JPH0347810B2 - - Google Patents
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- JPH0347810B2 JPH0347810B2 JP2005734A JP573490A JPH0347810B2 JP H0347810 B2 JPH0347810 B2 JP H0347810B2 JP 2005734 A JP2005734 A JP 2005734A JP 573490 A JP573490 A JP 573490A JP H0347810 B2 JPH0347810 B2 JP H0347810B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- algaecide
- acid
- fumaric acid
- treatment
- amount
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明は海苔の養殖時において発生する雑藻等
の殺藻方法に関するものである。 一般に海苔養殖は、河口付近及び外洋にて網を
張つて行われるが、その際、多くの場合青のみ、
アオサ等の雑藻類が発生し、海苔に対して赤腐れ
病等の病害をもたらすなど多大な被害を与えるも
のとなつている。 このため、従来から干出し或いは抗生物質や殺
菌剤等の薬品による処理なども行われているが、
作業効率が悪いだけでなく、必要とする殺藻効果
が得られず、又、海苔や作業者に対する薬害や海
洋汚染の問題が発生し、実用上障害となるもので
あつた。 そこで、本発明者等は殺藻効果のある有機酸を
溶解した低PHの液に海苔を浸漬することにより雑
藻を駆除する方法を先に提案したが(特公昭56−
12601号)、使用時におけるPH調整が煩わしく、安
定した処理効率を得るには問題があることがわか
つた。 即ち、前記雑藻等の発生による海苔の病害を一
定形状の槽内に調整した有機酸溶液に海苔網を浸
漬することで予防或いは駆除するには、該溶液の
PHを1〜5程度に調整することが望ましく、又、
現場での作業効率を考慮するとPH2〜3が最も好
ましいが、前記海苔網の浸漬処理を行う毎に該溶
液が水槽外へ持ち出され、その都度新たに海水と
薬品の追加を要するので、この追補により逐一該
溶液のPHが変化し、従つて該溶液のPHを安定させ
ることは困難となるのである。 本発明は、このような現状に鑑み開発されたも
のであつて、有機酸として溶解度が低く、且つ、
海水中にその飽和溶液のPH値が殺藻効果を発揮さ
せるのに最適状況下にあるフマール酸、又はフマ
ール酸を主体とした処理液で海苔網等の被処理物
を処理するとともに、該海苔網等被処理物の処理
回数に拘らず、該処理液に一定の殺藻効果を保持
させて海苔の養殖時に発生する雑藻等の殺藻処理
を行う殺藻方法を提供することを目的とし、その
要旨とするところは、処理槽内に収容した海水等
の処理液中に、飽和量をこえる量のフマール酸を
通水性を有する被覆手段で被覆した状態で存在さ
せること、又は前記処理液中に、通水性を有する
被覆手段で被覆した状態で飽和量をこえる量のフ
マール酸と該処理液のPHが1.5〜3.5になる量の有
機酸を併存させて、この処理液中に殺藻を必要と
する漁網等の被処理物を浸漬して、殺藻を行う方
法にある。 以下、本発明の詳細を説明すると、先ず、本発
明に係るフマール酸としては微粉末ないし針状結
晶粉末等を直接或いは錠剤として使用し、更に該
フマール酸と併存させる有機酸としては、リンゴ
酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸から選んだ1種
又は2種以上のもの、無機塩類或いは無機酸とし
ては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、正リ
ン酸等、更にはミネラル、キレート剤等の微量成
分が対象となる。 なお、特に海苔の幼芽期における処理時には、
フマール酸塩例えばフマール酸ナトリウムを用い
て処理液を調整することもできる。この場合、該
フマール酸ナトリウムと前記フマール酸とを混合
して調整してもよい。 しかして、前記フマール酸又はその併用薬剤等
は、種々の紙類や布、或いは通水孔を有する合成
樹脂シート製の容袋や通水孔を有する外殻等に封
入され、別設した水槽中に満たされた海水中に該
