JPH0369395B2 - - Google Patents
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- JPH0369395B2 JPH0369395B2 JP59176753A JP17675384A JPH0369395B2 JP H0369395 B2 JPH0369395 B2 JP H0369395B2 JP 59176753 A JP59176753 A JP 59176753A JP 17675384 A JP17675384 A JP 17675384A JP H0369395 B2 JPH0369395 B2 JP H0369395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- ester
- solvent
- composition
- rust preventive
- Prior art date
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- Lubricants (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は表面保護剤または防錆剤に関する。詳
しくはワツクスを主成分とし、これを溶剤に溶解
または分散させてなる組成物において、温度−粘
度特性その他の諸性質を改良した表面保護剤また
は防錆剤に関する。 本発明による表面保護剤または防錆剤は、金属
面および非金属面の保護剤、防錆剤およびその他
の用途に利用することができる。 従来の技術 金属面および非金属面の保護、防錆その他を目
的として、ワツクスを主成分とし、これを溶剤に
溶解または分散させてなる組成物が広く用いられ
ている。これらの組成物の欠点として温度による
流動性の変化が大きく、また、ある温度以下にな
るとゲル化を起して全く流動性を失い、その上チ
キソトロピー性を有するので使用上さまざまの制
約を受ける。たとえばワツクス組成物を使用する
場所の温度が季節によつて著しく変る場合には、
組成物の成分濃度や組成内容を調節しなければな
らない。また増粘またはゲル化したワツクス組成
物をそのまま塗布すると、レベリング性がわるく
膜厚が不均一になる。これらのことにより、組成
物を製造、貯蔵および使用するときの作業管理や
在庫管理が複雑になるだけでなく、一定の効果が
得られなくなる。たとえば防錆剤としてワツクス
組成物を金属面に塗布するとき、上記の理由によ
つてやむを得ずワツクス組成物の成分濃度を低く
すると、被膜の膜圧が薄くなつて、十分な防錆効
果が得られないことがある。 またワツクス組成物はチキソトロピー性を有す
るので、使用休止中に配管内に滞留していたワツ
クス組成物が流動性を失い、パイプ詰りを起すこ
とがある。 さらに上記の理由によつて、やむを得ずワツク
ス組成物を低濃度の組成物として使用すること、
いいかえると多量の溶剤を含む組成物を使用する
ことは、省資源および大気汚染の見地からも好ま
しくないことである。 発明が解決しようとする問題点 上記のような事情であるから、高濃度であつて
しかも温度による流動性の変化か少く、低温まで
も流動性を失わず、チキソトロピー性の小さい表
面保護剤または防錆剤を提供することが本発明の
目的である。 問題点を解決するための手段 発明者らは上記の目的を達成するために鋭意研
究の結果、ラノリン脂肪酸とトリアルカノールア
ミンとのエステルを表面保護剤または防錆剤に含
有せしめることにより、濃度特性およびチキソト
ロピー性において好適な組成物が得られることを
発見し、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、ワツクスを主成分とし、
これを溶剤に溶解または分散させてなる組成物に
おいて、ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミ
ンとのエステルを添加したことを特徴とする表面
保護剤または防錆剤である。 上記の発明の構成について以下に詳しく説明す
る。 (ワツクス) ワツクスとしては、従来のワツクス組成物に用
いられているほとんどすべてのワツクスを用いる
ことができる。すなわち、天然および合成の炭化
水素ワツクスやこれらの変性物や酸化物など、ま
た鉱物性および動植物性ワツクスやこれらの変性
物などを使用できる。 炭化水素ワツクスとしては、パラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ペトロラタ
ム、セレシンワツクス、フイツシヤートロプツシ
ユワツクス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、エチレン−α−オレフイン共重合
物などがある。鉱物性ワツクスとしてはモンタン
ワツクスがあり、動植物性ワツクスとしては、カ
ルナウバワツクス、キヤンデリラワツクス、蜜ロ
ウ、木ロウ、ライスワツクス、硬化鯨ロウ、水添
ヒマシ油ワツクス、硬化牛脂などがある。 これらの変性物や酸化物としては、ヘキストワ
ツクス、サゾールワツクス、SKワツクス、各種
金属せつけん、アマイド、酸化パラフインおよび
そのエステル化物、酸化マイクロおよびそのエス
テル化物、酸化ポリエチレンあるいはエチレン−
モノエチレン性不飽和酸共重合物、エチレン−α
−オレフイン−モノエチレン性不飽和酸共重合物
などがある。 (溶剤) 溶剤は特に限定するものではなく、内容成分を
溶解または分散せしめるものであればいかなる溶
剤も使用可能である。こうした溶剤としてキシレ
ン、トルエン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、n−ヘキサン、n−ブタン、リグロイ
ン、ミネラルスピリツト、灯油などの炭化水素系
有機溶剤、トリクロルエチレン、1,1,1−ト
