JPH0354923B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354923B2
JPH0354923B2 JP3644885A JP3644885A JPH0354923B2 JP H0354923 B2 JPH0354923 B2 JP H0354923B2 JP 3644885 A JP3644885 A JP 3644885A JP 3644885 A JP3644885 A JP 3644885A JP H0354923 B2 JPH0354923 B2 JP H0354923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prostaglandin
dimethyl
methano
compound
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3644885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61197518A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3644885A priority Critical patent/JPS61197518A/ja
Publication of JPS61197518A publication Critical patent/JPS61197518A/ja
Publication of JPH0354923B2 publication Critical patent/JPH0354923B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、(17S)−17,20−ジメチル−9(0)
−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1類を活
性成分として含有する血小板凝集抑制剤に関す
る。 <従来技術> 天然プロスタサイクリンは、生体において、主
として動脈の血管内壁で産出される局所ホルモン
であり、その強力な生理活性、例えば血小板凝集
抑制活性、血管拡張活性等により生体の細胞機能
を調節する重要な因子であり、このものを直接医
薬品として供する試みが行なわれている(P.J.
Lewis,J.O.Gradyら,“Clinical Pharmacology
of Prostacyclin”,Raven Press,N.Y.,1981)。 しかし天然プロスタサイクリンは分子内に非常
に加水分解されやすいエノールエーテル結合を有
するため、中性又は酸性条件では容易に失活し、
医薬品としてはその化学的不安定性のため好まし
い化合物とはいえない。このため天然プロスタサ
イクリンと同様の生理活性を有する化学的に安定
な合成プロスタサイクリン誘導体が内外で鋭意検
討されている。 なかでもプロスタサイクリン6,9−位の酸素
原子をメチレン基で置換した誘導体、すなわち
6,9(0)−メタノプロスタサイクリン(カルバ
サイクリン)は化学的安定性を十分に満足するプ
ロスタサイクリン類として知られており(J.R.
Vaneら,“Prostacyclin”,Raven Press,N.Y.,
1979,pp31−41参照)医薬品として期待されて
いる。しかしこの6,9(0)−メタノプロスタサ
イクリンはその生物活性が天然のプロスタサイク
リンよりも弱くしかもその作用選択性において特
異的とは言えず、必ずしも好ましい化合物とは言
えない。一方安定なプロスタサイクリン類として
6,9−位の酸素原子を−N=基で置換した誘導
体、すなわちイミノプロスタサイクリンが知ら
れ、その生物活性は天然プロスタサイクリン類に
匹敵することが知られている(G.L.Bundyら、
Tetrahedron Letters,1371(1978)及びW.
Bartmannら、Tetrah−edron Letters,23,
3647(1982)、参照)。 安定なプロスタサイクリンとして、6−9位の
酸素原子をメチレン基、−CH=基で置換した誘
導体、すなわち6(0)−メタノ−Δ6(9)−プロス
タグランジンI1が知られており、その生物活性は
カルバサイクリンよりも強力である(池上四郎
ら、Tetrahedron Letters,24巻,3493頁,1983
年参照)。 <発明の目的> 本発明の目的は、化学的に安定でかつ優れた薬
理作用を有する、(17S)−17,20−ジメチル−9
(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1
活性成分として含有する血小板凝集抑制剤を提供
することにある。 <発明の構成及び作用効果> 本発明者らは、9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロ
スタグランジンI1類の生物活性を評価したところ
特に17位と20位にそれぞれメチル基を1つずつ導
入し、17位の立体配置が(S)−配置である
(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ−
Δ6(9)−プロスタグランジンI1に高い活性を見い
出し、本発明に到達したものである。すなわち本
発明は下記式 〔〕 〔式中、Rは水素原子、C1〜C10のアルキル基、
又は1当量のカチオンを表わす。〕 で表わされる(17S)−17,20−ジメチル−9
(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1
を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤であ
る。 上記式〔〕においてRは水素原子、C1〜C10
のアルキル基、又は1当量のカチオンを表わす。
C1〜C10のアルキル基としては、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、n−ノニル、n−デシル等の直鎖状又は分岐
状のものを挙げることができる。1当量のカチオ
ンとしては例えば、Na+、K+などのアルカリ金
属カチオン;1/2Ca2+,1/2Mg2+,1/3Al3+など
の2価もしくは3価の金属カチオン;アンモニウ
ムイオン、テトラメチルアンモニウムイオンなど
のアンモニウムカチオンなどが挙げられる。 Rとしては、水素原子、メチル基、ナトリウム
が好ましく、特に水素原子が好ましい。 本発明により提供されるプロスタサイクリン類
の好ましい具体例を挙げれば例えば、 (1) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1 (2) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエス
テル (3) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1エチルエス
