JPH0358500B2 - - Google Patents
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- JPH0358500B2 JPH0358500B2 JP57205521A JP20552182A JPH0358500B2 JP H0358500 B2 JPH0358500 B2 JP H0358500B2 JP 57205521 A JP57205521 A JP 57205521A JP 20552182 A JP20552182 A JP 20552182A JP H0358500 B2 JPH0358500 B2 JP H0358500B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive
- paper
- weight
- diazo
- layer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/775—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
- G03C1/79—Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Paper (AREA)
Description
本発明は、ジアゾ複写用感光紙に関するもの
で、より詳細には、紙基質、紙基質の少なくとも
一方の表面に施されたサイジング層及び該サイジ
ング層上に施された光分解性ジアゾニウム化合物
を含有する感光層から成るジアゾ複写用感光紙に
おいて、該サイジング層は、固形分基準で35乃至
70重量%のラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤、20
乃至70重量%のシリカ系填剤及び0.05乃至20重量
%のカルボン酸塩型水溶性高分子を含有する組成
物から成ることを特徴とするジアゾ複写用感光紙
に関する。 感光性ジアゾニウム塩を含有する一成分系ジア
ゾ感光層を露光した後、カプラーを含有するアル
カリ液で現像するか、或いは感光性ジアゾニウム
塩及びカプラーを含有する二成分系ジアゾ感光層
を露光した後、アンモニア−水蒸気或いはアルカ
リ液で現像するジアゾ複写法は、コストの低廉な
複写法として広く実施されている。 しかしながら、これらのジアゾ複写法に使用さ
れる感光紙においては、感光性ジアゾニウム塩或
いはカプラー等の染料形成用成分や形成されるジ
アゾ染料そのものが紙基質の内部に滲透する傾向
が大きいために、染料形成用成分の使用量や現像
時に実際に形成されるジアゾ染料の量に比して、
形成される画像の濃度が未だ十分に高くないとい
う欠点を有している。この欠点を改善するため、
紙基質の表面にサイジング層(プレコート層)を
設け、このサイジング層上にジアゾ感光層を設け
ることが古くから広く行われている。このサイジ
ング組成物の典型的なものは、シリカ系填剤と有
機結着剤との組合せから成るものであり、有機結
着剤としては種々の水溶性樹脂や水分散性樹脂が
使用されている。 このサイジング層による効果は、感光性ジアゾ
ニウム塩等の紙基質への滲透を防止して、濃度や
コントラスト、更には発色効率を増加させるとい
う効果と、感光層の有効表面積を増大させると共
に形成される染料を粒子表面に保持させることに
よる顔料効果で濃度やコントラストを増加させる
という効果との2つに大別されるが、これら2つ
の効果を同時に期待することは実際上困難に近
い。 即ち、後者の顔料効果を期待する場合には感光
層組成物の塗布時における滲透の問題があり、一
方前者の滲透防止効果を期待する時には後者の顔
料効果を期待することが困難となる。 本発明者等は、ラテツクス型熱可塑性樹脂バイ
ンダー、シリカ系填剤及びカルボン酸塩型水溶性
高分子を特定の量比で組合せてサイジング層(プ
レコート層)を形成させるときには、前述した滲
透防止効果と顔料効果との最適な組合せが得ら
れ、形成される画像の濃度及びコントラスト及び
発色効率に優れたジアゾ複写用感光紙が得られる
ことを見出した。 本発明のジアゾ複写用感光紙の断面構造を示す
第1図において、この感光紙は、紙基質1、該紙
基質の表面に施されたサイジング層2a,2b、
及び一方のサイジング層2a上に設けられた光分
解性ジアゾニウム化合物を含有する感光層3から
成つている。 本発明の感光紙は、このサイジング層が、固形