容袋等を浸漬することによる殺藻処理液として調
整されるのであるが、この際、浸漬するフマール
酸量は、例えば海水100〜500に対しその0.5〜
10%(w/v)程度でよく、好ましくは1〜5%
(w/v)の範囲に設定すればよい。 これは、第1図として示すグラフからも明らか
なように、一定量の海水に対し、フマール酸を少
なくとも0.5〜10%(w/v)程度の範囲で添加
すればその処理液は殺藻に好適な2.2前後のPH値
を示し、且つ、その値は前記範囲内の添加量にあ
まり影響を受けなく一定水準を保持するものとな
るからである。 従つて作業能率や経済性等を考慮すれば、1〜
5%(w/v)の範囲が最も望ましいものとな
る。 これに対し、同図グラフのように、他の有機酸
又は無機酸を各々単独で使用した場合には、添加
量に伴つて海水のPH値が低下し、処理液としては
不安定なものになる。 従つて、本発明においては、フマール酸を主体
として処理液を調整することになるが、このフマ
ール酸と前記他の有機酸や無機酸、或いは無機塩
類やミネナル、更にはキレート剤等と併用する場
合は、フマール酸を海水中で飽和状態とさせると
ともに、殺藻効果の顕著な範囲、即ち、該海水の
PHが1.5〜3.5、好ましくは2.0〜3.0の範囲内で該
各々の有機酸や無機酸、或いは無機塩類等の薬剤
を添加していけばよく、又、このように他の有機
酸や無機酸等を併用したときには、処理液調整当
初におけるPHの調整が容易なものとなる。 更に、海水中に前記各薬剤等を添加する際、攪
拌等の手段を用いれば、PHの調整が一層効果的に
なされるものとなる。 又、前記本発明に係る各薬剤の海水中への溶解
は常温程度、即ち、4〜20℃の範囲で行うことが
望ましい。 次に前記操作により調整した殺藻用処理液に対
し、育苗期から摘採期の海苔網を浸漬処理する
が、この浸漬サイクルは通常7〜10日間とし、処
理時間は該処理液の水温、海苔の生育状態、雑藻
付着の状態或いは海苔の病害の軽重等によつて異
なるが、一般に幼芽期で1〜10分間、成芽期で5
〜30分間程度を標準とする。 このような本発明の殺藻方法において、前記操
作を同一処理液を用いて行う場合、処理回数によ
つて水槽中の処理液が持ち出されて減少するが、
前記本発明に係るフマール酸又はフマール酸を主
体とした処理液は、該処理剤を封入した容袋等か
ら逐次海水中で溶解作用を継続し、海水中の殺藻
成分を常に飽和状態とさせ維持するので、新たに
海水を追加するだけで処理液量は復元でき、且
つ、処理槽内のPH値は処理液の増減に係わりなく
適正な範囲内に保持される。 次ぎに本発明に係る実施例を記載する。 実施例 1 粉末状フマール酸を下記材質からなるレーヨン
紙製の容袋(縦10cm×横6cm)に封入し、水槽中
の海水1に浸漬して溶解を続け、浸漬時間の経
過に伴う海水のPH値の変化を測定すると表−1の
通りとなる。
の殺藻方法に関するものである。 一般に海苔養殖は、河口付近及び外洋にて網を
張つて行われるが、その際、多くの場合青のみ、
アオサ等の雑藻類が発生し、海苔に対して赤腐れ
病等の病害をもたらすなど多大な被害を与えるも
のとなつている。 このため、従来から干出し或いは抗生物質や殺
菌剤等の薬品による処理なども行われているが、
作業効率が悪いだけでなく、必要とする殺藻効果
が得られず、又、海苔や作業者に対する薬害や海
洋汚染の問題が発生し、実用上障害となるもので
あつた。 そこで、本発明者等は殺藻効果のある有機酸を
溶解した低PHの液に海苔を浸漬することにより雑
藻を駆除する方法を先に提案したが(特公昭56−
12601号)、使用時におけるPH調整が煩わしく、安
定した処理効率を得るには問題があることがわか
つた。 即ち、前記雑藻等の発生による海苔の病害を一
定形状の槽内に調整した有機酸溶液に海苔網を浸
漬することで予防或いは駆除するには、該溶液の
PHを1〜5程度に調整することが望ましく、又、
現場での作業効率を考慮するとPH2〜3が最も好
ましいが、前記海苔網の浸漬処理を行う毎に該溶
液が水槽外へ持ち出され、その都度新たに海水と
薬品の追加を要するので、この追補により逐一該
溶液のPHが変化し、従つて該溶液のPHを安定させ
ることは困難となるのである。 本発明は、このような現状に鑑み開発されたも
のであつて、有機酸として溶解度が低く、且つ、
海水中にその飽和溶液のPH値が殺藻効果を発揮さ
せるのに最適状況下にあるフマール酸、又はフマ
ール酸を主体とした処理液で海苔網等の被処理物
