JPH0369943B2 - - Google Patents
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- JPH0369943B2 JPH0369943B2 JP59048557A JP4855784A JPH0369943B2 JP H0369943 B2 JPH0369943 B2 JP H0369943B2 JP 59048557 A JP59048557 A JP 59048557A JP 4855784 A JP4855784 A JP 4855784A JP H0369943 B2 JPH0369943 B2 JP H0369943B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester resin
- parts
- weight
- pentaerythritol
- acid
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明はポリエステル樹脂組成物に関するもの
である。詳しくは耐加水分解性が改善されたポリ
エステル樹脂組成物に関するものである。 ポリエステル樹脂はすぐれた機械的性質を有す
る樹脂であるが、高温高湿下で加水分解を受けて
機械的性質が低下する欠点がある。 従来、ポリエステル樹脂の熱老化を抑制するた
めに、ポリエステル樹脂に前記一般式〔〕で表
わされるエステルを配合した組成物(特開昭58−
210958)や、無機充填剤入りのポリエステル樹脂
の機械的性質を向上させるために、ポリエステル
樹脂にエポキシ化合物を配合した組成物(特公昭
48−6175)が知られている。しかしながら、この
組成物も耐加水分解性は十分ではなかつた。 本発明者らはポリエステル樹脂の耐加水分解性
の向上につき鋭意研究を重ねた結果、前記一般式
〔〕で表わされるエステルとハロゲンを含有し
ないエポキシ化合物を併用するときは、ポリエス
テル樹脂の耐加水分解性を大巾に改善できること
を見出し本発明を完成した。 すなわち本発明は、工業的価値の大きいポリエ
ステル樹脂組成物を提供することを目的とするも
のであり、その要旨とするところは、熱可塑性ポ
リエステル樹脂100重量部に対し、一般式 〔RS(−CH2−)nCOOCH2〕o C(CH2OH)4-o ……〔〕 (式中、Rは炭素数5〜30のアルキル基、nは1
〜4の数、mは1〜3の数を示す。) で表わされるペンタエリスリトールのエステル
0.01〜5重量部およびハロゲンを含有しないエポ
キシ化合物0.01〜5重量部からなるポリエステル
樹脂組成物である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で使用する熱可塑性ポリエステルは、テ
レフタル酸またはそのジアルキルエステルと脂肪
族グリコール類との重縮合反応によつて得られる
ポリアルキレンテレフタレートまたはこれを主体
とする共重合体であり、代表的なものとしては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートなどがあげられる。 上記脂肪族グリコール類としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコールなどが
あげられるが、これら樹脂族グリコール類と共に
他のジオール類または多価アルコール類、例えば
脂肪族グリコール類に対して30重量%以下のシク
ロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノー
ル、キシレングリコール、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフ
エニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シエトキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどを混
合して用いてもよい。 また、テレフタル酸またはそのジアルキルエス
テルと共に他の二塩基酸、多塩基酸またはそれら
のアルキルエステル、例えばテレフタル酸または
そのジアルキルエステルに対して30重量%以下の
フタル酸、イソフタル酸、ナフタリンジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、トリメシン酸、トリメリツト酸、それら
のアルキルエステルなどを混合して用いてもよ
い。 一般式 〔RS(−CH2−)nCOOCH2〕o C(CH2OH)4-o ……〔〕 (式中、Rは炭素数5〜30のアルキル基、nは1
〜4の数、mは1〜3の数を示す。) で表わされるペンタエリスリトールのエステルに
おいて、Rは示されるアルキル基としては、ペン
チル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘ
キシル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基、エイコシル基などがあげられる。このRで示
されるアルキル基の炭素数があまりに小さいと、
ポリエステル樹脂組成物の成形時に昇華しやす
く、成形品および成形機を汚染する不都合があ
る。逆にアルキル基の炭素数があまりに大きいと
熱による着色を防止する効果が小さくなる。好ま
