JPH0317661B2 - - Google Patents
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- JPH0317661B2 JPH0317661B2 JP61249585A JP24958586A JPH0317661B2 JP H0317661 B2 JPH0317661 B2 JP H0317661B2 JP 61249585 A JP61249585 A JP 61249585A JP 24958586 A JP24958586 A JP 24958586A JP H0317661 B2 JPH0317661 B2 JP H0317661B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- slitting
- orientation coefficient
- range
- present
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気記録媒体用二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムに関する。さらに詳し
くは、磁気記録媒体(磁気テープ、フロツピーデ
イスク、ビデオデイスクなど)の基材として用い
る場合に、良好なスリツト性と寸法安定性を示す
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムに
関する。 〔従来の技術〕 スリツト性の良好な二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフイルムとして、平均屈折率が特定範
囲にあり、面配向度がやや低く、かつ表面の突起
数が限定されたものが知られている(特開昭58−
23323号公報)。また、ポリエチレンテレフタレー
トフイルムの熱収縮率を小さくする技術として、
フイルムをロール状に巻取つた状態で110〜130℃
の雰囲気中に6時間以上放置する処理方法(例え
ば特開昭60−103517号公報など)が知られてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来のスリツト性良好なフイルム
とは、これをスリツトした時、切り口が盛り上り
にくいという意味でいうものであり、本発明でい
うスリツト性とは別のものである。本発明でいう
スリツト性良好とは、フイルムそのもの、あるい
はフイルムの上に磁性層がのつたものを高速でス
リツトする時、切り口からヒゲや粉が出にくいも
のをいう。スリツト時にヒデや粉が多く出ると、
これらが磁性層に付着して、ドロツプアウト(信
号欠落)などの品質欠点になるので、この意味の
スリツト性改良は強く要望されているものであ
る。発明者らはフイルムの内部構造パラメータや
マイクロボイドの個数を特定範囲に選んでここで
いうスリツト性良好なフイルムを得ることができ
ることを見出し、この件については既に特許出願
をした。しかし、この手法ではフイルム内部での
分子の配向性を高めるために熱収縮率が増大し、
ビデオテープにしたときスキユーが発生し易くな
るという欠点を持つていることがわかつた。 一方、低熱収縮率化に関しては、上記従来の方
法で処理されたポリエチレンテレフタレートフイ
ルムは、フイルムの長手方向すなわち、ロール表
層部とロール芯部に処理むらが生じ、しかもフイ
ルムにしわや巻硬度むら、平面性悪化などが発生
し、その結果、ロール状サンプルの外観が悪化す
るのみならず、加熱処理時間が長いという問題点
があつた。また、同処理によつてフイルムの熱収
縮率は小さくなるが、100℃近くでのクリープ変
形量が逆に増大したり、スリツト性が不良になつ
たりして、必ずしも磁気記録媒体用ベースとして
好ましいものでなかつた。 本発明は、ヒゲや粉が出にくいという意味でス
リツト性にすぐれ、かつ寸法安定性良好な二軸配
向ポリエチレンテレフタレートフイルムを提供す
ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、結晶面配向係数0.03〜0.11、全面配
向係数0.155〜0.175、マイクロボイド個数500〜
5000個/mm2、結晶サイズ45〜65〓の範囲にあり、
かつ、フイルム長手方向の熱収縮率が0.01〜0.13
%で歪弾性率が3×109〜5×1010N/m2の範囲
にあることを特徴とするスリツト性と寸法安定性
の良好な二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
イルムをその骨子とする。 本発明ポリエチレンテレフタレート(以後
PETと略記する)フイルムの結晶面配向係数は
0.03〜0.11、好ましくは0.04〜0.10の範囲内にあ
ることが必要である。この結晶面配向係数という
値は、PET結晶の面がどの程度フイルム面に並
び揃つているか、つまり面配向の程度を示すパラ
メーターである。この値が小さくなるほど結晶面
がフイルム面に並び揃うことになる。この面配向
係数が上記範囲より大きくなると、スリツト時に
ヒゲが発生し易くなる。逆に、上記範囲より小さ
くなると、スリツト時に粉が出やすかつたり、
100℃近くでフイルムに荷重を負荷したとき、フ
イルムは流動変形して寸法安定性が悪化する。 次に、本発明PETフイルムの全面配向係数は
0.155〜0.175、好ましくは0.162〜0.170の範囲内
にあることが必要である。この全面配向係数は、
分子鎖がどの程度フイルム面内に配列しているか
を示すパラメーターであり、この値が大きくなる
ほど、分子鎖はフイルム面内によく並び揃うこと
になる。全面配向係数は、結晶の面配向性を示す
上記パラメーターと異なり、結晶および非晶部を
含めた分子鎖の配向状態を表わす。この全配向係
数が上記範囲より大きくなると、熱収縮率が増す
場合が多く寸法安定性良好なフイルムは得られな
い。逆に、上記範囲より小さくなると、スリツト
時にヒゲが発生し易くなる。 次に、本発明PETフイルムの中には、一定量
のマイクロボイドが含まれていることが必要であ
る。ここでいうマイクロボイドとは、フイルムを
その表面から顕微鏡で観察して、フイルム内部に
見える直径1μm以上の黒点状物のことであり、
フイルム中に存在する粒子(析出粒子、添加粒子
のいずれでもよい)およびその周辺に生成してい
る空隙(ボイド)によつて形成されているもので
ある。本発明PETフイルムは、マイクロボイド
個数500〜5000個/mm2、好ましくは500〜3000個/
mm2、より好ましくは600/2000個/mm2の範囲のも
のであることが必要である。マイクロボイドの数
が上記範囲より少ないと、スリツト時にヒゲが出
やすく、また逆に、上記範囲より多いと、スリツ
ト時に粉が出やすい。 次に、本発明PETフイルム中の結晶サイズは
45〜65Å、好ましくは50〜62Åの範囲にあること
が必要である。結晶サイズが上記範囲より大きい
と、スリツト時に粉が出やすく、フイルムの耐ク
リープ性が不良となり寸法安定性の点から不適で