分基準で20乃至80重量%、特に35乃至70重量%の
ラテツクス型熱可塑性樹脂バインダー、10乃至80
重量%、特に20乃至70重量%のシリカ系填剤、及
び0.03乃至40重量%、特に0.05乃至20重量%のカ
ルボン酸塩型水溶性高分子を含有する組成物から
成ることが顕著な特徴である。 このサイジング組成物において、主として感光
層の比表面を増大させ且つ形成される染料に対し
て顔料効果を付与するように作用するのはシリカ
系填剤であり、更にシリカ系填剤は感光紙の風合
いを向上させ且つその書写特性を向上させるよう
に作用する。シリカ系填剤の量が上記範囲よりも
少ないと上述した作用効果が不満足なものとな
り、一方上記範囲よりも多いと、感光剤組成物の
滲透が大きくなり、しかもサイジング層が剥離し
やすいという欠点を生じる。 シリカ系填剤としては、この分野に使用されて
いるそれ自体公知のシリカ、例えば気相法による
コロイド状シリカや湿式法によるシリカ等の任意
のものが使用される。用いるシリカ系填剤の二次
粒径は、一般に0.001乃至20ミクロン、特に0.01
乃至10ミクロンの範囲にあることが望ましい。 一方、ラテツクス型熱可塑性樹脂は、塗布液中
でエマルジヨンサイズ、即ち粒径が0.1乃至10ミ
クロンの球状粒子の形で存在し、この樹脂は、シ
リカ系填剤粒子相互及び填剤粒子と紙基質との間
に、顔料効果を阻害することなしに優れた結着性
を与えるという作用を示す。この特性は、サイジ
ング被膜を形成した後においても、エマルジヨン
粒子としての形骸を尚残していることによるもの
と思われる。このラテツクス樹脂の量が上記範囲
よりも少ないときには、シリカ系填剤の結着が不
満足なものとなり、また上記範囲よりも多いと、
顔料効果及び滲透防止効果とも不満足なものとな
る傾向がある。 ラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤としては、ラ
テツクス型或いはエマルジヨン型接着剤として従
来公知のもの、例えばポリ酢酸ビニルラテツク
ス、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体ラテツク
ス、アクリル樹脂エマルジヨン、スチレン−アク
リル共重合体エマルジヨン、塩化ビニル−アクリ
ル共重合体エマルジヨン等を使用し得るが、本発
明に用い得るラテツクス樹脂は勿論これに限定さ
れない。 このサイジング組成物中にカルボン酸塩型水溶
性高分子を含有させることは、ジアゾニウム塩の
紙基質への滲透を防止して、感光層の塗布量を減
少せしめつつ、しかも発色効率、画像の濃度及び
コントラストを向上させる上で顕著な利点をもた
らす。即ち、ラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤と
シリカ系填剤とから成るサイジング層は、感光層
塗布時に未だジアゾニウム塩が紙基質側に滲透す
る傾向があるという点で不満足なものである。こ
れに対して、本発明に従い、この組成物中にカル
ボン酸塩型水溶性高分子を配合すると、このよう
な滲透傾向が顕著に抑制されるのである。この理
由は、正確には不明であるが、本発明者等は次の
ようなものと推定している。即ち、カルボン酸塩
水溶性高分子は、カルボキシル基を有する高分子
であることから、カチオン交換体として作用し、
これを含むサイジング層は一種のカチオン交換膜
として作用する。一方、光分解性ジアゾニウム化
合物は、その安定化のために、殆んど例外なし
に、塩化亜鉛との複塩の形で使用される。本発明
によるサイジング層は、前述したカチオン交換作
用により、紙基質へ滲透しようとするジアゾニウ
ム塩を捕捉し、優れたバリヤー性が得られるもの
と思われる。 このカルボン酸塩型水溶性高分子の量が前記範
囲よりも少ないときには、このようなバリヤー性
が不満足なものとなり、一方前記範囲よりも多い
と、サイジング層の顔料効果が失われる傾向があ
る。 カルボン酸塩型水溶性高分子は、高分子鎖の主
鎖または側鎖にアルカリ金属塩のカルボキシル基
を有する水溶性高分子である。カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩、カルボキシメチルデ
ンプンのナトリウム塩、アルギン酸ナトリウム、
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のナト
