JPH0466852B2 - - Google Patents
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- JPH0466852B2 JPH0466852B2 JP59027810A JP2781084A JPH0466852B2 JP H0466852 B2 JPH0466852 B2 JP H0466852B2 JP 59027810 A JP59027810 A JP 59027810A JP 2781084 A JP2781084 A JP 2781084A JP H0466852 B2 JPH0466852 B2 JP H0466852B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Furan Compounds (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式
〔式中、R1は保護されてもよいヒドロキシメチ
ル基、保護されてもよいホルミル基、保護されて
もよいカルボキシ基又は置換されてもよいカルバ
モイル基を示し、R2及びR3は同一又は異なつて
水素原子又は水酸基の保護基を示し、R4はアル
ケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基又は
式−CH2−A−R5基(式中、Aは単結合、メチ
レン基、酸素原子又は硫黄原子を示し、R5はシ
クロアルキル基又はアリール基を示す。)を示し、
nは1乃至6の整数を示す。〕 を有する新規なカルバサイクリン類及びその薬理
上許容される塩に関する。 上記式中、 R1のヒドロメチル基の保護基、又はR2若しく
はR3の水酸基の保護基としては、通常使用され
る水酸基の保護基なら特に限定されないが、例え
ばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ベンゾイル、ナフトイルのような低級脂肪
族若しくは芳香族アシル基;ベンシル、p−ニト
ロベンジル、p−メトキシベンジルのようなアラ
ルキル基;2−テトラヒドロピラニル、2−テト
ラヒドロフラニル、4−メトキシテトラヒドロピ
ラン−4−イル、2−テトラヒドロチオピラニル
のようなアルコキシ基を置換分として有するか有
しない環内に酸素原子又は硫黄原子を含有する5
乃至6員環状の複素環基;メトキシメチル、エト
キシメチル、ベンジルオキシメチルのようなアル
コキシ基若しくはアラルキルオキシ基を置換分と
して有するメチル基;1−メトキシエチル、1−
エトキシエチルのような1−アルコキシエチル
基;又はトリメチルシリル、トリエチルシリル、
トリn−プロピルシリル、t−ブチルジメチルシ
リル、ジフエニルt−ブチルシリルのようなトリ
低級アルキル若しくはジアリール低級アルキルシ
リル基をあげることができ、好適にはR1におけ
るヒドロキシメチル基の保護基がベンジル又はp
−メトキシベンジル基であり、R2及びR3の水酸
基の保護基が2−テトラヒドロピラニル基又は2
−テトラヒドロフラニル基である。 R1のホルミル基の保護基としては例えば後述
するカルボニル基の保護基Zと同様の基をあげる
ことができる。R1のカルボキシ基の保護基とし
ては、通常使用されるカルボキシ基の保護基なら
特に限定されないが、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブ
チルのような低級アルキル基;ベンジル、p−ブ
ロモベンジルのようなアラルキル基;フエニル、
トリルのようなアリール基;ベンツヒドリル基又
はフエナシル基をあげることができ、好適には低
級アルキル基である。 R1の置換されてもよいカルバモイル基として
はカルバモイル基又はモノ若しくはジ置換カルバ
モイル基をあげることができ、その置換基として
は、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチルのような低級アルキル基又
はフエニル、トリルのようなアリール基、アセチ
ル、トリフルオロアセチル、ベンゾイルのような
アシル基又はメタンスルホニル、ベンゼンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニルのようなスルホニ
ル基をあげることができるが、好適にはカルバモ
イル基又はメタンスルホニルカルバモイル基であ
り、特に好適にはN−メタンスルホニルカルバモ
イル基である。 R4のアルケニル基としては、1−ブチルビニ
ル、アリル、2−プロピルアリル、2−ブテニ
ル、2−ペンテニル、4−ペンテニル、2−メチ
ル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニ
ル、1−メチル−4−ペンテニル、4−ヘキセニ
ル、5−ヘキセニル、1,4−ジメチル−3−ペ
ンテニル、5−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘ
キセニル、6−メチル−5−ヘプテニル、2,6
−ジメチル−5−ヘプテニル、1,1,6−トリ
メチル−5−ヘプテニル、6−メチル−5−オク
テニル、2,6−ジメチル−5−オクテニル、6
−エチル−5−オクテニル、2−メチル−6−エ
チル−5−オクテニル、2,6−ジエチル−5−
オクテニルのような炭素数3乃至12個を有する直
鎖状若しくは分枝鎖状のアルケニル基をあげるこ
とができ、好適には1−ブチルビニル、2−プロ
ピルアリル,2−ペンテニル、4−ペンテニル、
2−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−
ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニル、1,4−ジメチル
−3−ペンテニル、5−ヘプテニル、1−メチル
−5−ヘキセニル、6−メチル−5−ヘプテニ
ル、2,6−ジメチル−5−ヘプテニルのような
炭素数5乃至9個のアルケニル基である。 R4のアルキニル基としては、プロパルギル、
2−ブチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニ
ル、1−メチル−2−ブチニル、2−ヘキセニ
ル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−
3−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ペンチ
ニル、1,1−ジメチル−3−ペンチニル、1,
1−ジメチル−2−ヘキセニル基のような炭素数
3乃至8個を有する直鎖状若しくは分枝状のアル
キニル基をあげることができ、好適には炭素数4
乃至6個を有するアルキニル基、例えば2−ブチ
ニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メ
チル−2−ペンチニル基または1−メチル−3−
ペンチニル基をあげることができ、さらに好適に
は1−メチル−3−ペンチニル基である。 R4又はR5のシクロアルキル基としては、例え
ばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、3−エチルシクロペンチル、シクロヘキシ
ル、4−メチルシクロヘキシル、シクロヘプチル
のような低級アルキル基を置換分として有しても
よい3乃至7員環のシクロアルキル基をあげるこ
とができ、好適にはシクロペンチル基又はシクロ
ヘキシル基である。 R5のアリール基としては、フエニル、o−ト
リル、m−トリル、p−トリル、p−エチルフエ
ニル、m−n−プロピルフエニル、m−メトキシ
フエニル、p−メトキシフエニル、o−エトキシ
フエニル、o−フルオロフエニル、m−フルオロ
フエニル、p−フルオロフエニル、m−クロロフ
エニル、p−クロロフエニル、p−ブロモフエニ
ル、p−トリフルオロメチルフエニル、3,4−
ジメチルフエニル、3−フルオロ−4−メチルフ
エニル、2,4−ジクロロフエニルのような低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン原子又はト
リフルオロメチルを1乃至2個置換分として有し
てもよいフエニル基をあげることができるが、好
適にはメチル、弗素原子、塩素原子、又はトリフ
ルオロメチルで置換されてもよいフエニル基であ
り、さらに好適にはフエニル基である。 Aは好適には酸素原子又は単結合である。 nは好適には1乃至4の整数である。 本発明の前記一般式()を有する化合物のう
ち、R1がカルボキシ基である化合物は必要に応
じ薬理上許容される塩の形にすることができる。
薬理上許容される塩の形としては例えばナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウムのよう
なアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩;ア
ンモニウム塩;テトラメチルアンモニウム、テト
ラエチルアンモニウム、ベンジルトリメチルアン
モニウム、フエニルトリエチルアンモニウムのよ
うな第四級アンモニウム塩;メチルアミン、エチ
ルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチル
ヘキシルアミン、シクロペンチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジベンジル
アミン、α−フエニルエチルアミン、エチレンジ
アミンのような低級脂肪族、低級脂環式およびア
ラルキルアミンの塩;ピペリジン、モルホリン、
ピロリジン、ピペラジン、ピリジン、1−メチル
ピペラジン、4−エチルモルホリンのような複素
環式アミンおよびそれらの低級アルキル誘導体の
塩;モノエタノールアミン、エチルジエタノール
アミン、2−アミノ−1−ブタノールのような新
水性の基を含むアミンの塩等をあげることができ
る。 又、本願発明の化合物()はα−、β−、γ
−サイクロデキスリンのようなホスト化合物と包
接化合物を形成させ、使用することもできる。 なお、前記一般式()を有する化合物におい
て、シクロペンタン環側鎖の水酸基の配位等及び
R4がアルケニル基である場合における二重結合
に基く立体異性体が存在する。従つて前記一般式
()を有する化合物がこれらの立体異性体の混
合物で得られる場合には常法により分離および分
割して、それぞれの異性体を得ることができる。
前記一般式()においてはこれらの光学異性体
及び立体異性体等の混合物が全て単一の式で示さ
れているが、これにより本発明の記載の範囲は限
定されるものではない。 又、一般式()において、好適な化合物とし
ては、 (1) R1がカルボキシ基、ヒドロキシメチル基、
低級アルコキシカルボニル基又はN−メタンス
ルホニルカルバモイル基であり、R2及びR3が
水素原子であり、R4が炭素数5乃至9個のア
ルケニル基、炭素数4乃至6個のアルキニル
基、5乃至6員環状のシクロアルキル基又は式
−CH2−A−R5(式中、Aは酸素原子又は単結
合であり、R5はシクロペンチル、シクロヘキ
シル又はフエニル基である)であり、nが1乃
至4の整数である化合物、 (2) R1がカルボキシ基、ヒドロキシメチル基又
はメトキシカルボニル基であり、R2及びR3が
水素原子であり、R4が炭素数5乃至9個のア
ルケニル基、1−メチル−3−ペンチニル基、
シクロペンチル基又はシクロヘキシル基であ
り、nが4である化合物、 (3) R1がカルボキシ基又はメトキシカルボニル
基であり、R2及びR3が水素原子であり、R4が
炭素数5乃至9個のアルケニル基、シクロペン
チル基又はシクロヘキシル基であり、nが4で
ある化合物をあげることができる。 最近、強力な血小板凝集阻害作用を表わすプ
ロスタサイクリン(PGI2)が発見されてその
生理作用が注目され、数多くのグループによつ
てその類縁化合物の研究がなされているが、本
発明者等は前記一般式()で表わされる新規
なカルバサイクリン類を合成し、薬理活性を検
討したところ、これらの誘導体はすぐれた血小
板凝集阻害作用、冠血管拡張作用、気管支拡張
作用、抗潰瘍作用等を示すこと、特に血小板凝
集阻害作用において強い活性を示すこと、又
は/及びその活性の持続性に優れていること並
びに活性化合物の合成のための重要中間体であ
ること等を見出して本発明を完成した。 本発明によつて得られる前記一般式()を有
する化合物としては例えば以下に記載する化合物
があげられる。 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 本発明に係る化合物()は以下に示す方法に
従つて、製造することができる。 上記式中、R1,R2,R3,R4及びnは前述した
ものと同意義を示し、R6は保護されてもよいヒ
ドロキシメチル基又は保護されてもよいカルボキ
シ基を示し、R7及びR8は同一又は異なつて水酸
基の保護基を示し、R9は保護されたヒドロキシ
メチル基又は保護されてもよいカルボキシ基を示
す。 第1工程は一般式()を有する不飽和ケトン
誘導体を製造する工程で、一般式()を有する
アルデヒド誘導体に一般式 (R10)3 P − C CHCOR4 () 又は一般式 (式中、R4は前述したものと同意義を示し、R10
はフエニルのようなアリール基又はメチル、n−
ブチルのようなアルキル基を示し、Mはリチウ
ム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属
原子を示す。)を有するウイテツヒ又は変法ウイ
テツヒ試剤を反応させることによつて達成され
る。 反応に使用される前記一般式()又は()
を有するウイテツヒ又は変法ウイテツヒ試剤は、
常法に従つて溶剤の存在下で一般式 (R10)3 P −CH2−COR4・X (1) 又は一般式 (式中、R4およびR10は前述したものと同意義を
示し、Xは塩素、臭素、沃素のようなハロゲン原
子を示す。) を有する化合物に水素化ナトリウム、水素化カリ
ウムのような水素化アルカリ金属あるいはナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムtert−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド、ナトリウムアミド、カリウムアミドのよ
うなアルカリ金属アミド、n−ブチルリチウムの
ようなアルキルアルカリ金属、ナトリウムジメチ
ルスルホキシドアニオンのようなアルカリ金属ジ
メチルスルホキシドアニオンなどのアルカリ金属
塩基を反応させることによつて得ることができ
る。使用される溶剤としては一般のウイテツヒ反
応に用いられる溶剤が特に限定なく用いられ、例
えばエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;
スルホランのようなチオエーテル類;ベンゼン、
トルエン、ヘキサンのような炭化水素類;ジメチ
ルスルホキシドのようなジアルキルスルホキシド
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドのような脂肪酸ジアルキルアミド類;ジクロル
メタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類;ヘキサメチルホスホルトリアミド
(HMPA)のようなリン酸トリアミド類等の不活
性有機溶剤をあげることができる。また反応は窒
素、アルゴン、ヘリウムのような不活性ガス中で
好適に行なわれる。反応温度には特に限定はな
く、通常は−10℃乃至溶剤の還流温度で行なわ
れ、好適には室温付近で行なわれる。反応時間は
反応時間は反応温度などによつて異なるが、通常
は6乃至50時間である。 反応終了後、ウイテツヒ反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物に氷水を加え、次いで必要
に応じて酸処理を行ない、エーテルのような有機
溶剤を加えて抽出し、得られる有機溶剤層を水洗
し乾燥した後、有機溶剤層より溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 第2工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、化合物()を還元する
ことによつて達成される。 反応は通常不活性溶剤中、還元剤を使用するこ
とによつて行なわれる。 使用される還元剤としてはカルボニル基のみを
水酸基に変換する還元剤であれば特に限定はな
く、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ
素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ
素亜鉛、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウ
ムリチウム、水素化トリメトキシアルミニウムリ
チウム、水素化シアノホウ素ナトリウムなどの水
素化金属化合物又はアルミニウムイソプロポキシ
ド、ジイソブチル−(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフエノキシ)アルミニウムのようなア
ルミニウム化合物をあげることができるが、好適
には水素化ホウ素ナトリウムである。 又、二重結合の還元を抑制するために、塩化セ
リウム等を加えることもできる。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、n−ブタノール、t−
ブタノールのようなアルコール類又はエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類又はこれらの混合溶剤をあげることができる
が、好適にはアルコール類、特にメタノールであ
る。 反応温度は通常0℃乃至室温であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なるが
10分間乃至2時間である。 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従つ
て、反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、溶剤を減圧下で留去し、氷水を加えて水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得られる。 なお、本工程の原料化合物()において、
R6がヒドロキシメチル基である場合には、必要
に応じてその水酸基を保護した後、本反応に使用
することができる。水酸基に保護基を導入する反
応は次に述べる第3工程の反応と同様に行われ
る。 第3工程は一般式()を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式()を有する化合
物の水酸基を保護することによつて達成される。
反応は常法に従つて化合物()を保護基を形成
する化合物と接触させることによつて行なわれ
る。使用される保護基を形成する化合物としては
例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、ナ
フタリンカルボン酸のようなカルボン酸若しくは
その反応性誘導体;ベンジルクロリド、ベンジル
ブロミド、p−ニトロベンジルブロミド、p−メ
トキシベンジルブロミドのようなアラルキルハラ
イド化合物;ジヒドロピラン、ジヒドロチオピラ
ン、ジヒドロチオフエン、4−メトキシ−5,6
−ジヒドロ−(2H)ピランのような5若しくは6
員環状の複素環化合物;メトキシメチルクロリ
ド、エトキシエチルクロリド、ベンジルオキシメ
チルクロリドのようなアルコキシ若しくはアラル
キルオキシ置換アルキルハライド化合物;メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテルのような
不飽和エーテル類;ヘキサメチルジシラサン、ト
リメチルシリルクロリド、トリ−n−プロピルシ
リルクロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリ
ド、ジフエニルt−ブチルシリルクロリドのよう
なシリル化合物などを好適な化合物としてあげる
ことができる。 カルボン酸化合物を使用する場合には、ジシク
ロヘキシルカルボジイミドのような縮合剤の存在
下に好適に行われる。 カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酢
酸クロリド、酢酸ブロミド、ベンゾイルクロリ
ド、ベンゾイルブロミド、ナフトイルクロリドの
ような酸ハライド化合物又は無水酢酸、無水プロ
ピオン酸、無水安息香酸のような酸無水物をあげ
ることができ、本誘導体を使用する場合には、ト
リエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン
のような有機塩基の存在下に好適に行われる。 本反応は溶剤の存在下で行われる。使用される
溶剤としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサンのような炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロルベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類をあげることができるが、好適には炭化水
素類である。 反応温度は通常0℃〜100℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度、溶剤等により異
なるが、30分間乃至6時間である。 アラルキルハライド化合物、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換アルキルハライド化合物
又はシリル化合物を使用する場合には、不活性溶
剤中化合物()を水素化ナトリウム、水素化カ
リウムのようなアルカリ金属水素化物と反応さ
せ、化合物()のアルカリ金属塩を製造した後
に、相当するハライド化合物又はジシラザンのよ
うなシリル化試薬を反応させることによつて達成
される。 使用する不活性溶剤は反応に関与しなければ特
に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホリルトリアミドのようなアミド
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルのようなニ
トリル類又はジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類をあげることができるが、好適にはア
ミド類である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は反応試剤、反応温度等により異なるが通
常10分間乃至3時間である。 又、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジン、イミダゾールのような有機塩
基又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム炭酸カ
リウムのような無機塩基の存在下に、化合物
()と相当するハライド化合物を反応させるこ
ともできる。5若しくは6員環状の複素環化合物
又は不飽和エーテル類を使用する場合には、反応
は不活性溶剤の存在下又は不存在下少量の酸、例
えば塩酸、臭化水素酸のような鉱酸またはピクリ
ン酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、カンフアースルホン酸
のような有機酸の存在下で実施される。 使用される溶剤としては反応に関与しなければ
特に制限されないが、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のような
ハロゲン化炭化水素類又はベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類をあげること
ができるが、好適にはハロゲン化炭化水素類であ
る。又、不活性溶剤の不存在下、溶剤を兼ねて複
素環化合物又はビニルエーテル化合物を過剰に使
用することによつても反応は行われる。 反応温度は通常0℃乃至50℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なる
が、30分間乃至3時間である。 以上の各反応終了後、水酸基の保護された目的
化合物は常法に従つて反応混合物から採取され
る。例えば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存
在する場合には別した後、溶液が酸性又はアル
カリ性の場合には適宜中和し、水不混和性有機溶
剤で抽出した後、溶剤を留去することにより得る
ことができる。さらに必要ならば常法、例えばカ
ラムクロマトグラフイー、薄層クロマトグラフイ
ー、再結晶法などを用いてさらに精製することが
できる。 なお、化合物()において、水酸基の配位が
β位の化合物が相当量生成した場合には、必要に
応じて、水酸基の保護基R7を除去して、常法、
例えば再結晶、カラムクロマトグラフイーによつ
て、水酸基の配位がβ位の化合物を除去して、本
工程の反応に使用することもできる。 第4工程は所望に応じて行う工程で、R9に含
まれる水酸基の保護基若しくはカルボキシ基の保
護基の除去反応、R7及び/又はR8の水酸基の保
護基の除去反応、R9に含まれる水酸基の保護基
を除去して得たヒドロキシメチル基をホルミル基
(保護基を付す反応も含む。)若しくはカルボキシ
基に変換する反応、カルボキシ基をエステル化す
る反応又はカルボン酸若しくはエステルをアミド
化する反応を含む。 水酸基の保護基が低級脂肪族若しくは芳香族ア
シル基の場合には、その除去は通常の加水分解反
応によつて行なわれる。使用される酸または塩基
としては一般の加水分解反応に使用される酸また
は塩基が特に限定なく使用されるが、通常は例え
ば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのよ
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸
化物を用いて塩基性条件下で好適に行なわれる。
使用される溶剤としては加水分解反応に用いられ
る溶剤が特に限定なく用いられ、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロピ
ルアルコールのようなアルコール類;エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルスルホ
キシドのようなジアルキルスルホキシド類および
これらの有機溶剤と水との混合溶剤をあげること
ができる。反応温度には特に限定はなく、通常は
室温付近乃至溶剤の還流温度で行なわれる。反応
時間は反応温度などによつて異なるが、通常は1
乃至12時間である。この際、カルボキシ基の保護
基が低級アルキル基又はアリール基の場合には同
時に除去される。水酸基の保護基のアラルキル基
の場合には相当する化合物を不活性溶剤中還元剤
と接触することによつて達成される。 使用される還元剤としては、リチウム、ナトリ
ウム、カリウムのようなアリカリ金属又は硫化ナ
トリウム若しくは硫化カリウムのようなアルカリ
金属硫化物をあげることができるが、好適にはア
ルカリ金属である。アルカリ金属との反応は液体
アンモニア又は液体アンモニアとエーテル、テト
ラヒドロフランのようなエーテル類との混合溶剤
中で好適に行われ、アルカリ金属硫化物との反応
はメタノール、エタノールのようなアルコール
類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類又はこれら有機溶剤と水の混合溶剤中で
好適に行われる。 反応温度はアルカリ金属との反応では−78℃乃
至−20℃であり、アルカリ金属硫化物との反応で
は0℃乃至100℃であり、反応に要する時間は通
常20分間乃至6時間である。 この際、カルボキシ基の保護基がアラルキル、
ベンツヒドリル又はフエナシル基の場合には同時
に除去される。 さらに保護基がp−メトキシベンジル基の場合
にはセリウムアンモニウムフルオライドと含水ア
セトン中室温付近で処理することによつても除去
され、又は、ジクロロジシアノキノン、過硫酸ナ
トリウム等の酸化剤によつても除去される。 水酸基の保護基が複素環基、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシを置換分として有するメチル
基又は1−アルコキシエチル基の場合は酸と接触
させることにより容易に達成される。使用される
酸としては例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、プロピオン酸、酪酸、シユウ酸、マロン酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸、カンフアースルホン酸などの
有機酸;塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸が好
適に使用される。反応は溶剤の存在下または不存
在下で実施されるが、反応を円滑に行なうには溶
剤を使用する方が好ましく、使用される溶剤とし
ては本反応に関与しなければ特に限定はなく例え
ば水;メタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類;アセトン、メチルエチルケトンのような
ケトン類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶
剤が好適に使用される。反応温度には特に限定は
なく室温乃至溶剤の還流温度で行なわれる。 又反応に要する時間は30分間乃至10時間であ
る。水酸基の保護基がトリ低級アルキル若しくは
ジアリール低級アルキルシリル基の場合は水ある
いは酸または塩基を含有する水と接触させること
により容易に達成される。酸または塩基を含有す
る水を使用する場合に含有される酸または塩基と
しては例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シユウ酸、マロン酸などの有機酸;塩酸、集化水
素酸、硫酸などの鉱酸のような酸または水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびア
ルカリ土類金属の炭酸塩のような塩基が特に限定
なく使用される。反応は溶剤として水を使用すれ
ば他の溶剤は特に必要ではない。他の溶剤を使用
する場合は例えばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;メタノール、エタノールな
どのアルコール類等の有機溶剤と水との混合溶剤
が使用される。反応温度には特に限定はないが通
常は室温で好適に行なわれる。反応に要する時間
は30分間乃至5時間である。又保護基がt−ブチ
ルジメチルシリル基の場合にはテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類の存在下フツ
化テトラブチルアンモニウムで処理することによ
つても達成される。 反応終了後、水酸基の保護基を除去する反応の
目的化合物は常法に従つて反応混合物から採取さ
れる。例えば反応終了後、適宜溶剤を減圧で留去
するか、留去しないで反応混合物を氷水にあけ必
要に応じて中和して、次いで適当な有機溶剤を加
えて抽出を行ない、抽出液を水洗し乾燥した後、
抽出液より溶剤を留去することによつて得られ
る。 R9に含まれる水酸基の保護基、R7及びR8が同
一の保護基の場合には上記の保護基の除去反応に
より同時に除去される。又、保護基を適宜選択す
ることにより、選択的に脱保護することもでき
る。 カルボキシ基の保護基が低級アルキル基又はア
リール基の場合はその除去は通常の加水分解反応
によつて行なわれる。本反応は前記水酸基の保護
基がアシル基の場合と同様に行われる。 カルボキシ基の保護基がアラルキル基、ベンツ
ヒドリル基又はフエナシル基の場合には、その除
去反応は前記の水酸基の保護基がアラルキル基の
場合と同様な反応に従つて行なわれる。 反応終了後、加水分解反応の目的化合物は常法
に従つて反応混合物から採取される。例えば反応
終了後、反応混合物を酸性とし、次いで適当な有
機溶剤を加えて抽出を行ない、抽出液を洗浄し乾
燥した後、抽出液より溶剤を留去することによつ
て得られる。 ヒドロキシメチル基をホルミル基に変換する反
応は1級アルコールをアルデヒドに酸化する通常
の方法に従つて行われる。この際R2及びR3は水
酸基の保護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸−
ジメチルスルホキシドなどが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用され溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトンのようなケトン類又はジメチルス
ルホキシドのようなスルホキシド類をあげること
ができる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的のホルミル化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、不溶物が存在する場合には別して、氷水に
あけ、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽
出し、溶剤を留去することによつて得ることがで
きる。 さらに、必要ならホルミル基を常法に従つて保
護することもできる。例えば相手するチオール又
はアルコール類と、p−トルエンスルホン酸、ボ
ロントリフルオライドのような酸の存在下反応さ
せることによつてアセタール化又はチオアセター
ル化の保護が達成される。 ホルミル基をカルボキシ基に変換する反応はア
ルデヒドをカルボン酸に酸化する通常の方法に従
つて行われる。この際、R2及びR3は水酸基の保
護基である必要がある 使用される酸化剤としては例えば無水クロム酸
−濃硫酸−水(Jones試薬)、過マンガン酸カリ
ウム−水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウ
ム、酸化銀、重クロム酸カリウム−硫酸等をあげ
ることができる。 反応は通常アセトンのようなケトン類、水又は
水とメタノール、エタノールのようなアルコール
との混合溶剤中で行われる。 反応温度は−30℃乃至100℃であり、反応に要
する時間は通常30分間乃至5時間である。 又はヒドロキシメチル化合物を原料として、本
反応を行うと、直接カルボキシ化合物を得ること
もできる。 なお、Jones試薬の場合には試薬の量及び反応
条件を調節することによつて、アルコールからア
ルデヒド又はアルコールからカルボン酸を選択的
に得ることもできる。 反応終了後、目的のカルボキシ化合物は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物を氷水にあけ、溶液がアルカリの場合には、
希酸で酸性とした後、水不混和性有機溶液で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 カルボキシ基をエステル化する反応は溶剤の存
在下または不存在下でエステル化剤と接触させる
ことによつて行なわれる。使用されるエステル化
剤としては、通常のカルボキシル基をアルコキシ
カルボニル基に変換する際に使用されるエステル
化剤が特に限定なく用いられる。使用されるエス
テル化剤としては、例えばジアゾメタン、ジアゾ
エタン、ジアゾ−n−プロパン、ジアゾイソプロ
パン、ジアゾ−n−ブタンなどのジアゾアルカン
類;メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブタノールな
どのエステル基を形成するアルコール類と塩酸、
臭化水素酸若しくは硫酸などの鉱酸またはメタン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸若しくはp−ト
ルエンスルホン酸などの有機酸;臭化メチル、臭
化エチルのような低級アルキルハライドと水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムの
ような塩基が好適に用いられる。ジアゾアルカン
類を用いる場合は反応は溶剤の存在下で好適に行
なわれる。使用される溶剤としては本反応に関与
しなければ特に限定はなく例えばエチルエーテ
ル、ジオキサンなどのエーテル類が好適である。
反応温度には限定はないが副反応を抑え且つジア
ゾアルカン類の分解を防ぐため比較的低温で行な
うのが望ましく通常は氷冷下で好適に行なわれ
る。酸の存在下でアルコール類を用いる場合は通
常溶剤として過剰のアルコール類が好適に使用さ
れる。反応温度は特に限定はないが室温乃至使用
されるアルコール類の還流温度付近で好適に行な
われる。反応時間は主に反応温度、使用されるア
ルコール類の種類によつて異なるが約1時間乃至
2日間である。 反応終了後、エステル化反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物より溶剤を留去することに
よつて、さらに必要に応じて生成物を有機溶剤に
溶解し、有機溶剤層を重炭酸ナトリウム水溶液あ
るいは炭酸ナトリウム水溶液などの炭酸アルカリ
水溶液を用いて洗浄し乾燥した後、有機溶剤層よ
り溶剤を留去することによつて得られる。 エステル基をアミド化する反応は溶剤の存在下
でアミン化合物と接触させることによつて行われ
る。使用されるアミン化合物としてはエステル基
をアミド化する際使用されるものなら特に限定さ
れない。使用されるアミン化合物としては、例え
ばアンモニア又はメチルアミン、エチルアミン、
n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−
ブチルアミン、アニリン、p−メチルアニリン、
ジメチルアミン、メチルエチルアミン、ジエチル
アミン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリ
ン、N−メチル−m−メチルアニリンのような1
級若しくは2級アミンをあげることができる。使
用される溶剤は反応に関与しなければ特に限定さ
れないが、例えば水又はエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類をあげる
ことができる。 反応は通常0℃乃至100℃で行なわれ、反応に
要する時間は1時間乃至24時間である。 カルボキシ基をN−アシルカルバモイル基に変
換する反応は不活性溶剤中、アセチルイソシアネ
ート、トリフルオロアセチルイソシアネート、ベ
ンゾイルイソシアネートのようなアシルイソシア
ネートと接触させることによつて行われる。使用
される溶剤は、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レンのような炭化水素類又はエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテル
類である。反応温度は通常室温であり、反応に要
する時間は30分間乃至10時間である。 カルボキシ基をN−スルホニルカルバモイル基
に変換する反応は不活性溶剤中、活性アミド誘導
体に変換した後、メタンスルホン酸アミド、ベン
ゼンスルホン酸アミド、p−トルエンスルホン酸
アミドのようなスルホン酸アミドと反応させるこ
とによつて行われる。活性アミド誘導体は相当す
る化合物をジシクロヘキシルカルボジイミドのよ
うな縮合剤の存在下、N−ヒドロキシコハク酸ア
ミド、N−ヒドロキシフタル酸アミドのようなN
−ヒドロキシアミドと通常室温付近で30分間乃至
10時間反応することによつて製造される。活性ア
ミド誘導体とスルホン酸アミドとの反応はナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのような塩基の存在下室温付近
で30分間乃至15時間反応することによつて行われ
る。 上記両反応は好適には不活性溶剤中で行われ、
使用される溶剤としては、例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類又は
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ンのようなエーテル類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドのようなアミド類;又はジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類をあ
げることができる。 反応終了後、目的のアミド化合物は常法に従つ