ある。また逆に、上記範囲より小さいと、スリツ
ト時にヒゲが出やすくなる傾向が見られる。 また、本発明フイルムの長手方向の熱収縮率は
0.01〜0.13%、好ましくは0.02〜0.1の範囲内にあ
ることが必要である。この範囲より大きいと、テ
ープ加工時フイルムが異常収縮によりテープ平面
性が悪化したり、またテープ加工後の熱収縮率が
大きくなり、熱処理等により低熱収化を行なつて
も、収縮むらなどにより平面性不良のテープが出
来やすく、加工上好ましくない。また逆にこの範
囲より小さいと、フイルム自身の熱収応力が小さ
いため、70〜100℃の温度でのテープ加工で逆に
フイルムが伸び、結果的には、上述の場合と同様
に、テープ加工後の熱収率は増大してしまつて好
ましくなくなる。 次に、本発明フイルムの長手方向の歪弾性率が
3×109〜5×1010N/m2(ニユートン/平方メ
ートル)、好ましくは8×109〜2×1010N/m2の
範囲内にある必要がある。この範囲より大きいフ
イルムのスリツト性不良や、耐衝撃性が低下して
使用に耐えないものとなる。逆にこの範囲より小
さいと、熱収縮率を0.01〜0.13の範囲内でかつ面
配向係数、結晶サイズ、マイクロボイドの個数が
本特許請求の範囲内であつても、フイルムの耐ク
リープ性が不良となり、テープ製造工程でフイル
ムは著しい変形を受け易くなり、好ましいフイル
ムであると言えなくなる。 なお、本発明フイルムを構成するPETは、極
限粘度(25℃のオルソークロロフエノール中で測
定)が0.58〜0.70、望ましくは、0.60〜0.65dl/
gの範囲内のものが好ましい。この範囲を外れる
と、フイルムのスリツト性がやや劣つてくる傾向
が見られる。 本発明フイルムの製造方法は特に限定されるも
のではなく、いかなる方法を用いてもよいが、好
ましい製造法の1例を以下に述べる。 まず、本発明フイルムを製造するのに好適な
PET原料は、重縮合反応時に、系に不溶な微粒
子を添加し、さらに重縮合反応時に、アルカリ金
属またはアルカリ土類金属の一種以上を構成成分
の一部とする粒子(いわゆる析出粒子)を析出さ
せることによつて製造される。さらに具体的に述
べれば、テレフタル酸もしくはそのエステル形成
性誘導体とエチレングリコールとのエステル交換
もしくはエステル化反応を行ない、引続き重縮合
反応を行なつてポリエステルを製造するに際し、
重縮合反応開始前の任意の時点で、系に不溶な微
粒子状物質(比表面積5m2/g以上のものが好ま
しい)を添加し、さらに重縮合反応時にアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の一種以上を構成成
分の一部とする粒子を析出させる製造方法であ
る。 このようにして作られたPET原料を、常法ど
うり十分に真空乾燥し、押出機に供給して溶融押
出し、溶融ポリマを過し、口金でシート状に成
形し、冷却ドラムに巻きつけて冷却固化すること
により、未延伸シートを作る。この未延伸シート
を同時二軸延伸用ステンタへ送り込み、シートの
両端部をクリツプで把持し、延伸温度85〜100℃
で、長手方向および幅方向同時に、各々3.0〜3.5
倍延伸する。引続いて、このフイルムを冷却する
ことなく、次の同時二軸延伸ゾーンへ導き、延伸
温度を105〜155℃に上げて、再度、二軸方向同時
に、1.05〜1.30倍延伸する。次いで、このフイル
ムを熱処理ゾーンへ導き、190〜220℃で2〜10秒
間熱処理する。この熱処理ゾーンの中で、長手方
向および幅方向ともに、原長の0.5〜6%の弛緩
を与えることが好ましい。熱処理されたフイルム
を80〜120℃の中間冷却ゾーンに導いて、ある程
度冷却した後、室温まで除冷する。 上述のようにして得られた二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムの両端部を切り取り、
巻取り張力が制御できる周知の巻取り装置でロー
ル状に巻取る時に、フイルムを加熱する。 加熱方法としては、何ら限定を加えるものでは
なく、ロールによる加熱、ラジエーシヨン・ヒー
ターや熱風による可熱、更には巻取り装置自体を
オーブン中に設けて加熱する方法等がある。な
お、これらの加熱方法を二以上組み合せても良い
ことは勿論である。 第1図はオーブン中に巻取り装置自体を設置し
たものの代表例、第2図は熱風による加熱の一例
である。第2図で5は熱風放射ノズルであり、熱
風を用いる場合は、図のように熱せられた空気が
ロールに巻き込まれるように位置に該ノズルを設
置することが好ましい。 第3図は、ロールによる加熱の一例であり、3
が加熱ロールである。この場合、できるだけフイ
ルムが巻き取られる直前に熱せられるよう加熱ロ
ールの位置を決めるのが好ましい。 フイルムの巻取り時の限度は、ポリエチレンテ
レフタレートフイルムのガラス転移温度をTgと
すると、(Tg−20)℃〜(Tg+10)℃、好まし
くは(Tg−15)℃〜(Tg+5)℃、より好まし
くは(Tg−10)℃〜Tg℃である。 巻取り時の加熱温度が低いと熱収縮率を小さく
する効果が小さく、また加熱温度が高すぎると縦
方向のフイルムしわが発生し、ロール状サンプル
の外観が悪化するので好ましくない。 フイルムの巻取り張力は0.5〜15Kg/m、好ま
しくは1.0〜3.0Kg/mが良い。フイルムロール硬
度は75゜〜95゜シヨアとなるように巻取るのが好ま
しい。 巻取り張力が15Kg/mを越えると、熱スキユー
改良効果が乏しく、さらに巻き硬度が高く、ロー
ル状サンプルの外観が悪くなり、また、0.5Kg/
mより小さいと巻きずれが生じロール状サンプル
の外観がよくない。 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
の縦方向あるいは/または横方向のヤング率は
400Kg/mm2以上さらに好ましくは600Kg/mm2以上の
ものに用いるのが好ましい。 巻取り時に加熱されたフイルムの冷却方法は、
常温に達するまで自然放冷する方法が好ましい
が、50〜70℃のオーブン中に10時間以下保温した
後、常温まで放冷する方法としても良い。 熱処理方法は、製膜されたフイルムを巻き取る
時に適用することが好ましいが、一度巻き取つた
広幅フイルムを小幅フイルムにスリツトするスリ
ツト工程のフイルム巻取り部においても実施する
ことができる。 二軸ポリエステルフイルムの厚みは好ましくは
0.5〜300μ、より好ましくは1.5〜150μさらに好ま
しくは2〜50μである。 以上のようにして、本発明二軸配向PETフイ
ルムを得ることができる。 〔作用〕 本発明は、二軸配向PETフイルムの結晶面配
向係数、全面配向係数、マイクロボイド個数、結
晶サイズ、熱収縮率、歪弾性率の各々を最適化す
ることにより、スリツト時、特に、このフイルム
の上に磁性層を乗せた状態でスリツトする時に、
ヒゲや粉が出にくくなること、およびこのフイル
ムの上に磁性層を塗布しテープにする加工の際、
フイルムが伸びて変形歪が形成されることのない
すぐれた寸法安定性を示すようになることを知見
