JPH0332528B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332528B2 JPH0332528B2 JP11252682A JP11252682A JPH0332528B2 JP H0332528 B2 JPH0332528 B2 JP H0332528B2 JP 11252682 A JP11252682 A JP 11252682A JP 11252682 A JP11252682 A JP 11252682A JP H0332528 B2 JPH0332528 B2 JP H0332528B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gmp
- administered
- days
- day
- anticancer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は制癌作用を増強した改良制癌剤に関す
るもので、詳しくは5−フルオロウラシル(以下
5−FUという)にグアノシン5′−モノホスフエ
ートまたはその塩(以下5′−GMPという)を配
合し、癌の治療効果を増強した改良制癌剤に関す
るものである。 制癌剤は通常、その治療効果を上げるべく、投
与量を増量するとそれに併行して副作用も増大す
るため、その使用量はおのずと限界のあることが
知られている。例を上げれば、5−FUは幅広い
抗癌スペクトルを持つ代謝拮抗剤として広く使用
に供されているが、種々の副作用発現により投与
量は制限され、臨床上においては必ずしも充分な
制癌効果を示しているとは言い難い。 この欠点を克服するため、投与の方法あるいは
製剤化方法に工夫を加え、効果の増強、副作用の
軽減が試みられてきた。 しかしながら、これらの方法によつても満足出
来る効果が充分にはあげられてこなかつた。 そこで別の方法により5−FUの持つ制癌効果
を増強する試みがなされている。例を挙げれば、
5−FUにアラシル類を配合することにより所期
の目的を達成せしめる試みもなされているが、制
癌効果の増強と共に毒性も上昇することが示され
ている(Setsuo Fujii et al;Gann 69、763…
772、1978)。 また、グアノシンが5−FUの宿主に対する毒
性を高めずに制癌効果のみ増強することも報告さ
れている(H.Osswald and M.Youssef、J.
Cancer Res.Clin.Oncol.93、241…244、1979)。
しかしながら、グアノシンは水に難溶性であるた
め、5−FUに配合剤として加える注射剤には不
適当である。 そこで本発明者らは水に易容な、グアノシン誘
導体について鋭意検討を重ねた結果、グアノシン
5′−モノホスフエートまたはその塩を用いた場合
に生体に対する毒性を高めることなく、制癌効果
を増強しうることを見出し、本発明を完成するに
至つた。本発明により、癌の治療において5−
FUを投与する際、5−FU投与量を減らしてもこ
れまでの5−FU単独投与で得られた以上の治療
効果を得ることができる。このことにより、5−
FUによる副作用の発現を少なくし、これまで以
上の5−FUの長期投与も可能となる。他方、5
−FUをこれまでの投与量と同じだけ投与した場
合には、より強力な治療効果を発揮し、また、よ
り長い延命効果も期待できる。 本発明についてさらに詳細な説明を加えれば、
5−FUに対しグアノシン5′−モノホスフエート
またはその塩を添加したものを有効成分とし、こ
れに助剤を加えた改良制癌剤である。 本発明の改良制癌剤において、5−FUと5′−
GMPとの使用割合は、一般には前者1に対し後
者3〜100(重量比)が好ましい。 本発明では、5−FUと5′−GMPとはそれぞれ
別個にほぼ同時に投与することも出来るが、両者
をあらかじめ配合しておき、同時に投与すること
も出来る。 本発明の改良制癌剤の剤型は常用されている各
種の形態、即ち、錠剤、カプセル剤、液剤、注射
剤、坐剤などが考えられるが、注射剤が最ものぞ
ましく、注射剤の助剤としてはこの分野で従来公
知のものが使用でき、また常法に従つて製造でき
るこれら製剤に含まれる5−FUの量は50〜500mg
が適当である。また、1日あたりの投与量は5−
FUとして50〜1000mgが滴当である。注射剤の場
合は患者に、静脈注射のほか点滴静注、胸腔内注
射、腹腔内注射、持続動注法によつても投与する
ことができる。 次に本発明のの改良制癌剤を実施例をあげて更
に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 実施例 1 アンプル入り注射剤
るもので、詳しくは5−フルオロウラシル(以下
5−FUという)にグアノシン5′−モノホスフエ
ートまたはその塩(以下5′−GMPという)を配
合し、癌の治療効果を増強した改良制癌剤に関す
るものである。 制癌剤は通常、その治療効果を上げるべく、投
与量を増量するとそれに併行して副作用も増大す
るため、その使用量はおのずと限界のあることが
知られている。例を上げれば、5−FUは幅広い
抗癌スペクトルを持つ代謝拮抗剤として広く使用
に供されているが、種々の副作用発現により投与
量は制限され、臨床上においては必ずしも充分な
制癌効果を示しているとは言い難い。 この欠点を克服するため、投与の方法あるいは
製剤化方法に工夫を加え、効果の増強、副作用の
軽減が試みられてきた。 しかしながら、これらの方法によつても満足出
来る効果が充分にはあげられてこなかつた。 そこで別の方法により5−FUの持つ制癌効果
を増強する試みがなされている。例を挙げれば、
5−FUにアラシル類を配合することにより所期
の目的を達成せしめる試みもなされているが、制
癌効果の増強と共に毒性も上昇することが示され
ている(Setsuo Fujii et al;Gann 69、763…
772、1978)。 また、グアノシンが5−FUの宿主に対する毒
性を高めずに制癌効果のみ増強することも報告さ
れている(H.Osswald and M.Youssef、J.
