JPH0338199B2 - - Google Patents

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JPH0338199B2
JPH0338199B2 JP60024940A JP2494085A JPH0338199B2 JP H0338199 B2 JPH0338199 B2 JP H0338199B2 JP 60024940 A JP60024940 A JP 60024940A JP 2494085 A JP2494085 A JP 2494085A JP H0338199 B2 JPH0338199 B2 JP H0338199B2
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boom
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telescopic
vehicle body
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JP60024940A
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Mitsuhiro Kishi
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高所での作業のために作業員あるい
は資材を持ち上げたり、不要部材を降ろしたりす
るために用いる昇降装置に関し、特に一対の中段
ブームをX字形に軸支し、各中段ブームには軸方
向に伸縮する上段ブームと下段ブームを挿通さ
せ、かつ、中段ブームを持ち上げる一対の伸縮機
構への作動油の供給を調整して昇降台を上下方向
及び横方向に移動させ、高さと水平距離を記憶さ
せた後には記憶した距離情報を基に移動量を演算
しながら得て、これと測長センサーからの伸縮デ
ータとから伸縮機構への作動油の供給を自動調整
して昇降台を斜め方向に昇降できるようにした昇
降装置に関する。
〔従来の技術〕
高速道路、ビル建設等の高所における組立て、
塗装、修理には昇降台を昇降させる昇降装置が用
いられ、この昇降台には作業員、資材を載せて持
ち上げたり、降下させていた。
この従来の昇降装置の概略を第1図により説明
すると、内部が中空の中段ブームA,Bはその中
心にて軸CによりX字形に回動自在に連結してあ
り、中段ブームA,Bの端面にはそれぞれ上段ブ
ームD,E、下段ブームF,Gがそれぞれ出没自
在に挿通してあり、上段ブームD,Eには昇降台
Iが連結してあり、下段ブームF,Gには基台H
が連結してある。この基台Hと軸Cの間には二等
辺三角形になるように一対の油圧シリンダJ,K
が介在させてある。
この構成において、昇降台Iを上昇させるには
まず、軸Cを油圧シリンダJ,Kで上昇させると
各上段ブームD,E、下段ブームF,Gは中段ブ
ームA,Bの開口端より引き出され、昇降台Iは
基台Hより離れて上方に向かつて上昇する。ここ
で、昇降台Iが基台Hに対して垂直方向に上昇す
るためには上段ブームD,E、下段ブームF,G
がそれぞれ中段ブームA,Bの開口端より引き出
される移動量lがいずれも常に同一でなければな
らず、このため各上段ブームD,E、下段ブーム
F,Gの移動量を規制する同調機構が設けられて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、中段ブームB、上段ブームE及び下
段ブームGの各長さの合計長さをaとし、中段ブ
ームA、上段ブームD及び下段ブームFの各長さ
の合計長をbとし、基台Hから昇降台Iまでの高
さをhとすると、第2図に示すような関係が成立
する。このように高さhまで上昇させた昇降台I
を横方向に所定の長さLだけ移動させる昇降装置
としては、特願昭58−124974号に記載のものが概
に提案されている。かかる昇降装置によれば、一