リウム塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタ
クリル酸ナトリウムの群から選ばれるものであ
る。 これらのカルボン酸塩型水溶性高分子は、バリ
ヤー性の点で、カルボキシル基を50乃至1100ミリ
当量/100g高分子、特に100乃至600ミリ等量/
100g高分子の量で含有していることが望ましく、
且つその水溶液のPHが6乃至8の範囲にあること
が画質の安定性の点で望ましい。 本発明の感光紙において、紙基体の斤量(紙
880mm×1100mの面積当りの重量(Kg))は、広範
囲に変化させ得るが、50Kgのように薄手のものか
ら68Kgのような比較的厚手のもの迄、本発明の目
的に使用し得る。 この紙基体に、サイジング層を設けるには、前
述した組成物を固形分濃度が10乃至60重量%の塗
布液を調製し、この塗布液を、固形分としての塗
工量が0.5乃至4.0g/m2、特に1.5乃至2.0g/m2
となるようにそれ自体公知の手段、例えば塗布ロ
ーラー、エアナイフコーター、バーコーター、プ
レードコーター、リバースコーター、キツスコー
ター、、スプレー、浸漬塗り等のそれ自体公知の
手段で塗布する。この塗布組成物には、それ自体
公知の配合剤、例えば可塑剤、可溶化剤乃至は分
散剤、有機溶剤等の1種または2種以上を含有さ
せることができる。 次いで、このサイジング層の上に、それ自体公
知のジアゾ感光層組成物を設ける。 このジアゾ感光層中に含有せしめる感光性ジア
ゾニウム塩としては、光分解性であり且つジアゾ
複写法に使用されるカプラーと通常の現像条件下
でカツプリング可能なジアゾニウム塩であれば何
れをも用いることができる。 ジアゾ感光層中に含有せしめる酸安定剤として
は、任意の有機酸或いは無機酸、例えば、スルホ
サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、クエン
酸、洒石酸、シユウ酸、スルフアミン酸、マレイ
ン酸、リン酸等が使用される。 二成分系ジアゾ感光剤組成物の場合には、上述
した必須成分に加えて、カプラーを含有せしめ
る。このようなカプラーもそれ自体周知のもので
あり、前述したジアゾニウム塩とカツプリング可
能な任意の化合物が使用される。 本発明で用いるジアゾ感光剤組成物には、勿論
上述した必須成分に加えて、それ自体公知の配合
剤、例えば湿潤剤、安定助剤、現像促進剤、エク
ステンダー、分散剤、色素等を配合することがで
き、これらの各成分は水等の溶媒中に溶解乃至分
散させて塗布用組成物とする。この処方の代表例
を挙げると次の通りである。 (1) 二成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至4.0% カプラー 0.1乃至5.0% 酸安定剤 2乃至10.0% 現像促進剤 2乃至10.0% エクステンダー 0乃至10.0% 分散剤 0乃至1.0% 色 素 0乃至0.003% 溶 媒 残量 (2) 一成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至4.0% 酸安定剤 2.0乃至10.0% 安定助剤 0乃至10.0% エクステンダー 0乃至10.0% 色 素 0乃至0.003% 溶 媒 残量 上述した感光剤組成物の塗布量は、基体の種類
や現像方式の違いによつても相違するが、一般的
に言つて、ジアゾニウム塩の塗工量が0.05乃至
0.2g/m2、特に0.075乃至0.15g/m2の範囲とな
るようなものであればよい。 本発明を次の例で説明する。 実施例 1〜3 ジアゾ感光紙用白色原紙に表1の、、で
示す組成液をそれぞれ塗工乾燥し1.5〜2.0g/m2
のプレコート層を形成する。さらにプレコート層
上に下記組成の感光液を塗工乾燥し0.8g/m2の
感光層を形成する。 クエン酸 20g カフエイン 15g 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロ
ピルアミド 10g 4−モルホリノ−2,5−ジブトキシベンゼン
ジアゾニウムクロライド1/2ZnCl2 10g 塩化亜鉛 15g メチレンブルー 0.04g 水(全量で) 1000ml このようにして作成した二成分型ジアゾ感光紙
(サンプル、、)を市販の半乾式現像用ジ
アゾ式複写機(ED−800、三田工業製)及び専用
の現像液を用い現像したところ高濃度でコントラ
ストの優れた青色コピーを得た。反射濃度計(東