リクロルエタン、パークロルエチレンなどの塩素
系有機溶剤その他を用いることができる。 (ラノリン脂肪酸) ラノリン脂肪酸は「ラノリン脂肪酸」、「ウール
脂肪酸」、「WOOL WAX ACIDS」等の名で市
販されているもので、酸価約110〜160、ケン化価
約145〜200、ヨウ素価約2〜20、水酸基価約20〜
80のものを使用することができる。 (ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミンとの
エステル) ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミンとの
エステルをつくるためのトリアルカノールアミン
としては、トリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、トリセカンダリーブタノールア
ミンを例示することができ、これらを1種または
2種以上混合して用いることができる。 エステルは公知の方法、たとえばラノリン脂肪
酸とトリアルカノールアミンとを窒素ガスなどの
不活性ガス雰囲気下、無触媒あるいはパラトルエ
ンスルホン酸などの酸性触媒の存在下に加熱して
脱水縮合するか、ベンゼン、キシレン等を用い、
無触媒あるいは上記の触媒の存在下に還流下に脱
水縮合することによつて容易に得られる。エステ
ル化に当つてのラノリン脂肪酸とトリアルカノー
ルアミンとの比率は、理論上モノエステルないし
トリエステルをつくる範囲をとればよいが、とく
にモノエステルないしジエステルの範囲をとるの
が望ましい。 (その他の成分) 本発明の表面保護剤または防錆剤は必要に応じ
て各種防錆添加剤(たとえばスルホネート類)、
樹脂(たとえばポリエステル樹脂、ビニル系樹
脂)、粉体(たとえば防錆顔料、体質顔料)、各種
塗料用添加剤(たとえば増粘剤、消泡剤、レベリ
ング剤)などを添加してもよい。 (表面保護剤または防錆剤の製造方法と成分比) 本発明の表面保護剤または防錆剤を製造するに
は、上記のワツクス、ラノリン脂肪酸とアルカノ
ールアミンとのエステルおよび任意成分を溶剤に
溶解または分散せしめることによつて容易に製造
することができる。 ワツクスに対するエステルの比率は望ましくは
1:0.01〜1:0.5(重量比)である。エステルの
比率がこれより小さいと、発明の効果が得られな
いし、これより大きいと表面保護剤または防錆剤
本来の効果(防錆効果、保護効果等)が低下す
る。 実施例 つぎに参考例と実施例によつて本発明を説明す
る。ただし、下記の実施例は本発明をなんら制限
するものではない。 参考例 エステルの合成 エステル−1 ラノリン脂肪酸(酸価140、ケン化価160、ヨウ
素価7、水酸基価70)の400gとトリエタノール
アミン149gとを150〜160℃でキシロール還流下
で18gの水が留出するまで反応させて、エステル
−1を得た。 エステル−2 ラノリン脂肪酸(エステル−1を合成するため
に使用したものと同じ)の600gにトリイソプロ
パノールアミンの191gを加え、エステル−1と
同様の方法で25gの水が留出するまで反応させ
て、エステル−2を得た。 エステル−3 ラノリン脂肪酸(エステル−1を合成するため
に使用したものと同じ)の400gにトリセカンダ
リーブタノールアミン233gを加え、エステル−
1と同様の方法で18gの水が留出するまで反応さ
せて、エステル−3を得た。 エステル−4 ラノリン脂肪酸(酸価125、ケン化価165、ヨウ
素価12、水酸基価30)の538gにトリエタノール
アミン149gを加え、エステル−1と同様の方法
で21gの水が留出するまで反応させて、エステル
−4を得た。 実施例 1 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクス(酸価40) 6 エステル−1 0.1 溶 剤 ミネラルスピリツト 30.3 組成物の不揮発分濃度(重量%) 25 (注)不揮発分および溶剤の欄の数字は成分の
重量比を表わす。以下の実施例および比較例にお
いても、すべて同じである。 実施例 2 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−1 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 3 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 ペトロラタム 3 酸化ワツクス(酸価40) 2 酸化ワツクスのカルシウム塩 2 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−1 2 溶 剤 ミネラルスピリツト 4 組成物の不揮発分濃度(重量%) 75 実施例 4 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−2 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 5 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−3 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 6 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−4 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 比較例 1 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクス(酸価40) 6 溶 剤 ミネラルスピリツト 30 組成物の不揮発分濃度(重量%) 25 比較例 2 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 10 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 比較例 3 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 ペトロラタム 3 酸化ワツクス(酸価40) 2 酸化ワツクスのカルシウム塩 2 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 33 組成物の不揮発分濃度(重量%) 75 (性能の評価) 上記の実施例および比較例の組成物について、