テル (4) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1イソプロピ
ルエステル (5) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1ブチルエス
テル (6) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1sec−ブチル
エステル (7) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1t−ブチルエ
ステル (8) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1ヘキシルエ
ステル (9) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1オクチルエ
ステル (10) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1デシルエス
テル (11) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1ナトリウム
塩 (12) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1カリウム塩 (13) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1カルシウム
塩 (14) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1マグネシウ
ム塩 (15) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1アルミニウ
ム塩 (16) (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1アンモニウ
ム塩などが挙げられる。 式〔〕で表わされる(17S)−17,20−ジメ
チル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグラン
ジンI1類は、例えば下記Schemelのようにして、
公知の方法(M.Shibasakiら、Chemistry
Letters,1984年、579〜582頁; M.Shibasakiら、日本薬学会第104年会、30H
−1−3,1984年;T.MaseらTetrahedron
Letters,25,5087〜5090(1984))を利用するこ
とによつて合成することができる。 〔上記Scheme中、化合物〔〕〜〔〕中の
R1,R2は同一もしくは異なり、トリ(C1〜C7
炭化水素シリル基又は水酸基の酸素原子と共にア
セタール結合を形成する基を表わす。〕 上記式中、R1およびR2は同一もしくは異なり、
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基または水酸基
の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基で
ある。 トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基としては、
例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t
−ブチルジメチルシリル基の如きトリ(C1〜C4
アルキルシリルジメチルフエニルシリル基の如き
ジ(C1〜C4)アルキルフエニルシリル基、t−
ブチルジフエニルシリル基の如きジフエニル
(C1〜C4)アルキルシリル;またはトリフエニル
シリル、トリベンジルシリル基等を好ましいもの
として挙げることができる。 水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成
する基としては、例えばメトキシメチル、1−エ
トキシエチル、2−メトキシ−2−プロピル、2
−エトキシ−2−プロピル、(2−メトキシエト
キシ)メチル、ベンジルオキシメチル、2−テト
ラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル又
は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソビ
シクロ〔3.1.0〕ヘキス−4−イル基を挙げるこ
とができる。これらのうち、2−テトラヒドロピ
ラニル、2−テトラヒドロフラニル、1−エトキ
シエチル、2−メトキシ−2−プロピル、(2−
メトキシエトキシ)メチル又は6,6−ジメチル
−3−オキサ−2−オキソビシクロ〔3.1.0〕ヘ
キス−4−イル基が特に好ましい。 R1またはR2としては、これらのうち、t−ブ
チルジメチルシリル基、2−テトラヒドロピラニ
ル基が特に好ましい。 上記SchemeのStep1はメチレン化反応であり、
亜鉛−ジブロモメタン−四塩化チタンより調製さ
れる試薬を使用することにより、L.Lombardoの
方法に従つて(Tetrahedron Letters、23巻、
4293頁、1982年)容易に行なうことができ、出発
物質である前記式〔〕で表わされるアリルシク
ロヘンタノン類より前記式〔〕で表わされるア
リルメチレンシクロペンタノン類を得ることがで
きる。 Step2は通常のハイドロポレーシヨン反応であ
り、前記式〔〕で表わされるアリルシクロペン
タノン類を9−ボラビシクロ〔3.3.1〕ノナン、
ジシアミルボラン等のボラン誘導体と反応させた
後、過酸化水素水−アルカリで酸化することによ
り前記式〔〕で表わされるジオール類が得られ
る。(参考;H.O.House,Modern Synthetic
Reactions 2nd Edition, Step3はアルコールの酸化と、それに続く環化
アルドール縮合反応である。前記式〔〕で表わ
されるジオール類のアルコール反応はSwern酸化
(塩化オキザリル−ジメチルスルホキシド−トリ
エチルアミン;D.Swernら、J.Org.Chem.,43
巻,2480頁、1978年)等の一般的なアルコール酸
化反応(参考;新実験化学講座、15巻〔〕、日
本化学会編、丸善(株))により達成される。酸化反
応に続く環化アルドール縮合反応は、ジベンジル
アンモニウムトリフルオロアセテートを使用する
ことにより達成され、前記式〔〕で表わされる
不飽和アルデヒド類を得ることができる。 Step4はWittig縮合反応と、カルボン酸のメチ
ルエステル化反応である。Wittig縮合反応は通常
の方法(参考;A.Maerker,Organic
Reactions,14巻,270−490頁、Ed.by.R.Adams
et al.,John Wiley and Sons,New York,
1965)により達成される。例えば3−カルボキシ
プロピルトリフエニル−ホスホニウムブロマイド
をテトラヒドロフラン中ポタジウムt−ブトキシ
ドと反応させイリドとした後前記式〔〕で表わ
される不飽和アルデヒド類と反応させることによ
り達成される。このようにして得られるカルボン
