JPH0352779Y2 - - Google Patents

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JPH0352779Y2
JPH0352779Y2 JP9141087U JP9141087U JPH0352779Y2 JP H0352779 Y2 JPH0352779 Y2 JP H0352779Y2 JP 9141087 U JP9141087 U JP 9141087U JP 9141087 U JP9141087 U JP 9141087U JP H0352779 Y2 JPH0352779 Y2 JP H0352779Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、リールに巻装した撚線などの金属線
材の端部をリールに係止するための金属線材巻装
用リールにおける金属線材の端部係止装置に関す
る。
[従来の技術] 例えば、スチールコード等の金属線材の製造者
は、製造した金属線材をリールに巻装して出荷し
ており、リールの軸にあけた穴に金属線材の始端
部を挿入して係止するとともにリールを回転しな
がら巻き取つてリール軸上に金属線材を所定の長
さだけ巻装し、巻装し終つた金属線材の終端部
を、リールのフランジにあけた穴からフランジ外
側に引き出し、フランジ外縁部に設けたクリツプ
で係止している。
第6図は、従来の金属線材巻装用リールにおけ
る金属線材の端部係止装置を示すものである。図
示のように、リール31のフランジ32の外周部
に、金属線材を挿通する穴33があけられてお
り、リール31に巻装し終つた金属線材の巻回終
端部34をこの穴33に挿通してフランジ32の
外側に引き出すとともに、該巻回終端部34を、
フランジ32の端部を外表面で折り返した折り返
し部35に取付したクリツプ36に係止するもの
である。このクリツプ36は、第7図にように、
ピアノ線等の弾性を有する金属線からなり、U字
形の係止片部37の基部両端を直角に折り曲げて
一対の固定片部38,38を設け、該固定片部3
8,38及び係止片部37の基端部を、フランジ
32の折り返し部35で挟着することで固定して
いた。この状態では係止片部37がフランジ32
外表面に圧接される。
なお、係止片部37の先端部には斜め上方に傾
けた立ち上り部39が形成される。
そして、金属線材の巻回終端部34を係止する
には、巻回終端部34をクリツプ36の係止片部
37の先端の立ち上り部39の下にくぐらせて係
止片部37とフランジ32の外表面の間に挿入
し、これら両者の間に挟み込んで係止片部37の
弾性により係止するものであつた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の装置では種々の欠点が存在
した。
すなわち、金属線材には線径の大小があり、そ
れらをカバーできるようにクリツプ36は、バネ
力の大きいものを使用しているが、金属線材の巻
回終端部34をクリツプ36の係止片部37とフ
ランジ32外表面との間に挿入する際にクリツプ
36のバネが強すぎて挟みにくく作業性が悪いと
い問題がある。
また、リール31は繰り返し何回も使用するも
のであるが、使用するうちに当初は強かつたクリ
ツプ36のバネが急速に弱まり、特に、線径の大
きな金属線材を係止した後に線径の小さいものを
係止すると、係止保持力が十分でなく使用できな
くなる場合があり、リール本体自体は使用できる
のにクリツプ36が不良となつたために結局リー
ル31も使用できなくなるという問題がある。
また、クリツプ36のバネが上述のように強い
ものであるため、係止するスチールコード等の撚
線の巻回終端部34を押し潰してしまい、製品に
傷を付けてしまうという問題もある。
また、金属線材の巻回終端部34は金属線のク
リツプ36と平面的なリール31のフランジ32
外表面との間に挟着されるので、金属線材の巻回
終端部34に引つ張りが加わると、フランジ32
外表面が平面であるため滑りやすく、クリツプ3
6のバネが強い割には必ずしも係止保持が確実で
ないという問題がある。そして、リール31の再
使用過程でクリツプ36のバネ力が弱まるとこれ
が顕著になる。
また、従来装置では、クリツプ36の係止片部
37の先端に斜め上を向いた立ち上り部39が形
成されており、これが梱包時に使用する梱包資材
を傷つけるという問題があり、また金属線材の製
造者において、リール31に巻装した金属線材の
外観検査をする際にその検査工程でローラーコン
ベア上を搬送するが、ローラーコンベアに立ち上
