JPH0360348B2 - - Google Patents
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- JPH0360348B2 JPH0360348B2 JP59004637A JP463784A JPH0360348B2 JP H0360348 B2 JPH0360348 B2 JP H0360348B2 JP 59004637 A JP59004637 A JP 59004637A JP 463784 A JP463784 A JP 463784A JP H0360348 B2 JPH0360348 B2 JP H0360348B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
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- C08K5/5333—Esters of phosphonic acids
- C08K5/5357—Esters of phosphonic acids cyclic
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Description
本発明は、難燃化ポリカーボネート樹脂組成物
に関し、詳細には、4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンのハロゲン化物と非ハロゲン化物と
のコポリマー、又は4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンの非ハロゲン化物のホモポリマーに
4,4′−ジヒドロキシジフエニルアルカンのハロ
ゲン化物のホモオリゴマーもしくは4,4′−ジヒ
ドロキシジフエニルアルカンのハロゲン化物の非
ハロゲン化物とのコオリゴマーを添加してなるも
のであり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハ
ロゲン化物が非ハロゲン化物に対して、少なくと
も0.1mol%含有されているものを用いるもので
ある芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に、
(a)下記一般式(1)で表される有機リン酸カリウム塩
0.001〜5.0重量部、(b)芳香族系亜リン酸エステル
化合物0.001〜0.5重量部、および(c)有機シリコン
化合物0〜0.5重量部を添加してなる難燃化ポリ
カーボネート樹脂組成物を提供するものである。 一般式(1) (式中のX1〜X8はそれぞれ水素、ハロゲン、ア
シル基、アリール基、又はハロゲンで置換された
アリール基、もしくはアラルキル基を示す) 芳香族ポリカーボネート樹脂の難燃化方法とし
ては、従来より、有機ハロゲン化化合物、例え
ば、特公昭47−44537号公報にテトラブロムビス
フエノールAのポリカーボネートオリゴマーを添
加することが開示されているが、かかる有機ハロ
ゲン化化合物のみの添加では、燃焼時間の短縮は
出来ても、燃焼時の溶融樹脂の滴下を防ぐことが
出来ない。又、充分な燃焼時間の短縮を行うため
には、かなりの量のハロゲン化物を添加する必要
が有るため、実際の火災事故の場合には、燃焼時
に多量の有害なガス・煙が発生するものであつ
た。又、特開昭52−54745号公報および同52−
65555号公報等一連の特許に有機スルホン酸の塩
を添加する方法が開示されている。これらに開示
のスルホン酸塩は難燃効果、特に燃焼時の溶融樹
脂の滴下抑制効果、さらには発煙抑制効果がある
とのことであるが、反面、かかるスルホン酸塩を
添加した芳香族ポリカーボネート樹脂を高温で成
形すると、著しいポリマーの分解現象が発生し部
分的に発泡した状態の外観不良を起こすのみなら
ず、分子量低下に基づく機械的強度の低下を起こ
す。具体的な一例を示すと、スルホン酸塩とし
て、下式 (式中のX=Br、m=2、M=K)を添加した
ものは成形時成形品の一部に発泡状の外観不良が
起こり問題がある。又、下式 の化合物では、0.3wt%の添加で分子量24000のポ
リカーボネート樹脂を成形すると分子量が17000
〜18000程度まで低下し、成形時に著しい熱分解
による着色を起こし成形前のAPHA=15のもの
が500以上となる。 更に特開昭56−50956号公報では、ポリカーボ
ネート樹脂に、下記一般式(3) 一般式(3) (式中のXは、F、Cl、Br、mは、0〜2の整
数、Mは、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、
B、Al、nはMの原子価に相当する整数) で表される有機リン酸塩とハロゲン化ビスフエノ
ールのオリゴマー又はハロゲン化ビスフエノール
と非ハロゲン化ビスフエノールとのコオリゴマー
とを添加する技術が開示されている。 本技術は燃焼時の溶融樹脂の滴下抑制、成形時
の分子量の低下、着色低減にある程度の効果が認
められはするが、電子・電気業界で要求されてい
る最も過酷な難燃レベル、
Underwriters′ Laboratories,Inc.のUL94V−
0を安定的に満足させることは困難であり、又、
さらに厳しい難燃規格とされるカナダの
Canadian Standars Association,Electrial
Bulletin No.968,Clause6.11の難燃規格(以下、
CSA難燃規格と略記する)には全く合格しない
のであつた。 アルカリ金属塩による芳香族ポリカーボネート
樹脂の難燃化のメカニズムとしては、下記反応式
