JPH0311143A - 可変圧縮比ピストン - Google Patents

可変圧縮比ピストン

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JPH0311143A
JPH0311143A JP14407189A JP14407189A JPH0311143A JP H0311143 A JPH0311143 A JP H0311143A JP 14407189 A JP14407189 A JP 14407189A JP 14407189 A JP14407189 A JP 14407189A JP H0311143 A JPH0311143 A JP H0311143A
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oil
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valve
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Takayuki Arai
孝之 荒井
Kyugo Hamai
浜井 九五
Tatsuyuki Matsuya
松屋 辰之
Yasuo Takashima
高島 安雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、内燃機関の可変圧縮比ピストンに係わり、
詳しくは、内燃機関の負荷条件に応じてコンプレッショ
ンハイドを可変化したピストンに関する。
(従来の技術) 内燃機関の部分負荷時には絞弁によって吸気量が制限さ
れる等のために熱効率の低下を招き、この熱効率を高め
ようとして圧縮比を大きくとると、今度は高負荷時にノ
ッキングを起こすという危険性がある。そこで負荷領域
の全般にわたって高い熱効率を得るべく負荷条件に応じ
て圧縮比を変化できるようにしたものが可変圧縮比ピス
トンである。
可変圧縮比ピストンとしては、従来例えば西独国特許公
報第3346969号に掲示されているようなコンブレ
ッジジンバイト可変式のものがあり、これを第14図を
参照して以下に説明する。
尚、以下の説明では、ピストンの装着姿勢の如何にかか
わらず、ピストントップ側を上、同ボトム側を下と称す
る。
ピストン101は、コネクティングロッド(図示省略)
の小端部にピストンピン103を介して連結したインチ
ピストン105と、このインチピストン105の上部に
上下への摺動可能に外嵌したアウタピストン115とを
備え、アウタピストン1]5の裾部内面にはストップリ
ング121が螺着されている。そして同図の右側(高圧
縮比状態で左側より90℃ずらした断面図)に示すよう
に、ストップリング121をインチピストン105にお
ける上壁107の周縁部下面に当接させることによって
アウタピストン115の上動限が規制され、この状態で
上記上壁107とアウタピストン115の上壁117と
の間にシール108にて仕切られる円盤状の上部油室1
23が形成される。また同図の左側(低圧縮比状態の断
面図)、に示したように上記上壁117の下面に形成し
た突条117aをインナピストン105の上記上壁10
7に当接させることによりアウタピストン115の下動
限が規制され、この状態でストップリング121の上方
にシール104にて仕切られる環状の下部油室125が
形成される。
一方、インナピストン105の上壁107には、上部油
室123へ圧力作動油を送給するための逆止機能をもつ
給油弁129と、この油室123から排油をするための
感圧式排油弁131とが装着されている。更にこの上壁
107には、上部油室123と下部油室125とをそれ
ぞれ連絡するオリフィス135および下部油室125側
への流通のみを許容する一方向弁137とが装着されて
、これらにより流量制御手段を構成しである。
作用を述べると、いま前記コネクティングロッドを経て
ピストンピン103内へ作動油が圧送されてくると、こ
れがインナピストン105のピストンピン嵌装部109
に形成した給油路111から給油弁129を介して上部
油室123内に送給される。このとき感圧式排油弁】3
1が閉止しており、また下部油室125の受圧面積が上
部油室123のそれよりも小さいので、アウタピストン
115が前記上動限まで押上げられて(同図右側)この
位置が給油弁129の逆止作用によって保持される。こ
の状態でピストン101が圧縮行程に移行し、燃焼室内
の混合気が例えば高圧縮比の条件下で圧縮されつつこの
行程の終期が近づくと、混合気が点火されてその燃焼圧
力が急激に上昇する。この圧力は、アウタピストン11
5を介して上部油室123内の作動油に印加される。こ