京電色製MODEL TC−6D)にて測定した画像
濃度を表2に示す。さらに発色速度を調べるた
め、現像60秒後露光し発色を止め測定した濃度
(60秒後の発色濃度)の最高濃度に対する比を発
色効率として求め、その結果を表2に示す。 比較例 1〜3 本発明の比較例として、プレコート層が表1の
、、で示す組成液すなわちアルギン酸ナト
リウムの小量使用(サンプル)、シリカとバイ
ンダー(サンプル)、シリカとアルギン酸ナト
リウム(サンプル)から成る二成分型ジアゾ感
光紙を実施例と同様の操作により作成し、現像し
たところ青色のコピーを得た。実施例と同様の操
作により測定した画像濃度を表2に示す。
で、より詳細には、紙基質、紙基質の少なくとも
一方の表面に施されたサイジング層及び該サイジ
ング層上に施された光分解性ジアゾニウム化合物
を含有する感光層から成るジアゾ複写用感光紙に
おいて、該サイジング層は、固形分基準で35乃至
70重量%のラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤、20
乃至70重量%のシリカ系填剤及び0.05乃至20重量
%のカルボン酸塩型水溶性高分子を含有する組成
物から成ることを特徴とするジアゾ複写用感光紙
に関する。 感光性ジアゾニウム塩を含有する一成分系ジア
ゾ感光層を露光した後、カプラーを含有するアル
カリ液で現像するか、或いは感光性ジアゾニウム
塩及びカプラーを含有する二成分系ジアゾ感光層
を露光した後、アンモニア−水蒸気或いはアルカ
リ液で現像するジアゾ複写法は、コストの低廉な
複写法として広く実施されている。 しかしながら、これらのジアゾ複写法に使用さ
れる感光紙においては、感光性ジアゾニウム塩或
いはカプラー等の染料形成用成分や形成されるジ
アゾ染料そのものが紙基質の内部に滲透する傾向
が大きいために、染料形成用成分の使用量や現像
時に実際に形成されるジアゾ染料の量に比して、
形成される画像の濃度が未だ十分に高くないとい
う欠点を有している。この欠点を改善するため、
紙基質の表面にサイジング層(プレコート層)を
設け、このサイジング層上にジアゾ感光層を設け
ることが古くから広く行われている。このサイジ
ング組成物の典型的なものは、シリカ系填剤と有
機結着剤との組合せから成るものであり、有機結
着剤としては種々の水溶性樹脂や水分散性樹脂が
使用されている。 このサイジング層による効果は、感光性ジアゾ
ニウム塩等の紙基質への滲透を防止して、濃度や
コントラスト、更には発色効率を増加させるとい
う効果と、感光層の有効表面積を増大させると共
に形成される染料を粒子表面に保持させることに
よる顔料効果で濃度やコントラストを増加させる
という効果との2つに大別されるが、これら2つ
の効果を同時に期待することは実際上困難に近
い。 即ち、後者の顔料効果を期待する場合には感光
層組成物の塗布時における滲透の問題があり、一
方前者の滲透防止効果を期待する時には後者の顔
料効果を期待することが困難となる。 本発明者等は、ラテツクス型熱可塑性樹脂バイ
ンダー、シリカ系填剤及びカルボン酸塩型水溶性
高分子を特定の量比で組合せてサイジング層(プ
レコート層)を形成させるときには、前述した滲
透防止効果と顔料効果との最適な組合せが得ら
れ、形成される画像の濃度及びコントラスト及び
発色効率に優れたジアゾ複写用感光紙が得られる
ことを見出した。 本発明のジアゾ複写用感光紙の断面構造を示す
第1図において、この感光紙は、紙基質1、該紙
基質の表面に施されたサイジング層2a,2b、
及び一方のサイジング層2a上に設けられた光分
解性ジアゾニウム化合物を含有する感光層3から
成つている。 本発明の感光紙は、このサイジング層が、固形
分基準で20乃至80重量%、特に35乃至70重量%の
ラテツクス型熱可塑性樹脂バインダー、10乃至80
重量%、特に20乃至70重量%のシリカ系填剤、及
び0.03乃至40重量%、特に0.05乃至20重量%のカ
ルボン酸塩型水溶性高分子を含有する組成物から
成ることが顕著な特徴である。 このサイジング組成物において、主として感光
層の比表面を増大させ且つ形成される染料に対し
て顔料効果を付与するように作用するのはシリカ
系填剤であり、更にシリカ系填剤は感光紙の風合
いを向上させ且つその書写特性を向上させるよう
に作用する。シリカ系填剤の量が上記範囲よりも
少ないと上述した作用効果が不満足なものとな
り、一方上記範囲よりも多いと、感光剤組成物の