(4)に示す様に、成形等の高温下でアルカリ金属塩
が触媒として作用して芳香族ポリカーボネート樹
脂の主鎖結合を分解・再配列してサルシレート結
合等の分岐・架橋構造を形成し、燃焼中の溶融樹
脂の粘性特性が改良されることが知られている。 しかしながら、アルカリ金属塩の添加量が多い
場合、分岐・架橋構造は形成されはするが、主鎖
結合の分解が促進されすぎ、燃焼時の溶融樹脂の
燃焼滴下粒を防ぐことが困難であり、且つ、成形
時に銀条等発生し、良好な成分を得ることが困難
である。又、アルカリ金属塩の添加を良好な成形
品が得られる程度の量までとした場合には、分
岐・架橋構造の形成量が少なく、燃焼中の溶融樹
脂の粘性特性を改良するには至らない。前記の特
開昭52−54745号公報、同52−65555、同56−
50956等は、これらの問題点を有する。 本発明者は、芳香族ポリカーボネート樹脂の難
燃化にかかる従来の欠点を改良すべく鋭意研究し
た結果、本発明を完成させるに至つた。 本発明の難熱性のポリカーボネート樹脂組成物
は、成形時の色相変化・分子量低下が殆どなく、
難燃効果、とりわけ、燃焼時の溶融樹脂の粘性特
性が改良され、溶融樹脂の滴下抑制に優れている
と同時に、特に、CSA難燃規格燃焼試験に於い
て、従来の難燃性ポリカーボネート樹脂が3.0mm
厚でも不合格であるに対して、2.1〜2.3mm厚でも
合格し得るという、極めて傑出した性能を有する
ものである。 以下、本発明の構成を詳細に説明する。 本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂とは、下
記一般式(4)で表される4,4′−ジヒドロキシジフ
エニルアルカン(以下、BPと略記する)とホス
ゲン又は炭酸のジエステルと反応させることによ
つて作られるホモポリマー、コポリマー、又はホ
モオリゴマー若しくはコオリゴマーとの組成物で
あり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハロゲ
ン化物が非ハロゲン化物に対して少なくとも
0.1mol%含有されているものである。 一般式(2): (式中のRは、炭素数1〜4の炭化水素基Xは
Cl、Brであり、p、qは0〜2の整数) より好ましくはp、qが共に1若しくは2である
ハロゲン化BPが、p、qが共に0である非ハロ
ゲン化BPに対し少なくとも0.1mol%以上含有し
ているハロゲン化BPと非ハロゲン化BPとのコポ
リマー、または、非ハロゲン化BPのホモ若しく
はコポリマーに、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ルアルカンのハロゲン化物の重合度2〜15のホモ
オリゴマーもしくは4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンのハロゲン化物と非ハロゲン化物と
の重合度2〜20のコオリゴマーを添加してなるも
のであり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハ
ロゲン化物が非ハロゲン化物に対して少なくとも
0.1mol%含有されているものである。一般式(2)
に、代表される4,4′−ジヒドロキシジフエニル
アルカンの例としては、ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
(ジクロルフエニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ブロムフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロル
フエニル)プロパンが例示される。また、枝分れ
した芳香族ポリカーボネート樹脂のホモポリマ
ー、コポリマーを得るには、フロログルシン、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフエニル)ヘプテン−2,4,6−ジメチ
ル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニ
ル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−
トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3,
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフエニル)ヘプタン、1,3,5−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ベンゼン、1,1,
1−トリ(4−ヒドロキシフエニル)エタンなど
で例示されるポリヒドロキシ化合物、及び3,3
−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインド
ール(=イサチンビスフエノール)、5−クロル
イサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロ
ムイサチンなどを前記BPの一部、例えば0.2〜2
モル%をポリヒドロキシ化合物で置換する。更
に、芳香族ポリカーボネート樹脂のホモ又はコポ
リマー、ホモ又はコオリゴマーの分子量を調節す
るのに適した一価芳香族ヒドロキシ化合物はm−
およびp−メチルフエーノール、m−およびp−
プロピルフエノール、p−ブロムフエノール、
2,4,6−トリブロムフエノール、p−tert−
ブチルフエノールおよびp長鎖アルキル置換フエ