を処理するとともに、該海苔網等被処理物の処理
回数に拘らず、該処理液に一定の殺藻効果を保持
させて海苔の養殖時に発生する雑藻等の殺藻処理
を行う殺藻方法を提供することを目的とし、その
要旨とするところは、処理槽内に収容した海水等
の処理液中に、飽和量をこえる量のフマール酸を
通水性を有する被覆手段で被覆した状態で存在さ
せること、又は前記処理液中に、通水性を有する
被覆手段で被覆した状態で飽和量をこえる量のフ
マール酸と該処理液のPHが1.5〜3.5になる量の有
機酸を併存させて、この処理液中に殺藻を必要と
する漁網等の被処理物を浸漬して、殺藻を行う方
法にある。 以下、本発明の詳細を説明すると、先ず、本発
明に係るフマール酸としては微粉末ないし針状結
晶粉末等を直接或いは錠剤として使用し、更に該
フマール酸と併存させる有機酸としては、リンゴ
酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸から選んだ1種
又は2種以上のもの、無機塩類或いは無機酸とし
ては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、正リ
ン酸等、更にはミネラル、キレート剤等の微量成
分が対象となる。 なお、特に海苔の幼芽期における処理時には、
フマール酸塩例えばフマール酸ナトリウムを用い
て処理液を調整することもできる。この場合、該
フマール酸ナトリウムと前記フマール酸とを混合
して調整してもよい。 しかして、前記フマール酸又はその併用薬剤等
は、種々の紙類や布、或いは通水孔を有する合成
樹脂シート製の容袋や通水孔を有する外殻等に封
入され、別設した水槽中に満たされた海水中に該
容袋等を浸漬することによる殺藻処理液として調
整されるのであるが、この際、浸漬するフマール
酸量は、例えば海水100〜500に対しその0.5〜
10%(w/v)程度でよく、好ましくは1〜5%
(w/v)の範囲に設定すればよい。 これは、第1図として示すグラフからも明らか
なように、一定量の海水に対し、フマール酸を少
なくとも0.5〜10%(w/v)程度の範囲で添加
すればその処理液は殺藻に好適な2.2前後のPH値
を示し、且つ、その値は前記範囲内の添加量にあ
まり影響を受けなく一定水準を保持するものとな
るからである。 従つて作業能率や経済性等を考慮すれば、1〜
5%(w/v)の範囲が最も望ましいものとな
る。 これに対し、同図グラフのように、他の有機酸
又は無機酸を各々単独で使用した場合には、添加
量に伴つて海水のPH値が低下し、処理液としては
不安定なものになる。 従つて、本発明においては、フマール酸を主体
として処理液を調整することになるが、このフマ
ール酸と前記他の有機酸や無機酸、或いは無機塩
類やミネナル、更にはキレート剤等と併用する場
合は、フマール酸を海水中で飽和状態とさせると
ともに、殺藻効果の顕著な範囲、即ち、該海水の
PHが1.5〜3.5、好ましくは2.0〜3.0の範囲内で該
各々の有機酸や無機酸、或いは無機塩類等の薬剤
を添加していけばよく、又、このように他の有機
酸や無機酸等を併用したときには、処理液調整当
初におけるPHの調整が容易なものとなる。 更に、海水中に前記各薬剤等を添加する際、攪
拌等の手段を用いれば、PHの調整が一層効果的に
なされるものとなる。 又、前記本発明に係る各薬剤の海水中への溶解
は常温程度、即ち、4〜20℃の範囲で行うことが
望ましい。 次に前記操作により調整した殺藻用処理液に対
し、育苗期から摘採期の海苔網を浸漬処理する
が、この浸漬サイクルは通常7〜10日間とし、処
理時間は該処理液の水温、海苔の生育状態、雑藻
付着の状態或いは海苔の病害の軽重等によつて異
なるが、一般に幼芽期で1〜10分間、成芽期で5
〜30分間程度を標準とする。 このような本発明の殺藻方法において、前記操
作を同一処理液を用いて行う場合、処理回数によ
つて水槽中の処理液が持ち出されて減少するが、
前記本発明に係るフマール酸又はフマール酸を主
体とした処理液は、該処理剤を封入した容袋等か
ら逐次海水中で溶解作用を継続し、海水中の殺藻
成分を常に飽和状態とさせ維持するので、新たに
海水を追加するだけで処理液量は復元でき、且
つ、処理槽内のPH値は処理液の増減に係わりなく
適正な範囲内に保持される。 次ぎに本発明に係る実施例を記載する。 実施例 1 粉末状フマール酸を下記材質からなるレーヨン