しいアルキル基は炭素数8〜20程度のものであ
る。 nは1〜4の数であるが、熱による着色を防止
する効果から、3〜4のもの特に4のものが好ま
しい。またnは2のものが好ましい。 上記一般式〔〕で表わされるペンタエリスリ
トールのエステルの具体例としては、ペンタエリ
スリトールテトラキス(ドデシルチオプロピオネ
ート)、ペンタエリスリトールテトラキス(ドデ
シルチオアセテート)、ベンタエリスリトールテ
トラキス(ドデシルチオブチレート)、ペンタエ
リスリトールテトラキス(オクタデシルチオプロ
ピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス
(2−エチルヘキシルチオプロピオネート)、ペン
タエリスリトールトリス(ドデシルチオプロピオ
ネート)、ペンタエトリスリトールビス(ドデシ
ルチオプロピオネートなどがあげられる。これら
の中ペンタエリスリトールテトラキス(ドデシル
チオプロピオネート)は、三菱油化(株)から商標、
セノツクス412Sとしても市販されており、好適
なものの一つである。 上記一般式〔〕で表わされるペンタエリスリ
トールのエステルの含有量は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂100重量部に対し0.01〜5重量部、好ま
しくは0.05〜2重量部程度である。あまりに少な
いと効果が期待できない。逆にあまりに多いと成
形品の耐衝撃性や引張伸が率が低下するなど物性
に悪影響を及ぼすようになる。また、成形時にペ
ンタエリスリトールのエステルが昇華して金型に
付着するなどの不都合を招くようになる。 ハロゲンを含有しないエポキシ化合物として
は、アリルグリシジルエーテル、エチレングリコ
ールのビスエポキシジシクロペンタジエニルエー
テル、エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、
ブタジエンジエポキサイド、オクチルエポキシタ
レート、エポキシ化ポリブタジエンのような脂肪
族エポキシ化合物、ビスフエノールAジグリシジ
ルエーテル、テトラフエニルエチレンエポキサイ
ド、フタル酸のジグリシジルエステルのような芳
香族エポキシ化合物、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチ
ルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2,
3−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート、4−
(3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシル)
ブチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルエ
チレンオキサイド、シクロヘキシルメチル−3,
4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメ
チル−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレー
ト、ビニルシクロヘキセンオキシド、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロ
ヘキシルメチル)アジペート、2−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4
−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサンな
どのような脂環式エポキシ化合物などがあげられ
る。 エポキシ化合物の含有量は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂100重量部に対し0.01〜5重量部、好ま
しくは0.02〜2重量部である。あまりに少ないと
効果が期待できなくなる。逆にあまりに多いと着
色が起こるようになるので好ましくない。 熱可塑性ポリエステル樹脂に前示一般式〔〕
で表わされるペンタエリスリトールのエステルお
よびエポキシ化合物を配合するには、ドライブレ
ンドする方法、該ドラブレンド物を押出機を用い
て溶融混合して押し出しペレツト化する方法、ペ
ンタエリスリトールのエステルおよび/またはエ
ポキシ化合物を多量に含有するマスターペレツト
を調製し、これと稀釈用ペレツトとを混合する方
法などの周知の方法を採用することができる。 本発明のポリエステル樹脂組成物には、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、シリカ、アルミ
ナ、シリカアルミナ、シリカマグネシア、炭酸カ
ルシウム、石膏、粘土類のような充填剤、ハロゲ
ン含有芳香族化合物、ハロゲンを含有するアクリ
ル系樹脂、またはポリカーボネート樹脂などのハ
ロゲン含有樹脂のような難燃剤、三酸化アンチモ
ンのような難燃助剤、その他周知の添加剤を含有
させてもよい。 本発明のポリエステル樹脂組成物は、射出成
形、押出成形、圧縮成形、吹込成形などの種々の
成形方法によつて、立体成形品、シート、チユー
ブ、モノフイラメントなどの各種形状の成形品と
することができ、耐加水分解性が改善されている
ので、電気電子部品、自動車部品、その他工業用
の材料として価値が大きい。 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中「部」は「重量部」を示す。 なお、引張強度および引張伸び率はASTM
D638に従つて、また、曲げ強度はASTM D790
に従つて測定した値を示す。 実施例1および比較例1〜3 極限粘度1.1dl/gのポリブチレンテレフタレ
ート100部に、下記第1表に示す量のペンタエリ
スリトールのエステル(ペンタエリスリトールテ
トラキス(ドデシルチオプロピオネート)、三菱
油化(株)製、商標;セノツクス412S)およびエポ
キシ化合物(ビスフエノールA−ジグリシジルエ
ーテル、アデカ・アーガス化学(株)製、商標;マー
クEP−17)を混合し、40mm押出機を用いて250℃
で溶融混練して押し出しペレツト化した。 このペレツトを39オンス射出成形機(日本製鋼
所(株)製、N−100B型)とASTMで規定する
試験片成形用金型を用い、樹脂温度258℃、金型
温度80℃、射出時間10秒、冷却時間20秒で射出成
形を行なつた。 得られた成形品を、プログラム広帯域亘温亘湿
槽(千野化学電気工業(株)製)を用いて90℃、
RH100%の条件で加水分解テストを行ない、成
形直後の成形品と500時間テスト後の成形品の引
張強度、引張伸び率および曲げ強度を測定した。 結果は下記第1表に示す通りであつた。 なお、比較のためポリエステル樹脂のみの場合
(比較例1)、エポキシ化合物のみ添加の場合(比
較例3)、およびペンタエリスリトールのエステ
ルのみ添加の場合(比較例2)の結果を併記す
る。
である。詳しくは耐加水分解性が改善されたポリ
エステル樹脂組成物に関するものである。 ポリエステル樹脂はすぐれた機械的性質を有す
る樹脂であるが、高温高湿下で加水分解を受けて
機械的性質が低下する欠点がある。 従来、ポリエステル樹脂の熱老化を抑制するた
めに、ポリエステル樹脂に前記一般式〔〕で表
わされるエステルを配合した組成物(特開昭58−
210958)や、無機充填剤入りのポリエステル樹脂
の機械的性質を向上させるために、ポリエステル
樹脂にエポキシ化合物を配合した組成物(特公昭
48−6175)が知られている。しかしながら、この
組成物も耐加水分解性は十分ではなかつた。 本発明者らはポリエステル樹脂の耐加水分解性
の向上につき鋭意研究を重ねた結果、前記一般式
〔〕で表わされるエステルとハロゲンを含有し
ないエポキシ化合物を併用するときは、ポリエス
テル樹脂の耐加水分解性を大巾に改善できること
を見出し本発明を完成した。 すなわち本発明は、工業的価値の大きいポリエ
ステル樹脂組成物を提供することを目的とするも
のであり、その要旨とするところは、熱可塑性ポ
リエステル樹脂100重量部に対し、一般式 〔RS(−CH2−)nCOOCH2〕o C(CH2OH)4-o ……〔〕 (式中、Rは炭素数5〜30のアルキル基、nは1
〜4の数、mは1〜3の数を示す。) で表わされるペンタエリスリトールのエステル
0.01〜5重量部およびハロゲンを含有しないエポ
キシ化合物0.01〜5重量部からなるポリエステル
樹脂組成物である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で使用する熱可塑性ポリエステルは、テ
レフタル酸またはそのジアルキルエステルと脂肪
族グリコール類との重縮合反応によつて得られる
ポリアルキレンテレフタレートまたはこれを主体
とする共重合体であり、代表的なものとしては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートなどがあげられる。 上記脂肪族グリコール類としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコールなどが
あげられるが、これら樹脂族グリコール類と共に
他のジオール類または多価アルコール類、例えば
脂肪族グリコール類に対して30重量%以下のシク
ロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノー
ル、キシレングリコール、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフ
エニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シエトキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどを混
合して用いてもよい。 また、テレフタル酸またはそのジアルキルエス
テルと共に他の二塩基酸、多塩基酸またはそれら
のアルキルエステル、例えばテレフタル酸または
そのジアルキルエステルに対して30重量%以下の
フタル酸、イソフタル酸、ナフタリンジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸、アジピン酸、セバ
シン酸、トリメシン酸、トリメリツト酸、それら
のアルキルエステルなどを混合して用いてもよ
い。 一般式 〔RS(−CH2−)nCOOCH2〕o C(CH2OH)4-o ……〔〕 (式中、Rは炭素数5〜30のアルキル基、nは1
〜4の数、mは1〜3の数を示す。) で表わされるペンタエリスリトールのエステルに
おいて、Rは示されるアルキル基としては、ペン
チル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘ
キシル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基、エイコシル基などがあげられる。このRで示
されるアルキル基の炭素数があまりに小さいと、
ポリエステル樹脂組成物の成形時に昇華しやす
く、成形品および成形機を汚染する不都合があ
る。逆にアルキル基の炭素数があまりに大きいと
熱による着色を防止する効果が小さくなる。好ま
しいアルキル基は炭素数8〜20程度のものであ
る。 nは1〜4の数であるが、熱による着色を防止
する効果から、3〜4のもの特に4のものが好ま
しい。またnは2のものが好ましい。 上記一般式〔〕で表わされるペンタエリスリ
トールのエステルの具体例としては、ペンタエリ
スリトールテトラキス(ドデシルチオプロピオネ
ート)、ペンタエリスリトールテトラキス(ドデ
シルチオアセテート)、ベンタエリスリトールテ
トラキス(ドデシルチオブチレート)、ペンタエ
リスリトールテトラキス(オクタデシルチオプロ
ピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス
(2−エチルヘキシルチオプロピオネート)、ペン
タエリスリトールトリス(ドデシルチオプロピオ
ネート)、ペンタエトリスリトールビス(ドデシ
ルチオプロピオネートなどがあげられる。これら
の中ペンタエリスリトールテトラキス(ドデシル
チオプロピオネート)は、三菱油化(株)から商標、
セノツクス412Sとしても市販されており、好適
なものの一つである。 上記一般式〔〕で表わされるペンタエリスリ
トールのエステルの含有量は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂100重量部に対し0.01〜5重量部、好ま
しくは0.05〜2重量部程度である。あまりに少な
いと効果が期待できない。逆にあまりに多いと成
形品の耐衝撃性や引張伸が率が低下するなど物性
に悪影響を及ぼすようになる。また、成形時にペ
ンタエリスリトールのエステルが昇華して金型に
付着するなどの不都合を招くようになる。 ハロゲンを含有しないエポキシ化合物として
は、アリルグリシジルエーテル、エチレングリコ
ールのビスエポキシジシクロペンタジエニルエー
テル、エポキシ化大豆油、エポキシ化亜麻仁油、
ブタジエンジエポキサイド、オクチルエポキシタ
レート、エポキシ化ポリブタジエンのような脂肪
族エポキシ化合物、ビスフエノールAジグリシジ
ルエーテル、テトラフエニルエチレンエポキサイ
ド、フタル酸のジグリシジルエステルのような芳
香族エポキシ化合物、3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチ
ルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、2,
3−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート、4−
(3,4−エポキシ−5−メチルシクロヘキシル)
ブチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルエ
チレンオキサイド、シクロヘキシルメチル−3,
4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメ
チル−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレー
ト、ビニルシクロヘキセンオキシド、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロ
ヘキシルメチル)アジペート、2−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4
−エポキシ)シクロヘキサン−メタジオキサンな
どのような脂環式エポキシ化合物などがあげられ
る。 エポキシ化合物の含有量は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂100重量部に対し0.01〜5重量部、好ま
しくは0.02〜2重量部である。あまりに少ないと
効果が期待できなくなる。逆にあまりに多いと着
色が起こるようになるので好ましくない。 熱可塑性ポリエステル樹脂に前示一般式〔〕
で表わされるペンタエリスリトールのエステルお
よびエポキシ化合物を配合するには、ドライブレ
ンドする方法、該ドラブレンド物を押出機を用い
て溶融混合して押し出しペレツト化する方法、ペ
ンタエリスリトールのエステルおよび/またはエ
ポキシ化合物を多量に含有するマスターペレツト
を調製し、これと稀釈用ペレツトとを混合する方
法などの周知の方法を採用することができる。 本発明のポリエステル樹脂組成物には、ガラス
繊維、炭素繊維のような補強剤、シリカ、アルミ
ナ、シリカアルミナ、シリカマグネシア、炭酸カ
ルシウム、石膏、粘土類のような充填剤、ハロゲ
ン含有芳香族化合物、ハロゲンを含有するアクリ
ル系樹脂、またはポリカーボネート樹脂などのハ
ロゲン含有樹脂のような難燃剤、三酸化アンチモ
ンのような難燃助剤、その他周知の添加剤を含有
させてもよい。 本発明のポリエステル樹脂組成物は、射出成
形、押出成形、圧縮成形、吹込成形などの種々の
成形方法によつて、立体成形品、シート、チユー
ブ、モノフイラメントなどの各種形状の成形品と
することができ、耐加水分解性が改善されている
ので、電気電子部品、自動車部品、その他工業用
の材料として価値が大きい。 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中「部」は「重量部」を示す。 なお、引張強度および引張伸び率はASTM
D638に従つて、また、曲げ強度はASTM D790
に従つて測定した値を示す。 実施例1および比較例1〜3 極限粘度1.1dl/gのポリブチレンテレフタレ
ート100部に、下記第1表に示す量のペンタエリ
スリトールのエステル(ペンタエリスリトールテ
トラキス(ドデシルチオプロピオネート)、三菱
油化(株)製、商標;セノツクス412S)およびエポ
キシ化合物(ビスフエノールA−ジグリシジルエ
ーテル、アデカ・アーガス化学(株)製、商標;マー
クEP−17)を混合し、40mm押出機を用いて250℃
で溶融混練して押し出しペレツト化した。 このペレツトを39オンス射出成形機(日本製鋼
所(株)製、N−100B型)とASTMで規定する
試験片成形用金型を用い、樹脂温度258℃、金型
温度80℃、射出時間10秒、冷却時間20秒で射出成
形を行なつた。 得られた成形品を、プログラム広帯域亘温亘湿
槽(千野化学電気工業(株)製)を用いて90℃、
RH100%の条件で加水分解テストを行ない、成
形直後の成形品と500時間テスト後の成形品の引
張強度、引張伸び率および曲げ強度を測定した。 結果は下記第1表に示す通りであつた。 なお、比較のためポリエステル樹脂のみの場合
(比較例1)、エポキシ化合物のみ添加の場合(比
較例3)、およびペンタエリスリトールのエステ
ルのみ添加の場合(比較例2)の結果を併記す
る。
【表】
実施例2〜4および比較例4〜6
実施例1で使用したのと同じポリブチレンテレ
フタレート100部に、ガラス繊維15部、下記第2
表に示すペンタエリスリトールのエステルおよび
エポキシ化合物を混合し、以下実施例1における
と同様にして成形し、加水分解テストを行なつ
た。 結果は下記第2表に示す通りであつた。 なお、比較のためペンタエリスリトールのエス
テルのみ添加の場合(比較例4)、エポキシ化合
物のみ添加の場合(比較例5)およびガラス繊維
入りポリエステル樹脂のみの場合(比較例6)の
結果を併記する。
フタレート100部に、ガラス繊維15部、下記第2
表に示すペンタエリスリトールのエステルおよび
エポキシ化合物を混合し、以下実施例1における
と同様にして成形し、加水分解テストを行なつ
た。 結果は下記第2表に示す通りであつた。 なお、比較のためペンタエリスリトールのエス
テルのみ添加の場合(比較例4)、エポキシ化合
物のみ添加の場合(比較例5)およびガラス繊維
入りポリエステル樹脂のみの場合(比較例6)の
結果を併記する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対し、
一般式 〔RS(−CH2−)nCOOCH2〕o C(CH2OH)4-o ……〔〕 (式中、Rは炭素数5〜30のアルキル基、nは1
〜4の数、mは1〜3の数を示す。)で表わされ
るペンタエリスリトールのエステル0.01〜5重量
部 およびハロゲンを含有しないエポキシ化合物
0.01〜5重量部 からなるポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4855784A JPS60192758A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4855784A JPS60192758A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60192758A JPS60192758A (ja) | 1985-10-01 |
| JPH0369943B2 true JPH0369943B2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12806679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4855784A Granted JPS60192758A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60192758A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58210958A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-08 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | ポリエステル樹脂組成物 |
-
1984
- 1984-03-14 JP JP4855784A patent/JPS60192758A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60192758A (ja) | 1985-10-01 |
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