JPH0365224B2 - - Google Patents
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- JPH0365224B2 JPH0365224B2 JP60154478A JP15447885A JPH0365224B2 JP H0365224 B2 JPH0365224 B2 JP H0365224B2 JP 60154478 A JP60154478 A JP 60154478A JP 15447885 A JP15447885 A JP 15447885A JP H0365224 B2 JPH0365224 B2 JP H0365224B2
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- phosphate
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、後記の一般式(1)で示されるN−(2
−アルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステルカリウム塩か
ら成る新規な界面活性剤に関する。 (従来の技術) 従来、界面活性剤として数多くの種類の化合物
が知られており、使用されている。その中で、ア
ニオン活性剤は洗浄力も高く、起泡力に優れ、洗
浄剤、乳化剤、起泡剤等の様々な用途で用いられ
ている。しかし、人が直接接触するシヤンプー、
リンス、石鹸等の化粧品、家庭用洗剤の場合、皮
膚に対する刺激性等の問題から、より安全性の高
く、又、中性の領域で用いられる活性剤の開発が
要求されている。脂肪酸石鹸は皮膚に緩和な作用
を有する活性剤として広く用いられているが、中
性、酸性領域では洗浄効果が著しく低下する。
又、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコ
ール硫酸エステル塩等も優れた洗浄効果を示す
が、皮膚に対する作用の点では満足するものとは
言えない。 一方、界面活性を有する種々の有機ヒドロキシ
化合物のリン酸エステル塩類は、洗浄剤、乳化
剤、帯電防止剤、防錆剤として広く利用されてい
る。特にモノアルキルリン酸エステル塩は、毒性
や皮膚刺激性が著しく少なく、人体に対して安全
性の高いアニオン性界面活性剤として人体に直接
使用する洗浄剤、その他の化粧品、香粧品原料と
して有用であることが知られている。 しかしながら、昨今の生活水準の高度化に伴
い、人体に対してさらに高度な安全性を有する化
粧品、香粧品用原料の開発の要望がますます増大
している。 従つて、モノアルキルリン酸エステル塩よりも
さらに皮膚刺激性及び毒性が少なく、安全性の高
いアニオン界面活性剤が開発出来れば、人体に直
接使用する化粧品や、香粧品用原料として広範な
利用用途が考えられる。 (発明が解決しようとする問題点) 斯かる現状にかんがみ鋭意研究を行つた結果、
後記一般式(1)で示される化合物が低刺激性で優れ
た洗浄力、表面張力低下能、起泡力、乳化力を有
することを見出し、本発明を完成した。 従つて、本発明の目的は後記一般式(1)で示され
るN−(2−アルキル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステルカリ
ウム塩から成る界面活性剤を提供することにあ
る。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、 下記式(1) (式中で、Rはカプリル基、ラウリル基、ミリ
スチル基、パルミチル基、ステアリル基、又はオ
レイル基、Mはカリウムである。) で表わされるN−(2−アルキル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステルカリウム塩から成る界面活性剤である。 本発明の前記一般式で表わされるN−(2−ア
ルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステルカリウム塩は、N
−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−N−
メチルアミノエタノールリン酸エステル1カリウ
ム塩(以下、本発明の化合物1という)、N−(2
−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
(本発明の化合物2という)、N−(2−ミリスチ
ル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ
エタノールリン酸エステル1カリウム酸(本発明
の化合物3という)、N−(2−パルミチル−2−
ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエタノー
ルリン酸エステル1カリウム塩(本発明の化合物
4という)、N−(2−ステアリル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステル1カリウム塩(本発明の化合物5とい
う)、N−(2−オレイル−2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチルアミノエタノールリン酸エステ
ル1カリウム塩(本発明の化合物6という)等で
ある。 本発明の前記一般式(1)で表わされるN−(2−
アルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
アミノエタノールリン酸エステルカリウム塩は、
例えば次のようにして製造される。 下記一般式(2) (上記式中で、Rはカプリル基、ラウリル基、
ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基また
