JPH0364493B2 - - Google Patents
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- JPH0364493B2 JPH0364493B2 JP2198349A JP19834990A JPH0364493B2 JP H0364493 B2 JPH0364493 B2 JP H0364493B2 JP 2198349 A JP2198349 A JP 2198349A JP 19834990 A JP19834990 A JP 19834990A JP H0364493 B2 JPH0364493 B2 JP H0364493B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Pyrane Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式
(式中、R1は保護されてもよいヒドロキシメチ
ル基又は保護されてもよいカルボキシ基を示し、
R2は水素原子又は水酸基の保護基を示し、nは
1乃至6の整数を示し、点線は2位又は3位の二
重結合を示す。)を有するカルバサイクリン類緑
体の中間体に関する。上記式中、 R1のヒドロメチル基の保護基、R2の水酸基の
保護基としては、通常使用される水酸基の保護基
なら特に限定されないが、例えばアセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ベンゾイ
ル、ナフトイルのような低級脂肪族若しくは芳香
族アシル基;ベンジル、p−ニトロベンジル、p
−メトキシベンジルのようなアラルキル基;2−
テトラヒドロピラヒル、2−テトラヒドロフラニ
ル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イ
ル、2−テトラヒドロチオピラニルのようなアル
コキシ基を置換分として有するか有しない環内に
酸素原子又は硫黄原子を含有する5乃至6員環状
の複素環基;メトキシメチル、エトキシメチル、
ベンジルオキシメチルのようなアルコキシ基若し
くはアラルキルオキシ基を置換分として有するメ
チル基;1−メトキシエチル、1−エトキシエチ
ルのような1−アルコキシエチル基又はトリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、トリn−プロピル
シリル、t−ブチルジメチルシリル、ジフエニル
t−ブチルシリルのようなトリ低級アルキル若し
くはジアリル低級アルキルシリル基をあげること
ができ、好適にはR1におけるヒドロキシメチル
基の保護基がアラルキル基であり、R2の水酸基
の保護基が2−テトラヒドロピラニル基又は2−
テトラヒドロフラニル基である。 R1のカルボキシ基の保護基としては、通常使
用されるカルボキシ基の保護基なら特に限定され
ないが、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、t−ブチルのような
低級アルキル基;ベンジル、p−ブロモベンジル
のようなアラルキル基;フエニル、トリルのよう
なアリール基;ベンツヒドリル基又はフエナシル
基をあげることができ、好適には低級アルキル基
である。 nは好適には1乃至4の整数である。 なお、前記一般式()を有する化合物におい
て、シクロペンタン環側鎖の水酸基の配位等に基
づく立体異性体及びシクロペンテン環内の二重結
合に基づく位置異性体が存在する。従つて前記一
般式()を有する化合物がこれらの立体異性体
の混合物で得られる場合には常法により分離およ
び分割して、それぞれの異性体を得ることができ
る。前記一般式()においてはこれらの光学異
性体及び立体異性体等の混合物が全て単一の式で
示されているが、これにより本発明の記載の範囲
は限定されるものではない。 又、一般式()において、好適な化合物とし
ては、 (1) R1が保護されてもよいカルボキシ基又は保
護されたヒドロキシメチル基であり、R2が水
酸基の保護基であり、nが1乃至4である化合
物、 (2) R1が低級アルコキシカルボニル基であり、
R2が水酸基の保護基であり、nが4である化
合物をあげることができる。 最近、強力な血小板凝集阻害作用を表わすプロ
スタサイクリン(PGI2)が発見されてその生理
作用が注目され、数多くのグループによつてその
類緑化合物の研究がなされているが、本発明者等
は前記一般式()で表わされる化合物がカルバ
サイクリン類緑体の合成中間体であることを見出
して本発明を完成させた。 また、化合物()は、後述するように、ウイ
テツヒ反応、カルボニル基の還元さらに必要に応
じて、保護基を除去することによつて、すぐれた
血小板凝集阻害作用、冠血管拡張作用、気管支拡
張作用、抗潰瘍作用等(特に血小板凝集阻害作
用)を示し、その活性の持続性に優れているカル
バサイクリン類緑体に導くことができる。 本発明の化合物()は、以下の方法に従つて
製造される。 上記式中、R1、R2、n及び点線は前述したも
のと同意義を示し、R6は水酸基の保護基を示し、
R8は保護されたヒドロキシメチル基又は保護さ
れてもよいカルボキシ基を示し、R11は保護され
たヒドロキシメチル基を示し、R12は水素原子又
はメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルの
ような低級アルキル基を示し、Zは式
【式】又は【式】(式中、R13は低 級アルキル基を示し、Yは酸素原子又は硫黄原子
を示し、Aはエチレン、プロピレン、トリメチレ
ン、ブチレン、テトラメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレンのような炭素数2乃至5のアルキ
レン基を示す。)を有するカルボニル基の保護基
を示し、mは0乃至5の整数を示す。 第1工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式
()を有するケトン誘導体を一般式 XMg(CH2)o−R11 () (式中、R11及びnは前述したものと同意義を示
し、Xは塩素、臭素のようなハロゲン原子を示
す。)を有するグリニヤール試薬と反応させるこ
とによつて達成される。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に制限されないが、好適にはエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、ヘキサメチルホスホリルトリアミド又はこ
れらの混合溶剤である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は通常30分間乃至3時間である。 第2工程は一般式()を有する化合物にお
いて、R1が保護されたヒドロキシメチル基であ
る化合物(′)を製造する工程で、化合物
()を脱水することによつて達成される。 反応は不活性溶剤中、化合物()を酸と処理
することによつて行われる。 使用される酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸のような無機酸又は酢酸、トリフルオロ酢
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸のよ
うな有機酸をあげることができるが、好適にはp
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはベンゼン、
トルエン、キシレンなような芳香族炭化水素類で
ある。 又、カルボニル基の保護基に使用されている相
当するアルコール体を共存させることにより、保
護基が除去されることなく反応を行うことができ
る。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至5時間である。 第3工程は一般式()を有するエキソ位に
二重結合を有する化合物を製造する工程で、化合
物()を一般式 (R10)3P○+ −C○− H(CH2)nR1 () 又は一般式 (式中、R1及びmは前述したものと同意義を示
し、R10はフエニルのようなアリール基又はメチ
ル、n−ブチルのようなアルキル基を示し、Mは
リチウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカ
リ金属を示す。)を有するウイテツヒ試薬又は変
法ウイテツヒ試薬を反応させることによつて達成
される。 反応に使用される前記一般式()又は(
)を有するウイテツヒ又は変法ウイテツヒ試剤
は、常法に従つて溶剤の存在下、一般式 (R10)3P −CH2(CH2)nR1X (′) 又は一般式 (式中、R1、R10、X及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有する化合物に水素化ナトリウ
ム、水酸化カリウムのような水素化アルカリ金属
あるいはナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムtert−ブトキシドのようなアル
カリ金属アルコキシド、ナトリウムアミド、カリ
ウムアミドのようなアルカリ金属アミド、n−ブ
チルリチウムのようなアルキルアルカリ金属、ナ
トリウムジメチルスルホキシドアニオンのような
アルカリ金属ジメチルスルホキシドアニオンなど
のアルカリ金属塩基を反応させることによつて得
ることができる。使用される溶剤としては一般の
ウイテツヒ反応に用いられる溶剤が特に限定なく
用いられ、例えばエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのような
エーテル類;スルホランのような環状スルホン
類;ベンゼン、トルエン、ヘキサンのような炭化
水素類;ジメチルスルホキシドのようなジアルキ
ルスルホキシド類;ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミドのような脂肪酸ジアルキルアミ
ド類:ジクロルメタン、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;ヘキサメチルホスホルトリ
アミド(HMPA)のようなリン酸トリアミド類
等の不活性有機溶剤をあげることができる。また
反応は窒素、アルゴン、ヘリウムのような不活性
ガス中で好適に行なわれる。反応温度には特に限
定はなく、通常は−10℃乃至溶剤の還流温度で行
なわれ、好適には室温付近で行なわれる。反応時
間は反応温度などによつて異なるが、通常は6乃
至50時間である。 反応終了後、ウイテツヒ反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物に氷水を加え、次いで必要
に応じて酸処理を行ない、エーテルのような有機
溶剤を加えて抽出し、得られる有機溶剤層を水洗
し乾燥した後、有機溶剤層より溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 又、R1が保護されてもよいカルボキシ基であ
る場合には、相当する化合物を還元することによ
りヒドロキシメチル基を有する化合物、さらに水
酸基を保護することにより保護されたヒドロキシ
メチル基を有する化合物に変換することができ
る。 本還元反応は不活性溶剤中、相当する化合物を
還元剤と接触することによつて行われる。 使用される還元剤としては、カルボキシ基、エ
ステル基をヒドロキシメチル基に変換する還元剤
なら特に限定されないが、好適には水素化ホウ素
リチウム、水素化ホウ素ナトリウム−塩化アルミ
ニウム、三水素化ホウ素−シクロヘキシルアミン
のようなホウ素化合物又は水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化リチウムアルミニウム−塩化アル
ミニウム、ジイソブチルアルミニウム水素のよう
なアルミニウム化合物をあげることができるが、
特に好適には水素化リチウムアルミニウムであ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、好適にはエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類である。 反応温度は0℃乃至50℃であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、反応目的物は常法に従つて反応混
合物から採取される。例えば、反応混合物に希水
酸化ナトリウム水溶液又は氷水を加えて、水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得ることができる。 また、本水酸基の保護化反応は、常法に従つて
相当する水酸基を有する化合物を保護基を形成す
る化合物と接触させることによつて行なわれる。
使用される保護基を形成する化合物としては例え
ば酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、ナフタ
リンカルボン酸のようなカルボン酸若しくはその
反応性誘導体;ベンジルクロリド、ベンジルブロ
ミド、p−ニトロベンジルブロミド、p−メトキ
シベンジルブロミドのようなアラルキルハライド
化合物;ジヒドロピラン、ジヒドロチオピラン、
ジヒドロチオフエン、4−メトキシ−5,6−ジ
ヒドロ−(2H)ピランのような5若しくは6員環
状の複素環化合物;メトキシメチルクロリド、エ
トキシエチルクロリド、ベンジルオキシメチルク
ロリドのようなアルコキシ若しくはアラルキルオ
キシ置換アルキルハライド化合物;メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテルのような不飽和
エーテル類;ヘキサメチルジシラサン、トリメチ
ルシリルクロリド、トリ−n−プロピルシリルク
ロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリド、ジ
フエニルt−ブチルシリルクロリドのようなシリ
ル化合物などを好適な化合物としてあげることが
できる。 カルボン酸化合物を使用する場合には、ジシク
ロヘキシカルボジイミドのような縮合剤の存在下
に好適に行われる。 カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酢
酸クロリド、酢酸ブロミド、ベンゾイルクロリ
ド、ベンゾイルブロミド、ナフトイルクロリドの
ような酸ハライド化合物又は無水酢酸、無水プロ
ピオン酸、無水安息香酸のような酸無水物をあげ
ることができ、本誘導体を使用する場合には、ト
リエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン
のような有機塩基の存在下に好適に行われる。 本反応は溶剤の存在下で行われる。使用される
溶剤としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサンのような炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロルベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類をあげることができるが、好適には炭化水
素類である。 反応温度は通常0℃〜100℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度、溶剤等により異
なるが、30分間乃至6時間である。 アラルキルハライド化合物、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換アルキルハライド化合物
又はシリル化合物を使用する場合には、不活性溶
剤中、相当するヒドロキシ化合物を水素化ナトリ
ウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素
化物と反応させ、アルカリ金属塩を製造した後
に、相当するハライド化合物又はジシラザンのよ
うなシリル化試薬を反応させることによつて達成
される。 使用する不活性溶剤は反応に関与しなければ特
に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホリルトリアミドのようなアミド
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルのようなニ
トリル類又はジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類をあげることができるが、好適にはア
ミド類である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は反応試剤、反応温度等により異なるが通
常10分間乃至3時間である。 又、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジンのような有機塩基又は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムのよう
な無機塩基の存在下に、ヒドロキシ化合物と相当
するハライド化合物を反応させることもできる。
5若しくは6員環状の複素環化合物又は不飽和エ
ーテル類を使用する場合には、反応は不活性溶剤
の存在下又は不存在下少量の酸、例えば塩酸、臭
化水素酸のような鉱酸またはピクリン酸、トリフ
ルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、カンフアースルホン酸のような有機
酸の存在下で実施される。 使用される溶剤としては反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のような
ハロゲン化炭化水素類又はベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類をあげること
ができるが、好適にはハロゲン化炭化水素類であ
る。又、不活性溶剤の不存在下、溶剤を兼ねて複
素環化合物又はビニルエーテル化合物を過剰に使
用することによつても反応は行われる。 反応温度は通常0℃乃至50℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なる
が、30分間乃至3時間である。 以上の各反応終了後、水酸基の保護された目的
化合物は常法に従つて反応混合物から採取され
る。例えば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存
在する場合には濾別し、溶液が酸性又はアルカリ
性の場合には適宜中和し、水不混和性有機溶剤で
抽出した後、溶剤を留去することにより得ること
ができる。さらに必要ならば常法、例えばカラム
クロマトグラフイー、薄層クロマトグラフイー、
再結晶法などを用いてさらに精製することができ
る。 第4工程は一般式()を有するエンド位に
二重結合を有する化合物を製造する工程で、不活
性溶剤中、化合物()を酸と処理することに
よつて達成される。使用された酸としては、例え
ば塩酸、硝酸、硫酸のような無機酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸安息香酸、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カン
フアースルホン酸のような有機酸をあげることが
できるが、好適にはp−トルエンスルホン酸、カ
ンフアーフルホン酸である。使用される不活性溶
剤としては、反応に関与しなければ特に限定され
ないが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類、エーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハ
ロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケ
トンのようなケトン類、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコールのようなアルコール類、
水又は上記溶剤の混合溶剤をあげることができる
が、好適には芳香族炭化水素類である。反応温度
は50℃乃至150℃であり、反応に要する時間は通
常1時間乃至10時間である。 R1が保護されたヒドロキシメチル基である場
合、その水酸基の保護基が酸により除去されるも
の、例えば複素環基、アルコキシ若しくはアラル
キルオキシメチル基、1−アルコキシエチル基又
はシリル基であるとき或いはZが酸により除去さ
れる保護基、例えば【式】基又は 【式】基(式中、R13及びAは前述したも のと同意義を示す。)であるときは、通常上記保
護基も同時に除去される。しかし、Zが
【式】基又は【式】基(式中、R13 及びAは前述したものと同意義を示す。)である
場合には、保護基を形成している相当するアルコ
ール体を共存させ、芳香族炭化水素中で反応を行
うことにより、カルボニル基の保護基を保持した
ままで本異性化反応を行うこともできる。 第5工程は一般式()を有するケトン誘導
体を製造する工程で、化合物()のカルボニ
ル基の保護基を通常の方法に従つて除去すること
によつて達成される。 前記カルボニル基の保護基が酸素原子を有する
場合には、相当する化合物を例えば酢酸−水、希
塩酸−含水アセトン、希塩酸−含水アセトニトリ
ル、希硫酸−含水アセトンのような酸および水性
溶媒と0℃乃至100℃で30分間乃至3時間接触さ
せることによつて除去される。 この反応において、R1のヒドロキシメチル基
の保護基が複素環基、アルコキシ基若しくはアラ
ルキルオキシ基を置換分として有するメチル基又
はトリ低級アルキル若しくはジアリール低級アル
キルシリル基である場合には、通常、当該保護基
も同時に除去される。又、必要なら、生成したヒ
ドロキシメチル基を前記第3工程における相当す
る反応と同様にして、所望の保護基により保護す
ることもできる。 前記カルボニル基の保護基が硫黄原子を有する
場合には、相当する化合物を、テトラヒドロフラ
ン、エーテルのようなエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノールのようなアルコール
類又は水或いはそれらの混合溶剤中、酢酸水銀、
塩化水銀又は酸化水銀(赤)と0℃乃至60℃で接
触させることによつて除去される。この反応では
必要によりボロントリフルオライド−エーテル錯
体等のルイス酸を触媒として用いることができ
る。 第6工程は一般式()を有するカルボキシ
又はアルコキシカルボニル化合物を製造する工程
で、化合物()を不活性溶剤中、塩基の存在
下炭酸ガス、ドライアイス又は一般式 (式中、R13は前記したものと同意義を示しR14
は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示す。)
を有するカーボネート誘導体と反応させることに
よつて達成される。 炭酸ガス又はドライアイスとの反応において使
用される塩基としてはジ−t−ブチル−p−クレ
ゾールのようなクレゾール類の存在下の有機リチ
ウム化合物、例えばメチルリチウム、n−ブチル
リチウム、s−ブチルリチウム、フエニルリチウ
ム;有機カリウム化合物例えばトリフエニルメチ
ルカリウム又は金属水素化物例えば水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化カルシウムをあげ
ることができる。 カーボネート誘導体との反応において、使用さ
れる塩基としては、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナ
トリウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属
アルコキシド又は水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水素化カルシウムのようなアルカリ金属若
しくはアルカリ土類水素化物をあげることができ
る。 使用される不活性溶剤としてはエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジグライムのようなエーテル類が好適であ
る。 反応温度は−20℃乃至90℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至24時間である。 第7工程は一般式()を有するヒドロキシ
化合物を製造する工程で、化合物()を還元
することによつて達成される。 反応は通常不活性溶剤中、還元剤を使用するこ
とによつて行なわれる。 使用される還元剤としてはカルボニル基のみを
水素基に変換する還元剤であれば特に限定はな
く、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ
素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ
素亜鉛、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウ
ムリチウム、水素化トリメトキシアルミニウムリ
チウム、水素化シアノホウ素ナトリウムなどの水
素化金属化合物又はアルミニウムイソプロポキシ
ド、ジイソブチル−(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフエノキシ)アルミニウムのようなア
ルミニウム化合物をあげることができるが、好適
には水素化ホウ素ナトリウムである。 又、二重結合の還元を抑制するために、塩化セ
リウム等を加えることもできる。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなされば
特に限定されないが、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、n−ブタノール、t−
ブタノールのようなアルコール類又はエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類又はこれらの混合溶剤をあげることができる
が、好適にはアルコール類、特にメタノールであ
る。 反応温度は通常0℃乃至室温であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なるが
10分間乃至2時間である。 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従つ
て、反応混合物から採取される。例えば、反応終
了後、溶剤を減圧下で留去し、氷水を加えて水不
混和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 第8工程は一般式()を有するヒドロキシ
メチル化合物を製造する工程で、化合物()
を原料として、その水酸基を保護した後、カルボ
キシ基又はアルコキシカルボニル基を還元するこ
とによつて達成される。 水酸基の保護基は前記第3工程と同様に行われ
る。 R8が保護されたヒドロキシメチル基又はカル
ボキシ基であり、R12が低級アルキル基である場
合には、還元反応はエーテル、テトラヒドロフラ
ン、トルエンのような不活性溶剤中、相当する化
合物を水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ
素リチウム、ビトライド等と−40℃乃至70℃で30
分間乃至5時間接触することによつて行われる。
この際、水素化リチウムアルミニウムの量は過剰
にならないように使用することによつて、好適に
行われる。 R8が保護されたカルボキシ基であり、R12が水
素原子である場合には、還元反応は、エーテル、
テトラヒドロフランのような不活性溶剤中、相当
する化合物をジボランと0℃乃至室温で30分間乃
至3時間接触させることによつて行われる。 第9工程は化合物()を製造する工程で、化
合物()のヒドロキシメチル基を酸化するこ
とによつて達成される。 本反応は1級アルコールをアルデヒドに酸化す
る通常の方法に従つて行われる。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸−
ジメチルスルホキシドなどが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用される溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトンのようなケトン類又はジメチルス
ルホキシドのようなスルホキシド類をあげること
ができる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的化合物()は常法に従つて
反応混合物から採取される。例えば反応終了後、
不溶物が存在する場合には濾別して、氷水にあ
け、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 さらに、必要に応じて、R8が保護されたヒド
ロキシメチル基の場合の水酸基の保護基及び/又
はR6の水酸基の保護基を選択的に除去すること
もできる。 また第1、第2、第4、第5、第6及び第8工
程の反応終了後、各反応の目的化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば、反応混
合物を氷水にあけ不溶物が存在する場合には濾別
した後、溶液が酸性又はアルカリ性の場合には適
宜中和し、水不混和性有機溶剤で抽出した後、溶
剤を留去することにより得ることができる。さら
に必要ならば常法、例えばカラムクロマトグラフ
イー、薄層クロマトグラフイー、再結晶法などを
用いてさらに精製することができる。このように
して得られる目的化合物が種々の位置異性体、幾
何異性体および光学異性体の混合物で得られる場
合には、適当な合成段階においてこれらの異性体
を分離および分割することができる。 本発明に係る化合物()は以下に示す方法に
従つて、すぐれた血小板凝集阻害作用等を有する
カルバサイクリン誘導体()に導くことができ
る。 上記式中、R1、R2、R6、R8、n及び点線は前
述したものと同意義を示し、R3は水素原子又は
水酸基の保護基を示し、R4はアルケニア基又は
シクロアルキル基を示し、R5は保護されてもよ
いヒドロキシメチル基又は保護されてもよいカル
ボキシ基を示し、R7は、水酸基の保護基を示す。 第10工程は一般式()を有する不飽和ケトン
誘導体を製造する工程で、一般式()を有する
アルデヒド誘導体に一般式 (R10)3P○+ −C○− HCOR4 () 又は一般式 (式中、R4、R10及びMは前述したものと同意義
を示す。)を有するウイテツヒ又は変法ウイテツ
ヒ試剤を反応させることによつて達成される。 本反応は一般式 (R10)3P○+ −CH2−COR4.X (′) 又は一般式 (式中、R4、R10及びXは前述したものと同意義
を示す。)を有する化合物を使用して前記第3工
程と同様に行われる。 第11工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、化合物()を還元する
ことによつて達成される。 本反応は、前記第7工程と同様に行われる。 なお、本工程の原料化合物()において、
R1がヒドロキシメチル基である場合には、必要
に応じてその水酸基を保護した後、本反応に使用
することができる。水酸基に保護基を導入する反
応は前記第3工程の相当する反応と同様に行われ
る。 第12工程は一般式()を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式()を有する化合
物の水酸基を保護することによつて達成される。 本反応は前記第3工程の相当する反応と同様に
行なわれる。 第13工程は所望に応じて行う工程で、R8に含
まれる水酸基の保護基若しくはカルボキシ基の保
護基の除去反応、R6及び/又はR7の水酸基の保
護基の除去反応、R8に含まれる水酸基の保護基
を除去して得たヒドロキシメチル基をホルミル基
若しくはカルボキシ基に変換する反応又はカルボ
キシ基をエステル化する反応を含む。 水酸基の保護基が低級脂肪族若しくは芳香族ア
シル基の場合には、その除去は通常の加水分解反
応によつて行なわれる。使用される酸または塩基
としては一般の加水分解反応に使用される酸また
は塩基が特に限定なく使用されるが、通常は例え
ば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのよ
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸
化物を用いて塩基性条件下で好適に行なわれる。
使用される溶剤としては加水分解反応に用いられ
る溶剤が特に限定なく用いられ、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロピ
ルアルコールのようなアルコール類;エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルスルホ
キシドのようなジアルキルスルホキシド類および
これらの有機溶剤と水との混合溶剤をあげること
ができる。反応温度には特に限定はなく、通常は
室温付近乃至溶剤の還流温度で行なわれる。反応
時間は反応温度などによつて異なるが、通常は1
乃至12時間である。この際、カルボキシ基の保護
基が低級アルキル基又はアリール基の場合には同
時に除去される。 水酸基の保護基のアラルキル基の場合には、相
当する化合物を不活性溶剤中還元剤と接触するこ
とによつて達成される。 使用される不活性溶剤と還元剤としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金
属又は硫化ナトリウム若しくは硫化カリウムのよ
うなアルカリ金属硫化物をあげることができる
が、好適にはアルカリ金属である。アルカリ金属
との反応は液体アンモニア又は液体アンモニアと
エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル
類との混合溶剤中で好適に行われ、アルカリ金属
硫化物との反応はメタノール、エタノールのよう
なアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキシ
のようなエーテル類又はこれら有機溶剤と水の混
合溶剤中で好適に行われる。 反応温度はアルカリ金属との反応では−78℃乃
至−20℃であり、アルカリ金属硫化物との反応で
は0℃乃至100℃であり、反応に要する時間は通
常20分間乃至6時間である。 この際、カルボキシ基の保護基がアラルキル、
ベンツヒドリル又はフエナシル基の場合には同時
に除去される。 水酸基の保護基が複素環基、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換分として有するメチル基
又は1−アルコキシエチル基の場合は酸と接触さ
せることにより容易に達成される。使用される酸
としては例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、
プロピオン酸、酪酸、シユウ酸、マロン酸、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、カンフアースルホン酸などの有機
酸;塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸が好適に
使用される。反応は溶剤の存在下または不存在下
で実施されるが、反応を円滑に行なうには溶剤を
使用する方が好ましく、使用される溶剤としては
本反応に関与しなければ特に限定はなく例えば
水;メタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類;アセトン、メチルエチルケトンのような
ケトン類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶
剤が好適に使用される。反応温度には特に限定は
なく室温乃至溶剤の還流温度で行なわれる。 又反応に要する時間は30分間乃至10時間であ
る。水酸基の保護基がトリ低級アルキル若しくは
ジアリール低級アルキルシリル基の場合は水ある
いは酸または塩基を含有する水と接触させること
により容易に達成される。酸または塩基を含有す
る水を使用する場合に含有される酸または塩基と
しては例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シユウ酸、マロン酸などの有機酸;塩酸、臭化水
素酸、硫酸などの鉱酸のような酸または水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびア
ルカリ土類の金属の炭酸塩なような塩基が特に限
定なく使用される。反応は溶剤として水を使用す
れば他の溶剤は特に必要ではない。他の溶剤を使
用する場合は例えばテトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのエーテル類;メタノール、エタノール
などのアルコール類等の有機溶剤と水との混合溶
剤が使用される。反応温度には特に限定はないが
通常は室温で好適に行なわれる。反応に要する時
間は30分間乃至5時間である。又保護基がt−ブ
チルジメチルシリル基の場合にはテトラヒドロフ
ラン、ジオキサンようなエーテル類の存在下、フ
ツ化テトラブチルアンモニウムで処理することに
よつても達成される。 反応終了後、水酸基の保護基を除去する反応の
目的化合物は常法に従つて反応混合物から採取さ
れる。例えば反応終了後、適宜溶剤を減圧で留去
するか、留去しないで反応混合物を氷水にあけ必
要に応じて中和して、次いで適当な有機溶剤を加
えて抽出を行ない、抽出液を水洗し乾燥した後、
抽出液より溶剤を留去することによつて得られ
る。 R8に含まれる水酸基の保護基、R6及びR7が同
一の保護基の場合には上記の保護基の除去反応に
より同時に除去される。又、保護基を適宜選択す
ることにより、選択的に脱保護するこもできる。 カルボキシ基の保護基が低級アルキル基又はア
リール基の場合はその除去は通常の加水分解反応
によつて行なわれる。本反応は前記水酸基の保護
基がアシル基の場合と同様に行われる。 カルボキシ基の保護基がアラルキル基、ベンツ
ヒドリル基又はフエナシル基の場合には、その除
去反応は前記の水酸基の保護基がアラルキル基の
場合と同様な反応に従つて行なわれる。 反応終了後、加水分解反応の目的化合物は常法
に従つて反応混合物から採取される。例えば反応
終了後、反応混合物を酸性とし、次いで適当な有
機溶剤を加えて抽出を行ない、抽出液を洗浄し乾
燥した後、抽出液より溶剤を留去することによつ
て得られる。 ヒドロキシメチル基をホルミル基に変換する反
応は1級アルコールをアルデヒドに酸化する通常
の方法に従つて行われる。この際R2およびR3は
水酸基の保護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸な
どが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用される溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキシのようなエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトンのようなケトン類又はジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類をあげることが
できる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的のホルミル化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、不溶物が存在する場合には濾別して、氷水に
あけ、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽
出し、溶剤を留去することによつて得ることがで
きる。 ホルミル基をカルボキシ基に変換する反応はア
ルデヒドをカルボン酸に酸化する通常の方法に従
つて行われる。この際、R2及びR3は水酸基の保
護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム酸
−濃硫酸−水(Jones試薬)、過マンガン酸カリ
ウム−水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウ
ム、酸化銀、重クロム酸カリウム−硫酸等をあげ
ることができる。 反応は通常アセトンのようなケトン類、水又は
水とメタノール、エタノールのようなアルコール
との混合溶剤中で行われる。 反応温度は−30℃乃至100℃であり、反応に要
する時間は通常30分間乃至5時間である。 又はヒドロキシメチル化合物を原料として、本
反応を行うと、直接カルボキシ化合物を得ること
もできる。 なお、Jones試薬の場合には試薬の量及び反応
条件を調製することによつて、アルコールからア
ルデヒド又はアルコールからカルボン酸を選択的
に得ることもできる。 反応終了後、目的のカルボキシ化合物は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物を氷水にあけ、溶液がカルカリの場合には、
希酸で酸性とした後、水不混和性有機溶液で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 カルボキシ基をエステル化する反応は溶剤の存
在下または不存在下でエステル化剤と接触させる
ことによつて行なわれる。使用されるエステル化
剤としては、通常のカルボキシル基をアルコキシ
コキシカルボニル基に変換する際に使用されるエ
ステル化剤が特に限定なく用いられる。使用され
るエステル化剤としては、例えばジアゾメタン、
ジアゾエタン、ジアゾ−n−プロパン、ジアゾイ
ソプロパン、ジアゾ−n−ブタンなどのジアゾア
ルカン類;メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ルなどのエステル基を形成するアルコール類と塩
酸、臭化水素酸若しくは硫酸などの鉱酸またはメ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸若しくはp
−トルエンスルホン酸などの有機酸;臭化メチ
ル、臭化メチルのような低級アルキルハライドと
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウムのような塩基が好適に用いられる。ジアゾア
ルカン類を用いる場合は反応は溶剤の存在下で好
適に行なわれる。使用される溶剤として本反応に
関与しなければ特に限定はなく例えばエチルエー
テル、ジオキサンなどのエーテル類が好適であ
る。反応温度には限定はないが副反応を抑え且つ
ジアゾアルカン類の分解を防ぐため比較的低温で
行なうのが望ましく通常は氷冷下で好適に行なわ
れる。酸の存在下でアルコール類を用いる場合は
通常溶剤として過剰のアルコール類が好適に使用
される。反応温度は特に限定はないが室温乃至使
用されるアルコール類の還流温度付近で好適に行
なわれる。反応時間は主に反応温度、使用される
アルコール類の種類によつて異なるが約1時間乃
至2日間である。 反応終了後、エステル化反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物より溶剤を留去することに
よつて、さらに必要に応じて精製物を有機溶剤に
溶解し、有機溶剤層を重炭酸ナトリウム水溶液あ
るいは炭酸ナトリウム水溶液などの炭酸アルカリ
水溶液を用いて洗浄し乾燥した後、有機溶剤層よ
り溶剤を留去することによつて得られる。 次に実施例及び参考例をあげて、本発明を具体
的に説明する。 実施例 1 3−(4−カルボキシブチリデン)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クタン 7,7−エチルンレンジオキシ−3−オキソ−
シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクタン(36.0g)のジ
メチルスルホキシド(400ml)溶液を、トリフエ
ニルホスフイン−4−カルボキシブチルブロマイ
ド(440g)及びジメチルスルホキシドアニオン
(75.0gの55%油性水素化ナトリウム及びジメチ
ルスルホキシド(3)より調製したもの)のジ
メチルスルホキシド溶液より製造したイリド溶液
に滴下し、窒素雰囲気下室温にて48時間放置す
る。反応終了後、酢酸にて中和した後、飽和食塩
水中にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、抽出
液は飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムにて
乾燥、減圧下溶媒を留去し残渣164.3gを得る。
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
にて精製することにより、目的物が油状物として
49.10g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.88(4H、s、
OCH2CH2O)、5.23(1H、t、J=6.0Hz、オレ
フイン−H)、10.36(1H、s、COOH) マススペクトル、m/e:266(M+) 実施例 2 3−(5−ヒドロキシペンチリデン)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクタン 3−(4−カルボキシブチリデン)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
タン(49.10g)のテトラヒドロフラン(150ml)
溶液を氷冷下、水素化アルミニウムリチウム
(10.50g)のテトラヒドロフラン(675ml)懸濁
液に滴下、ついで1時間20分加熱還流する。反応
終了後4%水酸化ナトリウム水溶液(42ml)を加
え、室温にて撹拌する。生成する白色沈澱物を濾
去した後、濾液を減圧下濃縮し残渣46.90gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより、目的物が油状物と
して40.10g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3320、1430、
1330、1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.81(4H、s、
OCH2CH2O)、5.14(1H、t、J=6.0Hz、オレ
フイン−H)、 マススペクトル、m/e:252(M+) 実施例 3 3−(5−ベンジルオキシペンチリデン)−7,
7−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクタン 3−(5−ヒドロキシペンチリデン)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クタン(10.0g)のジメチルホルムアミド(20
ml)溶液を、氷冷撹拌下、55%油性水素化ナトリ
ウム(2.60g)のジメチルホルムアミド(35ml)
懸濁液に滴下し、ついで、室温にて30分間撹拌す
る。このものにベンジルブロマイド(7.1ml)を
室温にて滴下し、30分間撹拌する。反応終了後、
反応液を氷水にあけ、ジエチルエーテルにて抽出
する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣22.0gを
得る。このものをシリカゲルクロマトグラフイー
にて精製することにより、目的物が油状物として
12.30g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1455、1330、
1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H、t、
J=6.0Hz、CH2 CH2 OBz)、3.88(4H、s、
OCH2CH2O)、4.48(2H、s、OCH2 Ph)、5.20
(1H、t、J=6.0Hz、オレフイン−H)、7.35
(5H、s、アリール−H) 実施例 4 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチリデン)−7,
7−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクタン(17.8g)のベンゼン(300ml)溶液に
p−トルエンスルホン酸(1.50g)とエチレング
リコール(2.9ml)を加え、水を共沸にて除去し
つつ2.5時間加熱撹拌する。反応終了後、反応液
を水洗し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、減圧下
溶媒を留去し、目的物を油状物として18.20g得
た。本品は精製することなく、つぎの反応に用い
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1455、1320、
1110、1020 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H、t、
J=6.0Hz、CH2 CH2 OBz)、3.84(4H、s、
OCH2CH2O)、4.44(2H、s、OCH2 Ph)、5.15
(1H、br、s、オレフイン−H)、7.28(5H、
s、アリール−H) マススペクトル、m/e:342(M+) 実施例 5 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7−オキ
ソシス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン(6.65g)をアセトン(120ml)、
水(45ml)、濃塩酸(1.0ml)より成る混液に加
え、室温にて2時間撹拌する。反応終了後、炭酸
水素ナトリウムを加え中和後、減圧下アセトンを
留去する。残渣に飽和食塩水を加え、酢酸エチル
エステルに抽出する。抽出液は飽和食塩水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶
媒を留去し残渣6.00gを得、このものをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにて精製することに
より目的物が油状物として5.33g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725、 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H、t、
J=6.0Hz−CH2CH2OCH2Ph)4.43(2H、s、
OCH 2Ph)、5.14(1H、br.s,オレフイン−H)、
4.24(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:298(M+) 実施例 6 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−カ
ルボキシ−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及び3−(5−ベン
ジルオキシペンチル)−6β−カルボキシ−7α−
ヒドロキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−3−エン混合物 55%油性水素ナトリウム(1.91g)の1,2−
ジメトキシエタン(170ml)懸濁液に2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(9.60g)を加え
内温40℃にて1時間激しく撹拌する。ついで内温
30℃まで冷却した後、炭酸ガスを導入しながら内
温30℃にて30分撹拌する。内温10℃まで冷却した
後、7−(5−ベンジルオキシペンチル)−3−オ
キソ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン(4.32g)の1,2−ジメトキシエタン(20
ml)溶液を滴下、内温10℃にて2時間撹拌する。
ついで、このものに水素化ホウ素ナトリウム
(820mg)のt−ブチルアルコール(40ml)及び水
(13ml)の溶液を滴下し、内温10℃にて1時間撹
拌する。反応終了後、反応液を水にあけ、ヘキサ
ンにて洗浄、水層は10%塩酸に酸性とした後、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和食
塩水にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下溶媒を留去し残渣5.42gを得る。こ
のものをシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
て精製することにより目的物が油状物として4.28
g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.49(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH 2OBz)、4.52(2H、s、
CH2OCH2 Ph)、7.08(2H,s,OH,COOH)、
7.37(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:344(M+) 実施例 7 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン及びオクト−3エンの混合物 ヒドロキシカルボン酸の混合物(実施例6の化
合物:4.28g)を塩化メチレン(10ml)に溶解
し、ジヒドロピラン(3.4ml)及び触媒量のピリ
ジン塩酸塩を加え、室温にて2時間撹拌する。つ
いでこのものを、氷冷下、水素下アルミニウムリ
チウム(500mg)のテトラヒドロフラン(300ml)
懸濁液に注加し、内温18℃にて1時間撹拌する。
反応終了後、4%水酸化ナトリウム水溶液(2
ml)を加え室温にて撹拌する。生成する白色沈澱
物を濾去した後、濾液を減圧下濃縮し、残渣7.60
gを得る。このものをシリカゲルカラムクロマト
グラフイーにて精製することにより目的物が油状
