチ含浸処理と、水銀ポロシメーターで測定した測定
した10μm未満の細孔までピッチを含浸させるピッチ
含浸処理とを各々少なくとも1回以上行うことを特徴と
する炭素繊維強化炭素材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63236225A JPH0288460A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63236225A JPH0288460A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0288460A true JPH0288460A (ja) | 1990-03-28 |
Family
ID=16997642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63236225A Pending JPH0288460A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 炭素繊維強化炭素材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0288460A (ja) |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP63236225A patent/JPH0288460A/ja active Pending
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