はオレイル基である。) で表わされるN−(2−アルキル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールをベン
ゼン溶媒中(濃度は1.0〜3.0重量%)に溶解した
溶液に、1〜10倍モルのピロリン酸を添加して、
室温下で2〜10時間撹拌下にリン酸エステル化反
応を行なう。 次に、生成したN−(2−アルキル−2−ヒド
ロキシエチル)−N−メチルアミノエタノールリ
ン酸エステルをデカンテーシヨンによつて取り出
した後、水に溶解し、この水溶液に、30%水酸化
カリウム水溶液を撹拌下に添加しながらPHを6.0
に調整する。その後、エバポレーターによつて濃
縮し、分取高速液体クロマトグラフイーを用い精
製することによつて、目的とするN−(2−アル
キル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミ
ノエタノールリン酸エステルカリウム塩が得られ
る。 前記一般式(1)で表わされかつ後記の実施例で得
られた本発明のN−(2−アルキル−2−ヒドロ
キシエチル)−N−メチルアミノエタノールリン
酸エステルカリウム塩は、後記の第1表に示す分
析値を有し、同定された。
−アルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステルカリウム塩か
ら成る新規な界面活性剤に関する。 (従来の技術) 従来、界面活性剤として数多くの種類の化合物
が知られており、使用されている。その中で、ア
ニオン活性剤は洗浄力も高く、起泡力に優れ、洗
浄剤、乳化剤、起泡剤等の様々な用途で用いられ
ている。しかし、人が直接接触するシヤンプー、
リンス、石鹸等の化粧品、家庭用洗剤の場合、皮
膚に対する刺激性等の問題から、より安全性の高
く、又、中性の領域で用いられる活性剤の開発が
要求されている。脂肪酸石鹸は皮膚に緩和な作用
を有する活性剤として広く用いられているが、中
性、酸性領域では洗浄効果が著しく低下する。
又、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルコ
ール硫酸エステル塩等も優れた洗浄効果を示す
が、皮膚に対する作用の点では満足するものとは
言えない。 一方、界面活性を有する種々の有機ヒドロキシ
化合物のリン酸エステル塩類は、洗浄剤、乳化
剤、帯電防止剤、防錆剤として広く利用されてい
る。特にモノアルキルリン酸エステル塩は、毒性
や皮膚刺激性が著しく少なく、人体に対して安全
性の高いアニオン性界面活性剤として人体に直接
使用する洗浄剤、その他の化粧品、香粧品原料と
して有用であることが知られている。 しかしながら、昨今の生活水準の高度化に伴
い、人体に対してさらに高度な安全性を有する化
粧品、香粧品用原料の開発の要望がますます増大
している。 従つて、モノアルキルリン酸エステル塩よりも
さらに皮膚刺激性及び毒性が少なく、安全性の高
いアニオン界面活性剤が開発出来れば、人体に直
接使用する化粧品や、香粧品用原料として広範な
利用用途が考えられる。 (発明が解決しようとする問題点) 斯かる現状にかんがみ鋭意研究を行つた結果、
後記一般式(1)で示される化合物が低刺激性で優れ
た洗浄力、表面張力低下能、起泡力、乳化力を有
することを見出し、本発明を完成した。 従つて、本発明の目的は後記一般式(1)で示され
るN−(2−アルキル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステルカリ
ウム塩から成る界面活性剤を提供することにあ
る。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、 下記式(1) (式中で、Rはカプリル基、ラウリル基、ミリ
スチル基、パルミチル基、ステアリル基、又はオ
レイル基、Mはカリウムである。) で表わされるN−(2−アルキル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステルカリウム塩から成る界面活性剤である。 本発明の前記一般式で表わされるN−(2−ア
ルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステルカリウム塩は、N
−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−N−
メチルアミノエタノールリン酸エステル1カリウ
ム塩(以下、本発明の化合物1という)、N−(2
−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
(本発明の化合物2という)、N−(2−ミリスチ
ル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノ
エタノールリン酸エステル1カリウム酸(本発明
の化合物3という)、N−(2−パルミチル−2−
ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエタノー
ルリン酸エステル1カリウム塩(本発明の化合物
4という)、N−(2−ステアリル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステル1カリウム塩(本発明の化合物5とい
う)、N−(2−オレイル−2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチルアミノエタノールリン酸エステ
ル1カリウム塩(本発明の化合物6という)等で
ある。 本発明の前記一般式(1)で表わされるN−(2−
アルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