滲透が大きくなり、しかもサイジング層が剥離し
やすいという欠点を生じる。 シリカ系填剤としては、この分野に使用されて
いるそれ自体公知のシリカ、例えば気相法による
コロイド状シリカや湿式法によるシリカ等の任意
のものが使用される。用いるシリカ系填剤の二次
粒径は、一般に0.001乃至20ミクロン、特に0.01
乃至10ミクロンの範囲にあることが望ましい。 一方、ラテツクス型熱可塑性樹脂は、塗布液中
でエマルジヨンサイズ、即ち粒径が0.1乃至10ミ
クロンの球状粒子の形で存在し、この樹脂は、シ
リカ系填剤粒子相互及び填剤粒子と紙基質との間
に、顔料効果を阻害することなしに優れた結着性
を与えるという作用を示す。この特性は、サイジ
ング被膜を形成した後においても、エマルジヨン
粒子としての形骸を尚残していることによるもの
と思われる。このラテツクス樹脂の量が上記範囲
よりも少ないときには、シリカ系填剤の結着が不
満足なものとなり、また上記範囲よりも多いと、
顔料効果及び滲透防止効果とも不満足なものとな
る傾向がある。 ラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤としては、ラ
テツクス型或いはエマルジヨン型接着剤として従
来公知のもの、例えばポリ酢酸ビニルラテツク
ス、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体ラテツク
ス、アクリル樹脂エマルジヨン、スチレン−アク
リル共重合体エマルジヨン、塩化ビニル−アクリ
ル共重合体エマルジヨン等を使用し得るが、本発
明に用い得るラテツクス樹脂は勿論これに限定さ
れない。 このサイジング組成物中にカルボン酸塩型水溶
性高分子を含有させることは、ジアゾニウム塩の
紙基質への滲透を防止して、感光層の塗布量を減
少せしめつつ、しかも発色効率、画像の濃度及び
コントラストを向上させる上で顕著な利点をもた
らす。即ち、ラテツクス型熱可塑性樹脂結着剤と
シリカ系填剤とから成るサイジング層は、感光層
塗布時に未だジアゾニウム塩が紙基質側に滲透す
る傾向があるという点で不満足なものである。こ
れに対して、本発明に従い、この組成物中にカル
ボン酸塩型水溶性高分子を配合すると、このよう
な滲透傾向が顕著に抑制されるのである。この理
由は、正確には不明であるが、本発明者等は次の
ようなものと推定している。即ち、カルボン酸塩
水溶性高分子は、カルボキシル基を有する高分子
であることから、カチオン交換体として作用し、
これを含むサイジング層は一種のカチオン交換膜
として作用する。一方、光分解性ジアゾニウム化
合物は、その安定化のために、殆んど例外なし
に、塩化亜鉛との複塩の形で使用される。本発明
によるサイジング層は、前述したカチオン交換作
用により、紙基質へ滲透しようとするジアゾニウ
ム塩を捕捉し、優れたバリヤー性が得られるもの
と思われる。 このカルボン酸塩型水溶性高分子の量が前記範
囲よりも少ないときには、このようなバリヤー性
が不満足なものとなり、一方前記範囲よりも多い
と、サイジング層の顔料効果が失われる傾向があ
る。 カルボン酸塩型水溶性高分子は、高分子鎖の主
鎖または側鎖にアルカリ金属塩のカルボキシル基
を有する水溶性高分子である。カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩、カルボキシメチルデ
ンプンのナトリウム塩、アルギン酸ナトリウム、
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のナト
リウム塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタ
クリル酸ナトリウムの群から選ばれるものであ
る。 これらのカルボン酸塩型水溶性高分子は、バリ
ヤー性の点で、カルボキシル基を50乃至1100ミリ
当量/100g高分子、特に100乃至600ミリ等量/
100g高分子の量で含有していることが望ましく、
且つその水溶液のPHが6乃至8の範囲にあること
が画質の安定性の点で望ましい。 本発明の感光紙において、紙基体の斤量(紙
880mm×1100mの面積当りの重量(Kg))は、広範
囲に変化させ得るが、50Kgのように薄手のものか
ら68Kgのような比較的厚手のもの迄、本発明の目
的に使用し得る。 この紙基体に、サイジング層を設けるには、前
述した組成物を固形分濃度が10乃至60重量%の塗