方のブームの長さを一定とし(この従来例では、
長さa)、他方のブームの長さを短くする(この
従来例では、長さbから長さb1に短くする)こと
により、作業台Iを距離Lだけ移動させることが
できる。しかしながら、かかる昇降装置は、昇降
台Iを距離Lだけ水平に移動させると昇降台Iの
高さがh1となつてしまうという不都合がある共
に、昇降台Iを基台Hから高さh、水平距離Lま
での間で斜方向に昇降させることができなかつ
た。
本発明は上述したことに鑑みてなされたもの
で、昇降台を所望高さ所望水平距離に移動させ
て、その高さと水平距離を記憶させた後は、その
記憶した距離情報を基に昇降台を基台と所望高さ
所望水平距離との間で斜方向の昇降を可能にした
昇降装置を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題点を解決した本発明の昇降装置は次の
如き原理に基づくものである。それでは、本発明
の昇降装置の原理を第3図を用いて説明する。こ
の図においても第2図と同一事項には同一の符号
を付して説明することにする。ここで、Mは昇降
台Iの長さであり、また、下段ブームG,Fの軸
支点距離でもある。
まず、昇降台Iを垂直にhだけ上昇させ、停止
させると、次式が成立する。すなわち、 a2=h2+M2、b2=h2+M2 ∴h2=a2−M2=b2−M2 ただし、 a=b ……(1) となる。
次に、昇降台Iを横方向にLだけ移動させると
次式が成立する。
すなわち、 ax 2=h2+(M+L)2 bx 2=h2+(M−L)2 ……(2) となる。この(2)式に(1)式を代入すると、 ax 2=a2−M2+M2+2ML+L2=a2+2ML+L2 bx 2=a2−M2+M2−2ML+L2=a2−2ML+L2
……(3) となる。
そこで、上記第(3)式を基に距離Lを変数とし
て、ax、bxを求めこれにより水平移動をさせるも
のである。すなわち、Lの所定高さ△Lをとり、
これを第(3)式に代入して△ax=a2+2M△L+△
L2、△bx=a2−2M△L+△L2を求め、求めた△
ax、△bxからこれを基準として、これとブームの
実際の延び量とを比較し、これが零となつたと
き、再び上記式で△ax、△bxを求めてこれと実際
の延び量を比較してその比較結果を零とし、これ
を、次々と繰り返し、Σ△L=L、Σ△ax=ax、
Σ△bx=bxとなつたときに停止することにより、
高さhを維持しつつ任意の距離Lだけ水平移動さ
せることができる。ここで、高さh及び水平距離
Lを記憶しておき、次の斜方向移動の計算に用い
ることにする。さらに、上記第(2)式を用いて、第
4図に示すように、h及びLを変数とし、ax、bx
を刻々と計算し、これを基準として実際のブーム
の長さを比較することにより、ブームの長さを制
御すれば、斜め昇降が可能となる。すなわち、高
さhのうちの一定の高さを△h、水平距離Lのう
ち一定の距離を△Lとして、(2)式に代入すれば、 △ax1 2=△h2+(M+△L)2 △bx1 2=△h2+(M−△L)2 ……(4) が得らる。そして、これらを基準として実際のブ
ームの長さを比較してその比較結果が零となつた
ときに、2△h、2△Lを第(2)式に代入して、 △ax2 2=(2△h)2+(M+2△L)2 △bx2 2=(2△h)2+(M−2△L)2 ……(5) を求め、これを基準として実際のブームの長さを
比較し、その比較結果が零となつたときに、3△
h、3△Lを第(2)式に代入するというように次々
と計算し、実際のブームの長さを比較することに
より斜め上昇が可能となる。つまり、 △ax 2=(Σ△h)2+(M+Σ△L)2 △bx 2=(Σ△h)2+(M−Σ△L)2……(6) を計算し、これと実際のブームの延量を比較し、
ブームの延量が△ax、△bxに一致するように制御
し、Σ△h=h、Σ△L=Lとなつたときに停止
すれば、斜め上昇が可能となる。尚、下降させる
ときには、h−Σ△h=0、L−Σ△L=0とな
つたときに停止すればよい。
