JPH0333564B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333564B2 JPH0333564B2 JP8502584A JP8502584A JPH0333564B2 JP H0333564 B2 JPH0333564 B2 JP H0333564B2 JP 8502584 A JP8502584 A JP 8502584A JP 8502584 A JP8502584 A JP 8502584A JP H0333564 B2 JPH0333564 B2 JP H0333564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- heat
- glass
- glass container
- adhesive strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Closing Of Containers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ガラス容器の密封方法に係り、特
に、ガラス容器を熱可塑性樹脂をラミネートした
積層フイルムからなる蓋材によつてヒートシール
する方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、ガラス容器の密封方式として、リツプキ
ヤツプや玉冠を用いる方法、インナーシールを用
いる方法、および熱可塑性樹脂をラミネートした
積層フイルムからなる蓋材によつてヒートシール
する方法がある。特に、ヒートシールによる方法
は、工程が簡単でシール性が優れていることか
ら、最近広範な用途に使用されているが、接着強
度が不十分であるため、種々の改良法が提案され
ている。 ヒートシール法の改良法の1つは、熱可塑性樹
脂として、ガラスとの接着性の良いアイオノマ
ー、酸変成ポリオレフイン、EVA(エチレンビニ
ルアセテートコポリマー)等を選択することであ
る。しかし、この方法によつても依然として接着
強度は不十分である。他の改良法は、ガラス容器
のヒートシール部にシランカツプリング剤や熱可
塑性樹脂をコーテイングする方法である。この方
法によると、確かに接着強度の向上を図ることが
可能であるが、ガラス容器自体にシランカツプリ
ング剤等をコーテイングするため、飲料等ガラス
に直接口をつけて使用するものについては好まし
くない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように、ガラス容器自体にシランカツプリ
ング剤等をコーテイングすることなく、接着強度
を改善したヒートシール法を用いたガラス容器の
密封方法が望まれていた。 即ち、本発明の目的は、何ら他の材料を介在さ
せることなく、接着強度の向上を可能とするヒー
トシールによるガラス容器の密封方法を提供する
ことにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のガラス容器の密封方法は、ガラス容器
を熱可塑性樹脂をラミネートした積層フイルムか
らなる蓋材によりヒートシールする方法であつ
て、前記ガラス容器のヒートシール部を400℃以
上の温度に加熱し、次いでヒートシールすること
からなる。 ガラス容器のヒートシール部の加熱温度は、好
ましくは400〜600℃である。蓋材を構成する積層
フイルムにラミネートされる熱可塑性樹脂として
は、ガラスとの接着性が良好なアイオノマー、酸
変成ポリオレフイン、EVA等が好適である。 〔作用〕 以上のように構成された本発明によると、ガラ
ス容器と蓋材との初期接着強度が向上し、また接
着強度の経時変化のないガラス容器の密封が可能
である。このように、単にガラス容器のヒートシ
ール部を加熱するだけで優れた接着強度が得られ
る理由は、接着強度の低下をもたらす原因と考え
られるガラス表面の吸着水が、400℃以上の温度
への加熱により完全に除去されるためと考えられ
る。加熱温度は400℃以上でなければならず、400
℃未満の温度では接着強度の向上を図ることがで
きない。その理由は、ガラス表面の水の吸着層に
は吸着エネルギーの異なる2つの層があり、一方
の吸着層は200〜300℃の加熱により除去される
が、他方の吸着層は400℃以上の加熱でなければ
除去できないためと考えられる。なお、ガラス表
面の吸着層は、一度400℃以上に加熱すればヒー
トシールの際に400℃以上を維持する必要はない。
また、400℃以上の温度での加熱により、ガラス
表面の吸着層だけでなく、同時に他の汚染物質も
焼却除去され、このこともまた接着強度の向上に