酸体をジアゾメタン等の通常のメチルエステル化
反応に付することにより、(17S)−17,20−ジメ
チル−9(0)−メタノ−Δ4,6(9)−プロスタグラン
ジンI1類〔〕を得ることができる。ここで得ら
れる前記式〔〕で表わされる(17S)−17,20
−ジメチル−9(0)−メタノ−Δ4,6(9)−プロスタ
グランジンI1類〔〕の4位の2重結合の立体配
置は一般にE体とZ体の混合物である。 Step5は水素添加反応であり、通常の接触環元
法(新実験化学講座、15巻〔〕、3章、333〜
448頁、日本化学会編丸善(株)参照)を行なうこと
により達成される。使用される触媒としては、ク
ロロトリス(トリフエニルホスフイン)ロジウム
()、クロロヒドリドトリス(トリフエニルホス
フイン)ルテニウム()等の均一系触媒、パル
ジウム付活性炭、酸化白金等の不均一系触媒が用
いられるが、好ましくはクロロトリス(トリフエ
ニルホスフイン)ロジウム()である。溶媒は
ベンゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素系溶
媒;メタトル、エタノール等のアルコール系溶
媒;酢酸エチル等のエステル系溶媒が用いられる
が、ベンゼンが好ましい。 このようにして得られた前記式〔〕で表わさ
れる(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタ
ノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1類は、通常の
カラムクロマトグラフイー薄層クロマトグラフイ
ー、高速液体クロマトグラフイー(HPLC)等、
または硝酸銀を加えたカラムクロマトグラフイ
ー、薄層クロマトグラフイーより精製することが
できる。 Step6は前記式〔〕で表わされる(17S)−
17,20−ジメチル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プ
ロスタグランジンI1類の11位及び15位の脱保護反
応である。保護基が水酸基の酸素原子と共にアセ
タール結合を形成する基の場合には、例えば酢
酸、P−トルエンスルホン酸のピリジニウム塩又
は陽イオン交換樹脂等を触媒とし、例えば水、テ
トラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサ
ン、アセトン、アセトニトリル等を反応溶媒とす
ることにより好適に実施される。反応は通常−78
℃〜+30℃の温度範囲で10分〜3日間程度行なわ
れる。また、保護基がトリ(C1〜C7)炭化水素
−シリル基の場合には、例えば酢酸、テトラブチ
ルアンモニウムフルオライド、セシウムフルオラ
イド等、好ましくは後2者のいずれかの存在下
に、上記した如き反応溶媒(好ましくは水以外の
反応溶媒)中で同様の温度で同様の時間実施され
る。 かくして得られた反応液の処理は、通常行なわ
れる方法に準じて後処理すればよい。例えばヘキ
サン、ペンタン、石油エーテル、エチルアルコー
ル、酢酸エチルベンゼンなどの水に難溶の有機溶
媒を加えるかあるいは、反応混合物を直接減圧凝
縮後同様の操作をして得た有機混合物を食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナトリ
ウム、無水炭酸カリウムなどの乾燥後有機媒体を
減圧除去して粗生成物が得られる。粗生成物は、
所望により、カラムクロマトグラフイー、薄層ク
ロマトグラフイー、液体クロマトグラフイーなど
の精製手段により、精製することが出来る。 このようにして脱保護反応は達成され、上記式
〔−1〕で表わされる(17S)−17,20−ジメチ
ル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジ
ンI1エチルエステルが得られる。 Step7はエステルの加水分解反応であり、通常
の方法により達成できる。例えば苛性ソーダー、
苛性カリ、水酸化カルシウムの水溶液もしくは水
−アルコール混合溶液、あるいはナトリウムメト
キシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シドを含むアルコール−水混合溶液で、加水分解
せしめることにより実施することができる。また
例えばリバーゼ等の酵素を用い、水又は水を含む
溶媒中で−10℃〜+60℃の温度範囲で10分〜24時
間程度行なわれる。加水分解反応の反応後の後処
理及び精製は希塩酸、シユウ酸等の酸で中和した
後上記したと同様の方法により行なうことができ
る。このようにして加水分解反応は達成され、上
記式〔−2〕で表わされる(17S)−17,20−
ジメチル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグ
ランジンI1が得られる。 上記の如き加水分解反応により生成せしめたカ
ルボキシル基を有する化合物は、次いで必要によ
り、更に塩生成反応に付され相当するカルボン酸
塩を与える。塩生成反応はそれ自体公知であり、
カルボン酸とほぼ等量の水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウムなどの塩基化合物、
あるいはアンモニア、トリメチルアミン、モノエ
タノールアミン、モルホリン等とを通常の方法で
中和反応せしめることにより行なわれる。かくし
て本発明のプロスタサイクリン類が得られる。 本発明の製法で用いられる原料化合物である式
〔〕で表わされるアリルシクロペンタノン類は、
それ自体公知の方法によつて製造することができ
る(特開昭59−44336参照)。つまり、下記式
〔〕 〔式中、R1は前記定義に同じ。〕 で示されるシクロペンテノン類を下記式〔〕 〔式中、R2は前記定義に同じ。〕 で表わされる有機リチウム化合物と下記式〔〕 CuQ ……〔〕 〔式中、Qはハロゲン原子、シアノ基、フエニ
ルチオ基、または1−ペンチン基、1−ヘキシン
基を表わす。〕 で表わされる銅化合物と共役付加反応させ、得ら
れたエノラートにクロロギ酸アリルを反応させる
ことにより得られる下記式〔XI〕 〔式中、R1,R2の定義は前記定義に同じ。〕 で表わされるアリルオキシカルボニルシクロペン
タノン類を、テトラキス(トリフエニルホスフイ
ン)パラジウム(0)による脱炭酸アリル化反応
に付すことにより得ることができる。 上記式〔〕で示した光学活性シクロペンテノ
ン類はそれ自体公知の方法で得ることができる
(特開昭57−159777)。 また上記式〔〕で示した有機リチウム化合物
はそれ自体公知の方法、つまり下記式〔XII〕 〔式中、R2の定義は上記定義に同じ。〕 で示されるヨードノネン類とt−ブチルリチウム
等の有機リチウム化合物を反応させることにより
容易に得られる。式〔XII〕で示したヨードノネン
類はそれ自体公知の方法(特開昭58−32834)に
より得ることができる。 本発明の(17S)−17,20−ジメチル−9(0)
−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1類は、