このような知見に基づき本発明の昇降装置は、
移動できる車体と、前記車体の上方に位置して上
下に昇降できる昇降台と、中央を回転自在に軸支
してX字形に組み合わせた一対の中段ブームと、
各中段ブームの長さ方向に対して移動し、それら
の下端が車体に連結された下段ブームと、各中段
ブームの長さ方向に対して移動し、それらの上端
が昇降台に連結された上段ブームとを有する昇降
装置において、車体上における二つの間隔を置い
た位置と中段ブームとの間にハ字形に配置させら
れて、昇降台を垂直方向および水平方向に移動さ
せられる一対の伸縮機構と、上記上段、中段、下
段のブームからなる伸縮ブームのX字形の両方に
取りつけられ、各伸縮ブームの伸縮長さをそれぞ
れ測定して伸縮信号を得る測長センサーと、操作
盤からの操作入力、測長センサーからの伸縮デー
タを取込み、操作入力により昇降動作をさせたと
きに、昇降台を水平に保ちつつ当該昇降台を垂
直、水平あるいは斜めに昇降動作させるため上記
一対の伸縮機構に供給する作動油を上記操作入
力、上記データを基に制御する制御装置とを備
え、前記制御装置は、車体からの高さと基準位置
からの水平方向移動距離とを記憶できる記憶装置
を設けており、水平または斜め昇降動作を選択時
には、前記記憶装置に対して高さまたは高さと水
平方向移動距離を記憶させ、以後水平移動時には
当該記憶高さを維持しつつ昇降台を水平移動させ
るためのデータを算出しこれと伸縮データから昇
降台を水平移動させ、または当該記憶した高さと
水平移動距離からなる目標位置と基準位置との間
で斜め昇降動させるためのデータを算出しこれと
上記伸縮データとから昇降台を斜め移動させるよ
うに上記一対の伸縮機構への作動油の供給を制御
する構成としてなるものである。
〔作用〕
制御装置により上昇指令が出力されると、油圧
回路が動作して両伸縮機構に圧力作動油が供給さ
れる。このとき、測長センサーからの検出信号同
士を制御装置で比較し、その制御結果が零となる
ように制御装置から、伸縮機構に供給される作動
油が制御される。これにより両伸縮機構の伸縮量
は同調することになる。
昇降台が所望の高さに達したときは、制御装置
から、伸縮機構に供給される作動油が停止制御さ
れるので、圧力作動油は回路中に閉じ込まれて両
伸縮機構が伸びたままとなる。このときの昇降台
の高さが制御装置の記憶装置に記憶され、この高
さを基に水平移動距離に応じたブームの長さが求
められる。この求められた値に測長センサーから
の検出信号が一致するように、制御装置によつて
伸縮機構への作動油の供給が制御される。これに
より、高さが維持されたまま、昇降台は所望水平
距離だけ水平方向に移動することになる。このよ
うにして高さと、水平移動距離が記憶装置に与え
られたので、これらを基に第(6)式等を用いてブー
ムの基準長さを次々と求め、これに実際のブーム
長さが一致するように制御すると斜方向の昇降が
できることになる。この際に、昇降台は、常に、
水平方向に維持されている。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第5図は本発明に係る昇降装置の一実施例であ
つて、昇降機構を最下降させた状態を示す側面図
である。
第6図は同昇降機構を最大限に伸張させた状態
を示す側面図である。第7図は第6図における状
態を示す背面図である。
図中の符号1はトラツクの車体で、車体1の前
後左右にはそれぞれ前輪2と後輪3が軸支してあ
り、前輪2の上部には運転室4が設けてあり、さ
らに、車体1の中央と後端の左右にはそれぞれア
ウトリガー5が固着してある。前記車体1の上面
には昇降機構6が載置してあり、昇降機構6の上
部には昇降台7が固着してあり、この昇降台7の
周囲には手摺り8が設けてある。前記昇降機構6
は4個の伸縮ブームから成り、それぞれの伸縮ブ
ームはそれぞれ中段ブーム10、下段ブーム1
1、上段ブーム12より構成してある。2個1組
としたそれぞれの中段ブーム10の中央は連結軸