ノールなどが好ましい。また、オリゴマー及びコ
オリゴマーは反応条件により分子量を調節するこ
とができ、反応活性な末端を熱的に安定なヒドロ
キシル基に置換して使用することもできる。 本発明で用いられる前記一般式(1)の有機リン酸
カリウム塩(a)は、前記一般式(1)のカリウム(K)が水
素である化合物と水酸化カリウムとの中和反応に
例示される方法により容易に製造されうる。かか
る化合物の例としては、前記一般式(1)中のX1〜
X8が全て水素のもの;X6、X8とが塩素で他の水
素のもの;X3が臭素、X6、X8とが塩素で他のX
水素のもの;X6、X8とが臭素で他のXが水素の
もの;X2、X3、X6、X8とが塩素で他のXが水素
のもの;X3、X6、X8とが臭素で他のXが水素の
もの;X6が臭素、X8が塩素で他のXが水素のも
のなどが例示される。 本発明に於ける一般式(1)の化合物の添加量が
0.001重量部以下の場合には難燃効果が不充分で
好ましくなく、又、50重量部以上になると、成形
時の樹脂の分子量低下、成形品の外観不良、着色
等が著しくなるので好ましくない。成形時の熱安
定性および難燃効果の点よりより好ましくは、
0.005〜2.0重量部、特に好ましくは0.01〜1.0重量
部の添加範囲である。 本発明で使用する芳香族亜リン酸エステル化合
物(b)としては、トリフエニルホスフアイト、トリ
ス(ノニルフエニル)ホスフアイト、トリス
(2,4−ジ−tert−ブチルフエニル)ホスフア
イト、ジフエニルモノデシルホスフアイト、ジフ
エニルモノ(トリデシル)ホスフアイト、ジフエ
ニルモノオクチルホスフアイト、ジフエニル−2
−エチルヘキシルホスフアイト、テトラフエニル
ジプロピレングリコールジホスフアイト、テトラ
フエニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリト
ールテトラホスフアイト、水添ビスフエノールA
ホスフアイトポリマー、4,4′−ブチリデン−ビ
ス(3−メチル−6−tert−ブチルフエニル−ジ
−トリデシル)ホスフアイト、ビスフエノールA
ペンタエリスリトールホスフアイト、テトラキス
(2,4−ジ−tert−ブチルフエニル)−4,4′−
ビスフエニルホスフアイトなどが例示される。 本発明における芳香族亜リン酸エステル化合物
は、本発明の組成物中において組成物中の分岐構
造及び架橋構造の形成とその分布とを程良くコン
トロールして燃焼時の溶融樹脂の粘性特性を改良
するとともに、組成物の分解を抑制し、成形時の
銀条発生を防ぐものである。 芳香族亜リン酸エステル化合物の添加量が、
0.001重量部未満では上記の効果が不十分となり、
又、0.5重量部より多く添加しても効果は向上し
ないものであり、0.001〜0.5重量部、特に、0.005
〜0.2重量部の範囲が良い。 本発明で使用する有機シリコン化合物(c)として
は、メチルトリ−sec−オクチルオキシシラン、
メチルトリノニルオキシシラン、テトラ(2−
エチルヘキシル)シリケート、テトラノニルシ
リケート、テトラトリデシルシリケート、及
びその他の有機シリコン化合物などが挙げられ
る。具体例を式で示すと、 :Si(−OC13H27)4、 :R−Si(OC8H17−sec)3、;(R:C12H2563%、
C14H2937%) などである。有機シリコン化合物は、有機リン酸
カリウム塩により誘起されたポリカーボネートの
活性末端と反応し、効率良く、分岐構造及び架橋
構造を形成するのに役立つ。有機シリコン化合物
の添加量は0〜0.5重量部、特に、0〜0.2重量部
が適当であり、0.5重量部を超えても効果は向上
しない。 以上の如くである本発明の難燃性ポリカーボネ
ート樹脂組成物には、所望に応じてその他の安定
剤、顔料、染料、滑剤等の各種添加剤や無機或い
は有機の繊維物質といつた補強材やガラスビーズ
などの各種充填剤を配合することが出来、さらに
は、本発明の特性を害さない範囲で、他の樹脂成
分を配合しても良い。例えばビスフエノールAか
らのポリカーボネート・オリゴマーを成形性や表
面特性の改良に、ポリエステルカーボネートやポ
リアリレート(例えば、商品名:Uポリマー、ユ
ニチカ(株))などの耐熱性ポリエステル類を耐熱性
の改良に配合することが挙げられる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに当た
つては、従来公知の方法が採用されれば良く押出
機、バンバリーミキサー、ロール等で混練する方
法が適宜選択される。 以下、実施例および比較例によつて説明する
が、「部」、及び「分子量」は特に断らない限り重
量基準である。 実施例1〜5、比較例1〜3 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロ
パン(ビスフエノールA)を原料とする芳香族ポ
リカーボネートホモポリマー(分子量25000)に、
末端を2,4,6−トリブロムフエノールにて閉
鎖したテトラブロムビスフエノールAのポリカー
ボネートホモオリゴマー(以下、「HO」という、
平均重合度(5)又は末端を2,4,6−トリブロム
フエノールにて閉鎖したテトラブロムビスフエノ
ールAとビスフエノールAとのポリカーボネート
コオリゴマー(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:ユー
ピロンFR−34、平均重合度3、又はユーピロン
FR−54、平均重合度(5)、有機リン酸カリウム塩
として前記の一般式において、X6とX8とが塩素
のもの(三光化学(株)製、商品名:PP−57)又は