アミノエタノールリン酸エステルカリウム塩は、
例えば次のようにして製造される。 下記一般式(2) (上記式中で、Rはカプリル基、ラウリル基、
ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基また
はオレイル基である。) で表わされるN−(2−アルキル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールをベン
ゼン溶媒中(濃度は1.0〜3.0重量%)に溶解した
溶液に、1〜10倍モルのピロリン酸を添加して、
室温下で2〜10時間撹拌下にリン酸エステル化反
応を行なう。 次に、生成したN−(2−アルキル−2−ヒド
ロキシエチル)−N−メチルアミノエタノールリ
ン酸エステルをデカンテーシヨンによつて取り出
した後、水に溶解し、この水溶液に、30%水酸化
カリウム水溶液を撹拌下に添加しながらPHを6.0
に調整する。その後、エバポレーターによつて濃
縮し、分取高速液体クロマトグラフイーを用い精
製することによつて、目的とするN−(2−アル
キル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミ
ノエタノールリン酸エステルカリウム塩が得られ
る。 前記一般式(1)で表わされかつ後記の実施例で得
られた本発明のN−(2−アルキル−2−ヒドロ
キシエチル)−N−メチルアミノエタノールリン
酸エステルカリウム塩は、後記の第1表に示す分
析値を有し、同定された。
【表】
以下、実施例によつて本発明を詳述する。
尚、実施例に示した部とは重量部を意味する。
実施例 1
N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
カリウム塩の合成 撹拌機を備えた1のフラスコにN−(2−ラ
ウリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノール317g(1モル)ピロリン酸432g
(2.4モル)及びベンゼン800mlを仕込み、激しく
撹拌しながら室温下で8時間反応させる。反応
後、得られるN−(2−ラウリル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステルをデカンテーシヨンによつて取り出す、
これを試料として、下記条件による分取高速液体
クロマトグラフイーによつてN−(2−ラウリル
−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエ
タノールリン酸エステルを連続的に分取し、精製
する。この分取留分から溶媒をエバポレータを用
いて留去した後、エタノール1を加え、この時
生じる沈澱物をデカンテーシヨンによつて除去
し、エバポレーターによつて溶媒を除き、N−
(2−ラウリルヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステルを得る。 これを1の水に溶解し、30%水酸化カリウム
の水溶液を撹拌下に滴下しながらPHを6.0に調整
する。その後、エバポレーターを用いて水を除く
と白色粉末350gを得た。得られたこの白色粉末
は前記第1表に示した分析結果から、目的化合物
のN−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸1カリウム塩
であることを確認した。(収率:90%)○分取高
速液体クロマトグラフイーの条件 固定相:ODS−シリカゲル(5mm)を内径20
mm、長さ25cmのステンレスカラムに充填し
たもの。 移動層:アセトニトリルと水の等容量混合液に
0.025Mリン酸二水素カリウムを溶解させ、
リン酸でPHを2.0に調整したもの。 検出器:紫外部検出器(220nm)と示差屈折 実施例 2 N−(2−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノール290g(1モル)を使用する
他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末352g
を得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表に
示した分析結果から、目的化合物のN−(2−カ
プリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩であ
ることを確認した。(収率:98%) 実施例 3 N−(2−ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メ
チルアミノエタノール316g(1モル)を使用す
る他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末400
gを得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表
に示した分析結果から、目的化合物のN−(2−
ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
であることを確認した。(収率:96%) 実施例 4 N−(2−パルミチル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−パルミチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メ
チルアミノエタノール360g(1モル)を使用す
る他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末428
gを得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表