て反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を氷水にあけ、必要に応じて中和した後、水不
混和性有機溶剤で抽出し、溶剤を留去することに
よつて得ることができる。さらに必要なら、常
法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー、再結晶法等によつて精製することもできる。 又、原料化合物()は以下の方法によつて製
造することができる。 上記式中、R6,R7,R9及びnは前述したもの
と同意義を示し、R11は保護されたヒドロキシメ
チル基を示し、R12は水素原子、メチル、エチ
ル,n−プロピル、n−ブチルのような低級アル
キル基又はフエニル、トリルのようなアリール基
を示し、R13は塩素、臭素、沃素のようなハロゲ
ン原子又は式【式】基(式中、R16はR12 で例示した低級アルキル基又はアリール基を示
す。)を示し、R14は水素原子又はR12で例示した
低級アルキル基を示し、R15はR13で例示したハ
ロゲン原子又は式【式】基(式中、R12 は前述したものと同意義を示す。)を示し、zは
式【式】又は【式】 (式中、R17はR12に例示した低級アルキル基を
示し、Yは酸素原子又は硫黄原子を示し、Bはエ
チレン、プロピレン、トリメチレン、ブチレン、
テトラメチレン、2,2−ジメチルトリメチレン
のような炭素数2乃至5のアルキレン基を示す。)
を有するカルボニル基の保護基を示し、mは0乃
至5の整数を示す。 第5工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式
()を有するケトン誘導体を一般式 XMg(CH2)o−R11 () (式中、R11、X及びnは前述したものと同意義
を示す。)を有するグリニヤール試薬と反応させ
ることによつて達成される。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に制限されないが、好適にはエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、ヘキサメチルホスホリルトリアミド又はこ
れらの混合溶剤である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は通常30分間乃至3時間である。 第6工程は一般式(XI)を有する化合物におい
て、R1が保護されたヒドロキシメチル基である
化合物(XI′)を製造する工程する工程で、化合
物()を脱水することによつて達成される。 反応は不活性溶剤中、化合物()を酸と処理
することによつて行われる。 使用される酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸のような無機酸又は酢酸、トリフルオロ酢
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸のよ
うな有機酸をあげることができるが、好適にはp
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類で
ある。 又、カルボニル基の保護基に使用されている相
当するアルコール体を共存させることにより、保
護基が除去されることなく反応を行うことができ
る。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至5時間である。 第7工程は一般式()を有するエキソ位に二
重結合を有する化合物を製造する工程で、化合物
()を一般式 (R10)3 P − CH(CH2)nR9 () 又は一般式 (式中、R9,R10,M及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有するウイテツヒ試薬又は変法
ウイテツヒ試薬を反応させることによつて達成さ
れる。 本反応は一般式 (R10)3 P −CH2(CH2)nR9X (′) 又は一般式 (式中、R9,R10,X及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有する化合物を使用して前記第
1工程と同様に行われる。 又、R9が保護されてもよいカルボキシ基であ
る場合には、相当する化合物を還元することによ
りヒドロキシメチル基を有する化合物、さらに水
酸基を保護することにより保護されたヒドロキシ
メチル基を有する化合物に変換することができ
る。 保護されてもよいカルボキシ基をヒドロキシメ
チル基に還元する反応は不活性溶剤中、相当する
化合物を還元剤と接触することによつて行われ
る。 使用される還元剤としては、カルボキシ基、エ
ステル基をヒドロキシメチル基に変換する還元剤
なら特に限定されないが、好適には水素化ホウ素
リチウム、水素化ホウ素ナトリウム−塩化アルミ
ニウム、三水素化ホウ素−シクロヘキシルアミン
のようなホウ素化合物又は水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化リチウムアルミニウム−塩化アル
ミニウム、ジイソブチルアルミニウム水素のよう
なアルミニウム化合物をあげることができるが、
特に好適には水素化リチウムアルミニウムであ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、好適にはエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類である。 反応温度は0℃乃至50℃であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、反応目的物は常法に従つて反応混
合物から採取される。例えば、反応混合物に希水
酸化ナトリウム水溶液又は氷水を加えて、水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得ることができる。 水酸基を保護する反応は前記第3工程と同様に
行われる。 第8工程は一般式(XI)を有するエンド位に二
重結合を有する化合物を製造する工程で、不活性
溶剤中、化合物()を酸と処理することによつ
て達成される。 使用される酸としては、例えば塩酸、硝酸、硫
酸のような無機酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、安
息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、カンフアースルホ
ン酸のような有機酸をあげることができるが、好
適にはp−トルエンスルホン酸、カンフアースル
ホン酸である。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えばベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトンのようなケトン類、メ
タノール、エタノールのようなアルコール類、水
又は上記有機溶剤と水の混合溶剤をあげることが
できるが、好適には芳香族炭化水素類である。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は通常1時間乃至10時間である。 R9が保護されたヒドロキシメチル基である場
合、その水酸基の保護基が酸により除去されるも
の、例えば複素環基、アルコキシ若しくはアラル
キルオキシメチル基、1−アルコキシエチル基又
はシリル基であるときあるいはZが酸により除去
される保護基、例えば【式】基又は 【式】基(式中、R17及びBは前述したもの と同意義を示す。)であるときは、通常上記保護
基も同時に除去及び/又は交換される。 しかし、Zが【式】基又は【式】基 (式中、R17及びBは前述したものと同意義を示
す。)である場合には、保護基を形成している相
当するアルコール体を共存させ、芳香族炭化水素
中で反応を行うことにより、カルボニル基の保護
基を保持したままで本異性化反応を行うこともで
きる。 第9工程は一般式(XII)を有するエポキシ誘導
体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
(XI)を酸化剤と反応させることによつて達成さ
れる。 使用される酸化剤としては、二重結合をエポキ
サイドに酸化する試薬なら特に限定されないが、
例えば、過酸化水素;過酢酸、過安息香酸、m−
クロロ過安息香酸、過フタル酸のような有機過
酸;t−ブチルパーオキシドのようなパーオキシ
ド;又は塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウムのよ
うなアルカリ金属ハロゲン酸類/酸化オスニウム
をあげることができるが、好適には有機過酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えば、水;メチ
レンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素のよう
なハロゲン化炭化水素類;n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよう
な炭化水素類;又はエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類或いは
これらの混合溶剤をあげることができるが、好適
にはハロゲン化炭化水素類である。 反応は通常、0℃乃至100℃で行われ、反応に
要する時間は通常30分乃至15時間である。 第10工程は一般式()を有するケトン誘導
体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
(XII)を酸と接触することによつて達成される。 使用される酸としては、塩化亜鉛、塩化アルミ
ニウム、ボロントリフルオライド、ボロントリフ
ルオライド−エーテル錯体のようなルイス酸をあ
げることができるが、好適にはボロントリフルオ
ライド−エーテル錯体である。 使用される不活性溶剤としては、メチレンクロ
リド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類;ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレンのような炭化水素類;又はエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンのよ
うなエーテル類をあげることができるが、好適に
は炭化水素類である。 反応は通常、−78℃乃至50℃であり、好適には
0℃乃至室温であり、反応に要する時間は通常、
3分間乃至5時間である。 第11工程は一般式()を有するアルコール
誘導体を製造する工程で、化合物()を還元
することによつて達成される。本工程は前記第2
工程と同様に行われる。 第12工程は一般式()を有する化合物を製
造する工程で、化合物()のカルボニル基の
保護基を通常の方法に従つて除去することによつ
て達成される。 カルボニル基の保護基が酸素原子を有する場合
には、相当する化合物を例えば酢酸−水、希塩酸
−含水アセトン、希塩酸/含水アセトニトリル、
希硫酸−含水アセトンのような酸および水性溶媒
と0℃乃至100℃で30分間乃至3時間接触させる
ことによつて除去される。 この反応において、R9のヒドロキシメチル基
の保護基が複素環基、アルコキシ基若しくはアラ
ルキルオキシ基を置換分として有するメチル基又
はトリ低級アルキル若しくはジアリール低級アル
キルシリル基である場合には、通常、当該保護基
も同時に除去される。又、必要なら、生成したヒ
ドロキシメチル基を1級アルコールと2級アルコ
ールの反応性を利用して、環上の水酸基と区別し
て前記第3工程と同様にして、所望の保護基によ
り保護することもできる。 前記カルボニル基の保護基が硫黄原子を有する
場合には、相当する化合物を、テトラヒドロフラ
ン、エーテルのようなエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノールのようなアルコール
類又は水或いはそれらの混合溶剤中、酢酸水銀、
塩化水銀又は酸化水銀(赤)と0℃乃至60℃で接
触させることによつて除去される。この反応では
必要によりボロントリフルオライド−エーテル錯
体等のルイス酸を触媒として用いることができ
る。 第13工程は一般式()を有するエステル誘
導体を製造する工程で、化合物()を不活性
溶剤中、ホスフイン及びアゾジカルボキシレート
の存在下、有機カルボン酸と反応させることによ
つて達成される。 使用されるホスフインとしては、例えばトリメ
チルホスフイン、トリエチルホスフイン、トリn
−ブチルホスフインのようなトリ低級アルキルホ
スフイン又はトリフエニルホスフイン、トリp−
トリルホスフイン、トリm−トリルホスフインの
ようなトリアリールホスフインをあげることがで
きるが、好適にはトリアリールホスフインであ
る。 使用されるアゾジカルボキシレートとしては、
例えばジメチル アゾジカルボキシレート、ジエ
チル アゾジカルボキシレート、ジn−プロピ
ル、アゾジカルボキシレートのようなジ低級アル
キル アゾジカルボキシレートをあげることがで
きる。 使用されるカルボン酸としては、例えば、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸のような脂肪族カ
ルボン酸又は安息香酸、p−メチル安息香酸m−
クロル安息香酸のような芳香族カルボン酸をあげ
ることができるが、好適にはギ酸である。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばn−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ンのようなエーテル類;又はアセトン、メチルエ
チルケトンのようなケトン類をあげることができ
るが、好適には、エーテル類である。 反応は通常−20℃乃至50℃で行われ、反応に要
する時間は通常30分間乃至10時間である。 第14工程は一般式()を有するアルコール
誘導体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
()を塩基と処理することによつて達成され
る。 使用される塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような
アルカリ金属重炭酸塩、炭酸リチウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩;又はトリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリンのような有機アミンをあげることができる
が、好適にはアルカリ金属水酸化物又は炭酸塩で
ある。 使用される溶剤は加溶媒反応以外の反応に関与
しなれけば特に限定されないが、例えば、水;メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノールのようなアルコー
ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;又は上記有機溶剤と水との混合溶剤をあげる
ことができるが、好適にはアルコール類又は含水
アルコール類である。 反応温度は通常0℃乃至100℃であり、反応に
要する時間は通常10分間乃至5時間である。 化合物()において、R9に含まれる水酸
基の保護基がアシル基の場合には、反応条件によ
つては同時に保護基が除去されることがあるが、
1級のヒドロキシメチル基と2級のヒドロキシメ
チル基の反応性を利用して、側鎖の水酸基を選択
的に保護することができる。 さらに化合物()は化合物()をスル
ホニル化後、カリウムスーパーオキシドのような
スーパーオキシドと処理することによつても得る
ことができる。 スルホニル化は後で述べる第15工程における相
当する反応と同様に行われる。スーパーオキシド
との反応は不活性溶媒中、クラウンエーテル存在
下実施される。不活性溶媒としてはジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホロアミドのような
アミド類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタンのようなエーテル類;又はベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素
類或いはそれらの混合溶媒を用いることができ
る、好適にはジメチルスルホキシドである。クラ
ウンエーテルとしては通常のクラウンエーテルな
ら限定されないが、18−クラウン−6が好適であ
る。反応温度は通常室温付近であり、反応に要す
る時間は30分間乃至5時間である。 第15工程は一般式()を有する化合物を製
造する工程で、不活性溶剤中、化合物()を
スルホニルハライドと反応させることによつて
R13がアルカンスルホニルオキシ基又はアリール
スルホニルオキシ基である化合物が製造され、
又、化合物()をホスフイン−テトラハロゲ
ノ炭素と反応させることによつてR13がハロゲン
である化合物が製造される。 使用されるスルホニルハライドは式R16−
SO2X(式中、R16及びXは前述したものと同意義
を示す。)であるが、好適にはメタンスルホニル
クロリド、エタンスルホニルクロリド、ベンゼン
スルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルク
ロリドである。又は本反応は塩基の存在下で好適
に行われ、その塩基は好適にはトリエチルアミ
ン、エチルジイソプロピルアミン、ピリジン、
N,N−ジメチルアニリンのような有機アミンで
ある。 使用されるホスフインは前記第13工程で例示し
たものと同様であり、テトラハロゲノ炭素は四塩
化炭素、四臭化炭素又は四沃化炭素であり、好適
には四塩化炭素又は四臭化炭素である。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばn−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化
炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタン、ジオキサンのような
エーテル類;又はアセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類をあげることができるが、好適
にはスルホニルハライドとの反応ではハロゲン化
炭化水素類であり、テトラハロゲノ炭素との反応
ではエーテル類である。 反応温度は通常−30℃乃至50℃であり、反応に
要する時間は通常10分間乃至10時間である。 第16工程は一般式()を製造する工程で、
不活性溶剤の存在下又は不存在下、化合物(
)を塩基と処理することによつて達成される。 使用される塩基としては、例えばトリエチルア
ミン、エチルジイソプロピルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)
ピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノ
ネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)のような第三級
アミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩;又はナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウム
t−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナト
リウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属ア
ルコキシドをあげることができるが、好適には第
三級アミンである。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、t−ブタノ
ールのようなアルコール類;n−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;又はエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ
ーテル類をあげることができるが、好適にはエー
テル類である。さらに、上記第三級アミンを過剰
に使用して、溶剤を兼用することも好ましい。 反応温度は通常0℃乃至80℃であり、反応に要
する時間は通常10分間乃至5時間である。 第17工程は一般式()を有するカルボキシ
又はアルコキシカルボニル化合物を製造する工程
で、化合物()を不活性溶剤中、塩基の存在
下炭酸ガス、ドライアイス又は一般式 (式中、R18は前記R14の低級アルキルを示し、
R19は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示
す。)を有するカーボネート誘導体と反応させる
ことによつて達成される。 炭酸ガス又はドライアイスとの反応において使
用される塩基としてはジ−t−ブチル−p−クレ
ゾールのようなクレゾール類の存在下の有機リチ
ウム化合物、例えばメチルリチウム、n−ブチル
リチウム、s−ブチルリチウム、フエニルリチウ
ム;有機カリウム化合物、例えばトリフエニルメ
チルカリウム又は金属水素化物、例えば水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムを
あげることができる。 カーボネート誘導体との反応において、使用さ
れる塩基としては、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナ
トリウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属
アルコキシド又は水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水素化カルシウムのようなアルカリ金属若
しくはアルカリ土類水素化物をあげることができ
る。 使用される不活性溶剤としてはエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジグライムのようなエーテル類が好適であ
る。 反応温度は−20℃乃至80℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至24時間である。 第18工程は一般式()を有する化合物を
製造する工程で、不活性溶剤中、化合物()
を酸触媒下、カルボン酸を反応させることによつ
て、R15が式【式】基(式中、R12は前述 したものと同意義を示す。)である化合物を製造
することができ、不活性溶剤中、化合物()
をハロゲン化水素と反応させることによつて、
R15がハロゲンである化合物が製造される。 化合物()とカルボン酸との反応におい
て、使用されるカルボン酸は式【式】 (式中、R12は前述したものと同意義を示す。)で
あるが、好適にはキ酸である。使用される酸触媒
としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、過塩
素酸のような無機酸又はトリフルオロ酢酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸のような酸性の強い有
機酸をあげることができるが、好適には硫酸又は
トリフルオロメタンスルホン酸である。使用され
る不活性溶剤としては、例えばエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類又はメチレンクロリド、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類をあげることができる
が、好適にはハロゲン化炭化水素類である。さら
に原料のカルボン酸を溶剤を兼ねて過剰に使用す
ることによつても、好適に行われる。 化合物()とハロゲン化水素との反応にお
いて、使用されるハロゲン化水素としては、塩
酸、臭化水素酸、又は沃化水素酸をあげることが
でき、好適には臭化水素酸である。使用される不
活性溶剤としては、例えばメタノール、エタノー
ル、n−プロパノールのようなアルコール類、酢
酸のような有機酸類、水、含水アルコール類又は
含水有機酸類をあげることができるが、好適には
水又は水と酢酸との混合物である。 両反応ともに反応温度は通常0℃乃至50℃であ
り、反応に要する時間は1時間乃至10時間であ
る。 第19工程は一般式()を有するアルコー
ル誘導体を製造する工程で、化合物()を
還元することによつて達成される。 本工程は前記第2工程と同様に行われる。第20
工程は一般式()を有する化合物を製造す
る工程で、化合物()の水酸基を保護する
ことによつて達成される。 本工程は前記第3工程と同様に行われる。 第21工程は一般式()を有するエンド型
二重結合の化合物を製造する工程で、化合物(
)のR15がハロゲン原子である場合には、不
活性溶剤中、化合物()を塩基と処理する
ことによつて達成され、化合物()のR15
が式【式】基(式中、R12は前述したも のと同意義を示す。)である場合には、化合物
()を加溶媒分解し、得られたヒドロキシ
誘導体を式R16−SO2X(式中、R16及びXは前述
したものと同意義を示す。)を有するスルホニル
ハライドと反応させ、スルホニルオキシ誘導体に
導いた後に、不活性溶剤中、塩基と処理すること
によつて達成される。 化合物()の加溶媒分解は前記第14工程
と同様に行われ、得られたヒドロキシ誘導体とス
ルホニルハライドとの反応は前記第15工程におけ
る相当する反応と同様に行われる。 使用される塩基としては、例えば、トリエチル
アミン、エチルジイソプロピルアミン、1,5−
ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7の
ような有機アミン;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキ
シド;水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素
化カルシウムのようなアルカリ又はアルカリ土類
金属水素化物;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
プロピオン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、
安息香酸カリウムのようなアルカリ金属有機カル
ボキシレート;ナトリウムフエノキシド、カリウ
ムフエノキシド、ナトリウムp−メチルフエノキ
シド、ナトリウムチオフエノキシド、カリウムチ
オフエノキシド、リチウムゼレノフエノキシド、
ナトリウムゼレノフエノキシド、カリウムゼレノ
フエノキシド、ナトリウムo−メチルフエノキシ
ド、カリウムp−メチルフエノキシドのようなア
ルカリ金属フエノキシド類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウムのようなアルカリ金属若しくはアルカリ土類
金属水酸化物;又は炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩若しくは重炭酸塩をあげ
ることができるが、好適にはアルカリ金属フエノ
キシド類(チオ及びゼレノを含む。)又はアルカ
リ金属有機カルボキシレートであり、さらに好適
にはアルカリ金属ゼレノフエノキシド又はアルカ
リ金属アセテートである。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエンのような炭化水素
類;メチレンクロリド、クロロホルム、1,2−
ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
エーテル、テトラヒドロフラン、ギオキサン、
1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;
アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類;メタノール、エタノール、n−プロパノール
のようなアルコール類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドのようなアミド類;又はジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類をあ
げることができるが、好適にはアルコール類又は
スルホキシド類である。 反応温度は通常0℃乃至100℃であり、反応に
要する時間は通常15分間乃至5時間である。 第22工程は一般式(XXV)を有するヒドロキ
シメチル化合物を製造する工程で、化合物(XX
)のカルボキシ基又はアルコキシカルボニル基
を還元することによつて達成される。 R9が保護されたヒドロキシメチル基又はカル
ボキシ基であり、R14が低級アルキル基である場
合には、還元反応は、エーテル、テトラヒドロフ
ラン、トルエンのような不活性溶剤中、相当する
化合物を水素化リチウムアルミニウム、水素化ホ
ウ素リチウム、ビトライド等と−40℃乃至70℃で
30分間乃至5時間接触することによつて行われ
る。この際、水素化リチウムアルミニウムの量は
過剰にならないように使用することによつて、好
適に行われる。 R9が保護されたカルボキシ基であり、R14が水
素原子である場合には、還元反応は、エーテル、
テトラヒドロフランのような不活性溶剤中、相当
する化合物をジボランと0℃乃至室温で30分間乃
至3時間接触させることによつて行われる。 第23工程は化合物()を製造する工程で、化
合物(XX)のヒドロキシメチル基を酸化する
ことによつて達成される。 本反応は前記第4工程におけるヒドロキシメチ
ル基をホルミル基に変換させる反応と同様に行わ
れる。 さらに、必要に応じて、R9が保護されたヒド
ロキシメチル基の場合の水酸基の保護基及び/又
はR6の水酸基の保護基を選択的に除去すること
もできる。 以上の各工程の反応終了後、反応の目的化合物
は常法に従つて反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存在する場
合には別した後、溶液が酸性又はアルカリ性の
場合には適宜中和し、水不混和性有機溶剤で抽出
した後、溶剤を留去することにより得ることがで
きる。さらに必要ならば常法、例えばカラムクロ
マトグラフイー、薄層クロマトグラフイー、再結
晶法などを用いてさらに精製することができる。
このようにして得られる目的化合物が種々の幾何
異性体および光学異性体の混合物で得られる場合
には、適当な合成段階においてこれらの異性体を
分離および分割することができる。 前記一般式()を有する化合物及びその薬理
上許容される塩は抗血小板剤として有用で血栓性
疾患の治療および予防薬として用いることができ
る。その投与形態としては例えば錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、シロツプ剤などによる経口投
与または静脈注射による非経口投与等をあげるこ
とができる。その使用量は症状、年令、体重等に
よつて異なるが、通常は成人に対して1日約
0.0001mg乃至1000mg、好適には1日約0.01mg乃至
100mgであり、1回または数回に分けて投与する
ことができる。 次に実施例及び参考例をあげて、本発明をさら
に具体的に説明する。 実施例 1 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニル
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (1a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−(3
−オキソ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビジクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 74mgの55%油性ナトリウム水素の油分をn−
ヘキサンにて洗浄後、テトラヒドロフラン10ml
とジメチル(2−オキソ−2−シクロペンチル
エチル)−ホスホネート(418mg)を加わえて30
分撹拌する。ついで参考例20で得られた3−
(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホルミ
ル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(469mg)
を3mlのテトラヒドロフランに溶解して加わ
え、室温にて1時間撹拌する。反応終了後、反
応液を氷水にあけ酢酸エチルエステルにて抽出
する。抽出液を水洗後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、減圧下溶媒を留去すると、残渣937
mgが得られる。このものをシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物
質として503mg得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1120,1625,1665,1690 NMRスペクトル(CDCl3)δppm:3.48
(2H,t,J =6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.25(2H,s,−OCH 2Ph) 5.30(1H,s,=CH−) 6.23(1H,d.d,J=17.0,5.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (1b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−3−シクロペンチル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン エノン体(実施例1aの化合物:484mg)のメ
チルアルコール(7ml)溶液を氷冷下、塩化セ
リウム・7水和物(430mg)のメチルアルコー
ル(4ml)溶液に加わえる。反応液を−20℃に
冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(62mg)を加
わえ、同温度で、15分撹拌する。 反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出する。抽出液は飽和食塩水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、残渣498mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、より極性の高い部分より、
262mgの目的物が油状物質として得られた。ま
た、より極性の低い部分から3βヒドロキシ体
184mgが得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1025,1075,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,CH2 CH
2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) 7.36(5H,s,Ph) 3βヒドロキシ体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1025,1074,1120,3450 (1c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロベンチル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕−オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例1bの化合物:379
mg)を塩化メチレン(4mg)に溶解し、氷冷
下、2,3−ジヒドロピラン(0.1ml)及び触
媒量のパラートルエンスルホン酸を加わえ、30
分撹拌する。反応終了後、5%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液にて中和し、水を加わえ、酢酸エチ
ルエステルにて抽出する。抽出液は、水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下
溶媒を留去し、残渣482mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより、目的物が油状
物質として425mg得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1025,1080,1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.46(2H,t,J=60Hz、−CH 2OCH2Ph) 4.51(2H,s,OCH 2Ph) 4.74(2H,br.s,【式】×2) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.62(2H,m,−CH=CH−) 7.36(TH,s,Ph) (1d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 窒素雰囲気下、内温−70℃にて、ベンジルエ
ーテル体(実施例1cの化合物:415mg)の液体
アンモニア(20ml)とテトラヒドロフラン(14
ml)の溶液に、過剰の金属ナトリウムを加える
と、溶液は濃青色を呈する。そのまま−70℃で
30分撹拌した後、大過剰の塩化アンモニウムを
加える。反応液を室温にもどし、アンモニアを
留去した後、残渣に水を加え、ジエチルエーテ
ルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
し、残渣372mgを得る。このものをシリカゲル
カラムクロマグラフイーにて精製し、目的物を
油状物として399mg得た。 IRスペクトルνmaxcm-1:3430 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) (1e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン Jones試薬(無水クロム酸26.7g及び濃硫酸
23mlを水で稀釈して全体を100mlとして調製し
たもの:0.6ml)をアセトン10mlに溶解し−25
℃に冷却、このものにアルコール体(実施例
1dの化合物:329mg)をアセトン15mlに溶かし
た溶液を滴下し、同温度で1時間20分撹拌す
る。反応終了後イソプロピルアルコールを加え
た後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和
し、農和食塩水を加え、ジエチルエーテルにて
抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残
渣342mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として217mg
得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 980,1025,1120,1135,1710,1735,3100 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (1f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン テトラヒドロピラニル体(実施例1eの化合
物:207mg)のアセトン(8ml)、水(3ml)の
溶液に、d−カンフアスルホン酸(20mg)を加
え、内温40〜45℃で2時間撹拌する。反応終了
後、反応後を水にあけ、酢酸エチルエステルに
て抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後減圧下溶媒を留去し、残
渣180mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製した後、酢酸エチルエステルとn
−ヘキサンの混合溶媒より再結晶することによ
り、融点108−110℃を有する目的化合物75mgを
得た。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1: 975,1710,3300 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 5.33(1H,br.s,−CH=) 5.50(5H,m,−CH=CH−,OH×2,COO
H) 実施例 2 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−ヒド
ロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デカ
ジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ〔3,
3,0〕オクト−2−エン (2a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−5(R),9−ジメチル−1,8
−デカジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 粗アルデヒド(参考例20の化合物:2.91g)及
びジメチル2−オキソ−4,8−ジメチルノナ−
1−エニルホスホネート3.49gを実施例1aと同様
に反応処理すると3.16gの目的化合物が油状物と
して得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1625,1665,1680 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 3.48(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2−) 4.8−5.4(2H,m,=CH−×2) 6.18(1H,d.d,J=16.5Hz,=CH−) 6.5−7.2(1H,m,=CH−) (2b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−5(R),9−ジメチル−
1,8−デカジエニル)−7α−ヒドロキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びその6β−
(3β−ヒドロキシ−)異性体 ケトン(実施例2aの化合物:3.1g)を用い
実施例1bと同様に反応処理し得られたヒドロ
キシ体を次いで酢酸(45ml)に溶解し水25ml及
びテトラヒドロフラン(17ml)を加え50℃で
2.5時間撹拌した。その間15mlの水を追加した。
反応終了後水酸化ナトリウム36gの水溶液を加
え中和し酢酸エチルエステルで抽出する。抽出
液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトで精製した。20〜25%酢酸エ
チルエステル含有ヘキサン流出部より1.01gの
油状の6β−(3β−ヒドロキシ)体(薄層クロマ
トグラフイーで2スポツトを有する。)が得ら
れた。30〜50%酢酸エチルエステル含有ヘキサ
ン流出部より1.31gの油状の6β−(3α−ヒドロ
キシ)体(薄層クロマトグラフイーで2スポツ
トを有する)が得られた。 6β−(3β−ヒドロキシ)体 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3380 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,s,CH3) 1.60(3H,s,CH3) 1.68(3H,s,CH3) 3.45(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2−) 5.11(1H,t,=CH−) 5.29(1H,br.s,=CH−) 5.60(2H,m,−CH=CH−) 6β−(3α−ヒドロキシ)体 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3360 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3) 1.60(3H,s,CH3) 1.66(3H,s,CH3) 3.50(2H,t,−CH2−) 4.51(2H,s,−CH2−) 5.12(1H,t,=CH−) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (2c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール〔実施例2bの6β−(3α−ヒドロキ
シ)体:1.21g〕を用い実施例1cと同様に処理
すると1.71gの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1022,1035 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3) 3.45(2H,t,−CH2−) 4.50(2H,s,−CH2−) 4.70(2H,br.s,【式】×2) 4.90−5.8(4H,m,=CH−×4) (2d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),9−
ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体(実施例2cの化合物:1.62g)を
用い実施例1dと同様6反応処理すると1.06gの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.92(3H,m,CH3) 2.62(3H,s,CH3) 2.69(3H,s,CH3) 4.82(2H,br.s,−OCHO−×2) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×4) (2e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール体(実施例2dの化合物:1.0g)を
用い実施例1eと同様に反応処理すると521mgの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:1734,1710 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.92(3H,m,CH3),1.62(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3),4.72(2H,br.s,−
OCHO−×2),5.0〜5.8(4H,m,=CH−
×4) (2f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例2eの化合物:505mg)を
用い実施例1fと同様に反応処理すると190mgの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 3350,1710,972 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,d,CH3),1.62(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3),3.72(1H,m.CHO
H) 4.15(1H,m,CH−OH),5.11.(1H,
t,=CH−) 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) この化合物はジアゾメタンで処理すると容易に
対応するメチルエステル(IRスペクトル:1725
cm-1)に変換された。 実施例 3 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例2dの化合物:200mg)を用
い実施例1fと同様に反応処理すると98mgの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:3370,975 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,d,CH3),1.59(3H,s,CH3) 1.66(3H,s,CH3),5.02(1H,t,=CH−) 5.19(1H,br.s,=CH−) 5.40(2H,m,−CH=CH−) 実施例 4 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (4a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−メチルノナ−1,8−ジエ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン ホルミル体(参考例20の化合物:540mg)と
ジメチル(2−オキソ−3−メチル−7−オク
テニル)ホスホネート500mgとを実施例1aと同
様に反応処理して639mgの目的化合物を油状物
として得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:1034,1078,
1120,1624,1666,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.09(3H,d,J=7.0Hz,−CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.60〜6.10(5H,m,=CH×4,
【式】) 5.29(1H,br.s,=CH−) 6.25(1H,d.d,J=17.0,6.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.35(5H,s,Ph) (4d) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−
ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン エノン体(実施例4aの化合物:630mg)を実
施例1bと同様に反応処理して270mgの油状の目
的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1020,1072,1118,1640,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.89(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.68(1H,br.s,【式】) 4.77〜6.10(6H,m,=CH−×6) 7.37(5H,s,Ph) (4c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例4bの化合物:336
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、392mg
の油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1020,1120,1640 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.6〜6.2(8H,m,=CH−×6,
【式】×2) 7.37(5H,s,Ph) (4d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体(実施例4cの化合物:382mg)を
実施例1dと同様に反応処理することにより308
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:972,1020,
1032,1074,1118,1130,1640,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3),4.73(2H,br.s,
【式】×2),4.83〜6.10(6H,m, =CH−×6) (4e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例4dの化合物:291mg)
を実施例1eと同様に反応処理することにより
222mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 980,1022,1038,1080,1120,1138,1642,
1712,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.87(3H,m,CH3) 4.73(2H,br.s,【式】×2) 4.83〜6.07(6H,m,=CH−×6) (4f) 3−(4−カルボキシルブチル)−6β−(3α−
ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ジピラニル体(実施例4eの化合物:212mg)
を実施例1fと同様に反応処理することにより91
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1640,1708,3340 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 3.50〜4.1(2H,m,CHOH×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 4.4〜6.1(3H,m,−CH=CH2) 実施例 5 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロヘキシル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン (5a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−3−シクロヘキシル−1−プロ
ペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン ホルミル体(参考例20の化合物:515mg)と
ジメチル(2−オキソ−2−シクロヘキシルエ
チル)ホスホネートとを実施例1aと同様に反
応処理して548mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1622,1666,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−),5.28(1H,br.s,
=CH−) 6.24(1H,d.d,J=15.0,4.0Hz,=CH−) 6.88(1H,m,=CH−),7.36(5H,s,Ph) (5b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン エノン体(実施例5aの化合物:530mg)を実
施例1bと同様に反応処理して295mgの油状の目
的化合物及びその(3β−ヒドロキシ)異性体
(油状物140mg)を得た。 (3α−ヒドロキシ)異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1022,1076,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.69(1H,br.s,【式】) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.61(2H,m,−CH=CH−) 7.37(5H,s,Ph) (3β−ヒドロキシ)異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1022,1077,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.46(2H,t,J=6Hz,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.72(1H,br.s,【式】) 5.29(1H,br.s,=CH) 5.63(2H,m,−CH=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (5c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン (3α−ヒドロキシ)体445mg(実施例5bの化
合物)を実施例1cと同様に反応処理すると435
mgの目的化合物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 975.1022,1035 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−CH2O−) 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.0〜5.8(3H,m,=CH−×3) 7.33(5H,s,Ph) (5d) 3−(5−ヒドロオキシペンチル)−6β−〔3α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シ
クロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体420mg(実施例5cの化合物)を実
施例1dと同様に反応処理すると317mgの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.72(2H,br.s,−OCHO−x2) 5.1〜5.8(3H,m,=CH−×3) (5e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例5dの化合物:300mg)
を実施例1eと同様に反応処理して211mgの油状
の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1705,1738 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.1〜5.8(3H,m,=CH−,−CH=CH−) (5f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロヘキシル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例5eの化合物:195mg)を
実施例1fと同様に反応処理すると94mgの油状の
目的化合物が得られた。さらに本化合物を冷蔵
庫中に放置し結晶体を得た。融点77−79℃ IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1: 976,1709,3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) 実施例 6 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4,7−ジメチルオクト−1,6−ジ
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン (6a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4,7−ジメチルオクト−1,
6−ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 粗アルデヒド(参考例20の化合物:290mg)
及びジメチル2−オキソ−3,6−ジメチルオ
クト−5−エニルホスホネートを実施例1aと
同様に反応処理すると310mgの油状の目的化合
物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1624,1665,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.8〜5.4(2H,m,=CH−×2) 6.17(1H,d,d,J=17Hz,5Hz,=CH
−) 6.5〜7.2(1H,m,=CH−) (6p) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4,7−ジメチルオクト−
1,6−ジエチル)−7α−(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン ケトン(実施例6aの化合物:310mg)を実施
例1bと同様に反応処理すると157mgの油状の目
的化合物及びその3β−ヒドロキシ異性体61mg
を得た。 3α−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.0〜5.6(4H,m,=CH−×4) 7.37(5H,s,Ph) (6c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−
4,7−ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3α−ヒドロキシ体(実施例6bの化合物:300
mg)を実施例1cと同様に反応処理すると327mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1020,1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.89(3H,m,CH3) 3.46(2H,t,−CH2O−) 4.51(2H,s,−CH2O−) 4.70(2H,br.s,【式】×2) 4.90〜5.8(4H,m,=CH−×4) (6d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4,7−
ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例6cの化合物:380mg)を
実施例1dと同様に反応処理すると297mgの目的
化合物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3),1.61(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3) 4.80(2H,br.s,【式】×2) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×2,−CH=CH
−) (6e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3−α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4,7
−ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール体(実施例6dの化合物:556mg)
を用い実施例1eと同様に反応処理すると241mg
の油状の目的化合物が得られた IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1734、1709 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3),1.61(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×2,−CH=CH
−) (6f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4,7−ジメチルオクト−1,6−
ジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン アルコール体(実施例6eの化合物:231mg)
を実施例1fと同様に反応処理すると油状の目的
化合物が99mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 972,1709,3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 1.62(3H,s,CH3) 1.68(3H,s,CH3) 3.71(1H,m,CHOH) 4.14(1H,m,CHOH) 5.11(1H,t,=CH−) 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 実施例 7 3−(4−(カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシノナ−1,8−ジエチル)−7α−ヒド
ロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン (7a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソノナ−1,8−ジエニル)−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ホルミル体(参考例20の化合物:300mg)と
ジメチル(2−オキソ−7−オクテニル)ホス
ホネート310mgとを実施例1aと同様に反応処理
して317mgの目的化合物を油状物として得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1624,1666,
1692, NMRスペクトル(CDCl3)δ: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.60〜6.10(5H,m,=CH−×4,
【式】) 5.29(1H,br.s,=CH−) 6.25(1H,d,d;J=17.0,6.0Hz,=CH
−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.35(5H,s,Ph) (7b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシノナー1,8−ジエニル)−
7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シ
ス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エノン体(実施例7aの化合物:300mg)を実
施例1bと同様に反応処理して141mgの油状の目
的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1118,1640,
3450, NMRスペクトル(CDCl3)δppm; 3.47(2H,t;J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.68(1H,br.s,【式】) 4.77〜6.10(6H,m,=CH−×6) 7.37(5H,s,Ph) (7c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2エン 3αヒドロキシ体(実施例7bの化合物:330
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、390mg
の油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1640 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.6〜6.2(8H,m,=CH−×6;−OCHO−
×2) 7.37(5H,s,Ph) (7d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ベンジル体(実施例7cの化合物:380mg)を
実施例1dと同様に反応処理することにより300
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:973,1640,
3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 4.83〜6.10(6H,m,=CH−×6) (7e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ヒドロキシ体(実施例7dの化合物:290mg)
を実施例1eと同様に反応処理することにより
220mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980,1642,
1712,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 3.83〜6.07(6H,m,=CH×6) (7f) 3−(4−カルボキシルブチル)−6β−(3α−
ヒドロキシノナ−4,8−ジエニル)−7α−ヒ
ドロキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン ジピラニル体(実施例7eの化合物:202mg)
を実施例1fと同様に反応処理することにより90
mgの目的化合物を得た。 IRスペクトル(CHl3)νmaxcm-1:1640,
1708,3340 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.50〜4.1(2H,m,CHOH×2,) 530(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 4.4〜6.1(3H,m,−CH=CH2) 実施例 8 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−シクロペンチル−1−ブテニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (8a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−シクロベンチル−1−ブテ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ホルミル体(参考例20の化合物:469mg)と
ジメチル(2−オキソ−3−シクロペンチルプ
ロピル)−ホスホネート(408mg)とを実施例
1aと同様に反応処理して、目的物を油状物質
として491mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1625,1665,
1690 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.48(2H,t;J=6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 5.30(1H,s,=CH−) 6.23(1H,d.d;J=17.0,5.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (8b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−シクロペンチル−1−
ブテニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エノン体(実施例8aの化合物:480mg)を実
施例1bと同様に反応処理して、粗目的物498mg
を得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、より極性の高い部分より、
260mgの目的物が油状物質として得られた。ま
た、より極性の低い部分から3βヒドロキシ体
173mgが得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,CH2 CH
2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) 7.36(5H,s,Ph) 3βヒドロキシ体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1120,3450 (8c) 3−(5−ベンジルオキシベンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4
−シクロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕−オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例8bの化合物:379
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、粗目的
482mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより、目的物が油状
物質として405mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1025,1080,
1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm; 3.46(2H,t,J=6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.51(2H,s,OCH 2Ph) 4.74(2H,br.s,【式】×2) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.62(2H,m,−CH=CH−) 7.36(5H,s,Ph) (8d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−シク
ロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン ベンジルエーテル体(実施例8cの化合物:
405mg)を実施例1dと同様に反応処理すること
により、粗目的物370mgを得る。このものをシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、目的物を油状物として325mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3430, NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) (8e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−シク
ロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン アルコール体(実施例8dの化合物:313mg)
を実施例1eと同様に反応処理することによつ
て、粗目的物342mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として192mg
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980,1710,
1735,3100 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (8f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−シクロペンチル−1−ブテニ
ル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン テトラヒドロピラニル体(実施例8eの化合
物:200mg)を実施例1fと同様に反応処理する
ことによつて粗目的物180mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的化合物75mgを得た。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:975,
1710,3300 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 5.33(1H,br.s,−CH=) 5.50(5H,m,−CH=CH−,OH×2,COO
H) 実施例 9 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−エ
ニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン (9a) 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β
−(3−オキソ−4−メチルオクト−6−イン
−1−エニル)−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 粗アルデヒド体(参考例22の化合物;180mg〕
及びジメチル2−オキソ−3−メチルヘプト−
5−イニルホスホネート163mgを実施例1aと同
様に反応処理すると、175mgの目的化合物が油
状として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;1630,1670,
1695,1740,2330 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;1.28(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.73(3H,t,
CH3),3.64(3H,s,CH3),4.58(1H,br.,
【式】) 5.25(1H,br.s,=CH−),5.95−7.20(2H,
m,−CH=CH−) (9b) 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β
−(3−α−ヒドロキシ−4−メチルオクト−
6−イン−1−エニル)−7α−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ケトン(実施例9aの化合物;175mg)を用い
実施例1bと同様に反応処理すると極性の低い
部分より50mgの目的化合物の3β−ヒドロキシ
異性体及びより極性の高い部分より80mgの目的
化合物がそれぞれ油状物として得られた。 3α−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3460,1741,
1022,1033 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.95(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.85(3H,t,J=
3Hz,CH3),3.62(3H,s,CH3),4.60
(1H,br.,【式】), 5.22(1H,br.s,=CH−),5.52(2H,m,−
CH=CH−) 3β−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3460,1741,
1022,1033 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.97(3H,
m,CH3),1.78(3H,t,J=3Hz,
CH3),3.68(3H,s,CH3),4.67(1H,br.,
【式】), 5.29(1H,br.s,=CH−),5.60(2H,m,−
CH=CH−) (9c) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−
エニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エステル体(実施例9bの化合物;75mg)及
び5%苛性カリの30%水−メタノール溶液(5
ml)の混合物を室温で2時間15分間撹拌した。
反応終了後、反応液に氷水を加え、3.5%塩酸
で弱酸性として酢酸エチルで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗滌したのち硫酸ナトリウムと
共に乾燥する。溶媒を留去すると油状の目的化
合物70mgが得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3430,1730,
1716 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.98(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.77(3H,t,J=
3Hz,CH3),4.66(1H,br.s,
【式】), 5.26(1H,br.s,=CH−),5.58(2H,m,−
CH=CH−) (9d) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン カルボン酸(実施例9cの化合物;70mg)を用
い実施例1fと同様に反応処理すると、50mgの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3370,1712,
975 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.98(3H,
m,CH3),1.78(3H,bt.s,CH3),3.40−
4.32(2H,m,CBOH×2),5.27(1H,
br.s,=CH−),5.51(2H,m,−CH=CH
−) 参考例 1 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクタン 1.00gの5−ベンジルオキシペンチルブロマイ
ド〔エー・ダブリユウ・ブルグスターラー(A.