X6とX8とが臭素のもの(三光化学(株)製、商品
名:PP−35)、芳香族亜リン酸エステル化合物と
して、トリフエニルホスフアイト(城北化学(株)
製、商品名:JP360)、水添ビスフエノールAホ
スフアイトポリマー(城北化学(株)製、商品名:
HBP、分子量2400〜3000)、および有機シリコン
化合物として、テトラドデシルシリケート(大八
化学(株)製、商品名:SI−413)を第1表に示す割
合で添加・混合し、シリンダー温度250℃の押出
機にて溶融混練してペレツトとした。このペレツ
トを射出成形して、厚み1/16−インチの短冊状の
試験片を成形した。 この試験片を用いて、米国
Underwriters′Laboratoris,Inc.Standard for
Flammability of Plastic Materials for Parts
in Devices and Appliances,UL94に記載の試
験法に基づいて試験した。 このUL94の試験法によれば、5本の試験片を
1セツトとして試験し、その結果に基づいて94V
−0、94V−1、94V−2と等級付けられる。そ
の判定基準は、 ●94V−0 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は5秒を超えてはならな
い。そしてどの試験片も脱脂綿を点火する発焔
している粒子を落としてはならない。 ●94V−1 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は25秒を超えてはならな
い。そしてどの試験片も脱脂綿を点火する発焔
している粒子を落としてはならない。 ●94V−2 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は25秒を超えてはならな
い。そして試験片は脱脂綿を点火する発焔して
いる粒子を落としてもよい。 尚、点火焔を除去した後25秒以上燃え続ける試
験片は94Vによつて分類されず、本発明では不合
格(不合)に分類される。 結果を第1表に示した。 比較の為、ホモポリマー単独(比較例1)、ホ
モポリマーとコオリゴマーとの組成物(比較例
2)、ホモポリマーとホモオリゴマーとの組成物
(比較例3)についても実施例と同様にした結果
を第1表に併記した。 実施例6〜11及び比較例4〜6 ビスフエノールAとテトラブロムビスフエノー
ルAとのポリカーボネートコポリマー(テトラブ
ロムビスフエノールAの含有量8wt%、分子量
25000)に、末端を2,4,6−トリブロムフエ
ノールにて閉鎖したテトラブロムビスフエノール
Aのポリカーボネートホモオリゴマー(「HO」)
又は末端を2,4,6−トリブロムフエノールに
て閉鎖したテトラブロムビスフエノールAとビス
フエノールAとのポリカーボネートコオリゴマー
(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:ユーピロンFR−
34)、実施例1〜5で用いたと同様の有機リン酸
カリウム塩、芳香族亜リン酸エステル化合物、お
よび有機シリコン化合物を第1表に示す割合で添
加・混合し、実施例1〜5と同様にして試験片を
成形した。結果を第1表に示した。 比較のため、コポリマー単独(比較例4)、コ
ポリマーと有機リン酸カリウム塩との組成物(比
較例5)、コポリマーとホモオリゴマーとの組成
物(比較例6)について実施例と同様にした。結
果を第1表に示した。 実施例12〜15及び比較例7、8 ビスフエノールAを原料とする芳香族ポリカー
ボネートホモポリマー(分子量30000)に、末端
を2,4,6−トリブロムフエノールにて閉鎖し
たテトラブロムビスフエノールAのポリカーボネ
ートホモオリゴマー(「HO」)又は末端を2,
4,6−トリブロムフエノールにて閉鎖したテト
ラブロムビスフエノールAとビスフエノールAと
のポリカーボネートコオリゴマー(三菱瓦斯化学
(株)製、商品名:ユーピロンFR−34、又はユーピ
ロンFR−54、有機リン酸カリウム塩として前記
の一般式において、X6とX8とが塩素のもの(三
光化学(株)製、商品名:PP−57)又はX6とX8とが
臭素のもの(三光化学(株)製、商品名:PP−35)、
芳香族亜リン酸エステル化合物として、水添ビス
フエノールAとホスフアイトポリマー(城北化学
(株)製、商品名:HBP、分子量2400〜3000)、およ
び有機シリコン化合物として、テトラドデシルシ
リケート(大八化学(株)製、商品名:SI−413)を
第2表に示す割合で添加・混合し、実施例1〜5
と同様の方法で押出ペレツト化した。 このペレツトを用い、射出成形によりCSA難
燃規格試験片101.6mm×152.4mm×2.2〜3.2mm(厚
み)の試験片を成形した。 この試験片を用いて、カナダ国 Canadian
Standards Association,Electrical Bulletin
No.968,Clause6.11Flameに記載の試験法に基づ
いて試験した。 本試験法によれば、内部青色炎が1 1/2インチ
長で全長が5インチの炎にコントロールされた試
験炎を持つバーナーを試験片に対し、20°傾けて
内部青色炎の先端が試験片の中心に接する様にし
て15秒間づつ5回当て、燃焼時間、試験片の開口
状況により合否を評価する。 尚、CSA難燃規格による評価基準は大略次の
如くである。 ●A…燃焼時間:始めの4回着炎後は各回30秒以
内に消火すること。最後の5回目の着炎後は、
1分以内に消火すること。 ●B…開口:試験片に開口した孔は、1/4インチ
