JPH0353178B2 - - Google Patents
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- JPH0353178B2 JPH0353178B2 JP58126938A JP12693883A JPH0353178B2 JP H0353178 B2 JPH0353178 B2 JP H0353178B2 JP 58126938 A JP58126938 A JP 58126938A JP 12693883 A JP12693883 A JP 12693883A JP H0353178 B2 JPH0353178 B2 JP H0353178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- styrene
- film
- glass bottle
- block copolymer
- butadiene block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
本発明は、スチレン−ブタジエンブロツク共重
合体を主体とするフイルムを被覆したガラスビン
に関するものであり、さらに詳しくは、該フイル
ムを特定の状態で被覆することによつて得られ
る、被覆フイルムのストレスクラツクを防止した
ガラスビンに関する。 ガラスビンは、ビール、清涼飲料等を初めとす
る各種の液体その他の容器として、幅広く使用さ
れている。このガラスビンは、透明性、剛性、耐
熱性、耐内容物性等に優れており、極めて有用で
あるが、耐衝撃性に劣つているため、落下等の衝
撃で簡単に破壊飛散していまうという欠点があ
る。 そのため、最近では、セーフテイシールドビン
とか、ピラステイシールドビンとか呼ばれる、ガ
ラスビンにスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体1軸延伸フイルム、ポリ塩化ビニル1軸延伸フ
イルムあるいは発泡ポリスチレン1軸延伸シート
等を、加熱収縮させて被覆した、安全性に優れた
ビンが開発されている。 これらの被覆フイルムあるいはシートの中で、
スチレン−ブタジエンブロツク共重合体の1軸延
伸フイルムは、透明性、光沢、機械的強度等に優
れるだけでなく、ポリ塩化ビニル1軸延伸フイル
ムおよび発泡ポリスチレン1軸延伸シートに比べ
て、高倍率延伸およびそれによる高収縮率化が可
能であり、加熱収縮によるガラスビンの被覆にお
いて、最適なフイルムと考えられている。 しかしながら、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体の1軸延伸フイルムを、加熱収縮させて
被覆したガラスビンは、屋外の環境温度が変化す
る条件下(例えば昼と夜の温度差等)に放置する
と、該フイルムにクラツクが発生し、その結果、
ガラスビンに対する保護効果が低下するという欠
点を有している。このクラツクの発生原因につい
ては、未だ明確になつていないが、ガラスビンに
被覆してないフイルムでは発生しないことから、
ガラスビンと被覆フイルムの熱膨張率の差によつ
て、被覆フイルムにくり返して応力がかかり、そ
の結果としてストレスクラツクが発生するものと
考えられる。 本発明者らは、ストレスクラツクの発生しない
被覆フイルムについて、鋭意検討を行つた。その
結果、ストレスクラツクの発生は、スチレン−ブ
タジエンブロツク共重合体の延伸条件、該フイル
ムの被覆条件の影響を強く受けるが、最終的に
は、ガラスビンに被覆されたスチレン−ブタジエ
ンブロツク共重合体延伸フイルムの、複屈折率で
表わされる配向度によつて決まることを見い出
し、本発明を完成させた。また、この事実は、ス
チレン−ブタジエンブロツク共重合体に、ポリス
チレン等のスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体と親和性に優れる樹脂をブレンドした場合で
も、同様であることを見い出した。 すなわち本発明は、スチレン−ブタジエンブロ
ツク共重合体を主体とする1軸延伸フイルムを、
加熱収縮させて被覆したガラスビンであつて、加
熱収縮後の該フイルムの複屈折率が1×10-4以上
であるフイルム被覆ガラスビンである。 本発明における延伸フイルムを構成する樹脂
は、スチレン−ブタジエンブロツク共重合体を主
体とするものすなわち、スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を50重量%以上含むものであつ
て、本発明でいうスチレン−ブタジエンブロツク
共重合体は、スチレン含有量が60重量%以上、95
重量%以下の樹脂状の共重合体であり、下記の一
般構造式で表わされるものを包含する。 (S−B)n ……(イ) S(−B−S)o ……(ロ) B(−S−B)o ……(ハ) (S−B)−nX ……(ニ) 〔上記構造式において、Sはポリスチレンブロツ
クであり、Bはブタジエン単独あるいはブタジエ