W.Burgstahler)らの方法(ジヤーナル・オブ・
オルガニツク・ケミストリー)42巻、566頁、
1977:J.Org.Chem.、42,566(1977)に従つて、
ペンタメチレンブロマイドとベンジルアルコール
より合成したもの〕と金属マグネシウム(100mg)
からジエチルエーテル(5ml)中で調製した5−
ベンジルオキシペンタメチレンマグネシウムブロ
マイドに、室温にて、7,7−エチレンジオキシ
−3−オキシビシクロ〔3.3.0〕オクタン(501
mg)のジエチルエーテル(5ml)溶液を滴下し、
室温で1.5時間撹拌する。反応終了後、反応液に
塩化アンモニウム水溶液を加わえ、ジエチルエー
テルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
し、残渣1.470gを得る。 このものをシリカゲルクロマトグラフイーにて
精製することにより、目的物が油状物として556
mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1110,1330,
1470,3480 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,CH2 CH 2OCH2Ph) 3.91(4H,s,OCH2CH2O), 4.52(2H,s,OCH 2Ph), 7.36(5H,s,Ph), マススペクトル m/e:360(M+),342(M−18), 参考例 2 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクタン209mgのベンゼン(2ml)溶液
にエチレングリコール(0.05ml)とパラ−トルエ
ンスルホン酸(10mg)を加わえ、水を共沸にて除
去しつつ、3.5時間加熱撹拌する。反応終了後、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和し、反応
液を水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥、減圧下、溶媒を留去し、残渣193mgを得る。
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
にて精製し目的物を油状物として142mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1020,1100,
1320,1445 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph) 3.84(4H,s,OCH2CH2O), 4.44(2H,s,OCH 2Ph), 5.15(1H,br.s,C2−H), 7.28(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:342(M+) 参考例 3 3α−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシ−2β,3β−エポキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクタン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 22.5gをクロロホルム200mlに溶解し、メタク
ロロ過安息香酸14.7gを加わえ、氷冷下2時間30
分撹拌する。反応終了後、反応液を5%炭酸水素
ナトリウム水溶液、ついに水にて洗浄し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去し、残渣
24.1gを得る。このものを、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物質
として16.2g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1105,
1205,1325,1430,1455 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.84(4H,s,OCH2CH2O), 4.44(2H,s,OCH 2Ph)、 7.27(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:358(M+),340(M−
18) 参考例 4 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクタ
ン−2−オン エポキシ体(参考例3の化合物)7.10gをトル
エン140mlに溶解し、氷冷下ボロントリフルオラ
イド、エーテルコンプレツクス2.7mlを加わえ5
分間撹拌する。 反応終了後、反応液にトリエチルアミンを加わ
えアルカリ性とした後、水を加わえ、トルエンに
て抽出する。抽出後は水にて洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣
7.15gを得、このものを、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにて精製し、目的物を油状物とし
て3.90g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1020,1105,
1730 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.87(4H,s,OCH2CH2O), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトルm/e:358(M+) 参考例 5 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシ−2α−ヒドロキシビシク
ロ〔3.3.0〕オクタン ケトン体(参考例4の化合物)3.90gをエチル
アルコール(78ml)に溶解し、氷冷下、水素化ホ
ウ素ナトリウム(412mg)を加わえ30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルエステルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、減圧下
溶媒を留去し、残渣3.92gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として3.74g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1105,
1330,3460 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.84(4H,s,OCH2CH2), 4.47(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:360(M+),342(M−
18) 参考例 6 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2α−ヒ
ドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕オク
タン ケタール体(参考例5の化合物)41.0gをアセ
トン(510ml)、水(255ml)に溶解し、室温にて
濃塩酸75mlを加わえ1時間撹拌する。反応終了
後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エチルエス
テルにて抽出する。抽出液は、水にて洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後減圧下溶媒を留去
し、残渣36.1gを得る。このものをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにて精製し、目的物を油
状物として27.0g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1725,
3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2 CH 2OCH2Ph), 3.77(1H,t;J=6.0Hz,
【式】), 4.51(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:316(M+),298(M−
18) 参考例 7 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕
オクタン アルコール体(参考例6の化合物)26.0gをテ
トラヒドロフラン(1)に溶解しトリフエニル
ホスフイン(43.1g)、ギ酸(6.2ml),ジエチル
アゾジカルボキシレート(25.3ml)を加わえ1時
間撹拌する。反応終了後、反応液に水を加わえ、
酢酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥する。減
圧下溶媒を留去して得られる残渣をベンゼンに溶
解し、n−ヘキサンを加わえ、析出するトリフエ
ニルホスフインオキサイドを濾去する。濾液を減
圧下濃縮し、残渣62.9gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として16.7g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1105,1180,
1720,1470 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 5.07(1H,d;J=4.5Hz,
【式】) 7.35(5H,s,Ph)、 8.08(1H,s,−OCHO), マススペクトル,m/e:344(M+),298(M−
46) 参考例 8 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ヒ
ドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕オク
タン 8 ホルメート体(参考例7の化合物)16.6gを
メタノール(170ml)に溶解し、無水炭酸カリ
ウム(5g)を加わえ、室温で30分撹拌する。
反応終了後、反応液に飽和食塩水を加わえ、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和
食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、減圧下溶媒を留去し残渣13.0gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製し、目的物を油状物として12.1
g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1735,
3460 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.38(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.41(2H,s,OCH 2Ph), 7.20(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:316(M+) 8 (8b‐1) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2α−
P−トルエンスルホニルオキシ−7,7−エ
チレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクタン
アルコール体(参考例5の化合物)500mgを
ピリジン(5ml)に溶解したものに、パラト
ルエンスルホニルクロライド(610mg)と4
−ジメチルアミノピリジン(40mg)を加わえ
る。室温で24時間撹拌した後、反応液を氷水
中にあけ、ジエチルエーテルにて抽出し、水
にて洗浄する。抽出液は無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残渣789mg
を得る。このものを酢酸エチルエステルトヘ
キサンの混合溶媒より再結晶し、融点70−72
℃を示す目的化合物388mgを得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.42(3H,s,CH3), 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2O), 3.86(4H,s,OCH2CH2O), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(7H,m,芳香族水素), 7.83(2H,d;J=8.0Hz、芳香族水素) (8b‐2) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−
ヒドロキシ−7,7−エチレンジオキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクタン 窒素気流下、粉末状のカリウムスーパーオキシ
ド(60mg)のジメチルスルホキシド(2ml)懸濁
液に、18−クラウン−6(210mg)及び−トシレー
ト(参考例8b−1の化合物:101mg)を加わえ、
室温で1時間はげしく撹拌する。 反応終了後、反応液に飽和食塩水を注加し、酢
酸エチルにて抽出する。抽出液は飽和食塩水、ヨ
ウ化カリウム水溶液、チオ硫酸ナトリウム水溶
液、次いで飽和食塩水にて順次洗浄する。無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣71mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより、目的物を油状物と
して54mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3460,1455,
1330,1100 (8b‐3) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−
ヒドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕
オクタン ケタール体(参考例8b−2の化合物:54
mg)のアセトン(1ml)溶液に10%塩酸(1
ml)を加わえ、室温で10分間撹拌する。反応
終了後反応液に飽和食塩水を加わえ、酢酸エ
チルで抽出し、飽和食塩水にて洗浄する。無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留
去し、残渣46mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーで精製し、目的物を油状物として40
mg得た。 参考例 9 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−メ
タンスルホニルオキシ−7−オキソビシクロ
〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例8の化合物)12.1gを塩
化メチレン(250ml)に溶解し氷冷撹拌下、トリ
エチルアミン(8.0ml)、メタンスルホニルクロラ
イド(3.6ml)を加わえ、30分撹拌する。 反応終了後、反応液を水、10%塩酸、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、ついで水にて順次洗浄す
る。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、目的物を油状物として14.9g得た。 本物質は精製することなく、次の反応に用いら
れる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:915,1175,
1350,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.93(3H,s,SO2CH3), 3.40(2H,t;J=6.0Hz CH2CH 2OCH2Ph), 4.43(2H,s,OCH 2Ph), 4.72(1H,d;J=3.0
【式】), 7.23(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:394(M+)298(M−
CH3SO3H) 参考例 10 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ブ
ロモ−7−オキソビシクハ〔3.3.0〕オクタン α−アルコール体(参考例6の化合物)198mg
をジエチルエーテル(4ml)に溶解し、四臭化炭
素(630mg)及びトリフエニルホスフイン(480
mg)を加わえ室温にて1時間撹拌する。ついで、
反応液に水を加わえ、酢酸エチルエステルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣1.09gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、5%酢酸エチルエステル含有ヘ
キサン溶出部より、目的物が油状物として65mg得
られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1165,
1455,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH 2OCH2Ph), 4.23(1H,br.s,CHBr), 4.43(2H,s,OCH 2Ph), 7.25(5H,s,Ph), マススペクトル,m/e:378(M+), 参考例 11 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7−オ
キソトリシクロ〔3.3.0.02,8〕オクタン メシル体(参考例9の化合物)(14.9g)に
1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデ
セン−7(15ml)を加わえ、50〜55℃で20分撹
拌する。 反応終了後、反応液に水を加わえ、ジエチル
エーテルにて抽出、抽出液は10%塩酸、ついで
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧下溶媒を留去し、残渣11.4gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として9.28g
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1450,
1715 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH
2OCH2Ph), 4.46(2H,s,OCH 2Ph), 7.30(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:298(M+) ブロム体(参考例10の化合物)50mgに1,8
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−
7(0.5ml)を加わえ、50〜55℃で10分撹拌す
る。 反応終了後、反応後に水を加わえ、ジエチル
エーテルにて抽出、抽出液は10%塩酸、ついで
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧下溶媒を留去し得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、7
%酢酸エチルエステル含有ヘキサン溶出部よ
り、目的物が油状物として33mg得られた。 参考例 12 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−メ
トキシカルボニル−7−オキソトリシクロ
〔3.3.0.02,8〕オクタン 窒素雰囲気下、55%油性水素化ナトリウム
(2.63g)に1.4−ジオキサン(80ml)と炭酸ジメ
チル(40ml)を加わえ、内温90℃まで加熱する。
このものに、撹拌下ケトン体(参考例11の化合
物)2.63gの1.4−ジオキサン(30ml)溶液を約
1時間かけて滴下し、ついて同温度で2時間30分
撹拌する。 反応終了後反応液を氷冷し、酢酸にで中和し、
飽和食塩水を加わえ、酢酸エチルエステルにて抽
出する。抽出液は飽和食塩水にて洗浄し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣3.88gを得る。このものを、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーにて精製し、目的化合物を
油状物として2.83g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1155,
1720,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.70(3H,s,COOCH3), 4.48(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:356(M+) 参考例 13 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−6β−メトキシカルボニル−7
−オキソビシクロ〔3.3.0〕オクタン トリシクロ体(参考例12の化合物)7.00gをギ
酸140mlに溶解し氷冷下、濃硫酸2.8mlを加わえ
る。室温にもどし2時間撹拌し、反応液を炭酸水
素ナトリウム10gを溶かした氷水中にあける。酢
酸エチルエステルにて抽出し、抽出液は水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶
液を留去し、残渣7.67gを得る。このものを、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、
目的物を油状物として4.56g得た。 なおこの時、原料のトリシクロ体を2.49g回収
した。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1180,1450,
1625,1665,1720 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.77(3H,s,COOCH3), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 4.98(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.33(5H,s,Ph), 8.10(1H,s,CHO) マススペクトル,m/e:402(M+),356(M−
46) 参考例 14 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7α−ヒドロキシ−6β−メトキ
シカルボニルビシクロ〔3.3.0〕オクタン β−ケトエステル体(参考例13の化合物)4.90
gをエチルアルコール200mlに溶解し、−40℃に冷
却する。 撹拌下水素化ホウ素ナトリウム0.69gを加わ
え、同温度にて30分撹拌する。反応終了後、酢酸
を加わえ過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解す
る。反応液に飽和食塩水を加わえ、酢酸エチルエ
ステルにて抽出、抽出液は飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、残渣5.04gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物と油状物をして4.08g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1170,
1720,3440 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.70(3H,s,−COOCH3), 4.44(2H,s,−OCH 2Ph), 4.88(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.22(5H,s,Ph), 7.90(1H,s,−OCHO) マススペクトル,m/e:404(M+),358(M−
46) 参考例 15 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−6β−メトキシカルボニルビシクロ
〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例14の化合物)3.98gを塩
化メチレン(80ml)に溶解し、氷冷下2,3−ジ
ヒドロピラン(1.35ml)とパラ−トルエンスルホ
ン酸(50mg)を加わえ40分撹拌し、反応終了後、
5%炭酸水素ナトリウム水を加わえ、中和し水を
加わえた後、酢酸エチルエステルにて抽出する。
抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残渣5.25gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として4.57g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1040,1125,
1180,1725 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,−CH2CH
2OCH2Ph), 3.67(3H,s,−COOCH3), 4.43(2H,s,−OCH 2Ph), 4.56(1H,br.s,【式】), 4.90(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.23(5H,s,Ph), 7.91(1H,s,−OCHO), マススペクトル,m/e:488(M+) 参考例 16 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ヒ
ドロキシ−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−6β−メトキシカルボニルビシクロ
〔3.3.0〕オクタン ホルメート体(参考例15の化合物)4.57gをメ
チルアルコール(100ml)に溶解し、室温にて無
水炭酸カリウム(1.0g)を加わえ30分撹拌する。 反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸
エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和食塩
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
減圧下溶媒を留去し、残渣4.31gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として4.18g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1125,1730,
3475 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.67(3H,s,−COOCH3), 4.45(2H,s,−OCH 2Ph), 4.57(1H,br.s,【式】), 7.25(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:460(M+),442(M−
18), 参考例 17 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−メ
タンスルホニルオキシ−7α−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)−6β−メトキシカルボニル
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例16の化合物)4.08gを塩
化メチレン(80ml)に溶解し氷冷撹拌下、トリエ
チルアミン2.0ml、メタンスルホニルクロライド
(0.8ml)を加わえ、30分撹拌する。 反応終了後、反応液を水、10%塩酸、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、ついで水にて順次洗浄す
る。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、目的物を油状物として4.78g得た。 本品は精製することなく、次の反応に用いられ
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:920,1175,
1355,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.90(3H,s,CH3SO3−), 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.66(3H,s,−COOCH3), 4.44(2H,s,−OCH2Ph), 4.53(1H,br.s,【式】), 4.65(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.23(5H,s,Ph) 参考例 18 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−メ
トキシカルボニル−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 窒素雰囲気下メシル体(参考例17の化合物)
4.58gのエチルアルコール(45ml)溶液に室温に
て、ナトリウムゼレノフエノキシド〔ジフエニル
ジゼレニド(1.45g)、水素化ホウ素ナトリウム
(0.69g)よりエチルアルコール(25ml)中で調
製したもの〕を加わえ、内温70〜75℃で1時間撹
拌する。反応終了後反応液を氷冷し、酢酸にて中
和する。反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出する。抽出液は、飽和食塩水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧
下溶媒を留去し、残渣5.13gを得る。このものを
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、目的物を油状物として2.63g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1040,
1080,1125,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.69(3H,s,COOCH3), 4.48(2H,s,OCH 2Ph), 4.62(1H,br.s,【式】), 5.24(1H,br.s,【式】), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:442(M+),358(M−
84) 参考例 19 3−(ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒドロ
キシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 水素化アルミニウムリチウム(0.44g)のテト
ラヒドロフラン懸濁液に、氷冷下エステル体(参
考例18の化合物)(2.63g)のテトラヒドロフラ
ン(20ml)溶液を加わえ、30分撹拌する。反応終
了後、4%水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を
加わえ室温にて撹拌する。生成する白色沈澱物を
去した後、液を減圧下濃縮し、残渣2.60gを
得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として2.22g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1120,1455,
3430 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.53(2H,s,OCH 2Ph), 5.30(1H,br.s,【式】), 7.37(5H,s,Ph). マススペクトル,m/e:414(M+),396(M−
18) 参考例 20 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(1.06g)のジメチルスルホキシド(8ml)溶液
に、トリエチルアミン(7.1ml)を加わえる。反
応液を激しく撹拌しながら、室温で、ピリジン−
無水硫酸コンプレツクス(2.04g)のジメチルス
ルホキシド(7ml)溶液を加え、30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルエステルにて抽出する。抽出液を水洗し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去
すると、目的物が油状物として1.03g得られた。 本物質は、精製することなく、次の反応に用い
られる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 4.45(2H,s,OCH 2Ph), 5.23(1H,br.s,=CH−) 7.26(5H,s,Ph) 7.68(1H,t;J=4.0Hz,CHO) 参考例 21 3−(5−アセトキシペンチル)−6β−ヒドロ
キシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(参考例19の化合物)500mlを実施例1dと同様に
反応処理すると350mgの油状のジオール体〔IRス
ペクトル(Liq)νmaxcm-1:3400,1034,1022〕
が得られた。このジオール体をピリジン2mlに溶
解し、氷冷下無水酢酸0.4mlを加え40分放置する。
反応終了後、水を加え過剰の試薬を分解し、酢酸
エチルで抽出する。抽出液を稀塩酸、稀重曹水、
食塩水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去する。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製する
と124mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1740,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.04(3H,s,COCH3), 4.60−4.8(1H,br.【式】) 5.26(1H,s,=CH−) 参考例 22 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ホルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ヒドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン 300mgを用いて、参考例20と同様に反
応し、目的化合物を291mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;2705,1735,
1030,1021
ル基、保護されてもよいホルミル基、保護されて
もよいカルボキシ基又は置換されてもよいカルバ
モイル基を示し、R2及びR3は同一又は異なつて
水素原子又は水酸基の保護基を示し、R4はアル
ケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基又は
式−CH2−A−R5基(式中、Aは単結合、メチ
レン基、酸素原子又は硫黄原子を示し、R5はシ
クロアルキル基又はアリール基を示す。)を示し、
nは1乃至6の整数を示す。〕 を有する新規なカルバサイクリン類及びその薬理
上許容される塩に関する。 上記式中、 R1のヒドロメチル基の保護基、又はR2若しく
はR3の水酸基の保護基としては、通常使用され
る水酸基の保護基なら特に限定されないが、例え
ばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ベンゾイル、ナフトイルのような低級脂肪
族若しくは芳香族アシル基;ベンシル、p−ニト
ロベンジル、p−メトキシベンジルのようなアラ
ルキル基;2−テトラヒドロピラニル、2−テト
ラヒドロフラニル、4−メトキシテトラヒドロピ
ラン−4−イル、2−テトラヒドロチオピラニル
のようなアルコキシ基を置換分として有するか有
しない環内に酸素原子又は硫黄原子を含有する5
乃至6員環状の複素環基;メトキシメチル、エト
キシメチル、ベンジルオキシメチルのようなアル
コキシ基若しくはアラルキルオキシ基を置換分と
して有するメチル基;1−メトキシエチル、1−
エトキシエチルのような1−アルコキシエチル
基;又はトリメチルシリル、トリエチルシリル、
トリn−プロピルシリル、t−ブチルジメチルシ
リル、ジフエニルt−ブチルシリルのようなトリ
低級アルキル若しくはジアリール低級アルキルシ
リル基をあげることができ、好適にはR1におけ
るヒドロキシメチル基の保護基がベンジル又はp
−メトキシベンジル基であり、R2及びR3の水酸
基の保護基が2−テトラヒドロピラニル基又は2
−テトラヒドロフラニル基である。 R1のホルミル基の保護基としては例えば後述
するカルボニル基の保護基Zと同様の基をあげる
ことができる。R1のカルボキシ基の保護基とし
ては、通常使用されるカルボキシ基の保護基なら
特に限定されないが、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブ
チルのような低級アルキル基;ベンジル、p−ブ
ロモベンジルのようなアラルキル基;フエニル、
トリルのようなアリール基;ベンツヒドリル基又
はフエナシル基をあげることができ、好適には低
級アルキル基である。 R1の置換されてもよいカルバモイル基として
はカルバモイル基又はモノ若しくはジ置換カルバ
モイル基をあげることができ、その置換基として
は、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチルのような低級アルキル基又
はフエニル、トリルのようなアリール基、アセチ
ル、トリフルオロアセチル、ベンゾイルのような
アシル基又はメタンスルホニル、ベンゼンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニルのようなスルホニ
ル基をあげることができるが、好適にはカルバモ
イル基又はメタンスルホニルカルバモイル基であ
り、特に好適にはN−メタンスルホニルカルバモ
イル基である。 R4のアルケニル基としては、1−ブチルビニ
ル、アリル、2−プロピルアリル、2−ブテニ
ル、2−ペンテニル、4−ペンテニル、2−メチ
ル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニ
ル、1−メチル−4−ペンテニル、4−ヘキセニ
ル、5−ヘキセニル、1,4−ジメチル−3−ペ
ンテニル、5−ヘプテニル、1−メチル−5−ヘ
キセニル、6−メチル−5−ヘプテニル、2,6
−ジメチル−5−ヘプテニル、1,1,6−トリ
メチル−5−ヘプテニル、6−メチル−5−オク
テニル、2,6−ジメチル−5−オクテニル、6
−エチル−5−オクテニル、2−メチル−6−エ
チル−5−オクテニル、2,6−ジエチル−5−
オクテニルのような炭素数3乃至12個を有する直
鎖状若しくは分枝鎖状のアルケニル基をあげるこ
とができ、好適には1−ブチルビニル、2−プロ
ピルアリル,2−ペンテニル、4−ペンテニル、
2−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−
ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、4−
ヘキセニル、5−ヘキセニル、1,4−ジメチル