驚くべきことに非常に強い生物活性を有してい
る。例えば、(17S)−17,20−ジメチル−9(0)
−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1(化合物
〔−2〕)は、ADP誘起のウサギ血小板凝集を
IC50=0.0024μg/mlで抑制できるのみならず、
モルモツトに経口投与(1mg/Kg)後1時間後と
2時間後の血小板凝集能を測定すると(ex
vivo)、ほぼ100%凝集を抑制した。 また本発明の化合物は特に抗血小板凝集作用が
他の薬理作用例えば降圧作用に比して強く、作用
選択性の高い化合物でもある。 本発明の活性化合物は、血管系体動を制御する
必要のある混血動物、例えば人間又は人間以外の
動物に対し投与することができる。 本発明の活性化合物は、血管系体動を制御する
必要のある混血動物に対し予防または治療のため
に投与することができる。 本発明の活性化合物は、患者に、例えば抗狭心
症、血管拡張、降血圧、抗血栓、抗動脈硬化、抗
心筋硬塞、抗エンドトキシンシヨツク、抗肺動脈
高血圧症、抗脳卒中、抗トランシエントイソシエ
ミツクアタツク(transient Ischemic Attack)、
抗血小板減少性紫はん病、抗深部静脈血栓又は抗
末梢血管障害性疾患のために投与することができ
る。また、本発明の活性化合物は、悪性腫瘍の抑
制もしくは悪性腫瘍の転移を抑制するために投与
することもできる。本発明の化合物は、また、臓
器移殖、血管手術又は体外循環の際に使用するこ
ともできる。例えば、血液、血液生成物、代用血
液、およびその他の単離した体の一部分(たとえ
ば四肢や器官;元の体に付着している場合も、ま
た分離して保存するかまたは移殖用に準備した場
合や新しい体に付着している場合も含める)の人
工的な肉体外循環および潅流に用いる流体に、添
加物として使用できる。かかる循環および潅流中
に、凝縮した血小板は血管および循環器官を閉塞
する傾向がある。本発明の活性化合物の存在によ
りこの閉塞が避けられる。この目的の為、本発明
の活性化合物を徐々にまたは1度もしくは数度に
わけて、循環している血液、血液提供動物の血
液、潅流する体の一部分(受領者に付着または分
離している)、またはこれらのうちの2つもしく
は全部に、例えば0.001μg〜10μg/Kg−体重/
分で連続的注入する。 これらの化合物は、上記目的のために、経口的
にあるいは直腸内、皮下、筋肉内、静脈内等の非
経口的に投与されうるが、好適には経口投与また
は静脈内投与によるのがよい。 経口投与のためには、固形製剤あるいは液体製
剤とすることができる。固形製剤としては、例え
ば錠剤、丸剤、散剤、あるいは顆粒剤がある。こ
のような固形製剤においては1つまたはそれ以上
の活性物質が少なくとも1つの薬学的に許容しう
る担体、例えばよく用いられる重炭酸ナトリウ
ム、炭酸カルシウム、バレイシヨデンプン、シヨ
糖、マンニトール、カルボキシメチルセルロース
などと混合される。製剤操作は常法に従つて行な
われるが、上記以外の製剤化のための添加剤、例
えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウム、グリセリンのような潤滑剤を含有して
いてもよい。 経口投与のための液体製剤は、例えば乳濁剤、
溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤あるいはキシル剤を
含む。これらの製剤は一般的に用いられる薬学的
に許容しうる担体、例えば水あるいは流動パラフ
インを含む。 ココナツツ油、分画ココナツツ油、大豆油、ト
ウモロコシ油等の油性基剤を担体として用いるこ
ともできる。 経口投与のための腸溶性製剤は、上記の如き固
形製剤に、例えばセルロースアセテートフタレー
ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ
ート、ポリビニルアルコールフタレート、スチレ
ン無水マレイン酸共重合体あるいはメタクリル
酸、メタクリル酸メチル共重合体の如き腸溶性物
質の有機溶媒あるいは水中溶液を吹き付けて腸溶
性被覆をほどこして製造される。散剤、顆粒剤な
どの腸溶性固形製剤はカプセルで包むこともでき
る。 本明細書における薬学的に許容しうる担体に
は、その他通常必要により用いられる補助剤、芳
香剤、安定剤、あるいは防腐剤を含む。 また、この液体製剤はゼラチンのような吸収さ
れる物質でつくられたカプセルに入れて投与して
もよい。 また本発明のプロスタサイクリン類は鼻腔内投
与用の点鼻液としては、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ラクトースなどの基剤とプロスタサイク
リン類を食塩水または等張ブドウ糖液に溶解もし
くは乳濁せしめたものなどが好ましく使用され
る。 直腸内投与のための固形製剤としては、1つま
たはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の
方法により製造される坐薬が含まれる。 非経口投与の製剤は、無菌の水性あるいは非水
溶性液剤、懸濁剤、または乳濁剤として与えられ
る。非水性の溶液または懸濁剤は、例えばプロピ
ルグリコール、ポリエチレングリコールまたはオ
リーブ油のような植物油、オレイン酸エチルのよ
うな注射しうる有機エステルを薬学的に許容しう
る担体とする。このような製剤はまた、防腐剤、
湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定剤のような補助剤
を含むことができる。これらの溶液剤、懸濁剤お
よび乳濁剤は、例えばバクテリア保留フイルター
をとおす過、殺菌剤の配合、あるいは照射等の
処理を適宜行なうことによつて無菌化できる。ま
た無菌の固形製剤を製造し、使用直前に無菌水ま
たは無菌の注射用溶媒に溶解して使用することが
できる。 また本発明化合物は、α,β又はγ−サイクロ
デキストリンあるいはメチル化サイクロデキスト
リン等と包接化合物を形成せしめて用いることも
できる。 本発明の化合物の投与量は、投与を受ける対象
の状態、年令、性別、体重、投与経路等により異
なるが通常約0.01μg〜100mg/Kg−体重/日の量
で投与することができる。かかる投与量は日に1
回あるいは数回、例えば2〜6回に分けて投与す
ることもできる。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 参考例 1 (2R,3R,4R)−2−アリル−4−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−3−{(1E,3S,5S)−
3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−5−メチ
ル−1−ノネニル}シクロペンタノン(化合物
〔〕)1.75gを塩化メチレン40mlに溶解し、氷冷
下亜鉛−臭化メチレン−四塩化チタン試薬(亜鉛