のとき、燃焼圧力あるいはこれに対応する作動油圧が所
定値を越えて立上ろうとすると、感圧式の排油弁131
が開いて上部油室123をピストン101外へ適度に開
放する。これにより、アウタピストン115が排油弁1
31から作動油を排出させつつ下方へ急速に推進され、
同時にオリフィス135と一方向弁137との双方から
連絡路113を介して下部油室125内へ作動油を急速
に送り込む。すなわち、燃焼圧力が所定値を越えると、
これに即応してアウタピストン115が下動するので、
圧縮比が低下して前記ノッキングの発生が回避される。
そして、アウタピストン115の下動途中ないしは下動
限で、燃焼圧力(作動油圧)が所定値まで低下すると排
油弁131が閉じ、この膨張行程の進行にf′Pって燃
焼ガス圧が更に低ドすると、給油弁129からの作動油
送給が再開始される。これにより、アウタピストン]−
15が上方へ推進され、これと同時に下部油室125か
ら今度はオリフィス135のみを介して作動油が上部油
室123に押し出される。すなわち、このときの上動運
動はオリフィス135の絞り作用によって緩慢なものと
なる。これは高負荷運転中ピストン101に低圧縮比用
の形態をなるべく保持させることによって、アウタピス
トン115にサイクル毎の大きな上下動をさせなくても
すむようにするためである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来例にあっては、上部油室
123が円盤状に構成される為に容積が大きく、従って
円環状に構成される下部油室125と容積差が大きい構
造となっており、又コネクティングロッドの小端部にピ
ストンピン103を介してインナピストン105と、こ
の上部に上下への摺動可能に外嵌されるアウタピストン
115とがその上下摺動方向と直角な面に於ける周方向
の相対的回転を規制しないという構造となっていたため
、上部油室123の圧油を排出することで移行する低圧
縮比の状態への切替わりに時間を要すると共に下部油室
125の圧油とコネクティングロッド、及びピストンピ
ン103を介して供給される圧油を上部油室123へ供
給することで移行する高圧縮比の状態への切換わりに時
間を要する、即ち応答性が悪いという問題点があり、又
アウタピストンの回り止めがない為、燃焼室形状との適
合性などにおいての設計上の自由度が低いという問題点
があった。
そこで、この発明は圧縮比状態の切換わりに時間を要し
ない、即ち、応答性が良好であり、又、設計上の自由度
が高いものである可変圧縮比ピストンを提供することを
目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) コネクティングロッドに連結されたインナピストンと、
このインカビストンに所定範囲の相対的上下動が可能に
嵌合されたアウタピストンとを有して、前記の上動およ
び下動に伴ないインチおよびアウタピストン間にそれぞ
れ上部油室および下部油室が形成されるように構成され
、更に」二部油室および下部油室を連絡するとともに1
.L部浦室側への作動油の流通は制限するように構成し
た流量制御手段を備えた可変圧縮比ピストンにおいて、
前記上部油室を環状に形成すると共に、前記インナピス
トンとアウタピストンとを前記環状内周面において周方
向の相対的回転が規制されるように嵌合したものである
(作用) 上部油室を環状に形成したため、従来の円盤状のものに
比較して内周部分が欠如する結果、容積が小さくなり、
従って、上部油室の圧油の排出時間が短かくなり、低圧
縮比の状態への切換えが早くなる。同様に、高圧縮比の
状態への切換えも早くなる。又、内周においてインチ及
びアウタの両ピストンの回り止めがされているため、ア
ウタピストンが周方向に回転せず、バルブとかクランク
シャフトなどとの干渉に配慮する事なく設計できる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜3図は、この発明の一実施例を示す図である。第
1図は高圧縮比の状態、第2図は低圧縮比の状態を示し
である。
まず構成を説明すると、チエツクバルブ5と油通路3を
有するコネクティングロッド1に中空部15aの両端を
部材15dで封止され、圧油の入口15bと出口15c
を有するピストンピン15がはめこまれている。このピ
ストンピン15にインナピストン13が嵌挿部19では
めこまれ、封止板23で抜は止めされている。このイン
ナピストン13に所定範囲の相対的上下動が可能に外径
面35aを有するアウタピストン35が外周面35bで
外嵌し、内周面35cで内嵌している。上記の上動およ
び下動に伴ないインチピストン13およびアウタピスト