−3−ペンテニル、5−ヘプテニル、1−メチル
−5−ヘキセニル、6−メチル−5−ヘプテニ
ル、2,6−ジメチル−5−ヘプテニルのような
炭素数5乃至9個のアルケニル基である。 R4のアルキニル基としては、プロパルギル、
2−ブチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニ
ル、1−メチル−2−ブチニル、2−ヘキセニ
ル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−
3−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ペンチ
ニル、1,1−ジメチル−3−ペンチニル、1,
1−ジメチル−2−ヘキセニル基のような炭素数
3乃至8個を有する直鎖状若しくは分枝状のアル
キニル基をあげることができ、好適には炭素数4
乃至6個を有するアルキニル基、例えば2−ブチ
ニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メ
チル−2−ペンチニル基または1−メチル−3−
ペンチニル基をあげることができ、さらに好適に
は1−メチル−3−ペンチニル基である。 R4又はR5のシクロアルキル基としては、例え
ばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、3−エチルシクロペンチル、シクロヘキシ
ル、4−メチルシクロヘキシル、シクロヘプチル
のような低級アルキル基を置換分として有しても
よい3乃至7員環のシクロアルキル基をあげるこ
とができ、好適にはシクロペンチル基又はシクロ
ヘキシル基である。 R5のアリール基としては、フエニル、o−ト
リル、m−トリル、p−トリル、p−エチルフエ
ニル、m−n−プロピルフエニル、m−メトキシ
フエニル、p−メトキシフエニル、o−エトキシ
フエニル、o−フルオロフエニル、m−フルオロ
フエニル、p−フルオロフエニル、m−クロロフ
エニル、p−クロロフエニル、p−ブロモフエニ
ル、p−トリフルオロメチルフエニル、3,4−
ジメチルフエニル、3−フルオロ−4−メチルフ
エニル、2,4−ジクロロフエニルのような低級
アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン原子又はト
リフルオロメチルを1乃至2個置換分として有し
てもよいフエニル基をあげることができるが、好
適にはメチル、弗素原子、塩素原子、又はトリフ
ルオロメチルで置換されてもよいフエニル基であ
り、さらに好適にはフエニル基である。 Aは好適には酸素原子又は単結合である。 nは好適には1乃至4の整数である。 本発明の前記一般式()を有する化合物のう
ち、R1がカルボキシ基である化合物は必要に応
じ薬理上許容される塩の形にすることができる。
薬理上許容される塩の形としては例えばナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウムのよう
なアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩;ア
ンモニウム塩;テトラメチルアンモニウム、テト
ラエチルアンモニウム、ベンジルトリメチルアン
モニウム、フエニルトリエチルアンモニウムのよ
うな第四級アンモニウム塩;メチルアミン、エチ
ルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、N−メチル
ヘキシルアミン、シクロペンチルアミン、ジシク
ロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジベンジル
アミン、α−フエニルエチルアミン、エチレンジ
アミンのような低級脂肪族、低級脂環式およびア
ラルキルアミンの塩;ピペリジン、モルホリン、
ピロリジン、ピペラジン、ピリジン、1−メチル
ピペラジン、4−エチルモルホリンのような複素
環式アミンおよびそれらの低級アルキル誘導体の
塩;モノエタノールアミン、エチルジエタノール
アミン、2−アミノ−1−ブタノールのような新
水性の基を含むアミンの塩等をあげることができ
る。 又、本願発明の化合物()はα−、β−、γ
−サイクロデキスリンのようなホスト化合物と包
接化合物を形成させ、使用することもできる。 なお、前記一般式()を有する化合物におい
て、シクロペンタン環側鎖の水酸基の配位等及び
R4がアルケニル基である場合における二重結合
に基く立体異性体が存在する。従つて前記一般式
()を有する化合物がこれらの立体異性体の混
合物で得られる場合には常法により分離および分
割して、それぞれの異性体を得ることができる。
前記一般式()においてはこれらの光学異性体
及び立体異性体等の混合物が全て単一の式で示さ
れているが、これにより本発明の記載の範囲は限
定されるものではない。 又、一般式()において、好適な化合物とし
ては、 (1) R1がカルボキシ基、ヒドロキシメチル基、
低級アルコキシカルボニル基又はN−メタンス
ルホニルカルバモイル基であり、R2及びR3が
水素原子であり、R4が炭素数5乃至9個のア
ルケニル基、炭素数4乃至6個のアルキニル
基、5乃至6員環状のシクロアルキル基又は式
−CH2−A−R5(式中、Aは酸素原子又は単結
合であり、R5はシクロペンチル、シクロヘキ
シル又はフエニル基である)であり、nが1乃
至4の整数である化合物、 (2) R1がカルボキシ基、ヒドロキシメチル基又
はメトキシカルボニル基であり、R2及びR3が
水素原子であり、R4が炭素数5乃至9個のア
ルケニル基、1−メチル−3−ペンチニル基、
シクロペンチル基又はシクロヘキシル基であ
り、nが4である化合物、 (3) R1がカルボキシ基又はメトキシカルボニル
基であり、R2及びR3が水素原子であり、R4が
炭素数5乃至9個のアルケニル基、シクロペン
チル基又はシクロヘキシル基であり、nが4で
ある化合物をあげることができる。 最近、強力な血小板凝集阻害作用を表わすプ
ロスタサイクリン(PGI2)が発見されてその
生理作用が注目され、数多くのグループによつ
てその類縁化合物の研究がなされているが、本
発明者等は前記一般式()で表わされる新規
なカルバサイクリン類を合成し、薬理活性を検
討したところ、これらの誘導体はすぐれた血小
板凝集阻害作用、冠血管拡張作用、気管支拡張
作用、抗潰瘍作用等を示すこと、特に血小板凝
集阻害作用において強い活性を示すこと、又
は/及びその活性の持続性に優れていること並
びに活性化合物の合成のための重要中間体であ
ること等を見出して本発明を完成した。 本発明によつて得られる前記一般式()を有
する化合物としては例えば以下に記載する化合物
があげられる。 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 【表】 本発明に係る化合物()は以下に示す方法に
従つて、製造することができる。 上記式中、R1,R2,R3,R4及びnは前述した
ものと同意義を示し、R6は保護されてもよいヒ
ドロキシメチル基又は保護されてもよいカルボキ
シ基を示し、R7及びR8は同一又は異なつて水酸
基の保護基を示し、R9は保護されたヒドロキシ
メチル基又は保護されてもよいカルボキシ基を示
す。 第1工程は一般式()を有する不飽和ケトン
誘導体を製造する工程で、一般式()を有する
アルデヒド誘導体に一般式 (R10)3 P − C CHCOR4 () 又は一般式 (式中、R4は前述したものと同意義を示し、R10
はフエニルのようなアリール基又はメチル、n−
ブチルのようなアルキル基を示し、Mはリチウ
ム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属
原子を示す。)を有するウイテツヒ又は変法ウイ
テツヒ試剤を反応させることによつて達成され
る。 反応に使用される前記一般式()又は()
を有するウイテツヒ又は変法ウイテツヒ試剤は、
常法に従つて溶剤の存在下で一般式 (R10)3 P −CH2−COR4・X (1) 又は一般式 (式中、R4およびR10は前述したものと同意義を
示し、Xは塩素、臭素、沃素のようなハロゲン原
子を示す。) を有する化合物に水素化ナトリウム、水素化カリ
ウムのような水素化アルカリ金属あるいはナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムtert−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコ
キシド、ナトリウムアミド、カリウムアミドのよ
うなアルカリ金属アミド、n−ブチルリチウムの
ようなアルキルアルカリ金属、ナトリウムジメチ
ルスルホキシドアニオンのようなアルカリ金属ジ
メチルスルホキシドアニオンなどのアルカリ金属
塩基を反応させることによつて得ることができ
る。使用される溶剤としては一般のウイテツヒ反
応に用いられる溶剤が特に限定なく用いられ、例
えばエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;
スルホランのようなチオエーテル類;ベンゼン、
トルエン、ヘキサンのような炭化水素類;ジメチ
ルスルホキシドのようなジアルキルスルホキシド
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ドのような脂肪酸ジアルキルアミド類;ジクロル
メタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類;ヘキサメチルホスホルトリアミド
(HMPA)のようなリン酸トリアミド類等の不活
性有機溶剤をあげることができる。また反応は窒
素、アルゴン、ヘリウムのような不活性ガス中で
好適に行なわれる。反応温度には特に限定はな
く、通常は−10℃乃至溶剤の還流温度で行なわ
れ、好適には室温付近で行なわれる。反応時間は
反応時間は反応温度などによつて異なるが、通常
は6乃至50時間である。 反応終了後、ウイテツヒ反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物に氷水を加え、次いで必要
に応じて酸処理を行ない、エーテルのような有機
溶剤を加えて抽出し、得られる有機溶剤層を水洗
し乾燥した後、有機溶剤層より溶剤を留去するこ
とによつて得られる。 第2工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、化合物()を還元する
ことによつて達成される。 反応は通常不活性溶剤中、還元剤を使用するこ
とによつて行なわれる。 使用される還元剤としてはカルボニル基のみを
水酸基に変換する還元剤であれば特に限定はな
く、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ
素カリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ
素亜鉛、水素化トリ−tert−ブトキシアルミニウ
ムリチウム、水素化トリメトキシアルミニウムリ
チウム、水素化シアノホウ素ナトリウムなどの水
素化金属化合物又はアルミニウムイソプロポキシ
ド、ジイソブチル−(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフエノキシ)アルミニウムのようなア
ルミニウム化合物をあげることができるが、好適
には水素化ホウ素ナトリウムである。 又、二重結合の還元を抑制するために、塩化セ
リウム等を加えることもできる。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、n−ブタノール、t−
ブタノールのようなアルコール類又はエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類又はこれらの混合溶剤をあげることができる
が、好適にはアルコール類、特にメタノールであ
る。 反応温度は通常0℃乃至室温であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なるが
10分間乃至2時間である。 反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従つ
て、反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、溶剤を減圧下で留去し、氷水を加えて水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得られる。 なお、本工程の原料化合物()において、
R6がヒドロキシメチル基である場合には、必要
に応じてその水酸基を保護した後、本反応に使用
することができる。水酸基に保護基を導入する反
応は次に述べる第3工程の反応と同様に行われ
る。 第3工程は一般式()を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式()を有する化合
物の水酸基を保護することによつて達成される。
反応は常法に従つて化合物()を保護基を形成
する化合物と接触させることによつて行なわれ
る。使用される保護基を形成する化合物としては
例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸、ナ
フタリンカルボン酸のようなカルボン酸若しくは
その反応性誘導体;ベンジルクロリド、ベンジル
ブロミド、p−ニトロベンジルブロミド、p−メ
トキシベンジルブロミドのようなアラルキルハラ
イド化合物;ジヒドロピラン、ジヒドロチオピラ
ン、ジヒドロチオフエン、4−メトキシ−5,6
−ジヒドロ−(2H)ピランのような5若しくは6
員環状の複素環化合物;メトキシメチルクロリ
ド、エトキシエチルクロリド、ベンジルオキシメ
チルクロリドのようなアルコキシ若しくはアラル
キルオキシ置換アルキルハライド化合物;メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテルのような
不飽和エーテル類;ヘキサメチルジシラサン、ト
リメチルシリルクロリド、トリ−n−プロピルシ
リルクロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリ
ド、ジフエニルt−ブチルシリルクロリドのよう
なシリル化合物などを好適な化合物としてあげる
ことができる。 カルボン酸化合物を使用する場合には、ジシク
ロヘキシルカルボジイミドのような縮合剤の存在
下に好適に行われる。 カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酢
酸クロリド、酢酸ブロミド、ベンゾイルクロリ
ド、ベンゾイルブロミド、ナフトイルクロリドの
ような酸ハライド化合物又は無水酢酸、無水プロ
ピオン酸、無水安息香酸のような酸無水物をあげ
ることができ、本誘導体を使用する場合には、ト
リエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン
のような有機塩基の存在下に好適に行われる。 本反応は溶剤の存在下で行われる。使用される
溶剤としては、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、n−ヘキサンのような炭化水素類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロルベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類をあげることができるが、好適には炭化水
素類である。 反応温度は通常0℃〜100℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度、溶剤等により異
なるが、30分間乃至6時間である。 アラルキルハライド化合物、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシ置換アルキルハライド化合物
又はシリル化合物を使用する場合には、不活性溶
剤中化合物()を水素化ナトリウム、水素化カ
リウムのようなアルカリ金属水素化物と反応さ
せ、化合物()のアルカリ金属塩を製造した後
に、相当するハライド化合物又はジシラザンのよ
うなシリル化試薬を反応させることによつて達成
される。 使用する不活性溶剤は反応に関与しなければ特
に限定されないが、例えばエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホリルトリアミドのようなアミド
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルのようなニ
トリル類又はジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類をあげることができるが、好適にはア
ミド類である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は反応試剤、反応温度等により異なるが通
常10分間乃至3時間である。 又、トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジン、イミダゾールのような有機塩
基又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム炭酸カ
リウムのような無機塩基の存在下に、化合物
()と相当するハライド化合物を反応させるこ
ともできる。5若しくは6員環状の複素環化合物
又は不飽和エーテル類を使用する場合には、反応
は不活性溶剤の存在下又は不存在下少量の酸、例
えば塩酸、臭化水素酸のような鉱酸またはピクリ
ン酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、カンフアースルホン酸
のような有機酸の存在下で実施される。 使用される溶剤としては反応に関与しなければ
特に制限されないが、例えばエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素のような
ハロゲン化炭化水素類又はベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類をあげること
ができるが、好適にはハロゲン化炭化水素類であ
る。又、不活性溶剤の不存在下、溶剤を兼ねて複
素環化合物又はビニルエーテル化合物を過剰に使
用することによつても反応は行われる。 反応温度は通常0℃乃至50℃であり、反応に要
する時間は反応試剤、反応温度等により異なる
が、30分間乃至3時間である。 以上の各反応終了後、水酸基の保護された目的
化合物は常法に従つて反応混合物から採取され
る。例えば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存
在する場合には別した後、溶液が酸性又はアル
カリ性の場合には適宜中和し、水不混和性有機溶
剤で抽出した後、溶剤を留去することにより得る
ことができる。さらに必要ならば常法、例えばカ
ラムクロマトグラフイー、薄層クロマトグラフイ
ー、再結晶法などを用いてさらに精製することが
できる。 なお、化合物()において、水酸基の配位が
β位の化合物が相当量生成した場合には、必要に
応じて、水酸基の保護基R7を除去して、常法、
例えば再結晶、カラムクロマトグラフイーによつ
て、水酸基の配位がβ位の化合物を除去して、本
工程の反応に使用することもできる。 第4工程は所望に応じて行う工程で、R9に含
まれる水酸基の保護基若しくはカルボキシ基の保
護基の除去反応、R7及び/又はR8の水酸基の保
護基の除去反応、R9に含まれる水酸基の保護基
を除去して得たヒドロキシメチル基をホルミル基
(保護基を付す反応も含む。)若しくはカルボキシ
基に変換する反応、カルボキシ基をエステル化す
る反応又はカルボン酸若しくはエステルをアミド
化する反応を含む。 水酸基の保護基が低級脂肪族若しくは芳香族ア
シル基の場合には、その除去は通常の加水分解反
応によつて行なわれる。使用される酸または塩基
としては一般の加水分解反応に使用される酸また
は塩基が特に限定なく使用されるが、通常は例え
ば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのよ
うなアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸
化物を用いて塩基性条件下で好適に行なわれる。
使用される溶剤としては加水分解反応に用いられ
る溶剤が特に限定なく用いられ、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロピ
ルアルコールのようなアルコール類;エチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルスルホ
キシドのようなジアルキルスルホキシド類および
これらの有機溶剤と水との混合溶剤をあげること
ができる。反応温度には特に限定はなく、通常は
室温付近乃至溶剤の還流温度で行なわれる。反応
時間は反応温度などによつて異なるが、通常は1
乃至12時間である。この際、カルボキシ基の保護
基が低級アルキル基又はアリール基の場合には同
時に除去される。水酸基の保護基のアラルキル基
の場合には相当する化合物を不活性溶剤中還元剤
と接触することによつて達成される。 使用される還元剤としては、リチウム、ナトリ
ウム、カリウムのようなアリカリ金属又は硫化ナ
トリウム若しくは硫化カリウムのようなアルカリ
金属硫化物をあげることができるが、好適にはア
ルカリ金属である。アルカリ金属との反応は液体
アンモニア又は液体アンモニアとエーテル、テト
ラヒドロフランのようなエーテル類との混合溶剤
中で好適に行われ、アルカリ金属硫化物との反応
はメタノール、エタノールのようなアルコール
類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類又はこれら有機溶剤と水の混合溶剤中で
好適に行われる。 反応温度はアルカリ金属との反応では−78℃乃
至−20℃であり、アルカリ金属硫化物との反応で
は0℃乃至100℃であり、反応に要する時間は通
常20分間乃至6時間である。 この際、カルボキシ基の保護基がアラルキル、
ベンツヒドリル又はフエナシル基の場合には同時
に除去される。 さらに保護基がp−メトキシベンジル基の場合
にはセリウムアンモニウムフルオライドと含水ア
セトン中室温付近で処理することによつても除去
され、又は、ジクロロジシアノキノン、過硫酸ナ
トリウム等の酸化剤によつても除去される。 水酸基の保護基が複素環基、アルコキシ若しく
はアラルキルオキシを置換分として有するメチル
基又は1−アルコキシエチル基の場合は酸と接触
させることにより容易に達成される。使用される
酸としては例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、プロピオン酸、酪酸、シユウ酸、マロン酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸、カンフアースルホン酸などの
有機酸;塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸が好
適に使用される。反応は溶剤の存在下または不存
在下で実施されるが、反応を円滑に行なうには溶
剤を使用する方が好ましく、使用される溶剤とし
ては本反応に関与しなければ特に限定はなく例え
ば水;メタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類;アセトン、メチルエチルケトンのような
ケトン類またはこれらの有機溶剤と水との混合溶
剤が好適に使用される。反応温度には特に限定は
なく室温乃至溶剤の還流温度で行なわれる。 又反応に要する時間は30分間乃至10時間であ
る。水酸基の保護基がトリ低級アルキル若しくは
ジアリール低級アルキルシリル基の場合は水ある
いは酸または塩基を含有する水と接触させること
により容易に達成される。酸または塩基を含有す
る水を使用する場合に含有される酸または塩基と
しては例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シユウ酸、マロン酸などの有機酸;塩酸、集化水
素酸、硫酸などの鉱酸のような酸または水酸化カ
リウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ金属お
よびアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属およびア
ルカリ土類金属の炭酸塩のような塩基が特に限定
なく使用される。反応は溶剤として水を使用すれ
ば他の溶剤は特に必要ではない。他の溶剤を使用
する場合は例えばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどのエーテル類;メタノール、エタノールな
どのアルコール類等の有機溶剤と水との混合溶剤
が使用される。反応温度には特に限定はないが通
常は室温で好適に行なわれる。反応に要する時間
は30分間乃至5時間である。又保護基がt−ブチ
ルジメチルシリル基の場合にはテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類の存在下フツ
化テトラブチルアンモニウムで処理することによ
つても達成される。 反応終了後、水酸基の保護基を除去する反応の
目的化合物は常法に従つて反応混合物から採取さ
れる。例えば反応終了後、適宜溶剤を減圧で留去
するか、留去しないで反応混合物を氷水にあけ必
要に応じて中和して、次いで適当な有機溶剤を加
えて抽出を行ない、抽出液を水洗し乾燥した後、
抽出液より溶剤を留去することによつて得られ
る。 R9に含まれる水酸基の保護基、R7及びR8が同
一の保護基の場合には上記の保護基の除去反応に
より同時に除去される。又、保護基を適宜選択す
ることにより、選択的に脱保護することもでき
る。 カルボキシ基の保護基が低級アルキル基又はア
リール基の場合はその除去は通常の加水分解反応
によつて行なわれる。本反応は前記水酸基の保護
基がアシル基の場合と同様に行われる。 カルボキシ基の保護基がアラルキル基、ベンツ
ヒドリル基又はフエナシル基の場合には、その除
去反応は前記の水酸基の保護基がアラルキル基の
場合と同様な反応に従つて行なわれる。 反応終了後、加水分解反応の目的化合物は常法
に従つて反応混合物から採取される。例えば反応
終了後、反応混合物を酸性とし、次いで適当な有
機溶剤を加えて抽出を行ない、抽出液を洗浄し乾
燥した後、抽出液より溶剤を留去することによつ
て得られる。 ヒドロキシメチル基をホルミル基に変換する反
応は1級アルコールをアルデヒドに酸化する通常
の方法に従つて行われる。この際R2及びR3は水
酸基の保護基である必要がある。 使用される酸化剤としては例えば無水クロム
酸、無水クロム酸−ピリジン錯塩(Collins試
薬)、無水クロム酸−濃硫酸−水(Jones試薬)、
重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウムなど
のクロム酸類;N−ブロムアセトアミド、N−ブ
ロムスクシンイミド、N−ブロムフタルイミド、
N−クロル−p−トルエンスルホンアミド、N−
クロルベンゼンスルホンアミドなどの有機活性ハ
ロゲン化合物;アルミニウム−tert−ブトキシ
ド、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミ
ニウムアルコキシド類;ジメチルスルホキシド−
ジシクロカルボジイミド;ピリジン−無水硫酸−
ジメチルスルホキシドなどが好適に用いられる。 反応は、不活性有機溶剤中で、好適に行われ、
使用され溶剤としては、例えばメチレンクロリ
ド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン
化炭化水素類、エーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類、アセトン、メチ
ルエチルケトンのようなケトン類又はジメチルス
ルホキシドのようなスルホキシド類をあげること
ができる。 反応温度は0℃乃至室温であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、目的のホルミル化合物は常法に従
つて反応混合物から採取される。例えば反応終了
後、不溶物が存在する場合には別して、氷水に
あけ、適宜中和した後、水不混和性有機溶剤で抽
出し、溶剤を留去することによつて得ることがで
きる。 さらに、必要ならホルミル基を常法に従つて保
護することもできる。例えば相手するチオール又
はアルコール類と、p−トルエンスルホン酸、ボ
ロントリフルオライドのような酸の存在下反応さ
せることによつてアセタール化又はチオアセター
ル化の保護が達成される。 ホルミル基をカルボキシ基に変換する反応はア
ルデヒドをカルボン酸に酸化する通常の方法に従
つて行われる。この際、R2及びR3は水酸基の保
護基である必要がある 使用される酸化剤としては例えば無水クロム酸
−濃硫酸−水(Jones試薬)、過マンガン酸カリ
ウム−水酸化ナトリウム若しくは炭酸ナトリウ
ム、酸化銀、重クロム酸カリウム−硫酸等をあげ
ることができる。 反応は通常アセトンのようなケトン類、水又は
水とメタノール、エタノールのようなアルコール
との混合溶剤中で行われる。 反応温度は−30℃乃至100℃であり、反応に要
する時間は通常30分間乃至5時間である。 又はヒドロキシメチル化合物を原料として、本
反応を行うと、直接カルボキシ化合物を得ること
もできる。 なお、Jones試薬の場合には試薬の量及び反応
条件を調節することによつて、アルコールからア
ルデヒド又はアルコールからカルボン酸を選択的
に得ることもできる。 反応終了後、目的のカルボキシ化合物は常法に
従つて反応混合物から採取される。例えば反応混
合物を氷水にあけ、溶液がアルカリの場合には、
希酸で酸性とした後、水不混和性有機溶液で抽出
し、溶剤を留去することによつて得ることができ
る。 カルボキシ基をエステル化する反応は溶剤の存
在下または不存在下でエステル化剤と接触させる
ことによつて行なわれる。使用されるエステル化
剤としては、通常のカルボキシル基をアルコキシ
カルボニル基に変換する際に使用されるエステル
化剤が特に限定なく用いられる。使用されるエス
テル化剤としては、例えばジアゾメタン、ジアゾ
エタン、ジアゾ−n−プロパン、ジアゾイソプロ
パン、ジアゾ−n−ブタンなどのジアゾアルカン
類;メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブタノールな
どのエステル基を形成するアルコール類と塩酸、
臭化水素酸若しくは硫酸などの鉱酸またはメタン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸若しくはp−ト
ルエンスルホン酸などの有機酸;臭化メチル、臭
化エチルのような低級アルキルハライドと水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムの
ような塩基が好適に用いられる。ジアゾアルカン
類を用いる場合は反応は溶剤の存在下で好適に行
なわれる。使用される溶剤としては本反応に関与
しなければ特に限定はなく例えばエチルエーテ
ル、ジオキサンなどのエーテル類が好適である。
反応温度には限定はないが副反応を抑え且つジア
ゾアルカン類の分解を防ぐため比較的低温で行な
うのが望ましく通常は氷冷下で好適に行なわれ
る。酸の存在下でアルコール類を用いる場合は通
常溶剤として過剰のアルコール類が好適に使用さ
れる。反応温度は特に限定はないが室温乃至使用
されるアルコール類の還流温度付近で好適に行な
われる。反応時間は主に反応温度、使用されるア
ルコール類の種類によつて異なるが約1時間乃至
2日間である。 反応終了後、エステル化反応の目的化合物は常
法に従つて反応混合物から採取される。例えば反
応終了後、反応混合物より溶剤を留去することに
よつて、さらに必要に応じて生成物を有機溶剤に
溶解し、有機溶剤層を重炭酸ナトリウム水溶液あ
るいは炭酸ナトリウム水溶液などの炭酸アルカリ
水溶液を用いて洗浄し乾燥した後、有機溶剤層よ
り溶剤を留去することによつて得られる。 エステル基をアミド化する反応は溶剤の存在下
でアミン化合物と接触させることによつて行われ
る。使用されるアミン化合物としてはエステル基
をアミド化する際使用されるものなら特に限定さ
れない。使用されるアミン化合物としては、例え
ばアンモニア又はメチルアミン、エチルアミン、
n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−
ブチルアミン、アニリン、p−メチルアニリン、
ジメチルアミン、メチルエチルアミン、ジエチル
アミン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリ
ン、N−メチル−m−メチルアニリンのような1
級若しくは2級アミンをあげることができる。使
用される溶剤は反応に関与しなければ特に限定さ
れないが、例えば水又はエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類をあげる
ことができる。 反応は通常0℃乃至100℃で行なわれ、反応に
要する時間は1時間乃至24時間である。 カルボキシ基をN−アシルカルバモイル基に変
換する反応は不活性溶剤中、アセチルイソシアネ
ート、トリフルオロアセチルイソシアネート、ベ
ンゾイルイソシアネートのようなアシルイソシア
ネートと接触させることによつて行われる。使用
される溶剤は、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レンのような炭化水素類又はエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテル
類である。反応温度は通常室温であり、反応に要
する時間は30分間乃至10時間である。 カルボキシ基をN−スルホニルカルバモイル基
に変換する反応は不活性溶剤中、活性アミド誘導
体に変換した後、メタンスルホン酸アミド、ベン
ゼンスルホン酸アミド、p−トルエンスルホン酸
アミドのようなスルホン酸アミドと反応させるこ
とによつて行われる。活性アミド誘導体は相当す
る化合物をジシクロヘキシルカルボジイミドのよ
うな縮合剤の存在下、N−ヒドロキシコハク酸ア
ミド、N−ヒドロキシフタル酸アミドのようなN
−ヒドロキシアミドと通常室温付近で30分間乃至
10時間反応することによつて製造される。活性ア
ミド誘導体とスルホン酸アミドとの反応はナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのような塩基の存在下室温付近
で30分間乃至15時間反応することによつて行われ
る。 上記両反応は好適には不活性溶剤中で行われ、
使用される溶剤としては、例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類又は
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ンのようなエーテル類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドのようなアミド類;又はジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類をあ
げることができる。 反応終了後、目的のアミド化合物は常法に従つ
て反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を氷水にあけ、必要に応じて中和した後、水不
混和性有機溶剤で抽出し、溶剤を留去することに
よつて得ることができる。さらに必要なら、常
法、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー、再結晶法等によつて精製することもできる。 又、原料化合物()は以下の方法によつて製
造することができる。 上記式中、R6,R7,R9及びnは前述したもの
と同意義を示し、R11は保護されたヒドロキシメ
チル基を示し、R12は水素原子、メチル、エチ
ル,n−プロピル、n−ブチルのような低級アル
キル基又はフエニル、トリルのようなアリール基
を示し、R13は塩素、臭素、沃素のようなハロゲ
ン原子又は式【式】基(式中、R16はR12 で例示した低級アルキル基又はアリール基を示
す。)を示し、R14は水素原子又はR12で例示した
低級アルキル基を示し、R15はR13で例示したハ
ロゲン原子又は式【式】基(式中、R12 は前述したものと同意義を示す。)を示し、zは
式【式】又は【式】 (式中、R17はR12に例示した低級アルキル基を
示し、Yは酸素原子又は硫黄原子を示し、Bはエ
チレン、プロピレン、トリメチレン、ブチレン、
テトラメチレン、2,2−ジメチルトリメチレン
のような炭素数2乃至5のアルキレン基を示す。)
を有するカルボニル基の保護基を示し、mは0乃
至5の整数を示す。 第5工程は一般式()を有するアルコール誘
導体を製造する工程で、不活性溶剤中、一般式
()を有するケトン誘導体を一般式 XMg(CH2)o−R11 () (式中、R11、X及びnは前述したものと同意義
を示す。)を有するグリニヤール試薬と反応させ
ることによつて達成される。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に制限されないが、好適にはエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、ヘキサメチルホスホリルトリアミド又はこ
れらの混合溶剤である。 反応温度は0℃乃至100℃であり、反応に要す
る時間は通常30分間乃至3時間である。 第6工程は一般式(XI)を有する化合物におい
て、R1が保護されたヒドロキシメチル基である
化合物(XI′)を製造する工程する工程で、化合
物()を脱水することによつて達成される。 反応は不活性溶剤中、化合物()を酸と処理
することによつて行われる。 使用される酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸のような無機酸又は酢酸、トリフルオロ酢
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸のよ
うな有機酸をあげることができるが、好適にはp
−トルエンスルホン酸、カンフアスルホン酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては反応に関与しな
ければ特に限定されないが、好適にはベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類で
ある。 又、カルボニル基の保護基に使用されている相
当するアルコール体を共存させることにより、保
護基が除去されることなく反応を行うことができ
る。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至5時間である。 第7工程は一般式()を有するエキソ位に二
重結合を有する化合物を製造する工程で、化合物
()を一般式 (R10)3 P − CH(CH2)nR9 () 又は一般式 (式中、R9,R10,M及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有するウイテツヒ試薬又は変法
ウイテツヒ試薬を反応させることによつて達成さ
れる。 本反応は一般式 (R10)3 P −CH2(CH2)nR9X (′) 又は一般式 (式中、R9,R10,X及びmは前述したものと同
意義を示す。)を有する化合物を使用して前記第
1工程と同様に行われる。 又、R9が保護されてもよいカルボキシ基であ
る場合には、相当する化合物を還元することによ
りヒドロキシメチル基を有する化合物、さらに水
酸基を保護することにより保護されたヒドロキシ
メチル基を有する化合物に変換することができ
る。 保護されてもよいカルボキシ基をヒドロキシメ
チル基に還元する反応は不活性溶剤中、相当する
化合物を還元剤と接触することによつて行われ
る。 使用される還元剤としては、カルボキシ基、エ
ステル基をヒドロキシメチル基に変換する還元剤