13によつてX字形に回動自在となるように軸結
してあり、下段ブーム11と上段ブーム12の各
先端には連結片14,15がそれぞれ固着してあ
り、連結片14は車体1上に固定した固定片16
とピンにより回動自在に連結してあり、連結片1
5は昇降台7の下面に固定した固定片17とピン
により回動自在に連結してある。
この固定片16の間隔と固定片17の間隔は同
一としてあり、伸縮ブームがX字形に伸長しても
車体1と昇降台7は平行になるように構成してあ
る。前記2個1組となつた中段ブーム10はその
2組が間隔を置いて平行に配置してあり、各組の
内側の中段ブーム10はその中央で作動軸18に
よつて連結してあり、作動軸18と連結軸13の
軸線は一直線となるように配置させてある。前記
車体1の固定片16に接近した両位置と作動軸1
8の間にはそれぞれ伸縮機構である油圧シリンダ
19,20が配置してあり、両油圧シリンダ1
9,20は作動軸18を頂点として二等辺三角形
に成るように配置してある。尚、中段ブーム1
0,10には、ブームの長さを測定する測長セン
サー21,22が設けられている。測長センサー
21,22はデジタル回転計を内蔵し、その回転
軸には帯状体23が巻回されると共に、帯状体2
3を巻き込むゼンマイばねが設けられており、帯
状体23の一端が下段ブーム11の連結片14に
係合した構成を有し、巻尺の如く帯状体23が進
退するようにしたものでよい。
次に、第8図、第9図は前述の伸縮ブーム、す
なわち中段ブーム10の内部構造を示すもので、
中段ブーム10は薄肉鋼板を折曲げてその長さ方
向に中空の断面ロ字形をした構造をしており、こ
の中段ブーム10の一端からは下段ブーム11が
摺動自在に挿通してある。この下段ブーム11は
薄肉鋼板を折曲げた断面中空のロ字形をしてお
り、この下段ブーム11内には中段ブーム10の
他の開口端から挿入された上段ブーム12が摺動
自在に挿通してある。
そして中段ブーム10の両端には扇形をした軸
支片24,25がそれぞれ固着してあり、この軸
支片24,25にはそれぞれ一対のガイドローラ
ー26,27が回転自在に軸支してあり、ガイド
ローラー26は下段ブーム11の両側面に、ガイ
ドローラー27は上段ブーム12の両側面にそれ
ぞれ接触させてある。また、中段ブーム10の軸
支片25に接近した端部にはギアボツクス28が
固着してあり、このギアボツクス28内には2個
のスプロケツトホイール29,30が軸支してあ
る。前記下段ブーム11の先端(中段ブーム10
内の最奥位置)と上段ブーム12の先端の間はチ
エーン31によつて連結してあり、このチエーン
31は前記スプロケツトホイール29,30の外
周にS字形となるように巻回してある。このチエ
ーン31によつて下段ブーム11と上段ブーム1
2とはその伸縮量が協調され、中段ブーム10か
ら下段ブーム11と上段ブーム12とは同一伸縮
量によつて出没することになる。尚、測長センサ
ー21又は22は、デジタル回転計32の回転軸
33に帯状体23を巻回し、かつ回転軸33に前
記帯状体23を巻きとるためのゼンマイばね34
が設けられて構成されている。
また、第9図は中段ブーム10の中央の断面を
示したもので、中段ブーム10の中央外周にはそ
れぞれ帯状の保持体35が巻付けて固着してあ
り、一方の保持体35の側面には円柱形をした連
結軸13が固着してあり、他方の保持体35には
ねじ36で固定した係合片37が固定してあり、
係合片37は連結軸13の外周に形成した係合溝
38に嵌合させてあることにより、2つの中段ブ
ーム10はX字形に連結されると共にその回動は
自由に維持される。そして、一方の中段ブーム1
0の保持体35の連結軸13と反対側には支軸3
9が突起させてあり、この支軸39には前記作動
軸18が連結してある。
第10図は本発明の一実施例である油圧制御系
の概略構成を示す系統図である。この図では、運
転室4など制御系に関係の無い部分に付いては省
略してある。