ンと共重合可能な共役ジエンとの(共)重合体ブ
ロツクもしくは、ブタジエンとスチレンとのラン
ダムまたはテーパー共重合体ブロツクであり、X
は例えば四塩化ケイ素、四塩化スグなどのカツプ
リング剤の残基または多官能有機リチウム化合物
等の重合開始剤の残基であり、nは1〜5の整
数、mは2〜7の整数である。〕 スチレン含有量が60重量%未満の場合は、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体がエラストマ
ー状になるため、延伸加工が困難であり、95重量
%を越えると、1軸延伸フイルムの衝撃強さが低
下し、ガラスビンに対する保護効果が低下する。
スチレン含有量の好ましい範囲は65重量%〜90重
量%であり、さらに好ましくは、70重量%〜85重
量%である。 本発明で使用するスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体のメルトインフローインデツクス(G
条件)は0.1〜50g/10分であり、好ましい範囲
は1〜30g/10分である。 本発明で使用するスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は、炭化水素溶剤中で、リビングアニ
オン重合法で製造することができる。 本発明において、スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は、2種以上をブレンドして使用する
ことも可能であり、さらに、ポリスチレン、耐衝
撃性ポリスチレンあるいはスチレン含有量が60重
量%未満のエラストマー状スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体を、全体の50重量%以下の量で
ブレンドしてもよい。また、目的に応じて種々の
添加剤を添加することも可能であり、添加剤の例
としては、安定剤、滑剤、ブロツキング防止剤、
帯電防止剤、染料、顔料、軟化剤、可塑剤、低分
子量ポリスチレン等があげられる。 本発明で使用する延伸フイルムは、前記スチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体あるいは、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主体とする
樹脂を、公知の方法で1軸延伸することによつて
得られるが、好ましい1軸延伸の方法としては、
テンター横1軸延伸法、およびインフレーシヨン
法があげられる。 1軸延伸を行う条件としては、次の条件があげ
られる。延伸温度は60℃〜150℃、好ましくは80
℃〜120℃であり、延伸倍率は2倍〜8倍、好ま
しくは3〜6倍である。また、1軸延伸フイルム
の厚さは20μ〜200μ、好ましくは40μ〜100μであ
る。フイルムの厚さが薄いと、フイルムの腰が弱
くなつてガラスビンへの被覆が困難になり、厚い
と加熱収縮がやりにくくなる。 本発明で使用する1軸延伸フイルムは、延伸直
角方向の配向が0であることが好ましいが、実質
的には若干の配向があつても使用可能である。 本発明おいて、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体を主体とする1軸延伸フイルムを、ガラ
スビンに被覆する手段としては、まず、該1軸延
伸フイルムを延伸直角方法にチユーブ化し、次い
で、ガラスビンに該チユーブをかぶせて、そのま
ま外部から加熱し、加熱収縮によりガラスビンに
密着させる方法が一般的である。その際、加熱媒
体としては熱風あるいは熱水を用いることが可能
であり、加熱条件は、温度と時間でコントロール
することができる。 本発明において、被覆フイルムに発生するスト
レスクラツクを防止するための、最も重要な点
は、被覆フイルムの複屈折率を1×10-4以上とす
ることである。 ここで、本発明における被覆フイルムの複屈折
率は、ガラスビンに被覆されたフイルム全面のす
べての部分における値を意味するものであるが、
本発明者らの実験によれば、収縮量の最も多い部
分(一般には首部分)が、被覆フイルムの全面の
中で、常に最も小さい複屈折率の値を示すことが
判明しており、通常は収縮量の最も多い部分の複
屈折率が1×10-4以上であれば、本発明の効果を
発現させることができる。 本発明において、被覆フイルムの複屈折率が1
×10-4未満の場合は、フイルム被覆ガラスビン
を、屋外の温度変化のある場所に放置しておくだ
けで、1ケ月以内に、短い場合には2〜3日で、
フイルムにクラツクが発生する。複屈折率の好ま
しい値2×10-4以上であり、その場合は、前記と
同条件で、2ケ月以上放置してもクラツクの発生
は認られない。 本発明において、被覆フイルムの複屈折率が1
×10-4以上となるように、ガラスビンへ被覆する
際の被覆条件は、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体のポリマー構造、1軸延伸フイルムを得
るための延伸条件およびフイルム厚さ、ガラスビ
