JPH0314940B2 - - Google Patents
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- JPH0314940B2 JPH0314940B2 JP10059082A JP10059082A JPH0314940B2 JP H0314940 B2 JPH0314940 B2 JP H0314940B2 JP 10059082 A JP10059082 A JP 10059082A JP 10059082 A JP10059082 A JP 10059082A JP H0314940 B2 JPH0314940 B2 JP H0314940B2
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Description
本発明はキシミ感、優雅な光沢、発色性に優れ
た高級織編物を構成するのに好適な繊維表面に溝
のある繊維の製造方法に関する。 溶解性の異なる2種の熱可塑性ポリマーから成
る複合繊維において易溶解性ポリマーを繊維表面
付近に配置させ、繊維あるいは布帛としてから易
溶解ポリマーを溶解除去することにより種々の形
状の異型断面糸が得られる。たとえば本発明者ら
は特開昭55−93819号公報にて難溶解性ポリマー
により易溶解性ポリマーを複数個に分割した複合
糸より易溶解性ポリマーを溶解除去し異型度の大
きい異型断面糸が得られることを提示した。 特開昭56−53210号公報にも繊維表面付近の特
定の位置に配置させた易溶解性ポリマーを除去す
ることにより異型断面糸を得ることが開示されて
いる。しかしながらこれらの技術で得られる異型
断面糸はキシミ感を付与できるもののギラツイた
光沢を生じ易く、発色性が低下し易い欠点があ
り、これらの欠点を解消する必要があつた。 ギラツイた光沢を減少し優雅な光沢を付与する
技術として特開昭57−5912号公報にて多葉断面糸
の頂点部付近に易溶解性ポリマーを配置させた複
合糸より易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶
解除去する技術を提案したが、発色性をかならず
しも充分に付与できない欠点があつた。 一方染色性に優れたポリマーとして塩基性可染
型ポリエステルが良く知られている。従来から塩
基性可染型ポリエステルの製造方法として、特公
昭34−10497号公報などに金属スルホネート基を
有するイソフタル酸成分、たとえば5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸成分を共重合させることが
知られている。 しかしこの方法では染色性を満足なレベルに上
げるためには金属スルホネート基を有するイソフ
タル酸成分(以下S成分と略す)を多量に共重合
しなければならない。このような多量のS成分の
共重合はS成分による増粘作用のため繊維として
必要な重合度が高く紡糸を困難ならしめていた。
従つて多量のS成分を共重合したポリマーを通常
の方法で紡糸するには溶融粘度を通常紡糸できる
範囲にまで低下させておくためにポリマーの重合
度を低くしておく必要がある。しかしながらその
結果糸強度が低下し、製糸性、高次工程通過性の
低下を生じる欠点及び用途が限定される欠点があ
つた。又多量のS成分の添加は糸の耐アルカリ性
の低下、染色物の耐光堅牢度の低下をも招来し、
これによつても得られたポリエステル糸の用途が
制限されていた。 本発明者らは複合紡糸法で、糸強度が高く、染
色性と染色物の耐光性と発色性に優れかつキシミ
感、シヤリ感、絹鳴りと優雅な光沢を有する高級
織編物を構成するのに好適な繊維につき鋭意検討
し本発明に至つた。 すなわち本発明は溶解性の異なる2種の熱可塑
性ポリマーから成り、繊維横断面外周において易
溶解性ポリマーが表面長を0.2〜4μとして少なく
とも2箇所以上を占める複合繊維を複合紡糸する
際に、供給する難溶解性ポリマーを金属スルホネ
ート基を有するイソフタル酸成分(以下S成分)
を0.7〜2.4モル%、分子量が90〜6000のグリコー
ル成分を0.2〜10重量%共重合しており、かつ重
合度が80〜100のポリエステルとし、易溶解性ポ
リマーは難溶解性ポリマーのS成分よりも0.5モ
ル%以上多いS成分を共重合し、かつS成分を
1.2〜20モル%共重合したポリエステルであり、
該複合繊維より該易溶解性ポリマーの少なくとも
一部を溶解除去し、深さが0.3〜1.8μ以下で、か
つ入口巾が0.2〜4.0μの溝を表面に形成させるこ
とを特徴とする表面に溝のある繊維の製造方法で
ある。 まず本発明における複合繊維の横断面形状につ
いて説明する。第1図、第2図は本発明における
複合繊維の好適な横断面を示すもので難溶解性ポ
リマーA、易溶解性ポリマーBで形成されてい
る。第1図に示す複合繊維は3葉断面糸であつ
て、易溶解性ポリマーが繊維表面の3個所を占め
繊維内部方向に先細りのくさび状となつて配置さ
れている。 第2図に示す複合繊維は5葉断面糸であつて、
易溶解性ポリマーが繊維表面の5個所を占め繊維
内部方向に先細りのくさび状となつて配置されて
いる。このような複合繊維をアルカリ水溶液処理
などで易溶解性ポリマーを溶解除去すると難溶解
性ポリマーは若干溶解するがその量は微少であ
り、ほぼ複合繊維における難溶解性ポリマーの形
状となり表面に溝のある繊維が得られる。 易溶解性ポリマーの複合繊維内部での配置につ
いては特に制限なく繊維内部方向に充分深く配置
させたものでもよいし、更に深く配置させ易溶解
性ポリマーどうしを結合させ横断面内で一体化さ
せたものでもかまわないが、易溶解性ポリマーを
溶解除去する際に易溶解性ポリマーを残存させて
発色性向上効果の一部を発揮させうる点及び発色
性向上効果の点で表面に溝のある繊維における溝
の深さは0.2μ以上2μ未満であることが好ましいの
で後で定義する複合繊維における易溶解性ポリマ
ーの深さは少なくとも0.3μ以上であることが好ま
しく1μ以上であることがより好ましい。ただし
易溶解性ポリマーどうしを結合させると易溶性ポ
リマーを除去する際に難溶解性ポリマセグメント
が分離し表面に溝のある繊維とならない場合があ
るので好ましいことではない。 第3図は複合繊維横断面における一つの易溶解
性ポリマーに注目した場合の繊維表面付近の拡大
図である。P,Qは繊維表面における易溶解性ポ
リマーと難溶解性ポリマーの境界点であり線分
PQを一つの易溶解性ポリマーの表面長とする。
発色性、キシミ感を付与する観点から線分PQの
長さは0.2〜4μであることが必要であり、0.3〜3μ
の範囲が好ましい。又易溶解性ポリマーの繊維表
面に占める長さの和は難溶解性ポリマーの繊維外
周長の和の2〜40%であることが易溶解性ポリマ
ーの少なくとも一部を溶解除去し表面に溝のある
繊維とした場合に優雅な光沢を発輝させ得ること
から好ましく、5〜35%であることが好ましい。 線分PQの中点Sと易溶解性ポリマーの繊維重
心にもつとも近い点R(ただし繊維重心も易溶解
性ポリマーが占める場合はRは繊維重心とする)
を結ぶ線分RSが易溶解性ポリマーの深さである。
線分RSの中点Mに直交する直線において易溶解
性ポリマー外周と交わる点をT,Uとした場合線