したものである。スリツトとは、フイルムあるい
はフイルムと磁性層を合せて切るという破壊現象
であり、このような破壊とフイルム物性との関連
性は最も解析しにくいものゆえ、上記した各項目
とスリツト性との相互関係は不明確であるが、フ
イルム中の分子や結晶の並び具合、空孔と粒子の
存在状態、フイルムの硬さなどの各要因が微妙に
相互作用して、スリツト性を改良することに寄与
しているものと考えられる。 また、寸法安定性に関しても、フイルム中のポ
リマーの粘弾性特性は複雑で、本発明で提示した
数少ない構造パラメーターと物性パラメーターで
表現することは困難であるが、これらのパラメー
ターの設定の適正化によつてフイルム特性の著し
い特性改善に導いたものと考えられる。 〔特性の測定方法および効果の評価方法〕 (1) 面配向係数 フイルムを約50μmの厚さに積層してX線回
析用試料とし、X線回析装置(理学電機(株)製
Geigerflex)の試料ホルダーに設置する。 フイルムの長手方向に垂直な面内で、X線の
照射角を変え、反射法で回析強度を測定する。
測定条件は次のとおりである。 時定数:2秒 走引速度:1度/分 Divergency Slit:1.5mmφ Scattering Slit:1度 Receiving Slit:0.3mm X線:Cn対陰極によるCu−Kα線(35KV、15
mA、Ni−フイルター) PET結晶の〔100〕、〔110〕面の回析角に相
当する26.0゜、22.5゜での回析強度をそれぞれI1、
2とすると、面配向係数は、それらの比
(I2/1)で与えられる。 (2) マイクロボイド個数 スライドグラスの上に、長方形に切断したフ
イルム1枚をのせて、流動パラフインをその上
に数的落下させた後、その上にカバーグラスを
置き、フイルムを流動パラフインでマウントし
た形とする。これを光学顕微鏡(ライツ製“メ
タロプラン”)にのせて透過法で観察(対物レ
ンズ32倍、接眼レンズ8倍)すると、フイルム
内部に黒点状物が点在する。この黒点状物の数
と面積を画像処理機(ケンブリツジ・インスト
ルメント製。イメージアナライジング・コンピ
ユーター。コンテイメツト720)を用いて求め
る。面積は等面積の円に変えて、その大きさを
直径で表示する。この直径が1μm以上の黒点
状物の1mm2当りの個数をマイクロボイド個数と
する。 (3) 結晶サイズ X線回析装置を用いて、フイルムの幅方向と
X線の入射角を変えながら反射法で回析ピーク
を観測したとき、約13゜の回析ピークから、同
ピークの回析結晶面方向の結晶サイズD(Å)
を下記式に従つて算出する。 D=λ/(B−b)COSθ ただし、B:回析ピークの半価幅、b=
0.12、 λ:CuのKα線波長(1.5418Å)、 θ:ピークの回析角。 (4) 全面配向係数 フイルムの長手方向、幅方向、厚み方向の屈
折率を23℃にてアツベ屈折計を用いて測定し
た。 光源はナトリウムD線を使用した。全面配向
係数は下記式によつて定義する。 全面配向係数=1/2(nMD+nTD)−nZ ここで、nMD、nTD、nZはそれぞれフイルムの
長手方向、幅方向、厚み方向の屈折率である。 (5) スリツト性の評価 厚さ14.5μmのPETフイルムの片面に下記組
成の磁性塗布液を、乾燥後膜厚が3μmとなる
ようにコーテイングする。 (重量部) ポリエステルポリウレタン樹脂 35 塩ビ・酢ビ、マレイン酸共重合体 30 α−アルミナ 15 カーボンブラツク 3 オレイン酸 5 アミルステアレート 4 トリイソシアネート化合物 22 強磁性金属粉末 300 酢酸ブチル 300 メチルイソブチルケトン 300 コーテイング後、直流磁場中で配向処理し、
乾燥した後、カレンダー加工を施す。このシー
トをシエアカツターで1/2インチ幅にスリツト
してビデオテープとする。このシエアカツター
によるスリツト箇所を目視観察して、ヒゲや粉
の発生具合の程度を次の5等級に分けて評価す
る。 スリツト性A:ヒゲや粉の発生が非常に少ない。 〃 B: 〃 少ない。 〃 C: 〃 普通レベル。 〃 D: 〃 やや多い。 〃 F: 〃 多い。 (注)なお、現在市販されているビデオテープ
用二軸配向PETフイルムのスリツト性のレ
ベルは、大部分、CまたはDである。 (6) 熱収縮率σb 大きさが300mm×125mmで、かつ、その長手方
向とフイルムの長手方向とが合致するようにし
て採取した被測定サンプルを、23℃・60%RH
の雰囲気に30分間放置し、その雰囲気下で、フ
イルムの長手方向に約200mmの間隔で2つの印
を付け、マイクロメーターにてその印の間隔を
測定し、測定値をAとする。次に、被測定サン
プルは、張力フリーの状態で70℃の雰囲気中に
48時間放置して、次いで、23℃・60%RHの雰
囲気に取り出して1時間冷却後、先に付した印
の間隔を測定し、測定値をA′とする。 上記測定値から熱収縮率は下式により求め
る。 σb=100(A−A′)/A (7) 歪弾性率G2 幅125mmにスリツトした長尺試料(試料長手
方向はフイルム長手方向と一致)に、荷重16
Kg/mm幅を負荷した状態で、100℃の強制循環
式熱風オーブン(容積0.09m2)の中に5秒間さ
らして、その後、すばやく、荷重負荷状態で23
℃、60%RHの雰囲気へ移して、その状態で1
分間放置して荷重処理試料を作つた。この処理
試料は、前項方法により、熱収縮率を測定し
た。下記式により、歪弾性率G2を計算した。 G2=3.5×1010{1−exp(−1/2)}/d〔σh−
σbexp(−1/2)〕 ここで、σb、σhは荷重処理前後の熱収縮率
で、dはフイルムの厚み(単位:μm)であ
り、また、G2はニユートン/平方メートルの
単位である。 (8) 寸法安定性 巾125mmにスリツトした長尺試料(試料長手
方向はフイルム長手方向と一致)に、荷重16
Kg/m幅を負荷した状態で、100℃の雰囲気に
5秒間さらして、その後、すばやく、荷重負荷
状態で23℃・60%RHの状態へ移して、その状
態で1分間放置して荷重処理試料を作つた。こ
の試料の熱収縮率を測定して、その値が0.17%
以下のものは、寸法安定性良好なフイルムとし
て、また0.17%を上まわるものは寸法安定性不
良なフイルムと判定した。 〔実施例〕 本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレング
リコール69重量部、ジエチレングリコール0.8重
量部に、触媒として酢酸カルシウム0.09重量部を
用いて、常法によりエステル交換反応を行ない、
その生成物に、三酸化アンチモン0.03重量部、酢
酸リチウム0.3重量部、リン酸トリメチル0.2重量
部および二酸化ケイ素微粉末(比表面積180m2/
g)を添加し、常法によつて重合して、極限粘度
0.62のポリマペレツトを得た。このペレツトを
180℃、10時間真空乾燥した後、押出機に供給し
て、282℃で溶融押出し、ギアポンプ、フイルタ
ーを経由してT型口金からシート状に吐出せし
め、この溶融シートを、表面温度40℃の冷却ドラ
ムに巻きつけて冷却固化せしめて、未延伸シート