ンの形状、被覆のためのフイルムの最大収縮量等
の影響を受けるが、通常は、1軸延伸フイルムを
加熱収縮させるための媒体の温度と加熱時間を選
択することにより決めることができる。しかし、
例えば、極めて高い温度で延伸した1軸延伸フイ
ルムを用いるような場合には、ガラスビンへの被
覆のための加熱収縮条件を、どのように選定して
も、被覆フイルムの一部分における複屈折率が1
×10-4以上にならないこともあり、この場合は、
被覆フイルムがクラツク特性に劣るものになるた
め、本発明には含まれない。 本発明の対象となるガラスビンの形状は、特に
限定されるものではないが、一般には断面が円形
かまたはそれに近い形状のものが選ばれる。しか
し、断面が三角形や四角形に類似したガラスビン
においても、本発明の効果は達成することができ
る。 本発明をさらに詳細に説明するため、以下に実
施例を示すが、本発明は以下の実施例で限定され
るものではない。なお、本実施例における各種特
性は以下の方法で測定した。 複屈折率:加熱収縮させてガラスビンに被覆した
フイルムについて、主に首部、一部は胴部から
小片を切り取り、オリンパス光学工業(株)製の偏
光顕微鏡(ベレツクコンペンセーター)を使用
して測定した。 ストレスクラツク特性:フイルムを被覆したガラ
スビンを、屋外の風通しが良く、直射日光およ
び雨が当たらない場所に放置し、経時的なスト
レスクラツクの発生状況を観察した。評価は、
10日間毎の供試本数(5本)中のストレスクラ
ツク発生本数で表わした。 また、本実施例において使用したガラスビンは
高さ138mm、胴部外径68mm、首部外径25mmのビン
であり、フイルムは、ビンの肩部の外径32mm(高
さ115mm)の部分から、底部の外周から約10mm内
側の部分まで被覆した。 実施例1〜3、比較例1、2 シクロヘキサン溶媒中で、n−ブチルリチウム
を重合開始剤としてS−B−S−B構造(重量比
37:18:37:8)を有する、メルトフローインデ
ツクス(G条件)が10のスチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を重合した。ここで、Sはポリス
チレンブロツク、Bはポリブタジエンブロツクで
ある。このスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体を、40mmφ押出機を用いて180℃でシート状押
出成形し、次いで、テンター延伸機により、表1
に示した条件で、横1軸延伸フイルムを作成し
た。得られたフイルムをヒートシール法により、
長さ130mm、折り幅110mmのチユープに成形し、中
にガラスビンを挿入した後、一定温度のオーブン
中に一定時間入れておくことによつて、加熱収縮
させてガラスビンに被覆した。収縮条件も表1に
示した。この被覆フイルムについて、複屈折率と
ストレスクラツク特性を評価した結果を表1に示
した。
合体を主体とするフイルムを被覆したガラスビン
に関するものであり、さらに詳しくは、該フイル
ムを特定の状態で被覆することによつて得られ
る、被覆フイルムのストレスクラツクを防止した
ガラスビンに関する。 ガラスビンは、ビール、清涼飲料等を初めとす
る各種の液体その他の容器として、幅広く使用さ
れている。このガラスビンは、透明性、剛性、耐
熱性、耐内容物性等に優れており、極めて有用で
あるが、耐衝撃性に劣つているため、落下等の衝
撃で簡単に破壊飛散していまうという欠点があ
る。 そのため、最近では、セーフテイシールドビン
とか、ピラステイシールドビンとか呼ばれる、ガ
ラスビンにスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体1軸延伸フイルム、ポリ塩化ビニル1軸延伸フ
イルムあるいは発泡ポリスチレン1軸延伸シート
等を、加熱収縮させて被覆した、安全性に優れた
ビンが開発されている。 これらの被覆フイルムあるいはシートの中で、
スチレン−ブタジエンブロツク共重合体の1軸延
伸フイルムは、透明性、光沢、機械的強度等に優
れるだけでなく、ポリ塩化ビニル1軸延伸フイル
ムおよび発泡ポリスチレン1軸延伸シートに比べ
て、高倍率延伸およびそれによる高収縮率化が可
能であり、加熱収縮によるガラスビンの被覆にお
いて、最適なフイルムと考えられている。 しかしながら、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体の1軸延伸フイルムを、加熱収縮させて
被覆したガラスビンは、屋外の環境温度が変化す
る条件下(例えば昼と夜の温度差等)に放置する
と、該フイルムにクラツクが発生し、その結果、
ガラスビンに対する保護効果が低下するという欠
点を有している。このクラツクの発生原因につい
ては、未だ明確になつていないが、ガラスビンに
被覆してないフイルムでは発生しないことから、
ガラスビンと被覆フイルムの熱膨張率の差によつ
て、被覆フイルムにくり返して応力がかかり、そ
の結果としてストレスクラツクが発生するものと
