JPH0351660B2 - - Google Patents
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- JPH0351660B2 JPH0351660B2 JP61150732A JP15073286A JPH0351660B2 JP H0351660 B2 JPH0351660 B2 JP H0351660B2 JP 61150732 A JP61150732 A JP 61150732A JP 15073286 A JP15073286 A JP 15073286A JP H0351660 B2 JPH0351660 B2 JP H0351660B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cobalt
- coercive force
- iron oxide
- aqueous solution
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- Compounds Of Iron (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は酸化鉄強磁性粉末の製造に係り、より
詳細には、高記録密度が可能なコバルト含有酸化
鉄強磁性粉末の製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点) 従来より、磁気記録用磁性粉としては、形状異
方性により高保磁力を有する針状γ−Fe2O3粒子
が用いられていたが、近年、更に高記録密度が可
能な高保磁力の磁気記録用磁性粉が要求されるよ
うになり、コバルトを含有する酸化鉄磁性粉末の
研究が盛んに行われている。 ところで、従来、コバルト含有γ−Fe2O3粒子
の製造方法としてはこれまで種々提案されている
が、その中でも有用なものの一つとしては、アル
カリ溶液中に針状γ−Fe2O3粒子を分散させ、こ
れにストロンチウム塩などのアルカリ土類金属塩
及びコバルト塩と第1鉄塩を加え、コバルト含有
γ−Fe2O3粒子とする方法がある。 この方法によつて得られるコバルト含有γ−
Fe2O3粒子は、粒子表面にコバルトを含有する酸
化鉄層が形成されているため、保磁力や単位重量
当たりの飽和磁化が増加するものの、分散性が悪
く、保磁力分布に劣り、また保磁力の経時変化も
大きいという欠点があつた。 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消
し、高保磁力、高飽和磁化で、かつ、その保磁力
分布が均一で、分散性に優れ、しかも保磁力の経
時変化が殆どないコバルト含有酸化鉄強磁性粉末
を製造できる方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、コバル
ト含有酸化鉄磁性粉末の製造に関する従来の方法
についてその欠点をもたらす原因を検討分析した
ところ、従来法では、針状γ−Fe2O3粒子をまず
アルカリ溶液中に分散させた後、これにアルカリ
土類金属塩とコバルト塩と第1鉄塩を添加して、
コバルト含有γ−Fe2O3粒子の表面に第1鉄イオ
ン(Fe2+)を含む酸化鉄層を形成し、単位重量
当たりの飽和磁化σsの減少を抑制せんとしたもの
であると考えられるが、第1鉄イオンの添加量を
増やせばコバルト含有γ−Fe2O3の上記σsが増大
するものの、第1鉄イオン添加前に比べて保磁力
がかなり低下し、その保磁力の経時変化も大きく
なつてしまい、このように特に第1鉄塩の添加態
様に問題があるため、目的とする高保磁力強磁性
粉末が得られにくく、その保磁力分布が悪く、分
散性に劣り、保磁力の経時変化が大きくなつてし
まうことが判明した。 そこで、本発明者は、高保磁力、高飽和磁化
で、かつ、その保磁力分布が均一で分散性に優れ
た磁性粉を開発すべく鋭意研究の結果、針状γ−
Fe2O3粒子にまず添加量の1/2量の第1鉄塩を加
えた後、アルカリ土類金属塩、コバルト塩、次い
で残量の第1鉄塩を添加することで、保磁力の低
下を抑えると共に保磁力分布を均一にすることが
でき、目的の磁性粉を得ることが可能であること
を知見するに至り、本発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、針状γ−Fe2O3粒子を