92g、臭化メチレン32ml、四塩化チタン37ml、テ
トラヒドロフラン800mlより、L.Lombardoらの
方法(Tetrahedron Letters,23巻、4293頁、
1982年)に従つて調製)35mlを加え、室温で1.5
時間かく拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液200ml中に撹拌しながら加えた後、
n−ヘキサン200mlを加えセライトロ過した。口
液を分液ロートで振とう後、水層をn−ヘキサン
200mlで再度抽出し、合わせた有機層を飽和食塩
水250mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去することにより1.62g(粗収率93%)
の(1R,2R,3R)−3−アリル−1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−2−{(1E,3S,5S)−
3−t−ブチルジメチル−シリルオキシ−5−メ
チル−1−ノネニル}−4−メチレン−シクロペ
ンタン(化合物〔〕)が得られた。 ●NMR(CDCl3,δppm)0.85(24H,bs),3.5−
4.3(2H,br),4.7−5.2(4H,m),5.42(2H,
m),5.3−6.1(1H,m); ●IR(液膜,cm-1)1460,1254,1110,965,
835,772; ●Mass 520(n+),505,463,421,323,289,
257。 参考例 2 9−ボラビシクロ〔3,3,1〕ノナン(ダイ
マー)1.89gをテトラヒドロフラン20mlに溶解
し、窒素雰囲気下氷冷した。(1R,2R,3R)−3
−アリル−1−t−ブチルジメチルシリルオキシ
−2−{(1E,3S,5S)−3−t−ブチルジメチル
シリルオキシ−5−メチル−1−ノネニル}−4
−メチレンシクロペンタン(化合物〔〕1.61g
のテトラヒドロフラン(7ml)に溶液を滴下し、
氷冷下2時間撹拌した。5規定水酸化ナトリウム
水溶液4.9mlを加えた後31%過酸化水素水3.3mlを
滴下し、50−60℃で1時間撹拌した。反応混合物
に飽和食塩水60mlと酢酸エチル100mlを加え抽出
後、水層を100mlの酢酸エチルで再度抽出し、有
機層を飽和硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後硫
酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去すると、粗生
成物2.4gが得られる。これをシリカゲルカラム
で精製すると、n−ヘキサン:酢酸エチル(3:
1)溶出部に、(1R,2R,3S,4S)−1−t−ブ
チルジメチルシリルオキシ−2−{(1E,3S,5S)
−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−5−メ
チル−1−ノネニル}−4−ヒドロキシメチル−
3−(3−ヒドロキシプロピル)シクロペンタン
(化合物〔〕)が1.36g(収率79%)得られた。 ● 〔α〕21 D+4.17゜(C0.58,CHCl3); ●NMR(CDCl3,δppm)0.84(24H,bs),3.3−
3.8(4H,br),3.8−4.2(2H,br),5.38(2H,
m); ●IR(液膜,cm-1)3360,1460,1252,1055,
967,836,775; ●Mass(m/e)499(M−tBu),424,406,
367,325,275; 参考例 3 塩化オキサリル612μの塩化メチレン(10ml)
溶液を窒素雰囲気下−60℃で冷却下、ジメチルス
ルホキシド1.19gの塩化メチレン(2ml)溶液を
滴下した。−60℃で30分撹拌後、(1R,2R,3S,
4S)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2
−{(1E,3S,5S)−3−t−ブチルジメチルシリ
ル−オキシ−5−メチル−1−ノネニル}−4−
ヒドロキシメチル−3−(3−ヒドロキシプロピ
ル)−シクロペンタン(化合物〔〕)1.30gの塩
化メチレン(5ml)溶液を加え、−60℃で30分間
撹拌した。トリエチルアミン4.89mlを滴下後室温
で30分撹拌し、ジベンジルアミントリフルオロア
セテート728mg加えた後溶媒を留去し、ベンゼン
15mlを加えた。70℃で7時間撹拌後n−ヘキサン
50mlを加えセライトロ過し、水50mlを加え口液を
分液ロートで振とうした。水層を再度n−ヘキサ
ンで抽出後、有機層を飽和硫酸水素カリウム水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水
で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を
留去した。得られた粗生成物(1.62g)をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると、2
−2.5%酢酸エチル−n−ヘキサン溶出部に1.04
g(収率83%)の(17S)−17,20−ジメチル−
6−ホルミル−1,2,3,4,5−ペンタノル
−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジン
I1メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメ
チルシリルエーテル(化合物〔〕)が得られた。 ● 〔α〕21 D−52.1゜(C0.55,CHCl3) ●NMR(CDCl3,δppm)0.85(24H),2.9−3.4
(1H,br),3.5−4.2(2H,m),5.42(2H,m),
6.67(1H,s) ●IR(液膜,cm-1)1684,1460,1260,1120,
1005,972,838,778; ●Mass(m/s)477(M−tBu),435,387,303 参考例 4 3−カルボキシプロピルトリフエニルホスホニ
ウムブロミド2.45gをテトラヒドロフラン75mlに
懸濁させ、0.5M−カリウムt−ブトキシドテト
ラヒドロフラン溶液23mlを室温で滴下し、そのま
ま40分撹拌した。(17S)−17,20−ジメチル−6
−ホルミル−1,2,3,4,5−ペンタノル−
9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1
メチルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチ
ルシリルエーテル(化合物〔〕)1.0gのテトラ
ヒドロフラン(15ml)溶液を滴下し、室温で30分
撹拌後氷−水100mlを加えた。酢酸エチル80mlを
加えた後、激しく撹拌しながらシユウ酸(2水和
物)720mgを加え水層のPHを3〜4とした。酢酸
エチル70mlを加え抽出し、水層を酢酸エチル150
mlで再抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗
浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去
し、得られた粗生成物(1.04g)全量を塩化メチ
レン20mlに溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶液
を薄層クロマトグラフイーで原料のスポツトが消
失するまで撹拌しながら加えた後、10分間撹拌し
た。溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーで精製すると、4%酢酸
エチル−n−ヘキサン溶出部に954mg(81%)の
(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ−
Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル11,
15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル
(化合物〔〕)が得られた。 ●NMR(CDCl3,δppm)0.85(24H),3.67(3H,
s),3.6−4.2(2H,m),5.0−5.6(4H,m),
5.97(2/3H,d,J=11Hz),6.22(1/3H,
d,J=16Hz) ●IR(液膜,cm-1)1740,1255,1115,968,
838,775 参考例 5 通常の常圧水素化反応装置を用いて反応を行な
う。(参考:新実験化学講座、15巻()、335頁,
日本化学会編、丸善(株))。反応容器内にクロロト
リス(トリフエニルホスフイン)ロジウム()
120mgを入れ、反応容器内のガスを水素で置換し
た。(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ
−Δ4,6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル
11,15−ビス−t−ブチルジメチル−シリルエー
テル(化合物〔〕)(800mg)のベンゼン(4ml)
溶液を加え、室温で16時間撹拌した後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーで精製(3%−酢酸
エチル−ヘキサン)し、得られた(17S)−17,
20−ジメチル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロス
タグランジンI1メチルエステル11,15−ビス−t
−ブチルジメチルシリルエーテル(化合物〔〕
を主に含むクラクシヨンをさらに高速液体クロマ
トグラフイー(ウオーターズ、Prep LC/
System500,Prep PAK−500/SILICa)で分離
精製すると{酢酸エチル−n−ヘキサン(0:
100〜10:90)}123mg(収率15%)の純粋な
(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ−
Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル11,
15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテル
(化合物〔〕)を得た。 ●NMR(CDCl3,δppm)0.8−0.9(24H),2.6−
3.2(1H,br),3.66(3H,S),3.5−4.3(2H,
m),5.18(1H,bs),5.43(2H,m). ●IR(液膜,cm-1)1740,1255,1110,1002,
968,835,772 参考例 6 (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ
−Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル
11,15−ビス−t−ブチルジメチルシリルエーテ
ル(化合物〔〕)100mgをテトラヒドロフラン3
mlに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオラ
イド(3水和物)530mgを加え室温で16時間撹拌
した。水(25ml)を加え、酢酸エチルで2回(25
ml×2)抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し
後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去した。
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーで精製するとn−ヘキサン−酢酸エチル
(3:7〜2:8)溶出部に54mg(収率85%)の
(17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ−
Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル
(化合物〔I−1〕)を得た。 ●NMR(CDCl3,δppm)0.88(6H,m),2.6−
3.2(1H,br),3.66(3H,S),3.71(1H,bq,
J=8Hz),3.8−4.3(1H,br),5.20(1H,
bs),5.42(2H,m) ●IR(液膜,cm-1)1740,1086,995,965 参考例 7 (17S)−17,20−ジメチル−9(0)−メタノ
−Δ6(9)−プロスタグランジンI1メチルエステル
(化合物〔−1〕)50mgをエタノール0.5mlに溶
解し2規定水酸化ナトリウム水溶液0.13mlを加え
室温で5時間撹拌した。水(10ml)及び酢酸エチ
ル(10ml)を加えた後撹拌しながら1規定塩酸を
滴下し水層を弱酸性にした。酢酸エチルで2回抽
出(10ml,20ml)後、有機層を飽和食塩水で洗浄
し硫酸マグネシウムで乾燥した後溶媒を留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーで精製すると、n−ヘキサン−酢酸エチ
ル−酢酸(3:7:0.025〜2:8:0.025)溶出
部に43mg(収率90%)の(17S)−17,20−ジメ
チル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグラン
ジン1(化合物〔−2〕)が得られた。 ● 〔α〕21 D+7.2゜(C0.25,MeOH) ●NMR(CDCl3,δppm)0.88(6H,m),2.98
(1H,bd,J=7Hz),3.75(1H,bq,J=8
Hz),4.13(1H,bq,J=7Hz),5.29(1H,
bs),5.47(1H,dd,J=15Hz,8Hz),5.50
(1H,dd,J=15Hz,8Hz),5.95(3H,br,
D2Oで消失) ●IR(液膜,cm-1)3350,3400〜2400,1712,
1085,995,968 ● Mass(m/e)360(M−H2O),342,316 実施例 1 (i) in vitro血小板凝集阻止作用 被検薬のin vitro血小板凝集阻害作用を兎を