考えられる。 本発明者らは、ストレスクラツクの発生しない
被覆フイルムについて、鋭意検討を行つた。その
結果、ストレスクラツクの発生は、スチレン−ブ
タジエンブロツク共重合体の延伸条件、該フイル
ムの被覆条件の影響を強く受けるが、最終的に
は、ガラスビンに被覆されたスチレン−ブタジエ
ンブロツク共重合体延伸フイルムの、複屈折率で
表わされる配向度によつて決まることを見い出
し、本発明を完成させた。また、この事実は、ス
チレン−ブタジエンブロツク共重合体に、ポリス
チレン等のスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体と親和性に優れる樹脂をブレンドした場合で
も、同様であることを見い出した。 すなわち本発明は、スチレン−ブタジエンブロ
ツク共重合体を主体とする1軸延伸フイルムを、
加熱収縮させて被覆したガラスビンであつて、加
熱収縮後の該フイルムの複屈折率が1×10-4以上
であるフイルム被覆ガラスビンである。 本発明における延伸フイルムを構成する樹脂
は、スチレン−ブタジエンブロツク共重合体を主
体とするものすなわち、スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を50重量%以上含むものであつ
て、本発明でいうスチレン−ブタジエンブロツク
共重合体は、スチレン含有量が60重量%以上、95
重量%以下の樹脂状の共重合体であり、下記の一
般構造式で表わされるものを包含する。 (S−B)n ……(イ) S(−B−S)o ……(ロ) B(−S−B)o ……(ハ) (S−B)−nX ……(ニ) 〔上記構造式において、Sはポリスチレンブロツ
クであり、Bはブタジエン単独あるいはブタジエ
ンと共重合可能な共役ジエンとの(共)重合体ブ
ロツクもしくは、ブタジエンとスチレンとのラン
ダムまたはテーパー共重合体ブロツクであり、X
は例えば四塩化ケイ素、四塩化スグなどのカツプ
リング剤の残基または多官能有機リチウム化合物
等の重合開始剤の残基であり、nは1〜5の整
数、mは2〜7の整数である。〕 スチレン含有量が60重量%未満の場合は、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体がエラストマ
ー状になるため、延伸加工が困難であり、95重量
%を越えると、1軸延伸フイルムの衝撃強さが低
下し、ガラスビンに対する保護効果が低下する。
スチレン含有量の好ましい範囲は65重量%〜90重
量%であり、さらに好ましくは、70重量%〜85重
量%である。 本発明で使用するスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体のメルトインフローインデツクス(G
条件)は0.1〜50g/10分であり、好ましい範囲
は1〜30g/10分である。 本発明で使用するスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は、炭化水素溶剤中で、リビングアニ
オン重合法で製造することができる。 本発明において、スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体は、2種以上をブレンドして使用する
ことも可能であり、さらに、ポリスチレン、耐衝
撃性ポリスチレンあるいはスチレン含有量が60重
量%未満のエラストマー状スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体を、全体の50重量%以下の量で
ブレンドしてもよい。また、目的に応じて種々の
添加剤を添加することも可能であり、添加剤の例
としては、安定剤、滑剤、ブロツキング防止剤、
帯電防止剤、染料、顔料、軟化剤、可塑剤、低分
子量ポリスチレン等があげられる。 本発明で使用する延伸フイルムは、前記スチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体あるいは、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主体とする
樹脂を、公知の方法で1軸延伸することによつて
得られるが、好ましい1軸延伸の方法としては、
テンター横1軸延伸法、およびインフレーシヨン
法があげられる。 1軸延伸を行う条件としては、次の条件があげ
られる。延伸温度は60℃〜150℃、好ましくは80
℃〜120℃であり、延伸倍率は2倍〜8倍、好ま
しくは3〜6倍である。また、1軸延伸フイルム
の厚さは20μ〜200μ、好ましくは40μ〜100μであ
る。フイルムの厚さが薄いと、フイルムの腰が弱
くなつてガラスビンへの被覆が困難になり、厚い
と加熱収縮がやりにくくなる。 本発明で使用する1軸延伸フイルムは、延伸直
角方向の配向が0であることが好ましいが、実質
的には若干の配向があつても使用可能である。 本発明おいて、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体を主体とする1軸延伸フイルムを、ガラ