紙製の容袋(縦10cm×横6cm)に封入し、水槽中
の海水1に浸漬して溶解を続け、浸漬時間の経
過に伴う海水のPH値の変化を測定すると表−1の
通りとなる。
【表】
即ち、表−1に示すように殺藻剤としてフマー
ル酸を使用し、その濃度範囲を0.5〜5.0%に設定
して、海水中に5〜10分間浸漬した後のPHは2.2
〜2.8の範囲内にあり、殺藻に好適なPH値が得ら
れることがわかる。 実施例 2 実施例1の操作にて得られた処理液を用いて処
理回数と、該処理槽内のPHの変動状況を調べた。
即ち、繰り返しによる連続処理を行い、この処理
回数による処理液のPHの安定性をみるために、1
回処理毎の処理液の持ち出し量をもとの液量の10
〜30%(重量)と設定し、処理毎にその分の調合
海水を補充するとともに、補充後の10分経過後の
処理液についてPHを測定したものである。 なお、別に表−3に示すフマール酸以外の各種
有機酸及び無機酸を使用して前記同様の測定を行
い比較対照とした。前記の場合において、塩酸や
硫酸などの液体の酸は容袋を用いず直接海水に混
合した。
ル酸を使用し、その濃度範囲を0.5〜5.0%に設定
して、海水中に5〜10分間浸漬した後のPHは2.2
〜2.8の範囲内にあり、殺藻に好適なPH値が得ら
れることがわかる。 実施例 2 実施例1の操作にて得られた処理液を用いて処
理回数と、該処理槽内のPHの変動状況を調べた。
即ち、繰り返しによる連続処理を行い、この処理
回数による処理液のPHの安定性をみるために、1
回処理毎の処理液の持ち出し量をもとの液量の10
〜30%(重量)と設定し、処理毎にその分の調合
海水を補充するとともに、補充後の10分経過後の
処理液についてPHを測定したものである。 なお、別に表−3に示すフマール酸以外の各種
有機酸及び無機酸を使用して前記同様の測定を行
い比較対照とした。前記の場合において、塩酸や
硫酸などの液体の酸は容袋を用いず直接海水に混
合した。
【表】
【表】
【表】
表−2の結果からもわかるように、フマール酸
を使用した場合には、同一水槽内に海苔網の出し
入れを10回繰り返して処理しても、該処理液のPH
は殆ど変化しなく、従つて、処理回数に伴つて減
量したフマール酸の追添を行わなくても、調整当
初の調整時とほぼ同一の処理条件を維持し、又、
処理時間も処理回数に拘らず、同一時間の実施で
殺藻処理が可能となる。 反面、表−3の結果から他の有機酸や無機酸を
使用した場合には、前記処理操作において、水槽
内のPHが逐次上昇するので、この調整のために新
たにこれらの酸の追加を必要とするだけでなく、
この添加に伴う処理時間等はその都度変更させね
ばならなくなるので、安定した殺藻処理ができ難
くなることを示している。 実施例 3 水槽内に海水100を入れ、続いて500gのフマ
ール酸を封入した2個の容袋を各々該水槽内に浸
漬するとともに、更に、500gのリンゴ酸を添加
し処理液を調整後、網体に4〜6cm程度で海苔芽
と青のりを各々取付け、この海苔網2枚を供試料
として該処理液に浸漬し、その処理効果を調べ
た。 即ち、該海苔網を水温15℃の海水中に繰り返し
10分毎に浸漬、取出し操作を5回行い、各回にお
ける処理液のPHを測定したものである。 なお、この際攪拌手段を併用した。 又、効果の判定は前記処理操作後、各葉体を採
取し、エリスロシン染色観察により下記の通り判
断した。
を使用した場合には、同一水槽内に海苔網の出し
入れを10回繰り返して処理しても、該処理液のPH
は殆ど変化しなく、従つて、処理回数に伴つて減
量したフマール酸の追添を行わなくても、調整当
初の調整時とほぼ同一の処理条件を維持し、又、
処理時間も処理回数に拘らず、同一時間の実施で
殺藻処理が可能となる。 反面、表−3の結果から他の有機酸や無機酸を
使用した場合には、前記処理操作において、水槽
内のPHが逐次上昇するので、この調整のために新
たにこれらの酸の追加を必要とするだけでなく、
この添加に伴う処理時間等はその都度変更させね
ばならなくなるので、安定した殺藻処理ができ難
くなることを示している。 実施例 3 水槽内に海水100を入れ、続いて500gのフマ
ール酸を封入した2個の容袋を各々該水槽内に浸
漬するとともに、更に、500gのリンゴ酸を添加
し処理液を調整後、網体に4〜6cm程度で海苔芽
と青のりを各々取付け、この海苔網2枚を供試料
として該処理液に浸漬し、その処理効果を調べ
た。 即ち、該海苔網を水温15℃の海水中に繰り返し