φの試験棒が貫通できる大きさであつてはなら
ない。 結果を第2表に示した。 比較の為、ホモポリマー単独(比較例7)、ホ
モポリマーとホモオリゴマーとの組成物(比較例
8)についても実施例と同様にした結果を第2表
に併記した。
に関し、詳細には、4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンのハロゲン化物と非ハロゲン化物と
のコポリマー、又は4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンの非ハロゲン化物のホモポリマーに
4,4′−ジヒドロキシジフエニルアルカンのハロ
ゲン化物のホモオリゴマーもしくは4,4′−ジヒ
ドロキシジフエニルアルカンのハロゲン化物の非
ハロゲン化物とのコオリゴマーを添加してなるも
のであり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハ
ロゲン化物が非ハロゲン化物に対して、少なくと
も0.1mol%含有されているものを用いるもので
ある芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に、
(a)下記一般式(1)で表される有機リン酸カリウム塩
0.001〜5.0重量部、(b)芳香族系亜リン酸エステル
化合物0.001〜0.5重量部、および(c)有機シリコン
化合物0〜0.5重量部を添加してなる難燃化ポリ
カーボネート樹脂組成物を提供するものである。 一般式(1) (式中のX1〜X8はそれぞれ水素、ハロゲン、ア
シル基、アリール基、又はハロゲンで置換された
アリール基、もしくはアラルキル基を示す) 芳香族ポリカーボネート樹脂の難燃化方法とし
ては、従来より、有機ハロゲン化化合物、例え
ば、特公昭47−44537号公報にテトラブロムビス
フエノールAのポリカーボネートオリゴマーを添
加することが開示されているが、かかる有機ハロ
ゲン化化合物のみの添加では、燃焼時間の短縮は
出来ても、燃焼時の溶融樹脂の滴下を防ぐことが
出来ない。又、充分な燃焼時間の短縮を行うため
には、かなりの量のハロゲン化物を添加する必要
が有るため、実際の火災事故の場合には、燃焼時
に多量の有害なガス・煙が発生するものであつ
た。又、特開昭52−54745号公報および同52−
65555号公報等一連の特許に有機スルホン酸の塩
を添加する方法が開示されている。これらに開示
のスルホン酸塩は難燃効果、特に燃焼時の溶融樹
脂の滴下抑制効果、さらには発煙抑制効果がある
とのことであるが、反面、かかるスルホン酸塩を
添加した芳香族ポリカーボネート樹脂を高温で成
形すると、著しいポリマーの分解現象が発生し部
分的に発泡した状態の外観不良を起こすのみなら
ず、分子量低下に基づく機械的強度の低下を起こ
す。具体的な一例を示すと、スルホン酸塩とし
て、下式 (式中のX=Br、m=2、M=K)を添加した
ものは成形時成形品の一部に発泡状の外観不良が
起こり問題がある。又、下式 の化合物では、0.3wt%の添加で分子量24000のポ
リカーボネート樹脂を成形すると分子量が17000
〜18000程度まで低下し、成形時に著しい熱分解
による着色を起こし成形前のAPHA=15のもの
が500以上となる。 更に特開昭56−50956号公報では、ポリカーボ
ネート樹脂に、下記一般式(3) 一般式(3) (式中のXは、F、Cl、Br、mは、0〜2の整
数、Mは、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、
B、Al、nはMの原子価に相当する整数) で表される有機リン酸塩とハロゲン化ビスフエノ
ールのオリゴマー又はハロゲン化ビスフエノール
と非ハロゲン化ビスフエノールとのコオリゴマー
とを添加する技術が開示されている。 本技術は燃焼時の溶融樹脂の滴下抑制、成形時
の分子量の低下、着色低減にある程度の効果が認
められはするが、電子・電気業界で要求されてい
る最も過酷な難燃レベル、
Underwriters′ Laboratories,Inc.のUL94V−
0を安定的に満足させることは困難であり、又、
さらに厳しい難燃規格とされるカナダの
Canadian Standars Association,Electrial
Bulletin No.968,Clause6.11の難燃規格(以下、
CSA難燃規格と略記する)には全く合格しない
のであつた。 アルカリ金属塩による芳香族ポリカーボネート
樹脂の難燃化のメカニズムとしては、下記反応式
(4)に示す様に、成形等の高温下でアルカリ金属塩
が触媒として作用して芳香族ポリカーボネート樹
脂の主鎖結合を分解・再配列してサルシレート結
合等の分岐・架橋構造を形成し、燃焼中の溶融樹
脂の粘性特性が改良されることが知られている。 しかしながら、アルカリ金属塩の添加量が多い
場合、分岐・架橋構造は形成されはするが、主鎖
結合の分解が促進されすぎ、燃焼時の溶融樹脂の
燃焼滴下粒を防ぐことが困難であり、且つ、成形
時に銀条等発生し、良好な成分を得ることが困難
である。又、アルカリ金属塩の添加を良好な成形
品が得られる程度の量までとした場合には、分
岐・架橋構造の形成量が少なく、燃焼中の溶融樹
脂の粘性特性を改良するには至らない。前記の特
開昭52−54745号公報、同52−65555、同56−
50956等は、これらの問題点を有する。 本発明者は、芳香族ポリカーボネート樹脂の難
燃化にかかる従来の欠点を改良すべく鋭意研究し
た結果、本発明を完成させるに至つた。 本発明の難熱性のポリカーボネート樹脂組成物
