JPH0330019B2 - - Google Patents

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JPH0330019B2
JPH0330019B2 JP877983A JP877983A JPH0330019B2 JP H0330019 B2 JPH0330019 B2 JP H0330019B2 JP 877983 A JP877983 A JP 877983A JP 877983 A JP877983 A JP 877983A JP H0330019 B2 JPH0330019 B2 JP H0330019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電磁的又は機械的なクラツチ装置に
関するものである。特に電磁クラツチ装置として
利用できる有効な手段を供与することである。更
に詳細には、複数個のクラツチ装置を使用して、
負荷を正逆方向に駆動するクラツチ装置におい
て、小さいトリガ入力により、負荷の正逆方向の
駆動を行なうことのできることに特徴を有するも
のである。又原動機としては、周知の電動機若し
くは、内焼機関のいづれにも適用でき、しかも必
要あれば、入力電気パルス数に対応して、負荷を
歩進するデジタル制御を行なうことのできる特徴
を有するものである。
周知の電磁クラツチは、通電の制御を行なうこ
とにより、2つの回転系間の断接を行なうことが
目的である。電気信号の有無により作動するの
で、他のクラツチ装置に比較して制御が容易とな
る。従つて広い用途を見出している。しかし次に
述べるいくつかの欠点がある。
第1に、伝達トルクに比較して、所要の通電電
流が極めて大きく、従つて大きい容量の電源を必
要とする欠点がある。第2に、作動時において、
大きい衝激音を発生する欠点がある。第3に、ク
ラツチ板の摩擦結合によるトルク伝達なので、摩
耗を伴ない、従つて、耐用時間に制限を受ける欠
点がある。
本発明装置は、上述した電磁クラツチの諸欠点
を除去した新規な電磁クラツチ複数個を使用して
負荷を正逆方向に駆動できるクラツチ装置の得ら
れる特徴がある。
従つて、電動自転車、車椅子、小型で運転者の
乗らない運搬車、小型クレーン、XY軸方向の負
荷の制御等に利用すると有効である。
次に、以上の諸特徴を有する本発明装置の詳細
を実施例について説明する。
第1図aにおいて、回動レバー3は、原動機と
なる電動機10を載置した基台(以降はこれを本
体と呼称する)に植立した支軸4に回動自在に支
承され、又歯車2も支軸4に回動自在に支承され
ている。
レバー3に植立した支軸3bには、歯車7が回
動自在に支承されている。記号8は、歯車7と1
体にプラスチツクで構成された偏心したプーリで
ある。従つて歯車7と同期回転する。本体に固定
した電動機10の回転軸10aには、プーリ12
が固定され、矢印(時計方向)方向に回転してい
る。
歯車2と歯車6及び歯車6と歯車5は噛合して
いる。又記号5a,6aは本体に植立した歯車
5,6の支軸である。負荷1は歯車5により適宜
な減速歯車を介して駆動されているものである。
負荷1は、例えば電動車の駆動車輪である。
ベルト11は、プーリ12と偏心プーリ8との
間に掛けられている。又偏心プーリ8は、歯車7
と1体に作られ、ともに回動レバー3(以降は単
にレバーと略称する。)に植立した支軸3bに回
動自在に支持されている。
本体に植立した支軸15aには、歯車15が回
動自在に支持され、又同時にレバー14も回動自
在に支持されている。レバー14に植立した支軸
16aには、偏心した回転輪16が回動自在に支
持され、回転輪16と歯車16bは1体に作ら
れ、歯車16bと歯車15とは噛合している。
本体に固定したコ型のヨーク17には、励磁コ
イル17aが装着され、又レバー14には、マグ
ネツト14bが、N、S極が図示のように磁化さ
れて固着されている。マグネツト14bは、ヨー
ク17により、その磁路が閉じられているので、
レバー14は鎖錠されている。
励磁コイル17aに通電すると、発生する磁束
は、マグネツト14bによる磁束と反対方向とな
つているので、上述した磁気的吸着力は消滅し、
従つて、レバー14は、スプリング14aの弾撥
力により、反時計方向に回転トルクを受ける。従
つてレバー14は、反時計方向に回転して、回転
輪16(周縁にゴムリングが被冠されている。)
は、プーリ12の1部に圧接されて、反時計方向