布液を調製し、この塗布液を、固形分としての塗
工量が0.5乃至4.0g/m2、特に1.5乃至2.0g/m2
となるようにそれ自体公知の手段、例えば塗布ロ
ーラー、エアナイフコーター、バーコーター、プ
レードコーター、リバースコーター、キツスコー
ター、、スプレー、浸漬塗り等のそれ自体公知の
手段で塗布する。この塗布組成物には、それ自体
公知の配合剤、例えば可塑剤、可溶化剤乃至は分
散剤、有機溶剤等の1種または2種以上を含有さ
せることができる。 次いで、このサイジング層の上に、それ自体公
知のジアゾ感光層組成物を設ける。 このジアゾ感光層中に含有せしめる感光性ジア
ゾニウム塩としては、光分解性であり且つジアゾ
複写法に使用されるカプラーと通常の現像条件下
でカツプリング可能なジアゾニウム塩であれば何
れをも用いることができる。 ジアゾ感光層中に含有せしめる酸安定剤として
は、任意の有機酸或いは無機酸、例えば、スルホ
サリチル酸、p−トルエンスルホン酸、クエン
酸、洒石酸、シユウ酸、スルフアミン酸、マレイ
ン酸、リン酸等が使用される。 二成分系ジアゾ感光剤組成物の場合には、上述
した必須成分に加えて、カプラーを含有せしめ
る。このようなカプラーもそれ自体周知のもので
あり、前述したジアゾニウム塩とカツプリング可
能な任意の化合物が使用される。 本発明で用いるジアゾ感光剤組成物には、勿論
上述した必須成分に加えて、それ自体公知の配合
剤、例えば湿潤剤、安定助剤、現像促進剤、エク
ステンダー、分散剤、色素等を配合することがで
き、これらの各成分は水等の溶媒中に溶解乃至分
散させて塗布用組成物とする。この処方の代表例
を挙げると次の通りである。 (1) 二成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至4.0% カプラー 0.1乃至5.0% 酸安定剤 2乃至10.0% 現像促進剤 2乃至10.0% エクステンダー 0乃至10.0% 分散剤 0乃至1.0% 色 素 0乃至0.003% 溶 媒 残量 (2) 一成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至4.0% 酸安定剤 2.0乃至10.0% 安定助剤 0乃至10.0% エクステンダー 0乃至10.0% 色 素 0乃至0.003% 溶 媒 残量 上述した感光剤組成物の塗布量は、基体の種類
や現像方式の違いによつても相違するが、一般的
に言つて、ジアゾニウム塩の塗工量が0.05乃至
0.2g/m2、特に0.075乃至0.15g/m2の範囲とな
るようなものであればよい。 本発明を次の例で説明する。 実施例 1〜3 ジアゾ感光紙用白色原紙に表1の、、で
示す組成液をそれぞれ塗工乾燥し1.5〜2.0g/m2
のプレコート層を形成する。さらにプレコート層
上に下記組成の感光液を塗工乾燥し0.8g/m2の
感光層を形成する。 クエン酸 20g カフエイン 15g 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロ
ピルアミド 10g 4−モルホリノ−2,5−ジブトキシベンゼン
ジアゾニウムクロライド1/2ZnCl2 10g 塩化亜鉛 15g メチレンブルー 0.04g 水(全量で) 1000ml このようにして作成した二成分型ジアゾ感光紙
(サンプル、、)を市販の半乾式現像用ジ
アゾ式複写機(ED−800、三田工業製)及び専用
の現像液を用い現像したところ高濃度でコントラ
ストの優れた青色コピーを得た。反射濃度計(東
京電色製MODEL TC−6D)にて測定した画像
濃度を表2に示す。さらに発色速度を調べるた
め、現像60秒後露光し発色を止め測定した濃度
(60秒後の発色濃度)の最高濃度に対する比を発
色効率として求め、その結果を表2に示す。 比較例 1〜3 本発明の比較例として、プレコート層が表1の
、、で示す組成液すなわちアルギン酸ナト
リウムの小量使用(サンプル)、シリカとバイ
ンダー(サンプル)、シリカとアルギン酸ナト
リウム(サンプル)から成る二成分型ジアゾ感
光紙を実施例と同様の操作により作成し、現像し
たところ青色のコピーを得た。実施例と同様の操
作により測定した画像濃度を表2に示す。
【表】
【表】
表2の結果より、本発明の実施例は従来のシリ
カ+バインダーの組成(比較例サンプル)にア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸ナトリウム等のカルボン酸塩