分TUの長さは線分PQの長さの40〜90%とし繊
維重心方向に先細りのくさび状の形状とすること
が発色性向上の点で好ましい。 複合繊維を安定して製糸する観点から横断面形
状は繊維重心を通る回転軸に対し対象形であるこ
とが好ましい。 複合繊維の外周において易溶解性ポリマーの占
める個数は1個所では布帛とした場合に表面に存
在する確率が少なすぎてキシミ感、発色性の向上
効果はきわめて小さいので2個所以上であること
が必要であり、多すぎると易溶解性ポリマーを溶
解除去して得られる表面に溝のある繊維での溝部
以外の表面光沢が低下するので15未満とすること
が好ましく3〜12個の範囲がより好ましい。 複合繊維の横断面形状を異型断面とすることに
より異型断面効果、特にシルキー光沢を付与する
ことができる。異型断面としては公知のいずれの
断面でも適用できるが、シルキー光沢を付与する
点からT型あるいは3〜6葉断面であることが好
ましい。又第1図、第2図に例示する横断面のよ
うに易溶解性ポリマーの表面形成部分が異型横断
面の頂点付近を占める複合繊維より易溶解性ポリ
マーの少なくとも一部を溶解除去し、表面に溝の
あ繊維とした場合に発色性、キシミ感を著しく向
上させることができるので易溶解性ポリマーの表
面形成部分の少なくとも1部が異型横断面の頂点
付近を占める複合繊維であることが好ましい。 なお、異型断面の頂点とは繊維重心方向より見
て凸状となつた部分において繊維重心からもつと
も遠い点Fであり、頂点付近を占めるとは頂点を
含んで占めることを意味する。 次に難溶解性ポリマーについて説明する。複合
繊維を紡糸する際に供給する難溶解性ポリマーは
S成分を0.7〜2.4モル%、分子量が90〜6000のグ
リコール成分を0.2〜10重量%共重合しており、
かつ重合度が80〜100であるポリエステルである。
S成分共重合系でグリコール成分を共重合させる
ことにより、次のことが可能になる。その一つは
グリコール成分の共重合により少ないS成分の共
重合量で満足できる染色性を得ることができる。
これはグリコール成分がポリマー中のS成分の塩
基性染料に対する有効利用率を上げる働きがある
からである。二つにはグリコール成分の共重合に
より、S成分共重合系において同一溶融粘度で重
合度の高いポリマーが得られる。これはグリコー
ル成分がS成分共重合系において同一溶融粘度で
重合度の高いポリマーが得られる。これはグリコ
ール成分がS成分共重合系において重合度を下げ
ることなくポリマーの溶融粘度を下げる働きがあ
るからである。つまりS成分共重合系でグリコー
ル成分を共重合することにより通常の紡糸が可能
な溶融粘度の範囲で満足できる染色性を有し、か
つ重合度80〜100のポリマーが得られることを意
味するもので、これはグリコール成分の共重合に
よるS成分共重合量の減少による溶融粘度の低
下、グリコール成分共重合による溶融粘度の低下
があつてはじめて得られるものである。 以上の如き効果を有するポリマーを難溶解性ポ
リマーとして複合繊維とし更に表面に溝のある繊
維とすると、グリコールを実質的に含有せず染色
性が同じレベルとなるS成分共重合系ポリマーを
使用した場合に比べ次のような効果が得られる。
複合繊維としての糸強度が高く、製糸性、高次工
程通過性が良好であり、複合繊維を溶解処理する
際に特に好ましい処理方方法であるアルカリ処理
する際にはアルカリ溶解速度が小さく、表面に溝
のある繊維としてはポリマー自身の強度向上能力
と前記アルカリ溶解速度が小さい点の両者の効果
として強度が高い効果がある。 本発明においてS成分とは次式で示される化合
物であり、具体的にはジメチル(5−ナトリウム
スルホ)イソフタレート、ビス−2−ヒドロキシ
エチル(5−ナトリウムスルホ)イソフタレー
ト、ビス−4−ヒドロキシブチル(5−ナトリウ
ムスルホ)イソフタレート等が挙げられる。 (但しMはNa、Li、Kなどのアルカリ金属を示
し、A、A′は−CH3または−(CH2)nOHを示
す。nは2以上の整数を示す。) 好ましいS成分としてはジメチル(5−ナトリ
ウムスルホ)イソフタレート、ビス−2−ヒドロ
キシエチル(5−ナトリウムスルホ)イソフタレ
ートが挙げられる。S成分は得られるポリエステ
ルに対し0.7〜2.4モル%共重合させることが必要
であり、0.9〜2.0モル%共重合させることが好ま
しい。S成分が0.7モル%より少ないとグリコー
ル共重合量を増大させ、あるいは染色温度を上げ
ても満足できる染色性が得られない。これは塩基
性染料と反応するポリマー中のS成分が不足する
ためである。一方S成分が2.4モル%を越えかつ
重合度80以上のポリマーを得ようとすると、S成
分を共重合した結果による増粘作用のためポリマ
ーの溶融粘度が著しく大きくなり通常の方法での
紡糸が困難となる。S成分の添加時期はポリエス
テルの製造反応が完結する迄であればいつでもよ
いが、添加されたS成分が充分にポリエステル鎖
中に共重合されることが好ましい。そのため重縮
合反応初期以前の段階で添加するのが好ましい。
グリコール成分としては分子量が90〜6000の範囲
のものが必要である。分子量が90未満であると染
色性向上効果が小さくて好ましくない。又分子量
が6000を越えたグリコール成分はこれを共重合し
たポリマーから得られる繊維の染色物の耐光堅牢
度が低下して好ましくない。より好ましいグリコ
ール成分の分子量は100〜4000であり特に好まし
くは100〜900である。分子量90〜6000のグリコー
ル成分としてはネオペンチルグリコール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、ビスフエノールA−エチレンオキサイド付
加物および次式で示すポリアルキレングリコール
等があげられる。 A(CoH2oO)nH (AはClH2l+1O又はOH、lは1〜10、nは2〜
5、mは2〜65) より好ましいグリコール成分としてはポリアル
キレングリコールがあげられる。これはポリアル
キレングリコールの減粘効果が他のグリコールよ
り大きいため重合度80〜100のポリマーを得るに
は他のグリコールより有利であるためである。グ
リコール成分の共重合量は得られるポリエステル
に対して0.2〜10重量%とする必要がある。この
範囲より少ないと染色性改善効果が小さく、多く
なると物性特に耐熱性の低下が大になる。そのた
め0.3〜7重量%の範囲が一層好ましい。添加時
期はポリエステルの製造反応が完結するまでの任
意の段階でもよいが重縮合反応初期以前の段階で
添加するのが好ましい。添加に際して前記S成分
と同時に添加しても、また別々に任意の順序で添
加してもよい。 本発明における複合繊維を複合紡糸法により得
る際に供給する難溶解性ポリマーの重合度は80〜
100であることが必要であり、90〜100であること
が好ましい。重合度が80未満であると本発明で目
的とする複合繊維及び表面に溝のある繊維の糸強
度が満足されるレベルではなく、100を越えるも
のはポリマーの溶融粘度が高くなりすぎて紡糸が
困難となる。重合度80〜100のポリマーを得る方
法としては重縮合反応のみで得ても良いが、固相
重合反応を併用することが好ましい。 繊維の染色温度はポリマー組成によつて適宜変