OH-イオン濃度が1.6〜3.0モル/になるような
量のアルカリを含有する水溶液中に分散させ、こ
れにまず添加量の1/2量の鉄塩を含む水溶液を加
え、次いでアルカリ土類金属塩水溶液、コバルト
塩水溶液を加えた後、残量の第1鉄塩を含む水溶
液を加え、非酸化性雰囲気中で該分散液の沸点以
下の温度で処理することにより、針状γ−Fe2O3
粒子表面に第1鉄イオンを含む酸化鉄層とコバル
ト及びアルカリ土類金属を含有する酸化鉄層の2
層を形成せしめることを特徴とする磁気記録用強
磁性粉末の製造方法を要旨とするものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。 前述の如く、要するに、本発明の最大の特徴
は、アルカリ土類金属塩を添加し、第1鉄塩を2
回に分けて添加することにあり、これによつて従
来法に比べ少量のコバルト添加量で特に保磁力が
高められたコバルト含有酸化鉄磁性粉末が得られ
るものである。これらの処理は沸点以下の温度で
行うが、処理温度が低くなるにつれて長時間の処
理が必要となるので、沸点近くのできるだけ高い
温度で処理することが好ましい。 本発明では、まず、核となる針状γ−Fe2O3粒
子をアルカリを含有する水溶液中に充分に分散さ
せるが、その際、アルカリ量はOH-イオン濃度
が1.6〜3.0モル/になるような量を添加する必
要がある。アルカリとしては水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウムなどを使用する
ことができる。アルカリ添加量が上記範囲外で
は、次工程で所要量の第1鉄塩を添加しても核晶
表面に狙いとする第1鉄イオンを含む酸化鉄層を
効果的に形成することがむずかしくなる。 次に、上記分散液を適宜温度(例、90℃)まで
上昇した後、添加量の1/2量の第1鉄塩を添加し
て所要時間(例、30分間)撹拌し、アルカリ土類
金属塩を含む水溶液を添加し、更に昇温(例、
100℃)してコバルト塩を含む水溶液を添加し、
所要時間(例、7時間)充分撹拌する。第1鉄塩
としては塩化第1鉄、硫酸第1鉄などを使用する
ことができ、アルカリ土類金属塩としては塩化ス
トロンチウムのほか、塩化バリウム、塩化カルシ
ウムなどを、またコバルト塩としては塩化コバル
ト、硫酸コバルトなどを使用することができる。 その後、残量の第1鉄塩を含む水溶液を加え、
所要時間(例、1時間)撹拌する。 なお、これらの処理、特に残量の第1鉄塩を添
加する前後では、空気の混入を防止する必要があ
ることから、非酸化性雰囲気中で行う。 このような工程によれば、針状γ−Fe2O3の核
晶の表面に第1鉄イオンを含有する酸化鉄層とコ
バルト及びアルカリ土類金属を含有する酸化鉄層
の2層が形成されるので、高い飽和磁化を有し、
高保磁力で、その保磁力分布が均一で、しかも保
磁力の経時変化が殆どなく、分散性にも優れたコ
バルト含有酸化鉄磁性粉末が得られる。 次に本発明の一実施例を示す。なお、本発明は
本実施例に限定されるものではないことは云うま
でもない。 (実施例) 常法により製造した針状γ−Fe2O3粉末(保磁
力:370Oe、飽和磁化:74emu/g)1300gを、
9の水に1200gのNaOHを溶解させた苛性ソ
ーダ水溶液に加え、充分に分散させた後、この分
散液の温度を90℃まで昇温して塩化第1鉄100g
を含む水溶液500mlを加えて30分間撹拌し、塩化
ストロンチウム20gを含む水溶液100ml添加して
更に昇温し、100℃で塩化コバルト105gを含む水
溶液900mlを添加し、可及的に空気の混入を防止
しながら、この温度を保持したまま撹拌を続け、
1時間後、3時間後、5時間後及び7時間後にそ
れぞれ約30mlの試料を採取した。7時間後の試料
採取後、塩化第1鉄100gを含む水溶液500mlを添
加し、更に1時間撹拌して反応を終了した。採取
した各試料及び反応終了後のスラリーを充分に水
洗し、脱水、乾燥した。得られた試料を振動試料
型磁力計(VSM−3S型、東英工業製)により外
部磁界10KOeで磁気特性を測定した。その結果
を第1表及び第1図に示す。 このように8時間反応処理後に得られたコバル
ト含有酸化鉄磁性粉末は、保磁力Hcが673Oe、
飽和磁化σsが77emu/gであつた。また、この磁
性粉を温度70℃で400時間保存した後の保磁力Hc