寄与しているものと考えられる。 なお、従来、ヒートシール前に70℃にガラス容
器を加熱している例もあるが、この加熱はヒート
シール性を向上させるためのものであり、またそ
のように低い加熱温度ではガラス表面の水の吸着
層を除去することができず、接着強度の向上には
至らないものである。 以下、本発明の一実施例を示す。 〔実施例〕 ソーダ石灰ガラスからなるガラス容器(商標:
S1214、松浪硝子(株)製)を400℃に達するまでガ
スバーナーで加熱した後、その開口部を積層フイ
ルムでヒートシールした。積層フイルムとして
は、次の2種類のAl箔と熱可塑性樹脂層とから
なる積層フイルムを用いた。 (1) Al(50μ)/アイオノマー(50μ)(商標:
H1702、三井ポリケミカル製) (2) Al(50μ)/酸変成ポリエチレン(50μ)(商
標:N410、三井ポリケミカル製) ヒートシールは、温度250℃、圧力3Kg/cm2で
1秒間行なつた。そして、ヒートシール直後の接
着強度、および次の保存条件で1週間および1ケ
月保存した後の接着強度を測定した。 保存条件 (1) 温度25℃、湿度60% (2) 温度40℃、湿度90% ヒートシール前の加熱を行なわない場合につい
ても同様に接着強度を測定した。それらの結果を
下記表に示す。
に、ガラス容器を熱可塑性樹脂をラミネートした
積層フイルムからなる蓋材によつてヒートシール
する方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、ガラス容器の密封方式として、リツプキ
ヤツプや玉冠を用いる方法、インナーシールを用
いる方法、および熱可塑性樹脂をラミネートした
積層フイルムからなる蓋材によつてヒートシール
する方法がある。特に、ヒートシールによる方法
は、工程が簡単でシール性が優れていることか
ら、最近広範な用途に使用されているが、接着強
度が不十分であるため、種々の改良法が提案され
ている。 ヒートシール法の改良法の1つは、熱可塑性樹
脂として、ガラスとの接着性の良いアイオノマ
ー、酸変成ポリオレフイン、EVA(エチレンビニ
ルアセテートコポリマー)等を選択することであ
る。しかし、この方法によつても依然として接着
強度は不十分である。他の改良法は、ガラス容器
のヒートシール部にシランカツプリング剤や熱可
塑性樹脂をコーテイングする方法である。この方
法によると、確かに接着強度の向上を図ることが
可能であるが、ガラス容器自体にシランカツプリ
ング剤等をコーテイングするため、飲料等ガラス
に直接口をつけて使用するものについては好まし
くない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように、ガラス容器自体にシランカツプリ
ング剤等をコーテイングすることなく、接着強度
を改善したヒートシール法を用いたガラス容器の
密封方法が望まれていた。 即ち、本発明の目的は、何ら他の材料を介在さ
せることなく、接着強度の向上を可能とするヒー
トシールによるガラス容器の密封方法を提供する
ことにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のガラス容器の密封方法は、ガラス容器
を熱可塑性樹脂をラミネートした積層フイルムか
らなる蓋材によりヒートシールする方法であつ
て、前記ガラス容器のヒートシール部を400℃以
上の温度に加熱し、次いでヒートシールすること
からなる。 ガラス容器のヒートシール部の加熱温度は、好
ましくは400〜600℃である。蓋材を構成する積層
フイルムにラミネートされる熱可塑性樹脂として
は、ガラスとの接着性が良好なアイオノマー、酸
変成ポリオレフイン、EVA等が好適である。 〔作用〕 以上のように構成された本発明によると、ガラ
ス容器と蓋材との初期接着強度が向上し、また接
着強度の経時変化のないガラス容器の密封が可能
である。このように、単にガラス容器のヒートシ
ール部を加熱するだけで優れた接着強度が得られ
る理由は、接着強度の低下をもたらす原因と考え
られるガラス表面の吸着水が、400℃以上の温度
への加熱により完全に除去されるためと考えられ
る。加熱温度は400℃以上でなければならず、400
℃未満の温度では接着強度の向上を図ることがで
きない。その理由は、ガラス表面の水の吸着層に
は吸着エネルギーの異なる2つの層があり、一方
の吸着層は200〜300℃の加熱により除去される
が、他方の吸着層は400℃以上の加熱でなければ
除去できないためと考えられる。なお、ガラス表
面の吸着層は、一度400℃以上に加熱すればヒー
トシールの際に400℃以上を維持する必要はない。
また、400℃以上の温度での加熱により、ガラス
表面の吸着層だけでなく、同時に他の汚染物質も