型水溶性高分子を添加することによつて高濃度で
コントラストにすぐれ且つ発色効率の高いコピー
が得られることを示している。また、カルボン酸
塩型水溶性高分子の使用量が少ない場合(比較例
サンプル)及びバインダーを除いた場合(比較
例サンプル)は本発明の実施例と比較してその
作用効果が少ない。
カ+バインダーの組成(比較例サンプル)にア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸ナトリウム等のカルボン酸塩
型水溶性高分子を添加することによつて高濃度で
コントラストにすぐれ且つ発色効率の高いコピー
が得られることを示している。また、カルボン酸
塩型水溶性高分子の使用量が少ない場合(比較例
サンプル)及びバインダーを除いた場合(比較
例サンプル)は本発明の実施例と比較してその
作用効果が少ない。
第1図は、本発明のジアゾ複写用感光紙の断面
構造を示す図であつて、 1は紙基質、2a,2bはサイジング層、3は
感光層を夫々示す。
構造を示す図であつて、 1は紙基質、2a,2bはサイジング層、3は
感光層を夫々示す。
Claims (1)
- 1 紙基質、紙基質の少なくとも一方の表面に施
されたサイジング層及び該サイジング層上に施さ
れた光分解性ジアゾニウム化合物を含有する感光
層から成るジアゾ複写用感光紙において、該サイ
ジング層は、固形分基準で35乃至70重量%のラテ
ツクス型熱可塑性樹脂結着剤、20乃至70重量%の
シリカ系填剤、及びカルボキシメチルセルロース
のナトリウム塩、カルボキシメチルデンプンのナ
トリウム塩、アルギン酸ナトリウム、ビニルエー
テル−無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナ
トリウムの群から選ばれるカルボン酸塩型水溶性
高分子0.05乃至20重量%を含有する組成物から成
ることを特徴とするジアゾ複写用感光紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20552182A JPS5995535A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | ジアゾ複写用感光紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20552182A JPS5995535A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | ジアゾ複写用感光紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5995535A JPS5995535A (ja) | 1984-06-01 |
| JPH0358500B2 true JPH0358500B2 (ja) | 1991-09-05 |
Family
ID=16508251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20552182A Granted JPS5995535A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | ジアゾ複写用感光紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5995535A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5173431A (en) * | 1974-12-21 | 1976-06-25 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Anteiseino yoijiazokankozairyoyonetsugenzoshiito |
| JPS6029102B2 (ja) * | 1976-09-13 | 1985-07-09 | 株式会社リコー | ジアゾ感光材料 |
-
1982
- 1982-11-25 JP JP20552182A patent/JPS5995535A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5995535A (ja) | 1984-06-01 |
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