JPH0335294B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335294B2
JPH0335294B2 JP58150339A JP15033983A JPH0335294B2 JP H0335294 B2 JPH0335294 B2 JP H0335294B2 JP 58150339 A JP58150339 A JP 58150339A JP 15033983 A JP15033983 A JP 15033983A JP H0335294 B2 JPH0335294 B2 JP H0335294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysaccharide
n9gi
purified
color
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58150339A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6042329A (ja
Inventor
Masaki Shimizu
Shigehiro Yamamoto
Yasuko Tamura
Takeo Nomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP58150339A priority Critical patent/JPS6042329A/ja
Publication of JPS6042329A publication Critical patent/JPS6042329A/ja
Publication of JPH0335294B2 publication Critical patent/JPH0335294B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は多糖体N9GIの製法に関するものであ
る。 さらに詳しくは、本発明は、メリア・アザジラ
クタ樹皮の熱水抽出物を特定の方法で精製するこ
とを特徴とする多糖体N9GIの製法に関するもの
である。 本発明の製法によつて得られる多糖体は抗腫瘍
剤として有用である。 先行技術 従来メリア・アザジラクタ抽出物が種々な薬理
作用を有することは知られている。即ち、メリ
ア・アザジラクタの樹皮、葉部、花部、果部、枝
部、根皮または樹脂を水または親水性溶媒で抽出
するかあるいは微粉砕して皮膚化粧料を得る方法
(特公昭52−28853、同52−28854および同53−
10125)、上記メリア・アザジラクタ原料を親水性
溶媒および(または)熱水で抽出して抗菌作用、
胃腸・肝臓機能改善作用を有する成分を得る方法
(特公昭53−10124)および上記メリア・アザジラ
クタ原料を疎水性溶媒で抽出して皮膚疾患および
リユウマチの治療に有効な成分を得る方法(特公
昭53−13689)が報告されている。 また、本発明者等は先にメリア・アザジラクタ
樹皮の熱水抽出液にアルコールを加え、生成した
沈澱を採取する(特開昭57−176914)かあるいは
上記熱水抽出液を透析膜で処理し、透析内液から
有効成分を採取する(特開昭57−176915)ことに
より抗腫瘍作用を有する抽出物が得られることを
報告した。 本発明者等はさらに研究を進めた結果、上記精
製抽出物を水に溶解し、該水溶液を分画分子量約
1×103〜1×105乃至1×103〜2×105のゲルろ
過剤〔例えばセフアデツクスG100(商品名、フア
ルマシア社製品)、バイオゲルP−100(商品名、
バイオラツド社製品)等〕を用いてゲルろ過し、
3つに分れる多糖体画分のうち、最初の画分を採
取することにより新規な多糖体N9GIが得られる
ことを知つた。この方法は純度の高い多糖体
N9GIを得る点で優れているが、操作が煩雑なた
め大規模での実施が非常に困難であり、また上記
ゲルろ過剤が機械的強度に欠けているため工業的
実施にはあまり向いていない。 発明の目的 そこで本発明は、工業的な実施に適した多糖体
N9GIの製造法を提供することを目的とする。即
ち本発明は簡便な操作と大規模な実施が可能な装
置を用いて多糖体N9GIを製造する方法を提供す
ることを目的とする。 本発明の目的は以下に記載する方法によつて達
成される。 メリア・アザジラクタ樹皮を熱水で抽出し、該
抽出物をアルコール沈澱法、透析膜法または限外
ろ過法により精製し、得られた抽出精製物を塩基
性イオン交換体で処理することを特徴とする下記