下記の性能評価を行なつた。結果を第1表に示
す。第1表注の試験項目の測定方法と、結果の表
示方法は、下記のとおりである。 (1) 温度粘度特性 5℃および20℃における組成物の粘度をB型
粘度計を用いて測定した。第1表の数値は
60rpmにおけるcpsを表わす。 また試料を試験管に入れて5℃における流動
性を観察した。表中○は流動性のあること、×
はゲル化して流動性を失なつていることを表わ
す。 (2) チキソトロピー性 組成物の20℃における粘度をB型粘度計の回
転数6rpmおよび60rpmにおいて測定し、次式
で表わされるチキソトロピー指数(T.I.)を求
めた。 T.I.=(y1−y2)/(D2−D1) 上式においてD1とD2は回転数(D1=6rpm、
D2=60rpm)、y1とy2は回転数がD1とD2におけ
る粘度(cps)である。 (3) 皮膜の均一性 組成物を鋼板に浸漬塗布し、乾燥後皮膜の均
一性を目視で評価した。第1表の○は皮膜が均
一であること、×は均一でないことを表わす。 (4) 防錆力 塩水噴霧試験(JIS K2246)によつて防錆力
を評価した。第1表の○は錆の発生がないこと
を表わし、△はわずかに錆の発生があることを
表わす。
しくはワツクスを主成分とし、これを溶剤に溶解
または分散させてなる組成物において、温度−粘
度特性その他の諸性質を改良した表面保護剤また
は防錆剤に関する。 本発明による表面保護剤または防錆剤は、金属
面および非金属面の保護剤、防錆剤およびその他
の用途に利用することができる。 従来の技術 金属面および非金属面の保護、防錆その他を目
的として、ワツクスを主成分とし、これを溶剤に
溶解または分散させてなる組成物が広く用いられ
ている。これらの組成物の欠点として温度による
流動性の変化が大きく、また、ある温度以下にな
るとゲル化を起して全く流動性を失い、その上チ
キソトロピー性を有するので使用上さまざまの制
約を受ける。たとえばワツクス組成物を使用する
場所の温度が季節によつて著しく変る場合には、
組成物の成分濃度や組成内容を調節しなければな
らない。また増粘またはゲル化したワツクス組成
物をそのまま塗布すると、レベリング性がわるく
膜厚が不均一になる。これらのことにより、組成
物を製造、貯蔵および使用するときの作業管理や
在庫管理が複雑になるだけでなく、一定の効果が
得られなくなる。たとえば防錆剤としてワツクス
組成物を金属面に塗布するとき、上記の理由によ
つてやむを得ずワツクス組成物の成分濃度を低く
すると、被膜の膜圧が薄くなつて、十分な防錆効
果が得られないことがある。 またワツクス組成物はチキソトロピー性を有す
るので、使用休止中に配管内に滞留していたワツ
クス組成物が流動性を失い、パイプ詰りを起すこ
とがある。 さらに上記の理由によつて、やむを得ずワツク
ス組成物を低濃度の組成物として使用すること、
いいかえると多量の溶剤を含む組成物を使用する
ことは、省資源および大気汚染の見地からも好ま
しくないことである。 発明が解決しようとする問題点 上記のような事情であるから、高濃度であつて
しかも温度による流動性の変化か少く、低温まで
も流動性を失わず、チキソトロピー性の小さい表
面保護剤または防錆剤を提供することが本発明の
目的である。 問題点を解決するための手段 発明者らは上記の目的を達成するために鋭意研
究の結果、ラノリン脂肪酸とトリアルカノールア
ミンとのエステルを表面保護剤または防錆剤に含
有せしめることにより、濃度特性およびチキソト
ロピー性において好適な組成物が得られることを
発見し、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、ワツクスを主成分とし、
これを溶剤に溶解または分散させてなる組成物に
おいて、ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミ
ンとのエステルを添加したことを特徴とする表面
保護剤または防錆剤である。 上記の発明の構成について以下に詳しく説明す
る。 (ワツクス) ワツクスとしては、従来のワツクス組成物に用
いられているほとんどすべてのワツクスを用いる
ことができる。すなわち、天然および合成の炭化
水素ワツクスやこれらの変性物や酸化物など、ま
た鉱物性および動植物性ワツクスやこれらの変性
物などを使用できる。 炭化水素ワツクスとしては、パラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ペトロラタ
ム、セレシンワツクス、フイツシヤートロプツシ
ユワツクス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、エチレン−α−オレフイン共重合
物などがある。鉱物性ワツクスとしてはモンタン
ワツクスがあり、動植物性ワツクスとしては、カ
ルナウバワツクス、キヤンデリラワツクス、蜜ロ
ウ、木ロウ、ライスワツクス、硬化鯨ロウ、水添
ヒマシ油ワツクス、硬化牛脂などがある。 これらの変性物や酸化物としては、ヘキストワ
ツクス、サゾールワツクス、SKワツクス、各種
金属せつけん、アマイド、酸化パラフインおよび
そのエステル化物、酸化マイクロおよびそのエス
テル化物、酸化ポリエチレンあるいはエチレン−