更できるが好ましくは110〜140℃の範囲を用い
る。また本発明で言うポリエステルとは構成単位
の少なくとも80モル%がエチレンテレフタレート
又はブチレンテレフタレートであり、上記S成分
及びグリコール成分以外に10モル%以下、好まし
くは5モル%以下の他の成分を共重合していても
良い。 次に複合紡糸法により複合繊維を紡糸する際に
供給する易溶解性ポリマーについて説明する。易
溶解性ポリマーとしては公知の熱可塑性のポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフインなどから溶
剤と前記難溶解性ポリマーとの関係において適宜
選択すれば良いが、両ポリマーが非相溶性である
組合せとすると製糸、高次工程などでポリマー間
の剥離を生じ毛羽、糸切れなどを発生し易いので
相溶性の良いポリマーの組合せとすることが好ま
しい。なお相溶性が良いとは延伸した複合繊維に
おいて実質的にポリマー間の剥離が認められない
ものを指す。 易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶解除去
する処理方法としては操業のし易さ、安全性、コ
ストなどの点よりアルカリ水溶液処理を好適に用
いることができるので、この観点より易溶解性ポ
リマーとしてはアルカリ易溶解性ポリマーである
ことが必要である。アルカリ易溶解性ポリマーと
してはポリエステルとポリアルキレングリコール
類の共重合体あるいはブレンド体、アニオン系界
面活性剤を添加したポリエステル、金属スルホネ
ート基を含有したポリエステルあるいはポリエス
テルと金属スルホネート基を含有したポリエステ
ルとのブレンド体などがある。複合繊維より容易
にムラなく溶解除去できる点で易溶解性ポリマー
としては難溶解性ポリマーのS成分よりも0.5モ
ル%以上多いS成分を共重合しかつS成分を1.5
〜20モル%共重合したポリエステルが必要で、と
りわけ3モル%以上であつてかつ難溶解性ポリマ
ーのS成分よりも2モル%以上多い5−ナトリウ
ムスルホイソフタレートと70モル%以上がテレフ
タレートである変性ポリエチレンテレフタレート
であるポリエステルが好ましい。 難溶解性ポリマーに対する易溶解性ポリマーの
溶剤処理における溶解速度の比は1より大きくな
いと本発明の表面に溝のある繊維は得られない。
溶解速度の比は3倍以上であることが好ましく、
5倍以上であることがより好ましい。 易溶解性ポリマー及び難溶解性ポリマーが共に
ポリエステルの場合には複合紡糸に供給する際の
ポリマーの固有粘度は易溶解性ポリマーの方が小
さく、かつ両者の差が大きい程複合繊維及び表面
に溝のある繊維の強度は向上するので易溶解性ポ
リマーの固有粘度は難溶解性ポリマーの固有粘度
よりも0.05以上小さいことが好ましく、0.1以上
小さいことが一層好ましい。 なお複合繊維を形成するポリマーには本発明の
効果を阻害しない範囲で艶消剤、抗酸化剤、蛍光
増白剤、難燃剤、紫外線の吸収剤などよく知られ
た添加剤を含有せしめることも可能である。 複合繊維の製造方法については先に提案した特
開昭55−93819号公報などの方法を適応すること
で容易に達成できる。 複合繊維の両ポリマーの複合比は重量比で易溶
解性ポリマー:難又は非溶解性ポリマーは2:98
〜35:65の範囲として易溶解性ポリマーの全てを
除去し表面に溝のある繊維とすることが染色布で
の染色均一性が得られ易いので好ましい。 表面に溝のある繊維はフイラメント状あるいは
綿状のいずれでもかまわないもので、繊度は通常
衣料用として使用されている0.5〜10デニールの
範囲が好ましく繊度ミツクス、熱収縮差ミツク
ス、断面形状ミツクスとすること、あるいは他の
繊維と混合して用いることもできる。 複合繊維より易溶解性ポリマーの少なくとも一
部を溶解除去する処理は複合繊維を直接処理する
ことも可能であるが、複合繊維を織編物とした後
処理する方が処理効率が大きく、処理した後に繊
維間の空間を形成させ織編物での嵩高性、ソフト
感を向上させることもできるので好ましい。後者
の場合には製編織後織編物にしぼを発生せしめる
ことのない条件で精練および形態固定処理を行な
い、次いで溶解除去処理により易溶解性ポリマー
の少なくとも一部を溶解除去処理することが好ま
しい。 溶解除去処理としては先に説明したようにアル
カリ水溶液処理が好ましく、アルカリ水溶液処理
としてはアルカリ金属の水酸化物の加熱水溶液に
てバツチ式、ジツカー、ウインス、ビーム、吊り
槽などの処方により、繊維あるいは織編物を処理
するのが一般的で公知のいかなる方法を用いても
よい。 易溶解性ポリマーの溶出速度を早くするために
アルカリ水溶液にフエノール系物質、アミン系物
質、第4級アンモニウム塩、高沸点の多価アルコ
ールなどを添加して用いることもできる。アルカ
リ金属の水酸化物のなかでもコストが安く、溶出
する能力が大きい点で水酸化ナトリウムを使用す
ることが好ましく、この場合水酸化ナトリウム水
溶液の濃度を0.5〜20重量%、温度を70〜120℃と
して用いることが好ましい。 易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶解除去
して得られる表面に溝のある繊維の溝形状は発色
性をより向上させ、充分なキシミ感と優雅な光沢
を付与する点より入口巾(第3図で線分PQの長
さに相当する)は0.2〜4μが必要で、また深さ
(第3図で線分SRの長さに相当する)は0.3〜1.8μ
が必要で、1μ以上がより好ましい。 以上説明したように本発明の表面に溝のある繊
維はキシミ感、優雅な光沢、発色性に優れた高級
織編物を構成するのに好適な繊維であり、仮燃、
流体乱流加工などの嵩高加工を施しても同様の効
果を発揮できる。又製造方法においては特殊なポ
リマー、装置、処理方法を駆使せずとも簡便な方
法で達成できるものである。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。なおポリマー中のグリコール成分の定量分析
はポリマーをアミン分解したのちガスクロマトグ
ラフイ、または液体クロマトグラフイを用いて行
なつた。重合度は単位重量当りの末端基数を通常
用いられる方法で求め、次式により算出した。 重合度 =2×106/末端基数(コ/106g)×ポリマーの平均分
子量 固有粘度はオルソクロロフエノール中、25℃で
測定した値とする。 耐光堅牢度はフエードメータを用いてJIS−
L1044に準じて光退色させたときのブルースケー
ル基準で測定した。 染色性はマラカイトグリーン(商標名関東化学
製)5%owf、酢酸0.5g/、酢酸ソーダ0.2
g/、浴比1:100、温度120℃溶媒水なる条件
の下での染色による染料級吸尽率によつて求め
た。 実施例 1 易溶解性ポリマーとして固有粘度0.52のエチレ
ン5−ナトリウムスルホイソフタレート(5モル
%)/エチレンテレフタレート(95モル%)共重
合体を、難溶解性ポリマーとしては酸成分にテレ
フタル酸(98.3モル%)と5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸(1.7モル%)、グリコール成分にエ