の物理化学的特性を有する多糖体N9GIの製法。 (イ) 色と形状 凍結乾燥品は白色または淡黄褐色粉末であ
る。 (ロ) 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-1:3400,2920,1630,1400,1360,
1150,1070,1030,920,840 (ハ) 紫外線吸収スペクトル 水溶液中の測定で吸収極大を示さず未満吸収
のみを示す。 (ニ) 溶解性 水に可溶でメタノール、エタノール、アセト
ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、ベ
ンゼンおよびヘキサン等の有機溶媒に不溶であ
る。 (ホ) 呈色反応 フエノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に
陽性でヨウ素の添加により青緑色を呈する。 発明の具体的説明 本発明方法の原料植物であるメリア・アザジラ
クタは学名をメリア・アザジラクタ・リンネ
(Melia azadirachta Linn.)またはアザジラク
タ インデイカ ジヤス(Azadirachta indica
Juss)といい、熱帯地域に自生する高さ10m以上
に達する木本植物である。本発明の方法において
は、メリア・アザジラクタの樹皮を原料として使
用する。該樹皮を熱水で抽出処理する操作は常法
に従つて行なわれる。即ち、細断した樹皮に熱水
を加えるか、あるいは、樹皮に水を加え、その混
合物を加熱沸騰させることによつて実施される。
加熱は沸騰水浴中または直火で行うことができ
る。抽出時間は原料の品質等に従つて適宜決定さ
れるが通常1乃至48時間である。抽出終了後、抽
出混合物をろ過するとにより熱水抽出液が得られ
る。このような熱水抽出に先立つて、該樹皮を有
機溶媒および(または)常温の水で抽出前処理す
ることにより、不要成分を予め除去しておくこと
も望ましい。抽出前処理に使用する溶媒としては
メタノール、エタノール、プロパノール、ピリジ
ン、アセトンのような極性有機溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレン、n−ヘキサン、クロロホル
ム、四塩化炭素、酢酸エチルのような非極性有機
溶媒があげられる。 かくして得られた熱水抽出液にはなお多量の不
純物が含まれているのでアルコール沈澱法、透析
膜法または限外ろ過法により、該抽出液を精製す
る。アルコール沈澱法で精製する場合には、上記
抽出液にメタノール、エタノール、プロパノール
のようなアルコールを加え、生成した沈澱を常法
により、例えば遠心分離により採取する。透析膜
法により精製する場合は、該抽出液を透析膜に入
れ、水につけて透析し、透析内液を所望により濃
縮乾固するかまたは凍結乾燥して抽出物を得る。
透析膜としては分画分子量50000以下のもの、例
えばスペクトラ・ポア1〜6(商品名、スペクト
ラム・メデイカル・インダストリーズ社製品)、
ビスキング・チユーブ(商品名、ユニオンカーバ
イト社製品)が使用される。あるいは、分画分子
量が5000〜10000程度のホローフアイバー型透析
器を用いてもよい。例えばテルモ株式会社製品の
クリランスTE−15(商品名)、アミコン社のHIP5
(商品名、分画分子量5000)またはHIP10(商品
名、分画分子量10000)を用いることができる。
精製度を上げるために、上記透析膜法とアルコー
ル沈澱法を組み合せることもできる。即ち、上記
透析内液にアルコールを加え、生成する沈澱を採
取することにより精製度の高い多糖体が得られ
る。限外ろ過法で精製する場合は分画分子量約
10000乃至50000の限外ろ過膜を用い、常法に従つ
て加圧下に実施される。ろ過膜は、上記の分画分
子量を有するものであればよく材質等に特に制限
はないが、合成高分子を不織布等にキヤステイン
グしたものが好適に使用される。このようなろ過
膜の例としては東洋曹達工業(株)製品のTSK−UF
膜:TS−10(分画分子量10000)、TS−30(同
30000)、TS−50(同50000)およびアミコン社製
品の限外ろ過膜:YM10(分画分子量10000)、
PM10(同10000)、YM30(同30000)、PM30(同
30000)およびXM50(同50000)が挙げられる。
特にTS−50(東洋曹達工業社製品)が好ましい。
ろ過に際しての加圧は約0.1〜2Kg/cm2が適当で
ある。限外ろ過により熱水抽出液の濃縮と低分子
夾雑物の除去が同時に達成される。濃縮液の濃度
