JPH0361793B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0361793B2 JPH0361793B2 JP58114021A JP11402183A JPH0361793B2 JP H0361793 B2 JPH0361793 B2 JP H0361793B2 JP 58114021 A JP58114021 A JP 58114021A JP 11402183 A JP11402183 A JP 11402183A JP H0361793 B2 JPH0361793 B2 JP H0361793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- fibers
- fabric
- cross
- layers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は織物を構成する経糸および(または)
緯糸が偏平断面繊維によつて構成されたものであ
り、とくに該繊維が織物面に対してその長径軸が
30°以上の勾配を以つてそこで用いられている当
該繊維の50%以上が立つている織物をねらいとす
るものであり、とくに本発明は該偏平断面繊維
が、該偏平断面繊維を複数個1本の紡糸延伸繊維
中に含有する複層偏平断面繊維に由来するもので
ある点に特徴と有する。
緯糸が偏平断面繊維によつて構成されたものであ
り、とくに該繊維が織物面に対してその長径軸が
30°以上の勾配を以つてそこで用いられている当
該繊維の50%以上が立つている織物をねらいとす
るものであり、とくに本発明は該偏平断面繊維
が、該偏平断面繊維を複数個1本の紡糸延伸繊維
中に含有する複層偏平断面繊維に由来するもので
ある点に特徴と有する。
一般に、長径と短径を有する偏平断面繊維が織
物中で用いられる際には、その繊維の偏平面(長
径側)が織物面に対して平行に存在する場合と角
度を以つて存在する場合とが考えられ、光に対す
る呼応は、前者の織物にあつては光の反射が強く
高品位の光沢は得がたいに対し、後者の織物にあ
つては光が織物内部に吸収されて深味のある高品
位の光沢を有する織物を得ることができる。本発
明者らは後者の織物を指向したものであつて、と
くにそのねらいとするところは、そこで存在する
偏平繊維の50%以上がその長径軸が織物面に対し
て角度30°以上の勾配を以つて立つている織物を
ねらいとしたものであつて、かかる織物を得る方
法に特徴を有する。すなわち、織物中に存在する
偏平繊維の半分以上を30°以上で立たせるために、
そこに存在する偏平繊維を与える出発糸として、
横断面が層数7以上の多層積層型の偏平複合繊維
であつて、かつ該各層が該偏平複合繊維の横断面
の長径に対して角度を以つて積層されており、さ
らに該各層は積層面方向に偏平である多層積層型
偏平複合繊維を用いて、当該繊維をその長径が織
物面に実質的に平行になるように製織し、その後
に当該複合繊維の層間を剥離または一方成分を除
去することによつて織物中に存在する偏平繊維の
半分以上を30°以上で立たせることができること
を見出したものである。そして、本発明の出発糸
である偏平断面多層複合繊維の偏平度(長径/最
長短径)は、当該繊維を織物面にできるだけ平行
に製織できるように、それが2以上より好ましく
は3以上のものであることが好ましい。また、当
該出発糸の短径方向に区分された層は、短径に対
してほぼ平行になるように区分されたものである
ことが、のちの層間剥離または一方成分除去によ
り残存する偏平繊維を立たせ易いので好ましい。
さらに、本発明の出発糸である偏平断面多層複合
繊維における層数は7層以上すなわち複合成分の
A成分の層3以上、B成分の層4以上であること
が必要である。その理由は、同じく偏平多層複合
繊維にあつてもこの層数が7未満の場合には、層
間剥離または一方成分除去後の残存偏平繊維の偏
平度が小さいために仮に立たせて存在させても光
の吸収効果が少ないからである。層数は好ましく
は9以上、より好ましいのは11以上の多層複合繊
維を出発糸とするものである。さらに剥離後また
は一成分除去後の各繊維は、偏平でかつほぼ垂直
に近い状態で立つこととなるが、そのためには、
添付の第1図にも示されているように、剥離前ま
たは一成分除去前の複合繊維は、それを構成する
各層が積層面方向に偏平であることが必要であ
り、それにより剥離または一成分除去により形成
される偏平断面繊維間の隙間が深くなり、深くて
かつ鮮やかな染色が可能となる。
物中で用いられる際には、その繊維の偏平面(長
径側)が織物面に対して平行に存在する場合と角
度を以つて存在する場合とが考えられ、光に対す
る呼応は、前者の織物にあつては光の反射が強く
高品位の光沢は得がたいに対し、後者の織物にあ
つては光が織物内部に吸収されて深味のある高品
位の光沢を有する織物を得ることができる。本発
明者らは後者の織物を指向したものであつて、と
くにそのねらいとするところは、そこで存在する
偏平繊維の50%以上がその長径軸が織物面に対し
て角度30°以上の勾配を以つて立つている織物を
ねらいとしたものであつて、かかる織物を得る方
法に特徴を有する。すなわち、織物中に存在する
偏平繊維の半分以上を30°以上で立たせるために、
そこに存在する偏平繊維を与える出発糸として、
横断面が層数7以上の多層積層型の偏平複合繊維
であつて、かつ該各層が該偏平複合繊維の横断面
の長径に対して角度を以つて積層されており、さ
らに該各層は積層面方向に偏平である多層積層型
偏平複合繊維を用いて、当該繊維をその長径が織
物面に実質的に平行になるように製織し、その後
に当該複合繊維の層間を剥離または一方成分を除