チレングリコールと表1に示すグリコールを用い
たポリエステルを使用し、紡糸温度300℃紡糸速
度1050m/minにて複合紡糸し第1図の如くの横
断面を有する複合繊維を得た。この複合繊維にお
いて易溶解性ポリマーが全体に占める割合は10重
量%である。 引続き延伸速度500m/min、加熱ローラー90
℃で延伸糸伸度が30±2%となる延伸倍率でホツ
トロール延伸し75デニール36フイラメントの延伸
糸とした。横断面における一つの易溶解性ポリマ
ーの表面長は1.1〜1.3μ、深さは2.5〜2.7μ、線分
TUの表面長に対する長さの割合は75〜80%の範
囲にあつた。 ただしNo.1〜7、比較例No.2、3の難溶解性ポ
リマーの重合度は90で固有粘度は0.70〜0.74の範
囲であり、比較例1の難溶解性ポリマーはエチレ
ン5−ナトリウムスルホイソフタレート(2.5モ
ル%)/エチレンテレフタレート(97.5モル%)
共重合体であつて重合度は70で固有粘度は0.60で
ある。 比較例4として比較例1の難溶解性ポリマーを
固相重合し重合度83としたものを使用したが溶融
粘度が高すぎて複合紡糸ができなかつた。 延伸糸において易溶解性ポリマーの間で剥離し
ている部分は全くなく、比較例1の延伸において
低強力のため延伸ローラーへの単糸巻付発生を毛
羽の散発があつたが他の水準は問題なかつた。 これらの延伸糸を経糸としては200T/mの撚
と糊を施し、緯糸としてはそのままで織密度経
110本/インチ、緯90本/インチとして羽二重を
製織した。製織時経糸に基づく糸切れは比較例1
の糸使いが4.0回/107mと多かつたのに対し、他
の糸使いではいずれも0.4回/107m以下と良好で
あつた。 引続きアルカリ水溶液処理をNaOH濃度20
g/、100℃で行ない、20%減量し易溶解性ポ
リマーを全て溶出した。比較例1以外の表面に溝
のある繊維の溝形状は入口巾1.6〜1.9μ、深さは
1.6〜1.9μの範囲であつた。比較例1の表面に溝
のある繊維の溝形状は入口巾3.1μ、深さは0.8μで
あつた。これは比較例1以外の複合糸における易
溶解性ポリマーの溶解速度が難溶解性ポリマーの
10〜12倍大きいのに対し、比較例1の易溶解性ポ
リマーの溶解速度が難溶解性ポリマーの4.5倍と
小さいことに基づくものである。 No.1〜7使いの織物はキシミ感、絹鳴り、優雅
な光沢、染色性、発色性、耐光堅牢性に優れ、構
成する糸の糸強力も大きかつた。比較例1使いの
織物はキシミ感、発色性が充分でなく構成する糸
の糸強力が著しく低く、比較例2使いの織物は染
色性が低く、比較例3使いの織物は耐光堅牢性が
不良であつた。 実施例 2 難溶解性ポリマーとして酸成分にテレフタル酸
(98.6モル%)と5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸(1.4モル%)、グリコール成分にエチレング
リコールとテトラエチレングリコール(6.6重量
%)を用いたポリエステルであつて重合度を70、
82、91、100、113(固有粘度はそれぞれ0.61、
0.64、0.80、1.02、1.20)を使用した以外は実施
例1に準じて複合紡糸、延伸、製織、アルカリ水
溶液処理を行なつた。No.15(比較例)使いでは溶
融粘度が高く紡糸不能であつた。 延伸糸において易溶解性ポリマーと難溶解性ポ
リマーの間で剥離している部分は全くなく、No.11
(比較例)は延伸糸の強力が低いことに
た高級織編物を構成するのに好適な繊維表面に溝
のある繊維の製造方法に関する。 溶解性の異なる2種の熱可塑性ポリマーから成
る複合繊維において易溶解性ポリマーを繊維表面
付近に配置させ、繊維あるいは布帛としてから易
溶解ポリマーを溶解除去することにより種々の形
状の異型断面糸が得られる。たとえば本発明者ら
は特開昭55−93819号公報にて難溶解性ポリマー
により易溶解性ポリマーを複数個に分割した複合
糸より易溶解性ポリマーを溶解除去し異型度の大
きい異型断面糸が得られることを提示した。 特開昭56−53210号公報にも繊維表面付近の特
定の位置に配置させた易溶解性ポリマーを除去す
ることにより異型断面糸を得ることが開示されて
いる。しかしながらこれらの技術で得られる異型
断面糸はキシミ感を付与できるもののギラツイた
光沢を生じ易く、発色性が低下し易い欠点があ
り、これらの欠点を解消する必要があつた。 ギラツイた光沢を減少し優雅な光沢を付与する
技術として特開昭57−5912号公報にて多葉断面糸
の頂点部付近に易溶解性ポリマーを配置させた複
合糸より易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶
解除去する技術を提案したが、発色性をかならず
しも充分に付与できない欠点があつた。 一方染色性に優れたポリマーとして塩基性可染
型ポリエステルが良く知られている。従来から塩
基性可染型ポリエステルの製造方法として、特公
昭34−10497号公報などに金属スルホネート基を
有するイソフタル酸成分、たとえば5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸成分を共重合させることが
知られている。 しかしこの方法では染色性を満足なレベルに上
げるためには金属スルホネート基を有するイソフ
タル酸成分(以下S成分と略す)を多量に共重合
しなければならない。このような多量のS成分の
共重合はS成分による増粘作用のため繊維として
必要な重合度が高く紡糸を困難ならしめていた。
従つて多量のS成分を共重合したポリマーを通常
の方法で紡糸するには溶融粘度を通常紡糸できる
範囲にまで低下させておくためにポリマーの重合
度を低くしておく必要がある。しかしながらその
結果糸強度が低下し、製糸性、高次工程通過性の
低下を生じる欠点及び用途が限定される欠点があ
つた。又多量のS成分の添加は糸の耐アルカリ性
の低下、染色物の耐光堅牢度の低下をも招来し、
これによつても得られたポリエステル糸の用途が
制限されていた。 本発明者らは複合紡糸法で、糸強度が高く、染
色性と染色物の耐光性と発色性に優れかつキシミ
感、シヤリ感、絹鳴りと優雅な光沢を有する高級
織編物を構成するのに好適な繊維につき鋭意検討
し本発明に至つた。 すなわち本発明は溶解性の異なる2種の熱可塑
性ポリマーから成り、繊維横断面外周において易
溶解性ポリマーが表面長を0.2〜4μとして少なく
とも2箇所以上を占める複合繊維を複合紡糸する
際に、供給する難溶解性ポリマーを金属スルホネ
ート基を有するイソフタル酸成分(以下S成分)
を0.7〜2.4モル%、分子量が90〜6000のグリコー
ル成分を0.2〜10重量%共重合しており、かつ重
合度が80〜100のポリエステルとし、易溶解性ポ
リマーは難溶解性ポリマーのS成分よりも0.5モ
ル%以上多いS成分を共重合し、かつS成分を
1.2〜20モル%共重合したポリエステルであり、
該複合繊維より該易溶解性ポリマーの少なくとも
一部を溶解除去し、深さが0.3〜1.8μ以下で、か
つ入口巾が0.2〜4.0μの溝を表面に形成させるこ
とを特徴とする表面に溝のある繊維の製造方法で
ある。 まず本発明における複合繊維の横断面形状につ