スビンに被覆する手段としては、まず、該1軸延
伸フイルムを延伸直角方法にチユーブ化し、次い
で、ガラスビンに該チユーブをかぶせて、そのま
ま外部から加熱し、加熱収縮によりガラスビンに
密着させる方法が一般的である。その際、加熱媒
体としては熱風あるいは熱水を用いることが可能
であり、加熱条件は、温度と時間でコントロール
することができる。 本発明において、被覆フイルムに発生するスト
レスクラツクを防止するための、最も重要な点
は、被覆フイルムの複屈折率を1×10-4以上とす
ることである。 ここで、本発明における被覆フイルムの複屈折
率は、ガラスビンに被覆されたフイルム全面のす
べての部分における値を意味するものであるが、
本発明者らの実験によれば、収縮量の最も多い部
分(一般には首部分)が、被覆フイルムの全面の
中で、常に最も小さい複屈折率の値を示すことが
判明しており、通常は収縮量の最も多い部分の複
屈折率が1×10-4以上であれば、本発明の効果を
発現させることができる。 本発明において、被覆フイルムの複屈折率が1
×10-4未満の場合は、フイルム被覆ガラスビン
を、屋外の温度変化のある場所に放置しておくだ
けで、1ケ月以内に、短い場合には2〜3日で、
フイルムにクラツクが発生する。複屈折率の好ま
しい値2×10-4以上であり、その場合は、前記と
同条件で、2ケ月以上放置してもクラツクの発生
は認られない。 本発明において、被覆フイルムの複屈折率が1
×10-4以上となるように、ガラスビンへ被覆する
際の被覆条件は、スチレン−ブタジエンブロツク
共重合体のポリマー構造、1軸延伸フイルムを得
るための延伸条件およびフイルム厚さ、ガラスビ
ンの形状、被覆のためのフイルムの最大収縮量等
の影響を受けるが、通常は、1軸延伸フイルムを
加熱収縮させるための媒体の温度と加熱時間を選
択することにより決めることができる。しかし、
例えば、極めて高い温度で延伸した1軸延伸フイ
ルムを用いるような場合には、ガラスビンへの被
覆のための加熱収縮条件を、どのように選定して
も、被覆フイルムの一部分における複屈折率が1
×10-4以上にならないこともあり、この場合は、
被覆フイルムがクラツク特性に劣るものになるた
め、本発明には含まれない。 本発明の対象となるガラスビンの形状は、特に
限定されるものではないが、一般には断面が円形
かまたはそれに近い形状のものが選ばれる。しか
し、断面が三角形や四角形に類似したガラスビン
においても、本発明の効果は達成することができ
る。 本発明をさらに詳細に説明するため、以下に実
施例を示すが、本発明は以下の実施例で限定され
るものではない。なお、本実施例における各種特
性は以下の方法で測定した。 複屈折率:加熱収縮させてガラスビンに被覆した
フイルムについて、主に首部、一部は胴部から
小片を切り取り、オリンパス光学工業(株)製の偏
光顕微鏡(ベレツクコンペンセーター)を使用
して測定した。 ストレスクラツク特性:フイルムを被覆したガラ
スビンを、屋外の風通しが良く、直射日光およ
び雨が当たらない場所に放置し、経時的なスト
レスクラツクの発生状況を観察した。評価は、
10日間毎の供試本数(5本)中のストレスクラ
ツク発生本数で表わした。 また、本実施例において使用したガラスビンは
高さ138mm、胴部外径68mm、首部外径25mmのビン
であり、フイルムは、ビンの肩部の外径32mm(高
さ115mm)の部分から、底部の外周から約10mm内
側の部分まで被覆した。 実施例1〜3、比較例1、2 シクロヘキサン溶媒中で、n−ブチルリチウム
を重合開始剤としてS−B−S−B構造(重量比
37:18:37:8)を有する、メルトフローインデ
ツクス(G条件)が10のスチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を重合した。ここで、Sはポリス
チレンブロツク、Bはポリブタジエンブロツクで
ある。このスチレン−ブタジエンブロツク共重合
体を、40mmφ押出機を用いて180℃でシート状押
出成形し、次いで、テンター延伸機により、表1
に示した条件で、横1軸延伸フイルムを作成し
た。得られたフイルムをヒートシール法により、
長さ130mm、折り幅110mmのチユープに成形し、中
にガラスビンを挿入した後、一定温度のオーブン
中に一定時間入れておくことによつて、加熱収縮
させてガラスビンに被覆した。収縮条件も表1に
示した。この被覆フイルムについて、複屈折率と
ストレスクラツク特性を評価した結果を表1に示
した。
【表】
実施例4〜6、比較例3、4
シクロヘキサン溶媒中で、n−ブチルリチウム
を重合開始剤としてS−B−S構造を有する、メ
ルトフローインデツクス(G条件)が8のスチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体を重合した。こ
こで、Sはそれぞれ35重量部のポリスチレンブロ
ツク、Bはスチレンがテーパー共重合された、ス
チレン10重量部とブタジエン20重量部からなるス