なら特に限定されないが、好適には水素化ホウ素
リチウム、水素化ホウ素ナトリウム−塩化アルミ
ニウム、三水素化ホウ素−シクロヘキシルアミン
のようなホウ素化合物又は水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化リチウムアルミニウム−塩化アル
ミニウム、ジイソブチルアルミニウム水素のよう
なアルミニウム化合物をあげることができるが、
特に好適には水素化リチウムアルミニウムであ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、好適にはエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類である。 反応温度は0℃乃至50℃であり、反応に要する
時間は通常30分間乃至3時間である。 反応終了後、反応目的物は常法に従つて反応混
合物から採取される。例えば、反応混合物に希水
酸化ナトリウム水溶液又は氷水を加えて、水不混
和性有機溶剤で抽出し、有機溶剤を留去すること
によつて得ることができる。 水酸基を保護する反応は前記第3工程と同様に
行われる。 第8工程は一般式(XI)を有するエンド位に二
重結合を有する化合物を製造する工程で、不活性
溶剤中、化合物()を酸と処理することによつ
て達成される。 使用される酸としては、例えば塩酸、硝酸、硫
酸のような無機酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、安
息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、カンフアースルホ
ン酸のような有機酸をあげることができるが、好
適にはp−トルエンスルホン酸、カンフアースル
ホン酸である。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えばベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトンのようなケトン類、メ
タノール、エタノールのようなアルコール類、水
又は上記有機溶剤と水の混合溶剤をあげることが
できるが、好適には芳香族炭化水素類である。 反応温度は50℃乃至150℃であり、反応に要す
る時間は通常1時間乃至10時間である。 R9が保護されたヒドロキシメチル基である場
合、その水酸基の保護基が酸により除去されるも
の、例えば複素環基、アルコキシ若しくはアラル
キルオキシメチル基、1−アルコキシエチル基又
はシリル基であるときあるいはZが酸により除去
される保護基、例えば【式】基又は 【式】基(式中、R17及びBは前述したもの と同意義を示す。)であるときは、通常上記保護
基も同時に除去及び/又は交換される。 しかし、Zが【式】基又は【式】基 (式中、R17及びBは前述したものと同意義を示
す。)である場合には、保護基を形成している相
当するアルコール体を共存させ、芳香族炭化水素
中で反応を行うことにより、カルボニル基の保護
基を保持したままで本異性化反応を行うこともで
きる。 第9工程は一般式(XII)を有するエポキシ誘導
体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
(XI)を酸化剤と反応させることによつて達成さ
れる。 使用される酸化剤としては、二重結合をエポキ
サイドに酸化する試薬なら特に限定されないが、
例えば、過酸化水素;過酢酸、過安息香酸、m−
クロロ過安息香酸、過フタル酸のような有機過
酸;t−ブチルパーオキシドのようなパーオキシ
ド;又は塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウムのよ
うなアルカリ金属ハロゲン酸類/酸化オスニウム
をあげることができるが、好適には有機過酸であ
る。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えば、水;メチ
レンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素のよう
なハロゲン化炭化水素類;n−ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよう
な炭化水素類;又はエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類或いは
これらの混合溶剤をあげることができるが、好適
にはハロゲン化炭化水素類である。 反応は通常、0℃乃至100℃で行われ、反応に
要する時間は通常30分乃至15時間である。 第10工程は一般式()を有するケトン誘導
体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
(XII)を酸と接触することによつて達成される。 使用される酸としては、塩化亜鉛、塩化アルミ
ニウム、ボロントリフルオライド、ボロントリフ
ルオライド−エーテル錯体のようなルイス酸をあ
げることができるが、好適にはボロントリフルオ
ライド−エーテル錯体である。 使用される不活性溶剤としては、メチレンクロ
リド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類;ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トル
エン、キシレンのような炭化水素類;又はエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンのよ
うなエーテル類をあげることができるが、好適に
は炭化水素類である。 反応は通常、−78℃乃至50℃であり、好適には
0℃乃至室温であり、反応に要する時間は通常、
3分間乃至5時間である。 第11工程は一般式()を有するアルコール
誘導体を製造する工程で、化合物()を還元
することによつて達成される。本工程は前記第2
工程と同様に行われる。 第12工程は一般式()を有する化合物を製
造する工程で、化合物()のカルボニル基の
保護基を通常の方法に従つて除去することによつ
て達成される。 カルボニル基の保護基が酸素原子を有する場合
には、相当する化合物を例えば酢酸−水、希塩酸
−含水アセトン、希塩酸/含水アセトニトリル、
希硫酸−含水アセトンのような酸および水性溶媒
と0℃乃至100℃で30分間乃至3時間接触させる
ことによつて除去される。 この反応において、R9のヒドロキシメチル基
の保護基が複素環基、アルコキシ基若しくはアラ
ルキルオキシ基を置換分として有するメチル基又
はトリ低級アルキル若しくはジアリール低級アル
キルシリル基である場合には、通常、当該保護基
も同時に除去される。又、必要なら、生成したヒ
ドロキシメチル基を1級アルコールと2級アルコ
ールの反応性を利用して、環上の水酸基と区別し
て前記第3工程と同様にして、所望の保護基によ
り保護することもできる。 前記カルボニル基の保護基が硫黄原子を有する
場合には、相当する化合物を、テトラヒドロフラ
ン、エーテルのようなエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノールのようなアルコール
類又は水或いはそれらの混合溶剤中、酢酸水銀、
塩化水銀又は酸化水銀(赤)と0℃乃至60℃で接
触させることによつて除去される。この反応では
必要によりボロントリフルオライド−エーテル錯
体等のルイス酸を触媒として用いることができ
る。 第13工程は一般式()を有するエステル誘
導体を製造する工程で、化合物()を不活性
溶剤中、ホスフイン及びアゾジカルボキシレート
の存在下、有機カルボン酸と反応させることによ
つて達成される。 使用されるホスフインとしては、例えばトリメ
チルホスフイン、トリエチルホスフイン、トリn
−ブチルホスフインのようなトリ低級アルキルホ
スフイン又はトリフエニルホスフイン、トリp−
トリルホスフイン、トリm−トリルホスフインの
ようなトリアリールホスフインをあげることがで
きるが、好適にはトリアリールホスフインであ
る。 使用されるアゾジカルボキシレートとしては、
例えばジメチル アゾジカルボキシレート、ジエ
チル アゾジカルボキシレート、ジn−プロピ
ル、アゾジカルボキシレートのようなジ低級アル
キル アゾジカルボキシレートをあげることがで
きる。 使用されるカルボン酸としては、例えば、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸のような脂肪族カ
ルボン酸又は安息香酸、p−メチル安息香酸m−
クロル安息香酸のような芳香族カルボン酸をあげ
ることができるが、好適にはギ酸である。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばn−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ンのようなエーテル類;又はアセトン、メチルエ
チルケトンのようなケトン類をあげることができ
るが、好適には、エーテル類である。 反応は通常−20℃乃至50℃で行われ、反応に要
する時間は通常30分間乃至10時間である。 第14工程は一般式()を有するアルコール
誘導体を製造する工程で、不活性溶剤中、化合物
()を塩基と処理することによつて達成され
る。 使用される塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような
アルカリ金属重炭酸塩、炭酸リチウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩;又はトリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリンのような有機アミンをあげることができる
が、好適にはアルカリ金属水酸化物又は炭酸塩で
ある。 使用される溶剤は加溶媒反応以外の反応に関与
しなれけば特に限定されないが、例えば、水;メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノールのようなアルコー
ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンのようなエーテル類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド
類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;又は上記有機溶剤と水との混合溶剤をあげる
ことができるが、好適にはアルコール類又は含水
アルコール類である。 反応温度は通常0℃乃至100℃であり、反応に
要する時間は通常10分間乃至5時間である。 化合物()において、R9に含まれる水酸
基の保護基がアシル基の場合には、反応条件によ
つては同時に保護基が除去されることがあるが、
1級のヒドロキシメチル基と2級のヒドロキシメ
チル基の反応性を利用して、側鎖の水酸基を選択
的に保護することができる。 さらに化合物()は化合物()をスル
ホニル化後、カリウムスーパーオキシドのような
スーパーオキシドと処理することによつても得る
ことができる。 スルホニル化は後で述べる第15工程における相
当する反応と同様に行われる。スーパーオキシド
との反応は不活性溶媒中、クラウンエーテル存在
下実施される。不活性溶媒としてはジメチルスル
ホキシドのようなスルホキシド類;ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホロアミドのような
アミド類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジメ
トキシエタンのようなエーテル類;又はベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素
類或いはそれらの混合溶媒を用いることができ
る、好適にはジメチルスルホキシドである。クラ
ウンエーテルとしては通常のクラウンエーテルな
ら限定されないが、18−クラウン−6が好適であ
る。反応温度は通常室温付近であり、反応に要す
る時間は30分間乃至5時間である。 第15工程は一般式()を有する化合物を製
造する工程で、不活性溶剤中、化合物()を
スルホニルハライドと反応させることによつて
R13がアルカンスルホニルオキシ基又はアリール
スルホニルオキシ基である化合物が製造され、
又、化合物()をホスフイン−テトラハロゲ
ノ炭素と反応させることによつてR13がハロゲン
である化合物が製造される。 使用されるスルホニルハライドは式R16−
SO2X(式中、R16及びXは前述したものと同意義
を示す。)であるが、好適にはメタンスルホニル
クロリド、エタンスルホニルクロリド、ベンゼン
スルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルク
ロリドである。又は本反応は塩基の存在下で好適
に行われ、その塩基は好適にはトリエチルアミ
ン、エチルジイソプロピルアミン、ピリジン、
N,N−ジメチルアニリンのような有機アミンで
ある。 使用されるホスフインは前記第13工程で例示し
たものと同様であり、テトラハロゲノ炭素は四塩
化炭素、四臭化炭素又は四沃化炭素であり、好適
には四塩化炭素又は四臭化炭素である。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばn−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタンのようなハロゲン化
炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラン、
1,2−ジメトキシエタン、ジオキサンのような
エーテル類;又はアセトン、メチルエチルケトン
のようなケトン類をあげることができるが、好適
にはスルホニルハライドとの反応ではハロゲン化
炭化水素類であり、テトラハロゲノ炭素との反応
ではエーテル類である。 反応温度は通常−30℃乃至50℃であり、反応に
要する時間は通常10分間乃至10時間である。 第16工程は一般式()を製造する工程で、
不活性溶剤の存在下又は不存在下、化合物(
)を塩基と処理することによつて達成される。 使用される塩基としては、例えばトリエチルア
ミン、エチルジイソプロピルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、4−(N,N−ジメチルアミノ)
ピリジン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノ
ネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセン−7(DBU)のような第三級
アミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩;又はナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウム
t−ブトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナト
リウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属ア
ルコキシドをあげることができるが、好適には第
三級アミンである。 使用される不活性溶剤としては、反応に関与し
なければ特に限定されないが、例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、t−ブタノ
ールのようなアルコール類;n−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな炭化水素類;又はエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエ
ーテル類をあげることができるが、好適にはエー
テル類である。さらに、上記第三級アミンを過剰
に使用して、溶剤を兼用することも好ましい。 反応温度は通常0℃乃至80℃であり、反応に要
する時間は通常10分間乃至5時間である。 第17工程は一般式()を有するカルボキシ
又はアルコキシカルボニル化合物を製造する工程
で、化合物()を不活性溶剤中、塩基の存在
下炭酸ガス、ドライアイス又は一般式 (式中、R18は前記R14の低級アルキルを示し、
R19は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を示
す。)を有するカーボネート誘導体と反応させる
ことによつて達成される。 炭酸ガス又はドライアイスとの反応において使
用される塩基としてはジ−t−ブチル−p−クレ
ゾールのようなクレゾール類の存在下の有機リチ
ウム化合物、例えばメチルリチウム、n−ブチル
リチウム、s−ブチルリチウム、フエニルリチウ
ム;有機カリウム化合物、例えばトリフエニルメ
チルカリウム又は金属水素化物、例えば水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムを
あげることができる。 カーボネート誘導体との反応において、使用さ
れる塩基としては、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド、ナ
トリウムt−ペントキシドのようなアルカリ金属
アルコキシド又は水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水素化カルシウムのようなアルカリ金属若
しくはアルカリ土類水素化物をあげることができ
る。 使用される不活性溶剤としてはエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジグライムのようなエーテル類が好適であ
る。 反応温度は−20℃乃至80℃であり、反応に要す
る時間は1時間乃至24時間である。 第18工程は一般式()を有する化合物を
製造する工程で、不活性溶剤中、化合物()
を酸触媒下、カルボン酸を反応させることによつ
て、R15が式【式】基(式中、R12は前述 したものと同意義を示す。)である化合物を製造
することができ、不活性溶剤中、化合物()
をハロゲン化水素と反応させることによつて、
R15がハロゲンである化合物が製造される。 化合物()とカルボン酸との反応におい
て、使用されるカルボン酸は式【式】 (式中、R12は前述したものと同意義を示す。)で
あるが、好適にはキ酸である。使用される酸触媒
としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、過塩
素酸のような無機酸又はトリフルオロ酢酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸のような酸性の強い有
機酸をあげることができるが、好適には硫酸又は
トリフルオロメタンスルホン酸である。使用され
る不活性溶剤としては、例えばエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類又はメチレンクロリド、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類をあげることができる
が、好適にはハロゲン化炭化水素類である。さら
に原料のカルボン酸を溶剤を兼ねて過剰に使用す
ることによつても、好適に行われる。 化合物()とハロゲン化水素との反応にお
いて、使用されるハロゲン化水素としては、塩
酸、臭化水素酸、又は沃化水素酸をあげることが
でき、好適には臭化水素酸である。使用される不
活性溶剤としては、例えばメタノール、エタノー
ル、n−プロパノールのようなアルコール類、酢
酸のような有機酸類、水、含水アルコール類又は
含水有機酸類をあげることができるが、好適には
水又は水と酢酸との混合物である。 両反応ともに反応温度は通常0℃乃至50℃であ
り、反応に要する時間は1時間乃至10時間であ
る。 第19工程は一般式()を有するアルコー
ル誘導体を製造する工程で、化合物()を
還元することによつて達成される。 本工程は前記第2工程と同様に行われる。第20
工程は一般式()を有する化合物を製造す
る工程で、化合物()の水酸基を保護する
ことによつて達成される。 本工程は前記第3工程と同様に行われる。 第21工程は一般式()を有するエンド型
二重結合の化合物を製造する工程で、化合物(
)のR15がハロゲン原子である場合には、不
活性溶剤中、化合物()を塩基と処理する
ことによつて達成され、化合物()のR15
が式【式】基(式中、R12は前述したも のと同意義を示す。)である場合には、化合物
()を加溶媒分解し、得られたヒドロキシ
誘導体を式R16−SO2X(式中、R16及びXは前述
したものと同意義を示す。)を有するスルホニル
ハライドと反応させ、スルホニルオキシ誘導体に
導いた後に、不活性溶剤中、塩基と処理すること
によつて達成される。 化合物()の加溶媒分解は前記第14工程
と同様に行われ、得られたヒドロキシ誘導体とス
ルホニルハライドとの反応は前記第15工程におけ
る相当する反応と同様に行われる。 使用される塩基としては、例えば、トリエチル
アミン、エチルジイソプロピルアミン、1,5−
ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7の
ような有機アミン;ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキ
シド;水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素
化カルシウムのようなアルカリ又はアルカリ土類
金属水素化物;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
プロピオン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、
安息香酸カリウムのようなアルカリ金属有機カル
ボキシレート;ナトリウムフエノキシド、カリウ
ムフエノキシド、ナトリウムp−メチルフエノキ
シド、ナトリウムチオフエノキシド、カリウムチ
オフエノキシド、リチウムゼレノフエノキシド、
ナトリウムゼレノフエノキシド、カリウムゼレノ
フエノキシド、ナトリウムo−メチルフエノキシ
ド、カリウムp−メチルフエノキシドのようなア
ルカリ金属フエノキシド類;水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウムのようなアルカリ金属若しくはアルカリ土類
金属水酸化物;又は炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩若しくは重炭酸塩をあげ
ることができるが、好適にはアルカリ金属フエノ
キシド類(チオ及びゼレノを含む。)又はアルカ
リ金属有機カルボキシレートであり、さらに好適
にはアルカリ金属ゼレノフエノキシド又はアルカ
リ金属アセテートである。 使用される不活性溶剤は反応に関与しなければ
特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエンのような炭化水素
類;メチレンクロリド、クロロホルム、1,2−
ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
エーテル、テトラヒドロフラン、ギオキサン、
1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;
アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類;メタノール、エタノール、n−プロパノール
のようなアルコール類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドのようなアミド類;又はジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類をあ
げることができるが、好適にはアルコール類又は
スルホキシド類である。 反応温度は通常0℃乃至100℃であり、反応に
要する時間は通常15分間乃至5時間である。 第22工程は一般式(XXV)を有するヒドロキ
シメチル化合物を製造する工程で、化合物(XX
)のカルボキシ基又はアルコキシカルボニル基
を還元することによつて達成される。 R9が保護されたヒドロキシメチル基又はカル
ボキシ基であり、R14が低級アルキル基である場
合には、還元反応は、エーテル、テトラヒドロフ
ラン、トルエンのような不活性溶剤中、相当する
化合物を水素化リチウムアルミニウム、水素化ホ
ウ素リチウム、ビトライド等と−40℃乃至70℃で
30分間乃至5時間接触することによつて行われ
る。この際、水素化リチウムアルミニウムの量は
過剰にならないように使用することによつて、好
適に行われる。 R9が保護されたカルボキシ基であり、R14が水
素原子である場合には、還元反応は、エーテル、
テトラヒドロフランのような不活性溶剤中、相当
する化合物をジボランと0℃乃至室温で30分間乃
至3時間接触させることによつて行われる。 第23工程は化合物()を製造する工程で、化
合物(XX)のヒドロキシメチル基を酸化する
ことによつて達成される。 本反応は前記第4工程におけるヒドロキシメチ
ル基をホルミル基に変換させる反応と同様に行わ
れる。 さらに、必要に応じて、R9が保護されたヒド
ロキシメチル基の場合の水酸基の保護基及び/又
はR6の水酸基の保護基を選択的に除去すること
もできる。 以上の各工程の反応終了後、反応の目的化合物
は常法に従つて反応混合物から採取される。例え
ば、反応混合物を氷水にあけ不溶物が存在する場
合には別した後、溶液が酸性又はアルカリ性の
場合には適宜中和し、水不混和性有機溶剤で抽出
した後、溶剤を留去することにより得ることがで
きる。さらに必要ならば常法、例えばカラムクロ
マトグラフイー、薄層クロマトグラフイー、再結
晶法などを用いてさらに精製することができる。
このようにして得られる目的化合物が種々の幾何
異性体および光学異性体の混合物で得られる場合
には、適当な合成段階においてこれらの異性体を
分離および分割することができる。 前記一般式()を有する化合物及びその薬理
上許容される塩は抗血小板剤として有用で血栓性
疾患の治療および予防薬として用いることができ
る。その投与形態としては例えば錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、シロツプ剤などによる経口投
与または静脈注射による非経口投与等をあげるこ
とができる。その使用量は症状、年令、体重等に
よつて異なるが、通常は成人に対して1日約
0.0001mg乃至1000mg、好適には1日約0.01mg乃至
100mgであり、1回または数回に分けて投与する
ことができる。 次に実施例及び参考例をあげて、本発明をさら
に具体的に説明する。 実施例 1 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニル
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (1a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−(3
−オキソ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビジクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 74mgの55%油性ナトリウム水素の油分をn−
ヘキサンにて洗浄後、テトラヒドロフラン10ml
とジメチル(2−オキソ−2−シクロペンチル
エチル)−ホスホネート(418mg)を加わえて30
分撹拌する。ついで参考例20で得られた3−
(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホルミ
ル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)
ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン(469mg)
を3mlのテトラヒドロフランに溶解して加わ
え、室温にて1時間撹拌する。反応終了後、反
応液を氷水にあけ酢酸エチルエステルにて抽出
する。抽出液を水洗後、無水硫酸ナトリウムに
て乾燥し、減圧下溶媒を留去すると、残渣937
mgが得られる。このものをシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物
質として503mg得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1120,1625,1665,1690 NMRスペクトル(CDCl3)δppm:3.48
(2H,t,J =6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.25(2H,s,−OCH 2Ph) 5.30(1H,s,=CH−) 6.23(1H,d.d,J=17.0,5.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (1b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−3−シクロペンチル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン エノン体(実施例1aの化合物:484mg)のメ
チルアルコール(7ml)溶液を氷冷下、塩化セ
リウム・7水和物(430mg)のメチルアルコー
ル(4ml)溶液に加わえる。反応液を−20℃に
冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(62mg)を加
わえ、同温度で、15分撹拌する。 反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出する。抽出液は飽和食塩水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減
圧下溶媒を留去し、残渣498mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、より極性の高い部分より、
262mgの目的物が油状物質として得られた。ま
た、より極性の低い部分から3βヒドロキシ体
184mgが得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1025,1075,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,CH2 CH
2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) 7.36(5H,s,Ph) 3βヒドロキシ体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1025,1074,1120,3450 (1c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロベンチル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕−オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例1bの化合物:379
mg)を塩化メチレン(4mg)に溶解し、氷冷
下、2,3−ジヒドロピラン(0.1ml)及び触
媒量のパラートルエンスルホン酸を加わえ、30
分撹拌する。反応終了後、5%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液にて中和し、水を加わえ、酢酸エチ
ルエステルにて抽出する。抽出液は、水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下
溶媒を留去し、残渣482mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより、目的物が油状
物質として425mg得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1025,1080,1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.46(2H,t,J=60Hz、−CH 2OCH2Ph) 4.51(2H,s,OCH 2Ph) 4.74(2H,br.s,【式】×2) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.62(2H,m,−CH=CH−) 7.36(TH,s,Ph) (1d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン 窒素雰囲気下、内温−70℃にて、ベンジルエ
ーテル体(実施例1cの化合物:415mg)の液体
アンモニア(20ml)とテトラヒドロフラン(14
ml)の溶液に、過剰の金属ナトリウムを加える
と、溶液は濃青色を呈する。そのまま−70℃で
30分撹拌した後、大過剰の塩化アンモニウムを
加える。反応液を室温にもどし、アンモニアを
留去した後、残渣に水を加え、ジエチルエーテ
ルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
し、残渣372mgを得る。このものをシリカゲル
カラムクロマグラフイーにて精製し、目的物を
油状物として399mg得た。 IRスペクトルνmaxcm-1:3430 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) (1e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロペンチル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン Jones試薬(無水クロム酸26.7g及び濃硫酸
23mlを水で稀釈して全体を100mlとして調製し
たもの:0.6ml)をアセトン10mlに溶解し−25
℃に冷却、このものにアルコール体(実施例
1dの化合物:329mg)をアセトン15mlに溶かし
た溶液を滴下し、同温度で1時間20分撹拌す
る。反応終了後イソプロピルアルコールを加え
た後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和
し、農和食塩水を加え、ジエチルエーテルにて
抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残
渣342mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として217mg
得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 980,1025,1120,1135,1710,1735,3100 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (1f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロペンチル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン テトラヒドロピラニル体(実施例1eの化合
物:207mg)のアセトン(8ml)、水(3ml)の
溶液に、d−カンフアスルホン酸(20mg)を加
え、内温40〜45℃で2時間撹拌する。反応終了
後、反応後を水にあけ、酢酸エチルエステルに
て抽出する。抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後減圧下溶媒を留去し、残
渣180mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製した後、酢酸エチルエステルとn
−ヘキサンの混合溶媒より再結晶することによ
り、融点108−110℃を有する目的化合物75mgを
得た。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1: 975,1710,3300 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 5.33(1H,br.s,−CH=) 5.50(5H,m,−CH=CH−,OH×2,COO
H) 実施例 2 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−ヒド
ロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デカ
ジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ〔3,
3,0〕オクト−2−エン (2a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−5(R),9−ジメチル−1,8
−デカジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 粗アルデヒド(参考例20の化合物:2.91g)及
びジメチル2−オキソ−4,8−ジメチルノナ−
1−エニルホスホネート3.49gを実施例1aと同様
に反応処理すると3.16gの目的化合物が油状物と
して得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1625,1665,1680 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 3.48(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2−) 4.8−5.4(2H,m,=CH−×2) 6.18(1H,d.d,J=16.5Hz,=CH−) 6.5−7.2(1H,m,=CH−) (2b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−5(R),9−ジメチル−
1,8−デカジエニル)−7α−ヒドロキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクト−2−エン及びその6β−
(3β−ヒドロキシ−)異性体 ケトン(実施例2aの化合物:3.1g)を用い
実施例1bと同様に反応処理し得られたヒドロ
キシ体を次いで酢酸(45ml)に溶解し水25ml及
びテトラヒドロフラン(17ml)を加え50℃で
2.5時間撹拌した。その間15mlの水を追加した。
反応終了後水酸化ナトリウム36gの水溶液を加
え中和し酢酸エチルエステルで抽出する。抽出
液を食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトで精製した。20〜25%酢酸エ
チルエステル含有ヘキサン流出部より1.01gの
油状の6β−(3β−ヒドロキシ)体(薄層クロマ
トグラフイーで2スポツトを有する。)が得ら
れた。30〜50%酢酸エチルエステル含有ヘキサ
ン流出部より1.31gの油状の6β−(3α−ヒドロ
キシ)体(薄層クロマトグラフイーで2スポツ
トを有する)が得られた。 6β−(3β−ヒドロキシ)体 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3380 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,s,CH3) 1.60(3H,s,CH3) 1.68(3H,s,CH3) 3.45(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2−) 5.11(1H,t,=CH−) 5.29(1H,br.s,=CH−) 5.60(2H,m,−CH=CH−) 6β−(3α−ヒドロキシ)体 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3360 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3) 1.60(3H,s,CH3) 1.66(3H,s,CH3) 3.50(2H,t,−CH2−) 4.51(2H,s,−CH2−) 5.12(1H,t,=CH−) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (2c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(テトラヒドロピラニルオキシ)−5
