JPH0325205Y2 - - Google Patents

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JPH0325205Y2
JPH0325205Y2 JP276086U JP276086U JPH0325205Y2 JP H0325205 Y2 JPH0325205 Y2 JP H0325205Y2 JP 276086 U JP276086 U JP 276086U JP 276086 U JP276086 U JP 276086U JP H0325205 Y2 JPH0325205 Y2 JP H0325205Y2
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governor
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動変速機のシフトバルブ切換用の
ガバナ圧を与えるガバナー装置に関する。
(従来の技術) 従来のガバナー装置としては、第3図に示すよ
うなものが知られている。
第3図に於いて、1はガバナ本体となるシヤフ
トであり、シヤフト1に一体成形したスプール穴
2には、ガバナスプール3を軸方向に摺動自在に
装嵌している。ガバナスプール3のA−Aから見
た断面を矢印で示す。また、シヤフト1の外周に
はギヤ(図示せず)が設けられ、車輪側に対する
オートマチツクトランスミツシヨンからの出力回
転伝達部に連結されており、車輪の回転数に応じ
てシヤフト1を回転する。尚、第3図はシヤフト
1が最高回転領域にある状態を示している。
シヤフト1の上側には、左右に開いた箱形のサ
ポート16が固定され、相対したサポート辺の間
に一対のガバナピン6を挿入して両端をカシメ等
でつぶして抜止めし、各ガバナピン6にはセカン
ダリーウエイト4及びプライマリーウエイト5の
それぞれの一端を軸支しており、一対のウエイ
ト、即ち一対のセカンダリーウエイト4及びプラ
イマリーウエイト5のそれぞれは、ガバナピン6
を回転軸として回転自在に装着されている。セカ
ンダリーウエイト4に一体成形した支持部4aと
プライマリーウエイト5に一体成形した支持部5
aの間には、荷重設定用のスプリング11が設け
られており、シヤフト1の回転に伴つて発生する
遠心力に応じてプライマリーウエイト5及びセカ
ンダリーウエイト4がスプリング11を介して相
互に連係し、ガバナピン6を回転軸として外側に
押し拡げる方向に回動してガバナスプール3を下
側に押し下げる。このガバナスプール3の頭頂部
に対する押圧点から各ガバナピンの中心軸までの
距離は均等に長さl1に設定されている。
第2図の曲線Xは、第3図に示した従来例の特
性を示したグラフである。
第2図を参照しながら一対のウエイトのうち一
方のウエイト、例えば右側に位置するセカンダリ
ーウエイト4及びプライマリーウエイト5のみに
着目してガバナスプール3の移動に伴うガバナ圧
の調圧を説明すると、入口室7には所定の液圧が
与えられており、車が動き出し、シヤフト1が回
転を始めると遠心力によりプライマリーウエイト
5を外側に押し拡げ、ガバナスプール3を下側に
押し下げることにより入口室7を調圧室8に連通
し、調圧室8に液圧を供給する。調圧室はオリフ
イス9をもつて圧力室10に開放されており、ガ
バナスプール3を押し上げる方向に調圧室8の液
圧を圧力室10に帰還させることで入口室7と調
圧室8との連通状態を断続しつつ調圧室8の液圧
を上昇する。この液圧上昇は第2図曲線aのa1
部に示したようにスプリング11のセツト荷重に
よつて決定される所定の上昇特性を示す。
更にシヤフト1の回転数が増すと、遠心力の増
大に伴いプライマリーウエイト5に引き続いてセ
カンダリーウエイト4が外側に押し拡げられ、ガ
バナスプール3を更に下側に押し下げて調圧室8
の調圧を開始し、第2図曲線aのa2部に示すよ
うに調圧室8の液圧を更に上昇する。
ここでガバナスプール3の頭頂部に対して一対
のウエイト(一対セカンダリーウエイト4及び一
対のプライマリーウエイト5)が作用しているこ
とから、調圧室8には曲線aの2倍の液圧となる
曲線X(X=a+a)に示す上昇特性が得られる。
この調圧室8の液圧は、出口室12を介して自動
変速機のシフトバルブ系に与えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、第2図曲線Xからも明らかなよ
うにガバナ回転数の増加に伴い、調圧室8に発生
するガバナ圧が指数関数的に急上昇することか
ら、ガバナ高速回転領域、例えば6000回転以上と
なる回転領域ではガバナ回転数の僅かな変化によ
りガバナ圧が大きく変動してしまい、ガバナ回転
数に連動する車速の分解能がそれ程の精度が得ら
れず、高速運転時に於けるシフトバルブの切換操
作が高精度でなされないという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
高速時に於けるシフトバルブの切換操作を車速に
応じて高精度で且つ円滑になし得る信頼性の高い
ガバナー装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本考案は、遠心回転を