いて説明する。第1図、第2図は本発明における
複合繊維の好適な横断面を示すもので難溶解性ポ
リマーA、易溶解性ポリマーBで形成されてい
る。第1図に示す複合繊維は3葉断面糸であつ
て、易溶解性ポリマーが繊維表面の3個所を占め
繊維内部方向に先細りのくさび状となつて配置さ
れている。 第2図に示す複合繊維は5葉断面糸であつて、
易溶解性ポリマーが繊維表面の5個所を占め繊維
内部方向に先細りのくさび状となつて配置されて
いる。このような複合繊維をアルカリ水溶液処理
などで易溶解性ポリマーを溶解除去すると難溶解
性ポリマーは若干溶解するがその量は微少であ
り、ほぼ複合繊維における難溶解性ポリマーの形
状となり表面に溝のある繊維が得られる。 易溶解性ポリマーの複合繊維内部での配置につ
いては特に制限なく繊維内部方向に充分深く配置
させたものでもよいし、更に深く配置させ易溶解
性ポリマーどうしを結合させ横断面内で一体化さ
せたものでもかまわないが、易溶解性ポリマーを
溶解除去する際に易溶解性ポリマーを残存させて
発色性向上効果の一部を発揮させうる点及び発色
性向上効果の点で表面に溝のある繊維における溝
の深さは0.2μ以上2μ未満であることが好ましいの
で後で定義する複合繊維における易溶解性ポリマ
ーの深さは少なくとも0.3μ以上であることが好ま
しく1μ以上であることがより好ましい。ただし
易溶解性ポリマーどうしを結合させると易溶性ポ
リマーを除去する際に難溶解性ポリマセグメント
が分離し表面に溝のある繊維とならない場合があ
るので好ましいことではない。 第3図は複合繊維横断面における一つの易溶解
性ポリマーに注目した場合の繊維表面付近の拡大
図である。P,Qは繊維表面における易溶解性ポ
リマーと難溶解性ポリマーの境界点であり線分
PQを一つの易溶解性ポリマーの表面長とする。
発色性、キシミ感を付与する観点から線分PQの
長さは0.2〜4μであることが必要であり、0.3〜3μ
の範囲が好ましい。又易溶解性ポリマーの繊維表
面に占める長さの和は難溶解性ポリマーの繊維外
周長の和の2〜40%であることが易溶解性ポリマ
ーの少なくとも一部を溶解除去し表面に溝のある
繊維とした場合に優雅な光沢を発輝させ得ること
から好ましく、5〜35%であることが好ましい。 線分PQの中点Sと易溶解性ポリマーの繊維重
心にもつとも近い点R(ただし繊維重心も易溶解
性ポリマーが占める場合はRは繊維重心とする)
を結ぶ線分RSが易溶解性ポリマーの深さである。
線分RSの中点Mに直交する直線において易溶解
性ポリマー外周と交わる点をT,Uとした場合線
分TUの長さは線分PQの長さの40〜90%とし繊
維重心方向に先細りのくさび状の形状とすること
が発色性向上の点で好ましい。 複合繊維を安定して製糸する観点から横断面形
状は繊維重心を通る回転軸に対し対象形であるこ
とが好ましい。 複合繊維の外周において易溶解性ポリマーの占
める個数は1個所では布帛とした場合に表面に存
在する確率が少なすぎてキシミ感、発色性の向上
効果はきわめて小さいので2個所以上であること
が必要であり、多すぎると易溶解性ポリマーを溶
解除去して得られる表面に溝のある繊維での溝部
以外の表面光沢が低下するので15未満とすること
が好ましく3〜12個の範囲がより好ましい。 複合繊維の横断面形状を異型断面とすることに
より異型断面効果、特にシルキー光沢を付与する
ことができる。異型断面としては公知のいずれの
断面でも適用できるが、シルキー光沢を付与する
点からT型あるいは3〜6葉断面であることが好
ましい。又第1図、第2図に例示する横断面のよ
うに易溶解性ポリマーの表面形成部分が異型横断
面の頂点付近を占める複合繊維より易溶解性ポリ
マーの少なくとも一部を溶解除去し、表面に溝の
あ繊維とした場合に発色性、キシミ感を著しく向
上させることができるので易溶解性ポリマーの表
面形成部分の少なくとも1部が異型横断面の頂点
付近を占める複合繊維であることが好ましい。 なお、異型断面の頂点とは繊維重心方向より見
て凸状となつた部分において繊維重心からもつと
も遠い点Fであり、頂点付近を占めるとは頂点を
含んで占めることを意味する。 次に難溶解性ポリマーについて説明する。複合
繊維を紡糸する際に供給する難溶解性ポリマーは
S成分を0.7〜2.4モル%、分子量が90〜6000のグ
リコール成分を0.2〜10重量%共重合しており、
かつ重合度が80〜100であるポリエステルである。
S成分共重合系でグリコール成分を共重合させる
ことにより、次のことが可能になる。その一つは
グリコール成分の共重合により少ないS成分の共
重合量で満足できる染色性を得ることができる。
これはグリコール成分がポリマー中のS成分の塩
基性染料に対する有効利用率を上げる働きがある
からである。二つにはグリコール成分の共重合に
より、S成分共重合系において同一溶融粘度で重
合度の高いポリマーが得られる。これはグリコー
ル成分がS成分共重合系において同一溶融粘度で
重合度の高いポリマーが得られる。これはグリコ
ール成分がS成分共重合系において重合度を下げ
ることなくポリマーの溶融粘度を下げる働きがあ
るからである。つまりS成分共重合系でグリコー
ル成分を共重合することにより通常の紡糸が可能
な溶融粘度の範囲で満足できる染色性を有し、か
つ重合度80〜100のポリマーが得られることを意
味するもので、これはグリコール成分の共重合に
よるS成分共重合量の減少による溶融粘度の低
下、グリコール成分共重合による溶融粘度の低下
があつてはじめて得られるものである。 以上の如き効果を有するポリマーを難溶解性ポ
リマーとして複合繊維とし更に表面に溝のある繊
維とすると、グリコールを実質的に含有せず染色
性が同じレベルとなるS成分共重合系ポリマーを
使用した場合に比べ次のような効果が得られる。
複合繊維としての糸強度が高く、製糸性、高次工
程通過性が良好であり、複合繊維を溶解処理する
際に特に好ましい処理方方法であるアルカリ処理
する際にはアルカリ溶解速度が小さく、表面に溝
のある繊維としてはポリマー自身の強度向上能力
と前記アルカリ溶解速度が小さい点の両者の効果
として強度が高い効果がある。 本発明においてS成分とは次式で示される化合
物であり、具体的にはジメチル(5−ナトリウム
スルホ)イソフタレート、ビス−2−ヒドロキシ
エチル(5−ナトリウムスルホ)イソフタレー
ト、ビス−4−ヒドロキシブチル(5−ナトリウ
ムスルホ)イソフタレート等が挙げられる。 (但しMはNa、Li、Kなどのアルカリ金属を示
し、A、A′は−CH3または−(CH2)nOHを示
す。nは2以上の整数を示す。) 好ましいS成分としてはジメチル(5−ナトリ
ウムスルホ)イソフタレート、ビス−2−ヒドロ
キシエチル(5−ナトリウムスルホ)イソフタレ
ートが挙げられる。S成分は得られるポリエステ
ルに対し0.7〜2.4モル%共重合させることが必要
であり、0.9〜2.0モル%共重合させることが好ま
しい。S成分が0.7モル%より少ないとグリコー
ル共重合量を増大させ、あるいは染色温度を上げ
ても満足できる染色性が得られない。これは塩基
性染料と反応するポリマー中のS成分が不足する
ためである。一方S成分が2.4モル%を越えかつ
重合度80以上のポリマーを得ようとすると、S成