(R),9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール〔実施例2bの6β−(3α−ヒドロキ
シ)体:1.21g〕を用い実施例1cと同様に処理
すると1.71gの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1022,1035 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3) 3.45(2H,t,−CH2−) 4.50(2H,s,−CH2−) 4.70(2H,br.s,【式】×2) 4.90−5.8(4H,m,=CH−×4) (2d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),9−
ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体(実施例2cの化合物:1.62g)を
用い実施例1dと同様6反応処理すると1.06gの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.92(3H,m,CH3) 2.62(3H,s,CH3) 2.69(3H,s,CH3) 4.82(2H,br.s,−OCHO−×2) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×4) (2e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−5(R),
9−ジメチル−1,8−デカジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール体(実施例2dの化合物:1.0g)を
用い実施例1eと同様に反応処理すると521mgの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:1734,1710 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.92(3H,m,CH3),1.62(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3),4.72(2H,br.s,−
OCHO−×2),5.0〜5.8(4H,m,=CH−
×4) (2f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例2eの化合物:505mg)を
用い実施例1fと同様に反応処理すると190mgの
油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 3350,1710,972 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,d,CH3),1.62(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3),3.72(1H,m.CHO
H) 4.15(1H,m,CH−OH),5.11.(1H,
t,=CH−) 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) この化合物はジアゾメタンで処理すると容易に
対応するメチルエステル(IRスペクトル:1725
cm-1)に変換された。 実施例 3 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−ヒ
ドロキシ−5(R),9−ジメチル−1,8−デ
カジエニル〕−7α−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例2dの化合物:200mg)を用
い実施例1fと同様に反応処理すると98mgの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:3370,975 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,d,CH3),1.59(3H,s,CH3) 1.66(3H,s,CH3),5.02(1H,t,=CH−) 5.19(1H,br.s,=CH−) 5.40(2H,m,−CH=CH−) 実施例 4 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (4a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−メチルノナ−1,8−ジエ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エ
ン ホルミル体(参考例20の化合物:540mg)と
ジメチル(2−オキソ−3−メチル−7−オク
テニル)ホスホネート500mgとを実施例1aと同
様に反応処理して639mgの目的化合物を油状物
として得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:1034,1078,
1120,1624,1666,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.09(3H,d,J=7.0Hz,−CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.60〜6.10(5H,m,=CH×4,
【式】) 5.29(1H,br.s,=CH−) 6.25(1H,d.d,J=17.0,6.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.35(5H,s,Ph) (4d) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−
ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン エノン体(実施例4aの化合物:630mg)を実
施例1bと同様に反応処理して270mgの油状の目
的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1020,1072,1118,1640,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.89(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.68(1H,br.s,【式】) 4.77〜6.10(6H,m,=CH−×6) 7.37(5H,s,Ph) (4c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例4bの化合物:336
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、392mg
の油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 1020,1120,1640 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.6〜6.2(8H,m,=CH−×6,
【式】×2) 7.37(5H,s,Ph) (4d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体(実施例4cの化合物:382mg)を
実施例1dと同様に反応処理することにより308
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1:972,1020,
1032,1074,1118,1130,1640,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3),4.73(2H,br.s,
【式】×2),4.83〜6.10(6H,m, =CH−×6) (4e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−メチ
ルノナ−1,8−ジエニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例4dの化合物:291mg)
を実施例1eと同様に反応処理することにより
222mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq.)νmaxcm-1: 980,1022,1038,1080,1120,1138,1642,
1712,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.87(3H,m,CH3) 4.73(2H,br.s,【式】×2) 4.83〜6.07(6H,m,=CH−×6) (4f) 3−(4−カルボキシルブチル)−6β−(3α−
ヒドロキシ−4−メチルノナ−1,8−ジエニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ジピラニル体(実施例4eの化合物:212mg)
を実施例1fと同様に反応処理することにより91
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1640,1708,3340 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 3.50〜4.1(2H,m,CHOH×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 4.4〜6.1(3H,m,−CH=CH2) 実施例 5 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−3−シクロヘキシル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン (5a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−3−シクロヘキシル−1−プロ
ペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン ホルミル体(参考例20の化合物:515mg)と
ジメチル(2−オキソ−2−シクロヘキシルエ
チル)ホスホネートとを実施例1aと同様に反
応処理して548mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1622,1666,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−),5.28(1H,br.s,
=CH−) 6.24(1H,d.d,J=15.0,4.0Hz,=CH−) 6.88(1H,m,=CH−),7.36(5H,s,Ph) (5b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−1−
プロペニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン エノン体(実施例5aの化合物:530mg)を実
施例1bと同様に反応処理して295mgの油状の目
的化合物及びその(3β−ヒドロキシ)異性体
(油状物140mg)を得た。 (3α−ヒドロキシ)異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1022,1076,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.69(1H,br.s,【式】) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.61(2H,m,−CH=CH−) 7.37(5H,s,Ph) (3β−ヒドロキシ)異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1022,1077,1120,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.46(2H,t,J=6Hz,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.72(1H,br.s,【式】) 5.29(1H,br.s,=CH) 5.63(2H,m,−CH=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (5c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3
−シクロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン (3α−ヒドロキシ)体445mg(実施例5bの化
合物)を実施例1cと同様に反応処理すると435
mgの目的化合物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 975.1022,1035 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−CH2O−) 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.0〜5.8(3H,m,=CH−×3) 7.33(5H,s,Ph) (5d) 3−(5−ヒドロオキシペンチル)−6β−〔3α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シ
クロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−(2−
テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシク
ロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ベンジル体420mg(実施例5cの化合物)を実
施例1dと同様に反応処理すると317mgの油状の
目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.72(2H,br.s,−OCHO−x2) 5.1〜5.8(3H,m,=CH−×3) (5e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−3−シク
ロヘキシル−1−プロペニル〕−7α−(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ヒドロキシ体(実施例5dの化合物:300mg)
を実施例1eと同様に反応処理して211mgの油状
の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1705,1738 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.1〜5.8(3H,m,=CH−,−CH=CH−) (5f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−3−シクロヘキシル−1−プロペニ
ル)−7α−ヒドロキシ−シス−ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例5eの化合物:195mg)を
実施例1fと同様に反応処理すると94mgの油状の
目的化合物が得られた。さらに本化合物を冷蔵
庫中に放置し結晶体を得た。融点77−79℃ IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1: 976,1709,3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) 実施例 6 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4,7−ジメチルオクト−1,6−ジ
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン (6a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4,7−ジメチルオクト−1,
6−ジエニル)−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 粗アルデヒド(参考例20の化合物:290mg)
及びジメチル2−オキソ−3,6−ジメチルオ
クト−5−エニルホスホネートを実施例1aと
同様に反応処理すると310mgの油状の目的化合
物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1624,1665,1692 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.8〜5.4(2H,m,=CH−×2) 6.17(1H,d,d,J=17Hz,5Hz,=CH
−) 6.5〜7.2(1H,m,=CH−) (6p) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4,7−ジメチルオクト−
1,6−ジエチル)−7α−(2−テトラヒドロ
ピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン ケトン(実施例6aの化合物:310mg)を実施
例1bと同様に反応処理すると157mgの油状の目
的化合物及びその3β−ヒドロキシ異性体61mg
を得た。 3α−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.88(3H,m,CH3) 3.47(2H,t,−CH2O−) 4.50(2H,s,−CH2O−) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.0〜5.6(4H,m,=CH−×4) 7.37(5H,s,Ph) (6c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−
4,7−ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕
−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3α−ヒドロキシ体(実施例6bの化合物:300
mg)を実施例1cと同様に反応処理すると327mg
の油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1020,1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.89(3H,m,CH3) 3.46(2H,t,−CH2O−) 4.51(2H,s,−CH2O−) 4.70(2H,br.s,【式】×2) 4.90〜5.8(4H,m,=CH−×4) (6d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4,7−
ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン ピラニル体(実施例6cの化合物:380mg)を
実施例1dと同様に反応処理すると297mgの目的
化合物が油状物として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3),1.61(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3) 4.80(2H,br.s,【式】×2) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×2,−CH=CH
−) (6e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3−α
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4,7
−ジメチルオクト−1,6−ジエニル〕−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕オクト−2−エン アルコール体(実施例6dの化合物:556mg)
を用い実施例1eと同様に反応処理すると241mg
の油状の目的化合物が得られた IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1734、1709 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H,m,CH3),1.61(3H,s,CH3) 1.69(3H,s,CH3) 5.0〜5.8(4H,m,=CH−×2,−CH=CH
−) (6f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4,7−ジメチルオクト−1,6−
ジエニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン アルコール体(実施例6eの化合物:231mg)
を実施例1fと同様に反応処理すると油状の目的
化合物が99mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 972,1709,3350 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H,m,CH3) 1.62(3H,s,CH3) 1.68(3H,s,CH3) 3.71(1H,m,CHOH) 4.14(1H,m,CHOH) 5.11(1H,t,=CH−) 5.34(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 実施例 7 3−(4−(カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシノナ−1,8−ジエチル)−7α−ヒド
ロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン (7a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソノナ−1,8−ジエニル)−7α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シス−ビ
シクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ホルミル体(参考例20の化合物:300mg)と
ジメチル(2−オキソ−7−オクテニル)ホス
ホネート310mgとを実施例1aと同様に反応処理
して317mgの目的化合物を油状物として得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1624,1666,
1692, NMRスペクトル(CDCl3)δ: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.60〜6.10(5H,m,=CH−×4,
【式】) 5.29(1H,br.s,=CH−) 6.25(1H,d,d;J=17.0,6.0Hz,=CH
−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.35(5H,s,Ph) (7b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシノナー1,8−ジエニル)−
7α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−シ
ス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エノン体(実施例7aの化合物:300mg)を実
施例1bと同様に反応処理して141mgの油状の目
的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1118,1640,
3450, NMRスペクトル(CDCl3)δppm; 3.47(2H,t;J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.68(1H,br.s,【式】) 4.77〜6.10(6H,m,=CH−×6) 7.37(5H,s,Ph) (7c) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2エン 3αヒドロキシ体(実施例7bの化合物:330
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、390mg
の油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1640 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,−CH2O−) 4.51(2H,s,−OCH2−) 4.6〜6.2(8H,m,=CH−×6;−OCHO−
×2) 7.37(5H,s,Ph) (7d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ベンジル体(実施例7cの化合物:380mg)を
実施例1dと同様に反応処理することにより300
mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:973,1640,
3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 4.83〜6.10(6H,m,=CH−×6) (7e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ノナ−1,
8−ジエニル〕−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン ヒドロキシ体(実施例7dの化合物:290mg)
を実施例1eと同様に反応処理することにより
220mgの油状の目的化合物を得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980,1642,
1712,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 3.83〜6.07(6H,m,=CH×6) (7f) 3−(4−カルボキシルブチル)−6β−(3α−
ヒドロキシノナ−4,8−ジエニル)−7α−ヒ
ドロキシ−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン ジピラニル体(実施例7eの化合物:202mg)
を実施例1fと同様に反応処理することにより90
mgの目的化合物を得た。 IRスペクトル(CHl3)νmaxcm-1:1640,
1708,3340 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.50〜4.1(2H,m,CHOH×2,) 530(1H,br.s,=CH−) 5.52(2H,m,−CH=CH−) 4.4〜6.1(3H,m,−CH=CH2) 実施例 8 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−シクロペンチル−1−ブテニル)
−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン (8a) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3−オキソ−4−シクロベンチル−1−ブテ
ニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン ホルミル体(参考例20の化合物:469mg)と
ジメチル(2−オキソ−3−シクロペンチルプ
ロピル)−ホスホネート(408mg)とを実施例
1aと同様に反応処理して、目的物を油状物質
として491mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1625,1665,
1690 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.48(2H,t;J=6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 5.30(1H,s,=CH−) 6.23(1H,d.d;J=17.0,5.0Hz,=CH−) 6.90(1H,m,=CH−) 7.38(5H,s,Ph) (8b) 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−
(3α−ヒドロキシ−4−シクロペンチル−1−
ブテニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エノン体(実施例8aの化合物:480mg)を実
施例1bと同様に反応処理して、粗目的物498mg
を得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、より極性の高い部分より、
260mgの目的物が油状物質として得られた。ま
た、より極性の低い部分から3βヒドロキシ体
173mgが得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t,J=6.0Hz,CH2 CH
2OCH2Ph) 4.52(2H,s,−OCH 2Ph) 4.70(1H,br.s,【式】) 5.28(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) 7.36(5H,s,Ph) 3βヒドロキシ体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1: 1120,3450 (8c) 3−(5−ベンジルオキシベンチル)−6β−
〔3α−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4
−シクロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2
−テトラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ
〔3.3.0〕−オクト−2−エン 3αヒドロキシ体(実施例8bの化合物:379
mg)を実施例1cと同様に反応処理して、粗目的
482mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製することにより、目的物が油状
物質として405mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1025,1080,
1120 NMRスペクトル(CDCl3)δppm; 3.46(2H,t,J=6.0Hz,−CH 2OCH2Ph) 4.51(2H,s,OCH 2Ph) 4.74(2H,br.s,【式】×2) 5.27(1H,br.s,=CH−) 5.62(2H,m,−CH=CH−) 7.36(5H,s,Ph) (8d) 3−(5−ヒドロキシペンチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−シク
ロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン ベンジルエーテル体(実施例8cの化合物:
405mg)を実施例1dと同様に反応処理すること
により、粗目的物370mgを得る。このものをシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、目的物を油状物として325mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3430, NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.75(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.65(2H,m,=CH−×2) (8e) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−〔3α−
(2−テトラヒドロピラニルオキシ)−4−シク
ロペンチル−1−ブテニル〕−7α−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕
オクト−2−エン アルコール体(実施例8dの化合物:313mg)
を実施例1eと同様に反応処理することによつ
て、粗目的物342mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として192mg
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:980,1710,
1735,3100 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.73(2H,br.s,【式】×2) 5.30(1H,br.s,=CH−) 5.50(2H,m,−CH=CH−) (8f) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−シクロペンチル−1−ブテニ
ル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オクト
−2−エン テトラヒドロピラニル体(実施例8eの化合
物:200mg)を実施例1fと同様に反応処理する
ことによつて粗目的物180mgを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的化合物75mgを得た。 IRスペクトル(CHCl3)νmaxcm-1:975,
1710,3300 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 5.33(1H,br.s,−CH=) 5.50(5H,m,−CH=CH−,OH×2,COO
H) 実施例 9 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒド
ロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−エ
ニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン (9a) 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β
−(3−オキソ−4−メチルオクト−6−イン
−1−エニル)−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 粗アルデヒド体(参考例22の化合物;180mg〕
及びジメチル2−オキソ−3−メチルヘプト−
5−イニルホスホネート163mgを実施例1aと同
様に反応処理すると、175mgの目的化合物が油
状として得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;1630,1670,
1695,1740,2330 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;1.28(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.73(3H,t,
CH3),3.64(3H,s,CH3),4.58(1H,br.,
【式】) 5.25(1H,br.s,=CH−),5.95−7.20(2H,
m,−CH=CH−) (9b) 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β
−(3−α−ヒドロキシ−4−メチルオクト−
6−イン−1−エニル)−7α−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オク
ト−2−エン ケトン(実施例9aの化合物;175mg)を用い
実施例1bと同様に反応処理すると極性の低い
部分より50mgの目的化合物の3β−ヒドロキシ
異性体及びより極性の高い部分より80mgの目的
化合物がそれぞれ油状物として得られた。 3α−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3460,1741,
1022,1033 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.95(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.85(3H,t,J=
3Hz,CH3),3.62(3H,s,CH3),4.60
(1H,br.,【式】), 5.22(1H,br.s,=CH−),5.52(2H,m,−
CH=CH−) 3β−ヒドロキシ異性体 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3460,1741,
1022,1033 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.97(3H,
m,CH3),1.78(3H,t,J=3Hz,
CH3),3.68(3H,s,CH3),4.67(1H,br.,
【式】), 5.29(1H,br.s,=CH−),5.60(2H,m,−
CH=CH−) (9c) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−
エニル)−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン エステル体(実施例9bの化合物;75mg)及
び5%苛性カリの30%水−メタノール溶液(5
ml)の混合物を室温で2時間15分間撹拌した。
反応終了後、反応液に氷水を加え、3.5%塩酸
で弱酸性として酢酸エチルで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗滌したのち硫酸ナトリウムと
共に乾燥する。溶媒を留去すると油状の目的化
合物70mgが得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3430,1730,
1716 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.98(3H,
d,J=6Hz,CH3),1.77(3H,t,J=
3Hz,CH3),4.66(1H,br.s,
【式】), 5.26(1H,br.s,=CH−),5.58(2H,m,−
CH=CH−) (9d) 3−(4−カルボキシブチル)−6β−(3α−ヒ
ドロキシ−4−メチルオクト−6−イン−1−
エニル)−7α−ヒドロキシビシクロ〔3.3.0〕オ
クト−2−エン カルボン酸(実施例9cの化合物;70mg)を用
い実施例1fと同様に反応処理すると、50mgの油
状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;3370,1712,
975 NMRスペクトル(CDCl3)δppm;0.98(3H,
m,CH3),1.78(3H,bt.s,CH3),3.40−
4.32(2H,m,CBOH×2),5.27(1H,
br.s,=CH−),5.51(2H,m,−CH=CH
−) 参考例 1 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクタン 1.00gの5−ベンジルオキシペンチルブロマイ
ド〔エー・ダブリユウ・ブルグスターラー(A.