に駆動される。従つて歯車15の負荷により、レ
バー14も反時計方向の回転トルクを受けて、回
転輪16は更に強くプーリ12に圧接されて動力
伝達が確実となる効果がある。従つてスプリング
14aは弱いものでもよく、又対応してマグネツ
ト14bも弱いものでよく、励磁コイル17aの
励磁電力も僅少ですむ効果がある。
回転輪16が1回転すると、マグネツト14b
が再びヨーク17に吸着される。この位置では、
プーリ12に対して、回転輪16の最大偏倚点の
位置となるので、更に若干角度の回転輪16の回
転によりプーリ12と自動的に離間して動力伝達
が断たれる。
歯車16の径は、歯車15の1/2となつている
ので、上述したように、励磁コイル17aに1回
の通電を行なう毎に、歯車15は半回転づつ歩進
回転する。
歯車15に植立した案内ピン15bは、レバー
18の右端の長孔18aに遊嵌している。
レバー18は、本体に設けた案内部材19によ
り、左右に自由に滑動できるように支持されてい
る。レバー18の左端の係止部材18bは、レバ
ー3に植立した当接ピン13に当接し、スプリン
グ9の弾撥力に抗して、レバー3を鎖錠してい
る。
励磁コイル17aの1時的な通電により、歯車
15が回動し始めると、レバー18は左方に移動
するので、係止部18bによるレバー3の鎖錠は
解除される。従つてレバー3は、スプリング9に
より反時計方向に回転する。又プーリ12と偏心
プーリ8との間には、ベルト11が掛けられてい
るので、ベルト11は緊張して、偏心プーリ8
は、時計方向に回転する。又歯車7と2は噛合し
ているので、歯車2は反時計方向に駆動される。
従つて歯車5は反時計方向に回転して負荷1を駆
動する。
負荷1の負荷1の負荷が大きい程上記した伝達
トルクは、大きくなる特徴がある。従つてスプリ
ング9は、比較的弱いスプリングですむので、レ
バー18による鎖錠の為の力も小さいものですむ
特徴がある。
次に励磁コイル17aに1回の電気パルスを入
力せしめると、回転輪16は再び1回転して停止
するので、歯車15は半回転して停止し、この為
にレバー18は右方に復帰し、当接ピン13に係
止部18bが当接して、レバー3は鎖錠される。
このときにプーリ8は、最小偏倚点の位置となつ
ているので、更に若干角度のプーリ8の回転によ
り、ベルト11はゆるんでスリツプする。従つて
プーリ8が停止して負荷の駆動も停止される。し
かし本発明装置においては、レバー18により、
更に所定の距離だけ、プーリ8を右方に移動して
いる。この詳細な理由については後述する。
以上の動作より理解されるように、ベルト11
は延伸度の小さい、例えばマイラベルトを使用す
ることがよい。又伝達トルクが大きいときには、
無端状のスチールベルトがよい。ベルトがゆるん
だときに、プーリ8,12より外れない為に、各
プーリには、つば部を設けることがない。本実施
例では、駆動源として、電動機10を利用した
が、他の動力源例えばガソリンエンジンでも本発
明を実施することができるものである。
上述したように、本実施例によれば、又小型軽
量で、大きいトルクの制御を行なうことができ、
しかも制御電力は僅少ですむ効果がある。
更に又作動は、機械音の発生を伴なうことな
く、摩耗する部材もなく、耐久性のあるものが得
られる効果がある。
第1図aの装置には、第1図bの装置が付加さ
れている。次にその詳細を説明する。
第1図aと共通の支軸4の下側には、レバー3
a及び歯車2aが、それぞれ独立に、回動自在に
支持されている。
偏心したプーリ8a、歯車7a、支軸3c、ベ
ルト11a、プーリ12aは、それぞれ第1図a
のプーリ8、歯車7、支軸3b、ベルト11、プ
ーリ12に対応する部材で、それぞれの大きさも
等しくされている。従つてそれ等の作用効果も又
同じなので説明を省略する。
本体に設けた案内部材21には、レバー20が
左右に滑動できるように支持され、レバー20の
右端の長孔20aは、歯車15(第1図aの同一
記号のもので、付設部材であるレバー14、回転
輪16、歯車16b電磁鎖錠装置17,17a,
14bは省略して図示していない。)の裏側に植
立した案内ピン15cに遊嵌している。
案内ピン15bと15cは、180度の位相差が
あるので、鎖錠レバー18及び20は、常に反対
方向に移動し、レバー18によりレバー3が鎖錠
されているときには、レバー3aは非鎖錠状態と
なり、又その反対の状態ともなることができるも
のである。