10分毎に浸漬、取出し操作を5回行い、各回にお
ける処理液のPHを測定したものである。 なお、この際攪拌手段を併用した。 又、効果の判定は前記処理操作後、各葉体を採
取し、エリスロシン染色観察により下記の通り判
断した。
【表】
即ち、本実施例3のようにフマール酸を主体と
し、他の有機酸としてリンゴ酸を併用した場合に
おいても、本発明の目的とする殺藻効果を好適に
発揮させることができることを示している。 又、フマール酸と他の有機酸例えばクエン酸や
酒石酸、コハク酸等を併用或いはその2種類以上
を用いた場合についても、各々前記同様の測定を
行つたところ、実施例3における効果とほぼ同様
の結果が得られた。 以上のように、本発明に係る殺藻方法は、処理
槽内に収容した海水等の処理液中に飽和量をこえ
る量のフマール酸を通水性を有する被覆手段で被
覆した状態で存在させること、又は前記処理液中
に通水性を有する被覆手段で被覆した状態で飽和
量をこえる量のフマール酸と該処理液がPH1.5〜
3.5になる量の有機酸を併存させて、この処理液
中に殺藻を必要とする漁網等の被処理物を浸漬し
て殺藻を行うようにしているので、水槽中の海水
に浸漬溶解させるフマール酸等の添加量により、
効果的なPH値を有する処理液の調整ができるとと
もに、該水槽に対する海苔網等の浸漬或いは取り
出し処理の回数に拘らず、処理液のPHを特定範囲
に維持させるものとなり、連続して繰り返し殺藻
処理を行う場合、単に持ち出されて減少した量だ
け海水を補充すればよく、しかも好適なPH値を有
する処理液を常に保有できるので、長時間の作業
が可能となる。更に、前記フマール酸或いは他の
有機酸や無機酸、無機塩類等は通水孔を有する容
袋や外殻等で封入し、海水中に浸漬溶解するか
ら、直接的にフマール酸或いは他の有機酸や無機
酸、無機塩類等の結晶と海苔葉体が接触すること
がなく、処理中の海苔の葉体を局部的に傷めるよ
うなこともなく、殺藻に際し好結果を得ることが
できる。
し、他の有機酸としてリンゴ酸を併用した場合に
おいても、本発明の目的とする殺藻効果を好適に
発揮させることができることを示している。 又、フマール酸と他の有機酸例えばクエン酸や
酒石酸、コハク酸等を併用或いはその2種類以上
を用いた場合についても、各々前記同様の測定を
行つたところ、実施例3における効果とほぼ同様
の結果が得られた。 以上のように、本発明に係る殺藻方法は、処理
槽内に収容した海水等の処理液中に飽和量をこえ
る量のフマール酸を通水性を有する被覆手段で被
覆した状態で存在させること、又は前記処理液中
に通水性を有する被覆手段で被覆した状態で飽和
量をこえる量のフマール酸と該処理液がPH1.5〜
3.5になる量の有機酸を併存させて、この処理液
中に殺藻を必要とする漁網等の被処理物を浸漬し
て殺藻を行うようにしているので、水槽中の海水
に浸漬溶解させるフマール酸等の添加量により、
効果的なPH値を有する処理液の調整ができるとと
もに、該水槽に対する海苔網等の浸漬或いは取り
出し処理の回数に拘らず、処理液のPHを特定範囲
に維持させるものとなり、連続して繰り返し殺藻
処理を行う場合、単に持ち出されて減少した量だ
け海水を補充すればよく、しかも好適なPH値を有
する処理液を常に保有できるので、長時間の作業
が可能となる。更に、前記フマール酸或いは他の
有機酸や無機酸、無機塩類等は通水孔を有する容
袋や外殻等で封入し、海水中に浸漬溶解するか
ら、直接的にフマール酸或いは他の有機酸や無機
酸、無機塩類等の結晶と海苔葉体が接触すること
がなく、処理中の海苔の葉体を局部的に傷めるよ
うなこともなく、殺藻に際し好結果を得ることが
できる。
第1図は海水中の各有機酸の濃度とPHとの関係
を示すグラフである。 1……フマール酸、2……リンゴ酸、3……酒
石酸、4……クエン酸、5……モノクロル酢酸、
6……マロン酸、7……マレイン酸、8……シユ
ウ酸、9……硫酸、10……塩酸。
を示すグラフである。 1……フマール酸、2……リンゴ酸、3……酒
石酸、4……クエン酸、5……モノクロル酢酸、
6……マロン酸、7……マレイン酸、8……シユ
ウ酸、9……硫酸、10……塩酸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 処理槽内に収容した海水等の処理液中に、飽
和量をこえる量のフマール酸を通水性を有する被
覆手段で被覆した状態で存在させてなり、この処