を作つた。 この冷却の際、溶融シートとドラム表面との密
着性を改良するため、溶融シート側にワイア電極
を置き、これに8KVの直流電圧を印加して、溶
融シートがドラムに良く密着されるようにした。 この未延伸シートを同時二軸延伸方式のステン
タへ導き、シート両端部をクリツプで把持して、
長手方向および幅方向同時に3.2倍づつ延伸した。
延伸時の加熱温度は90℃とした。この延伸された
フイルムを冷却することなく、そのまま次の同時
二軸延伸ゾーンへ導き、延伸温度を125℃に上げ
て、再度、二軸方向同時に1.2倍づつ延伸した。
次いで、このフイルムを冷却することなく、その
まま熱処理ゾーンへ導き、208℃で2秒間緊張熱
固定し、つづいて同温度で、長手方向2%、幅方
向3%(各々原長に対して)の弛緩を行ない、再
度、同温度で5秒間緊張熱固定し、そのまま100
℃の中間冷却室へ導き、ここで中間冷却をした
後、この出口の所で長手方向に原長の1%分の弛
緩を与えた。このフイルムの両端を切り取り、次
いでそのフイルムを温度70℃の熱風オーブン内の
巻取り装置へ送り込んだ。巻取り張力1.5Kg/m、
巻取り速度60m/分で2000m巻取つた後、オーブ
ンの電源を切り常温まで放置冷却した。 このようにして得た厚さ14.5μmの二軸配向フ
イルムの特性は、フイルムの極限粘度0.62dl/
g、結晶面配向係数0.06、全面配向係数0.1667、
マイクロボイド個数12000個/m2、結晶サイズ57
Å、熱収縮率0.10%、歪弾性率1.5×1010N/m2で
あつた。このフイルムを基材として、前述の方法
でビデオテープを作り、これをスリツトする時の
スリツト性を評価したところ、ヒゲや粉の発生が
極めて少なく、スリツト性はAであつた。また、
フイルムの寸法安定性を評価したところ、荷重処
理による歪形成は小さく、寸法安定性は良好であ
つた。 実施例2〜6および比較例1〜4 実施例1の諸条件の中で、集合時の添加物の
量、延伸温度、延伸倍率、熱固定温度、熱固定時
の弛緩の程度、巻取りの温度を種々変更すること
により、結晶面配向係数、全面配向係数、マイク
ロボイドの個数、結晶サイズ、熱収縮率および歪
弾性率の値が異なるサンプルを作つた。これらフ
イルムのスリツト性および寸法安定性の評価結果
を表1に示す。これらの結果から、本発明範囲内
の特性値を有するフイルムが、スリツト性および
寸法安定性がすぐれていることがわかる。
ンテレフタレートフイルムに関する。さらに詳し
くは、磁気記録媒体(磁気テープ、フロツピーデ
イスク、ビデオデイスクなど)の基材として用い
る場合に、良好なスリツト性と寸法安定性を示す
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムに
関する。 〔従来の技術〕 スリツト性の良好な二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフイルムとして、平均屈折率が特定範
囲にあり、面配向度がやや低く、かつ表面の突起
数が限定されたものが知られている(特開昭58−
23323号公報)。また、ポリエチレンテレフタレー
トフイルムの熱収縮率を小さくする技術として、
フイルムをロール状に巻取つた状態で110〜130℃
の雰囲気中に6時間以上放置する処理方法(例え
ば特開昭60−103517号公報など)が知られてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来のスリツト性良好なフイルム
とは、これをスリツトした時、切り口が盛り上り
にくいという意味でいうものであり、本発明でい
うスリツト性とは別のものである。本発明でいう
スリツト性良好とは、フイルムそのもの、あるい
はフイルムの上に磁性層がのつたものを高速でス
リツトする時、切り口からヒゲや粉が出にくいも
のをいう。スリツト時にヒデや粉が多く出ると、
これらが磁性層に付着して、ドロツプアウト(信
号欠落)などの品質欠点になるので、この意味の
スリツト性改良は強く要望されているものであ
る。発明者らはフイルムの内部構造パラメータや
マイクロボイドの個数を特定範囲に選んでここで
いうスリツト性良好なフイルムを得ることができ
ることを見出し、この件については既に特許出願
をした。しかし、この手法ではフイルム内部での
分子の配向性を高めるために熱収縮率が増大し、
ビデオテープにしたときスキユーが発生し易くな
るという欠点を持つていることがわかつた。 一方、低熱収縮率化に関しては、上記従来の方
法で処理されたポリエチレンテレフタレートフイ
ルムは、フイルムの長手方向すなわち、ロール表
層部とロール芯部に処理むらが生じ、しかもフイ
ルムにしわや巻硬度むら、平面性悪化などが発生
し、その結果、ロール状サンプルの外観が悪化す
るのみならず、加熱処理時間が長いという問題点
があつた。また、同処理によつてフイルムの熱収
縮率は小さくなるが、100℃近くでのクリープ変
形量が逆に増大したり、スリツト性が不良になつ
たりして、必ずしも磁気記録媒体用ベースとして
好ましいものでなかつた。 本発明は、ヒゲや粉が出にくいという意味でス
リツト性にすぐれ、かつ寸法安定性良好な二軸配
向ポリエチレンテレフタレートフイルムを提供す
ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、結晶面配向係数0.03〜0.11、全面配
向係数0.155〜0.175、マイクロボイド個数500〜
5000個/mm2、結晶サイズ45〜65〓の範囲にあり、
かつ、フイルム長手方向の熱収縮率が0.01〜0.13
%で歪弾性率が3×109〜5×1010N/m2の範囲
にあることを特徴とするスリツト性と寸法安定性
の良好な二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
イルムをその骨子とする。 本発明ポリエチレンテレフタレート(以後
PETと略記する)フイルムの結晶面配向係数は
0.03〜0.11、好ましくは0.04〜0.10の範囲内にあ
ることが必要である。この結晶面配向係数という
値は、PET結晶の面がどの程度フイルム面に並
び揃つているか、つまり面配向の程度を示すパラ
メーターである。この値が小さくなるほど結晶面
がフイルム面に並び揃うことになる。この面配向
係数が上記範囲より大きくなると、スリツト時に
ヒゲが発生し易くなる。逆に、上記範囲より小さ
くなると、スリツト時に粉が出やすかつたり、
100℃近くでフイルムに荷重を負荷したとき、フ
イルムは流動変形して寸法安定性が悪化する。 次に、本発明PETフイルムの全面配向係数は
0.155〜0.175、好ましくは0.162〜0.170の範囲内
にあることが必要である。この全面配向係数は、
分子鎖がどの程度フイルム面内に配列しているか
を示すパラメーターであり、この値が大きくなる
ほど、分子鎖はフイルム面内によく並び揃うこと
になる。全面配向係数は、結晶の面配向性を示す
上記パラメーターと異なり、結晶および非晶部を
含めた分子鎖の配向状態を表わす。この全配向係