は682Oeであつた。 (比較例) 上記実施例と同様の針状γ−Fe2O3粉末1300g
を、9の水に1200gのNaOHを溶解させた苛
性ソーダ水溶液に加え、充分に分散させた後、こ
の分散液の温度を90℃まで昇温して塩化ストロン
チウム20gを含む水溶液100ml添加し、100℃で塩
化コバルト105gを含む水溶液900mlを添加し、可
級的に空気の混入を防止しながら、この温度を保
持したまま撹拌を続け、1時間後、3時間後、5
時間後及び7時間後にそれぞれ約30mlの試料を採
取した。7時間後の試料採取後、塩化第1鉄200
gを含む水溶液1を添加し、更に1時間撹拌し
て反応を終了した。採取した各試料及び反応終了
後のスラリーを充分に水洗し、脱水、乾燥した。
得られた試料を上記実施例と同様の磁力計により
外部磁界10KOeで磁気特性を測定した。その結
果を第1表及び第1図に併記する。 このように8時間反応処理後に得られたコバル
ト含有酸化鉄磁性粉末は、保磁力Hcが659Oe、
飽和磁気σsが77emu/gであつた。また、この磁
性粉を温度70℃で400時間保存した後の保磁力Hc
は685Oeであつた。
詳細には、高記録密度が可能なコバルト含有酸化
鉄強磁性粉末の製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする問題点) 従来より、磁気記録用磁性粉としては、形状異
方性により高保磁力を有する針状γ−Fe2O3粒子
が用いられていたが、近年、更に高記録密度が可
能な高保磁力の磁気記録用磁性粉が要求されるよ
うになり、コバルトを含有する酸化鉄磁性粉末の
研究が盛んに行われている。 ところで、従来、コバルト含有γ−Fe2O3粒子
の製造方法としてはこれまで種々提案されている
が、その中でも有用なものの一つとしては、アル
カリ溶液中に針状γ−Fe2O3粒子を分散させ、こ
れにストロンチウム塩などのアルカリ土類金属塩
及びコバルト塩と第1鉄塩を加え、コバルト含有
γ−Fe2O3粒子とする方法がある。 この方法によつて得られるコバルト含有γ−
Fe2O3粒子は、粒子表面にコバルトを含有する酸
化鉄層が形成されているため、保磁力や単位重量
当たりの飽和磁化が増加するものの、分散性が悪
く、保磁力分布に劣り、また保磁力の経時変化も
大きいという欠点があつた。 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消
し、高保磁力、高飽和磁化で、かつ、その保磁力
分布が均一で、分散性に優れ、しかも保磁力の経
時変化が殆どないコバルト含有酸化鉄強磁性粉末
を製造できる方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、コバル
ト含有酸化鉄磁性粉末の製造に関する従来の方法
についてその欠点をもたらす原因を検討分析した
ところ、従来法では、針状γ−Fe2O3粒子をまず
アルカリ溶液中に分散させた後、これにアルカリ
土類金属塩とコバルト塩と第1鉄塩を添加して、
コバルト含有γ−Fe2O3粒子の表面に第1鉄イオ
ン(Fe2+)を含む酸化鉄層を形成し、単位重量
当たりの飽和磁化σsの減少を抑制せんとしたもの
であると考えられるが、第1鉄イオンの添加量を
増やせばコバルト含有γ−Fe2O3の上記σsが増大
するものの、第1鉄イオン添加前に比べて保磁力
がかなり低下し、その保磁力の経時変化も大きく
なつてしまい、このように特に第1鉄塩の添加態
様に問題があるため、目的とする高保磁力強磁性
粉末が得られにくく、その保磁力分布が悪く、分
散性に劣り、保磁力の経時変化が大きくなつてし
まうことが判明した。 そこで、本発明者は、高保磁力、高飽和磁化
で、かつ、その保磁力分布が均一で分散性に優れ
た磁性粉を開発すべく鋭意研究の結果、針状γ−
Fe2O3粒子にまず添加量の1/2量の第1鉄塩を加
えた後、アルカリ土類金属塩、コバルト塩、次い
で残量の第1鉄塩を添加することで、保磁力の低
下を抑えると共に保磁力分布を均一にすることが
でき、目的の磁性粉を得ることが可能であること
を知見するに至り、本発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、針状γ−Fe2O3粒子を
OH-イオン濃度が1.6〜3.0モル/になるような
量のアルカリを含有する水溶液中に分散させ、こ
れにまず添加量の1/2量の鉄塩を含む水溶液を加