去することによつて織物中に存在する偏平繊維の
半分以上を30°以上で立たせることができること
を見出したものである。そして、本発明の出発糸
である偏平断面多層複合繊維の偏平度(長径/最
長短径)は、当該繊維を織物面にできるだけ平行
に製織できるように、それが2以上より好ましく
は3以上のものであることが好ましい。また、当
該出発糸の短径方向に区分された層は、短径に対
してほぼ平行になるように区分されたものである
ことが、のちの層間剥離または一方成分除去によ
り残存する偏平繊維を立たせ易いので好ましい。
さらに、本発明の出発糸である偏平断面多層複合
繊維における層数は7層以上すなわち複合成分の
A成分の層3以上、B成分の層4以上であること
が必要である。その理由は、同じく偏平多層複合
繊維にあつてもこの層数が7未満の場合には、層
間剥離または一方成分除去後の残存偏平繊維の偏
平度が小さいために仮に立たせて存在させても光
の吸収効果が少ないからである。層数は好ましく
は9以上、より好ましいのは11以上の多層複合繊
維を出発糸とするものである。さらに剥離後また
は一成分除去後の各繊維は、偏平でかつほぼ垂直
に近い状態で立つこととなるが、そのためには、
添付の第1図にも示されているように、剥離前ま
たは一成分除去前の複合繊維は、それを構成する
各層が積層面方向に偏平であることが必要であ
り、それにより剥離または一成分除去により形成
される偏平断面繊維間の隙間が深くなり、深くて
かつ鮮やかな染色が可能となる。
本発明において、織物中に存在する偏平繊維の
半分以上が織物面に対して30°以上の勾配を以つ
て立つているものは、上述のように出発糸を織物
面に対してその長径がほぼ平行になるように製織
することによつて層間剥離または一方成分除去後
の残存偏平繊維がねらいとする程度に立つことが
わかつた。とくに層間剥離の場合には、剥離後の
隣接する偏平繊維同志がほぼ垂直に近い状態で立
つが、一方成分を抽出除去した場合には残存偏平
繊維が倒れ易いので抽出する成分側の層は極力薄
層形成にすること(すなわち複合比率を小とし、
20重量%以下とすること)が望ましい。たとえ
ば、前者すなわち層間剥離方式によると、残存偏
平繊維のうちの80%以上が勾配45°以上や70%以
上が60°以上で存在することもある。
半分以上が織物面に対して30°以上の勾配を以つ
て立つているものは、上述のように出発糸を織物
面に対してその長径がほぼ平行になるように製織
することによつて層間剥離または一方成分除去後
の残存偏平繊維がねらいとする程度に立つことが
わかつた。とくに層間剥離の場合には、剥離後の
隣接する偏平繊維同志がほぼ垂直に近い状態で立
つが、一方成分を抽出除去した場合には残存偏平
繊維が倒れ易いので抽出する成分側の層は極力薄
層形成にすること(すなわち複合比率を小とし、
20重量%以下とすること)が望ましい。たとえ
ば、前者すなわち層間剥離方式によると、残存偏
平繊維のうちの80%以上が勾配45°以上や70%以
上が60°以上で存在することもある。
本発明において、このように残存偏平繊維の半
分以上を30°以上で立たせることによつて、以下
の実施例で示すように染色物が濃色かつ鮮やかに
染まることがわかつた。
分以上を30°以上で立たせることによつて、以下
の実施例で示すように染色物が濃色かつ鮮やかに
染まることがわかつた。
本発明を図面によつて説明すると、第1図が本
発明で用いる出発糸すなわち偏平断面多層複合繊
維の一例の拡大断面模式図であり、Aポリマーと
Bポリマーからなり、層数はA層6、B層7で合
計11層にして偏平度(長径/最長短径)は約2.7
の例である。第2図は第1図の出発糸を用いた織
物の部分断面模式図であつて、1が第1図に示さ
れる糸である。第3図は第2図に示される織物を
アルカリ水溶液によつて処理してB層を除去した
後に得られる本発明の織物の部分断面模式図であ
る。
発明で用いる出発糸すなわち偏平断面多層複合繊
維の一例の拡大断面模式図であり、Aポリマーと
Bポリマーからなり、層数はA層6、B層7で合
計11層にして偏平度(長径/最長短径)は約2.7
の例である。第2図は第1図の出発糸を用いた織
物の部分断面模式図であつて、1が第1図に示さ
れる糸である。第3図は第2図に示される織物を
アルカリ水溶液によつて処理してB層を除去した
後に得られる本発明の織物の部分断面模式図であ
る。
以下、実施例、比較例によつて本発明を具体的
に説明する。
に説明する。
実施例1および比較例1
実施例1の出発糸として、ポリエチレンテレフ
タレート(Aポリマー)80重量%と、ポリエチレ
ングリコールを15重量%混合したポリエチレンエ
レフタレート(Bポリマー)20重量%からなる第
1図に示した如きAポリマー6層、Bポリマー7
層からなり、その偏平度が約2.7の偏平多層複合
繊維の75d/5fの糸を用いて、径糸密度126本/イ
ンチ、緯糸密度110本/インチにて平織物を製織
した。ついで、この織物をNaOH稀薄水溶液に
よつて処理してBポリマー部分を除去して第3図
にて示したような本発明にかかる織物を得た。こ
の織物は、Aポリマーからなる偏平繊維が全体の
約80%、角度35°〜45°で織物面に対して立つてい
るものであつた。
タレート(Aポリマー)80重量%と、ポリエチレ
ングリコールを15重量%混合したポリエチレンエ
レフタレート(Bポリマー)20重量%からなる第
1図に示した如きAポリマー6層、Bポリマー7
層からなり、その偏平度が約2.7の偏平多層複合
繊維の75d/5fの糸を用いて、径糸密度126本/イ
ンチ、緯糸密度110本/インチにて平織物を製織
した。ついで、この織物をNaOH稀薄水溶液に
よつて処理してBポリマー部分を除去して第3図
にて示したような本発明にかかる織物を得た。こ