第1図bの状態では、ベルト11aは緊張して
動力伝達が行なわれ、負荷1が歯車2aと噛合す
る歯車5を介して駆動される。この場合には、中
間歯車6(第1図a図示)がないので、負荷1の
駆動方向は、逆方向となる。
第1図aの励磁コイル17aに通電すると、歯
車15は半回転するので、レバー3の鎖錠が解除
されて、負荷1は正方向に駆動され、レバー3a
は、レバー20の右方えの復帰の為に、当接ピン
13aが、係止部20bに当接して鎖錠される。
従つてベルト11aがゆるんで動力伝達が断たれ
て、負荷1の逆方向の駆動が停止する。
第1図cに示すものは、電動機10の回転軸1
0aに固定したプーリ12,12aを示すもので
ある。プーリ12と12aの中間部の回転輪12
bと第1図aの回転輪16は接離するように構成
されている。
上述したように、励磁コイル17aに1回の通
電が行なわれる毎に、レバー3,3aの鎖錠が交
替され、負荷1は正逆方向に交替して駆動され
る。しかし原動機となる電動機10は、1方向の
回転のみでよいので、内焼機関により負荷を正逆
方向に駆動できる特徴がある。この場合には、駆
動輪となるプーリ12,12aと内焼機関の出力
軸との間に、周知のオイルクラツチ若しくは磁気
流体的なクラツチを挿入して使用するものであ
る。
次にレバー18,20によるレバー3,3aの
鎖錠位置についての特徴を説明する。
第1図aにおいて、当接ピン13が、レバー1
8により鎖錠される位置は、前述したように、プ
ーリ8の最小偏倚点の位置でよい。しかしこのと
きに、第1図bの歯車2a,5,6を介して、歯
車2,7、プーリ8は逆方向に駆動回転される。
即ちプーリ8は反時計方向に回転するので、プー
リ12と反対方向となり、このときに1時的にし
ても、ベルト11が緊張すると、プーリ8,12
のいづれかに強いトルクのスリツプトルクが作用
し、ベルト11を損傷し、又効率を減少する。従
つてベルト11がいかなる状態でもゆるんだ状態
即ち当接ピン13に係止部18bが当接する位置
は、偏心プーリ8が停止する為の最低必要なスト
ロークより大きいオーバストロークの状態で、即
ちベルト11が図示の位置でも尚ゆるんだ状態
で、当接ピン13と係止部18bが当接して、レ
バー3を鎖錠する必要がある。従つて周知の単純
な電磁鎖錠装置を利用することは不可能となるも
のである。
第1図aのレバー14、歯車15を介する装置
は、偏心回転輪16を利用して、動力伝達の断接
を行なつているが、左側の装置のように、ベルト
とプーリを利用した装置としても同じ目的が達成
できる。
又ヨーク17、励磁コイル17a、マグネツト
14b、回転輪16、歯車16b、レバー14を
除去して、歯車15を手動ダイヤルとし、手動に
より半回転せしめるように構成しても、負荷1の
正逆方向の駆動を行なうことができる。
第2図に示すものは、第1図の励磁コイル17
aの制御回路である。
第2図において、電気スイツチ29は、第1図
aの同一記号の部材で、レバー18が右方に復帰
したときに、レバー18に作動子が押圧されて図
示の位置に切換えられる切換スイツチである。
押釦スイツチ28bは逆転指令の為のもの、又
押釦スイツチ28aは正転を指令する為のもので
ある。図示の状態では、第1図aの装置による負
荷1の駆動は休止されて、第1図bの装置によ
り、負荷1は逆方向に駆動されている。
このときに押釦スイツチ28bを押圧しても、
励磁コイル17aには、電源正極28よりの通電
は行なわれない。しかし押釦スイツチ28aを押
圧すると、励磁コイル17aには、1時的な通電
が行なわれるので、第1図aの鎖錠レバー18は
左方に、又鎖錠レバー20は右方に移動する。従
つて第1図aの装置により負荷1は正方向に駆動
される。
このときに、押釦スイツチ28aを再び押圧し
ても、切換スイツチの作動子が下側に切換えられ
ているので、励磁コイル17aは通電されない。
しかし押釦スイツチ28bを押圧すると、励磁コ
イル17aは通電されて、鎖錠レバー18を右方
に、又鎖錠レバー20を左方に移動する。従つて
第1図aの装置の作動は休止し、第1図bの装置
が作動して、負荷1は逆方向に駆動される。
以上の説明より判るように、押釦スイツチ28
aの押圧若しくは押釦スイツチ28bの押圧に対
応して、負荷は正方向若しくは逆方向に駆される
ものである。
第1図bの励磁コイル24による作動について
次に説明する。
第1図bにおいて、本体に固定したヨーク23
には、励磁コイル24が装着されている。本体に