え、次いでアルカリ土類金属塩水溶液、コバルト
塩水溶液を加えた後、残量の第1鉄塩を含む水溶
液を加え、非酸化性雰囲気中で該分散液の沸点以
下の温度で処理することにより、針状γ−Fe2O3
粒子表面に第1鉄イオンを含む酸化鉄層とコバル
ト及びアルカリ土類金属を含有する酸化鉄層の2
層を形成せしめることを特徴とする磁気記録用強
磁性粉末の製造方法を要旨とするものである。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。 前述の如く、要するに、本発明の最大の特徴
は、アルカリ土類金属塩を添加し、第1鉄塩を2
回に分けて添加することにあり、これによつて従
来法に比べ少量のコバルト添加量で特に保磁力が
高められたコバルト含有酸化鉄磁性粉末が得られ
るものである。これらの処理は沸点以下の温度で
行うが、処理温度が低くなるにつれて長時間の処
理が必要となるので、沸点近くのできるだけ高い
温度で処理することが好ましい。 本発明では、まず、核となる針状γ−Fe2O3粒
子をアルカリを含有する水溶液中に充分に分散さ
せるが、その際、アルカリ量はOH-イオン濃度
が1.6〜3.0モル/になるような量を添加する必
要がある。アルカリとしては水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウムなどを使用する
ことができる。アルカリ添加量が上記範囲外で
は、次工程で所要量の第1鉄塩を添加しても核晶
表面に狙いとする第1鉄イオンを含む酸化鉄層を
効果的に形成することがむずかしくなる。 次に、上記分散液を適宜温度(例、90℃)まで
上昇した後、添加量の1/2量の第1鉄塩を添加し
て所要時間(例、30分間)撹拌し、アルカリ土類
金属塩を含む水溶液を添加し、更に昇温(例、
100℃)してコバルト塩を含む水溶液を添加し、
所要時間(例、7時間)充分撹拌する。第1鉄塩
としては塩化第1鉄、硫酸第1鉄などを使用する
ことができ、アルカリ土類金属塩としては塩化ス
トロンチウムのほか、塩化バリウム、塩化カルシ
ウムなどを、またコバルト塩としては塩化コバル
ト、硫酸コバルトなどを使用することができる。 その後、残量の第1鉄塩を含む水溶液を加え、
所要時間(例、1時間)撹拌する。 なお、これらの処理、特に残量の第1鉄塩を添
加する前後では、空気の混入を防止する必要があ
ることから、非酸化性雰囲気中で行う。 このような工程によれば、針状γ−Fe2O3の核
晶の表面に第1鉄イオンを含有する酸化鉄層とコ
バルト及びアルカリ土類金属を含有する酸化鉄層
の2層が形成されるので、高い飽和磁化を有し、
高保磁力で、その保磁力分布が均一で、しかも保
磁力の経時変化が殆どなく、分散性にも優れたコ
バルト含有酸化鉄磁性粉末が得られる。 次に本発明の一実施例を示す。なお、本発明は
本実施例に限定されるものではないことは云うま
でもない。 (実施例) 常法により製造した針状γ−Fe2O3粉末(保磁
力:370Oe、飽和磁化:74emu/g)1300gを、
9の水に1200gのNaOHを溶解させた苛性ソ
ーダ水溶液に加え、充分に分散させた後、この分
散液の温度を90℃まで昇温して塩化第1鉄100g
を含む水溶液500mlを加えて30分間撹拌し、塩化
ストロンチウム20gを含む水溶液100ml添加して
更に昇温し、100℃で塩化コバルト105gを含む水
溶液900mlを添加し、可及的に空気の混入を防止
しながら、この温度を保持したまま撹拌を続け、
1時間後、3時間後、5時間後及び7時間後にそ
れぞれ約30mlの試料を採取した。7時間後の試料
採取後、塩化第1鉄100gを含む水溶液500mlを添
加し、更に1時間撹拌して反応を終了した。採取
した各試料及び反応終了後のスラリーを充分に水
洗し、脱水、乾燥した。得られた試料を振動試料
型磁力計(VSM−3S型、東英工業製)により外
部磁界10KOeで磁気特性を測定した。その結果
を第1表及び第1図に示す。 このように8時間反応処理後に得られたコバル
ト含有酸化鉄磁性粉末は、保磁力Hcが673Oe、
飽和磁化σsが77emu/gであつた。また、この磁
性粉を温度70℃で400時間保存した後の保磁力Hc
は682Oeであつた。 (比較例) 上記実施例と同様の針状γ−Fe2O3粉末1300g
を、9の水に1200gのNaOHを溶解させた苛
性ソーダ水溶液に加え、充分に分散させた後、こ