物として4.840g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3430、1455、
1120 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH 2OBz)、4.53(2H,s,OC
H2Ph)、5.30(1H,br.s,オレフイン−H)、
7.37(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:414(M+) 実施例 8 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン及びオクト−3−エンの混合物 アルコール体の混合物(実施例7の化合物:
4.82g)のジメチルスルホキシド(42ml)溶液に
トリエチルアミン(13.5ml)を加え、ついでピリ
ジン−無水硫酸コンプレツクス(4.720g)のジ
メチルスルホキシド(22ml)溶液を加え、室温に
て30分間撹拌する。反応終了後、反応液を飽和食
塩水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、抽出
液は水洗し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、目的物が油状物として4.96g
得られた。 本物質は精製するとなく、次ぎの反応に用い
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.45(2H,s,
OCH2 Ph)、5.23(1H,br.s,オレフイン−H)、
7.26(5H,s,アリール−H)、9.68(1H,t,
J=4.0Hz、CHO) 実施例 9 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7−オキソ−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3
−エン 55%油性ナトリウム水素200mgをジオキサン5
mlに懸濁し、炭酸ジエチル1mlを加え外温90℃に
加熱撹拌する。この反応混合物に3−(5ベンジ
ルオキシペンチル)−7−オキソ−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(実施例5の化合
物)150mgのジオキサン溶液(3ml)を滴下した。
滴下後、外温90℃で1時間反応した滴下途中で、
溶媒量のエタノールを加えた。反応終了後、反応
混合物を氷水にあけ酢酸で酸性として酢酸エチル
で抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗滌後、硫酸
ナトリウムと共に乾燥した。溶媒を留去し得られ
た残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製す
る。3%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より72mg
の油状のオクト−2−エン体が得られ、次いで5
%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より57mgの油状
のオクト−3−エン体が得られた。 オクト−2−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:698、735、
1620、1657、1725、1753、 オクト−3−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:698、735、
1620、1658、1723、1751 実施例 10 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7α−ヒドロキシ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 6β−エトキシカルボニルオクト−2−エン体
(実施例9の化合物:62mg)をエタノール3mlに
溶解し、−40〜−20℃で水素化ホウ素ナトリウム
50mgを加え45分間撹拌した。反応終了後、反応混
合物に酢酸を加え室温まで戻したのち、飽和食塩
水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を水洗、
乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると48mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:697、735、
1300、1728、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.45(2H,t)、
4.50(2H,s)、5.29(1H,br.s)、7.36(5H,
s) 実施例 11 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ヒドロキシ体(実施例10の化合物:47mg)のメ
チレンクロリド溶液(1ml)にジヒドロピラン
(0.3ml)を加え氷冷下、触媒量のp−トルエンス
ルホン酸を加え、1時間反応した。反応終了後、
重曹水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽
和食塩水で洗滌した後、硫酸ナトリウムと共に乾
燥する。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフイーで精製すると
と55mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:699、738、
977、1028、1039、1730. 実施例 12 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ピラニル体(実施例11の化合物:27mg)のエー
テル溶液(5ml)に48mgの水素化リチウムアルミ
ニウムを室温で加え、30分間撹拌した。反応終了
後、4%苛性ソーダ水0.2mlを加え、2時間撹拌
する。析出物を濾取し、濾液を濃縮する。得られ
た残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フイーで精製すると24mgの油状の目的化合物が得
られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1120、1455、
3430 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t)、
4.53(2H,s)、5.30(1H,br.s)、7.37(5H,
s) 実施例 13 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ロミルル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(1.06g)のジメチルスルホキシド(8ml)溶液
に、トリエチルアミン(7.1ml)を加わえる。反
応液を激しく撹拌しながら、室温で、ピリジン−
無水硫酸コンプレツクス(2.04g)のジメチルス
ルホキシド(7ml)溶液を加わえ、30分間撹拌す
る。反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液を水洗
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去すると、目的物が油状物として1.03g得ら
れた。 本物質は、精製することなく、次ぎの反応に用
いられる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.45(2H,s,
OCH2 Ph) 5.23(1H,br.s,=CH−) 7.26(5H,s,Ph) 9.68(1H,t;J=4.0Hz、CHO) 実施例 14 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクタン 5−ベンジルエオキシペンチルブロマイド1.00
g〔A.W.Burgstahlerらの方法(J.Org.Chem.,
42、566(1977).)に従つてペンタメチレンブロマ
イドとベンジルアルコールより合成したもの〕と
金属マグネシウム(100mg)からジエチルエーテ
ル(5ml)中で調製した5−ベンジルオキシペン
タメチレンマグネシウムブロマイドに、室温にて
7,7−エチレンジオキシ−3−オキソ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン(501mg)のジエチル
エーテル(5ml)溶液を滴下し、室温で1.5時間
撹拌する。反応終了後、反応液に塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、ジエチルエーテルにて抽出、抽
出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣1.47gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより目的物が油状物とし
て556mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3480、1470、
1330、1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH2 OBz)、3.91(4H,s,
OCH2CH2O)、4.52(2H、s,OCH2 Ph)、7.36
(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:360(M+)、342(M−
18) 実施例 15 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンオジオキシ−3−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクタン(209mg)のベンゼン
(2ml)溶液にエチレングリコール(0.05ml)と
p−トルエンスルホン酸(10mg)を加え、水を共
沸にて除去しつつ3.5時間加熱撹拌する。反応終
了後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和
し、反応液を水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥、減圧下溶媒を留去し、残渣193mgを得る。こ
のものをシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
て精製し、目的物を油状物として142mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1445、1320、
1100、1020 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH2 OBz)、3.84(4H,s,
OCH2CH2O)、4.44(2Hs,OCH2 Ph)、5.15
(1H,br.s,オレフイン−H)、7.28(5H,s,
アリール−H). マススペクトル、m/e:342(M+) 実施例 16 3−(5−ヒドロキシペンチル)−7,7−エチ
レンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン 実施例15の化合物(1.20g)を用い、参考例1d
と同様に反応処理すると0.67gの油状の目的化合
物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.85(4H,s,
OCH2CH2O)、5.15(1H,br.s,=CH−) この化合物は10%塩酸/アセトン(3:7)で
処理すると対応するケトン体(IRスペクトル:
3350、1725cm-1)に変換された。 実施例 17 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−7,7
−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(4−ヒドロキシペンチル)−7,7−エチ
レンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン1.56gをアセトン45mlに溶解し−20〜
−10℃でJones試薬(4ml)を滴下する。反応終
了後5%炭酸水素ナトリウム水で中和し減圧アセ
トンを留去する。残留物を酢酸で酸性として酢酸
エチルを抽出する。抽出液を硫酸ナトリウムと共
に乾燥し溶媒を留去し得られた残渣(相当するカ
ルボン酸:IRスペクトル:1705cm-1)をジアゾ
メタンのエーテルでエステル化する。シリカゲル
クロマトグラフイー(30g)で精製すると油状の
目的化合物が得られた。さらにこのエステルは1
級及び2級アミンと加熱することにより対応する
アミドに変換できる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.63(3H,s,
COOCH3)、3.84(4H,s,OCH2CH2O)、5.15
(1H,br.s,=CH−) 実施例 18 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ホルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−エンの混合物 実施例17の前段に従じて製造したカルボン酸を
実施例5と同様に処理し、カルボニル基の保護基
を除去し、ジメチルカーボネートを用い、実施例
9と同様に反応し、メトキシカルボニル化を行
い、次いで実施例10と同様に還元反応を行つた。
得られた2−エンおよび3−エンの混合物のアル
コール体の水酸基を実施例11と同様に反応し、重
曹水の代りに水で処理し、次いで少し過剰のリチ
ウムアルミニウムヒドリドを用い、実施例12と同
様に反応し、弱酸性で後処理した後、ジアゾメタ
ンでエステル化して得られた3−(4−メトキシ
カルボニルブチル)−6β−ヒドロキシメチル−7α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−
3−エンの混合物165mgを用いて、実施例8と同
様に反応し、粗製の目的化合物163mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:2700、1735、
1030、1020 実施例 19 3−(メトキシカルボニルメチリデン)−7,7
−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクタン 14.19gの55%油性ナトリウム水素をヘキサン
で洗滌した後1.8のジメトキシエタンを加えた。
この懸濁液に氷冷下トリメチルホスホノアセテー
ト74.02gを滴下し室温で1時間撹拌した。次い
で反応液に3−オキソ−7,7−エチレンジオキ
シ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクタン74gのジ
メトキシエタン溶液(370ml)を滴下し室温で10
時間撹拌した。反応終了後、反応液に酢酸及び飽
和食塩水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を
飽和食塩水で洗滌後硫酸ナトリウムと共に乾燥す
る。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーで精製すると75gの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:730、878、
1028、1130、1367、1440、1660、1720、2900、
2960 実施例 20 3−(メトキシカルボニルメチル)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オ
クト−2−エン エステル体(実施例19の化合物:15.26g)を
実施例4と同様に、p−トルエンスルホン酸と処
理すると15.05gの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:730、800、
953、1110、1240、1330、1440、1743、2900、
2970 実施例 21 3−(2−ヒドロキシエチル)−7,7−エチレ
ンジオキシ−シス−ビシクル−〔3.3.0〕オクト
−2−エン 水素化アルミニウムリチウム(3.57g)のエー
テル(250ml)懸濁液に−3〜8℃にてエステル
体(実施例20の化合物:14.96g)のエーテル溶
液(125ml)を滴下した。25分撹拌後反応液に4
%苛性ソーダ水(15ml)を加え60分撹拌した。析
出物を濾取し濾液を濃縮し得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると
12.42gの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:722、795、
950、985、1045、1110、1330、1432、1480、
2900、3450 実施例 22 3−(2−ヒドロキシエチル)−7−オキソ−シ
ス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン 7,7−エチレンジオキシ−3−(2−ヒドロ
キシエチレン)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン(3.00g)を、アセトン(30ml)、水
(12ml)の混液に溶解したものに、濃塩酸(0.5
ml)を加え、室温で1時間撹拌する。反応終了
後、反応液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて
抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗滌後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。減圧下溶媒を留去し、
得られた残渣2.61gを、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物質とし
て1.97g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1047、1400、
1740、2850、2900、3430 実施例 23 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−7−オキソ−シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(2−ヒドロキシエチル)−7−オキソ−シ
ス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン(1.90
g)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、t
−ブチルジメチルシリルクロライド(2.58g)、
イミダゾール(1.17g)、4−ジメチルアミノピ
リジン(0.20g)を加え、室温で30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルで抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗滌後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧下溶媒を留
去し、得られた残渣5.80gを、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物
質として3.02g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、839、
1100、1257、1745、2860、2900、2940、2970 実施例 24 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7−オキ
ソ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン及びオクト−3−エン 窒素雰囲気下、55%油性水素下ナトリウム
(200mg)に1,4−ジオキサン(10ml)と炭酸ジ
エチル(1ml)を加え、内温80℃まで加熱する。
このものに、撹拌下3−(2−ジメチル−t−ブ
チルシリルオキシエチル)−7−オキソ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(157mg)の
1,4−ジオキサン(5ml)溶液を滴下し、つい
で同温度で30分撹拌する。反応終了後、反応液を
氷冷し、酢酸で中和した後、飽和食塩水を加え、
酢酸エチルエステルで抽出する。抽出液は飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、残渣を得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製することにより、より極性の低い部分
より、57mgの目的とするオクト−2−エン体が油
状物質として得られた。また、より極性の高い部
分からオクト−3−エン体49mgが得られた。 オクト−2−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、838、
1100、1232、1252、1623、1662、1730、1757 オクト−3−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:778、838、
1100、1238、1258、1623、1662、1728、1757 実施例 25 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7α−ヒド
ロキシ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2
−エン 6β−エトキシカルボニルオクト−2−エン体
(実施例24の化合物:108mg)をエチルアルコール
(2ml)に溶解し、−40〜−30℃で水素化ホウ素ナ
トリウム(50mg)を加え30分撹拌する。反応終了
後、酢酸、次いで飽和食塩水を加え、酢酸エチル
で抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣を得る。このものをシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物質とし
て101mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、840、
1100、1258、1730、3460 実施例 26 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)シス−ビシク
ロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例25の化合:95mg)を塩化
メチレン(2ml)に溶解し、氷冷下2,3−ジヒ
ドロピラン(0.05ml)とパラトルエンスルホン酸
(2mg)を加え、50分撹拌する。反応終了後、5
%炭酸水素ナトリウム水を加え中和し、飽和食塩
水を加え、酢酸エチルで抽出する。抽出液は飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下溶媒を留去し、残渣を得る。このものをシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、
目的物を油状物質として110mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:777、838、
975、1023、1039、1100、1258、1730 実施例 27 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−ヒドロキシメチル−7α−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例26の化合物:115mg)をメ
チレンクロリド15mlに溶解する。この溶液に−70
℃で20%水素化ジイソブチルアルミニウムのトル
エン溶液0.9mlを加え、2時間30分撹拌した。反
応終了後、メタノール、酢酸次いで飽和食塩水を
加え、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を
留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムで精製
すると86mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:780、840、
982、1024、1040、1100、1260、3470 実施例 28 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−ホルミル−7α−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例27の化合物:80mg)のジ
メチルスルホキシド溶液(6ml)にトリエチルア
ミン2mlを加える。この反応液に激しく撹拌しな
がらピリジン−無水硫酸複合体450mgのジメチル
スルホキシド溶液3mlを滴下した。45分後、反応
液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
すると94mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:781、842、
1104、1262、1730、2740 NMRスペクトル(CDCl3)δ:9.64(1H,d)、
5.28(1H,brs)、4.58(1H,br)、0.88(9H,
s)、0.2(6H,s) 実施例 29 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例27の化合物:3.96g)及
びジヒドロピラン(1.24g)を用い、参考例1cと
同様に反応処理して得られたジピラニル体4.57g
をテトラヒドロフラン40mlに溶かし、室温1Mテ
トラブチルアンモニウムフルオリド30mlを加え、
室温で30分間撹拌した後、飽和食塩水を加えて、
酢酸エチルで抽出する。抽出液を乾燥し、溶剤を
留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーで精製すると2.11gの油状のアルコール体が得
られた。このアルコール体2.11gをピリジン15ml
に溶解しベンゾイルクロリド1.15gを加え、室温
で4時間放置したのち、水を加え酢酸エチルで抽
出する。抽出液を飽和食塩水、冷却した3%塩酸
水、重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄したのち、
硫酸ナトリウムと共に乾燥する。溶媒を留去し得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製す
ると油状のベンゾイル体2.21gが得られた。この
ベンゾイル体5.2gをメタノール52mlに溶解して
水13mlとp−トルエンスルホン酸1.3gを加えて
30〜35℃で1.5時間撹拌する。次いで、反応液を
100mlの水に希釈して酢酸エチル抽出、抽出液を
水洗、無水芒硝乾燥及び溶媒を減圧留去と順次行
い得られた結晶性残渣をシクロヘキサンにて洗浄
濾過することにより2.8gの目的化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:1080、1120、
1280、1715、3220 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.43(2H,t)、
5.46(1H,s)、7.48(3H,m)、8.05(2H,m) 実施例 30 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ジヒドロキシ体(実施例29の化合物)3.0gと
トリエチルアミン2.61mlをベンゼン60mlに溶解し
て、氷冷下、撹拌下にトリクロロアセチルクロリ
ド1.16mlをベンゼン30mlに溶解して滴下し、20分
間撹拌する。反応液を氷水に希釈して酢酸エチル
抽出、抽出液を水洗、乾燥及び溶媒を減圧留去と
順次行い4.9gの油状残渣を得た。この残渣を50
gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフイ
ーに付し精製することにより3.05gのモノ−トリ
クロロアセチル体を得た。 モノ−トリクロロアセチル体3.05gと2,3−
ジヒドロピラン0.93mlを10mlの塩化メチレンに溶
解して少量のp−トルエンスルホン酸を加えて、
室温で10分間撹拌する。反応液を酢酸エチルに希
釈して水洗、乾燥及び溶媒を減圧留去と順次行
い、ピラニル体3.7gを得た。 ピラニル体3.6gを70mlのメタノールに溶解し
て飽和炭酸水素ナトリウム水溶液5mlを加えて30
〜40℃に2時間撹拌する。反応液を、飽和食塩水
に希釈して、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水
洗、乾燥及び溶媒減圧留去と順次行い、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付
すことにより2.59gの目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:970、1020、
1070、1110、1270、1600、1715、3420 実施例 31 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン ヒドロキシ体(実施例30の化合物)2.50gをジ
メチルスルホキシド25mlに溶解してトリエチルア
ミン8.97mlを加えて、20℃で撹拌下にサルフア−
トリオキシド−ピリジンコンプレツクス5.15gを
ジメチルスルホキシド17mlに溶解して滴下し、10
分間撹拌する。反応液を、氷水に希釈して、酢酸
エチルで抽出し、抽出液を水洗、乾燥及び溶媒を
減圧留去と順次行い、2.34gの目的化合物を得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:715、975、
1030、1120、1280、1720 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.64(1H,s)、
5.46(1H,s)、9.78(1H,d) 参考例 1 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン及びオクト−3−エンの混合物 (1a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−メチルノナ−1,8−ジエ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及び
オクト−3−エンの混合物 0.41gの油性の水素下ナトリウムの油分をn
−ヘキサンで洗滌後、テトラヒドロフラン60ml
とジメチル2−オキソ−3−メチル−7−オク
テニルホスホネート2.70gを加えて30分撹拌す
る。次いで実施例8で得たアルデヒド体3.24g
を20mlのテトラヒドロフランに溶解して加え、
室温で30分撹拌する。反応液を氷水に稀釈して
酢酸エチル抽出、抽出液を水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥、溶媒を減圧下に留去と順次行つ
たのち得られた残渣をシリカゲル(95.7g)を
用いるカラムクロマトグラフイーに付すことに
より油状の目的化合物3.74gを得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1624、1670、
1696 NMRスペクトル(CDCl3)δ:1.09(3H,d,
J=7.2Hz、−CH3)3.47(2H,t,J=7.0
Hz、CH2 CH2 OBz)、4.51(2H,s,OCH2
Ph)、4.8〜5.2(2H,m,オレフイン−H)、
5.30(1H,br,s,オレフイン−H)、6.26
(1H,dd,J=15.0Hz、5.0Hz、オレフイン
−H)、6.70〜7.10(1H,m,オレフイン−
H)、7.35(5H,s,アリール−H) (1b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−
ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
及びオクト−3−エンの混合物並びにそれらの
6β−(3β−ヒドロキシ−)異性体 (1a)で得たエノン体(3.70g)メチルアルコ
ール溶液(25ml)を氷冷下塩化セシウム・7水
和物(3.1g)のメチルアルコール溶液(30ml)
に加え、次いで水素化ホウ素ナトリウム(393
mg)を加える。内温5〜10℃で30分撹拌したの
ち反応液を水にあけ、酢酸エチルエステルにて
抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗滌し無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去し残渣3.90
gを得る。シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーで精製することにより極性の低い部分より
1.22gの目的化合物〔6β−(3β−ヒドロキシ)−
異性体〕及びより極性の高い部分より2.03gの
目的化合物〔6β−(3α−ビロキシ)−異性体〕
がそれぞれ油状物として得られた。 6β−(3α−ヒドロキシ−)異性体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1024、1120、
1454、1642、3460 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.83〜0.97
(3H,m,−CH3)3.47(2H,t,J=7.0Hz、
CH2 CH2 OBz)、4.53(2H,s,CH2 −OPh)、
4.70(1H,br,s,【式】)、4.83〜 5.20(2H,m,オレフイン−H)、5.30(1H,
br.s,オレフイン−H)、5.47〜6.20(3H,
m,オレフイン−H)、7.37(5H,s,アリ
ール−H) 6β−(3β−ヒドロキシ−)異性体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1023、1120、
1454、1642、3460 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m、
CH3)3.47(2H,t,J=7Hz、CH2 HC2
OBz)、4.53(2H,s,CH2 OPh)、4.70(1H,
br.s,【式】)、4.83〜5.20(2H,m, オレフイン−H)、5.30(1H,br.s,−CH=)、
5.47〜6.20(3H,m,オレフイン−H) (1c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4
−メチル−ノナ−1,8−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (1b)で得たアルコール体(2.02g)を塩化メ
チレン(20ml)に溶解し、氷冷下2.3−ジヒド
ロピラン(0.62ml)及び触媒量のp−トルエン
スルホン酸を加え、内温2℃にて1時間撹拌す
る。反応終了後5%炭酸水素ナトリウム水溶液
にて中和後、飽和食塩水を加え酢酸エチルエス
テルで抽出する。酢酸エチルエステル抽出液は
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣3.90gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより目的物2.09gが
油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1018、1120、
1198、1450、1638 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.03
(3H,m,−CH3)3.47(2H,t,J=7.0Hz、
CH2 CH2 OBz)、4.52(2H,s,CH2 OPh)、
4.70(2H,br.s,【式】)、4.83 〜6.20(8H,m,オレフイン−H)、7.37
(5H,s,アリール−H) (1d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル)−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン及びオクト−3−エンの混合
物 窒素雰囲気下、内温−70℃にて、(1c)で得
たベンジルピラニル体(2.07g)の液体アンモ
ニア(40ml)とテトラヒドロフラン(30ml)の
溶液に、過剰の金属ナトリウムを加えると、溶
液は濃青色を呈す。そのまま−70℃で30分撹拌
した後、大過剰の塩化アンモニウムを加える。
ついで、室温にもどし、アンモニアを留去した
後、残渣に水を加え、ジエチルエーテルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣2.00
gを得、このものを、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物とし
て1.53g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1642、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.01
(3H,m,−CH3)3.30〜4.30(8H,m、)、
4.67(2H,br.s,【式】)、4.83 〜6.20(6H,m、オレフイン−H) (1e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン及びオクト−3−エンの混合
物 (1d)で得たアルコール体(1.51g)のアセト
175ml溶液に内温−25℃でJones試薬(無水ク
ロム酸26.7g及び濃硫酸23mlを水で稀釈して全
体を100mlとして調製した。)2.8mlを滴下し同
温度で1時間撹拌する。反応終了後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液にて中和し、減圧下アセ
トを留去する。残留物に水を加えジエチルエー
テルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留
去し残渣1.63gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として1.30g
得る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1638、1708、
1732 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.01
(3H,m,−CH3)、4.67(2H,br.s,
【式】)、4.83〜6.20(6H,m, オレフイン−H)、7.70〜8.60(1H,br.s,
COOH) (1f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルノナ−18−ジエニル)−
7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−エンの混合物 (1e)で得たテトラヒドロピラニル体0.52gの
アセトン(15.6ml)、水(8ml)の溶液に、d
−カンフアースルフオン酸(28ml)を加え、内
温40〜45℃で2時間撹拌する。反応終了後、反
応液を水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣460
mgを得る。このものをシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製することにより目的物を
油状物として250mg得る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1640、1708、
3340 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3)、3.30〜4.10(2H,m,) 4.80〜6.10(9H,m,オレフイン−H×6
+OH×2+COOH) マススペクトル、m/e:358(M−18) 参考例 2 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−5(R)、9−ジメチル−1,8デカジ
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン及びオクト−3−エンの混合物 (2a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−5(R)、9−ジメチル−1,8
−デカジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−ヱンの混合物 粗アルデヒド(実施例8の化合物:3.05g)
及びジメチル2−オキソ−4(R)、8−ジメチ
ルノナ−1,8−ジエニルホスホネートを参考
例1aと同様の反応処理すると3.50gの目的化合
物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1625、1670、
1695 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.89(3H,d,
J=7Hz、CH3)3.48(2H,t,CH2
OCH2Ph)、4.50(2H,s,CH2 Ph)4.8〜5.4
(2H,m,=CH−×2)、6.18(1H,d−d,
J=16.3Hz,=CH−)6.5〜7.2(1H,m,=
CH−)、7.29(5H,s,アリール−H) (2b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−5(R),9−ジメチル−
1,8−デカジエニル)−α−ヒドロキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−
3−エンの混合物並びにそれらの6β−(3β−ヒ
ドロキシ−)異性体 ケトン(参考例2aの化合物:3.50g)を用い
参考例1bと同様に反応処理すると相当するヒ
ドロキシ体が得られる。この化合物は薄層クロ
マトグラフイー上3−スポツトを与えるので精
製することなく酢酸50mlに溶解し、水30ml及び
テトラヒドロフラン(THF)20mlを加え、50
℃で2.5時間撹拌した。その間15mlの水を追加
した。反応終了後、水酸ナトリウム(40g)の
水溶液を加え、中和し酢酸エチルエステルで抽
出する。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒を留去し得られた残
渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフ
イーで精製した。20〜25%酢酸エチル/n−ヘ
キサン流出部より1.15gの油状の6β−(3β−ヒ
ドロキシ)体(薄層クロマトグラフイーで2ス
ポツト)が得られた。30〜50%酢酸エチル/n
−ヘキサン流出部より1.54gの油状の6β−(3α
−ヒドロキシ)体(薄層クロマトグラフイーで
2スポツト)が得られた。 6β−(3β−ヒドロキシ)体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3370 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,d,
CH3)1.60(3H,s,CH3)、1.68(3H,s,
CH3) 3.45(2H,t,−CH2O−)、4.50(2H,s,
CH2O−)、5.10(H,t,=CH−)、5.28
(1H,br.s,=CH−)、5.60(2H,m,−CH=
CH−) 6β−(3α−ヒドロキシ)体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3360、 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3) 1.60(3H,s,CH3)、1.65(3H,s,CH3) 3.50(2H,t,6Hz、−CH2O−)、4.50(2H,
s,−CH2O−)、5.12(1H,br.t,=CH−)、
5.28(1H,br.s,=CH−)5.50(2H,m,−
CH=CH−) (2c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト
−3−エンの混合物 アルコール(参考例2bの6β−(3α−ヒドロキ
シ)体:1.50g)を用い参考例1cと同様に反応
処理すると2.10gの目的化合物が油状物として
得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1022、1035 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3)3.46(2H,t,−CH2O−)、4.50(2H,
s,−CH2O−)4.70(2H,br.s,
【式】)、4.90〜5.8(4H,m,= CH−×4) (2d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ベンジル体(参考例2Cの化合物2.10g)を用
い参考例1dと同様に反応処理すると1.46gの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、2.63(3H,s,CH3)、2.69(3H,s,
CH3)、3.64(2H,t,−CH2O−) 4.82(2H,br.s,【式】)、5.0〜 5.8(4H,m,=CH=×4) (2e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 アルコール体(参考例2bの化合物:1.20g)
を用い参考例1eと同様に反応処理すると737mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1735、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、1.62(3H,s,CH3)、1.69(3H,s,
CH3)4.72(2H,br.s,【式】、 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×4) (2f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ピラニル体(参考例2eの化合物:730mg)を
用い参考例1fと同様に反応処理すると394mgの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,m,
CH3)1.62(3H,S,CH3)、1.70(3H,s,
CH3)3.72(1H,m,CHOH)、4.15(1H,
m,CHOH)5.11(1H,t,=CH−)、
5.34(1H,br.s,=CH−)5.50(2H,m,−
CH=CH−) この化合物はジアゾメタンで処理すると容易
に相当するメチルエステル(IRスペクトル:
1725cm-1)に変換された。 参考例 3 3−(5−ヒドロキシベンチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ピラニル体(参考例2dの化合物:250mg)を用
い参考例1fと同様に反応処理すると121mgの油状
の目的化合物が得られた。この化合物は薄層クロ
マトグラフイー上2スポツトを示した。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:3370、975 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,d,
CH3)、1.59(3H,s,CH3)1.66(3H,s,
CH3)、5.02(1H,t,=CH−)5.19(1H,br.s,
=CH−)、5.40(2H,m,−CH=CH−) 参考例 4 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (4a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−3−シクロペンチル−1−プロ
ペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン及び3−エンの混合物 0.41gの55%油性ナトリウム水素の油分をn
−ヘキサンにて洗浄後、テトラヒドロフラン60
mlとジメチル(2−オキソ−2−シクロペンチ
ルエチル)−ホスホネート2.39gを加えて30分
間撹拌する。次いで実施例8で得たアルデヒド
体3.05gを20mlのテトラヒドロフランに溶解し
て加え室温に30分撹拌する。反応液を氷水に稀
釈して酢酸エチル抽出、抽出液を水洗、無水芒
硝乾燥、溶媒を減圧下に留去と順次行つたのち
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに付すことにより目的化合物3.50gを得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030、1120、
1626、1693 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.48(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)4.52(2H,s,−O
CH2Ph)5.30(1H,br.s,オレフイン−H)
6.23(1H,m,オレフイン−H)6.90(1H,
m,オレフイン−H)7.38(5H,s,アリー
ル−H) マススペクトル、m/e:506(M+)、422(M−
84) (4b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−3−シクロペンチル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン及び3−エンの混合物 エノン体(参考例4aの化合物:3.40g)を実
施例1bと同様に処理して1.91gの目的化合物と
6β−(3β−ヒドロキシ)体1.07gを得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1025、1075、
1120、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)4.52(2H,s,−O
CH2Ph)、4.70(1H,br.s,
【式】)、5.28(1H,br.s,オレフ イン−H)、5.65(2H,m,エレフイン−
H)、7.36(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:406(M−102) (4c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロペンチル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−
3−エンの混合物 ヒドロキシ体(参考例4bの化合物:1.85g)
を参考例1cと同様に処理して2.18gの目的化合
物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:978、
10231078、1120 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.46(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)、4.51(2H,s,−O
CH2Ph)、4.74(2H,br.s,
【式】)、5.27(1H,br.s,オ レフイン−H)、5.62(2H,m,オレフイン
−H)、7.36(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:490(M−102) (4d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ベンジル体(参考例4cの化合物:2.12g)を
参考例1dと同様に処理することにより1.50gの
目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:970、1020、
1075、1120、1130、3430 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.75(2H,br.
s,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.65(2H,m,オレフイ
ン−H) マススペクトル、m/e:400(M−102) (4e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ヒドロキシ体(参考例4dの化合物:1.36g)
を参考例1eと同様に処理することにより0.7g
の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980、1022、
1130、1710、1738、3000〜3200 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.73(2H,br.