り部39がぶつかつて係止した金属線材の巻回終
端部34が抜け出るという問題がある。
本考案はこのような従来装置の種々の欠点を解
決するものであり、金属線材の巻回終端部を係止
し易く、また一旦係止すると抜けにくく、繰り返
し使用に耐え得ることができ、係止する製品の金
属線材を傷めることがなく、線径の大小にかかわ
らず安定した係止ができる金属線材巻装用リール
における金属線材の端部係止装置を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するための構成を実施例に対
応する第1図ないし第5図を用いて説明すると、
本考案の金属線材巻装用リールにおける金属線材
の端部係止装置は、弾性をもつ金属線を一回り巻
回して一方の片側10が取付部9とされる第一の
巻回部8を形成し、該第一の巻回部8に続けてそ
の他方の片側11上に一方の片側14を重ねて前
記金属線を一回り巻回して前記取付部9と反対側
に他方の片側15が突出部13として突き出す第
二の巻回部12を形成したクリツプ7を、前記第
一の巻回部8を金属線材巻装用リール1のフラン
ジ3外表面に接触させて配置するとともに前記取
付部9をフランジ3外縁でフランジ3外表面側に
折り返す折り返し部6に挟着したことを特徴とす
る。
[作用] 上記のように構成する本考案の金属線材巻装用
リールにおける金属線材の端部係止装置は、第一
の巻回部8がリール1のフランジ3の外表面上に
設置され、第二の巻回部12は第一の巻回部8上
に重ねられ突出部13が第一の巻回部8より突き
出すため、フランジ3外表面と突出部13の間に
は〓間18が形成されるので、この〓間18から
金属線材の巻回終端部24を入れて第一の巻回部
8及び第二の巻回部12の重合部19に挟み込む
ことにより係止するものである。
従来装置では、金属線材の巻回終端部は、クリ
ツプとフランジ外表面との間に挟み込むものであ
り、したがつてクリツプがフランジ外表面を強く
押圧するように取付するものであり、クリツプの
バネが強すぎて挿入しにくかつた。本考案装置で
は、第一の巻回部8と第二の巻回部12とが連続
したものであり、いわば、一つの剛性のあるコイ
ルバネのごときものであつてその第一の巻回部8
と第二の巻回部12との間に金属線材を挟み込む
ものであるため、第二の巻回部12と第一の巻回
部8との間に巻回終端部24を比較的容易に入り
込ませることができる程度にクリツプ7の弾性を
決めておくことで、金属線材23の巻回終端部2
4の係止を容易に行なうことができる。また金属
線材23の巻回終端部24を第一の巻回部8と第
二の巻回部12とでくわえるように係止するの
で、クリツプ7のバネ圧がそれほど強くなくとも
抜けにくい係止がなされる。
また従来のように別部材の間に金属線材を挟み
込むものではなく、いわば一連のコイルバネに金
属線材を挟み込むものであるため、繰り返して再
使用しても使用できなくなる程に係止保持力を低
下するようなことはない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る金属線材の端部
係止装置を設けたリールの斜視図、第2図はその
部分正面図を示すものである。これら図におい
て、1はスチールコード等の金属線材を巻装する
リールであり、軸部2の両側にフランジ33が形
成される。これら各部は鋼板を所定形状に成形す
るとともに溶接して堅牢に製作する。
リール1の軸部2には金属線材の巻回終端部を
挿入するための穴4があけられ、フランジ3の外
周部には金属線材の巻回終端部を挿通する穴5が
あけられる。フランジ3,3の外縁には、その端
縁部をフランジ3外表面側にカールした折り返し
部6が形成され、前記穴5の近傍の折り返し部6
に挟着してクリツプ7がフランジ3の外表面に取
付られる。
クリツプ7は、第3図に図示するように、例え
ば、ステンレス線あるいはピアノ線等の弾性をも
つ金属線を折り曲げ成形するものであり、金属線
を概略一平面で一回り巻回して一方の片側10が
取付部9とされる第一の巻回部8を形成し、この
第一の巻回部8に続けてその他方の片側11上に
一方の片側14を重ねて金属線を概略一平面で一
回り巻回して取付部9と反対側に他方の片側15
が突出部13として突き出す第二の巻回部1二を
形成する。
すなわち、第一の巻回部8と第二の巻回部12
とは互いの中心をずらせて平面的に巻回されるも
のであり、第一の巻回部8は矩形とされ第二の巻
回部12は台形ないし三角形とされる。また、第
二の巻回部12に続いて取付部9と突出部13の
対向方向と直角に、第二の巻回部12の外端部に
添つて第一の巻回部8の中間部上を横断する横断
部16が設けられ、この横断部16の先端に曲げ
部17が形成される。
上記クリツプ7は、第4図に図示するように、
リール1のフランジの外縁部に外向きに形成され
る折り返し部6の間に取付部9を挿入し、折り返
し部6をカシメて折り返し部6に取付部9を圧着
することで固定する。しかして、この取付状態で
は第5図のようにリール1のフランジ3の外表面
とクリツプ7の突出部13の間には〓間18が形
成され、金属線材23の巻回終端部24を、〓間
18より挿入し第一の巻回部8と第二の巻回部1
2の重合部19の間に挿入する。これにより金属
線材23の巻回終端部24は、重合部19の二か
所で係止される。このとき、横断部16及び曲げ
部17は金属線材23の巻回終端部24が重合部
19を通りすぎないようにストツパーの作用をし
ている。
しかし、横断部16及び曲げ部17あるいは曲
げ部17は、必ずしも必要とするものではない。
これらがなくとも十分に重合部19巻で巻回終端
部24の係止が可能である。
なお、第4図では穴5の右側にクリツプ7を取
り付けているが、左側でもよく、また実施例のク
リツプの巻回方向も図示と逆でもよい。すなわち
曲げ部17が右側になつてもよい。
また第一の巻回部8及び第二の巻回部12の形
状は実施例のものに限定されず、円、だ円、矩形
その他各種のものにできる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案の金属線材巻装用リー
ルにおける金属線材の端部係止装置は、第一の巻
回部と第二の巻回部との間に金属線材を挟み込む
ものであるため、第二の巻回部と第一の巻回部と
の間に巻回終端部を比較的容易に入り込ませるこ
とができる程度にクリツプの弾性を決めておくこ
とで、金属線材の巻回終端部の係止を容易に行な
うことができ、作業性がよい。
また、金属線材の巻回終端部を第一の巻回部と
第二の巻回部とでくわえるように係止するので、
クリツプのバネ圧がそれ程強くなくとも線径の大
きさにかかわらず抜けにくい係止が可能である。
また、従来のように別部材の間に金属線材を挟
み込むものではなく、いわば一連のコイルバネに
金属線材を挟み込むものであるため、繰り返して
再使用しても使用できなくなる程に係止保持力を
低下するようなことはなく、長く使用することが
できて経済的である。
さらに、第一及び第二の巻回部を平面上で巻回
することで、従来のようにリールのフランジ表面
上へ突き出さず、梱包資材を傷めたり、また検査
工程で搬送中クリツプがぶつかつて金属線材が抜
ける等の不都合がなく実用上の効果は大きなもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る金属線材の端部
係止装置を設けたリールの斜視図、第2図は同じ
く第1図の部分正面図、第3図はクリツプの拡大
斜視図、第4図は金属線材の巻回終端部を端部係
止装置に係止した状態の説明図、第5図は部分断
面図、第6図は従来装置の斜視図、第7図は従来
のクリツプの拡大斜視図である。 1……金属線材巻装用リール、3……フラン
ジ、6……折り返し部、8……第一の巻回部、9
……取付部、10……第一の巻回部の一方の片
側、11……第一の巻回部の他方の片側、12…
…第二の巻回部、13……突出部、14……第二
の巻回部の一方の片側、15……第二の巻回部の
他方の片側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性をもつ金属線を一回り巻回して一方の片側
    が取付部とされる第一の巻回部を形成し、該第一
    の巻回部に続けてその他方の片側上に一方の片側
    を重ねて前記金属線を一回り巻回して前記取付部
    と反対側に他方の片側が突出部として突き出す第
    二の巻回部を形成したクリツプを、前記第一の巻
    回部を金属線材巻装用リールのフランジ外表面に
    接触させて配置するとともに前記取付部をフラン
    ジ外縁でフランジ外表面側に折り返す折り返し部
    に挟着したことを特徴とする金属線材巻装用リー
    ルにおける金属線材の端部係止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061569Y2 (ja) * 1989-10-24 1994-01-12 金井 宏之 金属線条体用リール

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