JPH0383584A - 新規キトサナーゼ、及びそのキトサナーゼの製造方法、並びにそのキトサナーゼを用いたキトサンオリゴ糖の製造方法 - Google Patents

新規キトサナーゼ、及びそのキトサナーゼの製造方法、並びにそのキトサナーゼを用いたキトサンオリゴ糖の製造方法

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JPH0383584A
JPH0383584A JP1219555A JP21955589A JPH0383584A JP H0383584 A JPH0383584 A JP H0383584A JP 1219555 A JP1219555 A JP 1219555A JP 21955589 A JP21955589 A JP 21955589A JP H0383584 A JPH0383584 A JP H0383584A
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好司 佃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規キトサナーゼ、及びそのキトサナーゼの
製造方法、並びにそのキトサナーゼを用いてキトサンオ
リゴ糖を製造する方法に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〉周知
のように、キトサナーゼはキトサンを分解する酵素であ
り、現在までにバチルス属微生物その他の微生物由来の
ものが知られている。
ところで、このキトサンは、たとえばカニやエビ等の甲
殻中に含有されるキチンの脱アセチル化物であり、近年
においては有用なバイオマスとして注目されている。
本発明は、このような点に鑑み、キトサンの分解能に優
れた新規なキトサナーゼを提供せんとすることを課題と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、このような点に鑑み、上記のようなキト
サンの高い分解能を有するキトサナーゼを得るために、
そのキトサナーゼ生産能を有する微生物を広く自然界に
おいて探索して新規な微生物を見出し、バチルスsp、
PI−7Sと命名し、昭和63年1月28日に工業技術
院微生物工業技術研究所に寄託しく徽工研菌寄第984
3号)、その後、昭和63年3月28日付けで特許出側
を行った(特開昭63−73629号)。
本発明者等は、さらにこの微生物から新規キトサナーゼ
を誘導して本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明の新規キトサナーゼの特性は次のとお
りである。
(11作用、基質特異性 キトサンの分解能が良好である。
カルボキシメチルセルロースは分解しない。
(2)至適pH 4,8〜6.8 (3)安定pH 3,3〜7.4 (4)分子量 43000±3000  (SDS−ポリアクリルア主
ドゲル電気泳動による測定) 25000±3000 (HPLC・ゲル濾過による測
定) (5)阻害物質 Agゝ、Hg+、p−クロロ安息香酸第2水銀 また、本発明のキトサナーゼの製造方法は、キトサナー
ゼ生産能を有する微生物を培養して上記のような特性を
有するキトサナーゼを製造することにある。
このキトサナーゼ生産能を有する微生物としては、主と
して上記バチルスSρ、PI−7Sが用いられる。
このバチルスsp、P1−7Sの菌学的性質は次のとお
りである。
(A)形態学的性質 (a)菌の形態 桿菌 (b)芽胞 楕円形、膨出 (c)運動性 あり (d)ダラム染色性 不定 (B)次の各培地における生育状態 (a)肉汁寒天培地 37℃で24〜96時間培養を行ったところ、全周縁が
突内状のコロニーが形成され、時間の経過とともに盛り
上がってきた。
色は、24時間培養時においてほぼ白濁色であるが、4
8時間培養時以降から薄黄色又は黄色を帯びてきた。
生育状態は陽性と認められた。
(b)肉汁液体撹拌培地 好気性であり、37℃で24時間培養を行ったところ、
白濁色となった。
生育状態は陽性と認められた。
(C)嫌気下での発育 発育せず (D)生理学的性質 (a)カタラーゼの生成      十(b) VP反
応           十W(c) VPブロスでの
pH4,8 (d)グルコースからのガスの産生 (e)酸の産性 ■ グルコース       + ■ アラビノース ■ キシロース ■ マンニット       + (f)ゼラチンの液化       +(g)デンプン
の分解       +(h)チロシンの分解 (i)クエン酸の利用性 (j)卵黄反応 (k)硝酸塩の還元 (1)インドール産生 (m) pH5,7での生育       +(n)5
%NaC1存在下での生育 (o)7%NaCl存在下での生育 (ρ) 50℃での生育 尚、上記において+は陽性、−は陰性、+Wは間隔性を
それぞれ意味する。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
〔キトサナーゼの製造方法の実施例〕
夫施狙工 先ず、特願昭63−73629号に係るバチルスsp、
P1−7S (微工研菌寄第9843号〉を、IN(7
)KOHにてpH6,8に調整された下記の&11或か
らなる培地で培養した。
コロイダルキトサン     0.5 W/V%ペプト
ン        0.1 W/V%K HIP 04
        0.IW/V%M g S Os ・
7 H200,I W/V%CaC1g’2HtOO,
03W/V%その培養を、37℃で4日間行うと、キト
サナーゼ生産が最高であった(タンパク量0.26■/
−)。
また、キチナーゼはほとんど生産されなかった。
次に、この培養濾液を硫安分画し、55〜100%飽和
画分を透析した後、DEAE−トヨ−バールイオン交換
クロマトグラフィー(0,2M塩化カリウムを含む10
mMのリン酸カリウム(p H6,8)で洗浄後、0.
2−0゜5M塩化カリウムクラジエント)で精製した。
次に、この精製液を限外濾過で濃縮し、5ephade
xG−75ゲル濾過クロマトグラフイー(50mMリン
酸カリウム、pH6,8で平衡化)の操作を行うことに
より、ポリアクリルアミドゲル電気泳動、5DS−ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動で単一の活性バンドを示す
キトサナーゼが得られた。
尚、上記のようなキトサナーゼの精製経過を皮表1に示
す。
表1 尚、 上記表1中において、 イオン交換とは、 EAE−)ヨーバールイオン交換クロマトグラフィーに
よる精製操作を意味し、ゲル濾過とは、5ephade
x G −75ゲル濾過クロマトグラフイーによる操作
を意味する。
また、キトサナーゼの活性の測定は次のようにして行っ
た。
すなわち、先ず脱アセチル化度99%のキトサンを0.
2 M酢酸に溶解し、0.1NのNaOHでpH5,5
に調整した1%キトサン溶液を準備し、次にこの1%キ
トサン溶液1mlと、酵素液ll1lIとを37℃で1
0分間反応させ、5cha les法にて遊離還元糖を
定量した。
この条件下で毎分1μMのグルコサミンに相当する還元
糖を遊離させる酵素量をIU(ユニット)とした。
〔キトサナーゼの実施例〕
次に、上記のようにして得られたキトサナーゼの特性に
ついて以下に説明する。
(11作用、基質特異性 本実施例のキトサナーゼは、水溶液キトサンを最も効率
よく分解し、グリコールキトサン。
コロイダルキトサンも分解する傾向にあった。
しかし、キチン、カルボキシメチルセルロース、うもナ
リンには、はとんど分解作用を示さなかった。
尚、上記キトサナーゼの各基質に対する相対活性を次表
2に示す。
次表2において、水溶性キトサンについては、キトサン
(脱アセチル化度99%)を0.2 M酢酸で溶解しN
aOHでpH5,5に調整した1%キトサン溶液l−と
酵素液l−を反応して活性を測定した。
また、その他の基質については、1.0%基質を含む5
0mMリン酸カリウム(pH6,0)1−と酵素液1耐
を反応させ、水溶性キトサンの場合を100として相対
活性を示した。
表2 尚、キトサナーゼの脱アセチル化度と相対活性との相関
関係のグラフを第1図に示す。
第1図からも明らかなように、上記キトサナーゼの最適
脱アセチル化度は99%であった。以後、アセチル化度
が進むごとに酵素作用度は弱まり、アセチル化度79%
以上になると、はとんど作用されなくなった。
(2)  温度安定性 水溶性キトサンを基質とした場合の温度安定性は45℃
以下では、15分の処理での失活はほとんど見られなか
ったが、60℃になるとすべての活性が失活した。
尚、温度安定性の測定には、20mMの酢酸−酢酸ナト
リウム緩衝液(p H5,0)を用いた。
温度安定性のグラフを第2図に示す。
この温度安定性の測定においては、先ず20mM酢酸−
酢酸ナトリウム緩衝液(p H5,0)を含む酵素液を
各々の温度で15分処理した後、残存活性を示した。
(3)至適pH,安定pH pH4〜6での水溶性キトサンに対する至適pHは4.