図において、中段ブーム10に取付けられて、
ブームの伸長量を測定できる測長センサー21,
22からの検出信号は、制御装置50に取込まれ
る。制御装置50は、各種情報を取り込み、これ
らの演算処理を実行して制御信号を出力する処理
部51と、所定のデータ等を記憶する記憶部52
と、外部操作盤53とからなる。制御装置50か
らの制御信号は、油圧回路54の第一油圧制御部
55と、第二油圧制御部56とにそれぞれ与えら
れる。第一油圧制御部55及び第二油圧制御部5
6で制御される圧力油は、油圧シリンダ19,2
0との間に流出入するようになつている。
第11図は同油圧制御系の詳細構成を示す系統
図である。エンジン57の出力はポンプ58に伝
えられており、ポンプ58の吸入側は圧力油を満
したタンク59に導通してあり、ポンプ58の吐
出側には切換弁60,61に接続してある。切換
弁60,61は三つの位置を高速に切換えること
のできる電磁弁であり、これらはそれぞれ二つの
油路62,63,64,65が接続してあり、油
路62,64には油圧シリンダ19,20の作動
側が接続してあり、油路63,65には逆止弁6
6,68と制御弁67,69の並列回路を介して
シリンダ19,20の作動側が接続してある。
制御装置50の処理部51は、各種演算を行う
マイクロプロセツサユニツト(MPU)70と、
所定のプログラム等を記憶しているリードオンリ
メモリ(ROM)71と処理プログラム等を記憶
するランダムアクセスメモリ(RAM)72と、
測長センサー21,22からの検出信号を取り込
むデジタル入力部(DI)73と、操作盤53か
らの信号を取り込むと共に操作盤53の表示部を
点灯するためのデジタル入力部(DIO)74と、
切換弁60,61を切換る制御信号を出力するデ
ジタル出力部(DO)75と、各種の消去しては
ならないデータ等を記憶するバツクアツプRAM
(Bu−RAM)52と、MPU70、ROM71、
RAM72、DI73、Bu−RAM52、DIO74
及びDO75を接続するバスライン76とから成
る。また、記憶部52は、処理部51のバツクア
ツプRAMを兼用している。
操作盤53には、上昇用スイツチ80、下降用
スイツチ81、前進、後退の指令入力ができる水
平移動用スイツチ82、高さ記憶用スイツチ8
3、手動操作か、自動操作かを選択するスイツチ
84が設けられており、これらは処理部51の
DIO74に接続してある。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、車体1に取り付けたエンジン57を作動
し、このエンジン57によりポンプ57を駆動し
て油圧を発生させる。この油圧は切換弁60,6
1に伝えられるが、切換弁60,61が静止の状
態のときには油圧は図示しない回路により油タン
ク59に回収される。
次に第12図のフローチヤートを用いて高さ及
び水平移動距離を記憶させる動作の説明をする。
第12図は手動操作によるものである。
ステツプ100でプログラムが起動される。ステ
ツプ101で、操作盤53の上昇用スイツチ80が
オンされると、ステツプ102に移る。ステツプ102
では、DIO74がこれを取り込み、MPU70に
与えると、MPU70よりDO75を介して切換
弁60,61に上昇の制御信号が出力される。こ
れにより、油路62,64を介して油圧シリンダ
19,20に油圧を加えて、両油圧シリンダ1
9,20内に圧力油を供給する。ステツプ103で
は測長センサー21,22からの信号をDI73
を介してBu−RAM52に取り込む。
ステツプ104では、前記取込んだ測長センサー
21,22からの信号を比較し、その比較結果に
偏差があるときには、その偏差に応じた制御信号
を一方の切換弁60又は61に出力する。ステツ
プ105では切換弁60,61を切換え制御して、
その偏差がなくなるように所定の油量が油圧シリ
ンダ19又は20に供給されることになる。これ
により、両油圧シリンダ19,20に圧力油が供