数が上記範囲より大きくなると、熱収縮率が増す
場合が多く寸法安定性良好なフイルムは得られな
い。逆に、上記範囲より小さくなると、スリツト
時にヒゲが発生し易くなる。 次に、本発明PETフイルムの中には、一定量
のマイクロボイドが含まれていることが必要であ
る。ここでいうマイクロボイドとは、フイルムを
その表面から顕微鏡で観察して、フイルム内部に
見える直径1μm以上の黒点状物のことであり、
フイルム中に存在する粒子(析出粒子、添加粒子
のいずれでもよい)およびその周辺に生成してい
る空隙(ボイド)によつて形成されているもので
ある。本発明PETフイルムは、マイクロボイド
個数500〜5000個/mm2、好ましくは500〜3000個/
mm2、より好ましくは600/2000個/mm2の範囲のも
のであることが必要である。マイクロボイドの数
が上記範囲より少ないと、スリツト時にヒゲが出
やすく、また逆に、上記範囲より多いと、スリツ
ト時に粉が出やすい。 次に、本発明PETフイルム中の結晶サイズは
45〜65Å、好ましくは50〜62Åの範囲にあること
が必要である。結晶サイズが上記範囲より大きい
と、スリツト時に粉が出やすく、フイルムの耐ク
リープ性が不良となり寸法安定性の点から不適で
ある。また逆に、上記範囲より小さいと、スリツ
ト時にヒゲが出やすくなる傾向が見られる。 また、本発明フイルムの長手方向の熱収縮率は
0.01〜0.13%、好ましくは0.02〜0.1の範囲内にあ
ることが必要である。この範囲より大きいと、テ
ープ加工時フイルムが異常収縮によりテープ平面
性が悪化したり、またテープ加工後の熱収縮率が
大きくなり、熱処理等により低熱収化を行なつて
も、収縮むらなどにより平面性不良のテープが出
来やすく、加工上好ましくない。また逆にこの範
囲より小さいと、フイルム自身の熱収応力が小さ
いため、70〜100℃の温度でのテープ加工で逆に
フイルムが伸び、結果的には、上述の場合と同様
に、テープ加工後の熱収率は増大してしまつて好
ましくなくなる。 次に、本発明フイルムの長手方向の歪弾性率が
3×109〜5×1010N/m2(ニユートン/平方メ
ートル)、好ましくは8×109〜2×1010N/m2の
範囲内にある必要がある。この範囲より大きいフ
イルムのスリツト性不良や、耐衝撃性が低下して
使用に耐えないものとなる。逆にこの範囲より小
さいと、熱収縮率を0.01〜0.13の範囲内でかつ面
配向係数、結晶サイズ、マイクロボイドの個数が
本特許請求の範囲内であつても、フイルムの耐ク
リープ性が不良となり、テープ製造工程でフイル
ムは著しい変形を受け易くなり、好ましいフイル
ムであると言えなくなる。 なお、本発明フイルムを構成するPETは、極
限粘度(25℃のオルソークロロフエノール中で測
定)が0.58〜0.70、望ましくは、0.60〜0.65dl/
gの範囲内のものが好ましい。この範囲を外れる
と、フイルムのスリツト性がやや劣つてくる傾向
が見られる。 本発明フイルムの製造方法は特に限定されるも
のではなく、いかなる方法を用いてもよいが、好
ましい製造法の1例を以下に述べる。 まず、本発明フイルムを製造するのに好適な
PET原料は、重縮合反応時に、系に不溶な微粒
子を添加し、さらに重縮合反応時に、アルカリ金
属またはアルカリ土類金属の一種以上を構成成分
の一部とする粒子(いわゆる析出粒子)を析出さ
せることによつて製造される。さらに具体的に述
べれば、テレフタル酸もしくはそのエステル形成
性誘導体とエチレングリコールとのエステル交換
もしくはエステル化反応を行ない、引続き重縮合
反応を行なつてポリエステルを製造するに際し、
重縮合反応開始前の任意の時点で、系に不溶な微
粒子状物質(比表面積5m2/g以上のものが好ま
しい)を添加し、さらに重縮合反応時にアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の一種以上を構成成
分の一部とする粒子を析出させる製造方法であ
る。 このようにして作られたPET原料を、常法ど
うり十分に真空乾燥し、押出機に供給して溶融押
出し、溶融ポリマを過し、口金でシート状に成
形し、冷却ドラムに巻きつけて冷却固化すること
により、未延伸シートを作る。この未延伸シート
を同時二軸延伸用ステンタへ送り込み、シートの
両端部をクリツプで把持し、延伸温度85〜100℃
で、長手方向および幅方向同時に、各々3.0〜3.5
倍延伸する。引続いて、このフイルムを冷却する
ことなく、次の同時二軸延伸ゾーンへ導き、延伸
温度を105〜155℃に上げて、再度、二軸方向同時
に、1.05〜1.30倍延伸する。次いで、このフイル
ムを熱処理ゾーンへ導き、190〜220℃で2〜10秒
間熱処理する。この熱処理ゾーンの中で、長手方
向および幅方向ともに、原長の0.5〜6%の弛緩
を与えることが好ましい。熱処理されたフイルム
を80〜120℃の中間冷却ゾーンに導いて、ある程
度冷却した後、室温まで除冷する。 上述のようにして得られた二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムの両端部を切り取り、
巻取り張力が制御できる周知の巻取り装置でロー
ル状に巻取る時に、フイルムを加熱する。 加熱方法としては、何ら限定を加えるものでは
なく、ロールによる加熱、ラジエーシヨン・ヒー
ターや熱風による可熱、更には巻取り装置自体を
オーブン中に設けて加熱する方法等がある。な
お、これらの加熱方法を二以上組み合せても良い
ことは勿論である。 第1図はオーブン中に巻取り装置自体を設置し
たものの代表例、第2図は熱風による加熱の一例
である。第2図で5は熱風放射ノズルであり、熱
風を用いる場合は、図のように熱せられた空気が
ロールに巻き込まれるように位置に該ノズルを設
置することが好ましい。 第3図は、ロールによる加熱の一例であり、3
が加熱ロールである。この場合、できるだけフイ
ルムが巻き取られる直前に熱せられるよう加熱ロ
ールの位置を決めるのが好ましい。 フイルムの巻取り時の限度は、ポリエチレンテ
レフタレートフイルムのガラス転移温度をTgと
すると、(Tg−20)℃〜(Tg+10)℃、好まし
くは(Tg−15)℃〜(Tg+5)℃、より好まし
くは(Tg−10)℃〜Tg℃である。 巻取り時の加熱温度が低いと熱収縮率を小さく
する効果が小さく、また加熱温度が高すぎると縦
方向のフイルムしわが発生し、ロール状サンプル
の外観が悪化するので好ましくない。 フイルムの巻取り張力は0.5〜15Kg/m、好ま
しくは1.0〜3.0Kg/mが良い。フイルムロール硬
度は75゜〜95゜シヨアとなるように巻取るのが好ま
しい。 巻取り張力が15Kg/mを越えると、熱スキユー
改良効果が乏しく、さらに巻き硬度が高く、ロー
ル状サンプルの外観が悪くなり、また、0.5Kg/
mより小さいと巻きずれが生じロール状サンプル
の外観がよくない。 二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
の縦方向あるいは/または横方向のヤング率は