は、成形時の色相変化・分子量低下が殆どなく、
難燃効果、とりわけ、燃焼時の溶融樹脂の粘性特
性が改良され、溶融樹脂の滴下抑制に優れている
と同時に、特に、CSA難燃規格燃焼試験に於い
て、従来の難燃性ポリカーボネート樹脂が3.0mm
厚でも不合格であるに対して、2.1〜2.3mm厚でも
合格し得るという、極めて傑出した性能を有する
ものである。 以下、本発明の構成を詳細に説明する。 本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂とは、下
記一般式(4)で表される4,4′−ジヒドロキシジフ
エニルアルカン(以下、BPと略記する)とホス
ゲン又は炭酸のジエステルと反応させることによ
つて作られるホモポリマー、コポリマー、又はホ
モオリゴマー若しくはコオリゴマーとの組成物で
あり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハロゲ
ン化物が非ハロゲン化物に対して少なくとも
0.1mol%含有されているものである。 一般式(2): (式中のRは、炭素数1〜4の炭化水素基Xは
Cl、Brであり、p、qは0〜2の整数) より好ましくはp、qが共に1若しくは2である
ハロゲン化BPが、p、qが共に0である非ハロ
ゲン化BPに対し少なくとも0.1mol%以上含有し
ているハロゲン化BPと非ハロゲン化BPとのコポ
リマー、または、非ハロゲン化BPのホモ若しく
はコポリマーに、4,4′−ジヒドロキシジフエニ
ルアルカンのハロゲン化物の重合度2〜15のホモ
オリゴマーもしくは4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンのハロゲン化物と非ハロゲン化物と
の重合度2〜20のコオリゴマーを添加してなるも
のであり、該芳香族ポリカーボネート樹脂中のハ
ロゲン化物が非ハロゲン化物に対して少なくとも
0.1mol%含有されているものである。一般式(2)
に、代表される4,4′−ジヒドロキシジフエニル
アルカンの例としては、ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フエニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
(ジクロルフエニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ブロムフエニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロル
フエニル)プロパンが例示される。また、枝分れ
した芳香族ポリカーボネート樹脂のホモポリマ
ー、コポリマーを得るには、フロログルシン、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフエニル)ヘプテン−2,4,6−ジメチ
ル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシフエニ
ル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−
トリ(4−ヒドロキシフエニル)ヘプテン−3,
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒド
ロキシフエニル)ヘプタン、1,3,5−トリ
(4−ヒドロキシフエニル)ベンゼン、1,1,
1−トリ(4−ヒドロキシフエニル)エタンなど
で例示されるポリヒドロキシ化合物、及び3,3
−ビス(4−ヒドロキシアリール)オキシインド
ール(=イサチンビスフエノール)、5−クロル
イサチン、5,7−ジクロルイサチン、5−ブロ
ムイサチンなどを前記BPの一部、例えば0.2〜2
モル%をポリヒドロキシ化合物で置換する。更
に、芳香族ポリカーボネート樹脂のホモ又はコポ
リマー、ホモ又はコオリゴマーの分子量を調節す
るのに適した一価芳香族ヒドロキシ化合物はm−
およびp−メチルフエーノール、m−およびp−
プロピルフエノール、p−ブロムフエノール、
2,4,6−トリブロムフエノール、p−tert−
ブチルフエノールおよびp長鎖アルキル置換フエ
ノールなどが好ましい。また、オリゴマー及びコ
オリゴマーは反応条件により分子量を調節するこ
とができ、反応活性な末端を熱的に安定なヒドロ
キシル基に置換して使用することもできる。 本発明で用いられる前記一般式(1)の有機リン酸
カリウム塩(a)は、前記一般式(1)のカリウム(K)が水
素である化合物と水酸化カリウムとの中和反応に
例示される方法により容易に製造されうる。かか
る化合物の例としては、前記一般式(1)中のX1〜
X8が全て水素のもの;X6、X8とが塩素で他の水
素のもの;X3が臭素、X6、X8とが塩素で他のX
水素のもの;X6、X8とが臭素で他のXが水素の
もの;X2、X3、X6、X8とが塩素で他のXが水素
のもの;X3、X6、X8とが臭素で他のXが水素の
もの;X6が臭素、X8が塩素で他のXが水素のも
のなどが例示される。 本発明に於ける一般式(1)の化合物の添加量が
0.001重量部以下の場合には難燃効果が不充分で
好ましくなく、又、50重量部以上になると、成形
時の樹脂の分子量低下、成形品の外観不良、着色
等が著しくなるので好ましくない。成形時の熱安
定性および難燃効果の点よりより好ましくは、
0.005〜2.0重量部、特に好ましくは0.01〜1.0重量
部の添加範囲である。 本発明で使用する芳香族亜リン酸エステル化合
物(b)としては、トリフエニルホスフアイト、トリ
ス(ノニルフエニル)ホスフアイト、トリス