植立した案内ピン26a,26b及びこれ等が遊
嵌する長孔25a,25bを介して、ヨーク23
は設定されたストロークで左右に滑動できるか、
板ばね27により、ヨーク23は左方に弾撥され
ている。N、Sに着磁されたマグネツト22は、
レバー3aに固定されている。励磁コイル24に
通電すると、この磁束は、マグネツト22の磁束
を打消すようになつているので、レバー3aの鎖
錠は行なわれない。従つて負荷1の駆動は継続さ
れる。しかし励磁コイル24の通電を断つと、マ
グネツト22は、ヨーク23に吸着されて、レバ
ー3aは鎖錠され、更に若干角度のプーリ8aの
回転により、ベルト11aはゆるんで動力伝達が
断たれて負荷1は停止する。第2図の電気スイツ
チ28cを開いた状態が上述した状態となるの
で、このときに負荷1は停止している。
電気スイツチ28cを閉じると、レバー3aの
鎖錠が解除されるので、負荷1の逆方向の駆動が
開始される。又電気スイツチ28cを1回開いて
すぐ閉じると、プーリ8aは1回転して停止す
る。かかる動作は歩進運転となる。又励磁コイル
にn個の電気パルスを入力せしめると、入力パル
ス数に対応して、負荷1は歩進する。即ちデジタ
ル制御を行なうことができるものである。
ヨーク23、励磁コイル24、マグネツト22
と全く同じ装置を、第1図aのレバー3に設ける
と、同様に、負荷1の正方向の駆動時において、
負荷を停止し、若しくは歩進せしめることができ
ることは明らかである。
レバー20が右方に復帰すると、レバー3aは
時計方向に更に回転し、このオーバストロークの
分だけ、ヨーク23は右方に、板ばね27の弾撥
力に抗して移動するので、レバー20の移動の妨
げをしないようになつている。
第2図の電気スイツチ28c、押釦スイツチ2
8a,28bの操作は手動で行なうように説明し
たが、これ等のスイツチを半導体スイツチとし、
無線電波のような媒体を利用して、リモートコン
トロールをすることもできるものである。
第3図に示す実施例は、ベルトとプーリを使用
しないで、負荷1の正逆両方向の駆を行なう場合
のものである。
第3図において、本体に植立した支軸32bに
は、レバー32及び歯車31が独立に回動自在に
支持されている。レバー32に植立した支軸33
bには、1体に構成された歯車34と、偏心した
回転輪33が、回動自在に支持されている。歯車
30は、本体に設けた支軸30aにより、回動自
在に支持され、歯車31及び歯車31aと噛合し
ている。又歯車31と34も噛合している。
本体に植立した支軸32cには、歯車31aと
レバー32aが、独立に回動するように支持され
ている。レバー32aに植立した支軸33cに
は、1体に構成された歯車34a、偏心した回転
輪33aが、回動自在に支持されている。又歯車
31aと34aは噛合している。
レバー32と32aの遊端部には、スプリング
35が掛けられている。本体に固定した電動機
(図示せず)の回転軸10aには、プラスチツク
製の回転輪37及びこれと1体に構成した歯車3
6が固定されている。又本体に植立した支軸37
bには、1体に構成されたプラスチツク製の回転
輪37a及びこれと1体に構成された歯車36a
が回動自在に支持されている。歯車36と36a
は噛合しているので、回転輪37と37aは互い
に反対方向に回転している。
本体に設けた案内部材40により、レバー41
は左右に滑動するように支持されている。
記号42で示すものは、第1図aの歯車15に
相当するもので、第1図aの右側に示された装置
と全く同じ装置により、入力電気パルスが1回あ
る毎に半回転する。記号42aは支軸で、本体に
設けられている。歯車42に植立した案内ピン4
2bは、レバー41の長孔41cに遊嵌している
ので、歯車42の半回転毎に、レバー41は左右
に設定されたストロークだけ移動する。
レバー41の左端41a部は、レバー32に植
立した当接ピン39に当接して、レバー32を鎖
錠している。従つて回転輪33(周縁にゴムリン
グが被冠されている。)は、回転輪37より離間
して保持されている。このときに、回転輪33a
(周縁にゴムリングが被冠されている。)は、回転
輪37aに圧接し、時計方向に駆動されている。
従つて歯車31aを反時計方向に回転し、その負
荷の反作用により、レバー32aは、時計方向の
トルクを受けて、負荷が大きい程、対応したトル
クで回転輪33aと回転輪37aとの圧接力を増
大して、動力伝達が確実となる効果がある。又こ