分を共重合した結果による増粘作用のためポリマ
ーの溶融粘度が著しく大きくなり通常の方法での
紡糸が困難となる。S成分の添加時期はポリエス
テルの製造反応が完結する迄であればいつでもよ
いが、添加されたS成分が充分にポリエステル鎖
中に共重合されることが好ましい。そのため重縮
合反応初期以前の段階で添加するのが好ましい。
グリコール成分としては分子量が90〜6000の範囲
のものが必要である。分子量が90未満であると染
色性向上効果が小さくて好ましくない。又分子量
が6000を越えたグリコール成分はこれを共重合し
たポリマーから得られる繊維の染色物の耐光堅牢
度が低下して好ましくない。より好ましいグリコ
ール成分の分子量は100〜4000であり特に好まし
くは100〜900である。分子量90〜6000のグリコー
ル成分としてはネオペンチルグリコール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、ビスフエノールA−エチレンオキサイド付
加物および次式で示すポリアルキレングリコール
等があげられる。 A(CoH2oO)nH (AはClH2l+1O又はOH、lは1〜10、nは2〜
5、mは2〜65) より好ましいグリコール成分としてはポリアル
キレングリコールがあげられる。これはポリアル
キレングリコールの減粘効果が他のグリコールよ
り大きいため重合度80〜100のポリマーを得るに
は他のグリコールより有利であるためである。グ
リコール成分の共重合量は得られるポリエステル
に対して0.2〜10重量%とする必要がある。この
範囲より少ないと染色性改善効果が小さく、多く
なると物性特に耐熱性の低下が大になる。そのた
め0.3〜7重量%の範囲が一層好ましい。添加時
期はポリエステルの製造反応が完結するまでの任
意の段階でもよいが重縮合反応初期以前の段階で
添加するのが好ましい。添加に際して前記S成分
と同時に添加しても、また別々に任意の順序で添
加してもよい。 本発明における複合繊維を複合紡糸法により得
る際に供給する難溶解性ポリマーの重合度は80〜
100であることが必要であり、90〜100であること
が好ましい。重合度が80未満であると本発明で目
的とする複合繊維及び表面に溝のある繊維の糸強
度が満足されるレベルではなく、100を越えるも
のはポリマーの溶融粘度が高くなりすぎて紡糸が
困難となる。重合度80〜100のポリマーを得る方
法としては重縮合反応のみで得ても良いが、固相
重合反応を併用することが好ましい。 繊維の染色温度はポリマー組成によつて適宜変
更できるが好ましくは110〜140℃の範囲を用い
る。また本発明で言うポリエステルとは構成単位
の少なくとも80モル%がエチレンテレフタレート
又はブチレンテレフタレートであり、上記S成分
及びグリコール成分以外に10モル%以下、好まし
くは5モル%以下の他の成分を共重合していても
良い。 次に複合紡糸法により複合繊維を紡糸する際に
供給する易溶解性ポリマーについて説明する。易
溶解性ポリマーとしては公知の熱可塑性のポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフインなどから溶
剤と前記難溶解性ポリマーとの関係において適宜
選択すれば良いが、両ポリマーが非相溶性である
組合せとすると製糸、高次工程などでポリマー間
の剥離を生じ毛羽、糸切れなどを発生し易いので
相溶性の良いポリマーの組合せとすることが好ま
しい。なお相溶性が良いとは延伸した複合繊維に
おいて実質的にポリマー間の剥離が認められない
ものを指す。 易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶解除去
する処理方法としては操業のし易さ、安全性、コ
ストなどの点よりアルカリ水溶液処理を好適に用
いることができるので、この観点より易溶解性ポ
リマーとしてはアルカリ易溶解性ポリマーである
ことが必要である。アルカリ易溶解性ポリマーと
してはポリエステルとポリアルキレングリコール
類の共重合体あるいはブレンド体、アニオン系界
面活性剤を添加したポリエステル、金属スルホネ
ート基を含有したポリエステルあるいはポリエス
テルと金属スルホネート基を含有したポリエステ
ルとのブレンド体などがある。複合繊維より容易
にムラなく溶解除去できる点で易溶解性ポリマー
としては難溶解性ポリマーのS成分よりも0.5モ
ル%以上多いS成分を共重合しかつS成分を1.5
〜20モル%共重合したポリエステルが必要で、と
りわけ3モル%以上であつてかつ難溶解性ポリマ
ーのS成分よりも2モル%以上多い5−ナトリウ
ムスルホイソフタレートと70モル%以上がテレフ
タレートである変性ポリエチレンテレフタレート
であるポリエステルが好ましい。 難溶解性ポリマーに対する易溶解性ポリマーの
溶剤処理における溶解速度の比は1より大きくな
いと本発明の表面に溝のある繊維は得られない。
溶解速度の比は3倍以上であることが好ましく、
5倍以上であることがより好ましい。 易溶解性ポリマー及び難溶解性ポリマーが共に
ポリエステルの場合には複合紡糸に供給する際の
ポリマーの固有粘度は易溶解性ポリマーの方が小
さく、かつ両者の差が大きい程複合繊維及び表面
に溝のある繊維の強度は向上するので易溶解性ポ
リマーの固有粘度は難溶解性ポリマーの固有粘度
よりも0.05以上小さいことが好ましく、0.1以上
小さいことが一層好ましい。 なお複合繊維を形成するポリマーには本発明の
効果を阻害しない範囲で艶消剤、抗酸化剤、蛍光
増白剤、難燃剤、紫外線の吸収剤などよく知られ
た添加剤を含有せしめることも可能である。 複合繊維の製造方法については先に提案した特
開昭55−93819号公報などの方法を適応すること
で容易に達成できる。 複合繊維の両ポリマーの複合比は重量比で易溶
解性ポリマー:難又は非溶解性ポリマーは2:98
〜35:65の範囲として易溶解性ポリマーの全てを
除去し表面に溝のある繊維とすることが染色布で
の染色均一性が得られ易いので好ましい。 表面に溝のある繊維はフイラメント状あるいは
綿状のいずれでもかまわないもので、繊度は通常
衣料用として使用されている0.5〜10デニールの
範囲が好ましく繊度ミツクス、熱収縮差ミツク
ス、断面形状ミツクスとすること、あるいは他の
繊維と混合して用いることもできる。 複合繊維より易溶解性ポリマーの少なくとも一
部を溶解除去する処理は複合繊維を直接処理する
ことも可能であるが、複合繊維を織編物とした後
処理する方が処理効率が大きく、処理した後に繊
維間の空間を形成させ織編物での嵩高性、ソフト
感を向上させることもできるので好ましい。後者
の場合には製編織後織編物にしぼを発生せしめる
ことのない条件で精練および形態固定処理を行な
い、次いで溶解除去処理により易溶解性ポリマー
の少なくとも一部を溶解除去処理することが好ま
しい。 溶解除去処理としては先に説明したようにアル
カリ水溶液処理が好ましく、アルカリ水溶液処理
としてはアルカリ金属の水酸化物の加熱水溶液に
てバツチ式、ジツカー、ウインス、ビーム、吊り
槽などの処方により、繊維あるいは織編物を処理
するのが一般的で公知のいかなる方法を用いても