(2,4−ジ−tert−ブチルフエニル)ホスフア
イト、ジフエニルモノデシルホスフアイト、ジフ
エニルモノ(トリデシル)ホスフアイト、ジフエ
ニルモノオクチルホスフアイト、ジフエニル−2
−エチルヘキシルホスフアイト、テトラフエニル
ジプロピレングリコールジホスフアイト、テトラ
フエニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリト
ールテトラホスフアイト、水添ビスフエノールA
ホスフアイトポリマー、4,4′−ブチリデン−ビ
ス(3−メチル−6−tert−ブチルフエニル−ジ
−トリデシル)ホスフアイト、ビスフエノールA
ペンタエリスリトールホスフアイト、テトラキス
(2,4−ジ−tert−ブチルフエニル)−4,4′−
ビスフエニルホスフアイトなどが例示される。 本発明における芳香族亜リン酸エステル化合物
は、本発明の組成物中において組成物中の分岐構
造及び架橋構造の形成とその分布とを程良くコン
トロールして燃焼時の溶融樹脂の粘性特性を改良
するとともに、組成物の分解を抑制し、成形時の
銀条発生を防ぐものである。 芳香族亜リン酸エステル化合物の添加量が、
0.001重量部未満では上記の効果が不十分となり、
又、0.5重量部より多く添加しても効果は向上し
ないものであり、0.001〜0.5重量部、特に、0.005
〜0.2重量部の範囲が良い。 本発明で使用する有機シリコン化合物(c)として
は、メチルトリ−sec−オクチルオキシシラン、
メチルトリノニルオキシシラン、テトラ(2−
エチルヘキシル)シリケート、テトラノニルシ
リケート、テトラトリデシルシリケート、及
びその他の有機シリコン化合物などが挙げられ
る。具体例を式で示すと、 :Si(−OC13H27)4、 :R−Si(OC8H17−sec)3、;(R:C12H2563%、
C14H2937%) などである。有機シリコン化合物は、有機リン酸
カリウム塩により誘起されたポリカーボネートの
活性末端と反応し、効率良く、分岐構造及び架橋
構造を形成するのに役立つ。有機シリコン化合物
の添加量は0〜0.5重量部、特に、0〜0.2重量部
が適当であり、0.5重量部を超えても効果は向上
しない。 以上の如くである本発明の難燃性ポリカーボネ
ート樹脂組成物には、所望に応じてその他の安定
剤、顔料、染料、滑剤等の各種添加剤や無機或い
は有機の繊維物質といつた補強材やガラスビーズ
などの各種充填剤を配合することが出来、さらに
は、本発明の特性を害さない範囲で、他の樹脂成
分を配合しても良い。例えばビスフエノールAか
らのポリカーボネート・オリゴマーを成形性や表
面特性の改良に、ポリエステルカーボネートやポ
リアリレート(例えば、商品名:Uポリマー、ユ
ニチカ(株))などの耐熱性ポリエステル類を耐熱性
の改良に配合することが挙げられる。 本発明の熱可塑性樹脂組成物を調整するに当た
つては、従来公知の方法が採用されれば良く押出
機、バンバリーミキサー、ロール等で混練する方
法が適宜選択される。 以下、実施例および比較例によつて説明する
が、「部」、及び「分子量」は特に断らない限り重
量基準である。 実施例1〜5、比較例1〜3 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロ
パン(ビスフエノールA)を原料とする芳香族ポ
リカーボネートホモポリマー(分子量25000)に、
末端を2,4,6−トリブロムフエノールにて閉
鎖したテトラブロムビスフエノールAのポリカー
ボネートホモオリゴマー(以下、「HO」という、
平均重合度(5)又は末端を2,4,6−トリブロム
フエノールにて閉鎖したテトラブロムビスフエノ
ールAとビスフエノールAとのポリカーボネート
コオリゴマー(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:ユー
ピロンFR−34、平均重合度3、又はユーピロン
FR−54、平均重合度(5)、有機リン酸カリウム塩
として前記の一般式において、X6とX8とが塩素
のもの(三光化学(株)製、商品名:PP−57)又は
X6とX8とが臭素のもの(三光化学(株)製、商品
名:PP−35)、芳香族亜リン酸エステル化合物と
して、トリフエニルホスフアイト(城北化学(株)
製、商品名:JP360)、水添ビスフエノールAホ
スフアイトポリマー(城北化学(株)製、商品名:
HBP、分子量2400〜3000)、および有機シリコン
化合物として、テトラドデシルシリケート(大八
化学(株)製、商品名:SI−413)を第1表に示す割
合で添加・混合し、シリンダー温度250℃の押出
機にて溶融混練してペレツトとした。このペレツ
トを射出成形して、厚み1/16−インチの短冊状の
試験片を成形した。 この試験片を用いて、米国
Underwriters′Laboratoris,Inc.Standard for
Flammability of Plastic Materials for Parts
in Devices and Appliances,UL94に記載の試
験法に基づいて試験した。 このUL94の試験法によれば、5本の試験片を
1セツトとして試験し、その結果に基づいて94V
−0、94V−1、94V−2と等級付けられる。そ
の判定基準は、 ●94V−0 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は5秒を超えてはならな
い。そしてどの試験片も脱脂綿を点火する発焔