に示した分析結果から、目的化合物のN−(2−
パルミチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
であることを確認した。(収率:96%) 実施例 5 N−(2−ステアリル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りにN−(2−
ステアリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノール404g(1モル)を使用する
他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末453g
を得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表に
示した分析結果から、目的化合物のN−(2−ス
テアリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
アミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩で
あることを確認した。(収率:89%) 実施例 6 N−(2−オレイル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
アンモニウム塩の合成 実施例16と同様の操作によつてN−(2−オレ
イル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミ
ノエタノールリン酸エステルを得た後、実施例1
と同様の操作によつて無色粘性物460gを得た。
得られたこの無色粘性物は、前記第1表に示した
分析結果から、目的化合物のN−(2−オレイル
−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエ
タノール1カリウム塩であることを確認した。
(収率:90%) 実施例 7 本実施例は本発明の界面活性剤の表面張力低下
能、起泡性、洗浄性及び安全性を説明するための
ものである。 実施例1〜6で得た界面活性剤について表面張
力、泡高さ、泡半減期、洗浄力及び皮膚刺激性の
測定を行つた。比較の対照物質としてラウリルリ
ン酸エステル1カリウム塩を使用して同様の測定
をした。 表面張力の測定はフイツシヤー表面張力計を使
用し、結果を23.5℃におけるダイン/cm単位で表
2に示した。本発明の界面活性剤の表面張力は、
ラウリルリン酸エステル1カリウム塩の表面張力
よりも20%程度小さい。 泡高さおよび泡半減期の測定は、ロスマイルズ
試験(ASTMD1173−53)によつて行なつた。
測定結果は表2に示した。高い値は泡安定性の良
いことを示す。 表2からわかるとおり本発明の界面活性剤の泡
高さ(最初及び5分後)および泡半減期はどの場
合もラウリルリン酸エステル1カリウム塩の対応
する値よりもやや大きい。 洗浄力の測定は、5cm×5cmのウールモスリン
布にラノリン7%及びスダン0.005%のクロロ
ホルム溶液0.4mlを均一に塗布し乾燥させ、この
汚染布を3%の洗浄剤溶液40mlが入つた約100ml
のガラス製シリンダー中に入れ、40℃の恒温槽中
で15分振とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ、
乾燥させ、反射率を調べ、次式により洗浄率を求
めた。 洗浄率=洗浄後の反射率−洗浄前の反射率/原布の反
射率−洗浄前の反射率 結果を表2に示した。本発明の界面活性剤の洗
浄率はラウリルリン酸エステル1カリウム塩の洗
浄率より、やや大きくすぐれている。 皮膚刺激性の試験方法としては、ヒトに対する
24時間閉鎖貼布試験を行なつた。すなわち、20人
の被験者に界面活性剤の0.2%水溶液1mlをしみ
込ませたパツチテスト用絆創膏を24時間貼布し、
貼布除去後24時間後に刺激性を判定した。 判定結果ははつきりした紅斑を示したものを陽
性とし、その陽性率で示した。測定結果は表2に
示した。
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
カリウム塩の合成 撹拌機を備えた1のフラスコにN−(2−ラ
ウリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノール317g(1モル)ピロリン酸432g
(2.4モル)及びベンゼン800mlを仕込み、激しく
撹拌しながら室温下で8時間反応させる。反応
後、得られるN−(2−ラウリル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステルをデカンテーシヨンによつて取り出す、
これを試料として、下記条件による分取高速液体
クロマトグラフイーによつてN−(2−ラウリル
−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエ
タノールリン酸エステルを連続的に分取し、精製
する。この分取留分から溶媒をエバポレータを用
いて留去した後、エタノール1を加え、この時
生じる沈澱物をデカンテーシヨンによつて除去
し、エバポレーターによつて溶媒を除き、N−
(2−ラウリルヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステルを得る。 これを1の水に溶解し、30%水酸化カリウム
の水溶液を撹拌下に滴下しながらPHを6.0に調整
する。その後、エバポレーターを用いて水を除く
と白色粉末350gを得た。得られたこの白色粉末
は前記第1表に示した分析結果から、目的化合物
のN−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸1カリウム塩