のときに、歯車31は矢印反時計方向の回転をし
て、負荷1を駆動するものである。又このときに
回転輪33は、レバー41により鎖錠されて、回
転輪37より完全に、即ち回転輪37にふれるこ
となく離間しているので、その自由な回転が許容
されている特徴がある。若し、第1図aの電磁鎖
錠装置17,17a,14bのような形式のもの
を利用して、第3図のレバー32を鎖錠すると、
偏心した回転輪33が1回転されるときに、最大
偏倚点の位置で、互いに反対方向の回転の関係と
なつている回転輪37と1時的に圧接されるの
で、摩粍とトルク損失を発生して実用性を失う欠
点がある。
本発明装置において、鎖錠レバー41を利用し
て、回転輪33の回転時に、回転輪37と接しな
い位置まで、互いに離間せしめる理由は、上述し
た欠点を除去する為である。
第1図の鎖錠レバー18,20についても事情
は全く同様で、オーバストロークの離間をするこ
とにより、上述した欠点を除去することに特徴を
有するものである。
第2図の歯車42を摘子43を用いて半回転す
るか、若しくは第1図aの右側に示した装置(記
号16,16b,14,17,17a等で示した
もの)と同様な装置により、励磁コイルの通電に
より歯車42を半回転せしめると、レバー41は
右方に移動して、レバー32の鎖錠を解除すると
ともに、レバー41の右端41b部と、レバー3
2aに植立した当接ピン39aの当接により、レ
バー32aを鎖錠する。
従つて、回転輪33aに対する動力伝達が断た
れ、又回転輪33は、回転輪37に、スプリング
35の張力により圧接されて駆動される。
回転輪33、歯車34は、ともに反時計方向に
駆動されるので、歯車31は時計方向に駆動され
て、負荷1を逆方向に駆動する。又このときに、
レバー32は、負荷の反作用により、反時計方向
のトルクを受けるので、回転輪33と37は更に
圧接力が強化されて動力伝達が確実となる。
以上の説明より理解されるように、歯車42を
半回転せしめる毎に負荷1は正逆いづれの方向で
も選択して駆動できる特徴がある。更に又このと
きに、動力伝達に寄与しない偏心した回転輪は、
駆動源となる回転輪と接することなく、自由な回
転が行なわれる特徴がある。
レバー41の左右の移動は、周知の機械的な択
一選択装置を利用して行なつても本発明の目的が
達成できる。
第3図の記号38で示すものは、第1図bの記
号22,23,24等で示す電磁鎖錠装置と全く
同じ構成のもので、励磁コイルの通電時には、レ
バー32の鎖錠は行なわれないが、通電を断つ
と、レバー32の鎖錠が行なわれて、回転輪33
は回転輪37より離間して、負荷1の駆動が停止
される。又歩進運転を行なうことができることも
前実施例と事情は全く同様である。
第1図bの電磁鎖錠装置22,23,24のマ
グネツト22を除去し、励磁コイル24の通電に
より、ヨーク23の磁路開放端により、直接に軟
鋼製のレバー3aを吸着して鎖錠しても同じ目的
が達成される。この場合には、励磁コイル24に
通電することにより、負荷1が停止することにな
る点が異なつている。
以上の各実施例による説明で判るように、冒頭
において述べた本発明の目的が達成されて効果著
しきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置の説明図、第2図は、電
磁鎖錠装置の制御回路図、第3図は、本発明装置
の他の実施例の説明図をそれぞれ示す。 1…負荷、2,5,6,7,16b,15,3
1,30,31a,34,34a,42,36,
36a…歯車、3,3a,14,32,32a…
回動レバー、10…電動機、8,16,12,1
2a…プーリ、11,11a…ベルト、19,2
1,40…案内部材、10a…回転軸、18,2
0,41…鎖錠レバー、9a,9,14a,35
…スプリング、14b,22…マグネツト、1
7,23…ヨーク、17a,24…励磁コイル、
15b,15c,26a,26b,42b…案内
ピン、18a,20a,25a,25b,41c
…長孔、27…板ばね、5a,6a,4,3b,
16a,3c,15a,32b,30a,32
c,33c,37b,33b,32b,42a…
支軸、13,13a,39,39a…当接ピン、
29…切換スイツチ、28a,28b…押釦スイ
ツチ、33,33a…偏心回転輪、37,37a
…回転輪、38…電磁鎖錠装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原動機により駆動されて回転する第1、第2