給されて油圧シリンダ19は伸びると同時に油圧
シリンダ20は油圧シリンダ19と同調して伸張
する。油圧シリンダ19,20により排出された
圧力油は制御弁67,69を通つて油タンク59
に回収される。この油圧シリンダ19,20が作
動してそれらのシリンダロツドが突出されると中
段ブーム10は上方に持ち上げられ、これに伴つ
て下段ブーム11と上段ブーム12は中段ブーム
10により抜き出されることになるが、下段ブー
ム11と上段ブーム12とはチエーン31で連結
されているので、下段ブーム11が中段ブーム1
0より抜け出ると下段ブーム11の先端に固着し
たチエーン31はスプロケツトホイール29,3
0を回転させながら移動し、このチエーン31の
移動で上段ブーム12の下端は引張られ、上段ブ
ーム12は中段ブーム10の上端開口よ引き出さ
れることになる。しかも、チエーン31は伸びな
いために下段ブーム11と上段ブーム12の抜け
出す量は同一となり、2個1組となつたそれぞれ
の下段ブーム11と上段ブーム12の伸張量は一
致し、中段ブーム10は連結軸13を中心にX字
形になるように回転して昇降台7を持ち上げる。
この油圧シリンダ19,20による中段ブーム1
0の押上げにおいて、油圧シリンダ19,20は
いずれも連結軸13を中心に二等辺三角形になる
ように配置してあるため、各シリンダロツドの伸
張量が同一であれば連結軸13は常に車体1に対
して垂直方向に上昇することになる。両油圧シリ
ンダ19,20はいずれもその伸張量が同一とな
るよう同調しており、シリンダロツドの伸びはい
ずれの時点でも同一量となる。この移動量の関係
を第13図で説明すると、両油圧シリンダ19,
20の各伸び量Wはいずれも同一であり、連結軸
13を一直線方向に上昇させており、下段ブーム
11上段ブーム12の押出量Zはいずれも同じと
なり、全ブーム11,12はその移動量に同期が
とられることになる。
ステツプ106ではこのように両油圧シリンダ1
9,20を制御することにより昇降台7が所定の
高さhに達したか否かを判定し、達してないとき
にはステツプ101戻り、達したときには上昇スイ
ツチ80を停止にする(ステツプ107)。これによ
り切換弁60,61は中立位置に復帰し、各油圧
シリンダ19,20は伸長した状態のまま油圧回
路が閉鎖され、その位置に保持されるため昇降台
7は下降しない(ステツプ108)。所定の高さで停
止させたら、ステツプ109では測長センサー21,
22の検出信号と上記(1)式とにより高さhを
MPU70で求め、これをBu−RAM52に記憶
させる。このとき、次から自動操作としたい場合
には、記憶用スイツチ83を押すことにより、そ
の操作の確実性を担保している。
ステツプ110では、次に、水平移動用スイツチ
82の「前方移動」を押すとステツプ111に移り、
第(3)式を基に、ax、bxがMPU70により刻々と
計算され、その値をBu−RAM52に記憶する。
ステツプ112では、上述の求めたax、bxに測長
センサー21,22からの検出信号が一致するよ
うにDO75を介して切換弁60,61に制御信
号が与えられ、ここでax、bxと検出信号との比較
がなされ、不一致の場合は一致となるまでステツ
プ112が繰返される。ステツプ113では、所定の水
平距離Lまで昇降台7が移動したか判定し、移動
していないときには再びステツプ110に戻り、移
動しているときにはステツプ114に移る。ステツ
プ114ではスイツチ82を停止とし、ステツプ115
では昇降台7の水平移動を停止し、この距離Lを
記憶用スイツチ83を押すことにより、又はその
操作なしに、Bu−RAM52に記憶させる。
ステツプ116では水平移動用スイツチ82の
「後方移動」を押すと、Bu−RAM52に記憶さ
れた値を逆に読み出してきて、それを基準に測長
センサー21,22からの検出信号が一致するよ
うに切換弁60,61を制御する。ステツプ117
では距離Lだけ、つまり元の位置まで昇降台7が