受けて外側に回動する一対のウエイト部材を有
し、該ウエイト部材の遠心回動による力をスプー
ル頭頂部に与えてガバナ圧を発生するガバナー装
置に於いて、スプール頭頂部に与える左右のウエ
イトの押圧点をオフセツトさせるようにしたもの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示した断面図であ
る。
まず構成を説明すると、1はガバナ本体となる
シヤフトであり、シヤフト1にはスプール穴2が
一体成形され、このスプール穴2にはスプール3
を軸方向に摺動自在に装着している。スプール3
のA−Aから見た断面を矢印で示す。また、シヤ
フト1の外周には図示しないギヤが設けられ、車
輪側に対するオートマチツクトランスミツシヨン
からの出力回転伝達部に連結されており、車輪の
回転数に応じてシヤフト1を回転する。尚、第1
図はシヤフト1が最高回転領域にある状態を示し
ている。
シヤフト1の上側には左右に開いた箱枠状のサ
ポート16が固定され、サポート16の相対した
サポート辺の間には、一対のガバナスピン6を挿
入して両端をカシメ等でつぶして抜止めし、各ガ
バナピン6には一対のウエイト部材が回動自在に
軸支されている。具体的に説明すると、第1図の
向かつて右側に位置するウエイト部材としては、
セカンダリーウエイト4及びプライマリーウエイ
ト5Wのそれぞれがガバナピン6を回転軸として
回動自在に軸支されている。また、セカンダリー
ウエイト4に一体成形した支持部4aとプライマ
リーウエイト5に一体成形した支持部5aとの間
には、荷重設定用のスプリング11が設けられて
おり、シヤフト1の回転に伴つて発生する遠心力
に応じてプライマリーウエイト5及びセカンダリ
ーウエイト4がスプリング11を介して相互に連
係し、ガバナピン6を回転軸として外側に押し拡
げられる方向に回動してスプール3の頭頂部を押
圧し、スプール3を下側に押し下げる。このスプ
ール3の頭頂部に対する押圧点からガバナピン6
の中心軸までの距離は長さl1とし、ブライマリ
ーウエイト5の重心からガバナピン6の中心軸ま
での距離はl3に設定されている。
次に第1図の左側に位置するウエイト部材とし
ては、セカンダリーウエイト14及びプライマリ
ーウエイト15W′のそれぞれが、ガバナピン6
を回転軸として回転自在に軸支されている。セカ
ンダリーウエイト14に一体成形した支持部14
aとプライマリーウエイト15に一体成形した支
持部15aとの間には荷重設定用のスプリング1
1が設けられており、シヤフト1の回転に伴つて
発生する遠心力に応じてプライマリーウエイト1
5及びセカンダリーウエイト14がスプリング1
1を介して相互に連係し、ガバナピン6を回転軸
として外側に押し拡げられる方向に回動してスプ
ール3の頭頂部を押圧し、スプール3を下側に押
し下げる。このスプール3の頭頂部に対する押圧
点からガバナピン6の中心軸までの長さl2は、
他方のウエイト部材、即ち第1図の右側の位置す
るとウエイト部材によるスプール押圧点までの長
さl1より短く設定され、スプール頭頂部に与え
る左右のウエイト部材による押圧点をオフセツト
させている。尚、プライマリーウエイト15の重
心からガバナピン6の中心までの距離はl4に設
定している。
7は所定のライン圧が与えられる入口室であ
り、スプール3が下側に押し下げられることによ
り入口室7を調圧室8に連通し、調圧室8に液圧
を供給する。調圧室8はオリフイス9を介して圧
力室10に開放されており、スプール3を押し上
げる方向に調圧室8の液圧を圧力室10に帰還さ
せることで入口室7と調圧室8との連通状態を断
続しつつ調圧室8の液圧を上昇する。この調圧室
8の液圧は出口室12を介して自動変速機のシフ
トバルブ系に与えられる。
第2図は第1図のガバナ回転数に対するガバナ
圧の特性を従来例と比較して示したグラフであ
る。
第2図を参照して本考案の動作を説明する。
まず、ガバナ回転に伴うガバナ圧の上昇を第1
図の右側に位置するセカンダリーウエイト4及び
プライマリーウエイト5Wによる液圧上昇を説明
すると、車が動き出し、シヤフト1が回転を開始
したとしてもスプール3の頭頂部に対する押圧点
からガバナピン6の中心軸までの長さl1の値を
他方のウエイト部材による押圧点までの長さl2
よりも長く設定されていることから、 l3=l4,W≦W′とした場合、 W′(l4/l2)>W(l3/l1)となるた
め、プライマリーウエイト5の遠心力がそれ程得
られず、穏やかな液圧上昇を示す。即ち、第2図
の曲線bのb1部に示すようなガバナ回転数N2
のときガバナ圧P1となる所定の上昇特性を示
す。
更に、シヤフト1の回転数が増加すると、遠心
力の増大に伴いプライマリーウエイト5に引き続
いてセカンダリーウエイト4が外側に押し拡げら
れ、スプール3を更に下側に押し下げることによ
り、調圧室8の液圧制御を開始して調圧室8の液
圧を上昇し、第2図の曲線bのb2に示すように
ガバナ回転数N3のときガバナ圧P4となる穏や
かな上昇特性を示す。
次に、第1図の左側に位置する他方のウエイト
部材、即ちセカンダリーウエイト14及びプライ
マリーウエイト15W′に着目して説明すると、
車が動き出し、シヤフト1が回転を始めると遠心
力によりプライマリーウエイト15を外側に押し