Cancer Res.Clin.Oncol.93、241…244、1979)。
しかしながら、グアノシンは水に難溶性であるた
め、5−FUに配合剤として加える注射剤には不
適当である。 そこで本発明者らは水に易容な、グアノシン誘
導体について鋭意検討を重ねた結果、グアノシン
5′−モノホスフエートまたはその塩を用いた場合
に生体に対する毒性を高めることなく、制癌効果
を増強しうることを見出し、本発明を完成するに
至つた。本発明により、癌の治療において5−
FUを投与する際、5−FU投与量を減らしてもこ
れまでの5−FU単独投与で得られた以上の治療
効果を得ることができる。このことにより、5−
FUによる副作用の発現を少なくし、これまで以
上の5−FUの長期投与も可能となる。他方、5
−FUをこれまでの投与量と同じだけ投与した場
合には、より強力な治療効果を発揮し、また、よ
り長い延命効果も期待できる。 本発明についてさらに詳細な説明を加えれば、
5−FUに対しグアノシン5′−モノホスフエート
またはその塩を添加したものを有効成分とし、こ
れに助剤を加えた改良制癌剤である。 本発明の改良制癌剤において、5−FUと5′−
GMPとの使用割合は、一般には前者1に対し後
者3〜100(重量比)が好ましい。 本発明では、5−FUと5′−GMPとはそれぞれ
別個にほぼ同時に投与することも出来るが、両者
をあらかじめ配合しておき、同時に投与すること
も出来る。 本発明の改良制癌剤の剤型は常用されている各
種の形態、即ち、錠剤、カプセル剤、液剤、注射
剤、坐剤などが考えられるが、注射剤が最ものぞ
ましく、注射剤の助剤としてはこの分野で従来公
知のものが使用でき、また常法に従つて製造でき
るこれら製剤に含まれる5−FUの量は50〜500mg
が適当である。また、1日あたりの投与量は5−
FUとして50〜1000mgが滴当である。注射剤の場
合は患者に、静脈注射のほか点滴静注、胸腔内注
射、腹腔内注射、持続動注法によつても投与する
ことができる。 次に本発明のの改良制癌剤を実施例をあげて更
に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 実施例 1 アンプル入り注射剤
【表】
リウム
【表】
5mlアンプ 5mlアンプ
ルとした ルとした
実施例 2 バイアル入り注射剤 5−フルオロウラシル 50mg グアノシン−5′−モノホスフエート・2ナトリ
ウム 1000mg トリスヒドロキシメチルアミノメタン 60mg 注射用蒸留水 適 量 これらを溶解させて溶液をバイアルに入れ凍結
乾燥した。 次に、実験例をもつて本改良制癌剤の各腫瘍系
における抗癌効果などを以下に示す。 実験例 1 L1210に対する抗腫瘍効果 1群6匹のオスBDF1マウスに1×105個の
L1210腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与た。効果の判定は
平均生存日数の測定及び生存日数延長率(%)の
算出で行つた。 結果を第1表に示す。
ルとした ルとした
実施例 2 バイアル入り注射剤 5−フルオロウラシル 50mg グアノシン−5′−モノホスフエート・2ナトリ
ウム 1000mg トリスヒドロキシメチルアミノメタン 60mg 注射用蒸留水 適 量 これらを溶解させて溶液をバイアルに入れ凍結
乾燥した。 次に、実験例をもつて本改良制癌剤の各腫瘍系
における抗癌効果などを以下に示す。 実験例 1 L1210に対する抗腫瘍効果 1群6匹のオスBDF1マウスに1×105個の
L1210腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与た。効果の判定は
平均生存日数の測定及び生存日数延長率(%)の
算出で行つた。 結果を第1表に示す。
【表】
【表】
実験例 2
P388に対する抗腫瘍効果
1群6匹のオスBDF1マウスに1×106個の
P388腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与した。効果の判定
は平均生存日数の測定及び生存日数延長率(%)
の算出で行つた。 結果を第2表に示す。
P388腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与した。効果の判定
は平均生存日数の測定及び生存日数延長率(%)
の算出で行つた。 結果を第2表に示す。
【表】
実験例 3
エールリツヒ癌に対する抗腫瘍効果
1群6匹のメスddYマウスに1×107個のエー
ルリツヒ癌細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与した。効果の判定
は生存日数の中央値及び生存日数延長率(%)の
算出で行つた。 結果を第3表に示す。
ルリツヒ癌細胞を腹腔内に移植し、24時間後から
5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日1
回、同時に、5日間腹腔内投与した。効果の判定
は生存日数の中央値及び生存日数延長率(%)の
算出で行つた。 結果を第3表に示す。
【表】
実験例 4
ザルコーマ180Aに対する抗腫瘍効果
1群5〜6匹のメスddYマウスに1×107個の
ザルコーマ180A腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24