の織物は、Aポリマーからなる偏平繊維が全体の
約80%、角度35°〜45°で織物面に対して立つてい
るものであつた。
一方、上記Aポリマー単独からなる円形断面繊
維63d/30fを用いて前記同様の平織物を製織した
(比較例1)。
維63d/30fを用いて前記同様の平織物を製織した
(比較例1)。
ついで、実施例1および比較例1の平織物を同
一染色条件によつてEastman Polyester Blue
BLF(分散染料)で染色したところ、前者のK/
S値は後者の約1.4〜1.5倍であり、前者は後者に
比し濃色かつ鮮やかに見えた。
一染色条件によつてEastman Polyester Blue
BLF(分散染料)で染色したところ、前者のK/
S値は後者の約1.4〜1.5倍であり、前者は後者に
比し濃色かつ鮮やかに見えた。
実施例 2
実施例1で用いた出発糸のA、Bポリマーのう
ち、Bポリマーをポリアミドに変更し、A、Bの
複合比を50:50に変更して偏平度3.2の偏平多層
複合繊維を得た。この糸から実施例1と同組織の
平織物を製織後にベンジルアルコール稀薄溶液に
よつてA、B層間を剥離させた。こうして得られ
た織物は、ポリエステルとナイロンの偏平繊維が
全体の45%が30°〜35°、25%が約45°、10%が60°
〜70°で立つているものであつた。
ち、Bポリマーをポリアミドに変更し、A、Bの
複合比を50:50に変更して偏平度3.2の偏平多層
複合繊維を得た。この糸から実施例1と同組織の
平織物を製織後にベンジルアルコール稀薄溶液に
よつてA、B層間を剥離させた。こうして得られ
た織物は、ポリエステルとナイロンの偏平繊維が
全体の45%が30°〜35°、25%が約45°、10%が60°
〜70°で立つているものであつた。
第1図は本発明の織物の出発糸として用いる偏
平断面多層複合繊維の一例についての断面模式
図、第2図はそれを用いた織物の一例についての
部分断面模式図、第3図は第2図の織物から一方
成分を除去したのちの本発明の織物の部分断面模
式図である。
平断面多層複合繊維の一例についての断面模式
図、第2図はそれを用いた織物の一例についての
部分断面模式図、第3図は第2図の織物から一方
成分を除去したのちの本発明の織物の部分断面模
式図である。
Claims (1)
- 1 経糸および(または)緯糸として、横断面が
層数7以上の多層積層型でかつ偏平度(長径/短
径)が2以上の偏平複合繊維であつて、かつ該各
層が該偏平複合繊維の横断面の長径に対して角度
を以つて積層されており、さらに該各層は積層面
方向に偏平である多層積層型偏平複合繊維を用い
て、該複合繊維の長径が織物面に実質的に平行に
なるように製織した後に、該複合繊維の層間を剥
離または一方成分を除去すると共に染色すること
を特徴とする光吸収に優れた織物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58114021A JPS609967A (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 光の吸収に優れた織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58114021A JPS609967A (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 光の吸収に優れた織物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS609967A JPS609967A (ja) | 1985-01-19 |
| JPH0361793B2 true JPH0361793B2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=14627055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58114021A Granted JPS609967A (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 光の吸収に優れた織物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS609967A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0672339B2 (ja) * | 1988-04-04 | 1994-09-14 | 東レ株式会社 | 極細繊維と耳つき多層繊維との混繊織編物およびその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54106665A (en) * | 1978-02-10 | 1979-08-21 | Kanebo Ltd | Cloth having special feeling |
| JPS607723B2 (ja) * | 1978-03-09 | 1985-02-26 | 東レ株式会社 | 分割型ポリエステル複合糸の製造方法 |
| JPS5930419B2 (ja) * | 1978-10-20 | 1984-07-26 | カネボウ株式会社 | 清掃用布帛 |
-
1983
- 1983-06-23 JP JP58114021A patent/JPS609967A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS609967A (ja) | 1985-01-19 |
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