s,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.60(2H,m,オレフイ
ン−H マススペクトル、m/e:414(M−102) (4f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ジピラニル体(参考例4eの化合物:0.57g)
を参考例1fと同様に処理して、得られた残渣を
酢酸エチルとn−ヘキサンより再結晶すること
により融点104〜106.5℃を有する目的化合物
0.17gを得た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:970、1080、
1235、1710、3350、3480 NMRスペクトル(CDCl3)δ:5.60〜5.90
(2H,m,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.54(2H,m,オレフイ
ン−H) マススペクトル、m/e:330(M−18)、312
(M−36) 参考例 5 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ジピラニル体(参考例4dの化合物:0.30g)を
参考例1fと同様に処理して、得られた残渣を酢酸
エチルとn−ヘキサンより再結晶することにより
融点108〜110℃を有する目的化合物0.13gを得
た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:1243、1434、
3420 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.55〜3.85(4H,
m,【式】【式】)、5.30 (1H,br.s,オレフイン−H)、5.54(2H,m,
オレフイン−H) マススペクトル、m/e:316(M−18)、298(M
−36) 参考例 6 3−(2−ヒドロキシエチル)−6β−〔3α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),9
−ジメチル−デカ−1,8−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (6a) 3−(メトキシカルボニルメチル)−6β−〔3α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニ
ル〕−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオク
ト−3−エンの混合物 3−メトキシカルボニルメチリデン−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニ
ル〕−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン1.95gをテトラヒド
ロフラン(5ml)に溶解し、−60℃でジイソプ
ロピルアミノリチウム(ジイソプロピルアミン
935mg、15%n−ブチルリチウム−n−ヘキサ
ン溶液5.43ml及びヘキサンメチルホスホリルト
リアミド1.6mlより調製したもの)のテトラヒ
ドロフラン、10ml溶液を加えた。同温度で1時
間反応した後、飽和塩化アンモニウム水溶液に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶剤を留去し、カラムクロ
マトグラフイーで精製し、目的化合物を1.30g
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1737 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、0.62(3H,s,CH3)、0.68(3H,s,
CH3)、3.10(2H,s,−CH2−)3.69(3H,
s,COOMe)、4.82(2H,br.s,
【式】)、5.12(1H,t,=CH −)、5.3〜5.8(3H,m,=CH−、−CH=CH
−) (6b) 3−(2−ヒドロキシエチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニル〕−7α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3
−エンの混合物 エステル体(参考例6aの化合物:510mg)を
エーテル20mlを溶解し水素化リチウムアルミニ
ウム500mgを氷冷下に加える。1時間後2mlの
4%苛性ソーダ水を加え撹拌し析出物を濾去し
濾液を濃縮すると油状の残渣が得られた。シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると
430mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,m,
CH3)、2.62(3H,s,CH3)、2.69(3H,s,
CH3)、4.80(2H,br.s,
【式】)、5.0〜5.8(4H,m,= CH−×4)
ル基又は保護されてもよいカルボキシ基を示し、
R2は水素原子又は水酸基の保護基を示し、nは
1乃至6の整数を示し、点線は2位又は3位の二
重結合を示す。)を有するカルバサイクリン類緑
体の中間体に関する。上記式中、 R1のヒドロメチル基の保護基、R2の水酸基の
保護基としては、通常使用される水酸基の保護基
なら特に限定されないが、例えばアセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ベンゾイ
ル、ナフトイルのような低級脂肪族若しくは芳香
族アシル基;ベンジル、p−ニトロベンジル、p
−メトキシベンジルのようなアラルキル基;2−
テトラヒドロピラヒル、2−テトラヒドロフラニ
ル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イ
ル、2−テトラヒドロチオピラニルのようなアル
コキシ基を置換分として有するか有しない環内に
酸素原子又は硫黄原子を含有する5乃至6員環状
の複素環基;メトキシメチル、エトキシメチル、
ベンジルオキシメチルのようなアルコキシ基若し
くはアラルキルオキシ基を置換分として有するメ
チル基;1−メトキシエチル、1−エトキシエチ
ルのような1−アルコキシエチル基又はトリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、トリn−プロピル
シリル、t−ブチルジメチルシリル、ジフエニル
t−ブチルシリルのようなトリ低級アルキル若し
くはジアリル低級アルキルシリル基をあげること
ができ、好適にはR1におけるヒドロキシメチル
基の保護基がアラルキル基であり、R2の水酸基
の保護基が2−テトラヒドロピラニル基又は2−
テトラヒドロフラニル基である。 R1のカルボキシ基の保護基としては、通常使
用されるカルボキシ基の保護基なら特に限定され
ないが、例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、t−ブチルのような
低級アルキル基;ベンジル、p−ブロモベンジル
のようなアラルキル基;フエニル、トリルのよう
なアリール基;ベンツヒドリル基又はフエナシル
基をあげることができ、好適には低級アルキル基
である。 nは好適には1乃至4の整数である。 なお、前記一般式()を有する化合物におい
て、シクロペンタン環側鎖の水酸基の配位等に基
づく立体異性体及びシクロペンテン環内の二重結
合に基づく位置異性体が存在する。従つて前記一
般式()を有する化合物がこれらの立体異性体
の混合物で得られる場合には常法により分離およ
び分割して、それぞれの異性体を得ることができ
る。前記一般式()においてはこれらの光学異
性体及び立体異性体等の混合物が全て単一の式で
示されているが、これにより本発明の記載の範囲
は限定されるものではない。 又、一般式()において、好適な化合物とし
ては、 (1) R1が保護されてもよいカルボキシ基又は保
護されたヒドロキシメチル基であり、R2が水
酸基の保護基であり、nが1乃至4である化合
物、 (2) R1が低級アルコキシカルボニル基であり、
R2が水酸基の保護基であり、nが4である化
合物をあげることができる。 最近、強力な血小板凝集阻害作用を表わすプロ
スタサイクリン(PGI2)が発見されてその生理
作用が注目され、数多くのグループによつてその
類緑化合物の研究がなされているが、本発明者等
は前記一般式()で表わされる化合物がカルバ
サイクリン類緑体の合成中間体であることを見出
して本発明を完成させた。 また、化合物()は、後述するように、ウイ
テツヒ反応、カルボニル基の還元さらに必要に応
じて、保護基を除去することによつて、すぐれた
血小板凝集阻害作用、冠血管拡張作用、気管支拡
張作用、抗潰瘍作用等(特に血小板凝集阻害作
用)を示し、その活性の持続性に優れているカル
バサイクリン類緑体に導くことができる。 本発明の化合物()は、以下の方法に従つて
製造される。 上記式中、R1、R2、n及び点線は前述したも
のと同意義を示し、R6は水酸基の保護基を示し、
R8は保護されたヒドロキシメチル基又は保護さ
れてもよいカルボキシ基を示し、R11は保護され
たヒドロキシメチル基を示し、R12は水素原子又
はメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルの
ような低級アルキル基を示し、Zは式
【式】又は【式】(式中、R13は低 級アルキル基を示し、Yは酸素原子又は硫黄原子
を示し、Aはエチレン、プロピレン、トリメチレ
ン、ブチレン、テトラメチレン、2,2−ジメチ
ルトリメチレンのような炭素数2乃至5のアルキ
レン基を示す。)を有するカルボニル基の保護基
を示し、mは0乃至5の整数を示す。 第1工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式
()を有するケトン誘導体を一般式 XMg(CH2)o−R11 () (式中、R11及びnは前述したものと同意義を示
し、Xは塩素、臭素のようなハロゲン原子を示
す。)を有するグリニヤール試薬と反応させるこ
とによつて達成される。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に制限されないが、好適にはエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、ヘキサメチルホスホリルトリアミド又はこ
れらの混合溶剤である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は通常30分間乃至3時間である。 第2工程は一般式()を有する化合物にお
いて、R1が保護されたヒドロキシメチル基であ
る化合物(′)を製造する工程で、化合物
()を脱水することによつて達成される。 反応は不活性溶剤中、化合物()を酸と処理
することによつて行われる。 使用される酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸のような無機酸又は酢酸、トリフルオロ酢
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸のよ
うな有機酸をあげることができるが、好適にはp
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはベンゼン、
トルエン、キシレンなような芳香族炭化水素類で
ある。 又、カルボニル基の保護基に使用されている相
当するアルコール体を共存させることにより、保
護基が除去されることなく反応を行うことができ
る。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至5時間である。 第3工程は一般式()を有するエキソ位に
二重結合を有する化合物を製造する工程で、化合
物()を一般式 (R10)3P○+ −C○− H(CH2)nR1 () 又は一般式 (式中、R1及びmは前述したものと同意義を示
し、R10はフエニルのようなアリール基又はメチ
ル、n−ブチルのようなアルキル基を示し、Mは
リチウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカ
リ金属を示す。)を有するウイテツヒ試薬又は変
法ウイテツヒ試薬を反応させることによつて達成
される。 反応に使用される前記一般式()又は(
)を有するウイテツヒ又は変法ウイテツヒ試剤
は、常法に従つて溶剤の存在下、一般式 (R10)3P −CH2(CH2)nR1X (′) 又は一般式 (式中、R1、R10、X及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有する化合物に水素化ナトリウ
ム、水酸化カリウムのような水素化アルカリ金属
あるいはナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムtert−ブトキシドのようなアル
カリ金属アルコキシド、ナトリウムアミド、カリ
ウムアミドのようなアルカリ金属アミド、n−ブ
チルリチウムのようなアルキルアルカリ金属、ナ
トリウムジメチルスルホキシドアニオンのような
アルカリ金属ジメチルスルホキシドアニオンなど
のアルカリ金属塩基を反応させることによつて得
ることができる。使用される溶剤としては一般の
ウイテツヒ反応に用いられる溶剤が特に限定なく
用いられ、例えばエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのような
エーテル類;スルホランのような環状スルホン
類;ベンゼン、トルエン、ヘキサンのような炭化
水素類;ジメチルスルホキシドのようなジアルキ
ルスルホキシド類;ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミドのような脂肪酸ジアルキルアミ
ド類:ジクロルメタン、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;ヘキサメチルホスホルトリ
アミド(HMPA)のようなリン酸トリアミド類
等の不活性有機溶剤をあげることができる。また
反応は窒素、アルゴン、ヘリウムのような不活性
ガス中で好適に行なわれる。反応温度には特に限
定はなく、通常は−10℃乃至溶剤の還流温度で行
なわれ、好適には室温付近で行なわれる。反応時
間は反応温度などによつて異なるが、通常は6乃
至50時間である。 反応終了後、ウイテツヒ反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物に氷水を加え、次いで必要
に応じて酸処理を行ない、エーテルのような有機
溶剤を加えて抽出し、得られる有機溶剤層を水洗
し乾燥した後、有機溶剤層より溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 又、R1が保護されてもよいカルボキシ基であ
る場合には、相当する化合物を還元することによ
りヒドロキシメチル基を有する化合物、さらに水
酸基を保護することにより保護されたヒドロキシ
メチル基を有する化合物に変換することができ
る。 本還元反応は不活性溶剤中、相当する化合物を
還元剤と接触することによつて行われる。 使用される還元剤としては、カルボキシ基、エ
ステル基をヒドロキシメチル基に変換する還元剤
なら特に限定されないが、好適には水素化ホウ素
リチウム、水素化ホウ素ナトリウム−塩化アルミ
ニウム、三水素化ホウ素−シクロヘキシルアミン
のようなホウ素化合物又は水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化リチウムアルミニウム−塩化アル
ミニウム、ジイソブチルアルミニウム水素のよう
なアルミニウム化合物をあげることができるが、
特に好適には水素化リチウムアルミニウムであ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、好適にはエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類である。 反応温度は0℃乃至50℃であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、反応目的物は常法に従つて反応混
合物から採取される。例えば、反応混合物に希水
酸化ナトリウム水溶液又は氷水を加えて、水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得ることができる。 また、本水酸基の保護化反応は、常法に従つて
相当する水酸基を有する化合物を保護基を形成す
る化合物と接触させることによつて行なわれる。
使用される保護基を形成する化合物としては例え
ば酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、ナフタ
リンカルボン酸のようなカルボン酸若しくはその
反応性誘導体;ベンジルクロリド、ベンジルブロ
ミド、p−ニトロベンジルブロミド、p−メトキ
シベンジルブロミドのようなアラルキルハライド
化合物;ジヒドロピラン、ジヒドロチオピラン、
ジヒドロチオフエン、4−メトキシ−5,6−ジ
ヒドロ−(2H)ピランのような5若しくは6員環
状の複素環化合物;メトキシメチルクロリド、エ
トキシエチルクロリド、ベンジルオキシメチルク
ロリドのようなアルコキシ若しくはアラルキルオ
キシ置換アルキルハライド化合物;メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテルのような不飽和
エーテル類;ヘキサメチルジシラサン、トリメチ
ルシリルクロリド、トリ−n−プロピルシリルク
ロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリド、ジ
フエニルt−ブチルシリルクロリドのようなシリ
ル化合物などを好適な化合物としてあげることが
できる。 カルボン酸化合物を使用する場合には、ジシク
ロヘキシカルボジイミドのような縮合剤の存在下
に好適に行われる。 カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酢
酸クロリド、酢酸ブロミド、ベンゾイルクロリ
ド、ベンゾイルブロミド、ナフトイルクロリドの
ような酸ハライド化合物又は無水酢酸、無水プロ
ピオン酸、無水安息香酸のような酸無水物をあげ
ることができ、本誘導体を使用する場合には、ト
リエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン
のような有機塩基の存在下に好適に行われる。 本反応は溶剤の存在下で行われる。使用される
溶剤としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサンのような炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロルベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類をあげることができるが、好適には炭化水
素類である。 反応温度は通常0℃〜100℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度、溶剤等により異
なるが、30分間乃至6時間である。 アラルキルハライド化合物、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換アルキルハライド化合物
又はシリル化合物を使用する場合には、不活性溶
剤中、相当するヒドロキシ化合物を水素化ナトリ
ウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素
化物と反応させ、アルカリ金属塩を製造した後
に、相当するハライド化合物又はジシラザンのよ
うなシリル化試薬を反応させることによつて達成
される。 使用する不活性溶剤は反応に関与しなければ特
に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホリルトリアミドのようなアミド
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルのようなニ
トリル類又はジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類をあげることができるが、好適にはア
ミド類である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は反応試剤、反応温度等により異なるが通
常10分間乃至3時間である。 又、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジンのような有機塩基又は水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムのよう
な無機塩基の存在下に、ヒドロキシ化合物と相当
するハライド化合物を反応させることもできる。
5若しくは6員環状の複素環化合物又は不飽和エ
ーテル類を使用する場合には、反応は不活性溶剤
の存在下又は不存在下少量の酸、例えば塩酸、臭
化水素酸のような鉱酸またはピクリン酸、トリフ
ルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、カンフアースルホン酸のような有機
酸の存在下で実施される。 使用される溶剤としては反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のような
ハロゲン化炭化水素類又はベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類をあげること
ができるが、好適にはハロゲン化炭化水素類であ
る。又、不活性溶剤の不存在下、溶剤を兼ねて複
素環化合物又はビニルエーテル化合物を過剰に使
用することによつても反応は行われる。 反応温度は通常0℃乃至50℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なる
が、30分間乃至3時間である。 以上の各反応終了後、水酸基の保護された目的
化合物は常法に従つて反応混合物から採取され
る。例えば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存
在する場合には濾別し、溶液が酸性又はアルカリ
性の場合には適宜中和し、水不混和性有機溶剤で
抽出した後、溶剤を留去することにより得ること
ができる。さらに必要ならば常法、例えばカラム
クロマトグラフイー、薄層クロマトグラフイー、
再結晶法などを用いてさらに精製することができ
る。 第4工程は一般式()を有するエンド位に
二重結合を有する化合物を製造する工程で、不活
性溶剤中、化合物()を酸と処理することに
よつて達成される。使用された酸としては、例え
ば塩酸、硝酸、硫酸のような無機酸、酢酸、トリ
フルオロ酢酸安息香酸、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カン
フアースルホン酸のような有機酸をあげることが
できるが、好適にはp−トルエンスルホン酸、カ
ンフアーフルホン酸である。使用される不活性溶
剤としては、反応に関与しなければ特に限定され
ないが、例えばベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類、エーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハ
ロゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケ
トンのようなケトン類、メタノール、エタノー
ル、エチレングリコールのようなアルコール類、
水又は上記溶剤の混合溶剤をあげることができる
が、好適には芳香族炭化水素類である。反応温度
は50℃乃至150℃であり、反応に要する時間は通
常1時間乃至10時間である。 R1が保護されたヒドロキシメチル基である場
合、その水酸基の保護基が酸により除去されるも
の、例えば複素環基、アルコキシ若しくはアラル
キルオキシメチル基、1−アルコキシエチル基又
はシリル基であるとき或いはZが酸により除去さ
れる保護基、例えば【式】基又は 【式】基(式中、R13及びAは前述したも のと同意義を示す。)であるときは、通常上記保
護基も同時に除去される。しかし、Zが
【式】基又は【式】基(式中、R13 及びAは前述したものと同意義を示す。)である
場合には、保護基を形成している相当するアルコ
ール体を共存させ、芳香族炭化水素中で反応を行
うことにより、カルボニル基の保護基を保持した
ままで本異性化反応を行うこともできる。 第5工程は一般式()を有するケトン誘導
体を製造する工程で、化合物()のカルボニ
ル基の保護基を通常の方法に従つて除去すること
によつて達成される。 前記カルボニル基の保護基が酸素原子を有する
場合には、相当する化合物を例えば酢酸−水、希
塩酸−含水アセトン、希塩酸−含水アセトニトリ
ル、希硫酸−含水アセトンのような酸および水性
溶媒と0℃乃至100℃で30分間乃至3時間接触さ
せることによつて除去される。 この反応において、R1のヒドロキシメチル基
の保護基が複素環基、アルコキシ基若しくはアラ
ルキルオキシ基を置換分として有するメチル基又
はトリ低級アルキル若しくはジアリール低級アル
キルシリル基である場合には、通常、当該保護基
も同時に除去される。又、必要なら、生成したヒ
ドロキシメチル基を前記第3工程における相当す
る反応と同様にして、所望の保護基により保護す
ることもできる。 前記カルボニル基の保護基が硫黄原子を有する
場合には、相当する化合物を、テトラヒドロフラ
ン、エーテルのようなエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノールのようなアルコール
類又は水或いはそれらの混合溶剤中、酢酸水銀、
塩化水銀又は酸化水銀(赤)と0℃乃至60℃で接
触させることによつて除去される。この反応では
必要によりボロントリフルオライド−エーテル錯
体等のルイス酸を触媒として用いることができ
る。 第6工程は一般式()を有するカルボキシ
又はアルコキシカルボニル化合物を製造する工程
で、化合物()を不活性溶剤中、塩基の存在
下炭酸ガス、ドライアイス又は一般式 (式中、R13は前記したものと同意義を示しR14
は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示す。)
を有するカーボネート誘導体と反応させることに
よつて達成される。 炭酸ガス又はドライアイスとの反応において使
用される塩基としてはジ−t−ブチル−p−クレ
ゾールのようなクレゾール類の存在下の有機リチ
ウム化合物、例えばメチルリチウム、n−ブチル
リチウム、s−ブチルリチウム、フエニルリチウ
ム;有機カリウム化合物例えばトリフエニルメチ
ルカリウム又は金属水素化物例えば水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化カルシウムをあげ
ることができる。 カーボネート誘導体との反応において、使用さ
れる塩基としては、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナ
トリウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属
アルコキシド又は水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水素化カルシウムのようなアルカリ金属若
しくはアルカリ土類水素化物をあげることができ
る。 使用される不活性溶剤としてはエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジグライムのようなエーテル類が好適であ
る。 反応温度は−20℃乃至90℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至24時間である。 第7工程は一般式()を有するヒドロキシ
化合物を製造する工程で、化合物()を還元
することによつて達成される。 反応は通常不活性溶剤中、還元剤を使用するこ
とによつて行なわれる。 使用される還元剤としてはカルボニル基のみを
水素基に変換する還元剤であれば特に限定はな
く、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ
素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ
素亜鉛、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウ
ムリチウム、水素化トリメトキシアルミニウムリ
チウム、水素化シアノホウ素ナトリウムなどの水
素化金属化合物又はアルミニウムイソプロポキシ
ド、ジイソブチル−(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフエノキシ)アルミニウムのようなア
ルミニウム化合物をあげることができるが、好適
には水素化ホウ素ナトリウムである。 又、二重結合の還元を抑制するために、塩化セ
リウム等を加えることもできる。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなされば
特に限定されないが、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、n−ブタノール、t−
ブタノールのようなアルコール類又はエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類又はこれらの混合溶剤をあげることができる
が、好適にはアルコール類、特にメタノールであ
る。 反応温度は通常0℃乃至室温であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なるが
10分間乃至2時間である。 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従つ
て、反応混合物から採取される。例えば、反応終
了後、溶剤を減圧下で留去し、氷水を加えて水不
混和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 第8工程は一般式()を有するヒドロキシ
メチル化合物を製造する工程で、化合物()