焼却除去され、このこともまた接着強度の向上に
寄与しているものと考えられる。 なお、従来、ヒートシール前に70℃にガラス容
器を加熱している例もあるが、この加熱はヒート
シール性を向上させるためのものであり、またそ
のように低い加熱温度ではガラス表面の水の吸着
層を除去することができず、接着強度の向上には
至らないものである。 以下、本発明の一実施例を示す。 〔実施例〕 ソーダ石灰ガラスからなるガラス容器(商標:
S1214、松浪硝子(株)製)を400℃に達するまでガ
スバーナーで加熱した後、その開口部を積層フイ
ルムでヒートシールした。積層フイルムとして
は、次の2種類のAl箔と熱可塑性樹脂層とから
なる積層フイルムを用いた。 (1) Al(50μ)/アイオノマー(50μ)(商標:
H1702、三井ポリケミカル製) (2) Al(50μ)/酸変成ポリエチレン(50μ)(商
標:N410、三井ポリケミカル製) ヒートシールは、温度250℃、圧力3Kg/cm2で
1秒間行なつた。そして、ヒートシール直後の接
着強度、および次の保存条件で1週間および1ケ
月保存した後の接着強度を測定した。 保存条件 (1) 温度25℃、湿度60% (2) 温度40℃、湿度90% ヒートシール前の加熱を行なわない場合につい
ても同様に接着強度を測定した。それらの結果を
下記表に示す。
以上説明したように、本発明のガラス容器密封
方法によると、ヒートシール前にガラス容器のヒ
ートシール部を400℃以上に加熱することにより、
ガラス表面に存在する水の吸着層および汚染物質
が完全に除去され、その結果、大きな接着強度で
かつ経時変化による接着強度の低下なしに、積層
フイルムからなる蓋材によるガラス容器のヒート
シールが可能である。また、本発明ではガラス容
器の開口部にはシランカツプリング剤等を適用し
ないので、きわめて衛生的である。
方法によると、ヒートシール前にガラス容器のヒ
ートシール部を400℃以上に加熱することにより、
ガラス表面に存在する水の吸着層および汚染物質
が完全に除去され、その結果、大きな接着強度で
かつ経時変化による接着強度の低下なしに、積層
フイルムからなる蓋材によるガラス容器のヒート
シールが可能である。また、本発明ではガラス容
器の開口部にはシランカツプリング剤等を適用し
ないので、きわめて衛生的である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガラス容器を熱可塑性樹脂をラミネートした
積層フイルムからなる蓋材によりヒートシールす
る方法であつて、前記ガラス容器のヒートシール
部を400℃以上の温度に加熱し、次いでヒートシ
ールすることからなるガラス容器の密封方法。 2 前記ガラス容器のヒートシール部は400〜600
℃に加熱される特許請求の範囲第1項記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8502584A JPS60228204A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | ガラス容器の密封方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8502584A JPS60228204A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | ガラス容器の密封方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60228204A JPS60228204A (ja) | 1985-11-13 |
| JPH0333564B2 true JPH0333564B2 (ja) | 1991-05-17 |
Family
ID=13847180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8502584A Granted JPS60228204A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | ガラス容器の密封方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60228204A (ja) |
-
1984
- 1984-04-26 JP JP8502584A patent/JPS60228204A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60228204A (ja) | 1985-11-13 |
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