W.Burgstahler)らの方法(ジヤーナル・オブ・
オルガニツク・ケミストリー)42巻、566頁、
1977:J.Org.Chem.、42,566(1977)に従つて、
ペンタメチレンブロマイドとベンジルアルコール
より合成したもの〕と金属マグネシウム(100mg)
からジエチルエーテル(5ml)中で調製した5−
ベンジルオキシペンタメチレンマグネシウムブロ
マイドに、室温にて、7,7−エチレンジオキシ
−3−オキシビシクロ〔3.3.0〕オクタン(501
mg)のジエチルエーテル(5ml)溶液を滴下し、
室温で1.5時間撹拌する。反応終了後、反応液に
塩化アンモニウム水溶液を加わえ、ジエチルエー
テルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄後、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去
し、残渣1.470gを得る。 このものをシリカゲルクロマトグラフイーにて
精製することにより、目的物が油状物として556
mg得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1110,1330,
1470,3480 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,CH2 CH 2OCH2Ph) 3.91(4H,s,OCH2CH2O), 4.52(2H,s,OCH 2Ph), 7.36(5H,s,Ph), マススペクトル m/e:360(M+),342(M−18), 参考例 2 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシ−3−ヒドロキシビシクロ
〔3.3.0〕オクタン209mgのベンゼン(2ml)溶液
にエチレングリコール(0.05ml)とパラ−トルエ
ンスルホン酸(10mg)を加わえ、水を共沸にて除
去しつつ、3.5時間加熱撹拌する。反応終了後、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和し、反応
液を水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥、減圧下、溶媒を留去し、残渣193mgを得る。
このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイー
にて精製し目的物を油状物として142mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1020,1100,
1320,1445 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph) 3.84(4H,s,OCH2CH2O), 4.44(2H,s,OCH 2Ph), 5.15(1H,br.s,C2−H), 7.28(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:342(M+) 参考例 3 3α−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシ−2β,3β−エポキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクタン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7−
エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 22.5gをクロロホルム200mlに溶解し、メタク
ロロ過安息香酸14.7gを加わえ、氷冷下2時間30
分撹拌する。反応終了後、反応液を5%炭酸水素
ナトリウム水溶液、ついに水にて洗浄し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去し、残渣
24.1gを得る。このものを、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにて精製し、目的物を油状物質
として16.2g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1105,
1205,1325,1430,1455 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.84(4H,s,OCH2CH2O), 4.44(2H,s,OCH 2Ph)、 7.27(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:358(M+),340(M−
18) 参考例 4 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクタ
ン−2−オン エポキシ体(参考例3の化合物)7.10gをトル
エン140mlに溶解し、氷冷下ボロントリフルオラ
イド、エーテルコンプレツクス2.7mlを加わえ5
分間撹拌する。 反応終了後、反応液にトリエチルアミンを加わ
えアルカリ性とした後、水を加わえ、トルエンに
て抽出する。抽出後は水にて洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣
7.15gを得、このものを、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにて精製し、目的物を油状物とし
て3.90g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1020,1105,
1730 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.87(4H,s,OCH2CH2O), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトルm/e:358(M+) 参考例 5 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7,7
−エチレンジオキシ−2α−ヒドロキシビシク
ロ〔3.3.0〕オクタン ケトン体(参考例4の化合物)3.90gをエチル
アルコール(78ml)に溶解し、氷冷下、水素化ホ
ウ素ナトリウム(412mg)を加わえ30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルエステルにて抽出する。抽出液は水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、減圧下
溶媒を留去し、残渣3.92gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として3.74g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1105,
1330,3460 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.84(4H,s,OCH2CH2), 4.47(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:360(M+),342(M−
18) 参考例 6 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2α−ヒ
ドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕オク
タン ケタール体(参考例5の化合物)41.0gをアセ
トン(510ml)、水(255ml)に溶解し、室温にて
濃塩酸75mlを加わえ1時間撹拌する。反応終了
後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エチルエス
テルにて抽出する。抽出液は、水にて洗浄し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後減圧下溶媒を留去
し、残渣36.1gを得る。このものをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにて精製し、目的物を油
状物として27.0g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1725,
3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2 CH 2OCH2Ph), 3.77(1H,t;J=6.0Hz,
【式】), 4.51(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:316(M+),298(M−
18) 参考例 7 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕
オクタン アルコール体(参考例6の化合物)26.0gをテ
トラヒドロフラン(1)に溶解しトリフエニル
ホスフイン(43.1g)、ギ酸(6.2ml),ジエチル
アゾジカルボキシレート(25.3ml)を加わえ1時
間撹拌する。反応終了後、反応液に水を加わえ、
酢酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥する。減
圧下溶媒を留去して得られる残渣をベンゼンに溶
解し、n−ヘキサンを加わえ、析出するトリフエ
ニルホスフインオキサイドを濾去する。濾液を減
圧下濃縮し、残渣62.9gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として16.7g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1105,1180,
1720,1470 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 5.07(1H,d;J=4.5Hz,
【式】) 7.35(5H,s,Ph)、 8.08(1H,s,−OCHO), マススペクトル,m/e:344(M+),298(M−
46) 参考例 8 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ヒ
ドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕オク
タン 8 ホルメート体(参考例7の化合物)16.6gを
メタノール(170ml)に溶解し、無水炭酸カリ
ウム(5g)を加わえ、室温で30分撹拌する。
反応終了後、反応液に飽和食塩水を加わえ、酢
酸エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和
食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、減圧下溶媒を留去し残渣13.0gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにて精製し、目的物を油状物として12.1
g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1735,
3460 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.38(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.41(2H,s,OCH 2Ph), 7.20(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:316(M+) 8 (8b‐1) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2α−
P−トルエンスルホニルオキシ−7,7−エ
チレンジオキシビシクロ〔3.3.0〕オクタン
アルコール体(参考例5の化合物)500mgを
ピリジン(5ml)に溶解したものに、パラト
ルエンスルホニルクロライド(610mg)と4
−ジメチルアミノピリジン(40mg)を加わえ
る。室温で24時間撹拌した後、反応液を氷水
中にあけ、ジエチルエーテルにて抽出し、水
にて洗浄する。抽出液は無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残渣789mg
を得る。このものを酢酸エチルエステルトヘ
キサンの混合溶媒より再結晶し、融点70−72
℃を示す目的化合物388mgを得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.42(3H,s,CH3), 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2O), 3.86(4H,s,OCH2CH2O), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(7H,m,芳香族水素), 7.83(2H,d;J=8.0Hz、芳香族水素) (8b‐2) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−
ヒドロキシ−7,7−エチレンジオキシビシ
クロ〔3.3.0〕オクタン 窒素気流下、粉末状のカリウムスーパーオキシ
ド(60mg)のジメチルスルホキシド(2ml)懸濁
液に、18−クラウン−6(210mg)及び−トシレー
ト(参考例8b−1の化合物:101mg)を加わえ、
室温で1時間はげしく撹拌する。 反応終了後、反応液に飽和食塩水を注加し、酢
酸エチルにて抽出する。抽出液は飽和食塩水、ヨ
ウ化カリウム水溶液、チオ硫酸ナトリウム水溶
液、次いで飽和食塩水にて順次洗浄する。無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣71mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製することにより、目的物を油状物と
して54mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:3460,1455,
1330,1100 (8b‐3) 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−
ヒドロキシ−7−オキソビシクロ〔3.3.0〕
オクタン ケタール体(参考例8b−2の化合物:54
mg)のアセトン(1ml)溶液に10%塩酸(1
ml)を加わえ、室温で10分間撹拌する。反応
終了後反応液に飽和食塩水を加わえ、酢酸エ
チルで抽出し、飽和食塩水にて洗浄する。無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留
去し、残渣46mgを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーで精製し、目的物を油状物として40
mg得た。 参考例 9 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−メ
タンスルホニルオキシ−7−オキソビシクロ
〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例8の化合物)12.1gを塩
化メチレン(250ml)に溶解し氷冷撹拌下、トリ
エチルアミン(8.0ml)、メタンスルホニルクロラ
イド(3.6ml)を加わえ、30分撹拌する。 反応終了後、反応液を水、10%塩酸、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、ついで水にて順次洗浄す
る。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、目的物を油状物として14.9g得た。 本物質は精製することなく、次の反応に用いら
れる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:915,1175,
1350,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.93(3H,s,SO2CH3), 3.40(2H,t;J=6.0Hz CH2CH 2OCH2Ph), 4.43(2H,s,OCH 2Ph), 4.72(1H,d;J=3.0
【式】), 7.23(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:394(M+)298(M−
CH3SO3H) 参考例 10 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ブ
ロモ−7−オキソビシクハ〔3.3.0〕オクタン α−アルコール体(参考例6の化合物)198mg
をジエチルエーテル(4ml)に溶解し、四臭化炭
素(630mg)及びトリフエニルホスフイン(480
mg)を加わえ室温にて1時間撹拌する。ついで、
反応液に水を加わえ、酢酸エチルエステルにて抽
出、抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、減圧下溶媒を留去し残渣1.09gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、5%酢酸エチルエステル含有ヘ
キサン溶出部より、目的物が油状物として65mg得
られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1165,
1455,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH 2OCH2Ph), 4.23(1H,br.s,CHBr), 4.43(2H,s,OCH 2Ph), 7.25(5H,s,Ph), マススペクトル,m/e:378(M+), 参考例 11 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−7−オ
キソトリシクロ〔3.3.0.02,8〕オクタン メシル体(参考例9の化合物)(14.9g)に
1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデ
セン−7(15ml)を加わえ、50〜55℃で20分撹
拌する。 反応終了後、反応液に水を加わえ、ジエチル
エーテルにて抽出、抽出液は10%塩酸、ついで
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧下溶媒を留去し、残渣11.4gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として9.28g
得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1450,
1715 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH
2OCH2Ph), 4.46(2H,s,OCH 2Ph), 7.30(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:298(M+) ブロム体(参考例10の化合物)50mgに1,8
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−
7(0.5ml)を加わえ、50〜55℃で10分撹拌す
る。 反応終了後、反応後に水を加わえ、ジエチル
エーテルにて抽出、抽出液は10%塩酸、ついで
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、減圧下溶媒を留去し得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、7
%酢酸エチルエステル含有ヘキサン溶出部よ
り、目的物が油状物として33mg得られた。 参考例 12 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−メ
トキシカルボニル−7−オキソトリシクロ
〔3.3.0.02,8〕オクタン 窒素雰囲気下、55%油性水素化ナトリウム
(2.63g)に1.4−ジオキサン(80ml)と炭酸ジメ
チル(40ml)を加わえ、内温90℃まで加熱する。
このものに、撹拌下ケトン体(参考例11の化合
物)2.63gの1.4−ジオキサン(30ml)溶液を約
1時間かけて滴下し、ついて同温度で2時間30分
撹拌する。 反応終了後反応液を氷冷し、酢酸にで中和し、
飽和食塩水を加わえ、酢酸エチルエステルにて抽
出する。抽出液は飽和食塩水にて洗浄し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去し、
残渣3.88gを得る。このものを、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーにて精製し、目的化合物を
油状物として2.83g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1155,
1720,1740 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.70(3H,s,COOCH3), 4.48(2H,s,OCH 2Ph), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:356(M+) 参考例 13 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−6β−メトキシカルボニル−7
−オキソビシクロ〔3.3.0〕オクタン トリシクロ体(参考例12の化合物)7.00gをギ
酸140mlに溶解し氷冷下、濃硫酸2.8mlを加わえ
る。室温にもどし2時間撹拌し、反応液を炭酸水
素ナトリウム10gを溶かした氷水中にあける。酢
酸エチルエステルにて抽出し、抽出液は水にて洗
浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶
液を留去し、残渣7.67gを得る。このものを、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、
目的物を油状物として4.56g得た。 なおこの時、原料のトリシクロ体を2.49g回収
した。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1180,1450,
1625,1665,1720 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.77(3H,s,COOCH3), 4.50(2H,s,OCH 2Ph), 4.98(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.33(5H,s,Ph), 8.10(1H,s,CHO) マススペクトル,m/e:402(M+),356(M−
46) 参考例 14 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7α−ヒドロキシ−6β−メトキ
シカルボニルビシクロ〔3.3.0〕オクタン β−ケトエステル体(参考例13の化合物)4.90
gをエチルアルコール200mlに溶解し、−40℃に冷
却する。 撹拌下水素化ホウ素ナトリウム0.69gを加わ
え、同温度にて30分撹拌する。反応終了後、酢酸
を加わえ過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解す
る。反応液に飽和食塩水を加わえ、酢酸エチルエ
ステルにて抽出、抽出液は飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、残渣5.04gを得る。 このものを、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物と油状物をして4.08g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1100,1170,
1720,3440 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.70(3H,s,−COOCH3), 4.44(2H,s,−OCH 2Ph), 4.88(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.22(5H,s,Ph), 7.90(1H,s,−OCHO) マススペクトル,m/e:404(M+),358(M−
46) 参考例 15 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ホ
ルミルオキシ−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)−6β−メトキシカルボニルビシクロ
〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例14の化合物)3.98gを塩
化メチレン(80ml)に溶解し、氷冷下2,3−ジ
ヒドロピラン(1.35ml)とパラ−トルエンスルホ
ン酸(50mg)を加わえ40分撹拌し、反応終了後、
5%炭酸水素ナトリウム水を加わえ、中和し水を
加わえた後、酢酸エチルエステルにて抽出する。
抽出液は水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて
乾燥後、減圧下溶媒を留去し、残渣5.25gを得
る。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、目的物を油状物として4.57g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1040,1125,
1180,1725 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.40(2H,t;J=6.0Hz,−CH2CH
2OCH2Ph), 3.67(3H,s,−COOCH3), 4.43(2H,s,−OCH 2Ph), 4.56(1H,br.s,【式】), 4.90(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.23(5H,s,Ph), 7.91(1H,s,−OCHO), マススペクトル,m/e:488(M+) 参考例 16 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−ヒ
ドロキシ−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−6β−メトキシカルボニルビシクロ
〔3.3.0〕オクタン ホルメート体(参考例15の化合物)4.57gをメ
チルアルコール(100ml)に溶解し、室温にて無
水炭酸カリウム(1.0g)を加わえ30分撹拌する。 反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸
エチルエステルにて抽出する。抽出液は飽和食塩
水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
減圧下溶媒を留去し、残渣4.31gを得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として4.18g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1125,1730,
3475 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.67(3H,s,−COOCH3), 4.45(2H,s,−OCH 2Ph), 4.57(1H,br.s,【式】), 7.25(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:460(M+),442(M−
18), 参考例 17 3β−(5−ベンジルオキシペンチル)−2β−メ
タンスルホニルオキシ−7α−(2−テトラヒド
ロピラニルオキシ)−6β−メトキシカルボニル
ビシクロ〔3.3.0〕オクタン アルコール体(参考例16の化合物)4.08gを塩
化メチレン(80ml)に溶解し氷冷撹拌下、トリエ
チルアミン2.0ml、メタンスルホニルクロライド
(0.8ml)を加わえ、30分撹拌する。 反応終了後、反応液を水、10%塩酸、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、ついで水にて順次洗浄す
る。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒
を留去し、目的物を油状物として4.78g得た。 本品は精製することなく、次の反応に用いられ
る。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:920,1175,
1355,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.90(3H,s,CH3SO3−), 3.42(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.66(3H,s,−COOCH3), 4.44(2H,s,−OCH2Ph), 4.53(1H,br.s,【式】), 4.65(1H,d;J=3.0Hz,
【式】), 7.23(5H,s,Ph) 参考例 18 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−メ
トキシカルボニル−7α−(2−テトラヒドロピ
ラニルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2
−エン 窒素雰囲気下メシル体(参考例17の化合物)
4.58gのエチルアルコール(45ml)溶液に室温に
て、ナトリウムゼレノフエノキシド〔ジフエニル
ジゼレニド(1.45g)、水素化ホウ素ナトリウム
(0.69g)よりエチルアルコール(25ml)中で調
製したもの〕を加わえ、内温70〜75℃で1時間撹
拌する。反応終了後反応液を氷冷し、酢酸にて中
和する。反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出する。抽出液は、飽和食塩水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧
下溶媒を留去し、残渣5.13gを得る。このものを
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
し、目的物を油状物として2.63g得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1030,1040,
1080,1125,1735 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 3.69(3H,s,COOCH3), 4.48(2H,s,OCH 2Ph), 4.62(1H,br.s,【式】), 5.24(1H,br.s,【式】), 7.33(5H,s,Ph) マススペクトル,m/e:442(M+),358(M−
84) 参考例 19 3−(ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒドロ
キシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 水素化アルミニウムリチウム(0.44g)のテト
ラヒドロフラン懸濁液に、氷冷下エステル体(参
考例18の化合物)(2.63g)のテトラヒドロフラ
ン(20ml)溶液を加わえ、30分撹拌する。反応終
了後、4%水酸化ナトリウム水溶液(1.8ml)を
加わえ室温にて撹拌する。生成する白色沈澱物を
去した後、液を減圧下濃縮し、残渣2.60gを
得る。 このものをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、目的物を油状物として2.22g得
た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1120,1455,
3430 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(2H,t;J=6.0Hz,CH2CH 2OCH2Ph), 4.53(2H,s,OCH 2Ph), 5.30(1H,br.s,【式】), 7.37(5H,s,Ph). マススペクトル,m/e:414(M+),396(M−
18) 参考例 20 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ホ
ルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオキ
シ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(1.06g)のジメチルスルホキシド(8ml)溶液
に、トリエチルアミン(7.1ml)を加わえる。反
応液を激しく撹拌しながら、室温で、ピリジン−
無水硫酸コンプレツクス(2.04g)のジメチルス
ルホキシド(7ml)溶液を加え、30分撹拌する。
反応終了後、反応液を飽和食塩水にあけ、酢酸エ
チルエステルにて抽出する。抽出液を水洗し、無
水硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去
すると、目的物が油状物として1.03g得られた。 本物質は、精製することなく、次の反応に用い
られる。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1725 NMRスペクトル(CDCl3)δ: 4.45(2H,s,OCH 2Ph), 5.23(1H,br.s,=CH−) 7.26(5H,s,Ph) 7.68(1H,t;J=4.0Hz,CHO) 参考例 21 3−(5−アセトキシペンチル)−6β−ヒドロ
キシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニル
オキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン 3−(5−ベンジルオキシペンチル)−6β−ヒ
ドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−エン
(参考例19の化合物)500mlを実施例1dと同様に
反応処理すると350mgの油状のジオール体〔IRス
ペクトル(Liq)νmaxcm-1:3400,1034,1022〕
が得られた。このジオール体をピリジン2mlに溶
解し、氷冷下無水酢酸0.4mlを加え40分放置する。
反応終了後、水を加え過剰の試薬を分解し、酢酸
エチルで抽出する。抽出液を稀塩酸、稀重曹水、
食塩水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去する。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製する
と124mgの油状の目的化合物が得られた。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1:1740,3450 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.04(3H,s,COCH3), 4.60−4.8(1H,br.【式】) 5.26(1H,s,=CH−) 参考例 22 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ホルミル−7α−(2−テトラヒドロピラニルオ
キシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−2−
エン 3−(4−メトキシカルボニルブチル)−6β−
ヒドロキシメチル−7α−(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)−シス−ビシクロ〔3.3.0〕オクト−
2−エン 300mgを用いて、参考例20と同様に反
応し、目的化合物を291mg得た。 IRスペクトル(Liq)νmaxcm-1;2705,1735,
1030,1021
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、R1は保護されてもよいヒドロキシメチ
ル基、保護されてもよいホルミル基、保護されて
もよいカルボキシ基又は置換されてもよいカルバ
モイル基(該置換基は低級アルキル基、アリール
基、アシル基又はスルホニル基を示す。)を示し、
R2及びR3は同一又は異なって水素原子又は水酸
基の保護基を示し、R4はアルキニル基又は式−
CH2−A−R5基(式中、Aは単結合、メチレン
基、酸素原子又は硫黄原子を示し、R5はシクロ
アルキル基又はアリール基を示す。)を示し、n
は1乃至6の整数を示す。] を有するカルバサイクリン類及びその薬理上許容
される塩。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59027810A JPS60172941A (ja) | 1984-02-16 | 1984-02-16 | カルバサイクリン類 |
| DE8484305088T DE3474017D1 (en) | 1983-07-26 | 1984-07-26 | New carbacyclin derivatives, processes for their preparation and compositions containing them |
| ES534642A ES8705382A1 (es) | 1983-07-26 | 1984-07-26 | Un procedimiento para la preparacion de nuevos derivados de carbaciclina. |
| CA000459800A CA1252780A (en) | 1983-07-26 | 1984-07-26 | Carbacyclin derivatives, process for their preparation and compositions containing them |
| EP84305088A EP0136779B1 (en) | 1983-07-26 | 1984-07-26 | New carbacyclin derivatives, processes for their preparation and compositions containing them |
| US07/824,696 US5489613A (en) | 1983-07-26 | 1992-01-21 | Carbacyclin derivatives, process for their preparation and compositions containing them |
| US08/147,892 US5405870A (en) | 1983-07-26 | 1993-11-04 | Carbacyclin compounds; pharmaceutical compositions and method of use |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59027810A JPS60172941A (ja) | 1984-02-16 | 1984-02-16 | カルバサイクリン類 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60172941A JPS60172941A (ja) | 1985-09-06 |
| JPH0466852B2 true JPH0466852B2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=12231329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59027810A Granted JPS60172941A (ja) | 1983-07-26 | 1984-02-16 | カルバサイクリン類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60172941A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3638761A1 (de) * | 1986-11-13 | 1988-05-26 | Schering Ag | Verbesserte ketoreduktion von carbacyclinzwischenprodukten |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1088036B (it) * | 1977-11-25 | 1985-06-04 | Erba Carlo Spa | 15-epi-prostaciclina e prostaciclina analoghi |
| GB2013661B (en) * | 1978-01-26 | 1982-11-10 | Erba Farmitalia | 9-deoxy-9 -methylene isosteres of pgi2 |
| DE3048906A1 (de) * | 1980-12-19 | 1982-07-15 | Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen | Neue carbacycline, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als arzneimittel |
| DE3104044A1 (de) * | 1981-02-02 | 1982-08-26 | Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen | Neue prostacyclin-derivate, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung als arzneimittel |
-
1984
- 1984-02-16 JP JP59027810A patent/JPS60172941A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60172941A (ja) | 1985-09-06 |
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