は5〜20mg/ml、好適には10〜15mg/mlである。 前記アルコール沈澱法で得られた沈澱物または
透析膜法において透析内液を乾燥して得られた固
形物は、水に溶かして本発明の精製抽出液とす
る。透析膜法または限外ろ過法における内液はそ
のまま本発明の精製抽出液とする。 次に、この精製抽出液を塩基性イオン交換体と
接触させ、不純物を該交換体に吸着させる。塩基
性イオン交換体としては例えばQAEセフアデツ
クスA−50(商品名、フアルマシア社製品)等の
4級アミンを交換基とする強塩基性イオン交換体
が使用される。 抽出物水溶液と塩基性イオン交換体の接触は、
バツチ式またはカラムを用いた連続式により実施
される。接触水溶液中から常法により、例えば凍
結乾燥により所望の多糖体N9GIを採取する。 本発明の方法により得られた多糖体N9GIは下
記の物理化学的特性を有する。 (イ) 色と形状 凍結乾燥品は白色粉末または淡黄褐色粉末で
ある。 (ロ) 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-1:3400,2920,1630,1400,1360,
1150,1070,1030,920,840 (ハ) 紫外線吸収スペクトル 水溶液中の測定で吸収極大を示さず未満吸収
のみを示す。 (ニ) 溶解性 水に可溶でメタノール、エタノール、アセト
ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、ベ
ンゼンおよびヘキサン等の有機溶媒に不溶であ
る。 (ホ) 呈色反応 フエノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に
陽性でヨウ素の添加により青緑色を呈する。 参考までに、上で得られた多糖体N9GIを分画
分子量約1×103〜2×105乃至1×103〜8×105
のゲルろ過剤を充填したカラムにかけ、蒸留水で
溶離すると多糖体が2の画分に分画される。最初
に溶出する画分を多糖体N9GIa、後に溶出する
多糖体をN9GIbとする。上記ゲルろ過剤として
はデキストランゲル、ポリアクリルアミドゲル、
ポリビニル系のポリマーゲル、多孔性ガラスビー
ズ等が使用される。これらは例えばセフアデツク
スG−200、セフアクリルS−300(商品名、フア
ルマシア社製品、スエーデン)、バイオゲルP−
300(商品名、バイオラツド社製品、米国)、トヨ
パールHW−60(商品名、東洋曹達工業社製品、
日本)等の製品名で市販されている。 多糖体N9GIaおよび多糖体N9GIbの構造およ
び物理化学特性は下記の通りである。 多糖体N9GIa イ) 構 造 α−(1→4)−グルカンの主鎖にアラビノー
スがα−(1→6)結合し、グルコースとアラ
ビノースの構成割合が約5:1の中性多糖体。 ロ) 色と形状 凍結乾燥品は白色粉末である。 ハ) 溶解性 水に可溶で、メタノール、エタノール、アセ
トン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、
ベンゼンおよびヘキサン等の有機溶媒に不溶で
ある。 ニ) 呈色反応 フエノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に
陽性でヨウ素の添加により青緑色を呈する。 ホ) 分子量 セフアデツクスG−200カラムゲルクロマト
グラフイで単一のピークを与え、分子量は約
94000である。 ヘ) 比旋光度 〔α〕25 D:+136.0゜(C=0.5,H2O) ト) 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-1:3400,2930,1620,1410,1370,
1260,1150,1080 チ) 紫外線吸収スペクトル 水溶液中の測定で吸収極大を示さず、末端吸
収のみを示す。 リ) 13C核磁気共鳴スペクトル 重水中で外部基準にTMS(テトラメチルシラ
ン)を使用して測定した100MHz 13C核磁気共
鳴スペクトルは次の通りである。 δppm:62.1,62.7,67.3,72.9,74.8,78.1,
78.7,82.4,85.5,99.2,101.1,108.9 多糖体N9GIb イ) 構 造 α−(1→4)−グルカンを主鎖とし、主鎖中
にβ−(1→3)フコースを含み、分枝として
α−(1→6)アラビノースを有し、グルコー
ス、アラビノースおよびフコースの構成割合が
約5:2:1の中性多糖体。 ロ) 色と形状 凍結乾燥品は白色粉末である。 ハ) 溶解性 水に可溶で、メタノール、エタノール、アセ