拡げる方向に回動し、スプール3の頭頂部を押圧
してスプール3を下側に押し下げることにより入
口室7を調圧室8に連通し、調圧室8の液圧制御
を開始して調圧室8の液圧を上昇する。この液圧
上昇は第2図曲線aのa1部に示したように、ガ
バナ回転数N1のときガバナス圧P2となる所定
の上昇特性を示す。
更にシヤフト1の回転数が増加すると、遠心力
の増大に伴いプライマリーウエイト15に引き続
いてセカンダリーウエイト14が外側に押し拡げ
られる方向に回動してスプール3の頭頂部を押圧
し、スプール3を更に下側に押し下げ、調圧室8
の液圧制御を開始して調圧室8の液圧を上昇す
る。この液圧上昇は第2図曲線aのa2部に示す
ようにガバナ回転数N3のときガバナ圧P7とな
る所定の上昇特性を示す。
尚、W(l3/l1)≧W′(l4/l2)となつた場合は、
ウエイトとスプールとの作用関係は前記説明のも
のと逆の作用となる。
次に一対のウエイト部材による液圧上昇を説明
する。スプール3の頭頂部に対して一対のウエイ
ト部材が作用していることから、調圧室8の液圧
上昇は第2図の曲線aに曲線bを加えた液圧上昇
となる。即ち、曲線Y(Y=a+b)に示す上昇
特性が得られる。第2図の曲線Yからも明らかな
ように、ガバナ回転数N1及びN2の2箇所に於
いて変曲点となる穏やかな上昇特性を示す。
尚、上記の実施例ではシヤフト1の回転停止時
に於いては、入口室7と調圧室8との連通状態を
オフしてガバナ圧を零に設定するように構成した
が、他の実施例としてシヤフト1の回転停止時に
於いても、所定のガバナ圧を発生させるブースト
アツプ機能を付加するようにしても良い。具体的
に説明すると、ブーストアツプ用のスプリングを
適宜の位置、例えばサポートとウエイト部材との
間に装着し、シヤフト1の回転停止時に於いてス
プール3を強制的に下側に押し込むように付勢し
て所定のガバナ圧を発生するように構成すると、
低域のガバナ圧を補償することができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、遠心
回転を受けて外側に回動する一対のウエイト部材
を有し、ウエイト部材の遠心回動による力をスプ
ール頭頂部に与えてガバナ圧を発生するガバナー
装置に於いて、スプール頭頂部に与える左右のウ
エイト部材の押圧点をオフセツトさせるようにし
たことで、高速時に於いてもシフトバルブの切換
操作を車速に応じて高精度で、且つ円滑にするこ
とができ、ガバナー装置の信頼性が更に向上する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面図、第
2図は第1図のガバナ回転数に対するガバナー圧
の特性を従来例と比較して示したグラフ、第3図
は従来例を示した断面図である。 1……シヤフト(ガバナ本体)、2……スプー
ル穴、3……スプール、4,14……セカンダリ
ーウエイト、5,15……プライマリーウエイ
ト、6……ガバナピン、7……入口室、8……調
圧室、9……オリフイス、10……圧力室、11
……スプリング、12……出口室、16……サポ
ート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遠心回転を受けて外側に回動する一対のウエイ
    ト部材を有し、該ウエイト部材の遠心回動による
    力をスプール頭頂部に与えてガバナー圧を発生す
    るガバナー装置に於いて、 一方のウエイト部材によるスプール頭頂部の対
    する押圧点からガバナピンの中心軸までの長さl
    2を、他方のウエイト部材によるスプール押圧点
    までの長さl1より短くなるように設定したこと
    を特徴とするガバナー装置。
JP276086U 1986-01-13 1986-01-13 Expired JPH0325205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP276086U JPH0325205Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

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JP276086U JPH0325205Y2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13

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Publication Number Publication Date
JPS62115552U JPS62115552U (ja) 1987-07-22
JPH0325205Y2 true JPH0325205Y2 (ja) 1991-05-31

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ID=30781902

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JPS62115552U (ja) 1987-07-22

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