ン35間にそれぞれ外周面35bと内周面35cで仕切
られた円環状の下部油室45と下部油室47が形成され
る。又インナピストン13には上部油室45と下部浦等
室47を逆止弁61を介して結ぶ連絡路59aとオリフ
ィス62を有する連絡路59bが設けられると共に、上
部油室45の圧油を外部へ排出するための排油弁55お
よびピストンピン15の中空部]−5aと油路53を介
して圧油を供給する給油弁51が設けられている。
上部油室45の内周面35cと外周面35bには夫々金
属又は合成樹脂製のシールリング22゜25が、設けら
れ、又、下部油室の内周面21と外周面47aには夫々
シールリング29.27が設けられ圧油を封止している
アウタピストン35の下端内側にストップリング41が
螺着され、その上面とインナピストン13の下方の段付
部下面21aとにより下部油室47の上下面が形成され
る。
又、上部油室45の上下面はアウタピストン35の上壁
37とインナピストン13の上壁31とにより段付の環
状に形成されるが、この上下面は低圧縮比の状B(第2
図)ではほぼ合致するように、つまり、全面が下動時の
ストッパとなるように形成するものである。
このようにして、アウタピストン35にはボス7(第3
図)が偏心eをもって設けられ、それだけ重量増となる
が、これは、内部の肉抜き部9を設けることによりその
増加量を少くできる。
尚、図中、11は可変圧縮比ピストンの全体を又、57
はインチピストン13の下端を示す。この下端57は第
1図の高圧縮比の状態ではアウタピストン35の下面と
ほぼ一致するように形成しである。
次に前記実施例の作用を説明する。
図示せざる内燃機関を始動すると、潤滑油はそのポンプ
によりオイルギヤラリを経由してコネクティングロッド
1の油通路3よりピストンピン15の人口15bを経て
両端を部材15dで封止された中空部15gに圧油とし
て送入される。該圧油は出口15cよりインナピストン
13の通路53に設けられた給油弁51を通り不可逆的
に上部油室45へ導入されるが、ここで下部油室47よ
り面積の大きな上部油室45に圧油が停留し、第1図に
示す高圧縮比の形態となる。内燃機関が高負荷運転にな
りアウタピストン35の上面にかかるガス圧増加により
上部油室45の内圧が所定値をこえると排油弁55のバ
ックアップスプリングの調整荷重と該スプリングを含む
バルブ体に機関回転数の二乗で作用する慣性力の和に抗
して、圧油は排油弁55を押し開き作動油の外部排出を
始めると同時にアウタピストン35の下降に伴ない下部
油室47を形成しつつ、上部油室45の作動油(圧油)
をオリフィス62を介して連絡路59bより下部油室4
7へ流入させ第2図に示す低圧縮比の形態とする。
尚、内燃機関の負荷に変化がない場合、上向き慣性力が
作用すると下部油室47より連絡路59bに設けられた
オリフィス62を介し上部油室45に作動油が流入し、
下部油室47の容積がゼロになることで下部油室47を
構成するストップリング41がインカビストン13の段
付部下面21aと衝突するようになるが、その際オリフ
ィス62の径を適当に選定することで前記衝突を防止し
、これによりアウタピストンの畏れを規制する。
次に内燃機関が低負荷状態に移行するか又は回転数が上
昇し、排油弁55のスプリング調整荷重とこれに加わる
慣性力の値が上部油室45内圧の排油弁作用面積に加わ
る力を上回ると排油弁55は閉じられる。このような慣
性力の作用する行程で、オリフィス62を介して下部油
室47より上部油室45へ作動油が流入し又、連絡路5
3に設けられた給油弁51により不可逆的に上部油室4
5へ圧油が流入する事により、上部油室45は拡張し第
1図に示す高圧縮比の形態に復帰する。以上の一連の動
きの中で特に高圧縮比の状態から低圧縮比の状態への速
かな切り替わりがノッキングを回避する上で重要となる
。従って高圧縮比から低圧縮比の応答性を高める為には
、制約されたスペースの中で排油弁55の通過流量を大
きくすること、上部油室45よりの逆止弁61の通過流
量を大きくすると共に、下部油室45の容積を下部油室
47の容積に近づける方向で小さくすることが必要であ
る。更に燃焼室形状の設計により熱効率を向上させてい
く観点からもピストン冠面形状をも考慮した設計を行な
う事が必要であり、例えば吸排気弁との干渉をさけたリ
セスをアウタピストン31の冠面(上面)に設けた場合
に於いても、又ピストン姿勢制御およびクランクシャフ
トとアウタピストン31の干渉を避ける為にもアウタピ
ストンの周方向の回転を規制することが必要である。
かかる場合において、前記実施例では、上部油室45が
円環状に形成されているので、外径及び上下ストローク
量を同じとすれは従来の円盤状のものに比し容積が少く