の分散液の温度を90℃まで昇温して塩化ストロン
チウム20gを含む水溶液100ml添加し、100℃で塩
化コバルト105gを含む水溶液900mlを添加し、可
級的に空気の混入を防止しながら、この温度を保
持したまま撹拌を続け、1時間後、3時間後、5
時間後及び7時間後にそれぞれ約30mlの試料を採
取した。7時間後の試料採取後、塩化第1鉄200
gを含む水溶液1を添加し、更に1時間撹拌し
て反応を終了した。採取した各試料及び反応終了
後のスラリーを充分に水洗し、脱水、乾燥した。
得られた試料を上記実施例と同様の磁力計により
外部磁界10KOeで磁気特性を測定した。その結
果を第1表及び第1図に併記する。 このように8時間反応処理後に得られたコバル
ト含有酸化鉄磁性粉末は、保磁力Hcが659Oe、
飽和磁気σsが77emu/gであつた。また、この磁
性粉を温度70℃で400時間保存した後の保磁力Hc
は685Oeであつた。
【表】
上記実施例及び比較例で得られたコバルト含有
酸化鉄磁性粉末を用い、これに下記組成の成分を
添加して約48時間ボールミルで混練して磁性塗料
を調整した。 コバルト含有酸化鉄磁性粉 …75重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …19 〃 ジオクチルフタレート …4 〃 レシチン …2 〃 トルエン …100 〃 メチルイソブチルケトン …100 〃 この磁性塗料を厚さ12μのポリエステルフイル
ム上に乾燥厚が約6μとなるように塗布し、磁場
配向を行いながら乾燥して磁気テープを製造し
た。得られた各磁気テープの角形比(Br/Bm)、
反転磁界分布(SFD)を測定したところ、第2
表に示す結果が得られた。
酸化鉄磁性粉末を用い、これに下記組成の成分を
添加して約48時間ボールミルで混練して磁性塗料
を調整した。 コバルト含有酸化鉄磁性粉 …75重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …19 〃 ジオクチルフタレート …4 〃 レシチン …2 〃 トルエン …100 〃 メチルイソブチルケトン …100 〃 この磁性塗料を厚さ12μのポリエステルフイル
ム上に乾燥厚が約6μとなるように塗布し、磁場
配向を行いながら乾燥して磁気テープを製造し
た。得られた各磁気テープの角形比(Br/Bm)、
反転磁界分布(SFD)を測定したところ、第2
表に示す結果が得られた。
【表】
第2表により明らかなように、本発明法により
得られたコバルト含有酸化鉄磁性粉末を用いて製
造した磁気テープは、比較例による場合に比べ、
角形比及び反転磁界分布のいずれも優れており、
保磁力分布が均一で分散性も優れているほか、経
時変化も少ないことがわかる。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、針状γ
−Fe2O3の核晶表面に第1鉄イオンを含む酸化鉄
層とコバルトを含有する酸化鉄層の2層が形成さ
れるので、高保磁力、高飽和磁化で、かつ、その
保磁力分布が均一であると共に分散性に優れたコ
バルト含有酸化鉄磁性粉末を容易に、しかも少量
のコバルト添加量で経済的に製造することができ
る。したがつて、高品質の磁気記録用媒体の製造
を可能にするものである。
得られたコバルト含有酸化鉄磁性粉末を用いて製
造した磁気テープは、比較例による場合に比べ、
角形比及び反転磁界分布のいずれも優れており、
保磁力分布が均一で分散性も優れているほか、経
時変化も少ないことがわかる。 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、針状γ
−Fe2O3の核晶表面に第1鉄イオンを含む酸化鉄
層とコバルトを含有する酸化鉄層の2層が形成さ
れるので、高保磁力、高飽和磁化で、かつ、その
保磁力分布が均一であると共に分散性に優れたコ
バルト含有酸化鉄磁性粉末を容易に、しかも少量
のコバルト添加量で経済的に製造することができ
る。したがつて、高品質の磁気記録用媒体の製造
を可能にするものである。
第1図はコバルト含有酸化鉄磁性粉末の保磁力
Hcと反応処理時間の関係を示す特性図である。
Hcと反応処理時間の関係を示す特性図である。
Claims (1)
- 1 針状γ−Fe2O3粒子のOH-イオン濃度が1.6
〜3.0モル/になるような量のアルカリを含有
する水溶液中に分散させ、これにまず添加量の1/
2量の第1鉄塩を含む水溶液を加え、次いでアル
カリ土類金属塩水溶液、コバルト塩水溶液を加え
た後、残量の第1鉄塩を含む水溶液を加え、非酸
化性雰囲気中で該分散液の沸点以下の温度で処理
することにより、針状γ−Fe2O3粒子表面に第1
鉄イオンを含む酸化鉄層とコバルト及びアルカリ
土類金属を含有する酸化鉄層の2層を形成せしめ
ることを特徴とする磁気記録用強磁性粉末の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61150732A JPS638223A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 磁気記録用強磁性粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61150732A JPS638223A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 磁気記録用強磁性粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS638223A JPS638223A (ja) | 1988-01-14 |
| JPH0351660B2 true JPH0351660B2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=15503202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61150732A Granted JPS638223A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 磁気記録用強磁性粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS638223A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014027047A (ja) * | 2012-07-25 | 2014-02-06 | Ricoh Co Ltd | 磁性構造体及びその製造方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939730A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-05 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | 強磁性酸化鉄の製造方法 |
| JPS59107924A (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-22 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | コバルト含有磁性酸化鉄粉末の製造方法 |
| JPS59138312A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | コバルト含有磁性酸化鉄粉末の製造方法 |
| JPS59500739A (ja) * | 1983-04-12 | 1984-04-26 | メモレックス・コーポレーション | 強磁性記録材料 |
| JPS6051242A (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-22 | 三協アルミニウム工業株式会社 | カ−テンウオ−ル |
| JPS61111508A (ja) * | 1984-11-06 | 1986-05-29 | Showa Denko Kk | 磁気記録用磁性粉末の製造法 |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP61150732A patent/JPS638223A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS638223A (ja) | 1988-01-14 |
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