400Kg/mm2以上さらに好ましくは600Kg/mm2以上の
ものに用いるのが好ましい。 巻取り時に加熱されたフイルムの冷却方法は、
常温に達するまで自然放冷する方法が好ましい
が、50〜70℃のオーブン中に10時間以下保温した
後、常温まで放冷する方法としても良い。 熱処理方法は、製膜されたフイルムを巻き取る
時に適用することが好ましいが、一度巻き取つた
広幅フイルムを小幅フイルムにスリツトするスリ
ツト工程のフイルム巻取り部においても実施する
ことができる。 二軸ポリエステルフイルムの厚みは好ましくは
0.5〜300μ、より好ましくは1.5〜150μさらに好ま
しくは2〜50μである。 以上のようにして、本発明二軸配向PETフイ
ルムを得ることができる。 〔作用〕 本発明は、二軸配向PETフイルムの結晶面配
向係数、全面配向係数、マイクロボイド個数、結
晶サイズ、熱収縮率、歪弾性率の各々を最適化す
ることにより、スリツト時、特に、このフイルム
の上に磁性層を乗せた状態でスリツトする時に、
ヒゲや粉が出にくくなること、およびこのフイル
ムの上に磁性層を塗布しテープにする加工の際、
フイルムが伸びて変形歪が形成されることのない
すぐれた寸法安定性を示すようになることを知見
したものである。スリツトとは、フイルムあるい
はフイルムと磁性層を合せて切るという破壊現象
であり、このような破壊とフイルム物性との関連
性は最も解析しにくいものゆえ、上記した各項目
とスリツト性との相互関係は不明確であるが、フ
イルム中の分子や結晶の並び具合、空孔と粒子の
存在状態、フイルムの硬さなどの各要因が微妙に
相互作用して、スリツト性を改良することに寄与
しているものと考えられる。 また、寸法安定性に関しても、フイルム中のポ
リマーの粘弾性特性は複雑で、本発明で提示した
数少ない構造パラメーターと物性パラメーターで
表現することは困難であるが、これらのパラメー
ターの設定の適正化によつてフイルム特性の著し
い特性改善に導いたものと考えられる。 〔特性の測定方法および効果の評価方法〕 (1) 面配向係数 フイルムを約50μmの厚さに積層してX線回
析用試料とし、X線回析装置(理学電機(株)製
Geigerflex)の試料ホルダーに設置する。 フイルムの長手方向に垂直な面内で、X線の
照射角を変え、反射法で回析強度を測定する。
測定条件は次のとおりである。 時定数:2秒 走引速度:1度/分 Divergency Slit:1.5mmφ Scattering Slit:1度 Receiving Slit:0.3mm X線:Cn対陰極によるCu−Kα線(35KV、15
mA、Ni−フイルター) PET結晶の〔100〕、〔110〕面の回析角に相
当する26.0゜、22.5゜での回析強度をそれぞれI1、
2とすると、面配向係数は、それらの比
(I2/1)で与えられる。 (2) マイクロボイド個数 スライドグラスの上に、長方形に切断したフ
イルム1枚をのせて、流動パラフインをその上
に数的落下させた後、その上にカバーグラスを
置き、フイルムを流動パラフインでマウントし
た形とする。これを光学顕微鏡(ライツ製“メ
タロプラン”)にのせて透過法で観察(対物レ
ンズ32倍、接眼レンズ8倍)すると、フイルム
内部に黒点状物が点在する。この黒点状物の数
と面積を画像処理機(ケンブリツジ・インスト
ルメント製。イメージアナライジング・コンピ
ユーター。コンテイメツト720)を用いて求め
る。面積は等面積の円に変えて、その大きさを
直径で表示する。この直径が1μm以上の黒点
状物の1mm2当りの個数をマイクロボイド個数と
する。 (3) 結晶サイズ X線回析装置を用いて、フイルムの幅方向と
X線の入射角を変えながら反射法で回析ピーク
を観測したとき、約13゜の回析ピークから、同
ピークの回析結晶面方向の結晶サイズD(Å)
を下記式に従つて算出する。 D=λ/(B−b)COSθ ただし、B:回析ピークの半価幅、b=
0.12、 λ:CuのKα線波長(1.5418Å)、 θ:ピークの回析角。 (4) 全面配向係数 フイルムの長手方向、幅方向、厚み方向の屈
折率を23℃にてアツベ屈折計を用いて測定し
た。 光源はナトリウムD線を使用した。全面配向
係数は下記式によつて定義する。 全面配向係数=1/2(nMD+nTD)−nZ ここで、nMD、nTD、nZはそれぞれフイルムの
長手方向、幅方向、厚み方向の屈折率である。 (5) スリツト性の評価 厚さ14.5μmのPETフイルムの片面に下記組
成の磁性塗布液を、乾燥後膜厚が3μmとなる
ようにコーテイングする。 (重量部) ポリエステルポリウレタン樹脂 35 塩ビ・酢ビ、マレイン酸共重合体 30 α−アルミナ 15 カーボンブラツク 3 オレイン酸 5 アミルステアレート 4 トリイソシアネート化合物 22 強磁性金属粉末 300 酢酸ブチル 300 メチルイソブチルケトン 300 コーテイング後、直流磁場中で配向処理し、
乾燥した後、カレンダー加工を施す。このシー
トをシエアカツターで1/2インチ幅にスリツト
してビデオテープとする。このシエアカツター
によるスリツト箇所を目視観察して、ヒゲや粉
の発生具合の程度を次の5等級に分けて評価す
る。 スリツト性A:ヒゲや粉の発生が非常に少ない。 〃 B: 〃 少ない。 〃 C: 〃 普通レベル。 〃 D: 〃 やや多い。 〃 F: 〃 多い。 (注)なお、現在市販されているビデオテープ
用二軸配向PETフイルムのスリツト性のレ
ベルは、大部分、CまたはDである。 (6) 熱収縮率σb 大きさが300mm×125mmで、かつ、その長手方
向とフイルムの長手方向とが合致するようにし
て採取した被測定サンプルを、23℃・60%RH
の雰囲気に30分間放置し、その雰囲気下で、フ
イルムの長手方向に約200mmの間隔で2つの印
を付け、マイクロメーターにてその印の間隔を
測定し、測定値をAとする。次に、被測定サン
プルは、張力フリーの状態で70℃の雰囲気中に
48時間放置して、次いで、23℃・60%RHの雰
囲気に取り出して1時間冷却後、先に付した印
の間隔を測定し、測定値をA′とする。 上記測定値から熱収縮率は下式により求め
る。 σb=100(A−A′)/A (7) 歪弾性率G2 幅125mmにスリツトした長尺試料(試料長手
方向はフイルム長手方向と一致)に、荷重16
Kg/mm幅を負荷した状態で、100℃の強制循環
式熱風オーブン(容積0.09m2)の中に5秒間さ
らして、その後、すばやく、荷重負荷状態で23
℃、60%RHの雰囲気へ移して、その状態で1
分間放置して荷重処理試料を作つた。この処理
試料は、前項方法により、熱収縮率を測定し
た。下記式により、歪弾性率G2を計算した。 G2=3.5×1010{1−exp(−1/2)}/d〔σh−
σbexp(−1/2)〕 ここで、σb、σhは荷重処理前後の熱収縮率
で、dはフイルムの厚み(単位:μm)であ
り、また、G2はニユートン/平方メートルの
単位である。 (8) 寸法安定性 巾125mmにスリツトした長尺試料(試料長手
方向はフイルム長手方向と一致)に、荷重16