であることを確認した。(収率:90%)○分取高
速液体クロマトグラフイーの条件 固定相:ODS−シリカゲル(5mm)を内径20
mm、長さ25cmのステンレスカラムに充填し
たもの。 移動層:アセトニトリルと水の等容量混合液に
0.025Mリン酸二水素カリウムを溶解させ、
リン酸でPHを2.0に調整したもの。 検出器:紫外部検出器(220nm)と示差屈折 実施例 2 N−(2−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−カプリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノール290g(1モル)を使用する
他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末352g
を得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表に
示した分析結果から、目的化合物のN−(2−カ
プリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルア
ミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩であ
ることを確認した。(収率:98%) 実施例 3 N−(2−ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メ
チルアミノエタノール316g(1モル)を使用す
る他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末400
gを得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表
に示した分析結果から、目的化合物のN−(2−
ミリスチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
であることを確認した。(収率:96%) 実施例 4 N−(2−パルミチル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りに、N−(2
−パルミチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メ
チルアミノエタノール360g(1モル)を使用す
る他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末428
gを得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表
に示した分析結果から、目的化合物のN−(2−
パルミチル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩
であることを確認した。(収率:96%) 実施例 5 N−(2−ステアリル−2−ヒドロキシエチル)
−N−メチルアミノエタノールリン酸エステル
1カリウム塩の合成 N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールの代りにN−(2−
ステアリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチ
ルアミノエタノール404g(1モル)を使用する
他は、実施例1と同様に行つて、白色粉末453g
を得た。得られたこの白色粉末は、前記第1表に
示した分析結果から、目的化合物のN−(2−ス
テアリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチル
アミノエタノールリン酸エステル1カリウム塩で
あることを確認した。(収率:89%) 実施例 6 N−(2−オレイル−2−ヒドロキシエチル)−
N−メチルアミノエタノールリン酸エステル1
アンモニウム塩の合成 実施例16と同様の操作によつてN−(2−オレ
イル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミ
ノエタノールリン酸エステルを得た後、実施例1
と同様の操作によつて無色粘性物460gを得た。
得られたこの無色粘性物は、前記第1表に示した
分析結果から、目的化合物のN−(2−オレイル
−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエ
タノール1カリウム塩であることを確認した。
(収率:90%) 実施例 7 本実施例は本発明の界面活性剤の表面張力低下
能、起泡性、洗浄性及び安全性を説明するための
ものである。 実施例1〜6で得た界面活性剤について表面張
力、泡高さ、泡半減期、洗浄力及び皮膚刺激性の
測定を行つた。比較の対照物質としてラウリルリ
ン酸エステル1カリウム塩を使用して同様の測定
をした。 表面張力の測定はフイツシヤー表面張力計を使
用し、結果を23.5℃におけるダイン/cm単位で表
2に示した。本発明の界面活性剤の表面張力は、
ラウリルリン酸エステル1カリウム塩の表面張力
よりも20%程度小さい。 泡高さおよび泡半減期の測定は、ロスマイルズ
試験(ASTMD1173−53)によつて行なつた。
測定結果は表2に示した。高い値は泡安定性の良
いことを示す。 表2からわかるとおり本発明の界面活性剤の泡
高さ(最初及び5分後)および泡半減期はどの場
合もラウリルリン酸エステル1カリウム塩の対応
する値よりもやや大きい。 洗浄力の測定は、5cm×5cmのウールモスリン
布にラノリン7%及びスダン0.005%のクロロ
ホルム溶液0.4mlを均一に塗布し乾燥させ、この
汚染布を3%の洗浄剤溶液40mlが入つた約100ml