なっており、前述の必要性を充足しうるものである。つ
まり、高圧縮比の状fl(第1図)から低圧縮比の状態
(第2図)への切り替わりが上部油室45の容積低減化
により達成され、ノッキングを回避できるものである。
又その逆の低圧縮比の状態から高圧縮比の状態への切り
替わりも従来より早くなり燃費対策となしうるちのであ
る。
又、該上部油室45の外周面35bはピストン外径面3
5aと同心であるのに対し、内周面35Cは偏心量eを
もってインナピストン31に内嵌される為にインナピス
トン31に対するアウタピストン35の周方向の動きを
完全に拘束することになる。これにより、ピストン上面
のバルブリセスの設定やクランクシャフトとの干渉防止
部の設定ができ、設計の自由度が得られるものである。
又、大径のシールリング25の取付溝はピストン中心と
同心の円であるため、加工が楽であり、シール性を良好
になしうる。更に、小径のシールリング22は偏心して
設けられるが、これも円である為加工が楽であり、シー
ル性を良好となしうる。
なお、回り止めの偏心設定はこの実施例のように、大径
部でなく小径部に設ける方がシール性を良好に保つ上で
よりペターといえるものである。
第4図は該上部油室45の内周35cを直線部愛を設は
長円形にしインチピストン31に内嵌している構造であ
る。尚上部油室内周形状は楕円形でも多角形にしても良
い。但し、この場合、大径のシールリング25用の溝加
工は前実施例と同様容易であるが、小径のシールリング
22用の溝加工は内周面35Cの形状に沿うような加工
にせざるを得ないものである。
次に改良シールリングを用いた実施例について、第5図
〜第13図を参照して説明する。
以下の例では、可変圧縮比ピストン11としては従来の
構造のものに改良シールリングを適用したものについて
説明しであるが、その他の構造、即ち、前実施例の構造
のものにその改良シールリングを適用してもよいことは
勿論である。
第5図はこの実施例に係わる可変圧縮比ピストン11の
高圧縮比用の形態を、また第6図は同ピストンの低圧縮
比用の形態をそれぞれ示したものである。上記可変圧縮
比ピストン11のインチピストン13は、これに嵌装し
た中空のピストンピン15を介してコネクティングロッ
ド1の小端部に連結してあり、符号17.19はピスト
ンピン15の上記嵌装部を示す。このインナピストン1
3のスカート下端には段部21aを介して小径部21を
形成しである。
一方、ピストンピン15の中空部15aの両側はインチ
ピストン13に係着した抜は止め兼用の封止板23によ
って封止しである。また、コネクティングロッド1には
上記小端部からクランクビン側の大端部にわたる油路3
を形成しである。そして、内燃機関の潤滑油ポンプから
メインギヤラリに吐出された潤滑油が、クランクシャフ
トを経て油路3に圧送されて、これが油路3に介装した
チエツクバルブ5を通った後、ピストンピン15の通油
孔15bを経て中空部15a内へ圧力作動油として送入
される。
ピストン11のアウタピストン35は、そのスカート部
がインチピストン13の前記小径部21よりも下方へ延
びて、このインナピストン13のスカート部に上下への
摺動が可能に外嵌されている。これによってアウタピス
トン35の首振りが制止されて上下動が円滑に行われる
。このアウタピストン35のスカート下部にストップリ
ング41を螺着し、ストップリング41の内周面を上記
小径部21に摺動可能に嵌合しである。そして上記各摺
動部をインチピストン13に嵌i 1. タtイルシー
ルリング25a、27a、29aおよびシールリングシ
ー)25b、27b、29b等によって封止しである。
以上の構成において、アウタピストン35を上動させる
とストップリング41が段部21aに当接して上動限が
規制されるとともに、アウタピストン35とインナピス
トン13との各上壁37と31との間に所定高の上部油
室45(第5図)が形成されるように各部の寸法関係を
定める。したがって、アウタピストン35を下動させる
と上壁37が同31に当接して下動限が規制され、この
下動によって小径部21の周囲に環状の下部油室47(
第6図)が形成される。
インナピストン13の頂部には作動油給排手段を構成す
るための給油弁51と排油弁55とを装着しである。こ
れら給油弁51および排油弁55は、球形弁体とそのバ
ックアップスプリングとを用いて構成した通常の逆止弁
であるから基本構造の説明は省略する。
給油弁51は一方側のピストンピン嵌装部19の上方に
配置してあって、ピストンピン15の中空部15aに送
入された前記圧力作動油が、このピストンピン15の通
油孔15cから嵌装部19に形成した給油路53を経て
給油弁51へ至り、この給油弁51を不可逆的に流過し
て上部油室45へ導入される。また排油弁55は他方側
のピストンピン嵌装部17の上方に配置しである。この
排油弁55では、前述したように燃焼圧力が所定値を越
えて立上り、これに伴って上部油室45へ導入された作
動油の圧力が所定値を越えたとき、球形弁体55aのバ
ックアップスプリング55bが縮んで開弁されるように
、バックアップスプリング55bのセット荷重を設定し
である。このように排油弁55が開弁すると、上部油室
45の作動油が、ピストンピン嵌装部17に形成した排
油路55Cを経てインナピストン13の下方へ排出され
る。
更に、ピストンピン嵌装部17には上部油室45と下部
油室47とを連絡する一連の連絡路59を形成してその
上部にオリフィス孔83を有する板状弁体81を配した
制御弁61を配装してあり、これらにより流量制御手段
を構成している(第7図参照)。
尚図面では、制御弁61と連絡路59、および、排油弁
55と排油路55cを便宜上同一断面上に表わしである
が、これらはピストンピン15の両側など、適宜の部位
に配設するものである。
制御弁61は第7図および第8図に拡大して示したよう
に、インチピストン13の上壁31の上面に開口する弁
室63と、この弁室63の上記開口側にねじ込み固定し
たシール部材65と、弁室63の底部に嵌装した弁受は
部材71と、これらの部材65および71の間に配置し
た弁体81とを備える。そして、シール部材65にはそ
の中央部を上下に貫通する弁孔67と、この弁孔67の
下縁を取り囲む弁座69とを形成しである。また弁受は
部材71は、弁座69に対向する受は座73と、この受
は座73の中央に開設した透孔75と、第9図に示した
ように受は座73の周りから突出して下方へ折曲した複
数、例えば4個の脚77とを有し、これらの脚77によ
って受は座73の周囲から連絡路59へ通じる広い流路
79を形成しである。そして弁体81は円盤状を呈して
弁座69と受は座73との間に上下動可能に遊挿され、
この弁体81の中央部には上下に貫通するオリフィス8
3を形成しである。
実施例は以上のように構成されている。したがって、内
燃機関を始動すると作動油が上部油室45へ導入されて
ここに閉じ込められるので、ピストン11は第5図の高
圧縮比用の形態となって低負荷領域での運転に備えられ
る。
ここで、高負荷運転域に移行して上部油室45の内圧が
所定値を越えて上昇すると排油弁55のバックアップス
プリング55bが縮んで排油弁55が開く。これにより
、アウタピストン35が排油弁55を介して排油路55
cへ作動油を排出させつつ急速に下動し、同時に下部油
室47を形成しつつ制御弁61から連絡路59を経てこ
の下部油室47へ作動油を送り込む。この際制御弁61
の弁体81は、第7図に示したように、作動油の流れに
押されて受は座73上に着座するので、弁孔67から送
り込まれる作動油は、オリフィス83と透孔75とを流
過するほか、弁室63から広い流路79を通って連絡路
5つへ流入するので、下部油室47にもこの作動油が急
速に導入される。
これにより、ピストン11は燃焼圧力の過度な立上りに
即応して第6図に示した低圧縮比用の形態となる。この
ようにして、燃焼圧力の立上りが制止されつつ上部油室
45の内圧が所定値まで低下すると、排油弁55が閉じ
られ、次いでこの内圧が作動油圧まで低下すると、給油
弁51を介して作動油の送給が再開始され、アウタピス
トン35の上動がまた始まる。そしてこの過程で、アウ
タピストン35は排油弁55の閉止後もその慣性により
漸時下動を継続するので、下部油室47の容積の拡張が
続けられてここへ充分な作動油が貯留される。この場合
実施例は前述したようにアウタピストン35の首振りが
制止されていてインナピストン13とこじれ合うことが
ないので、上記の継続下動動作が円滑に行われる。これ
によって、アウタピストン35を例えば下動限で容易か
つ再現性よく下降させることができるので、−層充分な
作動油を貯留させることができる。
上述のようにアウタピストン35の上動が再開始される
と、下部油室47の容積が縮少しつつここに貯留された
作動油が連絡路59から制御弁61を介して上部油室4
5側へ押し戻される。このとき制御弁61の弁体81が
押し上げられて、第8図に示したように弁座69に当接
するので、作動油はオリフィス83を介してのみ流通す
るようになる。これによりアウタピストン35に制動力
が作用して上動運動が緩慢化し、更に下部油室47には
この制動のための作動油が充分に貯留されていることと
相まって、ピストン11には低圧縮比用近似の形態をよ
く保持させることができる。
以上述べて来た作動を各制御弁系で長期間に渡り精度良