用いて検定した。即ち体重2.5〜3.5Kgの日本在
来白色雄性家兎の耳静脈より3.8%クエン酸三
ナトリウム溶液1に対して血液9の割合で採血
し、1000rpm10分遠心分離後上層部をPRP(富
血小板血漿)として取り付けた。下層部はさら
に2800rpm10分間遠心分離し二層に分かれる上
層部をPPP(乏血小板血漿)として取り分け
た。血小板数は6×105/μにPPPで希釈調
整した。調整後のPRP250μに被検薬25μを
加えて37℃で2分間ブレインキユペーシヨンし
た後ADP10μM(final)を添加してアクリゴメ
ーターで透過度の変化を記録した。なお、被検
薬物はエタノールに10mg/mlとなるように溶解
した後、リン酸緩衝液(PH7.4)にて順次希釈
して使用した。凝集阻害率は下記式にて求め
た。 阻害率(%)=(1−T/T0)×100 T0:(リン酸緩衝液添加系)の透過度 T:被検薬添加系の透過度 阻害率が50%を越す薬物の最低濃度をIC50
として示した。 被検薬として参考例7の(17S)−17,20−
ジメチル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタ
グランジンI1(化合物〔−2〕)を用いてIC50
を求めた。結果は第1表に示した。 (ii) 血圧降下作用の測定 麻酔下での静脈内注入により、参考例3で得
られた9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグラン
ジンI1のラツトの血圧及び心拍数に対する作用
を調べた。 すなわち、体重250gの雄性ウイスター系ラ
ツトを用い、このラツトにウレタン500mg/Kg
及びα−クロラロース(α−chloralose)100
mg/Kgを腹腔内投与し、麻酔して固定した。 被検化合物は、少量のエタノールに溶解後、
生理食塩水にて希釈し、最終的にエタノールの
量が5%以下の濃度にして大腿静脈内に挿入し
たカテーテルを介し、ラツトの静脈内に注入し
た。 ラツトの総頚動脈内に挿入したカテーテルを
介して、圧トランスジユーサーにて血圧を測定
した。 そして、被検化合物の血圧に対する作用を、
被検化合物の投与前の平均血圧の値に対し平均
血圧を20%下降させる被検化合物の用量
(ED20・μg/Kg)として示した。 被検薬として、参考例7の(17S)−17,20
−ジメチル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロス
タグランジンI1(化合物〔−2〕)を用いた。 結果は第1表に示した通りである。 (iii) 上記(i),(ii)で得られる血小板凝集作用
(IC50)、血圧降下作用(ED20)の値から
ED20/IC50を求め作用選択性の指標とした。
結果は第1表に示した通りである。
【表】 実施例 2 extra vivo 血小板凝集阻止作用 Extra vivoにおける血小板凝集阻止作用をモ
ルモツトを用いて測定した。即ち、17時間絶食し
た体重350〜450gのハートレイ系モルモツトに、
エタノールに溶解後生理食塩水で30%アルコール
溶液とした被検薬及びコントロールとして30%ア
ルコール溶液のみを1ml/Kgの投与量で経口投与
した。 投与後、1時間目及び2時間目に心臓穿刺法に
より3.8%クエン酸三ナトリウム1に対して血液
9の割合で採血し、700rpm10分間遠心分離した。
上層部をPRP(富血小板血漿)として取り分けた
後、下層部はさらに2800rpm10分間遠心分離し二
層に分かれる上層部をPPP(乏血小板血漿)とし
て取り分けた。 得られたPRP250μをアグリゴメータ−キユ
ベツトに取り、37℃で2分間incubationした後
0.1Mトリス−塩酸緩衝液(PH8.0)にて溶解し調
整した10μM ADP2ナトリウム溶液25μを加え
て凝集曲線曲線を3分間記録した。その時間内に
おける血小板の最大凝集度を読みとり血小板凝集
阻止率を下記式にて算出した。 血小板凝集阻止率(%)=(1−TD/TC)×100 TC:コントロール(30%アルコール溶液のみ
の投与)群の透過度 TD:被検薬投与群の透過度 結果を第2表に示す。被検薬としては参考例7
の化合物〔−2〕を用いた。
【表】 第2表から明らかなよう、本発明の化合物は
extra vivoにおいても、強力な、かつ持続性の
platelet aggregation inhibiting actionを有して
いる。 実施例 3 1錠が次の組成よりなる錠剤を製造した。 活性成分 20μgあるいは100μg 乳 糖 280mg ジヤガイモデンプン 80mg ポリビニルピロリドン 11mg ステアリン酸マグネシウム 5mg 576mg 活性成分、乳糖およびジヤガイモデンプンを混
合し、これをポリビニルヒロリドンの20%エタノ
ール溶液で均等に湿潤させ、20mmメツシユのフル
イを通し、45℃にて乾燥させ、かつ再び15mmのメ
ツシユのフルイを通した。こうして得た顆粒をス
テアリン酸マグネシウムと混和し、錠剤に圧縮し
た。 活性成分として、代表的に、参考例7の化合物
〔−2〕を用いた。 実施例 4 1カプセルが次の組成を含有する硬質ゼラチン
カプセルを製造した。 活性成分 20μgあるいは100μg 微晶セルロース 195mg 無定形珪酸 5mg 400mg 細かく粉末化した形の活性成分、微晶セルロー
ス及び未プレスの無定形珪酸を十分に混合し、硬
質ゼラチンカプセルに詰めた。 活性成分として、代表的に参考例7の化合物
〔−2〕を用いた。 実施例 5 参考例7の化合物〔−2〕を、分画ココナツ
ツ油に溶解した。また下記処方による剤皮成分を
加温溶解し、1カプセル中に参考例7の化合物
〔−2〕が50μg含有するように軟カプセル製
造機を用いて、常法により軟カプセル剤を製造し
た。 剤皮処方 ゼラチン 10重量部 グリセリン 5 〃 ソルビン酸 0.08 〃 精製水 14 〃 実施例 6 (アンプル剤の製剤) 1本のアンプル(5ml容量)に次の組成を含有
するアンプルを製造した。 活性成分 200μg ポリエチレングリコール600 200mg 蒸留水 全量50ml ポリエチレングリコールおよび活性成分を窒素
下に水中に溶解させ、これを沸騰させ、窒素下に
冷却させ、かつ蒸留した。この溶液に前処理した
水を加えて与えられた容量にて、無菌状態下に
過した。本製造は散光中にて行われる。 充填は窒素気流中にて行われ、滅菌は121℃に
て20分間行なつた。 なお、上記活性成分としては、参考例7の化合
物〔−2〕を用いた。 実施例 7 参考例6で得られた(17S)−17,20−ジメチ
ル−9(0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジ
ンI1メチルエステル(化合物[−1])につい
て、SD系ラツト雄雌各1群10匹づつを用いて経
口投与および静脈内投与で単回投与することによ
つて毒性のテストを実施した。結果をLD50