移動したか判定し、移動したときはステツプ118
に移り停止し、移動していないときにはステツプ
116に移る。次に、ステツプ118で下降用スイツチ
81を押すと、ステツプ119では、DO75より
切換弁60,61に制御信号が出力される。これ
により、切換弁60,61が逆方向に切換わり、
ポンプ58からの圧力油は油路63,65、逆止
弁66,68を経て油圧シリンダ19,20に注
入され、油圧シリンダ19,20は縮小する。油
圧シリンダ19,20により排出された作動油は
油路62,64より油タンク59に戻る。この両
油圧シリンダ19,20の縮小作動時において
も、MPU70により同期がとられているため両
油圧シリンダ19,20の縮小量は同調し、中段
ブーム10の連結軸13は車体3に対して垂直に
下降する。ステツプ120で最下端に達していなけ
ればステツプ118に戻り、達していればステツプ
121に移る。ステツプ121で全て停止状態とし、本
ルーチンを終了する。
次に第14図のフローチヤートを用いて斜方向
の昇降動作を説明する。
第14図は自動動作によるものであり、同図
が斜方向上昇を同図が斜方向下降を表してい
る。
同図において、ステツプ200ではプログラム
が起動される。スイツチ84を押して自動にしス
イツチ80を押すと、自動斜上昇となる(ステツ
プ201)。ステツプ202では、H及びLから△H及
び△Lを決定する。ステツプ203では、第(6)式よ
り△ax、△bxを求める。次のステツプ204では測
長センサー21,22からの検出信号を取り込
む。ステツプ205では、上記求めた△ax、△bxを
基準とし、前記検出記号と比較し、その偏差に応
じた制御信号を油圧回路54に出力する。ステツ
プ206では上記制御信号に応じて油圧回路54の
切換弁60,61を切換えて偏差が零となつたか
否かを判定し、零でないときはステツプ204に移
り、再びステツプ204以下の処理がなされる。零
となつたときは、Σ△h=h、Σ△L=Lとなつ
たかを判定し、Σ△h=h、Σ△L=Lとなるま
ではステツプ203に移り、Σ△h=h、Σ△L=
Lとなつたときに、油圧回路54を停止させる
(ステツプ208)。そして、このルーチンを終了す
る(ステツプ209)。
同図において、ステツプ300でプログラムが
起動させる。スイツチ84,81を押すと、自動
斜方向下降となる(ステツプ301)。ステツプ302
では △ax 2=(h−Σ△h)2+(M+L−Σ△L)2 △bx 2=(h−Σ△h)2+{M−(L−Σ△L)}2
……(7) を求める。ステツプ303では、測長センサー21,
22からの検出記号を取り込む。ステツプ304で
は、△ax、△bxを基準とし、前記検出記号を比較
し、その偏差に応じた制御信号を油圧回路54に
出力する。ステツプ305では、上記偏差信号に応
じて油圧回路54の切換弁60,61を切換制御
し、偏差が零となつたかを判定し、零でないとき
にはステツプ303に戻るが、偏差が零のときはス
テツプ306に移る。ステツプ306では、h−Σ△h
=0、L−Σ△L=0となつたか否かを判定し、
零でないときはステツプ302に戻つて再びステツ
プ302以下の処理を行うが、零のときは昇降台7
が最下位置にきたので制御を停止する(ステツプ
307、308)。
このように、本実施例によれば自動操作用スイ
ツチ84を操作すると、高さh、水平距離Lが設
定されていれば、上記第(6)式、第(7)式を用いて△
ax、△bxを求めてこれらを基準とし、これらに測
長センサー21,22からの検出信号が一致する
ように切換弁60,61に制御装置50をもつて
制御すれば、昇降台7は斜めに昇降することにな
る。
上記実施例では、切換弁60,61にはパルス
状に開閉可能なものを使用したので、移動量の微
調整が容易である。また、測長センサー21,2
2は、アナログ式のものであつてもよく、このと
きはDI73に代えてアナログデジタル変換器を