く行なう為にシールリングの機能が重要になる。次にシ
ールリングの作用にいて説明する。
第10図は樹脂性シールリング25aがシールリングシ
ート25b無しの状態で単独に所定の運転時間を経てシ
ールリング溝内でシールをしている状態を示すものであ
るが、シールリング25aははみ出し部25a−1が作
動油圧Pの作用により発生し始めている様子が分る。こ
のはみ出し部25a−1は基本的に時間経過と共に進行
し、やがてシール能力を消失せしめる。
第11図は改良実施例であり通常の合成樹脂製シールリ
ング25aと金属又は高硬度樹脂製のシールリングシー
ト25bとを用いたものである。
この図で作動油圧Pがシールリング25aと摺動方向と
直角に相対移動可能でかつ低圧側に配したシールリング
シート25bに作用し、シールリングシート25bが該
摺動部材に当接することですきまを埋設し、シールリン
グ25Hのはみ出し部位発生を抑制している状態を示す
尚、シールリングシートの断面は第12図に示す様な受
圧面積を大きくしたL字形断面形状でも良く、又、合い
口部はストレートカットではなく第13図に示す様に鈍
角Aを持つようにバイアスカット(斜めカット)を施し
ても良い。
[発明の効果コ 以上に説明してきたように、この発明によればその構成
をコネクティングロッドに連結されたインナピストンと
、このインチピストンに所定範囲の相対的上下動が可能
に嵌合されたアウタピストンとを有して、前記の上動お
よび下動に伴ないインチおよびアウタピストン間にそれ
ぞれ上部油室および下部油室が形成されるように構成さ
れ、更に上部油室および下部油室を連絡するとともに、
上部油室側への作動油の流通は制限するように構成した
流量制御手段を備えた可変圧縮比ピストンにおいて、前
記上部油室を環状に形成すると共に、前記インナピスト
ンとアウタピストンとを前記環状内周面において周方向
の相対的回転が規制されるように嵌合した構成としたた
め、圧縮比切替わり応答性を高めることができる。又、
インナーピストンに対するアウタピストンの周方向の回
転移動を完全に規制でき設計の自由度を高めることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図はこの発明の一実施例に係わるピス
トンの断面図であって、第1図は高圧縮比用の形態を、
また第2図は低圧縮比用の形態をそれぞれ示した図、第
3図は第1図の■−■断面図、第4図は他の実施例の第
3図と同様の断面図、第5図〜第13図は改良シールリ
ングの使用説明図で、第5図は高圧縮比用の形態を第6
図は低圧縮比用の形態を示した図、第7図および第8図
は上記−実施例における制御弁の拡大断面図であって第
7図はアウタピストンの下動時における動作態様を、ま
た第8図は同上動時における動作態様をそれぞれ示した
図、第9図は第7図および第8図の要部拡大斜視図、第
10図は、樹脂製シールリング単独で用いた場合のシー
ルリング溝部の断面図、第11図は改良案によるシール
リングとシ−ルリングシートを組み合わせたシールリン
グ構成とじたシールリング溝部の断面図、第12図は他
の実施例によるシールリングシートの断面図、第13図
は他の実施例によるシールリングシートの合い口形状を
示す図、第14図は従来例に係わるピストンの断面図で
ある。 1・・コネクティングロッド 11・・・可変圧縮比ピストン 13・・・インナピストン 35・・・アウタピストン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コネクティングロッドに連結されたインナピストンと、
    このインナピストンに所定範囲の相対的上下動が可能に
    嵌合されたアウタピストンとを有して、前記の上動およ
    び下動に伴ないインナおよびアウタピストン間にそれぞ
    れ上部油室および下部油室が形成されるように構成され
    、更に上部油室および下部油室を連絡するとともに、上
    部油室側への作動油の流通は制限するように構成した流
    量制御手段を備えた可変圧縮比ピストンにおいて、前記
    上部油室を環状に形成すると共に、前記インナピストン
    とアウタピストンとを前記環状内周面において周方向の
    相対的回転が規制されるように嵌合したことを特徴とす
    る可変圧縮比ピストン。
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KR20000052088A (ko) * 1999-01-29 2000-08-16 밍 루 차량용 완충장치
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