(mg/Kg)として第3表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式 〔式中、Rは水素原子、C1〜C10のアルキル基、
    又は1当量のカチオンを表わす。〕 で表わされる(17S)−17,20−ジメチル−9
    (0)−メタノ−Δ6(9)−プロスタグランジンI1
    を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤。 2 上記式[]において、Rが水素原子である
    特許請求の範囲第1項記載の血小板凝集抑制剤。
JP3644885A 1985-02-27 1985-02-27 プロスタサイクリン類を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤 Granted JPS61197518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3644885A JPS61197518A (ja) 1985-02-27 1985-02-27 プロスタサイクリン類を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3644885A JPS61197518A (ja) 1985-02-27 1985-02-27 プロスタサイクリン類を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61197518A JPS61197518A (ja) 1986-09-01
JPH0354923B2 true JPH0354923B2 (ja) 1991-08-21

Family

ID=12470092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3644885A Granted JPS61197518A (ja) 1985-02-27 1985-02-27 プロスタサイクリン類を活性成分として含有する血小板凝集抑制剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61197518A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768129B2 (ja) * 1987-03-26 1995-07-26 帝人株式会社 臓器保護剤
WO1990007335A1 (fr) * 1988-12-23 1990-07-12 Teijin Limited Utilisation d'isocarbacyclines pour la prevention ou le traitement de maladies d'organes
CA2133435A1 (en) * 1993-02-03 1994-08-04 Atsuo Hazato External skin treatment agent composition containing isocarbacyclins as active ingredient
KR100255992B1 (ko) * 1993-02-03 2000-05-01 우에하라 아끼라 뇌혈전증 치료를 위한 약학적 조성물
EP0634172A4 (en) * 1993-02-03 1995-08-02 Teijin Ltd COMPOSITION FOR DERMATOLOGICAL PREPARATION CONTAINING PROSTACYCLINE AS ACTIVE INGREDIENT.
AU782869B2 (en) 1999-08-05 2005-09-08 Teijin Limited Neuropathy improvers containing nitrogenous compounds as the active ingredient

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61197518A (ja) 1986-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CS219260B2 (en) Method of making the prostacycline derivatives
US4472428A (en) Halogenated prostacyclins pharmaceutical use thereof and hydroxy intermediates therefore
CH639360A5 (fr) Analogues de la prostaglandine i(2) et compositions pharmaceutiques les contenant.
JPS6228937B2 (ja)
JPH0354923B2 (ja)
IE831630L (en) Carbacyclin derivatives
JPH0460980B2 (ja)
FR2521992A1 (fr) Nouveaux composes de pyridine utiles comme medicaments
JPH0142938B2 (ja)
KR850000388B1 (ko) 복소환 화합물 및 이의 이성체의 제조방법
NZ208623A (en) 5-cyanoprostacyclin derivatives and pharmaceutical compositions
PL148462B1 (en) Method of obtaining novel derivatives of bicyclo /4,2,0/ octane
JPH0446256B2 (ja)
JPH0244452B2 (ja)
US4740523A (en) Interfuranylene prostacyclins
NZ203115A (en) Carbaprostaglandin derivatives and medicinal compositions
FR2533917A1 (fr) Derives 15-cycloaliphatiques de 13,14-bisdeshydro-carboprostacyclines et procede pour leur preparation
JP2561466B2 (ja) フェニルスルホニルアミノアルキルビシクロヘプチルヘプテン酸誘導体
JPH0583557B2 (ja)
JP2820504B2 (ja) イソカルバサイクリン誘導体
JPH0623107B2 (ja) プロスタサイクリン類を有効成分とする薬学的組成物
JPH0347272B2 (ja)
CA1280112C (en) Prostaglandin i2 analogue and pharmaceutical containing the same
JPS61243073A (ja) 7−オキソ−プロスタサイクリン誘導体、その製法および医薬組成物
KR870000890B1 (ko) 선택적으로 생리활성인 7-옥소-프로스타사이클린 유도체의 제조 방법