を原料として、その水酸基を保護した後、カルボ
キシ基又はアルコキシカルボニル基を還元するこ
とによつて達成される。 水酸基の保護基は前記第3工程と同様に行われ
る。 R8が保護されたヒドロキシメチル基又はカル
ボキシ基であり、R12が低級アルキル基である場
合には、還元反応はエーテル、テトラヒドロフラ
ン、トルエンのような不活性溶剤中、相当する化
合物を水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ
素リチウム、ビトライド等と−40℃乃至70℃で30
分間乃至5時間接触することによつて行われる。
この際、水素化リチウムアルミニウムの量は過剰
にならないように使用することによつて、好適に
行われる。 R8が保護されたカルボキシ基であり、R12が水
素原子である場合には、還元反応は、エーテル、
テトラヒドロフランのような不活性溶剤中、相当
する化合物をジボランと0℃乃至室温で30分間乃
至3時間接触させることによつて行われる。 第9工程は化合物()を製造する工程で、化
合物()のヒドロキシメチル基を酸化するこ
とによつて達成される。 本反応は1級アルコールをアルデヒドに酸化す
る通常の方法に従つて行われる。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸−
ジメチルスルホキシドなどが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用される溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトンのようなケトン類又はジメチルス
ルホキシドのようなスルホキシド類をあげること
ができる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的化合物()は常法に従つて
反応混合物から採取される。例えば反応終了後、
不溶物が存在する場合には濾別して、氷水にあ
け、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 さらに、必要に応じて、R8が保護されたヒド
ロキシメチル基の場合の水酸基の保護基及び/又
はR6の水酸基の保護基を選択的に除去すること
もできる。 また第1、第2、第4、第5、第6及び第8工
程の反応終了後、各反応の目的化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば、反応混
合物を氷水にあけ不溶物が存在する場合には濾別
した後、溶液が酸性又はアルカリ性の場合には適
宜中和し、水不混和性有機溶剤で抽出した後、溶
剤を留去することにより得ることができる。さら
に必要ならば常法、例えばカラムクロマトグラフ
イー、薄層クロマトグラフイー、再結晶法などを
用いてさらに精製することができる。このように
して得られる目的化合物が種々の位置異性体、幾
何異性体および光学異性体の混合物で得られる場
合には、適当な合成段階においてこれらの異性体
を分離および分割することができる。 本発明に係る化合物()は以下に示す方法に
従つて、すぐれた血小板凝集阻害作用等を有する
カルバサイクリン誘導体()に導くことができ
る。 上記式中、R1、R2、R6、R8、n及び点線は前
述したものと同意義を示し、R3は水素原子又は
水酸基の保護基を示し、R4はアルケニア基又は
シクロアルキル基を示し、R5は保護されてもよ
いヒドロキシメチル基又は保護されてもよいカル
ボキシ基を示し、R7は、水酸基の保護基を示す。 第10工程は一般式()を有する不飽和ケトン
誘導体を製造する工程で、一般式()を有する
アルデヒド誘導体に一般式 (R10)3P○+ −C○− HCOR4 () 又は一般式 (式中、R4、R10及びMは前述したものと同意義
を示す。)を有するウイテツヒ又は変法ウイテツ
ヒ試剤を反応させることによつて達成される。 本反応は一般式 (R10)3P○+ −CH2−COR4.X (′) 又は一般式 (式中、R4、R10及びXは前述したものと同意義
を示す。)を有する化合物を使用して前記第3工
程と同様に行われる。 第11工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、化合物()を還元する
ことによつて達成される。 本反応は、前記第7工程と同様に行われる。 なお、本工程の原料化合物()において、
R1がヒドロキシメチル基である場合には、必要
に応じてその水酸基を保護した後、本反応に使用
することができる。水酸基に保護基を導入する反
応は前記第3工程の相当する反応と同様に行われ
る。 第12工程は一般式()を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式()を有する化合
物の水酸基を保護することによつて達成される。 本反応は前記第3工程の相当する反応と同様に
行なわれる。 第13工程は所望に応じて行う工程で、R8に含
まれる水酸基の保護基若しくはカルボキシ基の保
護基の除去反応、R6及び/又はR7の水酸基の保
護基の除去反応、R8に含まれる水酸基の保護基
を除去して得たヒドロキシメチル基をホルミル基
若しくはカルボキシ基に変換する反応又はカルボ
キシ基をエステル化する反応を含む。 水酸基の保護基が低級脂肪族若しくは芳香族ア
シル基の場合には、その除去は通常の加水分解反
応によつて行なわれる。使用される酸または塩基
としては一般の加水分解反応に使用される酸また
は塩基が特に限定なく使用されるが、通常は例え
ば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのよ
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸
化物を用いて塩基性条件下で好適に行なわれる。
使用される溶剤としては加水分解反応に用いられ
る溶剤が特に限定なく用いられ、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロピ
ルアルコールのようなアルコール類;エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルスルホ
キシドのようなジアルキルスルホキシド類および
これらの有機溶剤と水との混合溶剤をあげること
ができる。反応温度には特に限定はなく、通常は
室温付近乃至溶剤の還流温度で行なわれる。反応
時間は反応温度などによつて異なるが、通常は1
乃至12時間である。この際、カルボキシ基の保護
基が低級アルキル基又はアリール基の場合には同
時に除去される。 水酸基の保護基のアラルキル基の場合には、相
当する化合物を不活性溶剤中還元剤と接触するこ
とによつて達成される。 使用される不活性溶剤と還元剤としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金
属又は硫化ナトリウム若しくは硫化カリウムのよ
うなアルカリ金属硫化物をあげることができる
が、好適にはアルカリ金属である。アルカリ金属
との反応は液体アンモニア又は液体アンモニアと
エーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル
類との混合溶剤中で好適に行われ、アルカリ金属
硫化物との反応はメタノール、エタノールのよう
なアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキシ
のようなエーテル類又はこれら有機溶剤と水の混
合溶剤中で好適に行われる。 反応温度はアルカリ金属との反応では−78℃乃
至−20℃であり、アルカリ金属硫化物との反応で
は0℃乃至100℃であり、反応に要する時間は通
常20分間乃至6時間である。 この際、カルボキシ基の保護基がアラルキル、
ベンツヒドリル又はフエナシル基の場合には同時
に除去される。 水酸基の保護基が複素環基、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換分として有するメチル基
又は1−アルコキシエチル基の場合は酸と接触さ
せることにより容易に達成される。使用される酸
としては例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、
プロピオン酸、酪酸、シユウ酸、マロン酸、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、カンフアースルホン酸などの有機
酸;塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸が好適に
使用される。反応は溶剤の存在下または不存在下
で実施されるが、反応を円滑に行なうには溶剤を
使用する方が好ましく、使用される溶剤としては
本反応に関与しなければ特に限定はなく例えば
水;メタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類;アセトン、メチルエチルケトンのような
ケトン類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶
剤が好適に使用される。反応温度には特に限定は
なく室温乃至溶剤の還流温度で行なわれる。 又反応に要する時間は30分間乃至10時間であ
る。水酸基の保護基がトリ低級アルキル若しくは
ジアリール低級アルキルシリル基の場合は水ある
いは酸または塩基を含有する水と接触させること
により容易に達成される。酸または塩基を含有す
る水を使用する場合に含有される酸または塩基と
しては例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シユウ酸、マロン酸などの有機酸;塩酸、臭化水
素酸、硫酸などの鉱酸のような酸または水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびア
ルカリ土類の金属の炭酸塩なような塩基が特に限
定なく使用される。反応は溶剤として水を使用す
れば他の溶剤は特に必要ではない。他の溶剤を使
用する場合は例えばテトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどのエーテル類;メタノール、エタノール
などのアルコール類等の有機溶剤と水との混合溶
剤が使用される。反応温度には特に限定はないが
通常は室温で好適に行なわれる。反応に要する時
間は30分間乃至5時間である。又保護基がt−ブ
チルジメチルシリル基の場合にはテトラヒドロフ
ラン、ジオキサンようなエーテル類の存在下、フ
ツ化テトラブチルアンモニウムで処理することに
よつても達成される。 反応終了後、水酸基の保護基を除去する反応の
目的化合物は常法に従つて反応混合物から採取さ
れる。例えば反応終了後、適宜溶剤を減圧で留去
するか、留去しないで反応混合物を氷水にあけ必
要に応じて中和して、次いで適当な有機溶剤を加
えて抽出を行ない、抽出液を水洗し乾燥した後、
抽出液より溶剤を留去することによつて得られ
る。 R8に含まれる水酸基の保護基、R6及びR7が同
一の保護基の場合には上記の保護基の除去反応に
より同時に除去される。又、保護基を適宜選択す
ることにより、選択的に脱保護するこもできる。 カルボキシ基の保護基が低級アルキル基又はア
リール基の場合はその除去は通常の加水分解反応
によつて行なわれる。本反応は前記水酸基の保護
基がアシル基の場合と同様に行われる。 カルボキシ基の保護基がアラルキル基、ベンツ
ヒドリル基又はフエナシル基の場合には、その除
去反応は前記の水酸基の保護基がアラルキル基の
場合と同様な反応に従つて行なわれる。 反応終了後、加水分解反応の目的化合物は常法
に従つて反応混合物から採取される。例えば反応
終了後、反応混合物を酸性とし、次いで適当な有
機溶剤を加えて抽出を行ない、抽出液を洗浄し乾
燥した後、抽出液より溶剤を留去することによつ
て得られる。 ヒドロキシメチル基をホルミル基に変換する反
応は1級アルコールをアルデヒドに酸化する通常
の方法に従つて行われる。この際R2およびR3は
水酸基の保護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸な
どが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用される溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキシのようなエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトンのようなケトン類又はジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類をあげることが
できる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的のホルミル化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、不溶物が存在する場合には濾別して、氷水に
あけ、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽
出し、溶剤を留去することによつて得ることがで
きる。 ホルミル基をカルボキシ基に変換する反応はア
ルデヒドをカルボン酸に酸化する通常の方法に従
つて行われる。この際、R2及びR3は水酸基の保
護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム酸
−濃硫酸−水(Jones試薬)、過マンガン酸カリ
ウム−水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウ
ム、酸化銀、重クロム酸カリウム−硫酸等をあげ
ることができる。 反応は通常アセトンのようなケトン類、水又は
水とメタノール、エタノールのようなアルコール
との混合溶剤中で行われる。 反応温度は−30℃乃至100℃であり、反応に要
する時間は通常30分間乃至5時間である。 又はヒドロキシメチル化合物を原料として、本
反応を行うと、直接カルボキシ化合物を得ること
もできる。 なお、Jones試薬の場合には試薬の量及び反応
条件を調製することによつて、アルコールからア
ルデヒド又はアルコールからカルボン酸を選択的
に得ることもできる。 反応終了後、目的のカルボキシ化合物は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物を氷水にあけ、溶液がカルカリの場合には、
希酸で酸性とした後、水不混和性有機溶液で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 カルボキシ基をエステル化する反応は溶剤の存
在下または不存在下でエステル化剤と接触させる
ことによつて行なわれる。使用されるエステル化
剤としては、通常のカルボキシル基をアルコキシ
コキシカルボニル基に変換する際に使用されるエ
ステル化剤が特に限定なく用いられる。使用され
るエステル化剤としては、例えばジアゾメタン、
ジアゾエタン、ジアゾ−n−プロパン、ジアゾイ
ソプロパン、ジアゾ−n−ブタンなどのジアゾア
ルカン類;メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ルなどのエステル基を形成するアルコール類と塩
酸、臭化水素酸若しくは硫酸などの鉱酸またはメ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸若しくはp
−トルエンスルホン酸などの有機酸;臭化メチ
ル、臭化メチルのような低級アルキルハライドと
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウムのような塩基が好適に用いられる。ジアゾア
ルカン類を用いる場合は反応は溶剤の存在下で好
適に行なわれる。使用される溶剤として本反応に
関与しなければ特に限定はなく例えばエチルエー
テル、ジオキサンなどのエーテル類が好適であ
る。反応温度には限定はないが副反応を抑え且つ
ジアゾアルカン類の分解を防ぐため比較的低温で
行なうのが望ましく通常は氷冷下で好適に行なわ
れる。酸の存在下でアルコール類を用いる場合は
通常溶剤として過剰のアルコール類が好適に使用
される。反応温度は特に限定はないが室温乃至使
用されるアルコール類の還流温度付近で好適に行
なわれる。反応時間は主に反応温度、使用される
アルコール類の種類によつて異なるが約1時間乃
至2日間である。 反応終了後、エステル化反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物より溶剤を留去することに
よつて、さらに必要に応じて精製物を有機溶剤に
溶解し、有機溶剤層を重炭酸ナトリウム水溶液あ
るいは炭酸ナトリウム水溶液などの炭酸アルカリ
水溶液を用いて洗浄し乾燥した後、有機溶剤層よ
り溶剤を留去することによつて得られる。 次に実施例及び参考例をあげて、本発明を具体
的に説明する。 実施例 1 3−(4−カルボキシブチリデン)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クタン 7,7−エチルンレンジオキシ−3−オキソ−
シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクタン(36.0g)のジ
メチルスルホキシド(400ml)溶液を、トリフエ
ニルホスフイン−4−カルボキシブチルブロマイ
ド(440g)及びジメチルスルホキシドアニオン
(75.0gの55%油性水素化ナトリウム及びジメチ
ルスルホキシド(3)より調製したもの)のジ
メチルスルホキシド溶液より製造したイリド溶液
に滴下し、窒素雰囲気下室温にて48時間放置す
る。反応終了後、酢酸にて中和した後、飽和食塩
水中にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、抽出
液は飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウムにて
乾燥、減圧下溶媒を留去し残渣164.3gを得る。
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
にて精製することにより、目的物が油状物として
49.10g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.88(4H、s、
OCH2CH2O)、5.23(1H、t、J=6.0Hz、オレ
フイン−H)、10.36(1H、s、COOH) マススペクトル、m/e:266(M+) 実施例 2 3−(5−ヒドロキシペンチリデン)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクタン 3−(4−カルボキシブチリデン)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
タン(49.10g)のテトラヒドロフラン(150ml)
溶液を氷冷下、水素化アルミニウムリチウム
(10.50g)のテトラヒドロフラン(675ml)懸濁
液に滴下、ついで1時間20分加熱還流する。反応
終了後4%水酸化ナトリウム水溶液(42ml)を加
え、室温にて撹拌する。生成する白色沈澱物を濾
去した後、濾液を減圧下濃縮し残渣46.90gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより、目的物が油状物と
して40.10g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3320、1430、
1330、1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.81(4H、s、
OCH2CH2O)、5.14(1H、t、J=6.0Hz、オレ
フイン−H)、 マススペクトル、m/e:252(M+) 実施例 3 3−(5−ベンジルオキシペンチリデン)−7,
7−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクタン 3−(5−ヒドロキシペンチリデン)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クタン(10.0g)のジメチルホルムアミド(20
ml)溶液を、氷冷撹拌下、55%油性水素化ナトリ
ウム(2.60g)のジメチルホルムアミド(35ml)
懸濁液に滴下し、ついで、室温にて30分間撹拌す
る。このものにベンジルブロマイド(7.1ml)を
室温にて滴下し、30分間撹拌する。反応終了後、
反応液を氷水にあけ、ジエチルエーテルにて抽出
する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣22.0gを
得る。このものをシリカゲルクロマトグラフイー
にて精製することにより、目的物が油状物として
12.30g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1455、1330、
1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H、t、
J=6.0Hz、CH2 CH2 OBz)、3.88(4H、s、
OCH2CH2O)、4.48(2H、s、OCH2 Ph)、5.20
(1H、t、J=6.0Hz、オレフイン−H)、7.35
(5H、s、アリール−H) 実施例 4 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチリデン)−7,
7−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクタン(17.8g)のベンゼン(300ml)溶液に
p−トルエンスルホン酸(1.50g)とエチレング
リコール(2.9ml)を加え、水を共沸にて除去し
つつ2.5時間加熱撹拌する。反応終了後、反応液
を水洗し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、減圧下
溶媒を留去し、目的物を油状物として18.20g得
た。本品は精製することなく、つぎの反応に用い
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1455、1320、
1110、1020 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H、t、
J=6.0Hz、CH2 CH2 OBz)、3.84(4H、s、
OCH2CH2O)、4.44(2H、s、OCH2 Ph)、5.15
(1H、br、s、オレフイン−H)、7.28(5H、
s、アリール−H) マススペクトル、m/e:342(M+) 実施例 5 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7−オキ
ソシス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン(6.65g)をアセトン(120ml)、
水(45ml)、濃塩酸(1.0ml)より成る混液に加
え、室温にて2時間撹拌する。反応終了後、炭酸
水素ナトリウムを加え中和後、減圧下アセトンを
留去する。残渣に飽和食塩水を加え、酢酸エチル
エステルに抽出する。抽出液は飽和食塩水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶
媒を留去し残渣6.00gを得、このものをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにて精製することに
より目的物が油状物として5.33g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725、 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H、t、
J=6.0Hz−CH2CH2OCH2Ph)4.43(2H、s、
OCH 2Ph)、5.14(1H、br.s,オレフイン−H)、
4.24(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:298(M+) 実施例 6 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−カ
ルボキシ−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及び3−(5−ベン
ジルオキシペンチル)−6β−カルボキシ−7α−
ヒドロキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−3−エン混合物 55%油性水素ナトリウム(1.91g)の1,2−
ジメトキシエタン(170ml)懸濁液に2,6−ジ
−t−ブチル−p−クレゾール(9.60g)を加え
内温40℃にて1時間激しく撹拌する。ついで内温
30℃まで冷却した後、炭酸ガスを導入しながら内
温30℃にて30分撹拌する。内温10℃まで冷却した
後、7−(5−ベンジルオキシペンチル)−3−オ
キソ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン(4.32g)の1,2−ジメトキシエタン(20
ml)溶液を滴下、内温10℃にて2時間撹拌する。
ついで、このものに水素化ホウ素ナトリウム
(820mg)のt−ブチルアルコール(40ml)及び水
(13ml)の溶液を滴下し、内温10℃にて1時間撹
拌する。反応終了後、反応液を水にあけ、ヘキサ
ンにて洗浄、水層は10%塩酸に酸性とした後、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和食
塩水にて洗浄した後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下溶媒を留去し残渣5.42gを得る。こ
のものをシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
て精製することにより目的物が油状物として4.28
g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.49(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH 2OBz)、4.52(2H、s、
CH2OCH2 Ph)、7.08(2H,s,OH,COOH)、
7.37(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:344(M+) 実施例 7 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン及びオクト−3エンの混合物 ヒドロキシカルボン酸の混合物(実施例6の化
合物:4.28g)を塩化メチレン(10ml)に溶解
し、ジヒドロピラン(3.4ml)及び触媒量のピリ
ジン塩酸塩を加え、室温にて2時間撹拌する。つ
いでこのものを、氷冷下、水素下アルミニウムリ
チウム(500mg)のテトラヒドロフラン(300ml)
懸濁液に注加し、内温18℃にて1時間撹拌する。
反応終了後、4%水酸化ナトリウム水溶液(2
ml)を加え室温にて撹拌する。生成する白色沈澱
物を濾去した後、濾液を減圧下濃縮し、残渣7.60
gを得る。このものをシリカゲルカラムクロマト
グラフイーにて精製することにより目的物が油状
物として4.840g得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3430、1455、
1120 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH 2OBz)、4.53(2H,s,OC
H2Ph)、5.30(1H,br.s,オレフイン−H)、
7.37(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:414(M+) 実施例 8 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン及びオクト−3−エンの混合物 アルコール体の混合物(実施例7の化合物:
4.82g)のジメチルスルホキシド(42ml)溶液に
トリエチルアミン(13.5ml)を加え、ついでピリ
ジン−無水硫酸コンプレツクス(4.720g)のジ
メチルスルホキシド(22ml)溶液を加え、室温に
て30分間撹拌する。反応終了後、反応液を飽和食
塩水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽出、抽出
液は水洗し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、目的物が油状物として4.96g
得られた。 本物質は精製するとなく、次ぎの反応に用い
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.45(2H,s,
OCH2 Ph)、5.23(1H,br.s,オレフイン−H)、
7.26(5H,s,アリール−H)、9.68(1H,t,
J=4.0Hz、CHO) 実施例 9 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7−オキソ−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3
−エン 55%油性ナトリウム水素200mgをジオキサン5
mlに懸濁し、炭酸ジエチル1mlを加え外温90℃に
加熱撹拌する。この反応混合物に3−(5ベンジ
ルオキシペンチル)−7−オキソ−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(実施例5の化合
物)150mgのジオキサン溶液(3ml)を滴下した。
滴下後、外温90℃で1時間反応した滴下途中で、
溶媒量のエタノールを加えた。反応終了後、反応
混合物を氷水にあけ酢酸で酸性として酢酸エチル
で抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗滌後、硫酸
ナトリウムと共に乾燥した。溶媒を留去し得られ
た残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製す