チレン−ブタジエン共重合体ブロツクである。 次いで、同じ溶媒と重合開始剤を用いて、S−
B−S−B−S構造を有する、メルトフローイン
デツクス(G条件)が17のスチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体を重合した。ここでは、Sはそ
れぞれ25重量部のポリスチレンブロツク、Bはそ
れぞれ12.5重量部のポリブタジエンブロツクであ
る。これらのブロツク共重合体について、実施例
1と同様の方法で、表2に示した条件で、シート
押出、テンター横1軸延伸およびガラスビンへの
被覆を行つた。得られた被覆フイルムの複屈折率
とストレスクラツク特性を評価した結果を表2に
示した。
を重合開始剤としてS−B−S構造を有する、メ
ルトフローインデツクス(G条件)が8のスチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体を重合した。こ
こで、Sはそれぞれ35重量部のポリスチレンブロ
ツク、Bはスチレンがテーパー共重合された、ス
チレン10重量部とブタジエン20重量部からなるス
チレン−ブタジエン共重合体ブロツクである。 次いで、同じ溶媒と重合開始剤を用いて、S−
B−S−B−S構造を有する、メルトフローイン
デツクス(G条件)が17のスチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体を重合した。ここでは、Sはそ
れぞれ25重量部のポリスチレンブロツク、Bはそ
れぞれ12.5重量部のポリブタジエンブロツクであ
る。これらのブロツク共重合体について、実施例
1と同様の方法で、表2に示した条件で、シート
押出、テンター横1軸延伸およびガラスビンへの
被覆を行つた。得られた被覆フイルムの複屈折率
とストレスクラツク特性を評価した結果を表2に
示した。
【表】
【表】
実施例7〜10、比較例5
シクロヘキサン溶媒中で、n−ブチルリチウム
を重合開始剤として、表3に示した4種のスチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体を重合した。
を重合開始剤として、表3に示した4種のスチレ
ン−ブタジエンブロツク共重合体を重合した。
【表】
これらのブロツク共重合体またはその混合物
100重量部に対して、エルカ酸アミド0.1重量部お
よび2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)
ベンゾトリアゾール0.5重量部を添加した組成物
について、実施例1と同様の方法で、表4に示し
た条件で、シート押出、テンター横1軸延伸およ
びガラスビンへの被覆を行つた。得られた被覆フ
イルムの複屈折率とストレスクラツク特性を評価
した結果表4に示した。
100重量部に対して、エルカ酸アミド0.1重量部お
よび2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)
ベンゾトリアゾール0.5重量部を添加した組成物
について、実施例1と同様の方法で、表4に示し
た条件で、シート押出、テンター横1軸延伸およ
びガラスビンへの被覆を行つた。得られた被覆フ
イルムの複屈折率とストレスクラツク特性を評価
した結果表4に示した。
【表】
【表】
実施例11、12、比較例6、7
市販の分岐型スチレン−ブタジエンブロツク共
重合体である、K−Resih 05 (Phillips
Chemical Co.製、スチレン含有量75重量%)を
用いて、実施例1と同様の方法で、表5に示した
条件で、シート押出、テンター横1軸延伸および
ガラスビンへの被覆を行つた。得られた被覆フイ
ルムの複屈折率とストレスクラツク特性の評価結
果を表5に示した。
重合体である、K−Resih 05 (Phillips
Chemical Co.製、スチレン含有量75重量%)を
用いて、実施例1と同様の方法で、表5に示した
条件で、シート押出、テンター横1軸延伸および
ガラスビンへの被覆を行つた。得られた被覆フイ
ルムの複屈折率とストレスクラツク特性の評価結
果を表5に示した。
【表】
実施例13〜15、比較列8、9
実施例1で用いたスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体85重量部、スチレン−ブタジエン系熱
可塑性エラストマーであるタフプレンA(旭化成
工業(株)製、スチレン含有量40重量%)10重量部お
よび低分子量ポリスチレン(軟化点75℃)5重量
部からなる組成物を用いて、実施例1と同様の方
法で、表6に示した条件で、シート押出、テンタ
ー横1軸延伸およびガラスビンへの被覆を行つ
た。但し、実施例15および比較例9においては、
1軸延伸フイルムのチユーブの長さを125mmとし、
ガラスビンの肩部の被覆位置を、外径が46mm(高
さ110mm)の部分からとした。得られた被覆フイ
ルムの複屈折率とストレスクラツク特性の評価結
果を表6に示した。
ク共重合体85重量部、スチレン−ブタジエン系熱