のガラス製シリンダー中に入れ、40℃の恒温槽中
で15分振とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ、
乾燥させ、反射率を調べ、次式により洗浄率を求
めた。 洗浄率=洗浄後の反射率−洗浄前の反射率/原布の反
射率−洗浄前の反射率 結果を表2に示した。本発明の界面活性剤の洗
浄率はラウリルリン酸エステル1カリウム塩の洗
浄率より、やや大きくすぐれている。 皮膚刺激性の試験方法としては、ヒトに対する
24時間閉鎖貼布試験を行なつた。すなわち、20人
の被験者に界面活性剤の0.2%水溶液1mlをしみ
込ませたパツチテスト用絆創膏を24時間貼布し、
貼布除去後24時間後に刺激性を判定した。 判定結果ははつきりした紅斑を示したものを陽
性とし、その陽性率で示した。測定結果は表2に
示した。
【表】
表2からわかるとおりラウリルリン酸エステル
1カリウム塩と比べて、本発明の界面活性剤の安
全性はほぼ同等である。 応用例1(乳液の製造における乳化剤としての応
用) 前記本発明の化合物1〜6及び類縁化合物とし
てラウリルリン酸エステル1カリウム塩の各々を
乳化剤として、各5部、及び流動パラフイン各30
部を混合し、70℃に加熱、撹拌する。 これを、70℃の水65部に徐々に添加して分散乳
化する。次に、この各乳化物を静かに撹拌しつ
つ、30℃になるまで徐冷してO/W型の乳液を得
た。 これら各乳液を45℃の恒温室に放置して、経日
安定性を調った。その結果を第3表に示した。
1カリウム塩と比べて、本発明の界面活性剤の安
全性はほぼ同等である。 応用例1(乳液の製造における乳化剤としての応
用) 前記本発明の化合物1〜6及び類縁化合物とし
てラウリルリン酸エステル1カリウム塩の各々を
乳化剤として、各5部、及び流動パラフイン各30
部を混合し、70℃に加熱、撹拌する。 これを、70℃の水65部に徐々に添加して分散乳
化する。次に、この各乳化物を静かに撹拌しつ
つ、30℃になるまで徐冷してO/W型の乳液を得
た。 これら各乳液を45℃の恒温室に放置して、経日
安定性を調った。その結果を第3表に示した。
【表】
このように、本発明の化合物(界面活性剤)を
乳化剤として使用した乳液は、6ケ月後でも安定
であるが、類縁化合物を使用した乳液は6ケ月後
に油分が分離しており、本発明の界面活性剤の乳
化力はすぐれている。
乳化剤として使用した乳液は、6ケ月後でも安定
であるが、類縁化合物を使用した乳液は6ケ月後
に油分が分離しており、本発明の界面活性剤の乳
化力はすぐれている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1) (式中で、Rはカプリル基、ラウリル基、ミリ
スチル基、パルミチル基、ステアリル基、又はオ
レイル基、Mはカリウムである。) で表わされるN−(2−アルキル−2−ヒドロキ
シエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸
エステルカリウム塩から成る界面活性剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60154478A JPS6214933A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 界面活性剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60154478A JPS6214933A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 界面活性剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6214933A JPS6214933A (ja) | 1987-01-23 |
| JPH0365224B2 true JPH0365224B2 (ja) | 1991-10-11 |
Family
ID=15585125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60154478A Granted JPS6214933A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 界面活性剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6214933A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63246314A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-13 | Kanebo Ltd | シヤンプ−組成物 |
| JP2811641B2 (ja) * | 1990-02-14 | 1998-10-15 | 王子製紙株式会社 | 電子写真用転写紙の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5748109A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | Unattended running car |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP60154478A patent/JPS6214933A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6214933A (ja) | 1987-01-23 |
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