時間後から5−FUのみ、又は5−FUと5′−
GMPを1日1回、同時に、5日間腹腔内投与し
た。効果の判定は75日目に、生存日数の中央値及
び生存日数延長率(%)の算出で行つた。 結果を第4表に示す。
ザルコーマ180A腫瘍細胞を腹腔内に移植し、24
時間後から5−FUのみ、又は5−FUと5′−
GMPを1日1回、同時に、5日間腹腔内投与し
た。効果の判定は75日目に、生存日数の中央値及
び生存日数延長率(%)の算出で行つた。 結果を第4表に示す。
【表】
【表】
実験例 5
カルシノーマ755(Ca755)に対する抗腫瘍効果
1群7匹のオスBDF1マウスに5×105個のカル
シノーマ755腫瘍細胞を背中皮下に移植し、24時
間後から5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMP
を1日1回、同時に、4日間静脈内注射した。効
果の判定は14日目の腫瘍重量の測定による、腫瘍
生長率(%)の算出により行つた。 結果を第5表に示す。
シノーマ755腫瘍細胞を背中皮下に移植し、24時
間後から5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMP
を1日1回、同時に、4日間静脈内注射した。効
果の判定は14日目の腫瘍重量の測定による、腫瘍
生長率(%)の算出により行つた。 結果を第5表に示す。
【表】
実験例 6
ルイス肺癌(lewis lung carcinoma)に対
する抗腫瘍効果 1群7匹のオスBDF1マウスに5×105個のルイ
ス肺癌腫瘍細胞を背中皮下に移植し、24時間後か
ら5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日
1回、同時に、4日間静脈内注射した。効果の判
定は14日目の腫瘍重量の測定による、腫瘍生長率
(%)の算出により行つた。 結果を第6表に示す。
する抗腫瘍効果 1群7匹のオスBDF1マウスに5×105個のルイ
ス肺癌腫瘍細胞を背中皮下に移植し、24時間後か
ら5−FUのみ、又は5−FUと5′−GMPを1日
1回、同時に、4日間静脈内注射した。効果の判
定は14日目の腫瘍重量の測定による、腫瘍生長率
(%)の算出により行つた。 結果を第6表に示す。
【表】
実験例 7
急性毒性
オスddYマウス各群5匹ずつに5−FU:5′−
GMPの重量比を1:5にした薬剤を試験第1日
目に腹腔内投与し、5−FU単独投与群及び5′−
GMP単独投与群と投与後3週間目に比較した。 結果を第7表に示す。
GMPの重量比を1:5にした薬剤を試験第1日
目に腹腔内投与し、5−FU単独投与群及び5′−
GMP単独投与群と投与後3週間目に比較した。 結果を第7表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 5−フルオロウラシルにグアノシン5′−モノ
ホスフエートまたはその塩を配合することを特徴
とする改良制癌剤。 2 5−フルオロウラシル1に対してグアノシン
5′−モノホスフエートまたはその塩を重量比3〜
100配合した特許請求範囲第1項記載の改良制癌
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11252682A JPS595116A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | 改良制癌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11252682A JPS595116A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | 改良制癌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS595116A JPS595116A (ja) | 1984-01-12 |
| JPH0332528B2 true JPH0332528B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=14588847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11252682A Granted JPS595116A (ja) | 1982-07-01 | 1982-07-01 | 改良制癌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595116A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5925325A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-09 | Taiho Yakuhin Kogyo Kk | 癌治療剤 |
-
1982
- 1982-07-01 JP JP11252682A patent/JPS595116A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS595116A (ja) | 1984-01-12 |
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