可塑性エラストマーであるタフプレンA(旭化成
工業(株)製、スチレン含有量40重量%)10重量部お
よび低分子量ポリスチレン(軟化点75℃)5重量
部からなる組成物を用いて、実施例1と同様の方
法で、表6に示した条件で、シート押出、テンタ
ー横1軸延伸およびガラスビンへの被覆を行つ
た。但し、実施例15および比較例9においては、
1軸延伸フイルムのチユーブの長さを125mmとし、
ガラスビンの肩部の被覆位置を、外径が46mm(高
さ110mm)の部分からとした。得られた被覆フイ
ルムの複屈折率とストレスクラツク特性の評価結
果を表6に示した。
【表】
以上に示したように、スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を主体とする1軸延伸フイルム
を、加熱収縮させてガラスビンに被覆する際に、
被覆フイルムの複屈折率が1×10-4以上であれ
ば、フイルムにストレスクラツクがほとんど発声
せず、また2×10-4以上であれば全く発生しない
ことが確認された。
ロツク共重合体を主体とする1軸延伸フイルム
を、加熱収縮させてガラスビンに被覆する際に、
被覆フイルムの複屈折率が1×10-4以上であれ
ば、フイルムにストレスクラツクがほとんど発声
せず、また2×10-4以上であれば全く発生しない
ことが確認された。
Claims (1)
- 1 スチレン−ブタジエンブロツク共重合体を主
体とする1軸延伸フイルムを、加熱収縮させて被
覆したガラスビンであつて、加熱収縮後の該フイ
ルムの複屈折率が1×10-4以上であるフイルム被
覆ガラスビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693883A JPS6021833A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | フィルム被覆ガラスビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12693883A JPS6021833A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | フィルム被覆ガラスビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6021833A JPS6021833A (ja) | 1985-02-04 |
| JPH0353178B2 true JPH0353178B2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=14947614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12693883A Granted JPS6021833A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | フィルム被覆ガラスビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021833A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62116140A (ja) * | 1985-11-15 | 1987-05-27 | 大日本プラスチツクス株式会社 | 合わせガラス |
| JPS62159298U (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-09 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49102494A (ja) * | 1973-02-03 | 1974-09-27 | ||
| JPS53416A (en) * | 1976-06-24 | 1978-01-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Reconstruction of on-ground tank |
| JPS5734921A (en) * | 1980-08-12 | 1982-02-25 | Gunze Ltd | Manufacture of heat-shrinkable film |
| JPS5841050A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-10 | 旭化成株式会社 | ガラス容器の破壊飛散防止方法 |
-
1983
- 1983-07-14 JP JP12693883A patent/JPS6021833A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6021833A (ja) | 1985-02-04 |
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