理液中に殺藻を必要とする漁網等の被処理物を浸
漬してなることを特徴とする殺藻方法。 2 被覆手段として通水孔を有するシートを利用
してなる特許請求の範囲第1項記載の殺藻方法。 3 被覆手段として通水孔を有する外殻を利用し
てなる特許請求の範囲第1項記載の殺藻方法。 4 フマール酸として錠剤状のものを利用してな
る特許請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記
載の殺藻方法。 5 フマール酸として処理液に対し0.5〜10%
(w/v)を用いてなる特許請求の範囲第1項又
は第2項又は第3項又は第4項記載の殺藻方法。 6 フマール酸として処理液に対し1〜5%
(w/v)を用いてなる特許請求の範囲第1項又
は第2項又は第3項又は第4項記載の殺藻方法。 7 処理槽内に収容した海水等の処理液中に、通
水性を有する被覆手段で被覆した状態で飽和量を
こえる量のフマール酸と該処理液のPHが1.5〜3.5
になる量の有機酸を併存させてなり、この処理液
中に殺藻を必要とする漁網等の被処理物を浸漬し
てなることを特徴とする殺藻方法。 8 有機酸としてリンゴ酸、クエン酸、酒石酸、
コハク酸から選んだ1種又は2種以上を用いてな
る特許請求の範囲第7項記載の殺藻方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP573490A JPH02291218A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 殺藻方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP573490A JPH02291218A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 殺藻方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10021784A Division JPS60244245A (ja) | 1984-05-17 | 1984-05-17 | 殺藻方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02291218A JPH02291218A (ja) | 1990-12-03 |
| JPH0347810B2 true JPH0347810B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=11619333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP573490A Granted JPH02291218A (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 殺藻方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02291218A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001122707A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-05-08 | Daiichi Seimou Co Ltd | 海苔養殖用製剤およびその製造方法 |
| KR20010036091A (ko) * | 1999-10-05 | 2001-05-07 | 곽효섭 | 김양식용 유기산 처리제 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60244245A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-04 | 扶桑化学工業株式会社 | 殺藻方法 |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP573490A patent/JPH02291218A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02291218A (ja) | 1990-12-03 |
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