トン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、
ベンゼンおよびヘキサン等の有機溶媒に不溶で
ある。 ニ) 呈色反応 フエノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に
陽性でヨウ素の添加により青緑色を呈する。 ホ) 分子量 セフアデツクスG−200カラムゲルクロマト
グラフイで単一のピークを与え、分子量は約
21000である。 ヘ) 比旋光度 〔α〕25 D:+143.7゜(C=0.5,H2O) ト) 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-1:3400,2930,1630,1420,1260,
1080,020,810 チ) 紫外線吸収スペクトル 水溶液中の測定で吸収極大を示さず、末端吸
収のみを示す。 リ) 13C核磁気共鳴スペクトル 重水中で外部基準にTMS(テトラメチルシラ
ン)を使用して測定したMHz 13C核磁気共鳴ス
ペクトルは次の通りである。 δppm:18.2,62.3,62.7,67.4,71.1,72.0,
73.2,74.9,78.3,78.9,82.9,83.9,85.6,
99.4,101.2,105.0,109.1 本発明の多糖体N9GIは上記多糖体N9GIaおよ
び多糖体N9GIbの混合物とみることができ、薬
理試験の結果、ザルコーマ180マウス移植腫瘍お
よびメスA固形型マウス移植腫瘍に対して顕著な
阻止作用を有することが確認された。また上記多
糖体N9GIaおよびN9GIbも同様の薬理活性を示
した。 従つて抗腫瘍剤として使用する場合には、本発
明の多糖体N9GIをさらに多糖体N9GIと多糖体
N9GIbとに分離する必要はなく、両者の混合物
の状態で、即ち、本発明に多糖体N9GIの状態で
使用するのが実際的である。 次に、本発明の多糖体N9GIの試験例を示す。 試験例 1 ザルコーマ180固形ガンに対する効果 (試料調製) リン酸緩衝食塩水(ギブコ社製、リン酸
9.5mMを含む;PBS)に0.5%カルボキシメチル
セルロース(CMC)を懸濁させた溶液に所定濃
度になるように各画分試料を溶解させた。 (ザルコーマ180ガン細胞移植) ICRマウス腹腔中で継代培養したザルコーマ
180ガン細胞を腹水とともにとり出し、生理食塩
水で適当に希釈して細胞数が1.0×108個/mlとな
るように調製した。この懸濁液の0.1mlを4週令、
雄ICRマウス背部皮下に注射器を用いて細胞を移
植した。 (試料投与) ザルコーマ180ガン細胞を移植した6日目より
1日1回連続10日間、上に調製した試料を注射器
を用いて腹腔に0.1ml投与した。1試料1濃度に
つき6匹のマウスを使用した。対照は試料の溶剤
として用いた上記CMC入りPBSを同様に投与し
たものとした。投与量の表示はマウス体重1Kgあ
たりのmg数とした。 (効果判定法) ガン細胞数移植後21日目に成長したガン組織を
摘出し、その重量を測定した(1群6匹の平均
値)。この重量と対照のものとの比(T/C)を
とつて効果判定を行なつた。対照のガン組織重量
は1.5〜3.5gであつた。比の値が100〜71%のも
のを無効(−)、70〜51%のものをやや有効
(+)、50〜21%のものを有効()、20〜0%の
ものを著効()とした。結果を表1に示す。
【表】 試験例 2 メスA繊維肉腫に対する効果 Balb/Cマウス腹腔中で継代培養したメスA
繊維肉腫(Meth A fibrosarcoma)細胞を腹
水とともにとり出し、生理食塩水で適当に希釈
し、細胞数が1.0×106個/mlとなるように調製し
た。この細胞懸濁液の0.1mlを5週令雄Balb/C
マウス背部皮下に注射器を用いて移植した。一匹
当りの移植細胞数は1.0×105個である。試料は、
試験例1と同様にして調製し、11日目より1日1
回、10日間連続してマウス腹腔内に投与した。判
定は腫瘍細胞移植21日目腫瘍組織を切り出し、そ
の重量を測定することによつて行なつた。結果を
表2に示す。
【表】 (注)
比較例A、比較例Bは表1に同じ。
表1および2から明らかなように、本発明の多
糖体N9GIは、ザルコーマ180180固形ガンならび
にメスA繊維肉腫に対して強い抑制効果を有して
いる。またその効力は比較例AおよびBに比べて
約5〜6倍強くなつており有効成分の純度が高く
なつていることを示している。 試験例 3 急性毒性 本発明の多糖体N9GIを体重20±1gのICR雄
マウスに投与して急性毒性試験を行なつた結果、