Kg/m幅を負荷した状態で、100℃の雰囲気に
5秒間さらして、その後、すばやく、荷重負荷
状態で23℃・60%RHの状態へ移して、その状
態で1分間放置して荷重処理試料を作つた。こ
の試料の熱収縮率を測定して、その値が0.17%
以下のものは、寸法安定性良好なフイルムとし
て、また0.17%を上まわるものは寸法安定性不
良なフイルムと判定した。 〔実施例〕 本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1 テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレング
リコール69重量部、ジエチレングリコール0.8重
量部に、触媒として酢酸カルシウム0.09重量部を
用いて、常法によりエステル交換反応を行ない、
その生成物に、三酸化アンチモン0.03重量部、酢
酸リチウム0.3重量部、リン酸トリメチル0.2重量
部および二酸化ケイ素微粉末(比表面積180m2/
g)を添加し、常法によつて重合して、極限粘度
0.62のポリマペレツトを得た。このペレツトを
180℃、10時間真空乾燥した後、押出機に供給し
て、282℃で溶融押出し、ギアポンプ、フイルタ
ーを経由してT型口金からシート状に吐出せし
め、この溶融シートを、表面温度40℃の冷却ドラ
ムに巻きつけて冷却固化せしめて、未延伸シート
を作つた。 この冷却の際、溶融シートとドラム表面との密
着性を改良するため、溶融シート側にワイア電極
を置き、これに8KVの直流電圧を印加して、溶
融シートがドラムに良く密着されるようにした。 この未延伸シートを同時二軸延伸方式のステン
タへ導き、シート両端部をクリツプで把持して、
長手方向および幅方向同時に3.2倍づつ延伸した。
延伸時の加熱温度は90℃とした。この延伸された
フイルムを冷却することなく、そのまま次の同時
二軸延伸ゾーンへ導き、延伸温度を125℃に上げ
て、再度、二軸方向同時に1.2倍づつ延伸した。
次いで、このフイルムを冷却することなく、その
まま熱処理ゾーンへ導き、208℃で2秒間緊張熱
固定し、つづいて同温度で、長手方向2%、幅方
向3%(各々原長に対して)の弛緩を行ない、再
度、同温度で5秒間緊張熱固定し、そのまま100
℃の中間冷却室へ導き、ここで中間冷却をした
後、この出口の所で長手方向に原長の1%分の弛
緩を与えた。このフイルムの両端を切り取り、次
いでそのフイルムを温度70℃の熱風オーブン内の
巻取り装置へ送り込んだ。巻取り張力1.5Kg/m、
巻取り速度60m/分で2000m巻取つた後、オーブ
ンの電源を切り常温まで放置冷却した。 このようにして得た厚さ14.5μmの二軸配向フ
イルムの特性は、フイルムの極限粘度0.62dl/
g、結晶面配向係数0.06、全面配向係数0.1667、
マイクロボイド個数12000個/m2、結晶サイズ57
Å、熱収縮率0.10%、歪弾性率1.5×1010N/m2で
あつた。このフイルムを基材として、前述の方法
でビデオテープを作り、これをスリツトする時の
スリツト性を評価したところ、ヒゲや粉の発生が
極めて少なく、スリツト性はAであつた。また、
フイルムの寸法安定性を評価したところ、荷重処
理による歪形成は小さく、寸法安定性は良好であ
つた。 実施例2〜6および比較例1〜4 実施例1の諸条件の中で、集合時の添加物の
量、延伸温度、延伸倍率、熱固定温度、熱固定時
の弛緩の程度、巻取りの温度を種々変更すること
により、結晶面配向係数、全面配向係数、マイク
ロボイドの個数、結晶サイズ、熱収縮率および歪
弾性率の値が異なるサンプルを作つた。これらフ
イルムのスリツト性および寸法安定性の評価結果
を表1に示す。これらの結果から、本発明範囲内
の特性値を有するフイルムが、スリツト性および
寸法安定性がすぐれていることがわかる。
本発明は、二軸配向PETフイルムの結晶面配
向係数、全面配向係数、マイクロボイド個数、結
晶サイズ、熱収縮率および歪弾性率を適正化する
ことによつて、フイルムのスリツト性、特に、フ
イルムの上に磁性層を設けたビデオテープのスリ
ツト性の改善、およびフイルムがテープ加工工程
で変形歪を受けにくい、寸法安定性にすぐれた特
性の発現に効果を奏するものである。 スリツト時にヒゲや粉が出にくいという特性
は、ビデオテープのドロツプアウト減少や磁気ヘ
ツドを目詰り防止に有効であり、また寸法安定性
にすぐれている特性は、ビデオテープの画像歪の
少ないテープを作るのに効果的である。 また、テープ加工時にフイルムが受ける変形歪
は、通常熱処理する方法で除去できるが、変形歪
の量が大きくなると、熱処理後のテープの平面性
や巻姿が不良となり、使用に耐えなくなる。本発
明フイルムは寸法安定性にすぐれているため、こ
のような生産上のトラブルがなく、必要によつて
は、歪除去の熱処理工程を省くことも可能であ
り、テープ生産工程の省力化に有効である。 上記の意味で、本発明フイルムは特にビデオテ
ープ用基材として有用である。 本発明にかかる二軸配向PETフイルムは、そ
の片面または両面に磁性層を設けることによつ
て、各種の磁気記録媒体、例えば、ビデオテー
プ、オーデイオテープ、フロツピーデイスクなど
に加工されて利用される。磁性層としては、磁性
粉末をバインダーと共に塗布するものでもよく、
あるいは、強磁性材料を真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイングあるいはメツキなどの
手法で薄膜化したものでもよい。本発明フイルム
は上記の各種磁気記録媒体用に用いることができ
るが、特に有効なのは、ビデオテープ用途であ
る。 ビデオテープでは、これをスリツトする時、そ
の端面にヒゲや粉が多く発生すると、ドロツプア
ウトが増えるだけでなく、これらのヒゲや粉が、
磁気ヘツドの目詰りの原因となることもあるの
で、本発明のフイルムが特に有効なわけである。 さらに、本発明フイルムは熱収縮率が小さく、
寸法安定性が良好であるために、ビデオテープと
して用いた場合、画像歪の少なく高品質の特性を
示すことから、特に有用である。 なお、上記したように、本発明フイルムの主用
途は磁気記録媒体用、特にビデオテープ用である
が、他の用途、例えば、グラフイツク、スタンピ
ングフオイル、電気絶縁材料、コンデンサー用誘
電体、包装用、フレキシブルプリント回路基板な
どでも、スリツト性熱収縮が問題になる用途で
は、有効に利用されうるものである。
向係数、全面配向係数、マイクロボイド個数、結
晶サイズ、熱収縮率および歪弾性率を適正化する
ことによつて、フイルムのスリツト性、特に、フ
イルムの上に磁性層を設けたビデオテープのスリ
ツト性の改善、およびフイルムがテープ加工工程
で変形歪を受けにくい、寸法安定性にすぐれた特
性の発現に効果を奏するものである。 スリツト時にヒゲや粉が出にくいという特性
は、ビデオテープのドロツプアウト減少や磁気ヘ
ツドを目詰り防止に有効であり、また寸法安定性
にすぐれている特性は、ビデオテープの画像歪の
少ないテープを作るのに効果的である。 また、テープ加工時にフイルムが受ける変形歪