よい。 易溶解性ポリマーの溶出速度を早くするために
アルカリ水溶液にフエノール系物質、アミン系物
質、第4級アンモニウム塩、高沸点の多価アルコ
ールなどを添加して用いることもできる。アルカ
リ金属の水酸化物のなかでもコストが安く、溶出
する能力が大きい点で水酸化ナトリウムを使用す
ることが好ましく、この場合水酸化ナトリウム水
溶液の濃度を0.5〜20重量%、温度を70〜120℃と
して用いることが好ましい。 易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶解除去
して得られる表面に溝のある繊維の溝形状は発色
性をより向上させ、充分なキシミ感と優雅な光沢
を付与する点より入口巾(第3図で線分PQの長
さに相当する)は0.2〜4μが必要で、また深さ
(第3図で線分SRの長さに相当する)は0.3〜1.8μ
が必要で、1μ以上がより好ましい。 以上説明したように本発明の表面に溝のある繊
維はキシミ感、優雅な光沢、発色性に優れた高級
織編物を構成するのに好適な繊維であり、仮燃、
流体乱流加工などの嵩高加工を施しても同様の効
果を発揮できる。又製造方法においては特殊なポ
リマー、装置、処理方法を駆使せずとも簡便な方
法で達成できるものである。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。なおポリマー中のグリコール成分の定量分析
はポリマーをアミン分解したのちガスクロマトグ
ラフイ、または液体クロマトグラフイを用いて行
なつた。重合度は単位重量当りの末端基数を通常
用いられる方法で求め、次式により算出した。 重合度 =2×106/末端基数(コ/106g)×ポリマーの平均分
子量 固有粘度はオルソクロロフエノール中、25℃で
測定した値とする。 耐光堅牢度はフエードメータを用いてJIS−
L1044に準じて光退色させたときのブルースケー
ル基準で測定した。 染色性はマラカイトグリーン(商標名関東化学
製)5%owf、酢酸0.5g/、酢酸ソーダ0.2
g/、浴比1:100、温度120℃溶媒水なる条件
の下での染色による染料級吸尽率によつて求め
た。 実施例 1 易溶解性ポリマーとして固有粘度0.52のエチレ
ン5−ナトリウムスルホイソフタレート(5モル
%)/エチレンテレフタレート(95モル%)共重
合体を、難溶解性ポリマーとしては酸成分にテレ
フタル酸(98.3モル%)と5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸(1.7モル%)、グリコール成分にエ
チレングリコールと表1に示すグリコールを用い
たポリエステルを使用し、紡糸温度300℃紡糸速
度1050m/minにて複合紡糸し第1図の如くの横
断面を有する複合繊維を得た。この複合繊維にお
いて易溶解性ポリマーが全体に占める割合は10重
量%である。 引続き延伸速度500m/min、加熱ローラー90
℃で延伸糸伸度が30±2%となる延伸倍率でホツ
トロール延伸し75デニール36フイラメントの延伸
糸とした。横断面における一つの易溶解性ポリマ
ーの表面長は1.1〜1.3μ、深さは2.5〜2.7μ、線分
TUの表面長に対する長さの割合は75〜80%の範
囲にあつた。 ただしNo.1〜7、比較例No.2、3の難溶解性ポ
リマーの重合度は90で固有粘度は0.70〜0.74の範
囲であり、比較例1の難溶解性ポリマーはエチレ
ン5−ナトリウムスルホイソフタレート(2.5モ
ル%)/エチレンテレフタレート(97.5モル%)
共重合体であつて重合度は70で固有粘度は0.60で
ある。 比較例4として比較例1の難溶解性ポリマーを
固相重合し重合度83としたものを使用したが溶融
粘度が高すぎて複合紡糸ができなかつた。 延伸糸において易溶解性ポリマーの間で剥離し
ている部分は全くなく、比較例1の延伸において
低強力のため延伸ローラーへの単糸巻付発生を毛
羽の散発があつたが他の水準は問題なかつた。 これらの延伸糸を経糸としては200T/mの撚
と糊を施し、緯糸としてはそのままで織密度経
110本/インチ、緯90本/インチとして羽二重を
製織した。製織時経糸に基づく糸切れは比較例1
の糸使いが4.0回/107mと多かつたのに対し、他
の糸使いではいずれも0.4回/107m以下と良好で
あつた。 引続きアルカリ水溶液処理をNaOH濃度20
g/、100℃で行ない、20%減量し易溶解性ポ
リマーを全て溶出した。比較例1以外の表面に溝
のある繊維の溝形状は入口巾1.6〜1.9μ、深さは
1.6〜1.9μの範囲であつた。比較例1の表面に溝
のある繊維の溝形状は入口巾3.1μ、深さは0.8μで
あつた。これは比較例1以外の複合糸における易
溶解性ポリマーの溶解速度が難溶解性ポリマーの
10〜12倍大きいのに対し、比較例1の易溶解性ポ
リマーの溶解速度が難溶解性ポリマーの4.5倍と
小さいことに基づくものである。 No.1〜7使いの織物はキシミ感、絹鳴り、優雅
な光沢、染色性、発色性、耐光堅牢性に優れ、構
成する糸の糸強力も大きかつた。比較例1使いの
織物はキシミ感、発色性が充分でなく構成する糸
の糸強力が著しく低く、比較例2使いの織物は染
色性が低く、比較例3使いの織物は耐光堅牢性が
不良であつた。 実施例 2 難溶解性ポリマーとして酸成分にテレフタル酸
(98.6モル%)と5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸(1.4モル%)、グリコール成分にエチレング
リコールとテトラエチレングリコール(6.6重量
%)を用いたポリエステルであつて重合度を70、
82、91、100、113(固有粘度はそれぞれ0.61、
0.64、0.80、1.02、1.20)を使用した以外は実施
例1に準じて複合紡糸、延伸、製織、アルカリ水
溶液処理を行なつた。No.15(比較例)使いでは溶
融粘度が高く紡糸不能であつた。 延伸糸において易溶解性ポリマーと難溶解性ポ
リマーの間で剥離している部分は全くなく、No.11
(比較例)は延伸糸の強力が低いことに
【表】
【表】
* 溶融粘度が高すぎて紡糸不能
。
基づき延伸ローラーへの単糸巻付発生と延伸糸に
毛羽の散発があつたが他の水準は問題なかつた。
横断面における一つの易溶解性ポリマーの表面長
は1.1〜1.3μ、深さは2.4〜2.6μ、線分TUの表面長
に対する長さの割合は72〜76%の範囲にあつた。 製織時経糸に基づく糸切れはNo.11(比較例)の
糸使いが3.4回/107mと多かつたのに対し、他の
糸使いではいずれも0.5回/107m以下と良好であ
つた。 易溶解性ポリマーの溶解速度は難溶解性ポリマ
ーの12〜13倍でありアルカリ水溶液処理により20
%減量した時点では易溶解性ポリマーは全て溶解
除去されている。表面に溝のある繊維の溝形状は
入口巾1.6〜1.8μ、深さは1.6〜1.9μの範囲であつ
た。No.12〜14使いの織物はキシミ感、絹鳴り、優
雅な光沢、染色性、発色性、耐光堅牢度に優れ、
構成する糸強力も大きかつた。No.11(比較例)使
いの織物を構成する糸の糸強力が著しく低かつ
た。 実施例 3 実施例2の実験No.13の複合繊維の横断面におけ
る易溶解性ポリマーの個数を1個(実験No.21(比