介してその検出信号を入力するようにすればよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成したので、昇降台
を所望の高さ所望水平距離に一旦移動させて、そ
の高さ水平距離を記憶させた後は、この記憶情報
に基づいて斜め移動方向における伸縮機構の望ま
しい移動データが算出され、これと実際の伸縮デ
ータとを突き合わせるながら伸縮機構への作動油
の供給を制御するようにして昇降台を斜方向に昇
降させることができる。
また、本発明は、斜め昇降が可能になるので、
荷物の上げ下ろし等の時間が短縮されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の昇降装置の概略を示す説明図、
第2図は従来の昇降装置の動作を説明するために
示す模式図、第3図及び第4図は本発明の原理を
説明するために示す模式図、第5図は昇降機構を
最下降させた状態を示す昇降装置の一実施例を示
す側面図、第6図は同上の昇降機構を最大限に伸
張させた状態を示す側面図、第7図は第6図にお
ける状態の背面図、第8図は中段ブームの内部を
示す側断面図、第9図は作動軸付近における中段
ブームの縦断面図、第10図は本発明の昇降装置
の一実施例であつて制御系を示す系統図、第11
図は第10図を詳細に示す系統図、第12図は制
御系の動作を説明するために示すフローチヤー
ト、第13図は昇降機構と油圧伸縮機構の関連を
示す模示図、第14図及びは斜方向の昇降動
作を説明するために示すフローチヤートである。 1……車体、6……昇降装置、7……昇降台、
10……中段ブーム、11……下段ブーム、12
……上段ブーム、19,20……油圧シリンダ、
21,22……測長センサー、50……制御装
置、54……油圧回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動できる車体と、前記車体の上方に位置し
    て上下に昇降できる昇降台と、中央を回転自在に
    軸支してX字形に組み合わせた一対の中段ブーム
    と、各中段ブームの長さ方向に対して移動し、そ
    れらの下端が車体に連結された下段ブームと、各
    中段ブームの長さ方向に対して移動し、それらの
    上端が昇降台に連結された上段ブームとを有する
    昇降装置において、 車体上における二つの間隔を置いた位置と中段
    ブームとの間にハ字形に配置させられて、昇降台
    の垂直方向および水平方向に移動させられる一対
    の伸縮機構と、 上記上段、中段、下段のブームからなる伸縮ブ
    ームのX字形の両方に取りつけられ、各伸縮ブー
    ムの伸縮長さをそれぞれ測定して伸縮信号を得る
    測長センサーと、 操作盤からの操作入力、測長センサーからの伸
    縮データを取込み、操作入力により昇降動作をさ
    せたときに、昇降台を水平に保ちつつ当該昇降台
    を垂直、水平あるいは斜めに昇降動作させるため
    上記一対の伸縮機構に供給する作動油を上記操作
    入力、上記データを基に制御する制御装置とを備
    え、 前記制御装置は、車体からの高さと基準位置か
    らの水平方向移動距離とを記憶できる記憶装置を
    設けており、水平または斜め昇降動作を選択時に
    は、前記記憶装置に対して高さまたは高さと水平
    方向移動距離を記憶させ、以後水平移動時には当
    該記憶高さを維持しつつ昇降台を水平移動させる
    ためのデータを算出しこれと伸縮データから昇降
    台を水平移動させ、または当該記憶した高さと水
    平移動距離からなる目標位置と基準位置との間で
    斜め昇降動させるためのデータを算出しこれと上
    記伸縮データとから昇降台を斜め移動させるよう
    に上記一対の伸縮機構への作動油の供給を制御す
    る構成としてなることを特徴とする昇降装置。
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