モノエチレン性不飽和酸共重合物、エチレン−α
−オレフイン−モノエチレン性不飽和酸共重合物
などがある。 (溶剤) 溶剤は特に限定するものではなく、内容成分を
溶解または分散せしめるものであればいかなる溶
剤も使用可能である。こうした溶剤としてキシレ
ン、トルエン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、n−ヘキサン、n−ブタン、リグロイ
ン、ミネラルスピリツト、灯油などの炭化水素系
有機溶剤、トリクロルエチレン、1,1,1−ト
リクロルエタン、パークロルエチレンなどの塩素
系有機溶剤その他を用いることができる。 (ラノリン脂肪酸) ラノリン脂肪酸は「ラノリン脂肪酸」、「ウール
脂肪酸」、「WOOL WAX ACIDS」等の名で市
販されているもので、酸価約110〜160、ケン化価
約145〜200、ヨウ素価約2〜20、水酸基価約20〜
80のものを使用することができる。 (ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミンとの
エステル) ラノリン脂肪酸とトリアルカノールアミンとの
エステルをつくるためのトリアルカノールアミン
としては、トリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン、トリセカンダリーブタノールア
ミンを例示することができ、これらを1種または
2種以上混合して用いることができる。 エステルは公知の方法、たとえばラノリン脂肪
酸とトリアルカノールアミンとを窒素ガスなどの
不活性ガス雰囲気下、無触媒あるいはパラトルエ
ンスルホン酸などの酸性触媒の存在下に加熱して
脱水縮合するか、ベンゼン、キシレン等を用い、
無触媒あるいは上記の触媒の存在下に還流下に脱
水縮合することによつて容易に得られる。エステ
ル化に当つてのラノリン脂肪酸とトリアルカノー
ルアミンとの比率は、理論上モノエステルないし
トリエステルをつくる範囲をとればよいが、とく
にモノエステルないしジエステルの範囲をとるの
が望ましい。 (その他の成分) 本発明の表面保護剤または防錆剤は必要に応じ
て各種防錆添加剤(たとえばスルホネート類)、
樹脂(たとえばポリエステル樹脂、ビニル系樹
脂)、粉体(たとえば防錆顔料、体質顔料)、各種
塗料用添加剤(たとえば増粘剤、消泡剤、レベリ
ング剤)などを添加してもよい。 (表面保護剤または防錆剤の製造方法と成分比) 本発明の表面保護剤または防錆剤を製造するに
は、上記のワツクス、ラノリン脂肪酸とアルカノ
ールアミンとのエステルおよび任意成分を溶剤に
溶解または分散せしめることによつて容易に製造
することができる。 ワツクスに対するエステルの比率は望ましくは
1:0.01〜1:0.5(重量比)である。エステルの
比率がこれより小さいと、発明の効果が得られな
いし、これより大きいと表面保護剤または防錆剤
本来の効果(防錆効果、保護効果等)が低下す
る。 実施例 つぎに参考例と実施例によつて本発明を説明す
る。ただし、下記の実施例は本発明をなんら制限
するものではない。 参考例 エステルの合成 エステル−1 ラノリン脂肪酸(酸価140、ケン化価160、ヨウ
素価7、水酸基価70)の400gとトリエタノール
アミン149gとを150〜160℃でキシロール還流下
で18gの水が留出するまで反応させて、エステル
−1を得た。 エステル−2 ラノリン脂肪酸(エステル−1を合成するため
に使用したものと同じ)の600gにトリイソプロ
パノールアミンの191gを加え、エステル−1と
同様の方法で25gの水が留出するまで反応させ
て、エステル−2を得た。 エステル−3 ラノリン脂肪酸(エステル−1を合成するため
に使用したものと同じ)の400gにトリセカンダ
リーブタノールアミン233gを加え、エステル−
1と同様の方法で18gの水が留出するまで反応さ
せて、エステル−3を得た。 エステル−4 ラノリン脂肪酸(酸価125、ケン化価165、ヨウ
素価12、水酸基価30)の538gにトリエタノール
アミン149gを加え、エステル−1と同様の方法
で21gの水が留出するまで反応させて、エステル
−4を得た。 実施例 1 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクス(酸価40) 6 エステル−1 0.1 溶 剤 ミネラルスピリツト 30.3 組成物の不揮発分濃度(重量%) 25 (注)不揮発分および溶剤の欄の数字は成分の
重量比を表わす。以下の実施例および比較例にお
いても、すべて同じである。 実施例 2 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−1 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 3 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 ペトロラタム 3 酸化ワツクス(酸価40) 2 酸化ワツクスのカルシウム塩 2 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−1 2 溶 剤 ミネラルスピリツト 4 組成物の不揮発分濃度(重量%) 75 実施例 4 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−2 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 5 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−3 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 実施例 6 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 