較例))、2個(実験No.22)としたマルチフイラメ
ント糸を実施例2の実験No.13に準じて製糸、製
織、アルカリ水溶液処理し入口巾1.6〜1.8μ、深
さ1.5〜1.9μの溝形状を有する繊維とした。実験
No.21の織物はキシミ感、絹鳴り、発色性の効果が
乏しかつた。実験No.22の織物はキシミ感、絹鳴
り、発色性の効果があり、良好な織物であつた。
。
基づき延伸ローラーへの単糸巻付発生と延伸糸に
毛羽の散発があつたが他の水準は問題なかつた。
横断面における一つの易溶解性ポリマーの表面長
は1.1〜1.3μ、深さは2.4〜2.6μ、線分TUの表面長
に対する長さの割合は72〜76%の範囲にあつた。 製織時経糸に基づく糸切れはNo.11(比較例)の
糸使いが3.4回/107mと多かつたのに対し、他の
糸使いではいずれも0.5回/107m以下と良好であ
つた。 易溶解性ポリマーの溶解速度は難溶解性ポリマ
ーの12〜13倍でありアルカリ水溶液処理により20
%減量した時点では易溶解性ポリマーは全て溶解
除去されている。表面に溝のある繊維の溝形状は
入口巾1.6〜1.8μ、深さは1.6〜1.9μの範囲であつ
た。No.12〜14使いの織物はキシミ感、絹鳴り、優
雅な光沢、染色性、発色性、耐光堅牢度に優れ、
構成する糸強力も大きかつた。No.11(比較例)使
いの織物を構成する糸の糸強力が著しく低かつ
た。 実施例 3 実施例2の実験No.13の複合繊維の横断面におけ
る易溶解性ポリマーの個数を1個(実験No.21(比
較例))、2個(実験No.22)としたマルチフイラメ
ント糸を実施例2の実験No.13に準じて製糸、製
織、アルカリ水溶液処理し入口巾1.6〜1.8μ、深
さ1.5〜1.9μの溝形状を有する繊維とした。実験
No.21の織物はキシミ感、絹鳴り、発色性の効果が
乏しかつた。実験No.22の織物はキシミ感、絹鳴
り、発色性の効果があり、良好な織物であつた。
第1図及び第2図は本発明における代表的な複
合繊維の横断面図であり、第3図は横断面におけ
る一つの易溶解性ポリマーに注目した場合の横断
面部分拡大説明である。
合繊維の横断面図であり、第3図は横断面におけ
る一つの易溶解性ポリマーに注目した場合の横断
面部分拡大説明である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶解性の異なる2種の熱可塑性ポリマーから
成り、繊維横断面外周において易溶解性ポリマー
が表面長を0.2〜4μとして少なくとも2箇所以上
を占める複合繊維を複合紡糸する際に、供給する
難溶解性ポリマーを金属スルホネート基を有する
イソフタル酸成分(以下S成分)を0.7〜2.4モル
%、分子量が90〜6000のグリコール成分を0.2〜
10重量%共重合しており、かつ重合度が80〜100
のポリエステルとし、易溶解性ポリマーは難溶解
性ポリマーのS成分よりも0.5モル%以上多いS
成分を共重合し、かつS成分を1.5〜20モル%共
重合したポリエステルであり、該複合繊維より該
易溶解性ポリマーの少なくとも一部を溶解除去
し、深さが0.3〜1.8μ以下で、かつ入口幅が0.2〜
4.0μの溝を表面に形成させることを特徴とする表
面に溝のある繊維の製造方法。 2 グリコール成分が次式で示されるポリアルキ
レングリコールであることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の表面に溝のある繊維の製造方
法。 A(CoH2oO)nH (AはClH2l+1O、又はOH、lは1〜10、nは2
〜5、mは2〜65) 3 複合繊維の横断面形状が異型であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
の表面に溝のある繊維の製造方法。 4 易溶解性ポリマーの表面形成部分の少なくと
も1部が異型繊維横断面の頂点付近を占めること
を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の表面に
溝のある繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059082A JPS58220819A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 表面に溝のある繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059082A JPS58220819A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 表面に溝のある繊維の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58220819A JPS58220819A (ja) | 1983-12-22 |
| JPH0314940B2 true JPH0314940B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=14278086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10059082A Granted JPS58220819A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 表面に溝のある繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58220819A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104819035A (zh) * | 2015-05-03 | 2015-08-05 | 邵阳学院 | 一种柴油机微粒捕集器反吹再生装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60146011A (ja) * | 1984-01-06 | 1985-08-01 | Toray Ind Inc | シルキ−風合と光沢を有する改質ポリエステル繊維およびその製造方法 |
| KR102356900B1 (ko) * | 2020-05-18 | 2022-01-27 | 도레이첨단소재 주식회사 | 다엽형 폴리에스테르 복합 섬유, 하이 엣지를 가지는 다엽형의 유사 실크 폴리에스테르 섬유, 이의 제조방법 및 이를 포함한 원단 |
-
1982
- 1982-06-14 JP JP10059082A patent/JPS58220819A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104819035A (zh) * | 2015-05-03 | 2015-08-05 | 邵阳学院 | 一种柴油机微粒捕集器反吹再生装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58220819A (ja) | 1983-12-22 |
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