LD50値は、腹腔内投与で600mg/Kg以上であつ
た。 上記の薬理試験の結果からも明らかなように、
本発明の多糖体N9GIは顕著な抗腫瘍性を有し、
毒性は極めて低いので、制癌剤として優れた性質
を有する。定着固形ガンに対して強い抑制効果を
有することから本発明の多糖体は免疫賦活型の抗
腫瘍作用を有すると考えられる。 本発明の多糖体は、各種の癌疾患に対して有効
であり、投与量は、症状、年令、体重などによつ
て異なるが、通常は成人に対して1日100〜2500
mgであり、1〜4回に分けて投与することができ
る。 本発明の多糖体N9GIは任意所要の製剤用担体
または賦形剤を用いて経口または非経口投与用に
製剤化される。 経口投与用の錠剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤
等は慣用の賦形剤例えば炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、とうもろこしでんぷん、馬鈴薯でん
ぷん、砂糖、ラクトース、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、アラビアゴム等を含有していても
よい。経口投与用液体製剤は水性または油性懸濁
液、溶液、シロツプ、エリキシル剤その他であつ
てもよい。 注射用製剤は溶液または懸濁液の形態であり、
懸濁化剤、安定剤または分散剤のような処方剤を
含んでいてもよく、滅菌蒸留水、精油たとえばピ
ーナツツ油、とうもろこし油あるいは非水溶媒、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等を含有していてもよい。 直腸内投与のためには坐剤用組成物の形で提供
され、周知の製剤担体たとえばポリエチレングリ
コール、ラノリン、ココナツツ油等を含有してい
てもよい。 次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説
明する。 実施例 1 (1) メリア・アザジラクタ樹皮乾燥品50gをベン
ゼン(500ml×3)およびメタノール(500ml×
3)を用いて室温で24時間抽出前処理し、得ら
れた抽出残渣を熱水200mlで3回抽出処理した。
得られた抽出液を合し、ロータリーエバポレー
ターで濃懸乾固し、1960.5mgの粉末を得た。 (2) 上記(1)で得られた粉末1000mgを水200mlに溶
解し、得られた水溶液に純エタノールを撹拌し
ながら室温で徐々に加え、水溶液中のエタノー
ル濃度が80%になつたときに添加をやめ、生成
した沈澱を遠心分離により採取し、594.5mgの
褐色粉末を得た。 (3) 上記(1)で得られた粉末500mgを水50mlにとか
し、この水溶液をスペクトラ ポア6(分画分
子量50000)に入れ、水に対して透析した。透
析内液をロータリーエバポレーターを用いて凝
集乾固して褐色の粉末310mgを得た。 (4) 上記(2)または(3)で得られた粉末100mgを200ml
の蒸留水に溶かした。0.5MNaClで活性化した
QAEセフアデツクスA−50を上記水溶液とま
ぜ6時間撹拌した後吸引ろ過した。ろ液を透析
後、凍結乾燥して所望の多糖体N9GI20.5mgを
得た。 実施例 2 実施例1の(2)または(3)で得られた粉末100mgを
2000mlの蒸留水に溶かした。0.5MNaClで活性化
したQAEセフアデツクスA−50をカラムに充填
し、これに上記水溶液を流し、流出液を集め透
析、濃縮後、凍結乾燥すると25.8mgの所望の多糖
体N9GIが得られた。 発明の具体的効果 上に詳述したように、本発明によれば多糖体
N9GIの工業的製造法が提供される。 多糖体N9GIは試験例で示したように、ザルコ
ーマ180移植ガンおよびメスA繊維肉腫に対して
強い抑制活性を示し、毒性は非常に低いので抗腫
瘍剤として有用である。本発明によればかかる多
糖体N9GIを工業的に有利に製造する方法が提供
される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メリア・アザジラクタ樹皮を熱水で抽出し該
    抽出物をアルコール沈澱法、透析膜法または限外
    ろ過法により精製し、得られた抽出精製物を塩基
    性イオン交換体で処理することを特徴とする下記
    の物理化学的特性を有する多糖体N9GIの製法。 (イ) 色と形状 凍結乾燥品は白色または淡黄褐色粉末であ
    る。 (ロ) 赤外線吸収スペクトル IRνKBr naxcm-1:3400,2920,1630,1400,1360,
    1150,1070,1030,920,840 (ハ) 紫外線吸収スペクトル 水溶液中の測定で吸収極大を示さず末端吸収
    のみを示す。 (ニ) 溶解性 水に可溶でメタノール、エタノール、アセト
    ン、エーテル、クロロホルム、酢酸エチル、ベ
    ンゼンおよびヘキサン等の有機溶媒に不溶であ
    る。 (ホ) 呈色反応 フエノール硫酸反応、アンスロン硫酸反応に
    陽性でヨウ素の添加により青緑色を呈する。
JP58150339A 1983-08-19 1983-08-19 多糖体ν9giの製法 Granted JPS6042329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58150339A JPS6042329A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 多糖体ν9giの製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58150339A JPS6042329A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 多糖体ν9giの製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042329A JPS6042329A (ja) 1985-03-06
JPH0335294B2 true JPH0335294B2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=15494836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58150339A Granted JPS6042329A (ja) 1983-08-19 1983-08-19 多糖体ν9giの製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6042329A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6042329A (ja) 1985-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4511559A (en) Biologically active polysaccharide concentrates and process for production of preparates containing such substances
JPS62209101A (ja) エキナセアプルプレアまたはエキナセアアングステイフオリアの細胞培養物からの免疫刺激作用性ポリサツカライド、その製造方法及びこれを含む製剤
US4536496A (en) Polysaccharides N9GI, their preparation and therapeutic compositions containing them
JP2011529045A (ja) 緑茶多糖体の製造方法並びにこれを含有する皮膚美白、保湿及びしわ改善用化粧料組成物
CN111363060A (zh) 具有抗肿瘤活性的多糖及其应用和制备方法
JPH0335295B2 (ja)
JPH0335293B2 (ja)
JPS6318961B2 (ja)
JPS6153337B2 (ja)
JPS6153336B2 (ja)
JPS6153326B2 (ja)
JPS6318962B2 (ja)
JPH0335291B2 (ja)
CN119345133B (zh) 一种胡椒碱-大黄酸-绿原酸自组装水凝胶制备方法及应用
JPS6153330B2 (ja)
JPS6042331A (ja) 多糖体ν9giの製法
JPS6042329A (ja) 多糖体ν9giの製法
JPS5940135B2 (ja) インタ−フェロン誘起活性を有する1−3結合グルコ−スを主体とする高分子多糖体およびその製造方法
JPS6153327B2 (ja)
JPS58225022A (ja) 抗炎症性多糖体およびその製造方法
JPS6216428A (ja) ヒメヒオウギズイセンから得られる生物活性物質及びその製法
CN107334808B (zh) 一种具有抑菌活性的黄芪提取物制剂
JPS6152808B2 (ja)
JPS62171679A (ja) リンパ球b細胞の細胞分裂誘発剤
JPH0469611B2 (ja)