る。3%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より72mg
の油状のオクト−2−エン体が得られ、次いで5
%酢酸エチル含有ヘキサン流出部より57mgの油状
のオクト−3−エン体が得られた。 オクト−2−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:698、735、
1620、1657、1725、1753、 オクト−3−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:698、735、
1620、1658、1723、1751 実施例 10 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7α−ヒドロキシ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 6β−エトキシカルボニルオクト−2−エン体
(実施例9の化合物:62mg)をエタノール3mlに
溶解し、−40〜−20℃で水素化ホウ素ナトリウム
50mgを加え45分間撹拌した。反応終了後、反応混
合物に酢酸を加え室温まで戻したのち、飽和食塩
水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を水洗、
乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると48mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:697、735、
1300、1728、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.45(2H,t)、
4.50(2H,s)、5.29(1H,br.s)、7.36(5H,
s) 実施例 11 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−エ
トキシカルボニル−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ヒドロキシ体(実施例10の化合物:47mg)のメ
チレンクロリド溶液(1ml)にジヒドロピラン
(0.3ml)を加え氷冷下、触媒量のp−トルエンス
ルホン酸を加え、1時間反応した。反応終了後、
重曹水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽
和食塩水で洗滌した後、硫酸ナトリウムと共に乾
燥する。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲル
を用いたカラムクロマトグラフイーで精製すると
と55mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:699、738、
977、1028、1039、1730. 実施例 12 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ピラニル体(実施例11の化合物:27mg)のエー
テル溶液(5ml)に48mgの水素化リチウムアルミ
ニウムを室温で加え、30分間撹拌した。反応終了
後、4%苛性ソーダ水0.2mlを加え、2時間撹拌
する。析出物を濾取し、濾液を濃縮する。得られ
た残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フイーで精製すると24mgの油状の目的化合物が得
られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1120、1455、
3430 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t)、
4.53(2H,s)、5.30(1H,br.s)、7.37(5H,
s) 実施例 13 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ロミルル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(1.06g)のジメチルスルホキシド(8ml)溶液
に、トリエチルアミン(7.1ml)を加わえる。反
応液を激しく撹拌しながら、室温で、ピリジン−
無水硫酸コンプレツクス(2.04g)のジメチルス
ルホキシド(7ml)溶液を加わえ、30分間撹拌す
る。反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液を水洗
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去すると、目的物が油状物として1.03g得ら
れた。 本物質は、精製することなく、次ぎの反応に用
いられる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.45(2H,s,
OCH2 Ph) 5.23(1H,br.s,=CH−) 7.26(5H,s,Ph) 9.68(1H,t;J=4.0Hz、CHO) 実施例 14 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクタン 5−ベンジルエオキシペンチルブロマイド1.00
g〔A.W.Burgstahlerらの方法(J.Org.Chem.,
42、566(1977).)に従つてペンタメチレンブロマ
イドとベンジルアルコールより合成したもの〕と
金属マグネシウム(100mg)からジエチルエーテ
ル(5ml)中で調製した5−ベンジルオキシペン
タメチレンマグネシウムブロマイドに、室温にて
7,7−エチレンジオキシ−3−オキソ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン(501mg)のジエチル
エーテル(5ml)溶液を滴下し、室温で1.5時間
撹拌する。反応終了後、反応液に塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、ジエチルエーテルにて抽出、抽
出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣1.47gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより目的物が油状物とし
て556mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3480、1470、
1330、1110 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH2 OBz)、3.91(4H,s,
OCH2CH2O)、4.52(2H、s,OCH2 Ph)、7.36
(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:360(M+)、342(M−
18) 実施例 15 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンオジオキシ−3−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクタン(209mg)のベンゼン
(2ml)溶液にエチレングリコール(0.05ml)と
p−トルエンスルホン酸(10mg)を加え、水を共
沸にて除去しつつ3.5時間加熱撹拌する。反応終
了後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和
し、反応液を水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥、減圧下溶媒を留去し、残渣193mgを得る。こ
のものをシリカゲルカラムクロマトグラフイーに
て精製し、目的物を油状物として142mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1445、1320、
1100、1020 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.42(2H,t,
J=6.0Hz、CH2CH2 OBz)、3.84(4H,s,
OCH2CH2O)、4.44(2Hs,OCH2 Ph)、5.15
(1H,br.s,オレフイン−H)、7.28(5H,s,
アリール−H). マススペクトル、m/e:342(M+) 実施例 16 3−(5−ヒドロキシペンチル)−7,7−エチ
レンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン 実施例15の化合物(1.20g)を用い、参考例1d
と同様に反応処理すると0.67gの油状の目的化合
物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.85(4H,s,
OCH2CH2O)、5.15(1H,br.s,=CH−) この化合物は10%塩酸/アセトン(3:7)で
処理すると対応するケトン体(IRスペクトル:
3350、1725cm-1)に変換された。 実施例 17 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−7,7
−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 3−(4−ヒドロキシペンチル)−7,7−エチ
レンジオキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン1.56gをアセトン45mlに溶解し−20〜
−10℃でJones試薬(4ml)を滴下する。反応終
了後5%炭酸水素ナトリウム水で中和し減圧アセ
トンを留去する。残留物を酢酸で酸性として酢酸
エチルを抽出する。抽出液を硫酸ナトリウムと共
に乾燥し溶媒を留去し得られた残渣(相当するカ
ルボン酸:IRスペクトル:1705cm-1)をジアゾ
メタンのエーテルでエステル化する。シリカゲル
クロマトグラフイー(30g)で精製すると油状の
目的化合物が得られた。さらにこのエステルは1
級及び2級アミンと加熱することにより対応する
アミドに変換できる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.63(3H,s,
COOCH3)、3.84(4H,s,OCH2CH2O)、5.15
(1H,br.s,=CH−) 実施例 18 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ホルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−エンの混合物 実施例17の前段に従じて製造したカルボン酸を
実施例5と同様に処理し、カルボニル基の保護基
を除去し、ジメチルカーボネートを用い、実施例
9と同様に反応し、メトキシカルボニル化を行
い、次いで実施例10と同様に還元反応を行つた。
得られた2−エンおよび3−エンの混合物のアル
コール体の水酸基を実施例11と同様に反応し、重
曹水の代りに水で処理し、次いで少し過剰のリチ
ウムアルミニウムヒドリドを用い、実施例12と同
様に反応し、弱酸性で後処理した後、ジアゾメタ
ンでエステル化して得られた3−(4−メトキシ
カルボニルブチル)−6β−ヒドロキシメチル−7α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−
3−エンの混合物165mgを用いて、実施例8と同
様に反応し、粗製の目的化合物163mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:2700、1735、
1030、1020 実施例 19 3−(メトキシカルボニルメチリデン)−7,7
−エチレンジオキシ−シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクタン 14.19gの55%油性ナトリウム水素をヘキサン
で洗滌した後1.8のジメトキシエタンを加えた。
この懸濁液に氷冷下トリメチルホスホノアセテー
ト74.02gを滴下し室温で1時間撹拌した。次い
で反応液に3−オキソ−7,7−エチレンジオキ
シ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクタン74gのジ
メトキシエタン溶液(370ml)を滴下し室温で10
時間撹拌した。反応終了後、反応液に酢酸及び飽
和食塩水を加え酢酸エチルで抽出する。抽出液を
飽和食塩水で洗滌後硫酸ナトリウムと共に乾燥す
る。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーで精製すると75gの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:730、878、
1028、1130、1367、1440、1660、1720、2900、
2960 実施例 20 3−(メトキシカルボニルメチル)−7,7−エ
チレンジオキシ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オ
クト−2−エン エステル体(実施例19の化合物:15.26g)を
実施例4と同様に、p−トルエンスルホン酸と処
理すると15.05gの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:730、800、
953、1110、1240、1330、1440、1743、2900、
2970 実施例 21 3−(2−ヒドロキシエチル)−7,7−エチレ
ンジオキシ−シス−ビシクル−〔3.3.0〕オクト
−2−エン 水素化アルミニウムリチウム(3.57g)のエー
テル(250ml)懸濁液に−3〜8℃にてエステル
体(実施例20の化合物:14.96g)のエーテル溶
液(125ml)を滴下した。25分撹拌後反応液に4
%苛性ソーダ水(15ml)を加え60分撹拌した。析
出物を濾取し濾液を濃縮し得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると
12.42gの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:722、795、
950、985、1045、1110、1330、1432、1480、
2900、3450 実施例 22 3−(2−ヒドロキシエチル)−7−オキソ−シ
ス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン 7,7−エチレンジオキシ−3−(2−ヒドロ
キシエチレン)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン(3.00g)を、アセトン(30ml)、水
(12ml)の混液に溶解したものに、濃塩酸(0.5
ml)を加え、室温で1時間撹拌する。反応終了
後、反応液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて
抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗滌後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。減圧下溶媒を留去し、
得られた残渣2.61gを、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物質とし
て1.97g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1047、1400、
1740、2850、2900、3430 実施例 23 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−7−オキソ−シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(2−ヒドロキシエチル)−7−オキソ−シ
ス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン(1.90
g)のジメチルホルムアミド(10ml)溶液に、t
−ブチルジメチルシリルクロライド(2.58g)、
イミダゾール(1.17g)、4−ジメチルアミノピ
リジン(0.20g)を加え、室温で30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルで抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗滌後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧下溶媒を留
去し、得られた残渣5.80gを、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物
質として3.02g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、839、
1100、1257、1745、2860、2900、2940、2970 実施例 24 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7−オキ
ソ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン及びオクト−3−エン 窒素雰囲気下、55%油性水素下ナトリウム
(200mg)に1,4−ジオキサン(10ml)と炭酸ジ
エチル(1ml)を加え、内温80℃まで加熱する。
このものに、撹拌下3−(2−ジメチル−t−ブ
チルシリルオキシエチル)−7−オキソ−シス−
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(157mg)の
1,4−ジオキサン(5ml)溶液を滴下し、つい
で同温度で30分撹拌する。反応終了後、反応液を
氷冷し、酢酸で中和した後、飽和食塩水を加え、
酢酸エチルエステルで抽出する。抽出液は飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、残渣を得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製することにより、より極性の低い部分
より、57mgの目的とするオクト−2−エン体が油
状物質として得られた。また、より極性の高い部
分からオクト−3−エン体49mgが得られた。 オクト−2−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、838、
1100、1232、1252、1623、1662、1730、1757 オクト−3−エン体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:778、838、
1100、1238、1258、1623、1662、1728、1757 実施例 25 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7α−ヒド
ロキシ−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2
−エン 6β−エトキシカルボニルオクト−2−エン体
(実施例24の化合物:108mg)をエチルアルコール
(2ml)に溶解し、−40〜−30℃で水素化ホウ素ナ
トリウム(50mg)を加え30分撹拌する。反応終了
後、酢酸、次いで飽和食塩水を加え、酢酸エチル
で抽出する。抽出液は飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣を得る。このものをシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物質とし
て101mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:775、840、
1100、1258、1730、3460 実施例 26 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−エトキシカルボニル−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)シス−ビシク
ロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例25の化合:95mg)を塩化
メチレン(2ml)に溶解し、氷冷下2,3−ジヒ
ドロピラン(0.05ml)とパラトルエンスルホン酸
(2mg)を加え、50分撹拌する。反応終了後、5
%炭酸水素ナトリウム水を加え中和し、飽和食塩
水を加え、酢酸エチルで抽出する。抽出液は飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧下溶媒を留去し、残渣を得る。このものをシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、
目的物を油状物質として110mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:777、838、
975、1023、1039、1100、1258、1730 実施例 27 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−ヒドロキシメチル−7α−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例26の化合物:115mg)をメ
チレンクロリド15mlに溶解する。この溶液に−70
℃で20%水素化ジイソブチルアルミニウムのトル
エン溶液0.9mlを加え、2時間30分撹拌した。反
応終了後、メタノール、酢酸次いで飽和食塩水を
加え、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を
留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムで精製
すると86mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:780、840、
982、1024、1040、1100、1260、3470 実施例 28 3−(2−ジメチル−t−ブチルシリルオキシ
エチル)−6β−ホルミル−7α−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)シス−ビシクロ−
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例27の化合物:80mg)のジ
メチルスルホキシド溶液(6ml)にトリエチルア
ミン2mlを加える。この反応液に激しく撹拌しな
がらピリジン−無水硫酸複合体450mgのジメチル
スルホキシド溶液3mlを滴下した。45分後、反応
液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
すると94mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:781、842、
1104、1262、1730、2740 NMRスペクトル(CDCl3)δ:9.64(1H,d)、
5.28(1H,brs)、4.58(1H,br)、0.88(9H,
s)、0.2(6H,s) 実施例 29 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−ヒドロキシ−シス−ビ
シクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例27の化合物:3.96g)及
びジヒドロピラン(1.24g)を用い、参考例1cと
同様に反応処理して得られたジピラニル体4.57g
をテトラヒドロフラン40mlに溶かし、室温1Mテ
トラブチルアンモニウムフルオリド30mlを加え、
室温で30分間撹拌した後、飽和食塩水を加えて、
酢酸エチルで抽出する。抽出液を乾燥し、溶剤を
留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーで精製すると2.11gの油状のアルコール体が得
られた。このアルコール体2.11gをピリジン15ml
に溶解しベンゾイルクロリド1.15gを加え、室温
で4時間放置したのち、水を加え酢酸エチルで抽
出する。抽出液を飽和食塩水、冷却した3%塩酸
水、重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄したのち、
硫酸ナトリウムと共に乾燥する。溶媒を留去し得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製す
ると油状のベンゾイル体2.21gが得られた。この
ベンゾイル体5.2gをメタノール52mlに溶解して
水13mlとp−トルエンスルホン酸1.3gを加えて
30〜35℃で1.5時間撹拌する。次いで、反応液を
100mlの水に希釈して酢酸エチル抽出、抽出液を
水洗、無水芒硝乾燥及び溶媒を減圧留去と順次行
い得られた結晶性残渣をシクロヘキサンにて洗浄
濾過することにより2.8gの目的化合物を得た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:1080、1120、
1280、1715、3220 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.43(2H,t)、
5.46(1H,s)、7.48(3H,m)、8.05(2H,m) 実施例 30 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ジヒドロキシ体(実施例29の化合物)3.0gと
トリエチルアミン2.61mlをベンゼン60mlに溶解し
て、氷冷下、撹拌下にトリクロロアセチルクロリ
ド1.16mlをベンゼン30mlに溶解して滴下し、20分
間撹拌する。反応液を氷水に希釈して酢酸エチル
抽出、抽出液を水洗、乾燥及び溶媒を減圧留去と
順次行い4.9gの油状残渣を得た。この残渣を50
gのシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフイ
ーに付し精製することにより3.05gのモノ−トリ
クロロアセチル体を得た。 モノ−トリクロロアセチル体3.05gと2,3−
ジヒドロピラン0.93mlを10mlの塩化メチレンに溶
解して少量のp−トルエンスルホン酸を加えて、
室温で10分間撹拌する。反応液を酢酸エチルに希
釈して水洗、乾燥及び溶媒を減圧留去と順次行
い、ピラニル体3.7gを得た。 ピラニル体3.6gを70mlのメタノールに溶解し
て飽和炭酸水素ナトリウム水溶液5mlを加えて30
〜40℃に2時間撹拌する。反応液を、飽和食塩水
に希釈して、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水
洗、乾燥及び溶媒減圧留去と順次行い、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付
すことにより2.59gの目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:970、1020、
1070、1110、1270、1600、1715、3420 実施例 31 3−(2−ベンゾイルオキシエチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)シス−ビシクロ−〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン ヒドロキシ体(実施例30の化合物)2.50gをジ
メチルスルホキシド25mlに溶解してトリエチルア
ミン8.97mlを加えて、20℃で撹拌下にサルフア−
トリオキシド−ピリジンコンプレツクス5.15gを
ジメチルスルホキシド17mlに溶解して滴下し、10
分間撹拌する。反応液を、氷水に希釈して、酢酸
エチルで抽出し、抽出液を水洗、乾燥及び溶媒を
減圧留去と順次行い、2.34gの目的化合物を得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:715、975、
1030、1120、1280、1720 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.64(1H,s)、
5.46(1H,s)、9.78(1H,d) 参考例 1 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン及びオクト−3−エンの混合物 (1a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−メチルノナ−1,8−ジエ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及び
オクト−3−エンの混合物 0.41gの油性の水素下ナトリウムの油分をn
−ヘキサンで洗滌後、テトラヒドロフラン60ml
とジメチル2−オキソ−3−メチル−7−オク
テニルホスホネート2.70gを加えて30分撹拌す
る。次いで実施例8で得たアルデヒド体3.24g
を20mlのテトラヒドロフランに溶解して加え、
室温で30分撹拌する。反応液を氷水に稀釈して
酢酸エチル抽出、抽出液を水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥、溶媒を減圧下に留去と順次行つ
たのち得られた残渣をシリカゲル(95.7g)を
用いるカラムクロマトグラフイーに付すことに
より油状の目的化合物3.74gを得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1624、1670、
1696 NMRスペクトル(CDCl3)δ:1.09(3H,d,
J=7.2Hz、−CH3)3.47(2H,t,J=7.0
Hz、CH2 CH2 OBz)、4.51(2H,s,OCH2
Ph)、4.8〜5.2(2H,m,オレフイン−H)、
5.30(1H,br,s,オレフイン−H)、6.26
(1H,dd,J=15.0Hz、5.0Hz、オレフイン
−H)、6.70〜7.10(1H,m,オレフイン−
H)、7.35(5H,s,アリール−H) (1b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−
ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
及びオクト−3−エンの混合物並びにそれらの
6β−(3β−ヒドロキシ−)異性体 (1a)で得たエノン体(3.70g)メチルアルコ
ール溶液(25ml)を氷冷下塩化セシウム・7水
和物(3.1g)のメチルアルコール溶液(30ml)
に加え、次いで水素化ホウ素ナトリウム(393
mg)を加える。内温5〜10℃で30分撹拌したの
ち反応液を水にあけ、酢酸エチルエステルにて
抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗滌し無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後溶媒を留去し残渣3.90
gを得る。シリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーで精製することにより極性の低い部分より
1.22gの目的化合物〔6β−(3β−ヒドロキシ)−
異性体〕及びより極性の高い部分より2.03gの
目的化合物〔6β−(3α−ビロキシ)−異性体〕
がそれぞれ油状物として得られた。 6β−(3α−ヒドロキシ−)異性体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1024、1120、
1454、1642、3460 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.83〜0.97
(3H,m,−CH3)3.47(2H,t,J=7.0Hz、
CH2 CH2 OBz)、4.53(2H,s,CH2 −OPh)、
4.70(1H,br,s,【式】)、4.83〜 5.20(2H,m,オレフイン−H)、5.30(1H,
br.s,オレフイン−H)、5.47〜6.20(3H,
m,オレフイン−H)、7.37(5H,s,アリ
ール−H) 6β−(3β−ヒドロキシ−)異性体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1023、1120、
1454、1642、3460 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m、
CH3)3.47(2H,t,J=7Hz、CH2 HC2
OBz)、4.53(2H,s,CH2 OPh)、4.70(1H,
br.s,【式】)、4.83〜5.20(2H,m, オレフイン−H)、5.30(1H,br.s,−CH=)、
5.47〜6.20(3H,m,オレフイン−H) (1c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4
−メチル−ノナ−1,8−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (1b)で得たアルコール体(2.02g)を塩化メ
チレン(20ml)に溶解し、氷冷下2.3−ジヒド
ロピラン(0.62ml)及び触媒量のp−トルエン
スルホン酸を加え、内温2℃にて1時間撹拌す
る。反応終了後5%炭酸水素ナトリウム水溶液
にて中和後、飽和食塩水を加え酢酸エチルエス
テルで抽出する。酢酸エチルエステル抽出液は
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣3.90gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより目的物2.09gが
油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1018、1120、
1198、1450、1638 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.03
(3H,m,−CH3)3.47(2H,t,J=7.0Hz、
CH2 CH2 OBz)、4.52(2H,s,CH2 OPh)、
4.70(2H,br.s,【式】)、4.83 〜6.20(8H,m,オレフイン−H)、7.37
(5H,s,アリール−H) (1d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル)−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン及びオクト−3−エンの混合
物 窒素雰囲気下、内温−70℃にて、(1c)で得
たベンジルピラニル体(2.07g)の液体アンモ
ニア(40ml)とテトラヒドロフラン(30ml)の
溶液に、過剰の金属ナトリウムを加えると、溶
液は濃青色を呈す。そのまま−70℃で30分撹拌
した後、大過剰の塩化アンモニウムを加える。
ついで、室温にもどし、アンモニアを留去した
後、残渣に水を加え、ジエチルエーテルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣2.00
gを得、このものを、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製し、目的物を油状物とし
て1.53g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1642、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.01
(3H,m,−CH3)3.30〜4.30(8H,m、)、
4.67(2H,br.s,【式】)、4.83 〜6.20(6H,m、オレフイン−H) (1e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン及びオクト−3−エンの混合
物 (1d)で得たアルコール体(1.51g)のアセト
175ml溶液に内温−25℃でJones試薬(無水ク
ロム酸26.7g及び濃硫酸23mlを水で稀釈して全
体を100mlとして調製した。)2.8mlを滴下し同
温度で1時間撹拌する。反応終了後、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液にて中和し、減圧下アセ
トを留去する。残留物に水を加えジエチルエー
テルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留
去し残渣1.63gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として1.30g
得る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1638、1708、
1732 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.80〜1.01
(3H,m,−CH3)、4.67(2H,br.s,
【式】)、4.83〜6.20(6H,m, オレフイン−H)、7.70〜8.60(1H,br.s,
COOH) (1f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルノナ−18−ジエニル)−
7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−エンの混合物 (1e)で得たテトラヒドロピラニル体0.52gの
アセトン(15.6ml)、水(8ml)の溶液に、d
−カンフアースルフオン酸(28ml)を加え、内
温40〜45℃で2時間撹拌する。反応終了後、反
応液を水にあけ、酢酸エチルエステルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残渣460
mgを得る。このものをシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーにて精製することにより目的物を
油状物として250mg得る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1640、1708、
3340 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3)、3.30〜4.10(2H,m,) 4.80〜6.10(9H,m,オレフイン−H×6
+OH×2+COOH) マススペクトル、m/e:358(M−18) 参考例 2 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−5(R)、9−ジメチル−1,8デカジ
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン及びオクト−3−エンの混合物 (2a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−5(R)、9−ジメチル−1,8
−デカジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン及びオクト−3−ヱンの混合物 粗アルデヒド(実施例8の化合物:3.05g)
及びジメチル2−オキソ−4(R)、8−ジメチ
ルノナ−1,8−ジエニルホスホネートを参考
例1aと同様の反応処理すると3.50gの目的化合
物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1625、1670、
1695 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.89(3H,d,
J=7Hz、CH3)3.48(2H,t,CH2
OCH2Ph)、4.50(2H,s,CH2 Ph)4.8〜5.4
(2H,m,=CH−×2)、6.18(1H,d−d,
J=16.3Hz,=CH−)6.5〜7.2(1H,m,=
CH−)、7.29(5H,s,アリール−H) (2b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−5(R),9−ジメチル−
1,8−デカジエニル)−α−ヒドロキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−
3−エンの混合物並びにそれらの6β−(3β−ヒ
ドロキシ−)異性体 ケトン(参考例2aの化合物:3.50g)を用い
参考例1bと同様に反応処理すると相当するヒ
ドロキシ体が得られる。この化合物は薄層クロ
マトグラフイー上3−スポツトを与えるので精
製することなく酢酸50mlに溶解し、水30ml及び
テトラヒドロフラン(THF)20mlを加え、50
℃で2.5時間撹拌した。その間15mlの水を追加
した。反応終了後、水酸ナトリウム(40g)の
水溶液を加え、中和し酢酸エチルエステルで抽
出する。抽出液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒を留去し得られた残
渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフ
イーで精製した。20〜25%酢酸エチル/n−ヘ
キサン流出部より1.15gの油状の6β−(3β−ヒ
ドロキシ)体(薄層クロマトグラフイーで2ス
ポツト)が得られた。30〜50%酢酸エチル/n
−ヘキサン流出部より1.54gの油状の6β−(3α
−ヒドロキシ)体(薄層クロマトグラフイーで
2スポツト)が得られた。 6β−(3β−ヒドロキシ)体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3370 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,d,
CH3)1.60(3H,s,CH3)、1.68(3H,s,
CH3) 3.45(2H,t,−CH2O−)、4.50(2H,s,
CH2O−)、5.10(H,t,=CH−)、5.28
(1H,br.s,=CH−)、5.60(2H,m,−CH=
CH−) 6β−(3α−ヒドロキシ)体: IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3360、 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3) 1.60(3H,s,CH3)、1.65(3H,s,CH3) 3.50(2H,t,6Hz、−CH2O−)、4.50(2H,
s,−CH2O−)、5.12(1H,br.t,=CH−)、
5.28(1H,br.s,=CH−)5.50(2H,m,−
CH=CH−) (2c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト
−3−エンの混合物 アルコール(参考例2bの6β−(3α−ヒドロキ
シ)体:1.50g)を用い参考例1cと同様に反応
処理すると2.10gの目的化合物が油状物として
得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1022、1035 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.90(3H,m,
CH3)3.46(2H,t,−CH2O−)、4.50(2H,
s,−CH2O−)4.70(2H,br.s,
【式】)、4.90〜5.8(4H,m,= CH−×4) (2d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ベンジル体(参考例2Cの化合物2.10g)を用
い参考例1dと同様に反応処理すると1.46gの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、2.63(3H,s,CH3)、2.69(3H,s,
CH3)、3.64(2H,t,−CH2O−) 4.82(2H,br.s,【式】)、5.0〜 5.8(4H,m,=CH=×4) (2e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 アルコール体(参考例2bの化合物:1.20g)
を用い参考例1eと同様に反応処理すると737mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1735、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、1.62(3H,s,CH3)、1.69(3H,s,
CH3)4.72(2H,br.s,【式】、 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×4) (2f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ピラニル体(参考例2eの化合物:730mg)を
用い参考例1fと同様に反応処理すると394mgの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350、1710 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,m,
CH3)1.62(3H,S,CH3)、1.70(3H,s,
CH3)3.72(1H,m,CHOH)、4.15(1H,
m,CHOH)5.11(1H,t,=CH−)、
5.34(1H,br.s,=CH−)5.50(2H,m,−
CH=CH−) この化合物はジアゾメタンで処理すると容易
に相当するメチルエステル(IRスペクトル:
1725cm-1)に変換された。 参考例 3 3−(5−ヒドロキシベンチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 ピラニル体(参考例2dの化合物:250mg)を用
い参考例1fと同様に反応処理すると121mgの油状
の目的化合物が得られた。この化合物は薄層クロ
マトグラフイー上2スポツトを示した。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:3370、975 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,d,
CH3)、1.59(3H,s,CH3)1.66(3H,s,
CH3)、5.02(1H,t,=CH−)5.19(1H,br.s,
=CH−)、5.40(2H,m,−CH=CH−) 参考例 4 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (4a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−3−シクロペンチル−1−プロ
ペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン及び3−エンの混合物 0.41gの55%油性ナトリウム水素の油分をn
−ヘキサンにて洗浄後、テトラヒドロフラン60
mlとジメチル(2−オキソ−2−シクロペンチ
ルエチル)−ホスホネート2.39gを加えて30分
間撹拌する。次いで実施例8で得たアルデヒド
体3.05gを20mlのテトラヒドロフランに溶解し
て加え室温に30分撹拌する。反応液を氷水に稀
釈して酢酸エチル抽出、抽出液を水洗、無水芒
硝乾燥、溶媒を減圧下に留去と順次行つたのち
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに付すことにより目的化合物3.50gを得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030、1120、
1626、1693 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.48(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)4.52(2H,s,−O
CH2Ph)5.30(1H,br.s,オレフイン−H)
6.23(1H,m,オレフイン−H)6.90(1H,
m,オレフイン−H)7.38(5H,s,アリー
ル−H) マススペクトル、m/e:506(M+)、422(M−
84) (4b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−3−シクロペンチル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン及び3−エンの混合物 エノン体(参考例4aの化合物:3.40g)を実
施例1bと同様に処理して1.91gの目的化合物と
6β−(3β−ヒドロキシ)体1.07gを得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1025、1075、
1120、3450 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.47(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)4.52(2H,s,−O
CH2Ph)、4.70(1H,br.s,
【式】)、5.28(1H,br.s,オレフ イン−H)、5.65(2H,m,エレフイン−
H)、7.36(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:406(M−102) (4c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロペンチル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−
3−エンの混合物 ヒドロキシ体(参考例4bの化合物:1.85g)
を参考例1cと同様に処理して2.18gの目的化合
物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:978、
10231078、1120 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.46(2H,t,
J=6Hz、−CH2 OBz)、4.51(2H,s,−O
CH2Ph)、4.74(2H,br.s,
【式】)、5.27(1H,br.s,オ レフイン−H)、5.62(2H,m,オレフイン
−H)、7.36(5H,s,アリール−H) マススペクトル、m/e:490(M−102) (4d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ベンジル体(参考例4cの化合物:2.12g)を
参考例1dと同様に処理することにより1.50gの
目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:970、1020、
1075、1120、1130、3430 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.75(2H,br.
s,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.65(2H,m,オレフイ
ン−H) マススペクトル、m/e:400(M−102) (4e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ヒドロキシ体(参考例4dの化合物:1.36g)
を参考例1eと同様に処理することにより0.7g
の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980、1022、
1130、1710、1738、3000〜3200 NMRスペクトル(CDCl3)δ:4.73(2H,br.
s,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.60(2H,m,オレフイ
ン−H マススペクトル、m/e:414(M−102) (4f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ジピラニル体(参考例4eの化合物:0.57g)
を参考例1fと同様に処理して、得られた残渣を
酢酸エチルとn−ヘキサンより再結晶すること
により融点104〜106.5℃を有する目的化合物
0.17gを得た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:970、1080、
1235、1710、3350、3480 NMRスペクトル(CDCl3)δ:5.60〜5.90
(2H,m,【式】)、5.30(1H,br.s, オレフイン−H)、5.54(2H,m,オレフイ
ン−H) マススペクトル、m/e:330(M−18)、312
(M−36) 参考例 5 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エンとオクト−3−エン
の混合物 ジピラニル体(参考例4dの化合物:0.30g)を
参考例1fと同様に処理して、得られた残渣を酢酸
エチルとn−ヘキサンより再結晶することにより
融点108〜110℃を有する目的化合物0.13gを得
た。 IRスペクトル(KBr)νmaxcm-1:1243、1434、
3420 NMRスペクトル(CDCl3)δ:3.55〜3.85(4H,
m,【式】【式】)、5.30 (1H,br.s,オレフイン−H)、5.54(2H,m,
オレフイン−H) マススペクトル、m/e:316(M−18)、298(M
−36) 参考例 6 3−(2−ヒドロキシエチル)−6β−〔3α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),9
−ジメチル−デカ−1,8−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3−エ
ンの混合物 (6a) 3−(メトキシカルボニルメチル)−6β−〔3α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニ
ル〕−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオク
ト−3−エンの混合物 3−メトキシカルボニルメチリデン−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニ
ル〕−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン1.95gをテトラヒド
ロフラン(5ml)に溶解し、−60℃でジイソプ
ロピルアミノリチウム(ジイソプロピルアミン
935mg、15%n−ブチルリチウム−n−ヘキサ
ン溶液5.43ml及びヘキサンメチルホスホリルト
リアミド1.6mlより調製したもの)のテトラヒ
ドロフラン、10ml溶液を加えた。同温度で1時
間反応した後、飽和塩化アンモニウム水溶液に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶剤を留去し、カラムクロ
マトグラフイーで精製し、目的化合物を1.30g
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1737 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.92(3H,m,
CH3)、0.62(3H,s,CH3)、0.68(3H,s,
CH3)、3.10(2H,s,−CH2−)3.69(3H,
s,COOMe)、4.82(2H,br.s,
【式】)、5.12(1H,t,=CH −)、5.3〜5.8(3H,m,=CH−、−CH=CH
−) (6b) 3−(2−ヒドロキシエチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−デカ−1,8−ジエニル〕−7α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びオクト−3
−エンの混合物 エステル体(参考例6aの化合物:510mg)を
エーテル20mlを溶解し水素化リチウムアルミニ
ウム500mgを氷冷下に加える。1時間後2mlの
4%苛性ソーダ水を加え撹拌し析出物を濾去し
濾液を濃縮すると油状の残渣が得られた。シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーで精製すると
430mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δ:0.91(3H,m,
CH3)、2.62(3H,s,CH3)、2.69(3H,s,
CH3)、4.80(2H,br.s,
【式】)、5.0〜5.8(4H,m,= CH−×4)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は保護されてもよいヒドロキシメチ
ル基又は保護されてもよいカルボキシ基を示し、
R2は水素原子又は水酸基の保護基を示し、nは
1乃至6の整数を示し、点線は2位又は3位の二
重結合を示す。)を有するカルバサイクリン類緑
体の中間体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2198349A JPH0372441A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | カルバサイクリン類縁体の中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2198349A JPH0372441A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | カルバサイクリン類縁体の中間体 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58136625A Division JPS6028943A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | カルバサイクリン類縁体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0372441A JPH0372441A (ja) | 1991-03-27 |
| JPH0364493B2 true JPH0364493B2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=16389636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2198349A Granted JPH0372441A (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | カルバサイクリン類縁体の中間体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0372441A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5761783A (en) * | 1994-03-29 | 1998-06-09 | Citizen Watch Co., Ltd. | Ink-jet head manufacturing method |
| US6435648B1 (en) | 1996-02-13 | 2002-08-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus using air flow to remove mist |
| JP4788237B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2011-10-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 液滴吐出ヘッド |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP2198349A patent/JPH0372441A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0372441A (ja) | 1991-03-27 |
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