8〜5.5であった。また、pH4〜10でのグリコー
ルキトサンに対する至適pHは5゜5〜6.8であった
。30℃、60分の処理での安定p H’域は3.3〜
7.4であった。
尚、至適pH1安定pHの測定には、次の緩衝液を用い
た。
(a)pH4〜5.5 20mM酢酸−酢酸ナトリウム (b)  pH5,5〜8.2 20−リン酸カリウム (c)  p H8,4〜10 20+aM炭酸水素ナトリウムー炭酸ナトリウム尚、水
溶性キトサンを基質とした場合の至適pHと、グリコー
ルキトサンを基質とした場合の至適pHとを第3図にそ
れぞれグラフで示した。
また、安定pHについては第4図に示した。
これら至適pHや安定pHの測定については次のような
操作により行った。
(イ)安定pH 各々のpHの20mM緩衝液l−に酵素液0.1mlを
加え、30℃、 60分処理する。その後、0.5%キ
トサン溶液(0,3M#酸で溶解しNaOHでpH5に
調整)1−を加えて反応させ、残存活性を示した。
(口〉至適pH (a)  水溶性キトサンを基質にした場合キトサンを
1%になるように200−酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液
に溶解し、pHを4〜6に調整する。この溶液1IR1
に対して酵素液0.02dを添加して37℃、 60分
反応させて遊離してくる還元糖を5chales法で求
め、活性測定を行った。
(b)  グリコールキトサンの場合 1%グリコールキトサン液0.5−に、各々のpHの緩
衝液21dlを加えて基質溶液とし、これに酵素液0.
05−を加え、37℃、60分反応させ、上記(a)と
同様にして活性測定を行った。
(4)  酵素作用型 上記キトサナーゼによる水溶性キトサンから生成するキ
トサンオリゴ糖は、l糖を除く一連の2〜5糖であり、
endo型に作用することが推定された。
(5)分子量 5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動から求めた分
子量は43000 ±3000、HPLC(TS K 
−Get G3000SW)から求めた分子量は250
00±3000であった。
HP L C(T S K −Gel G3000SW
)によるキトサナーゼの分子量決定を第5図のグラフに
示す。
尚、第5図において、a”−e点に示す標準蛋白質は次
のものである。
標準蛋白質          分子量a 、 Glu
tamate dehydrogenase     
290000b、 Lactate dehydrog
enase      142000c、 Enola
se              67000d、^d
enylate kinase         32
000e 、 Cytochrome c      
     12400次に、5DS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動による分子量決定を第2図に示す。
第6図において、B−g点に示す標準蛋白質は次のもの
である。
標準蛋白質          分子量a 、 Alb
umin、Bovtne          6600
0b、Albumin、 Egg          
  45000c 、 Glyceraldehyde
 −3=phosphate dehydrogena
se      36000d 、 Carbonic
 anhydrase        29000e、
Trypsinogen            24
000f 、 Trypsin 1nhibitor、
5oybean     20100g、a −Lac
talbumin          14200(6
)等電点 等電点電気泳動から求めた等電点はpH8,4〜9.6
であった。
Km値 水溶性キトサンを基質とした場合のKm値は2.2 t
gキトサン/−で、Vmaxは0.91 p Mグルコ
サミン/+min/−であっ、た。
(8)金属と酵素阻害剤の影響 キトサナーゼ活性を阻害する物質について、各種物質の
阻害作用を相対活性との対比から考察した。
(7) すなわち、2〜4mMの試薬0.51R1と酵素液(1
,5U/d) 0.02−と、 100 mM酢酸−酢
酸ナトリウム緩衝液(p H5>を含む混合液を40℃
20分放置した後、0.5%キトサン溶液1mlを力り
え残した無添加を100とした相対活性を測定した。そ
の結果を皮表3に示す。
表3 尚、上記表3において、p−CMBはp−クロロ安息香
酸第2水銀、PMSFはフッ化フェニルメチルスルホニ
ルを意味する。
2IIMのAg+、Hg”°、p−CMBはキトサナー
ゼ活性をほとんど阻害したがEDTA、PMSF、Na
zSO=は全く阻害作用を示さなかった。
このことから、上記実施例のキトサナーゼの活性にSH
基が関係していることが示唆される。
Ag“+Hg”!以外の金属には全く阻害されず、比較
的金属に安定な酵素であった。
ちなみに、バチルスsp、N0−7M由来のキトサナー
ゼの場合には、Ag” 、Fe+、Cu+、Hg+、P
b”+、p−CMBに阻害され、また、バチルスサーキ
ュランスMH−Kl由来のキトサナーゼの場合には、C
u+、Hg+、N i+、Zn”+  p−CMBに阻
害される。
従って、本実施例のキトサナーゼは、これら他のバチル
ス属微生物由来のキトサナーゼに比べると、阻害物質が
少ないという利点がある。
〔キトサンオリゴ糖の製造方法の実施例3次に、上記の
ようなキトサナーゼを用いてキトサンオリゴ糖を製造す
る方法の実施例について説明する。
X搬器1 キトサン56■を添加したキトサナーゼ0.6 LJを
含む0.2 M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH6゜
0)6dを37℃で4時間反応させ、生成するキトサン
オリゴ糖の組成を調べた。
オリゴ糖の種別   重量 2糖         1.2 ■ 3tJ!          8.15r!g4#M 
         8.34■5糖         
1.65■ 6糖       生成せず このように、キトサンにキトサナーゼを作用させるだけ
で、容易にキトサンオリゴ糖の調製が可能である。
大旌舛主 キトサン11.2■を添加したキトサナーゼを0.18
ユニット含む0.2M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(p
 H6,0) 1.8−を20℃にし、限外濾過にまり
生成オリゴ糖を除去しながら5時間酵素反応を行い、生
成したオリゴ糖の組成を調べた。
オリゴ糖の種別   重量 2I!        0.11■ 3糖       1.24■ 4糖       1.88■ 5$Ji        1.63■ 6111.01■ 本実施例では、上記実施例1のようないわゆるバッチ法
では得られない6糖も調製することができる。
上記実施例2及び実施例3により調製したオリゴ糖は、
それぞれ従来のイオン交換カラム法等により単離するこ
とができる。
また、従来では、キトサンオリゴ塘は、塩酸分解法等に
より行われていたが、51L6糖等の調製には塩酸分解
等の条件等、かなり困難な点があった。
この点、上記実施例、特に実施例3では5糖61J!の
調製が容易に行える。
(発明の効果) 叙上のように、本発明によって、上記のような特性を有
する全く新規なキトサナーゼが得られるに至った。
そして、このキトサナーゼは、他のキトサナーゼに比べ
ると阻害物質が少なく、金属等に対する安定性が非常に
高いものである。
従って、このキトサナーゼを用いる場合に、たとえば反
応液中に金属成分が含有されていても、酵素が阻害され
て影響を受けることもない。
さらに、このようなキトサナーゼを用いれば、細胞壁に
キトサンを含む微生物のプロトプラストの調製も容易に
行え、そのプロトプラスト調製の効率が向上するという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はキトサナーゼのアセチル化度と相対活性との相
関関係を示すグラフ。 第2図は温度安定性と相対活性との相関関係を示すグラ
フ。 第3図は至JpHと相対活性との相関関係を示すグラフ
。 第4図は安定pHと相対活性との相関関係を示すグラフ
。 第5図はHP L C(T S K −Gel G30
00SW)によるキトサナーゼの分子量測定結果のグラ
フを示す。 第6図は5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動によ
るキトサナーゼの分子量測定結果のグラフを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次に示す特性を有することを特徴とする新規キトサ
    ナーゼ。 (1)作用、基質特異性 キトサンの分解能が良好である。 カルボキシメチルセルロースは分解しな い。 (2)至適pH 4.8〜6.8 (3)安定pH 3.3〜7.4 (4)分子量 43000±3000(SDS−ポリア クリルアミドゲル電気泳動による測定) 25000±3000(HPLC・ゲル 濾過による測定) (5)阻害物質 Ag^+、Hg^+、p−クロロ安息香酸第2水銀 2、請求項1記載のキトサナーゼ生産能を有する微生物
    を培養してキトサナーゼを製造することを特徴とするキ
    トサナーゼの製造方法。 3、前記キトサナーゼ生産能を有する微生物がバチルス
    sp.PI−7S(微工研菌寄第9843号)である請
    求項2記載のキトサナーゼの製造方法。 4、請求項1記載のキトサナーゼと、キトサン又はキト
    サンの部分分解物とを反応させてキトサンオリゴ糖を製
    造することを特徴とするキトサンオリゴ糖の製造方法。
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