は、通常熱処理する方法で除去できるが、変形歪
の量が大きくなると、熱処理後のテープの平面性
や巻姿が不良となり、使用に耐えなくなる。本発
明フイルムは寸法安定性にすぐれているため、こ
のような生産上のトラブルがなく、必要によつて
は、歪除去の熱処理工程を省くことも可能であ
り、テープ生産工程の省力化に有効である。 上記の意味で、本発明フイルムは特にビデオテ
ープ用基材として有用である。 本発明にかかる二軸配向PETフイルムは、そ
の片面または両面に磁性層を設けることによつ
て、各種の磁気記録媒体、例えば、ビデオテー
プ、オーデイオテープ、フロツピーデイスクなど
に加工されて利用される。磁性層としては、磁性
粉末をバインダーと共に塗布するものでもよく、
あるいは、強磁性材料を真空蒸着、スパツタリン
グ、イオンプレーテイングあるいはメツキなどの
手法で薄膜化したものでもよい。本発明フイルム
は上記の各種磁気記録媒体用に用いることができ
るが、特に有効なのは、ビデオテープ用途であ
る。 ビデオテープでは、これをスリツトする時、そ
の端面にヒゲや粉が多く発生すると、ドロツプア
ウトが増えるだけでなく、これらのヒゲや粉が、
磁気ヘツドの目詰りの原因となることもあるの
で、本発明のフイルムが特に有効なわけである。 さらに、本発明フイルムは熱収縮率が小さく、
寸法安定性が良好であるために、ビデオテープと
して用いた場合、画像歪の少なく高品質の特性を
示すことから、特に有用である。 なお、上記したように、本発明フイルムの主用
途は磁気記録媒体用、特にビデオテープ用である
が、他の用途、例えば、グラフイツク、スタンピ
ングフオイル、電気絶縁材料、コンデンサー用誘
電体、包装用、フレキシブルプリント回路基板な
どでも、スリツト性熱収縮が問題になる用途で
は、有効に利用されうるものである。
第1図、第2図及び第3図は本発明にかかるフ
イルムを得るための装置の概念図である。第1図
はオーブン方式、第2図は熱風方式、第3図はロ
ール方式を示す。 1:二軸配向ポリエステルフイルム、2:ロー
ル、3:加熱ロール、4:フイルムワインダー、
5:熱風放射ノズル、6:オーブン。
イルムを得るための装置の概念図である。第1図
はオーブン方式、第2図は熱風方式、第3図はロ
ール方式を示す。 1:二軸配向ポリエステルフイルム、2:ロー
ル、3:加熱ロール、4:フイルムワインダー、
5:熱風放射ノズル、6:オーブン。
Claims (1)
- 1 結晶面配向係数0.03〜0.11、全面配向係数
0.155〜0.175、マイクロボイド個数500〜5000
個/mm2、結晶サイズ45〜65〓の範囲にあり、か
つ、フイルム長手方向の熱収縮率が0.01〜0.13%
で歪弾性率が3×109〜5×1010N/m2の範囲に
あることを特徴とする二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24958586A JPS63104822A (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24958586A JPS63104822A (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63104822A JPS63104822A (ja) | 1988-05-10 |
| JPH0317661B2 true JPH0317661B2 (ja) | 1991-03-08 |
Family
ID=17195200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24958586A Granted JPS63104822A (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 | 二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63104822A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1993014152A1 (fr) * | 1992-01-16 | 1993-07-22 | Teijin Limited | Film polyester destine a la stratification de toles et son utilisation |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH08132523A (ja) * | 1994-11-09 | 1996-05-28 | Toray Ind Inc | 低熱収縮性ポリエステルフィルム |
| JPH08164558A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-06-25 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルム |
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Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49116173A (ja) * | 1973-03-12 | 1974-11-06 | ||
| JPS5564635A (en) * | 1978-11-08 | 1980-05-15 | Tdk Corp | Base for magnetic recording tape |
| JPS5823323A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-12 | Diafoil Co Ltd | 磁気テ−プ用ポリエステルフイルム |
| JPS59121625A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
| JPH0756689B2 (ja) * | 1984-09-12 | 1995-06-14 | 帝人株式会社 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP24958586A patent/JPS63104822A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1993014152A1 (fr) * | 1992-01-16 | 1993-07-22 | Teijin Limited | Film polyester destine a la stratification de toles et son utilisation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63104822A (ja) | 1988-05-10 |
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