している粒子を落としてはならない。 ●94V−1 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は25秒を超えてはならな
い。そしてどの試験片も脱脂綿を点火する発焔
している粒子を落としてはならない。 ●94V−2 点火焔を除去した後の発焔および/
または白熱の平均時間は25秒を超えてはならな
い。そして試験片は脱脂綿を点火する発焔して
いる粒子を落としてもよい。 尚、点火焔を除去した後25秒以上燃え続ける試
験片は94Vによつて分類されず、本発明では不合
格(不合)に分類される。 結果を第1表に示した。 比較の為、ホモポリマー単独(比較例1)、ホ
モポリマーとコオリゴマーとの組成物(比較例
2)、ホモポリマーとホモオリゴマーとの組成物
(比較例3)についても実施例と同様にした結果
を第1表に併記した。 実施例6〜11及び比較例4〜6 ビスフエノールAとテトラブロムビスフエノー
ルAとのポリカーボネートコポリマー(テトラブ
ロムビスフエノールAの含有量8wt%、分子量
25000)に、末端を2,4,6−トリブロムフエ
ノールにて閉鎖したテトラブロムビスフエノール
Aのポリカーボネートホモオリゴマー(「HO」)
又は末端を2,4,6−トリブロムフエノールに
て閉鎖したテトラブロムビスフエノールAとビス
フエノールAとのポリカーボネートコオリゴマー
(三菱瓦斯化学(株)製、商品名:ユーピロンFR−
34)、実施例1〜5で用いたと同様の有機リン酸
カリウム塩、芳香族亜リン酸エステル化合物、お
よび有機シリコン化合物を第1表に示す割合で添
加・混合し、実施例1〜5と同様にして試験片を
成形した。結果を第1表に示した。 比較のため、コポリマー単独(比較例4)、コ
ポリマーと有機リン酸カリウム塩との組成物(比
較例5)、コポリマーとホモオリゴマーとの組成
物(比較例6)について実施例と同様にした。結
果を第1表に示した。 実施例12〜15及び比較例7、8 ビスフエノールAを原料とする芳香族ポリカー
ボネートホモポリマー(分子量30000)に、末端
を2,4,6−トリブロムフエノールにて閉鎖し
たテトラブロムビスフエノールAのポリカーボネ
ートホモオリゴマー(「HO」)又は末端を2,
4,6−トリブロムフエノールにて閉鎖したテト
ラブロムビスフエノールAとビスフエノールAと
のポリカーボネートコオリゴマー(三菱瓦斯化学
(株)製、商品名:ユーピロンFR−34、又はユーピ
ロンFR−54、有機リン酸カリウム塩として前記
の一般式において、X6とX8とが塩素のもの(三
光化学(株)製、商品名:PP−57)又はX6とX8とが
臭素のもの(三光化学(株)製、商品名:PP−35)、
芳香族亜リン酸エステル化合物として、水添ビス
フエノールAとホスフアイトポリマー(城北化学
(株)製、商品名:HBP、分子量2400〜3000)、およ
び有機シリコン化合物として、テトラドデシルシ
リケート(大八化学(株)製、商品名:SI−413)を
第2表に示す割合で添加・混合し、実施例1〜5
と同様の方法で押出ペレツト化した。 このペレツトを用い、射出成形によりCSA難
燃規格試験片101.6mm×152.4mm×2.2〜3.2mm(厚
み)の試験片を成形した。 この試験片を用いて、カナダ国 Canadian
Standards Association,Electrical Bulletin
No.968,Clause6.11Flameに記載の試験法に基づ
いて試験した。 本試験法によれば、内部青色炎が1 1/2インチ
長で全長が5インチの炎にコントロールされた試
験炎を持つバーナーを試験片に対し、20°傾けて
内部青色炎の先端が試験片の中心に接する様にし
て15秒間づつ5回当て、燃焼時間、試験片の開口
状況により合否を評価する。 尚、CSA難燃規格による評価基準は大略次の
如くである。 ●A…燃焼時間:始めの4回着炎後は各回30秒以
内に消火すること。最後の5回目の着炎後は、
1分以内に消火すること。 ●B…開口:試験片に開口した孔は、1/4インチ
φの試験棒が貫通できる大きさであつてはなら
ない。 結果を第2表に示した。 比較の為、ホモポリマー単独(比較例7)、ホ
モポリマーとホモオリゴマーとの組成物(比較例
8)についても実施例と同様にした結果を第2表
に併記した。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 4,4′−ジヒドロキシジフエニルアルカンの
ハロゲン化物と非ハロゲン化物とのコポリマー、
又は4,4′−ジヒドロキシジフエニルアルカンの
非ハロゲン化物のホモポリマーに4,4′−ジヒド
ロキシジフエニルアルカンのハロゲン化物のホモ
オリゴマーもしくは4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルアルカンのハロゲン化物と非ハロゲン化物と
のコオリゴマーを添加してなるものであり、該芳
香族ポリカーボネート樹脂中のハロゲン化物が非
ハロゲン化物に対して少なくとも0.1mol%含有
されているものである芳香族ポリカーボネート樹
脂100重量部に、 (a) 下記一般式(1)で表される有機リン酸カリウム
塩0.001〜5.0重量部 (b) 芳香族系亜リン酸エステル化合物0.001〜0.5
重量部、および (c) 有機シリコン化合物0〜0.5重量部 を添加してなる難燃化ポリカーボネート樹脂組成
物。 一般式(1) (式中のX1〜X8はそれぞれ水素、ハロゲン、ア
シル基、アリール基、又はハロゲンで置換された
アリール基、もしくはアラルキル基を示す)
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