エステル−4 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 11 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 比較例 1 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクス(酸価40) 6 溶 剤 ミネラルスピリツト 30 組成物の不揮発分濃度(重量%) 25 比較例 2 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 マイクロクリスタリンワツクス 4 酸化ワツクスのカルシウム塩 3 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 10 組成物の不揮発分濃度(重量%) 50 比較例 3 下記の不揮発分と溶剤を混合した。 不揮発分 ペトロラタム 3 酸化ワツクス(酸価40) 2 酸化ワツクスのカルシウム塩 2 石油スルフオネートのバリウム塩 2 鉱 油 1 溶 剤 ミネラルスピリツト 33 組成物の不揮発分濃度(重量%) 75 (性能の評価) 上記の実施例および比較例の組成物について、
下記の性能評価を行なつた。結果を第1表に示
す。第1表注の試験項目の測定方法と、結果の表
示方法は、下記のとおりである。 (1) 温度粘度特性 5℃および20℃における組成物の粘度をB型
粘度計を用いて測定した。第1表の数値は
60rpmにおけるcpsを表わす。 また試料を試験管に入れて5℃における流動
性を観察した。表中○は流動性のあること、×
はゲル化して流動性を失なつていることを表わ
す。 (2) チキソトロピー性 組成物の20℃における粘度をB型粘度計の回
転数6rpmおよび60rpmにおいて測定し、次式
で表わされるチキソトロピー指数(T.I.)を求
めた。 T.I.=(y1−y2)/(D2−D1) 上式においてD1とD2は回転数(D1=6rpm、
D2=60rpm)、y1とy2は回転数がD1とD2におけ
る粘度(cps)である。 (3) 皮膜の均一性 組成物を鋼板に浸漬塗布し、乾燥後皮膜の均
一性を目視で評価した。第1表の○は皮膜が均
一であること、×は均一でないことを表わす。 (4) 防錆力 塩水噴霧試験(JIS K2246)によつて防錆力
を評価した。第1表の○は錆の発生がないこと
を表わし、△はわずかに錆の発生があることを
表わす。
【表】
発明の効果
第1表に示すように、本発明の表面保護剤また
は防錆剤は温度による粘度変化が少なく、5℃に
おいても流動性を失わない。また比較例と比べて
チキソトロピー指数が著しく小さい。 本発明の表面保護剤または防錆剤は皮膜の均一
性においてすぐれ、防錆力において比較例よりす
ぐれている。
は防錆剤は温度による粘度変化が少なく、5℃に
おいても流動性を失わない。また比較例と比べて
チキソトロピー指数が著しく小さい。 本発明の表面保護剤または防錆剤は皮膜の均一
性においてすぐれ、防錆力において比較例よりす
ぐれている。
Claims (1)
- 1 ワツクスを主成分とし、これを溶剤に溶解ま
たは分散させてなる組成物において、ラノリン脂
肪酸とトリアルカノールアミンとのエステルを添
加したことを特徴とする表面保護剤または防錆
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17675384A JPS6155198A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 表面保護剤または防錆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17675384A JPS6155198A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 表面保護剤または防錆剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6155198A JPS6155198A (ja) | 1986-03-19 |
| JPH0369395B2 true JPH0369395B2 (ja) | 1991-10-31 |
Family
ID=16019203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17675384A Granted JPS6155198A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 表面保護剤または防錆剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6155198A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4276141B2 (ja) | 2004-06-30 | 2009-06-10 | 本田技研工業株式会社 | 防錆組成物 |
| JP4456440B2 (ja) | 2004-08-31 | 2010-04-28 | 本田技研工業株式会社 | 防錆組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4921222A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17675384A patent/JPS6155198A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6155198A (ja) | 1986-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |