JPH033856Y2 - - Google Patents

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JPH033856Y2
JPH033856Y2 JP11679685U JP11679685U JPH033856Y2 JP H033856 Y2 JPH033856 Y2 JP H033856Y2 JP 11679685 U JP11679685 U JP 11679685U JP 11679685 U JP11679685 U JP 11679685U JP H033856 Y2 JPH033856 Y2 JP H033856Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、調理用の遠赤外線放射体、特に業
務用の食品加工や、家庭での調理等広く調理一般
に用いることができる遠赤外線放射体に関する。
「従来技術」 従来、遠赤外放射線を用いる調理方法は、たと
えば第4図に示す如くに、調理器の調理槽1内の
底部に板状の遠赤外線放射体12を配置してお
き、調理槽1内に貯留されている食用油3を、調
理槽1の下側のガスバーナ4の調理槽1および遠
赤外線放射体12を介する伝導熱で加熱するよう
にしていた。これにより熱を蓄えた食用油3が対
流して、食用油3に漬けられた調理物5に伝達さ
れるとともに、ガスバーナ4から調理槽1を介し
て伝導された熱により遠赤外線放射体12が放射
する遠赤外線とに調理物5が加熱されるようにな
つている。
ところが、このような従来の調理方法では、調
理が進むにつれて調理物5から微細なカスが分離
されて、調理槽1の底面及び遠赤外線放射体12
との間に浸入して熱伝導率の低い隙間を形成し、
調理槽1の底面から遠赤外線放射体12への熱伝
導率が低下し、遠赤外線の放射量が減少するとと
もに、調理槽1の底面に載置された遠赤外線放射
体12の上に堆積して遠赤外線の放射を阻害する
という問題がある。
また、遠赤外線放射体12と調理物5との間に
金属製品が介在させられる場合、たとえば、調理
カスを調理槽1の底部に溜まる調理カスを調理物
から分離するための金網や、主として業務用のフ
ライヤ等における調理物搬送用のコンベアベルト
6などが遠赤外線放射体12と調理物5との間に
介在させられる場合、遠赤外線放射体12から輻
射される遠赤外線の一部分がその金属製品によつ
て反射され、遠赤外線放射体12の輻射効果が著
しく低下させられるという問題が生じる。
又、家庭用の炊飯器等の調理器具に遠赤外線の
効果を活用しようとする場合には、上記炊飯器等
の内部に遠赤外線放射膜を形成するようにしなけ
ればならず、油や煮物の焦げつきを落すために、
該焦げつき部を擦つたりすると、上記遠赤外線放
射膜がはがれる等の欠点があつた。
[考案が問題点を解決するための手段] この考案は、上記のような問題点を考慮してな
されたものであつて、調理の進行に伴つて遠赤外
線の放射量が低下することがなく、しかも、メツ
シユコンベアのコンベアベルトなど、構造上調理
槽の底面と調理物との間に介在させられる金属製
品による遠赤外線放射体の輻射効果の低下が生じ
ず、且つ、鍋や釜をいためることのない調理用の
遠赤外線放射体を提供することを目的とするもの
である。
上記の目的を達成するために、この考案は調理
槽に貯留された調理液に比重がこれと同等以下の
浮遊体の表面に遠赤外線放射膜を被覆したことを
特徴とするものである。
浮遊体は、ステンレス鋼、耐熱合成樹脂等、耐
熱性を有する材料で形成すればよい。その形状は
球殻、円板状など自由に選定できる。
遠赤外線放射膜は公知の材料(例えば、商標イ
ンフレラツクスとして販売されている遠赤外線放
射体の表面に形成されている放射膜)を用いれば
よく、特に、塗料として浮遊体の表面に塗布出来
るようにしたものがよい。
「作用」 調理液としては、水(湯)又は油が考えられ
る。
調理の進行につれて調理カスが調理槽の底部に
溜まつても調理槽の周壁等を介して調理槽内の調
理液は加熱される。従つて、浮遊体は調理カスに
包まれることなく調理液中あるいはその液面上に
浮遊し、調理液を介してガスバーナ等の加熱装置
の熱を受けてその表面の遠赤外線放射膜から遠赤
外線を放射するので、調理の進行に伴つて遠赤外
線の放射量が低下することがない。また、浮遊体
は調理液中あるいはその液面上に浮遊するので、
これと調理物の間にメツシユコンベアのコンベア
ベルトなど、構造上調理槽の底面と調理物との間
に介在させられる金属製品が介在せず、このよう
な金属部品によつて遠赤外線放射体の輻射効果が
妨げられない。
「実施例」 以下、この考案の一実施例を第1図及び第2図
に基づいて説明する。
第1図Aは、ステンレス、耐熱合成樹脂等の中
空球形の浮遊体2bの表面に遠赤外線放射膜2a
を被覆することによつて遠赤外線放射体2を形成
したものであり、この遠赤外線放射体2は調理槽
に貯留された調理液の比重より小さくなり、後に
説明する調理液3に浮くようになる。また同図B
は中空球形の一部に他の部分よりも比重の大きな
部分、例えば中実部2cを形成して、該比重の大
きな部分に「おもり」の機能をもたせて浮遊体2
bを形成し、該浮遊体2bの中実部側表面一部に
遠赤外線放射膜2aを被覆したものである。遠赤
外線放射体2をこのように構成すると、後に説明
するように調理液3に、該遠赤外線放射体を浮か
せたときに、遠赤外線放射膜側が、常に調理槽の
内側に向くことになり、効率よく遠赤外放射線を
放射できて、更に同図Cは中空円板状の浮遊体2
bの表面に遠赤外線放射膜2aを形成したもので
あり、この構成によると、遠赤外線の放射面を広
くすることができる。尚上記浮遊体として直径5
mm程度から2〜3cm程度の大きさが適当である。
第2図はこの考案に係る球形の遠赤外線放射体
2を浮かせたフライヤの縦断面図であり、このフ
ライヤは、調理槽1を備え、この調理槽1内に
は、調理液として食用油3が貯留される。また、
このフライヤには、調理槽1の下側に配置された
ガスバーナ4と、調理物5を調理槽1に出し入れ
するためのメツシユベルトコンベア6(コンベア
ベルトのみを図示してある)が設けられる。
上記食用油3にはこれよりも比重が同等以下の
所要数の上記遠赤外線放射体2が入れられてい
る。遠赤外線放射体2の大きさ、形状、個数は任
意に選定できるが、全部の遠赤外線放射体2を平
面的に並べた状態で調理液3の液面をほぼ覆える
ようにすればよい。
このようなフライヤでは、調理槽1内の調理物
5が、上記ガスバーナ4によつて調理槽1および
食用油3を介して加熱されるとともに、上記遠赤
外線放射体2から輻射される遠赤外線により加熱
される。即ち、上記ガスバーナ4からの熱は、調
理槽1の底面及び周面から食用油3に伝導されて
食用油3に蓄えられる。この食用油3への蓄熱お
よび食用油3の対流により、上記ガスバーナ4か
らの熱は食用油3を媒体として調理物5に伝達さ
れる。上記遠赤外線放射体2は食用油3と同等以
下の比重を有しているので、調理槽1の底部に沈
まずに食用油3中あるいはその液面上に浮遊す
る。従つて、調理槽1内の底部に調理カスが溜ま
りこの底部から食用油3への伝熱が減少しても、
調理槽1の周壁を介して食用油3に伝達された熱
によつて遠赤外線放射体2が遠赤外線を放射す
る。遠赤外線放射体2は特に油温が高温になる食
用油3の上層部に浮遊するので、調理槽1内の底
部に溜まる調理カスが遠赤外線放射体2に堆積す
るおそれがなく、調理カスにより遠赤外線輻射効
果が低下することはない。
また、上記遠赤外線放射体2は調理物5に対し
てメツシユベルトコンベア6のコンベアベルトと
反対側に配置されているので、遠赤外線放射体2
から輻射される遠赤外線がコンベアベルトに邪魔
されることなく、直接調理物5に輻射されること
になる。更に、調理物5に直接輻射されずにメツ
シユベルトコンベア6のコンベアベルトに達した
遠赤外線の一部分がそのコンベアベルトで反射さ
れて調理物5の下側に達することになり、遠赤外
線による加熱が調理物5の上下両面で行われるこ
とになる。以上の結果、調理物5の調理時間を著
しく短縮できることになる。
そのうえ、遠赤外線放射体2は食用油3の液面
を一枚板状に覆わないので、調理物5を食用油3
中に出し入れすることが容易である。
第3図に示すこの考案の更に他の実施例では、
遠赤外線放射体2の比重を調理温度における食用
油3の比重とほぼ同じにしておき、調理槽1の下
槽部を遠赤外線放射体2を食用油3の対流に乗せ
て流動させ、また、この前述した食用油より比重
の軽い遠赤外線放射体2を食用油に浮かせるよう
にしたものである。
なお、この場合メツシユベルトコンベア6のコ
ンベアベルトは合成樹脂で形成することがが有利
である。
このようにして遠赤外線放射体2が食用油3の
対流に伴い流動させるように構成すると、遠赤外
線放射体2の表面に調理カスが被さつて溜まるお
それがなく、その調理カスによつて遠赤外線放射
作用が阻害されるおそれもない。更に第3図に示
した例では、食用油3上に浮かせた上の遠赤外放
射体2からの放射とメツシユベルトコンベア6の
下に沈められた食用油3と同等程度の比重〔従つ
て食用油3中を浮遊する〕の遠赤外放射体2から
の放射とがあるので、調理が早くしかも美味して
仕上がるという遠赤外線による効果を一層高める
ことができる。尚、この第3図の実施例では浮遊
体2bとして、第1図cに示す円板状のものを用
いた。
以上、業務用のフライヤを例にして説明した
が、この考案にかかる遠赤外線放射体2は、一般
家庭での調理する場合にも、もちろん利用でき
る。例えば電気釜で、御飯を炊く場合にも第1図
Aに示した遠赤外線放射体2を炊飯器に入れた水
の上に浮かせるとよい。また煮物をする場合、揚
げ物をする場合にも同様に鍋内の水や油に第1図
に示した何れか一種以上の遠赤外線放射体2を浮
遊させるとよい。
「考案の効果」 以上のように、この考案は、調理槽に貯留され
た調理液の上面又は調理液中に比重がこれと同等
以下で、表面が遠赤外線放射膜で被覆された遠赤
外線放射体を浮遊させた場合には、遠赤外線放射
体が調理液中あるいはその液面上に浮遊しつつ、
調理槽の底面と周面とを介して調理液に伝達され
る熱を受けるので、遠赤外線放射体への調理カス
の堆積による熱効率低下の問題が生じなくなる。
また、遠赤外線放射体の遠赤外線が直接調理物に
輻射され、調理槽の底面と調理物との間に介在す
るメツシユベルトコンベアのコンベアベルト、調
理物と調理槽の底に沈降した調理カスとを分離す
るための金網などの金属製品による遠赤外線の反
射による熱効率の低下をなくすことができる。し
たがつて、全体としての熱効率を著しく改善で
き、エネルギの節約を図れるうえ、調理時間を著
しく短縮できることになる。
なお、この明細書で言う「加熱調理器」には、
たとえば、ちくわ、かまぼこ、油揚豆腐等の製造
に用いられる各種のフライヤ、蒸釜等が含まれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図はこの考案の応用例を示す断面図、第3図はこ
の考案の他の応用例を示す断面図、第4図は従来
例の縦断面図である。 1……調理槽、2……浮遊片、2a……遠赤外
線放射膜、3……調理液。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 浮遊体表面に遠赤外放射膜を被覆し、該浮遊
    体の比重を調理槽に貯溜された調理液の比重と
    同等程度かまたは同等以下としたことを特徴と
    する調理用の遠赤外放射体。 (2) 浮遊体の一部に他の部分より比重のおおきな
    おもり部を設けた実用新案登録請求の範囲第1
    に記載の調理用の遠赤外放射体。
JP11679685U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH033856Y2 (ja)

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JPS6225711U JPS6225711U (ja) 1987-02-17
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JPH072211B2 (ja) * 1988-08-03 1995-01-18 博 中井 遠赤外線放射体の製造方法

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