    の回転駆動輪と、原動機を載置した基台に設けた
    支軸により回動して、連設する負荷を駆動する出
    力歯車と、基台に設けたレバー用支軸により回動
    自在に支持された第1、第2のレバーならびに第
    1、第2のレバーのレバー用支軸より所定の距離
    だけ離間したレバー上の位置に設けた支持体によ
    り回動自在に偏心して支持された第1、第2の回
    転輪と、第1、第2のレバーを支持するレバー用
    支軸により回動自在に支持された第1、第2の歯
    車と、第1、第2の回転輪とそれぞれ同軸で同期
    回転するとともに第1、第2の歯車とそれぞれ噛
    合する第3、第4の歯車と、第1の歯車と噛合す
    る中間歯車と出力歯車を噛合せしめ、第2の歯車
    と出力歯車を噛合せしめる機構若しくは、第1、
    第2の歯車と出力歯車を同時に噛合せしめる機構
    と、第1、第2のレバーを弾撥回動せしめる弾撥
    部材と、該弾撥部材の弾撥力に抗して、第1、第
    2のレバーをそれぞれ独立に択一的に鎖錠して保
    持する第1、第2の鎖錠装置と、該鎖錠装置を択
    一的に作動して、対応する第1、第2のレバーの
    鎖錠を解除することにより、前記した弾撥部材の
    弾撥力により第1、第2のレバーのいづれかを回
    動せしめ、第1、第2の回転輪のいづれかの択一
    的に選択された1個が、対応する第1、第2の回
    転駆動輪との間に掛けられたベルトを緊張せし
    め、若しくは対応する第1、第2の回転駆動輪と
    外周部を圧接せしめて動力伝達が行なわれ、第
    1、第2の回転輪のいづれかが択一的に選択され
    ることにより出力歯車を正逆転する機構と、第
    3、第4の歯車により、それぞれ第1、第2の歯
    車を駆動したときの反作用による第1、第2のレ
    バーの回動方向を前記した弾撥部材による回動方
    向と合致するように第1、第2の回転駆動輪の回
    転方向を設定する手段と、第1、第2の鎖錠装置
    による鎖錠作用を復帰せしめたときに、第1、第
    2の回転輪が、対応する第1、第2の回転駆動輪
    との間に掛けられたベルトを弛緩せしめ、若しく
    は対応する第1、第2の回転駆動輪と離間せしめ
    て動力伝達を断つ機構と、第1、第2の鎖錠装置
    による第1、第2のレバーの鎖錠若しくはその解
    除のモードを択一的に選択して作動する装置とよ
    り構成されたことを特徴とする負荷を正逆方向に
    駆動できるデジタルクラツチ装置。 2 第1項記載の特許請求の範囲において、原動
    機により駆動されて回転する回転駆動輪と、原動
    機を載置した基台に設けた支軸により回動自在に
    支持された第5の歯車と、該支軸に回動自在に支
    持された第3のレバーならびに該支軸より所定の
    距離だけ離間したレバー上の位置に設けた支持体
    により回動自在に偏心して支持された第3の回転
    輪と、該回転輪と同軸で同期回転するとともに第
    5の歯車と噛合する第6の歯車と、前記した回転
    駆動輪と第3の回転輪とを圧接せしめるように第
    3のレバーを弾撥する弾撥部材と、該弾撥部材の
    弾撥力に抗して、回転駆動輪に対して第3の回転
    輪が最も偏倚して離間した位置の近傍において第
    3のレバーの遊端部を鎖錠して保持する第3の鎖
    錠装置と、第5の歯車の半回転で往動し、次の半
    回転により復動する鎖錠レバーと、該レバーの往
    動した位置において、第1のレバーを鎖錠すると
    ともに第2のレバーの鎖錠を解除し、復動した位
    置において第1のレバーを鎖錠を解除するととも
    に第2のレバーを鎖錠する機構と、第6の歯車に
    より第5の歯車を駆動したときの反作用による第
    3のレバーの回動方向を前記した弾撥部材による
    回動方向と合致するように前記した回転駆動輪の
    回転方向を設定する手段と、第3のレバーの鎖錠
    若しくはその解除のモードを交互に制御する装置
    とより構成されたことを特徴とする負荷を正逆方
    向に駆動できるデジタルクラツチ装置。
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